JP2006335569A - 下降可能なケージ天井を有するエレベータケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】サービスエンジニアが利用可能な、安定した非振動性の作業面を有するエレベータケージを作製する。
【解決手段】下降した状態において保守プラットホームとして役に立つ、少なくとも部分的に下降可能なケージ天井(4.1)を有するエレベータケージ(3)。エレベータケージ(3)は、水平面の動きに対して下降可能なケージ天井(4.1)を機械的に安定させる少なくとも1つの装置(20)を、下降可能なケージ天井(4.1)に備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータケージの内部空間に下降可能なケージ天井を有するエレベータケージに関する。
従来のエレベータ設備において、通常、エレベータケージの最上位置によって設けられるエレベータ昇降路の端部の上に、エレベータの駆動システムおよび他の構成部品が収容される付属物がある。駆動システムの寸法が減らされ、エレベータの構造上の調整が変更されることにより、一般に、上記エレベータの構成部品がエレベータ昇降路に取り付けられ、付属物(機関室)が全く存在しない、いわゆる機関室のないエレベータを提供することか可能となる。通常、このようなエレベータ設備においては、エレベータケージの天井の上に立つサービスエンジニアによって、エレベータ昇降路に取り付けられるエレベータの構成部品の点検保守作業が行われる。この目的のために、サービスエンジニアと一緒に、エレベータケージは異なる保守位置の間を移動する。調整することによって、サービスエンジニアの安全性のために、ケージ天井とエレベータ昇降路の上端部との充分安全な空間が保証されなければならない。
特開平09−263372号公報では、点検作業の間、エレベータケージの天井がエレベータケージの内部空間に下降する方法が教示される。このことにより、サービスエンジニアは、最上階であっても、リスクを伴わずに下降したケージ天井の上に立つことができる。
点検作業の間、下降したケージ天井は、エレベータケージの内部空間において、ケーブルで吊り下がっている。作業およびその作業と関係するサービスエンジニアの動きのため、下降したケージ天井が水平面に動く。エレベータケージの内部空間でケージ天井がこのように動くことによって、エレベータケージが損傷を受ける可能性がある。さらに、サービスエンジニアが利用可能な安定した、非振動性の作業面を有することが、作業遂行上重要である。
特開平09−263372号公報
本発明の目的は、上述した問題点を有しないエレベータケージを作製することである。
本発明によれば、この課題は、独立請求項1および11に示す特徴部分を有するエレベータケージによって達成される。本発明の有利な改良および展開は、従属請求項2から10によって明らかである。
本発明の場合、機関室のないエレベータ昇降路において使用されて、下降可能なケージ天井を有するエレベータケージとともに、下降したケージ天井が、1つの装置によって水平面での動きに対して安定する、すなわち、ケージ天井およびケージ壁部の間の相対移動が装置によって防止されることにより、この目的が達成される。
本発明によるエレベータケージには、下降して移動するケージ天井によって、下降したケージ天井の上に立ち点検作業をするサービスエンジニアの動きがエレベータケージの内部空間に損傷を与えず、サービスエンジニアは利用可能な安定した作業プラットホームを有する、という利点がある。
有利なことに、下降したエレベータのケージ天井が安定する装置は、下降したケージ天井およびケージ内壁部の間に配置される機械的安定化装置である。機械的安定化装置には、下降したエレベータのケージ天井が、エレベータケージに対して極めて限られた範囲のみ移動可能となる利点がある。したがって、下降したケージ天井のケージ内壁部に対する衝撃が防止できる。ケージ天井を安定させるための機械的装置のそれぞれの種類および特徴によって、この装置は、ケージ天井およびケージ内壁部間の異なる大きさの空間に、個々に適合されることができる。
本発明の実施形態の好適な形によれば、装置はトグルレバークランプ装置を備え、この装置は下降可能なケージ天井に固締され、手動で作動されるトグルレバークランプ装置の働きによって、装置の可動端がケージ内壁部を押圧する状態となり、その結果、ケージ天井がエレベータケージに締め付けられる。締め付け動作は、トグルレバークランプ装置を用いて手動で急速に行われることが可能であり、必要なクランプ力はわずかな作動力によって生じ、クランプ装置が望ましく緩められるまでクランプ力は保持される。
