JP6128011B2 - リーフスプリング圧縮締付装置 - Google Patents

リーフスプリング圧縮締付装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6128011B2
JP6128011B2 JP2014034873A JP2014034873A JP6128011B2 JP 6128011 B2 JP6128011 B2 JP 6128011B2 JP 2014034873 A JP2014034873 A JP 2014034873A JP 2014034873 A JP2014034873 A JP 2014034873A JP 6128011 B2 JP6128011 B2 JP 6128011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf spring
bevel gear
base
rear axle
spring compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014034873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015160442A (ja
Inventor
亮三郎 松田
亮三郎 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2014034873A priority Critical patent/JP6128011B2/ja
Publication of JP2015160442A publication Critical patent/JP2015160442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6128011B2 publication Critical patent/JP6128011B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

本発明は、自動車のリヤアクスルにリーフスプリングを組付ける工程で、リーフスプリングを圧縮してリヤアクスルに締め付けるリーフスプリング圧縮締付装置に関する。
一般に、自動車の足回り組立てラインには、リヤアクスルにリーフスプリングを組付ける工程で、リーフスプリングを空車状態(車両に荷物等を積載しない状態)に圧縮してリヤアクスルに締め付けるリーフスプリング圧縮締付装置が設置されている(特許文献1を参照)。
リーフスプリング圧縮締付装置100は、例えば、図6、図7に示すように、基台110の中央に配設された油圧シリンダ111と4隅に立設されたリーフスプリング受台112とを備えている。また、Uボルト103を介してリヤアクスル101が仮付けされたリーフスプリング102の両端部(目玉部)をリーフスプリング受台112に載置すると、油圧シリンダ111のロッド部113から延設した係止部114が、リヤアクスル101の左右軸部101R、101Lを係止するように構成されている。そして、油圧シリンダ111のロッド部113が矢印Pの方向へ駆動することによって、係止部114を下降させて、リーフスプリング102を空車状態に圧縮する。通常、リーフスプリング102を空車状態に圧縮する油圧シリンダ111の駆動力は、1.5トン程度である。作業者Mは、リーフスプリング102が圧縮された状態で、ナット締付け具120を用いてUボルト103のナットを本締めすることによって、リヤアクスル101にリーフスプリング102を組付けることができる。
実公昭59−14305号公報
しかしながら、図6、図7に示すリーフスプリング圧縮締付装置100では、大型の油圧シリンダ111を用いるので、油圧シリンダ111に作動油を供給する油圧ポンプ115と、油圧ポンプ115を含む油圧回路を制御する制御盤116等を基台110の周辺に配置する必要があった。また、基台110を取り囲むように安全柵117やエリアセンサ118を設けるとともに、安全柵117等の外で油圧シリンダ111の起動ボタン119を押した作業者Mが、ナット締付けエリアに進入したことを検出するマットセンサ121を設けて、安全対策を施す必要もあった。そのため、設備全体が大掛かりとなり、組立てラインのタクト変動等に伴う設備の再配置や移動が容易ではないという問題や、作業者の立ち回りが制限されて作業性が低下する問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、設備の小型化が可能で設備の再配置や移動が容易であり、作業者の安全性を担保しつつ作業性を向上できるリーフスプリング圧縮締付装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るリーフスプリング圧縮締付装置は、次のような構成を有している。
