JP2006334150A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】掃除機本体から吸塵パイプが不用意に外れることを防止する保持機構を備え、この機構による吸塵パイプの保持解除操作に伴い吸塵パイプが掃除機本体から外し得る状態になったことを、掃除機本体と吸塵パイプとの間の気密を図る構成に妨げられることなく、確認させることができる電気掃除機を提供する。
【解決手段】電動送風機が内蔵された掃除機本体3に、上方に開放した管受け部を、本体の下側に接続された吸込み口体の下流側に連通して設ける。本体3にレバー(押上げ手段)43を有する保持機構6を設ける。一端部が管受け部に挿脱自在に嵌合され、他端部が電動送風機の吸込み側に吸塵ホースを介して連通する吸塵パイプ4に、保持機構6に着脱自在に保持される係止部35を設ける。管受け部に、これに吸塵パイプ4が嵌合された状態でパイプ4のスラスト方向に挟まれるシールリングを取付ける。保持機構6に対する係止部35の保持解除に伴って回転するレバー43でパイプ4を上方向に移動させるようにしている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、掃除機本体に内蔵された電動送風機の上流側と吸込み口体の下流側とが、吸塵パイプとこれに接続された吸塵ホースを介して連通され、吸塵パイプが掃除機本体に着脱される構成を備えた電気掃除機に関する。
従来、床用吸込み具の上方に電動送風機が内蔵された掃除機本体を支持し、この掃除機本体に、筒状の延長管接続凸部及びこの凸部と床用吸込み具とを連通する連通管を設け、延長管接続凸部に延長管の一端部を着脱自在でかつ気密に接続するとともに、延長管の他端部にハンドルを設け、更に、掃除機本体に設けられて電動送風機の上流側に連通したホース接続口と延長管の他端部とに、可撓性のホースの両端を接続した縦形電気掃除機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この電気掃除機では、延長管の一端部を延長管接続凸部の外周に嵌合することによって、この延長管を掃除機本体に取付けている。この延長管の一端部を延長管接続凸部から外した場合には、外された延長管の一端部に、隙間用及び棚用吸込み具等の付属品を接続して、この付属品を通して吸塵することができる。
特開平10−5155号公報(0026−0029、図1−図7)
特許文献1の電気掃除機は、延長管接続凸部とこれに嵌合された延長管の一端部との接続状態を保持する構成を備えていない。このため、ハンドルを握って掃除機本体の下側に接続された床用吸込み具を床面に沿って移動させる際、延長管接続凸部から延長管の一端部が外れる恐れがある。この場合、掃除機本体が床面方向に倒れる。
延長管接続凸部からの延長管の外れを防止するには、延長管接続凸部と延長管の一端部との接続状態を保持する機構を付加すればよい。この場合、保持機構による延長管保持の解除操作をした時に、延長管が掃除機本体から外し得る状態になったことが確認できるようにすることは、取扱い等において好ましい。
又、特許文献1には、掃除機本体の延長管接続凸部と、これに接続された延長管の一端部との間の気密を図る構成についての記載がないので、気密を図る構成が、延長管接続凸部から延長管を外す際の支障となるかどうかは特許文献1では不明である。
ところで、前記保持機構による延長管保持の解除操作時に、延長管が掃除機本体から外し得る状態になったことが確認できるようにする上で、前記気密を図る構成が、延長管接続凸部から延長管を外す際の支障とならないようにすることは好ましい。
しかし、以上の要請は、既述のように保持機構すら備えていない特許文献1に記載の電気掃除機では満たすことができず、その改善が望まれている。