有利なことに、この装置はトグルレバークランプ装置の動きに非常に影響を与えるばね要素を備えるため、装置の可動端およびケージ内壁部の間の許容クランプ力は限度を超えることがない。
有利なことに、装置は、そのケージ内壁部に対向する面に、柔軟な非擦過性のコーティング材を塗布されるかまたは備える。このことにより、装置を下降させ締め付ける時やケージ天井がわずかに動く場合、エレベータケージの内壁部、たとえばケージ内壁部の装飾塗料に擦り傷または他の損傷が起こらない、という利点がある。
有利には、この装置は、下降可能なケージ天井に装置が固締されることのできる固定化手段を一端部に有する。このことにより、装置が下降可能なケージ天井に固定状態で連結されることができる、という利点がある。機械的装置の一部分が下降したケージ天井からエレベータケージのケージ内壁部の方向に外方にずれるまたは移動するか、あるいは、駆動装置の一部分がケージ内壁部と相互作用するように機械的装置の長さが変動する場合には、機械的装置によって水平方向に安定する。
便宜上、装置はその長さにおいて調節可能である。このことにより、この装置はエレベータの異なるタイプにおいて使用できる、という利点がある。下降可能なケージ天井と対応するケージ壁部の空間との寸法の差に応じて、たとえば調整ねじによって、装置の長さは変更されることができる。
実施形態の別の形によれば、下降したケージ天井が安定する装置は、下降したケージ天井とケージ内壁部との間に固定されるかまたは配置されるクッションとなることも可能であり、クッションの体積が選択的に拡大することにより、機械的に安定する。このようなクッションによって、下降したケージ天井がエレベータケージに対して極めて限られた範囲しか動かないようになる。エレベータケージに対するケージ天井の動きは、クッションによって徐々に制動されることができる。ついで、クッションの充填材と形状と寸法とは、制動特性に影響を及ぼす可能性がある。クッションは同様に、ケージ天井およびケージ内壁部にある、それぞれのエレベータタイプによって異なる大きさの空間に、個々に適合されることができる。
本発明の実施形態のさらなる形において、装置は、下降したケージ天井とケージ内壁部との間に配置される少なくとも1つの空気圧シリンダを備え、空気圧シリンダのピストンロッドを外側に動かすことにより、下降可能なケージ天井を機械的に安定させることが可能である。実質的に、クッションと同じような利点が、このような空気圧シリンダによって達成されることができるが、空気圧シリンダの取り付けおよび固定は、クッションの取り付けおよび固定よりも簡潔である。
有利なことに、下降可能なケージ天井を安定させるように、クッションまたは空気圧シリンダはポンプによって媒質を充填されることが可能である。手動ポンプ、あるいは電動機によって駆動されるポンプもまた、使用されることができる。
本発明のさらなる特徴および効果は、実施形態の実施例の以下の説明から、図面を参照することにより明らかである。
図1は、任意の建物内に、または任意の建物に配置され、エレベータケージ3を有するエレベータ昇降路1を備える、エレベータ設備30を示す。この設備は、機関室のない任意のエレベータ設備30であってよく、この設備において、駆動システム6によって駆動されるエレベータケージ3は、エレベータ昇降路1内の乗客または商品を建物の階2および2.1の間に搬送する。エレベータ昇降路1は、通常、ドアによって階2から分離される。
機関室のないエレベータ昇降路1として、エレベータ昇降路に付加的に存在する、駆動エンジンのための利用可能な典型的な空間のないエレベータ昇降路が示される。エレベータの駆動および/または制御は、通常、このいわゆる機関室において調節される。エレベータ駆動システムの寸法および出力を最適化することにより、対応するシステムの空間の必要性は常に減少する。エレベータの調整を変化させることにより、機関室を必要としないエレベータ設備を構成することが可能となるであろう。この開発によって、特に平坦な天井を有する住宅の場合、建物の顧客および設計者は重畳された機関室を除去し、その結果コストを節約し、より多くの好ましい美観を達成することができる。
建物の最上階2.1より上にある、エレベータケージ3によって使われる空間がなくなると、安全仕様と対立するようになる。このことによって、ケージ天井上でのサービスエンジニア8が修理点検で移動する場合、ケージ天井4およびエレベータ昇降路1の上端部7の間の安全な空間が必要となる。