(1)基台と、当該基台の中央部に配設され所定の位置にリーフスプリングが締結部材を介して仮締めされたリヤアクスルを保持して昇降させる昇降装置と、前記基台の4隅に立設されリーフスプリングの両端部が載置される受台とを備え、前記昇降装置が前記リヤアクスルを下降させて前記リーフスプリングを空車状態に圧縮させた状態で、前記締結部材を本締めできるリーフスプリング圧縮締付装置であって、
前記昇降装置は、ケース底面に摺接する傘歯車に連結されたねじ軸の回動に従ってケース筒内を上下動するねじ筒を有するジャッキ機構によって前記リヤアクスルを昇降させることを特徴とする。ここで、「空車状態」とは、リーフスプリングに車両重量分の荷重を掛けて車高規制した状態を意味する。
本発明においては、昇降装置は、ケース底面に摺接する傘歯車に連結されたねじ軸の回動に従ってケース筒内を上下動するねじ筒を有するジャッキ機構によってリヤアクスルを昇降させるので、油圧ポンプや制御盤等が不用となり、設備の小型化を簡単に実現することができる。そのため、組立てラインのタクト変動等に伴う設備の再配置や移動が容易となる。
また、傘歯車に連結されたねじ軸の回動に従って上下動するねじ筒(伸縮部材)を有するジャッキ機構によってリヤアクスルを昇降させるので、油圧シリンダのように油圧が抜けて不意に重量物であるリヤアクスルが下降することはない。そのため、安全柵等がなくても作業者の安全性を担保しやすく、作業性を向上させることができる。
(2)(1)に記載されたリーフスプリング圧縮締付装置において、
前記ケース筒の側壁には、前記傘歯車を回動させる補助傘歯車が操作部を外方に突出して軸支され、前記昇降装置と前記基台との間には、前記ジャッキ機構に上下方向の圧縮荷重が常に作用する方向に押圧する押圧部材が装着されたことを特徴とする。
本発明においては、ケース筒の側壁には、傘歯車を回動させる補助傘歯車が操作部を外方に突出して軸支され、昇降装置と基台との間には、ジャッキ機構に上下方向の圧縮荷重が常に作用する方向に押圧する押圧部材が装着されたので、ねじ筒を介して傘歯車に上下方向の圧縮荷重を掛けることができ、傘歯車をジャッキ機構のケース底面に常に摺接した状態で回動させることができる。そのため、傘歯車を回動させる補助傘歯車との噛合い状態を常に適正に維持することができ、補助傘歯車の操作部に例えば手持ち電動回転工具等を連結して、補助傘歯車を回動させることによって、ジャッキ機構のねじ筒を簡単に上下動させることができる。
なお、押圧部材は、シリンダ型ガスダンパであることが好ましい。略一定の押圧力を作用させつつ、所定の伸縮量を確保できるので、設備の小型化に有利だからである。
(3)(2)に記載されたリーフスプリング圧縮締付装置において、
前記補助傘歯車は、前記基台より上方に配置されたことを特徴とする。
本発明においては、補助傘歯車は、基台より上方に配置されたので、ケース筒を軸中心に回転し補助傘歯車の操作部を任意の方向へ向けて固定でき、補助傘歯車を基台及びフレーム部材等に邪魔されずに回動させることができる。その結果、ジャッキ機構の操作性が向上する。
なお、ジャッキ機構は、略円筒状のケース筒を備えた手動操作可能な車載ジャッキであることが好ましい。設備の簡素化及び小型化がより一層容易となり、設備費の低減にも貢献できる。
本発明によれば、設備の小型化が可能で設備の再配置や移動が容易であり、作業者の安全性を担保しつつ作業性を向上できるリーフスプリング圧縮締付装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るリーフスプリング圧縮締付装置の斜視図である。 図1に示すリーフスプリング圧縮締付装置の側面図である。 図1に示すジャッキ機構及びガスダンパの概略断面図である。 図3に示すガスダンパを取り外した時におけるジャッキ機構の概略断面図である。 図1に示すジャッキ機構の荷重曲線図である。 従来のリーフスプリング圧縮締付装置の側面図である。 図6に示すリーフスプリング圧縮締付装置の平面図である。
次に、本発明に係る実施形態であるリーフスプリング圧縮締付装置について、図面を参照して詳細に説明する。はじめに、本実施形態のリーフスプリング圧縮締付装置の全体構成を説明し、その後、本リーフスプリング圧縮締付装置におけるジャッキ機構及びガスダンパ(押圧部材)について詳細に説明する。最後に、本実施形態の動作方法と作用効果について説明する。
<リーフスプリング圧縮締付装置の全体構成>
まず、本実施形態に係るリーフスプリング圧縮締付装置の全体構成を、図1及び図2を用いて説明する。図1に、本発明の実施形態に係るリーフスプリング圧縮締付装置の斜視図を示す。図2に、図1に示すリーフスプリング圧縮締付装置の側面図を示す。
図1、図2に示すように、リーフスプリング圧縮締付装置10は、自動車のリヤアクスル51にリーフスプリング52を組付ける工程に配設され、基台1と、リーフスプリング52が仮付けされたリヤアクスル51を保持して昇降させる昇降装置2と、リーフスプリング52の両端部521が載置される受台3とを備えている。