本発明の目的は、掃除機本体から吸塵パイプが不用意に外れることを防止する保持機構を備え、この機構による吸塵パイプの保持解除操作に伴い吸塵パイプが掃除機本体から外し得る状態になったことを、掃除機本体と吸塵パイプとの間の気密を図る構成に妨げられることなく、確認させることができる電気掃除機を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、電動送風機が内蔵された掃除機本体に、この本体の下側に接続された吸込み口体の下流側と連通し上方に開放する管受け部と、保持機構とを設け、一端部が管受け部に上方から挿脱自在に嵌合され他端部が電動送風機の吸込み側に吸塵ホースを介して連通する吸塵パイプに、保持機構に上方から着脱自在に保持される係止部を設け、管受け部とこれに嵌合される吸塵パイプの一端部と内のいずれか一方に、吸塵パイプが管受け部に嵌合された状態で吸塵パイプのスラスト方向に挟まれるシールリングを取付け、保持機構に対する係止部の保持解除時に押上げ手段で吸塵パイプを上方向に移動させるようにしている。
本発明によれば、掃除機本体から吸塵パイプが不用意に外れることを防止する保持機構を備え、この機構による吸塵パイプの保持解除操作に伴い吸塵パイプが掃除機本体から外し得る状態になったことを、掃除機本体と吸塵パイプとの間の気密を図る構成に妨げられることなく、確認させることができる電気掃除機を提供できる。
本発明の第1実施形態を図1〜図6を参照して説明する。
図1及び図2中符号1で示されるアップライト型(縦型)の電気掃除機は、吸込み口体2と、掃除機本体3と、吸塵パイプ4と、吸塵ホース5と、保持機構6などを具備している。
吸込み口体2は、床面の掃除に好適なように例えば平面視T字形状をなしている。吸込み口体2の前部は幅方向に延びており、その下面には図示しない吸込み開口が開けられている。この吸込み開口から一部が下方に突出する回転清掃体(図示しない)が、吸込み口体2の前部に内蔵されている。回転清掃体は、吸込み口体2に内蔵された電気モータの動力、若しくは吸込み口体2に吸い込まれる空気によって回転される。
吸込み口体2の後部は、吸込み口体2の前部中央部から後方向に突設されていて、この後部には回転自在な車輪8が取付けられている。この後部には図示しない自在継手構造を介して接続管9が取付けられている。この接続管9は、自在継手構造によって、起立する位置と略水平に倒れる位置とにわたって起倒するように前後方向に回転可能であるとともに、左右方向にも回転可能である。
掃除機本体3は、左右方向の幅寸法よりも上下方向に長く形成された本体ケース11を備えている。本体ケース11の後面下部には継手部12が設けられている。継手部12は、後方に突出していて、図2に示すように下部継手管部13と、この上側に連続する管受け部14とを有している。下部継手管部13にはその下方から接続管9が差し込まれて固定されている。
継手部12への接続管9の連結により、掃除機本体3は吸込み口体2の上方に前後方向に沿って回動可能に支持される。この掃除機本体3は、接続管9が図2に示した起立位置に配置された時に、吸込み口体2の略真上に自立した状態に保持される。
管受け部14の上端は上方に向けて開放されている。管受け部14の内周面は、これに嵌合される吸塵パイプ4の向きに方向性が出るように例えば四角形状(図3参照)をなしている。図2及び図3に示すように管受け部14の底部にシールリング15が配置されている。シールリング15は、エラストマや合成ゴムなどのゴム状弾性体からなり、その上面は管受け部14の上端開口に対向している。
図3に示すように本体ケース11にはその後面に開放するセット溝16が上下方向に延びて形成されている。セット溝16の下端は管受け部14に連続している。図1及び図3に示すように本体ケース11の上部にはセット溝16から外れてホース接続口17が形成されている。更に、本体ケース11の上面には持ち運び用の本体ハンドル18が設けられている。
図2に示すように本体ケース11の下部には電動送風機21が内蔵されている。この電動送風機21は、本体ケース11に内蔵されたコードリール22が有した電源コードを介して給電される。