エレベータ設備30の設置および保守は、サービスエンジニア8の業務に属する。エレベータ昇降路1に沿って設置されるエレベータの構成部品が必要とされる点検は、エレベータケージ3の天井の上を移動しなければならない。さらに、エレベータ設備30の多くの要素は、サービスエンジニア8がエレベータケージ3の天井からのみアクセス可能である。しかしながら、エレベータケージの天井の上の移動は、サービスエンジニア8にとってリスクと結びつく。とりわけ、エレベータケージ3によって使われる最上階2.1へエレベータ昇降路1の上端部7からのケージ天井4の極めて狭い空間を置いて移動するとき、エンジニアは危険な状態にさらされる可能性がある。
このようなリスクを回避するために、冒頭部において述べられたように、保守プラットホームとして役立つ下降可能なケージ天井4.1を有するエレベータケージ3がある。
図2は、下降可能なケージ天井4.1を有するエレベータケージ3を示し、この図において、本発明による下降可能なケージ天井は、ケージ天井の水平運動を防止するため装置20によって安定する。このような安定するケージ天井4.1を用いることによって、保全業務の間の事故のリスクが低減可能であり、または、下降したケージ天井による損傷からエレベータケージの内壁部を保護することが可能である。ケージ天井4の一部分4.1は、たとえばケーブル10の手段で、エレベータケージ3の内部空間5に下降する。ケージ天井4.1が吊り下がる手段は、少なくともケージ天井4.1と、少なくとも1人のサービスエンジニア8と、さらにケージ天井4.1に存在する工具との付加荷重に耐えることができなければならない。したがって、有利なことに、使用される手段は、ローラー11を介して駆動されるか案内される強高度鋼ケーブル10である。その場合、有利には、しかし必然的にでないが、ローラー11がケージ天井4の下降不可能な部分に取り付けられる。
それぞれ必要に応じて、下降可能なケージ天井4.1は異なる範囲にまで下降可能であり、ついでエレベータケージの内部空間5の特定の高さに固定される。
ケージ天井が安定しない場合、下降したケージ天井4.1上で作業をするサービスエンジニア8が下降したケージ天井4.1上を歩行したり、動いたりするために、水平面の下降したケージ天井4.1が動く可能性がある。下降したケージ天井4.1が吊り下げる手段のそれぞれの形によっても、これらの動きは、ほんのわずかに防止されるか、または全く防止されない。
エレベータケージ3のケージ壁部3.1および3.2に対する、下降したケージ天井4.1の衝撃を回避するため、図2に示されるように、下降したエレベータケージ天井4.1は装置20によってケージ壁部3.1および3.2に対して安定する。
図3は、本発明による、エレベータケージ3のケージ壁部3.1および3.2に対して下降したケージ天井4.1を安定させるのに適する、機械的装置20の詳細図を示す。
装置は、フレーム21と、長手方向に移動可能なようにフレーム21内に案内されるロッド22と、ロッド22に固定され、装置20の可動端を形成する加圧部材23と、ハンドル25付きのトグルレバーシステム24とを備え、それぞれが共にトグルレバークランプ装置27を形成する。ロッド22および加圧部材23は、エレベータケージ3のケージ壁部3.1および3.2に押圧されることができ、このトグルレバークランプ装置27によって、押圧された位置に固定される。装置全体は、固定化手段26によって、下降可能なケージ天井4.1に固定される。
柔軟な非擦過性のコーティング材28は、機械的装置20のエレベータケージ3のケージ壁部3.1および3.2に対向する面に塗布される。このコーティング材28は、たとえば、ゴムや、軟質プラスチック材料や、フェルトからなる。コーティング材28は、下降したケージ天井4.1とエレベータケージ3のケージ壁部3.1および3.2との間で機械的装置20を締着するために生じる力を吸収し、ケージ壁部の損傷を回避するよう大きな領域にできるだけ均等に力を分散するのに適していなければならない。
さらに、大きなクランプ力が許容不能にエレベータケージ3に作用しないように、ばね要素29が機械的装置20に組み込まれるか、またはこの装置20に設けられることができる。ばね要素29は、さらに、加圧部材と、2つの側壁部3.1および3.2によって形成されるケージの角との間の角度ずれおよび横のオフセットを、弾力的な方法で補正することができる。
機械的装置20が、下降可能なケージ天井4.1とケージ壁部3.1および3.2との大きさが異なる空間を有する、可能な限り多くのエレベータケージのタイプに使用されることができるべく、長さにおいて調節可能であるように機械的装置が構成される。ロッド22の2つの部分間のねじ結合部によって、長さが調節可能となる。
