JP2006335036A - 記録ヘッドの製造方法およびその製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ギャングボンディング時の熱の影響を最小限に抑え、製品の信頼性を維持しつつ、生産性を向上させる。
【解決手段】記録ヘッドの製造方法は、記録素子基板H1101を、電気接続パッドH1105の形成されていない面を支持台10の表面に向けて、支持台10に支持させるステップと、フライングリ−ドH1304を電気接続パッドH1105に押し付け、フライングリ−ドH1304と電気接続パッドH1105とを加熱して圧接する熱間圧接ステップとを有している。熱間圧接ステップは、支持台10の表面のうち電気接続パッドH1105に近接する第1の領域22への、フライングリ−ドH1304および電気接続パッドH1105からの放熱を防止しながら、または第1の領域22を加熱しながら、残りの領域である第2の領域を除熱することを含んでいる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録ヘッドの製造方法およびその製造装置に関し、特に、インクジェット記録ヘッドにおいて、記録素子基板の電気接続パッドとフレキシブル配線基材のフライングリ−ドとを、同時に複数個所接合する方法およびその装置に関する。
インクジェット記録ヘッドの製造においては、エネルギ発生素子を備えた記録素子基板と、フレキシブル配線基材とを接合して、電気接続を取る必要がある。具体的には、特許文献1に記載されているように、フレキシブル配線基材をリ−ル(テ−プ)状態で供給しながら、記録素子基板の電気接続パッドとフレキシブル配線基材のフライングリ−ドとを、市販のテ−プボンディング装置を用いて電気的に接合している。接合方式としては、従来から超音波と加熱を用いた方式が使われている(サーモソニックボンディング)。複数の電気接続パッドとフライングリ−ドとを接合する場合には、フライングリードは対応する電気接続パッドに一本ずつ接合されていた(シングルポイントのボンディング方式)。
しかし、このシングルポイント方式はフライングリードを一本ずつ接合するため、本数分の時間がかかり生産効率が劣るために、コスト高となっていた。そこで、複数の電気接続パッドとフライングリ−ドとを一括して接合するギャングボンディング方式が提案されている。特許文献2には、このようなギャングボンディング方式を用いたインクジェット記録ヘッドの製造方法が開示されている。図7は、従来のギャングボンディングの製造方法を示す概念図である。電気接続パッドH1105は、エネルギ発生素子を有する記録素子基板H1100の両端に複数個配置されている。電気接続パッドH1105の上にフレキシブル配線基材H1300のフライングリードH1304が位置決めされ、圧接ツ−ル30で熱間圧接される。圧接ツ−ル30には2つのチップ31が形成されており、2つのチップ31ですべての電気接続パッドH1105とフライングリードH1304とを同時に熱間圧接することができる。接合部の温度を短時間で上昇させ、ギャングボンディングを素早く行うため、記録素子基板H1100を支持する支持台から熱が供給される場合もある。このように、ギャングボンディング方式は、複数の電気接続パッドとフライングリ−ドとを同時に熱間圧接することができるので、生産効率はシングルポイント方式よりも有利となる。
特開平7-1739号公報 特開2003-334960号公報
しかしながら従来の技術には、以下のような問題があった。記録素子基板に配置された電気接続パッドをギャングボンディングする際、記録素子基板には短時間のうちに多量の熱がかかる。記録素子基板は、通常、電気接続パッドが両端に配置され、内側に樹脂材料で形成されたインク吐出口が設けられている。このため、圧接ツ−ルの輻射熱や、記録素子基板内部の熱伝導によって、インク吐出口を形成する樹脂材料にも熱が伝わる。支持台から熱を加えた場合には、樹脂材料はさらに加熱される。樹脂材料は熱を受けると変形しやすくなるため、インク滴の紙面への正確な着弾が不可能となり、印字品位が劣化する可能性が高まる。また、樹脂材料は熱を受けると記録素子基板から剥れやすくなるため、紙面への着弾が乱れるだけでなく、記録素子基板上の電気配線部までインクが回り込んで、ショートなどのトラブルにつながる可能性も高まる。このように、インク吐出口を形成する樹脂への顕著な熱の蓄積は、インクジェット記録ヘッドの信頼性の観点からできるだけ避けることが望ましい。