本体ケース11にはその前面から着脱されるダストケース23が取付けられている。このダストケース23は電動送風機21の吸込み側に配置されている。更にダストケース23の吸込み側にホース接続口17が連通されている。ダストケース23は、その内部で、ホース接続口17から導入されて電動送風機21に向けて流通する含塵空気を旋回させることにより、サイクロン式の塵分離を行う。この塵分離に伴いダストケース23から流出した空気は電動送風機21に吸込まれ、この電動送風機21から吐出された空気は本体ケース11に設けた排気部24から本体ケース11外に排出される。
硬質材料からなる吸塵パイプ4は、パイプ要素31と、嵌合部材32と、把持部材33と、係止部材34とを備えている。
パイプ要素31は直管状をなしている。嵌合部材32はパイプ要素31の一端部外周に装着されていて、吸塵パイプ4の一端部(先端部)をなしている。筒状に形成された嵌合部材32の外形形状は管受け部14の形状に対応している。嵌合部材32は管受け部14の内側に挿脱自在に嵌合可能である。嵌合部材32が管受け部14に嵌合された時、この嵌合部材32の先端面はシールリング15の上面に当たるようになっている
把持部材33は、パイプ要素31の他端部外周に装着された把持ベース33a、及びこの把持ベース33aからパイプ要素31の側方に一体に延出された把持部33bを有している。この把持部33bは、電気掃除機1の使用時に吸込み口体2を床面に沿って前後に押し引きする際に握って使用される。パイプ要素31の他端開口は把持部材33によって塞がれていない。
係止部材34は把持部材33に寄せてパイプ要素31の外周に装着されている。図4及び図5に示すように係止部材34には係止部35が一体に形成されている。係止部35は下端が開放した箱状をなしている。この係止部35のパイプ要素31と平行状をなす係止壁35aには係止孔35bが開けられている。係止孔35bに代えて係止壁35aの外面に開放する係止溝を設けても良い。
吸塵ホース5は、可撓性を有するホース例えば蛇腹状のホースからなる。吸塵ホース5の一端部は掃除機本体3のホース接続口17に接続されている。吸塵ホース5の他端部はパイプ要素31の他端開口に接続されている。
保持機構6はセット溝16の上端に連続するように掃除機本体3の後部上面部に設けられている。図4及び図5に示すように保持機構6は、保持部材41と、解除操作部材42と、押上げ手段として例えばレバー43とを備えている。
図3に示すように本体ケース11の後部上面部には凹部11aが設けられている。この凹部11aは本体ケース11の上面及び後面にわたって開放されている。凹部11aの底面にセット溝16の上端が連続しており、この底面には上向きの凸部44が突設されている。本体ケース11の厚み方向に凸部44と対向する凹部11aの壁部11bには切欠き45(図4及び図5参照)が設けられている。
図4及び図5に示すように本体ケース11の後部上面壁11cと例えば平行状に設けられた内壁11dには開口46が開けられている。この開口46は凹部11aの底面の一部を開放している。後部上面壁11cと内壁11dとには上下方向に対応してガイド孔47,48が個別に開けられている。内壁11dの上面には一対のガイドリブ49(一つのみ図示)が設けられている。ガイドリブ49同士は、互いに平行であって、本体ケース11の前後方向に延びている。
図4〜図6に示すように保持部材41は、中央部に前後方向に延びる長孔41aを有した枠状をなしている。この保持部材41の前部にはばね受け凸部41bが一体に突設されている。保持部材41の後枠片部は、係止孔35bに挿脱できる大きさの係止凸部41cをなしており、この係止凸部41cの上面はテーパ面で形成されている。保持部材41の両側面には前後方向に延びるリブ41d(図6参照)が一体に突設されている。
この保持部材41の両側面を、一対のガイドリブ49の側面に摺動自在に接触させるとともに、リブ41dを一対のガイドリブ49の上面に摺動自在に接触させることによって、保持部材41は前後方向に移動可能に配置されている。保持部材41が前後方向に移動されることによって、その係止凸部41cは切欠き45を通って凹部11a内に挿脱されるようになっている。