基台1は、外周の各辺に切り込み部11が形成され、中央部に矩形状の開口部12が形成された略矩形状の定盤である。基台1の中央部上面には、開口部12を跨いで水平な中間部を有する門型フレーム部材13が立設され、門型フレーム部材13の左右両側に昇降装置2の上下動を案内する案内部材14が立設されている。基台1の後方の切り込み部11近傍には、略コ字状の手押しハンドル17が突設されている。基台1の左右方向の切り込み部11には、シリンダ型のガスダンパ24のロッド先端部が軸支されている。基台1の下面には、複数の車輪15と据付ボルト16が設置されている。
昇降装置2は、基台1の中央部に配設され、所定の位置にリーフスプリング52がUボルト(締結部材)53を介して仮締めされたリヤアクスル51を保持して昇降させる装置である。昇降装置2には、リヤアクスル51を載置し左右軸部511を係止する係止部211を備えた保持部材21と、保持部材21の左右両端からフレーム部材が垂下され中間部を門型フレーム部材13の下方でV字状に折り曲げて形成されたスライド部材22と、スライド部材22と門型フレーム部材13との間に装着されたジャッキ機構23とを備えている。保持部材21は、門型フレーム部材13の上方に配置されている。スライド部材22の中間部下端は、基台1の開口部12に挿入されている。スライド部材22の中間部と門型フレーム部材13の中間部は、中央が直交して配設されている。スライド部材22の中間部の中央上面には、ジャッキ機構23の伸縮部材(ねじ筒237)が連結されている。門型フレーム部材13の中間部の中央下面には、ジャッキ機構23のケース底面が固定されている。保持部材21の左右両端に設けられた係止部211は、一端が軸支された略コ字状の押え部を固定部に対向するよう回動させ、押え部の他端に係止ピンを挿入して係止する構造である。スライド部材22の左右両端から垂下したフレーム部材には、摺接プレートが締結され、基台1から立設された案内部材14と摺接する。保持部材21の左右両端には、シリンダ型のガスダンパ24のシリンダケース底部が揺動可能に連結されている。なお、ジャッキ機構23及びガスダンパ24の詳細については、後述する。
受台3は、基台1の4隅に立設され、リーフスプリング52の両端部521と当接する当接座31と、当接座31を前後方向へ移動可能に支持する支持部32と、支持部32を基台1に連結する脚部33とを備えている。各受台3の当接座31は、複数個設けられていて、複数種類のリーフスプリング52に対応することができる。当接座31の左右方向の端部には、リーフスプリング52の規制板34が立設されている。当接座31の材質は、硬質ゴム又は硬質ウレタン等の弾性体であり、表面には複数のスリップ防止溝が形成されている。リーフスプリング52が空車状態に圧縮されると、当接座31が前後方向に移動する。ここで、「空車状態」とは、リーフスプリング52に車両重量分の荷重を掛けて車高規制した状態を意味する。リーフスプリング52は、無負荷状態から空車状態に圧縮することによって、両端部521同士の間隔が拡大される。
<ジャッキ機構、ガスダンパ>
次に、ジャッキ機構及びガスダンパについて、図3〜図5を用いて詳細に説明する。図3に、図1に示すジャッキ機構及びガスダンパの概略断面図を示す。図4に、図3に示すガスダンパを取り外した時におけるジャッキ機構の概略断面図を示す。図5に、図1に示すジャッキ機構の荷重曲線図を示す。
図3に示すように、ジャッキ機構23は、略円筒状のケース筒231を備えた車載ジャッキである。ケース筒231の上端が半球状に拡張され、その内部に傘歯車232が収納されている。傘歯車232は、ケース筒231のケース底面233に軸受234を介して摺接する。軸受234は、ケース底面233に締結されていない。傘歯車232の中央には、外周側にねじ山が形成され下方に伸長したねじ軸236が連結されている。ねじ軸236とケース筒231の間には、ねじ軸236のねじ山と噛合うねじ溝が内周側に形成されたねじ筒237が挿入されている。ねじ筒237は、傘歯車232の回動に従ってケース筒231内を上下動する伸縮部材である。ねじ筒237の先端部は、ケース筒231の下方に突出し、廻り止め付き連結ブロック238を介して昇降装置2のスライド部材22に連結されている。ケース筒231の半球状側壁には、傘歯車232を回動させる補助傘歯車235が操作部239を外方に突出して軸支されている。操作部239には、図示しない操作ハンドルを連結できる連結孔が形成されている。補助傘歯車235は、基台1より上方に配置されているので、ケース筒231を軸中心に回転し補助傘歯車235の操作部239を任意の方向へ向けて、ジャッキ機構23を門型フレーム部材13に固定できる。そのため、作業者が、補助傘歯車235を基台1及び門型フレーム部材13等に邪魔されずに回動させることができる。