本発明は、従来のインクジェット記録ヘッドの製造方法および製造装置が有するこのような問題点に鑑みてなされた。本発明の目的は、ギャングボンディング時の熱の影響を最小限に抑え、製品の信頼性を維持しつつ、生産性の向上が可能な、インクジェット記録ヘッドの製造方法およびその製造装置を提供することである。
記録ヘッドの製造方法は、インクを吐出するインク吐出口と、インク吐出のための電気信号を受け取る電気接続パッドとを備えた記録素子基板と、電気接続パッドと接続されて記録素子基板に電気信号を伝達するフライングリ−ドを備えたフレキシブル配線基材とを有する記録ヘッドの製造方法である。本製造方法は、記録素子基板を、電気接続パッドの形成されていない面を支持台の表面に向けて、支持台に支持させるステップと、フライングリ−ドを電気接続パッドに押し付け、フライングリ−ドと電気接続パッドとを加熱して圧接する熱間圧接ステップとを有している。熱間圧接ステップは、支持台の表面のうち電気接続パッドに近接する第1の領域への、フライングリ−ドおよび電気接続パッドからの放熱を防止しながら、または第1の領域を加熱しながら、残りの領域である第2の領域を除熱することを含んでいる。
記録ヘッドの製造装置は、インクを吐出するインク吐出口と、インク吐出のための電気信号を受け取る電気接続パッドとを備えた記録素子基板と、電気接続パッドと接続されて記録素子基板に電気信号を伝達するフライングリ−ドを備えたフレキシブル配線基材とを有する記録ヘッドの製造装置である。本製造装置は、記録素子基板を支持する表面を備えた支持台と、フライングリ−ドを電気接続パッドに押し付け、フライングリ−ドと電気接続パッドとを加熱して圧接する熱間圧接手段とを有し、支持台は、記録素子基板が表面に支持されたときに、表面のうち電気接続パッドに近接する第1の領域に接続された放熱防止手段または加熱手段と、残りの領域である第2の領域の少なくとも一部に接続された除熱手段とを備えている。
このように、本発明の記録ヘッドの製造方法によれば、支持台の表面のうち、電気接続パッドに近接する第1の領域へのフライングリ−ドおよび電気接続パッドからの放熱が防止され、あるいは支持台が加熱されるため、フライングリ−ドと電気接続パッドとが高温に保たれ、より効率的に熱間圧接によって接合することができる。また、第2の領域は積極的に除熱されるので、インク吐出口への熱の影響を最小限に抑えることができる。本発明の記録ヘッドの製造装置は、第1の領域に接続された放熱防止手段または加熱手段と、第2の領域に接続された除熱手段とを備えているため、かかる製造方法を効果的に実施することができる。このように本発明によれば、ギャングボンディング時の熱の影響を最小限に抑え、製品の信頼性を維持しつつ、生産性を向上させることができる。
次に図面を参照しながら、本発明の記録ヘッドの製造方法および製造装置(ボンディング装置)のいくつかの実施形態について詳細に説明する。本発明の適用範囲は記録ヘッドの種類によっては限定されず、上述のように、インク吐出部が樹脂など耐熱性が十分でない材料で形成され、記録素子基板とフレキシブル配線基材との接合が必要な記録ヘッド全般に適用できる。ここでは、インクジェット記録ヘッドを例に説明する。なお、本明細書および図面においては、実質的に同一の機能および構成を有する構成要素については、類似する符号を付することによって重複説明を省略する場合がある。まず、本発明が適用される記録素子基板とフレキシブル配線基材について、図面を参照しながら説明する。
(第1の記録素子基板)
図1は、第1の記録素子基板の一部破断斜視図である。第1の記録素子基板H1100は、例えば厚さ0.5〜1mmのシリコン(Si)基板H1110を有している。Si基板H1110には、インク流路を形成する長溝状の貫通口であるインク供給口H1102が設けられている。インク供給口H1102は、Siの結晶方位を利用した異方性エッチングやサンドブラストなどの方法で形成される。
インク供給口H1102を挟んだ両側には、エネルギ発生素子H1103が各々1列ずつ配列形成されている。エネルギ発生素子H1103は、アルミニウム(Al)などからなる電気配線(図示せず)に接続されており、エネルギ発生素子H1103を駆動してインク吐出させる電力や制御信号(これらをまとめて電気信号という場合がある。)が電気配線から供給される。エネルギ発生素子H1103および電気配線は、成膜技術により形成される。エネルギ発生素子H1103は、各列とも千鳥状に、すなわち各列の吐出口の位置が、その並び列方向に直交する方向に並ばないように、互いに少しずらされて配置されている。電気信号を受ける電極部H1104が、エネルギ発生素子H1103の両外側の縁部に沿って配列形成されている。電極部H1104は電気配線を介して、エネルギ発生素子H1103と接続されている。電極部H1104上には、金(Au)などからなる、電気信号を受け取る電気接続パッドH1105が形成されている。