後部上面壁11cと内壁11dとを上下方向につないだ本体ケース11の他の内壁11eと、ばね受け凸部41bとの間には、コイルばね50が圧縮状態に挟設されている。コイルばね50は保持部材41を常に後向きに付勢している。
解除操作部材42は掃除機本体3の外部から操作可能に設けられている。具体的には、解除操作部材42の上部がガイド孔47を通して本体ケース11の上方に突出されているとともに、解除操作部材42の下端部がガイド孔48に通されている。したがって、この解除操作部材42は押込み操作ができるように設けられている。なお、図6中符号42eはガイド孔47から解除操作部材42が抜けることを防止するために、解除操作部材42に一体に設けたフランジ状のストッパ凸部を示している。
解除操作部材42の中間部は保持部材41の長孔41aに通されている。図6等に示すように解除操作部材42は、その軸方向中間部の前向きのカム面42aを有している。カム面42aはその上側部位ほど前側にせり出す斜状の面で形成されている。このカム面42aは長孔41aの前側の孔縁に接触されている。この接触により、カム面42aに傾斜に応じたコイルばね50のばね力の分力が、解除操作部材42に対して常に上向きに与えられており、それにより、保持部材41及び解除操作部材42は通常図4に示す状態を保持する。長孔41aの孔縁のカム面42aへの接触部は、この接触部の摩耗による保持部材41の位置ずれを防止するために、カム面42aと同じ傾斜の斜状に形成すること好ましい。
レバー43は、内壁11dと一体の部位(図示しない)に支持された枢軸51に、これを中心にシーソー運動するように枢支されている。このレバー43の力点側部位は、レバー43の作用点側の部位より短い。これにより、レバー43は、その自重による回転で、常に力点側部位が解除操作部材42の下端にその下方から接触保持される。なお、この保持状態を得るのに捻りばねなどを用いてレバー43を付勢してもよく、この場合には力点側部位と作用点側部位とは前記長さ関係に制約されず任意に設定できる。レバー43の作用点側部位は、解除操作部材42に与えられる押込み操作力で動作されて上方向の押出し力を前記係止部35の係止壁35aに与えるために、レバー43のシーソー運動に伴い開口46を通って凹部11aに挿脱可能に設けられている。
前記構成の保持機構6と管受け部14とを用いて吸塵パイプ4を図1及び図2に示すように本体ケース11の後面に支持できる。この場合、まず、吸塵パイプ4の嵌合部材32を管受け部14に位置合わせしてから、吸塵パイプ4をセット溝16に沿わせながら押し下げるという簡単な手順によって、嵌合部材32を管受け部14内に嵌合して保持させるとともに、保持部材41の係止部35を凹部11aに上方から入り込ませて保持機構6に保持させることができる。
つまり、前記上方からの押込みにより、係止部35の係止壁35aが、保持部材41を押し退けながら凹部11aの壁部11bに沿って挿入される。それにより、係止壁35aの下端が開口46を通ってレバー43を押し下げ切った時点で、切欠き45と壁部11bの係止孔35bとが正しく対向するに伴って、コイルばね50で押されている保持部材41の係止凸部41cが係止孔35bに挿入される。
この時、保持部材41が係止壁35aに当たって、挿入深さが規制されるととともに、衝突音を発するので、吸塵パイプ4の保持完了を報知できる。
この保持状態では、係止孔35bが係止凸部41cの下面に引っ掛かって、保持部材41に係止部35が保持されるので、吸塵パイプ4が上方へ外れることが防止され、又、管受け部14との嵌合で吸塵パイプ4の前後方向の動きが規制されることと相まって、係止部35の係止壁35aと凹部11aの凸部44とによって、凹部11aから係止部35が後方に外れることが防止される。こうして吸塵パイプ4が保持機構6に保持された状態を図4に示す。
以上のように吸塵パイプ4が掃除機本体3に支持された状態では、嵌合部材32の下端面がシールリング15に上方から突き当たって密接する。この状態は、係止孔35bと係止凸部41cの下面との引っ掛かりにより保持される。そして、前記密接により、シールリング15が吸塵パイプ4のスラスト方向に沿って弾性変形した状態に嵌合部材32と管受け部14の底面との間に挟まれる。これにより、吸塵パイプ4と吸込み口体2との連通部でのシール不良による外気の吸込みを抑制できる。