また、ガスダンパ24は、円筒状のシリンダケース241内を摺動するピストン242を挟んでケース側室243とロッド側室244とを備えている。ピストン242には、ケース側室243とロッド側室244とを連通するオリフィス245が形成され、ケース側室243及びロッド側室244に圧縮ガス(例えば、窒素ガス)が封入されている。ピストン242には、ピストンロッド246が連結され、ピストンロッド246は、シリンダケース241から下方に突出している。ピストンロッド246が収縮すると、ケース側室243の圧縮ガスがロッド側室244にオリフィス245を経由して移動する。そのとき、シリンダケース241の上端が連結された昇降装置2の保持部材21に矢印X1の方向へガスダンパ24の押圧力が作用する。ガスダンパ24の押圧力は、リヤアクスル51及びリーフスプリング52等のワーク荷重と保持部材21及びスライド部材22の装置荷重との合計値より大きく設定されている。
昇降装置2の保持部材21にリーフスプリング52がUボルト53を介して仮締めされたリヤアクスル51を載置すると、ジャッキ機構23のねじ筒237には、リヤアクスル51等のワーク荷重と保持部材21等の装置荷重とからなる引張荷重が矢印X2の方向に作用する。このとき、昇降装置2の保持部材21と基台1との間にガスダンパ24が連結されていないと、図4に示すように、ねじ筒237と噛合うねじ軸236を矢印X2の方向に引張って、傘歯車232が矢印の方向へ傾斜する。傘歯車232が傾斜すると、補助傘歯車235との噛合い不良が生じる。噛合い不良の補助傘歯車235を無理に回動させると、歯の欠損等が起こる恐れがある。
本実施形態では、図1、図2に示すように、昇降装置2の保持部材21と基台1との間には、ガスダンパ24が連結されている。また、前述したように、ガスダンパ24の押圧力は、リヤアクスル51及びリーフスプリング52等のワーク荷重と保持部材21及びスライド部材22の装置荷重との合計値より大きく設定されているので、ジャッキ機構23に上下方向の圧縮荷重が常に作用させることができる。
図5では、縦軸にジャッキ機構23の上下方向に掛かる荷重を示し、横軸にリーフスプリング52のばね圧縮量を示している。実線で示す曲線Q1は、ガスダンパ24が昇降装置2の保持部材21と基台1との間に連結されているときの荷重曲線であり、破線で示す曲線Q2は、ガスダンパ24が昇降装置2の保持部材21と基台1との間に連結されていないときの荷重曲線である。ここでは、ガスダンパ24の押圧力Yは、約2800(N)であり、リヤアクスル51及びリーフスプリング52等のワーク荷重と保持部材21及びスライド部材22の装置荷重との合計値(約2500(N))を約300(N)上回っている。そのため、ジャッキ機構23には、ばね圧縮量が零のときに約300(N)の圧縮荷重が掛かり、ばね圧縮量が増加するに従って圧縮荷重が増加し、空車状態に圧縮する所定量のときに約18000(N)の圧縮荷重が掛かっている。
したがって、ガスダンパ24を昇降装置2の保持部材21と基台1との間に連結することによって、ばね圧縮量が零から空車状態に圧縮する所定量まで、略一定の押圧力Yが作用するので、ジャッキ機構23には、常に圧縮荷重が作用する。よって、傘歯車232と補助傘歯車235との噛合い不良が生じることはなく、ジャッキ機構23のねじ筒237を簡単に上下動させることができる。
<動作方法>
次に、本リーフスプリング圧縮締付装置10の動作方法について説明する。
予め、所定の位置にリーフスプリング52がUボルト53を介して仮締めされたリヤアクスル51を保持部材21に載置する。このとき、リーフスプリング52の両端部(目玉部)521を、受台3の当接座31に当接する。
その後、係止部211の押え部を回動し係止ピンを手動で挿入して、リヤアクスル51の左右軸部511を係止する。次に、補助傘歯車235の操作部239に電動工具等を連結して回動させ、ねじ筒237をリーフスプリング52が空車状態のばね圧縮量になるまで伸長させる。最後に、Uボルト53を本締めすると、リヤアクスル51へのリーフスプリング52の組付けが完了する。
組付け完了後、補助傘歯車235を逆方向に回動させて、昇降装置2を原位置まで復帰させる。その後、係止部211を解除して、リヤアクスル51及びリーフスプリング52を本装置から取出す。
<作用効果>
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係るリーフスプリング圧縮締付装置10によれば、昇降装置2は、ケース底面233に摺接する傘歯車232に連結されたねじ軸236の回動に従ってケース筒231内を上下動するねじ筒237を有するジャッキ機構23によってリヤアクスル51を昇降させるので、油圧ポンプや制御盤等が不用となり、設備の小型化を簡単に実現することができる。そのため、組立てラインのタクト変動等に伴う設備の再配置や移動が容易となる。
また、傘歯車232に連結されたねじ軸236の回動に従って上下動するねじ筒237を有するジャッキ機構23によってリヤアクスル51を昇降させるので、油圧シリンダのように油圧が抜けて不意に重量物であるリヤアクスル51が下降することはない。そのため、安全柵等がなくても作業者の安全性を担保しやすく、作業性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ケース筒231の側壁には、傘歯車232を回動させる補助傘歯車235がその操作部239を外方に突出して軸支され、昇降装置2と基台1との間には、ジャッキ機構23に上下方向の圧縮荷重が常に作用する方向に押圧するガスダンパ(押圧部材)24が装着されたので、ねじ筒237を介して傘歯車232に上下方向の圧縮荷重を掛けることができ、傘歯車232をジャッキ機構23のケース底面233に常に摺接した状態で回動させることができる。そのため、傘歯車232を回動させる補助傘歯車235との噛合い状態を常に適正に維持することができ、補助傘歯車235の操作部239に例えば手持ち電動回転工具等を連結して、補助傘歯車235を回動させることによって、ジャッキ機構23のねじ筒237を簡単に上下動させることができる。