Si基板H1110上のこれらパターンが形成された面上には、各エネルギ発生素子H1103に対応したインク流路を形成するインク流路壁H1106と、その上方を覆う天上部H1109とが形成されている。天井部H1109には、インクを吐出するインク吐出口H1107が形成されている。インク流路壁H1106と天井部H1109は、樹脂材料からなる構造体で、フォトリソ技術によって形成される。各インク吐出口1107は、対応するエネルギ発生素子H1103と対向して設けられている。インク吐出口1107は、全体として吐出口群H1108を形成している。インクはインク供給口H1102から供給され、各エネルギ発生素子H1103の発熱により発生した気泡の圧力によって、インク吐出口1107から吐出される。
(第2の記録素子基板)
図2は、第2の記録素子基板の一部破断斜視図である。第2の記録素子基板H1101は、シアン、マゼンタ、イエロー用の3個のインク供給口H1102が並列して形成されている。インク色やインク数は例示であって、これに限定されない。各インク供給口H1102を挟んでその両側に、エネルギ発生素子H1103およびインク吐出口H1107が一列に千鳥状に配列形成されている。Si基板H1110上には、第1の記録素子基板H1100と同様に、電気配線、電極部H1104などが形成されている。その上には、フォトリソグラフィ技術によって樹脂材料から作られるインク流路壁H1106やインク吐出口H1107が形成されている。電気配線に電気信号を供給する電極部H1104には、Au等の電気接続パッドH1105が形成されている。このように、第2の記録素子基板H1101の基本的な構成は第1の記録素子基板H1100と同様である。なお、以下の記述において第1の記録素子基板H1100または第2の記録素子基板H1101のいずれか一方を対象として説明することがあるが、本発明は両者に対して同様に適用できる。
(フレキシブル配線基材)
フレキシブル配線基材H1300は、第1の記録素子基板H1100にインクを吐出するための電気信号を印加する電気信号経路を形成している。フレキシブル配線基材H1300は、例えばポリイミドのベース基材と、その上に形成された銅箔の配線パターン(図示せず)とから構成されている。図7に示すように、フレキシブル配線基材H1300には、記録素子基板H1100を組み込む開口部H1303が形成されている。開口部H1303の縁部付近には、電気接続パッドH1105を介して記録素子基板H1100に電気信号を伝達する複数のフライングリードH1304が形成されている。フライングリードH1304と対応する電気接続パッドH1105とは、後述の方法で熱間圧接される。フレキシブル配線基材H1300には、本体装置からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子(図示せず)が形成されている。フライングリードH1304と外部信号入力端子は、フレキシブル配線基材H1300の内部に形成された、連続した銅箔の配線パターンでつながれている。
以下、フライングリードH1304と電気接続パッドH1105との接合方法について、いくつかの実施形態に基づいて説明する。各実施形態では、局部的な圧縮エネルギを利用する熱間圧接法を利用している。熱間圧接法では、壊れやすい記録素子基板に対して振動衝撃が加えられないため、従来のサーモソニックボンディングと異なり、一回に複数箇所の同時ボンディングが可能となる。
(第1の実施形態)
図3は、第1の実施形態による製造装置(ボンディング装置)の概念図である。同図(a)はボンディング装置の側面図、同図(b)は平面図を示している。なお、同図(b)では圧接ツールの表示は省略している(図5,6も同じ)。
図3に示すように、ボンディング装置1は、第2の記録素子基板H1101を支持する表面21を備えた支持台10を有している。ボンディング対象の第2の記録素子基板H1101は、支持台10の表面21の所定の位置に位置決めされる。表面21は、第2の記録素子基板H1101が支持される位置に応じて、2つの領域を有している。一つは、第2の記録素子基板H1101が支持台10の表面21に支持されたときに、電気接続パッドH1105に近接する第1の領域22である。もう一つは、第2の記録素子基板H1101の吐出口群H1108が形成された中央領域を中心とする第2の領域23である。