図1及び図2に示す電気掃除機1を用いて電動送風機21を運転しながら床面を掃除する掃除形態では、掃除機本体3に取付けられた吸塵パイプ4をステックとして利用する。つまり、本体ケース11の上方に突出している把持部材33の把持部33bを握って、掃除機本体3を後方に傾けた状態とするとともに、掃除機本体3毎その下側の吸込み口体2を床面に沿わせて前後方向に移動させつつ使用する。
この掃除形態では、吸込み口体2から継手部12を通った含塵空気が、継手部12に下端部が接続された吸塵パイプ4及びこの吸塵パイプ4の上端部に接続された吸塵ホース5がなす吸塵風路を経由し、更に、掃除機本体3のホース接続口17からダストケース23を経由して電動送風機21に吸込まれる。これにより、ダストケース23で遠心分離式の塵分離が行われて、電動送風機21に吸込まれる空気から分離された塵がダストケース23に溜められる。この一方で、電動送風機21から流出した空気は、掃除機本体3の排気部24を通って掃除機本体3の外部に排出される。
以上の掃除作業においてステックとして使用される吸塵パイプ4は、その係止部35が保持機構6の保持部材41の係止凸部41cに引っ掛かっていて、掃除機本体3から外れないように保持機構6で保持されている。このため、吸塵パイプ4を握っての掃除機本体3の押し引き操作に伴って、掃除機本体3から吸塵パイプ4が不用意に外れることが防止され、その結果として掃除機本体3が床面側に倒れるおそれも防止できる。
電気掃除機1は、その掃除機本体3を略垂直に起して図1及び図2に示すように自立させることができる。この自立状態で、吸塵パイプ4を掃除機本体3から外して電動送風機21を運転することにより、吸塵パイプ4の先端部をなす嵌合部材32を吸口として直接吸塵できるとともに、若しくは嵌合部材に接続される図示しない隙間用ノズルなどの付属品を吸口として吸塵できる。これにより、狭い掃除場所の掃除が可能であるとともに、吸塵ホース5の長さを有効利用して天井側高所の掃除場所などを掃除できる。又、こうした掃除後に吸塵パイプ4は既述の手順で掃除機本体3の後面に立てて配置される。
以上の掃除形態の変更に際して掃除機本体3から吸塵パイプ4を外すには、保持機構6の解除操作部材42を押込んでから、この押込み状態のままで吸塵パイプ4を引き上げればよい。
この場合、まず、図4に示すように掃除機本体3に吸塵パイプ4が保持された状態で本体ケース11の上面から高く突出している解除操作部材42の上部を片手で押込む。これにより、解除操作部材42のカム面42aが保持部材41をコイルばね50の力に抗して他の内壁11eに向けて移動させるに伴い、保持部材41の係止凸部41cが係止部35の係止孔35bから抜けて、保持機構6による吸塵パイプ4の保持が解除される。
つまり、押込まれた解除操作部材42がレバー43の力点側部位を押して、枢軸51を中心にレバー43を図4中反時計回りに回転させる。そのため、解除操作部材42の操作に連動して回転されるレバー43の作用点側部位が、開口46を通って凹部11a内に上向きに入り込む。これにより、係止部35の係止壁35aが押上げられるので、係止凸部41cが係止孔35bから抜けるとともに吸塵パイプ4が上方に移動される。この状態を図5に示す。
こうした吸塵パイプ4の押上げにおいて、吸塵パイプ4の下端部をなして管受け部14に嵌合している嵌合部材32は、シールリング15から直ちに離間するため、吸塵パイプ4の押上げにおいてシールリング15が抵抗となることがない。したがって、解除操作部材42の押込み操作力を利用して、吸塵パイプ4を円滑かつ確実に押上げることができる。
以上のように掃除機本体3と吸塵パイプ4との間の気密を図る構成に妨げられることなく、吸塵パイプ4が押上げられることにより、吸塵パイプ4が掃除機本体3から外し得る状態になったことを、使用者に確認させることができる。