なお、ガスダンパ(押圧部材)24は、シリンダ型ガスダンパであるので、略一定の押圧力を作用させつつ、所定の伸縮量を確保できるので、設備の小型化に有利である。
また、本実施形態によれば、補助傘歯車235は、基台1より上方に配置されたので、ケース筒231を軸中心に回転し補助傘歯車235の操作部239を任意の方向へ向けて固定でき、補助傘歯車235を基台1及び門型フレーム部材13等に邪魔されずに回動させることができる。その結果、ジャッキ機構23の操作性が向上する。
なお、ジャッキ機構23は、略円筒状のケース筒231を備えた手動操作可能な車載ジャッキであるので、設備の簡素化及び小型化がより一層容易となり、設備費の低減にも貢献できる。
また、本実施形態によれば、エア配管、油圧配管、電気配線等を一切使用せず、装置がコンパクトで軽量化されていて、手押しハンドル17で簡単に移動できるので、本リーフスプリング圧縮締付装置10は、予備装置としてライン外に保管し、生産量が急増したとき救援的に使用したり、本装置が故障したとき応急的に使用することもできる。
本発明は、自動車のリヤアクスルにリーフスプリングを組付ける工程で、リーフスプリングを圧縮してリヤアクスルに締め付けるリーフスプリング圧縮締付装置として利用できる。
1 基台
2 昇降装置
3 受台
10 リーフスプリング圧縮締付装置
11 切り込み部
12 開口部
13 門型フレーム部材
14 案内部材
21 保持部材
22 スライド部材
23 ジャッキ機構
24 ガスダンパ(押圧部材)
31 当接座
51 リヤアクスル
52 リーフスプリング
53 Uボルト(締結部材)
211 係止部
231 ケース筒
232 傘歯車
233 ケース底面
234 軸受
235 補助傘歯車
236 ねじ軸
237 ねじ筒(伸縮部材)
521 リーフスプリングの両端部

Claims (3)

  1. 基台と、当該基台の中央部に配設され所定の位置にリーフスプリングが締結部材を介して仮締めされたリヤアクスルを保持して昇降させる昇降装置と、前記基台の4隅に立設されリーフスプリングの両端部が載置される受台とを備え、前記昇降装置が前記リヤアクスルを下降させて前記リーフスプリングを空車状態に圧縮させた状態で、前記締結部材を本締めできるリーフスプリング圧縮締付装置であって、
    前記昇降装置は、ケース底面に摺接する傘歯車に連結されたねじ軸の回動に従ってケース筒内を上下動するねじ筒を有するジャッキ機構によって前記リヤアクスルを昇降させることを特徴とするリーフスプリング圧縮締付装置。
  2. 請求項1に記載されたリーフスプリング圧縮締付装置において、
    前記ケース筒の側壁には、前記傘歯車を回動させる補助傘歯車が操作部を外方に突出して軸支され、前記昇降装置と前記基台との間には、前記ジャッキ機構に上下方向の圧縮荷重が常に作用する方向に押圧する押圧部材が装着されたことを特徴とするリーフスプリング圧縮締付装置。
  3. 請求項2に記載されたリーフスプリング圧縮締付装置において、
    前記補助傘歯車は、前記基台より上方に配置されたことを特徴とするリーフスプリング圧縮締付装置。
JP2014034873A 2014-02-26 2014-02-26 リーフスプリング圧縮締付装置 Active JP6128011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014034873A JP6128011B2 (ja) 2014-02-26 2014-02-26 リーフスプリング圧縮締付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014034873A JP6128011B2 (ja) 2014-02-26 2014-02-26 リーフスプリング圧縮締付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015160442A JP2015160442A (ja) 2015-09-07