支持台10は、ボンディング時の熱で第2の記録素子基板H1101の吐出口群H1108やインク流路壁H1106が影響を受けないように、熱伝導性のよいステンレスなどの材料で形成されるとともに、後述の放熱フィン12が設けられている。
第1の領域22にはスリット11が設けられている。スリット11は、図3(b)に示すように、電気接続パッドH1105の列が略中央に位置するような矩形領域の範囲に設けられる。スリット11の開口部11aは、電気接続パッドH1105の列に対して平行でも直交方向でもよく、第1の領域22における記録素子基板H1101との接触面積がスリットを設けない場合よりも減少する限り、任意の形状をとることができる。このようなスリット11を電気接続パッドH1105の近傍に設けることによって、ギャングボンディング時に圧接ツール30(後述)から熱が加えられたときに、加えられた熱が支持台10側へ逃げにくくなる。すなわち、支持台10が熱伝導性の良い材料で製作されていても、ギャングボンディング時の熱がフライングリードH1304および電気接続パッドH1105から逃げにくくなる。このように、スリット11は放熱防止手段として機能する。
支持台10の第2の領域23の裏面24には放熱フィン12が設けられている。放熱フィン12は、熱を第2の記録素子基板H1101に溜めずに放熱する除熱手段として機能する。フィン12は第2の領域23の裏面24の全面に設けられる必要はなく、少なくとも一部に接続されていればよい。また、フィン12の周囲に冷却用のファンを設けるなど、除熱効果を高める従来技術を適宜併用することができる。
支持台10の上方には圧接ツール30が設けられている。圧接ツール30は熱源(図示せず)を有し、先端には突起部であるチップ31が備えられている。チップ31でフライングリ−ドH1304を電気接続パッドH1105に押し付け、熱源からの熱によってフライングリ−ドH1304と電気接続パッドH1105とを加熱することによって、フライングリ−ドH1304と電気接続パッドH1105が熱間圧接される。圧接ツール30は図7に示す圧接ツールと同様の2つのチップ31を備えており、第2の記録素子基板H1101の両側にあるすべての電気接続パッドH1105とフライングリ−ドH1304とを同時に熱間圧接することができる。
次に、フライングリ−ドH1304と電気接続パッドH1105との熱間圧接方法について説明する。まず、第2の記録素子基板H1101を、電気接続パッドH1105の形成されていない面を支持台10の表面21に向けて、支持台10に支持させる。次に、フライングリ−ドH1304を電気接続パッドH1105に押し付けながら、フライングリ−ドH1304と電気接続パッドH1105とを加熱して圧接する。このとき、フライングリ−ドH1304と電気接続パッドH1105の第1の領域22への放熱(熱移動)がスリット11によって防止(緩和)されるとともに、第2の領域23に移動した熱が放熱フィン12によって除熱(放熱)される。
一実施例によれば、このような構成の支持台10を用いることによって、ギャングボンディング時における電気接続パッドH1105の温度は、ボンディング圧接ツール30とほぼ同じ温度(300〜600℃)となった。一方、樹脂材料で形成された吐出口群H1108の温度は、放熱フィン12による放熱効果のため、あまり上昇することはなかった。
図4は、第1の実施形態の変形例を示す概念図である。圧接ツール35は突起部であるチップ36を1つだけ備えている。このため、電気接続パッドH1105は片列ずつギャングボンディングが可能である。ボンディング自体は上記の実施形態と同様の手順でおこなうことができ、同様の効果を得ることができる。本変形例では、加熱される部位が1箇所であり、加えられる熱量も少ないため、スリットは1箇所設ければよく、放熱フィンの容量も小さいもので十分である。なお、チップ36は片列のすべての電気接続パッドH1105を同時にボンディングできる形状である必要はないが、少なくとも2組以上の電気接続パッドおよびフライングリ−ドを同時に熱間圧接できる形状であることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態のボンディング装置1は、第2の記録素子基板H1101を支持する支持台10に放熱防止手段としてのスリット11と、除熱手段としての放熱フィン12とを設けている。このため、ギャングボンディング時の熱がフライングリードH1304と電気接続パッドH1105から支持台10に逃げることが防止され、スリット11を設けない従来技術と比べて、フライングリードH1304と電気接続パッドH1105がより高温に保たれる。