したがって、使用者は、解除操作部材42を片手で押込んだままで、次に他方の手で吸塵パイプ4を引き上げて、掃除機本体3から外すことができる。
又、以上のように押上げられる吸塵パイプ4の移動寸法は、管受け部14に対する吸塵パイプ4の嵌合部材32の嵌合深さより小さい。このため、保持機構6による吸塵パイプ4の押上げによって、吸塵パイプ4の下端部が管受け部14から外れることがない。したがって、保持機構6での解除操作に伴い吸塵パイプ4が不用意に掃除機本体3から外れる恐れがない。
吸塵パイプ4が外された後に解除操作部材42から手を離すと、コイルばね50のばね力で保持部材41が凹部11a内に突出する方向に移動される。これに伴いカム面42aで与えられる上向きの分力で、解除操作部材42が図4に示した上昇位置に押し戻される。又、レバー43は、自重により時計回りに回転して、その力点側部位が解除操作部材42の下端に接する状態が維持される。
以上のように解除操作部材42での解除操作に基づいて吸塵パイプ4がポップアップするので、例えば販売店の店頭でデモンストレーションを行う場合にも、解除操作部材42を操作する際の動きを視認させて、デモンストレーション効果を高める上で有効である。
図7は本発明の第2実施形態を示している。第2実施形態の説明においては、第1実施形態と同じ部分に第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略し、第1実施形態とは異なる事項を説明する。
第2実施形態では、本体ケース11の壁部11bには、切欠きに代えて通孔55が形成されている。この通孔55には保持部材41の係止凸部41c側の部位が通される。本体ケース11の内壁11dは凹部11aの底面を閉じている。そして、凹部11aの底部に第1実施形態で説明したレバーに代えて押上げ手段53が設けられている。
この押上げ手段53は、凹部11aの底面を貫通して上下方向に延びる軸53aと、この軸53aの上端部に固定された受け部材53bと、軸53aの下端部に固定されたストッパ53cと、凹部11aの底面と受け部材53bとの間に設けられて押上げ部材53bを支持した押上げばね(付勢体)53dとを有している。受け部材53bはL字形状をなし、その上面で係止部35の係止壁35aを下側から支持する。
掃除機本体3の本体ケース11に吸塵パイプ4が保持された状態を図7中実線で示す。この状態では、係止壁35aの下端が受け部材53bに押し当たって、押上げばね53dを圧縮状態にしているとともに、この係止壁35aの係止孔35bに保持部材41の係止凸部41cが挿入されている。つまり、保持機構6により吸塵パイプ4の係止部35が本体ケース11に保持されている。
吸塵パイプ4を掃除機本体3から外すには、まず、解除操作部材42を押込めばよい。それに伴いカム面42aにより保持部材41が移動されて、その係止凸部41cが係止孔35bから外れる。これと同時に、図7中二点鎖線で示すように押上げばね53dのばね力で、軸53a及び受け部材53bが上昇されるに伴い、受け部材53bにより係止部35の係止壁35aが押上げられる。つまり、押上げばね53dのばね力で自動的に吸塵パイプ4がポップアップされる。
以上説明した事項以外は図7に示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。したがって、第2実施形態でも第1実施形態と同様な作用を得て本発明の課題を解決できる。
しかも、吸塵パイプ4がポップアップされた状態では、上昇位置にあるL字形状の受け部材53bによって、凹部11aに保持部材41の係止凸部41cが挿入することが妨げられているので、解除操作部材42から手を離しても吸塵パイプ4が押上げられた状態を保持できる。
このため、解除操作部材42を押込み操作した片手で、引き続いて既述のようにポップアップした吸塵パイプ4を掃除機本体3から引き外すことができ、両手を用いなくても掃除機本体3から吸塵パイプ4を片手で外すことができる点で使い勝手が良い。