JP6128011B2 true JP6128011B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=54183860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014034873A Active JP6128011B2 (ja) 2014-02-26 2014-02-26 リーフスプリング圧縮締付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6128011B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106005630A (zh) * 2016-06-23 2016-10-12 苏州市盛百威包装设备有限公司 一种包装用管材单向齿轮传动拉伸夹具
CN109434462B (zh) * 2019-01-08 2023-11-03 昆山派胜智能科技有限公司 一种片簧、按钮和刀片的组装装置
CN109434432B (zh) * 2019-01-08 2023-11-10 昆山派胜智能科技有限公司 一种片簧与按钮组装装置
GB2597974A (en) * 2020-08-13 2022-02-16 Daimler Ag Cart for transporting an axle and method for preassembling an axle
CN112427916A (zh) * 2020-12-15 2021-03-02 青岛力鼎自动化设备有限公司 一种桥壳平衡块自动装卸装置
CN112975373B (zh) * 2021-01-27 2022-11-04 淄博美玲汽车配件有限公司 一种板弹簧整合及紧固一体装置
CN118357709B (zh) * 2024-05-23 2024-09-20 泰安嘉和重工机械有限公司 一种轮胎式挖掘机转向驱动桥安装工装

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08104267A (ja) * 1994-10-04 1996-04-23 Toyota Auto Body Co Ltd リーフスプリング締付け時の自動車高規制装置
JP2004099258A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Wako Kogyo Kk スクリュウジャッキのスライド装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015160442A (ja) 2015-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6128011B2 (ja) リーフスプリング圧縮締付装置
CA2492028C (en) Screw jack
US9394146B2 (en) Assembling an auxiliary lifting unit on a mobile crane
US20080115701A1 (en) Workbench for power tool
US20060180403A1 (en) Screw scissor lift
CN104354129B (zh) 弱刚性零件的柔性压紧装置及其装配压紧的方法
US20080277208A1 (en) Balanced actuator device and hoisting and transporting apparatus incorporating such device
JP6586384B2 (ja) エレベーターのコンペンロープ引き上げ装置
US20090283733A1 (en) Safety jack system
KR101182331B1 (ko) 가스터빈 엔진의 스키드 조절장치
CN205802458U (zh) 一种冲床用上下料装置
US5577703A (en) Power assisted adjustment system
CN211000105U (zh) 一种加压装置
JP5524636B2 (ja) 缶底弁の昇降装置
KR101274427B1 (ko) 반목조정장치
JP3787349B2 (ja) Pc鋼線緊張装置
GB2427396A (en) Screw jack
CN210524445U (zh) 一种数控加工cnc夹具
CN210001466U (zh) 一种机械装配用起重升降辅助装置
CN211054465U (zh) 一种铝铸件预压机
US10464103B2 (en) Spring mount assembly for a vibrating screen
CN220427406U (zh) 一种工程机械弹簧调整装置
KR102369459B1 (ko) 내부에 락킹 장치가 구비된 구조물 인상 장치
CN110497370B (zh) 一种安全工作平台
CN108726331A (zh) 卷扬机、电梯装置以及卷扬机的防振机构部和防倾倒机构部的组装方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160506

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6128011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250