また、熱に弱い吐出口群H1108やインク流路壁H1106への熱の影響を最小限に抑えることが可能になる。すなわち、迅速で生産効率の高いギャングボンディング方式を用いた場合においても、樹脂材料で形成されたインク吐出口の変形や記録素子基板からの剥れを防止し、信頼性の高いインクジェット記録ヘッドを提供することができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態による製造装置(ボンディング装置)の概念図である。同図(a)はボンディング装置の側面図、同図(b)は平面図を示している。
図5(a)に示すように、ボンディング装置101は、第2の記録素子基板H1101を支持する表面121を備えた支持台110を有している。支持台110は、熱伝導性のよいステンレスなどの材料で形成されている。ボンディング対象の第2の記録素子基板H1101は、支持台110の表面121の所定の位置に位置決めされる。支持台110の表面121は記録素子基板H1100が支持される位置に応じて、第1の領域122と第2の領域123とを有している。
支持台10の第1の領域122には、ギャングボンディング時におけるフライングリードH1304と電気接続パッドH1105の加熱手段として、セラミックヒーターなどの小型のヒーター113が接続されている。本実施形態においては、ヒーター113は、加熱効率をより高めるため、第1の領域122の表面121に面して設けられているが、表面121から離して設けることも可能である。ヒーター113としては、たとえばセラミックヒーターなどの小型のヒーターが好適である。
第2の領域123には、除熱手段としてペルチェ素子112が接続されている。本実施形態においては、ペルチェ素子112は、冷却効率をより高めるため、第2の領域123の表面121に面して設けられているが、表面121から離して設けることも可能である。ペルチェ素子112は必ずしも第2の領域123の全域に接続されている必要はないが、冷却(除熱)効率の観点からは吐出口群H1108に近接した位置に設ける方が有利である。第2の領域123の除熱手段としては、このほか水冷方式やファンなどを取付けた空冷方式なども考えられる。
ヒーター113とペルチェ素子112との間には、熱の流れを遮断するために断熱材114が設けられている。断熱材114としては、ベークライトやセラミックなどを用いるのが好ましい。なお、断熱材114の大きさや設置の有無は、ヒーター113の発熱量や第2の記録素子基板H1101の大きさなどの諸条件によって適宜に設定することができる。
支持台110の上方には圧接ツール130が設けられている。圧接ツール130の構成は第1の実施形態における圧接ツール30と同一である。
熱間圧接方法は、第1の実施形態と基本的に同一である。ただし、本実施形態では、第2の領域123に接続されたペルチェ素子112によって、第2の領域123の除熱がおこなわれ、第1の領域122に接続されたヒーター113によって、第1の領域122が加熱される。すなわち、ヒーター113を設けることによって、圧接ツール130からの熱と同時に第2の記録素子基板H1101の裏面からも熱を加えることができるため、フライングリードH1304と電気接続パッドH1105をより高温に保つことが可能になる。一方、第2の領域123はペルチェ素子112によって冷却されるため、熱による影響が一層軽減される。さらに、断熱材114によって熱の移動が防止されるので、第2の領域123の温度が低温に維持されるだけでなく、フライングリードH1304と電気接続パッドH1105への熱の集中効果も高まる。
一実施例によれば、このような構成の支持台110を用いることによって、ギャングボンディング時における電気接続パッドH1105の温度は、圧接ツール30とほぼ同じ温度(300〜600℃)となった。一方、樹脂材料で形成された吐出口群H1108の温度は、ペルチェ素子112および断熱材114による放熱・断熱効果のため、あまり上昇することはなかった。
以上説明したように、本実施形態のボンディング装置101は、第2の記録素子基板H1101を支持する支持台110に加熱手段としてのヒーター113と、除熱手段としてのペルチェ素子112と、断熱手段としての断熱材114とを設けている。このため第1の実施形態と同様の効果を奏することができ、しかも電気接続パッドH1105をより積極的に加熱し、第2の領域123をより積極的に冷却するため、より迅速で効率的、かつ信頼性の高いギャングボンディングが可能となる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態による製造装置(ボンディング装置)の概念図である。同図(a)はボンディング装置の側面図、同図(b)は平面図を示している。