本発明は前記各実施形態には制約されない。例えば解除操作部材42は、押込み式のものではなく、スライド式、又は回転式のものであっても差し支えない。又、保持機構6を掃除機本体3の上面から下がった位置に設けることも可能である。又、吸塵パイプ4の把持部は、吸塵パイプ自体、例えばこのパイプの吸塵ホース5が接続された端部と係止部材34との間の部位を端部として用いることもできる。
本発明の第1実施形態に係る電気掃除機を斜め後側から見て示す斜視図。 第1実施形態に係る電気掃除機を一部切欠いて示す側面図。 第1実施形態に係る電気掃除機の後部とそこに着脱される吸塵パイプとの関係を示す斜視図。 第1実施形態に係る電気掃除機の保持機構回りをこの機構に吸塵パイプが保持された状態で示す断面図。 第1実施形態に係る電気掃除機の保持機構回りをこの機構に対する吸塵パイプの保持が解除された状態で示す断面図。 図4及び図5の保持機構が備える保持部材及び解除操作部材を示す斜視図。 本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の保持機構回りをこの機構に吸塵パイプが保持された状態で示す断面図。
符号の説明
1…電気掃除機、2…吸込み口体、3…掃除機本体、4…吸塵パイプ、5…吸塵ホース、6…保持機構、11…本体ケース、11a…凹部、14…管受け部、15…シールリング、21…電動送風機、31…吸塵パイプのパイプ要素、32…嵌合部材(吸塵パイプの一端部)、33…吸塵パイプの把持部材、33b…把持部、34…吸塵パイプの係止部材、35…係止部、35a…係止壁、35b…係止孔、41…保持部材、41c…係止凸部、42…解除操作部材、42a…カム面、43…レバー(押上げ手段)、50…コイルばね、51…枢軸、53…押上げ手段、53a…軸、53b…受け部材、53c…ストッパ、53d…押上げばね(付勢体)

Claims (4)

  1. 吸込み口体と、
    この吸込み口体の下流側に連通するとともに上方に開放した管受け部を下部に有して前記吸込み口体の上方に支持され、かつ、前記吸込み口体から含塵空気を吸込ませる電動送風機が内蔵された掃除機本体と、
    この掃除機本体に設けられた保持機構と、
    一端部が前記管受け部に上方から挿脱自在に嵌合され、他端部が吸塵ホースを介して前記電動送風機の吸込み側に連通されるとともに、前記他端部側部位に前記保持機構に上方から着脱自在に保持される係止部を有して、前記掃除機本体に着脱自在に取付けられた吸塵パイプと
    を具備した電気掃除機であって、
    前記管受け部とこれに嵌合される前記吸塵パイプの一端部と内のいずれか一方に、前記管受け部に前記吸塵パイプの一端部が嵌合された状態で前記吸塵パイプのスラスト方向に挟まれるシールリングを取付け、前記保持機構に対する前記係止部の保持が解除されるに伴って前記吸塵パイプを上方向に移動させる押上げ手段を備えた電気掃除機。
  2. 前記保持機構が、前記係止部に係脱される保持部材と、前記掃除機本体の外部から操作可能に設けられ前記保持部材を移動させて前記係止部に保持部材を係脱させる解除操作部材と、この解除操作部材に与えられる操作力で動作されて上方向の押出し力を前記係止部に与える前記押上げ手段とを備えた請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記保持機構が、前記係止部に係脱される保持部材と、前記掃除機本体の外部から操作可能に設けられ前記保持部材を移動させて前記係止部に保持部材を係脱させる解除操作部材と、前記係止部が前記保持部材に保持されるに伴い弾性変形するとともに、前記保持部材による前記係止部の保持が解除されるに伴って上方向の押出し力を前記係止部に与える付勢体を有した前記押上げ手段とを備えた請求項1に記載の電気掃除機。
  4. 前記吸塵パイプの一端部の前記管受け部に対する嵌合深さを、前記押上げ手段により前記吸塵パイプが押上げられる移動寸法より大きくした請求項1から3の内のいずれか一項に記載の電気掃除機。
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