本発明による装置20は、下降したケージ天井4.1およびケージ内壁部(3.1および3.2)間にゆるく挿着されるか、または、ケージ天井4.1に固締されることができる。第1の場合において、ケージ天井4.1に装置20を固締するために、いかなる特別な固定化手段も必要としない。その場合、装置20は、ケージ天井4.1の端部または角と、ケージ内壁部との間に配置されることができ、機構(たとえばトグルレバークランプ装置27)を作動させることによって、適所に締め付けられることができる。
しかしながら、機械的装置20は、下降したケージ天井4.1によって固定して連結されることもできる。このことは、好ましくは、固定化手段26、たとえばネジによって、対応する機械的装置20が下降可能なケージ天井4.1に固締されることで実行される。その場合、点検作業の初めに毎回機械的装置20が取り付けられ、終わりに再び除去されるかどうか、または、通常エレベータが運転している間、下降していないケージ天井4.1に装置が固締されたままの状態であるかどうかは、重要ではない。
1つ以上の機械的装置20が使用されることができる。たとえば、下降したケージ天井4.1は、エレベータケージ3の内壁部のうちの1つに押圧されることができ、1つだけ、または、2つの機械的装置20の働きによって、適所に締め付けられる(たとえば、図2の下部を参照)。しかしながら、下降したケージ天井4.1が中央に置かれて、いくつかの機械的装置20によってエレベータケージの内部空間5の中央に締め付けられることもできる。その場合、好ましくは、機械的装置20の可動端がエレベータケージ壁部の角領域に押圧される。
選択的に体積を拡大することにより、少なくとも1つの位置で、下降したケージ天井4.1とエレベータケージ3のケージ壁部3.1および3.2との間にクッションを締め付けることで、下降したケージ天井4.1はさらに安定する。有利には、クッションは、下降したケージ天井4.1の角の領域に配置される。下降したケージ天井4.1と、エレベータケージ3のケージ壁部3.1および3.2との間のそれぞれの空間によって、クッションの形状および寸法は、異なる方法によって、選択されるか、または適合されることができる。
ガスまたは液体の充填材がクッションへ導入されることにより、体積が拡大する。充填材は、圧力の有無にかかわらずクッションへ導入されることができる。その場合、クッションが片側で下降したケージ天井4.1に接触し、反対側でエレベータケージ3のケージ壁部3.1および3.2に接触することによって、下降したケージ天井4.1がエレベータケージの内部空間5において安定するまで、クッションの体積は拡大される。
その場合、1つ以上のクッションが使用されることも可能である。したがって、たとえば、1つまたは2つのクッションの働きによって、下降したケージ天井4.1は、エレベータケージ3の内壁部のうちの1つに押圧され、かつ締め付けられることができる。しかしながら、下降したケージ天井4.1は、エレベータケージの内部空間5に、3つまたは4つのクッションによって中央に置かれることもできる。その場合、クッションは、エレベータケージの壁部の角領域にだけでなく、エレベータケージの壁部の表面にも締着されることができる。
減衰およびばね特性は、クッションの充填材によって、そしてまた、クッションの特性によっても、影響される可能性がある。たとえば、空気、油、水、ゲル等の多くの充填材が使用可能である。
サービスエンジニア8によって、手または足を使って動かされるポンプを作動させることによって、クッションは好ましくは充填される。明らかに、電動ポンプの作動によっても充填が行われることができる。
点検作業の初めに、クッションおよび/またはポンプが、毎回取り付けられて、終わりに再び取り外されるかどうか、または、通常のエレベータ運転の間、クッションおよび/またはポンプが、充填されていない休止中の形で、下降していないケージ天井4.1に固定された状態であるかどうかは、重要でない。クッションの代わりに、ケージ天井に取り付けられ、安定化装置としてのピストンおよびピストンロッドを有する空気圧シリンダもまた使用されることができる。その場合、ピストンおよびピストンロッドが往復運動するたびごとに、装置の可動端を形成する、柔らかくスライド可能なピストンロッドのヘッドが、ケージ内壁部に、または、2つのケージ内壁部によって形成される角の中に押圧される。
本発明によれば、記載されている手段を組合せることによって、安定化が達成されることもまた可能である。
たとえば、いくつかの機械的装置20(図3に示されるように)が、鋼ケーブルまたはレバーシステムによって同時に作動され、それによって、下降したケージ天井4.1が、ケージ内壁部に対していくつかの方向に締着されて安定する実施形態の1つの形は、特に作動中に便利である。下降したケージ4.1の上に立つサービスエンジニア8が、機械的に安定させるために、足または手で鋼ケーブルまたはレバーシステムを動かすことのできる実施形態の1つの形は、有利である。