本実施形態では、加熱手段と冷却手段との間には、第2の実施形態における断熱材114に代わる断熱手段として、支持台210の表面221に溝214が形成されている。その他の構成は第2の実施形態とまったく同一であり、加熱手段であるヒーター213は、第1の領域222の表面221に面して、除熱手段であるペルチェ素子212は、第2の領域223の表面221に面して設けられている。ヒーター213から加えられる熱は、主に支持台210の表面221および表面221の近傍に沿って流れるので、溝214によって、ヒーター213から第2の領域223への熱の流れが効果的に遮断される。本実施形態は、第2の記録素子基板H1101のサイズがより小さくなり、断熱材を設けるスペースが非常に狭くなったときなどに有効である。(図6では見やすくするために、記録素子基板のサイズを第2の実施形態と同じにしてある。)熱間圧接方法は、第2の実施形態とまったく同一である。
一実施例によれば、このような構成の支持台210を用いることによって、ギャングボンディング時における電気接続パッドH1105の温度は、圧接ツール30とほぼ同じ温度(300〜600℃)となった。一方、樹脂材料で形成された吐出口群H1108の温度は、ペルチェ素子212および溝214による放熱・断熱効果のため、あまり上昇することはなかった。以上説明したように、本実施形態によれば、第2の実施形態とまったく同様の効果を奏することができる。
本発明では以上のように、記録素子基板を支持する支持台の表面のうち電気接続パッドに近接する領域では、圧接ツールから加えられる熱の放熱を防止し、あるいは積極的に加熱する。このため、フライングリードと電気接続パッドとを確実に熱間圧接し、電気的接続を取ることができる。一方、インク吐出口を形成する樹脂部分に近接する領域は除熱(放熱または冷却、さらには断熱)するので、樹脂へのダメージを最小限に抑えることができる。このため、生産効率の高いギャングボンディング方式を用いた場合においても、樹脂材料で形成されたインク吐出口の変形や記録素子基板からの剥れを防止し、信頼性の高いインクジェット記録ヘッドを提供することができる。特に、記録素子基板が大きい場合(例えば、第2の記録素子基板が4色以上のインク吐出口群を備えている場合など)はギャングボンディング時に発生する熱量が大きいため、インク吐出口がさらに熱の影響を受けやすく、変形や剥れが発生しやすいため、本製造方法や製造装置は一層有効である。
第1の記録素子基板の一部破断斜視図である。 第2の記録素子基板の一部破断斜視図である。 第1の実施形態による製造装置(ボンディング装置)の概念図である。 第1の実施形態の変形例を示す概念図である。 第2の実施形態による製造装置(ボンディング装置)の概念図である。 第3の実施形態による製造装置(ボンディング装置)の概念図である。 従来のギャングボンディングの製造方法を示す概念図である。
符号の説明
H1100 第1の記録素子基板
H1101 第2の記録素子基板
H1102 インク供給口
H1104 電極部
H1105 電気接続パッド
H1107 インク吐出口
H1300 フレキシブル配線基材
H1304 フライングリード
1,101,201 ボンディング装置
10 支持台
11 スリット
12 放熱フィン
21,121,221 表面
22,122,221 第1の領域
23,123,223 第2の領域
24 裏面
30 圧接ツール
31,36 チップ
112,212 ペルチェ素子
113,213 ヒーター
114 断熱材
214 溝

Claims (15)

  1. インクを吐出するインク吐出口と、インク吐出のための電気信号を受け取る電気接続パッドとを備えた記録素子基板と、該電気接続パッドと接続されて該記録素子基板に該電気信号を伝達するフライングリ−ドを備えたフレキシブル配線基材とを有する記録ヘッドの製造方法であって、
    前記記録素子基板を、前記電気接続パッドの形成されていない面を支持台の表面に向けて、該支持台に支持させるステップと、
    前記フライングリ−ドを前記電気接続パッドに押し付け、該フライングリ−ドと該電気接続パッドとを加熱して圧接する熱間圧接ステップとを有し、
    前記熱間圧接ステップは、前記支持台の前記表面のうち前記電気接続パッドに近接する第1の領域への、前記フライングリ−ドおよび前記電気接続パッドからの放熱を防止しながら、または該第1の領域を加熱しながら、残りの領域である第2の領域を除熱することを含んでいる、記録ヘッドの製造方法。
  2. 前記記録素子基板には、複数の前記電気接続パッドが配列形成されており、
    前記フレキシブル配線基材には、複数の前記電気接続パッドの各々と対応する複数の前記フライングリ−ドが配列形成されており、
    前記熱間圧接ステップは、少なくとも2組以上の前記電気接続パッドおよび前記フライングリ−ドを同時に熱間圧接することを含んでいる、請求項1に記載の記録ヘッドの製造方法。
  3. 前記熱間圧接ステップは、すべての前記電気接続パッドと前記フライングリ−ドとを同時に熱間圧接することを含んでいる、請求項2に記載の記録ヘッドの製造方法。
  4. 前記熱間圧接ステップは、
    前記第1の領域に接続されたスリットによって、前記第1の領域への放熱を防止すること、
    前記第2の領域に接続されたフィンによって、前記第2の領域を除熱することと、
    とを含んでいる、請求項1から3のいずれか1項に記載の記録ヘッドの製造方法。
  5. 前記熱間圧接ステップは、
    前記第1の領域に接続されたヒーターによって、前記第1の領域を加熱すること、
    前記第2の領域に接続されたペルチェ素子によって、前記第2の領域を除熱することと、
    とを含んでいる、請求項1から3のいずれか1項に記載の記録ヘッドの製造方法。
  6. インクを吐出するインク吐出口と、インク吐出のための電気信号を受け取る電気接続パッドとを備えた記録素子基板と、該電気接続パッドと接続されて該記録素子基板に該電気信号を伝達するフライングリ−ドを備えたフレキシブル配線基材とを有する記録ヘッドの製造装置であって、
    前記記録素子基板を支持する表面を備えた支持台と、
    前記フライングリ−ドを前記電気接続パッドに押し付け、該フライングリ−ドと該電気接続パッドとを加熱して圧接する熱間圧接手段とを有し、
    前記支持台は、前記記録素子基板が前記表面に支持されたときに、該表面のうち前記電気接続パッドに近接する第1の領域に接続された放熱防止手段と、残りの領域である第2の領域の少なくとも一部に接続された除熱手段とを備えている、
    記録ヘッドの製造装置。
  7. 前記除熱手段は、前記支持台の前記第2の領域の裏面に形成されたフィンを含んでいる、請求項6に記載の記録ヘッドの製造装置。
  8. 前記放熱防止手段は、前記支持台の前記第1の領域に形成されたスリットを含んでいる、請求項6または7に記載の記録ヘッドの製造装置。
  9. インクを吐出するインク吐出口と、インク吐出のための電気信号を受け取る電気接続パッドとを備えた記録素子基板と、該電気接続パッドと接続されて該記録素子基板に該電気信号を伝達するフライングリ−ドを備えたフレキシブル配線基材とを有する記録ヘッドの製造装置であって、
    前記記録素子基板を支持する表面を備えた支持台と、
    前記フライングリ−ドを前記電気接続パッドに押し付け、該フライングリ−ドと該電気接続パッドとを加熱して圧接する熱間圧接手段とを有し、
    前記支持台は、前記記録素子基板が前記表面に支持されたときに、該表面のうち前記電気接続パッドに近接する第1の領域に接続された加熱手段と、残りの領域である第2の領域の少なくとも一部に接続された除熱手段とを備えている、
    記録ヘッドの製造装置。
  10. 前記除熱手段は、前記支持台の前記第2の領域に接続されたペルチェ素子を含んでいる、請求項9に記載の記録ヘッドの製造装置。
  11. 前記加熱手段は、前記支持台の前記第1の領域に接続されたヒーターを含んでいる、請求項9または10に記載の記録ヘッドの製造装置。
  12. 前記支持台は、前記加熱手段と前記除熱手段との間に断熱手段を備えている、請求項9から11のいずれか1項に記載の記録ヘッドの製造装置。
  13. 前記断熱手段は、断熱材を含んでいる、請求項12に記載の記録ヘッドの製造装置。
  14. 前記断熱手段は、前記支持台の前記表面に設けられた溝を含んでいる、請求項12に記載の記録ヘッドの製造装置。
  15. 前記熱間圧接手段は、複数の前記フライングリ−ドと対応する複数の前記フライングリ−ドとを同時に熱間圧接する少なくとも一つの突起を備えている、請求項6から14のいずれか1項に記載の記録ヘッドの製造装置。

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