下降したケージ天井4.1の作業の終了後、ケージ天井4.1が再び上昇される前に、さらに作動させて、機械的な安定化を取り除くことができる。
機関室のないエレベータ昇降路における、下降可能なケージ天井を有するエレベータケージの実施形態の第1の実施例の概略図である。 下降したケージ天井の水平面の動きに対する機械的安定化のための、設置された装置の実施形態の第1の実施例の概略図である。 下降したケージ天井の水平面の動きに対する機械的安定化のための装置の実施形態の第1の実施例の詳細概略図である。
符号の説明
1 エレベータ昇降路
2、2.1 階
3 エレベータケージ
3.1、3.2 壁部
4、4.1 ケージ天井
5 内部空間
6 駆動システム
7 上端部
8 サービスエンジニア
10 ケーブル
11 ローラー
20 機械的装置
21 フレーム
22 ロッド
23 加圧部材
24、27 トグルレバーシステム
25 ハンドル
26 固定化手段
28 コーティング材
29 ばね要素
30 エレベータ設備

Claims (11)

  1. 少なくとも部分的に下降可能なケージ天井(4.1)を有するエレベータケージ(3)であって、下降した状態のケージ天井(4.1)が、装置(20)によって水平面の動きに対して安定することができることを特徴とする、エレベータケージ(3)。
  2. 装置が、下降したケージ天井(4.1)を機械的に安定させるために、下降可能なケージ天井(4.1)およびケージ内壁部の間に配置される機械的装置(20)であることを特徴とする、請求項1に記載のエレベータケージ(3)。
  3. 装置(20)がトグルレバークランプ装置(27)を備え、このトグルレバークランプ装置(27)によって、下降可能なケージ天井(4.1)に固締される装置(20)は、装置(20)の可動端(23)がケージ内壁部(3.1、3.2)を押圧する状態となることを特徴とする、請求項1または2に記載のエレベータケージ(3)。
  4. 装置(20)が、トグルレバークランプ装置(27)の動きに非常に影響を与えるばね要素(29)を備えるために、装置の可動端(23)およびケージ内壁部(3.1、3.2)の間の許容クランプ力は限度を超えることがないことを特徴とする、請求項3に記載のエレベータケージ(3)。
  5. 装置(20)が、ケージ内壁部(3.1、3.2)に対向する装置の端部に、柔軟な非擦過性のコーティング材(28)を塗布されるかまたは備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のエレベータケージ(3)。
  6. 装置(20)が一端部に、下降可能なケージ天井(4.1)に装置(20)を固締することのできる固定化手段を有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のエレベータケージ(3)。
  7. 装置(20)がその長さにおいて調節可能であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のエレベータケージ(3)。
  8. 装置が、下降したケージ天井(4.1)とケージ内壁部(3.1、3.2)との間に固締され、または配置されるクッションであり、クッションの体積が選択的に拡大することにより、下降可能なケージ天井(4.1)が機械的に安定可能となることを特徴とする、請求項1または2に記載のエレベータケージ(3)。
  9. 装置が、下降したケージ天井(4.1)とケージ内壁部(3.1、3.2)との間に配置される空気圧シリンダであり、ピストンロッドを外側に動かすことにより、下降可能なケージ天井(4.1)が機械的に安定可能となることを特徴とする、請求項1または2に記載のエレベータケージ(3)。
  10. 下降可能なケージ天井(4.1)を安定させるように、クッションまたは空気圧シリンダがポンプによって媒質を充填されることが可能であることを特徴とする、請求項8または9に記載のエレベータケージ(3)。
  11. エレベータケージ(3)の下降可能なケージ天井(4.1)を安定させるための装置(20)であって、装置(20)がトグルレバークランプ装置(27)を備え、安定をもたらすために、トグルレバークランプ装置(27)の働きによって、装置(20)が、装置の可動端がケージ内壁部(3.1、3.2)を押圧する状態となり得ることを特徴とする、装置(20)。
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