JP2006333659A - トリップロック端子及びこれに用いる動作確認試験機 - Google Patents

トリップロック端子及びこれに用いる動作確認試験機 Download PDF

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明春 神本
Yoshiaki Date
義明 伊達
Kuniaki Miyaoka
邦明 宮岡
Toru Mitsui
徹 光井
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Abstract

【課題】 遮断器が開放動作する虞の有無を簡易かつ確実にチェックすることが可能なトリップロック端子を提供する。
【解決手段】 継電器側と遮断機側との間に設けられ、本体10とプラグ11とを有して構成されるトリップロック端子1において、本体10に保護継電器側に接続される第1の本体端子10aと遮断器側に接続される第2の本体端子10bとを設け、プラグ11に、第1及び第2のプラグ端子14a,14bと、第1のプラグ端子14aと第2のプラグ端子14bとの間に電気的に接続された発光素子16と、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとに接触可能な短絡導電部15とを設ける。第1の装着状態において、第1及び第2の本体端子10a,10bの一方と第1のプラグ端子14a、他方と第2のプラグ端子14bをそれぞれ接触させ、第2の装着状態において、第1及び第2の本体端子10a,10bを短絡導電部15に接触させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遮断器を作動させるトリップ回路に設けられるトリップロック端子に関するものであり、更に詳しくは、ランプ表示機能を有するトリップロック端子とこれに用いる動作確認試験機に関する。
変電所などにおいては、電力系統に発生する異常現象を検出すると、遮断器等の主器に(開閉器)にトリップ指令を出力し、これにより故障区間を遮断して正常な系統や機器に異常現象が波及することを防ぐ保護継電器が設置されている。このような継電器は、送電停止を行なわずに点検や工事を行なう必要があるため、継電器の点検や工事などで遮断器が不用意に動作して停電しないようする必要がある。このため、継電器側と遮断器側との間に点検時などにトリップ回路を開路(ロック)にするトリップロック端子が設けられている。
図19は、トリップロック端子1(1a,1b)を含む保護制御回路の概略構成を示した一例であり、電源母線(例えば交流数kv)101には負荷用電路102を介して負荷200が接続され、電源母線101に供給された電力が供給される。また、制御用電路(例えば直流100V)103には、継電器2の保護リレーの接点3、トリップ用補助コイル4、トリップロック端子1a、及びパレットスイッチ5が直列に結線されて接続され、また、トリップ用補助コイル4に流れる電流による電磁力で閉となるトリップ用補助接点
6、トリプロック端子1b、及びトリップコイル7が直列に結線されて接続されている。
また、負荷用電路3には、トリップコイル7に流れる電流による電磁力で接点が開となる遮断器(CB)8が設けられている。前記継電器2は、例えば過電流継電器であり、負荷用電路102に流れる電流を計測する変流器9からのデータに異常があると判定された場合に、保護リレーの接点3を閉にしてトリップ用補助コイル4に電流を流し、これによりトリップ用補助接点6を閉にしてトリップコイル7に電流を流し、遮断器8を動作させて負荷用電路102を遮断するようにしている。
それぞれのトリップロック端子1は、本体10とこの本体10に着脱自在に装着されるプラグ11とを有して構成され、通常時においては、ブラグ11を本体10に挿着して継電器側に接続された第1の本体端子10aと遮断器側に接続された第2の本体端子10bとを電気的に接続し、また、継電器2の点検時や工事を行なうときには、遮断器8が不用意に動作することがないよう、プラグ11を本体10から引き抜き、継電器側と遮断器側との間(第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間)を電気的に切り離すようにしている。
ところで、継電器2の点検等の作業が終了した場合には、トリップ回路のロックを戻す必要があるが、継電器2の保護リレーの接点状態が開状態であっても、継電器側と遮断器側との間に電圧があると、プラグ11を本体10に装着した際にトリップ用補助コイル4に電流が流れてトリップ用補助接点6が閉成し、これによりトリップコイル7に電流が流れて遮断器8が動作し、停電事故を誘発する危険がある。このため、残留電圧があるかどうかを電圧計で測定し、電圧が無いことを確認してからプラグ11を本体10に挿入するようにしているが、ロック箇所が多い場合には、それぞれの箇所で電圧を確認する必要があるため、作業が煩雑になり、また、時間を要する不都合があった。さらに、電圧計が故障したり、電圧計の設定を誤ると短絡状態が形成される可能性もあり、電圧を測定するつもりでテスト棒を当てると、トリップコイル7に電流が流れて遮断器8が動作する不都合もある。
この点、従来においては、下記の特許文献1に示されるトリップロック端子が公知となっている。これは、トリップロック端子を本体とこれに脱着される短絡プラグとによって構成し、本体に第1及び第2の2つの端子を設け、短絡プラグに第1及び第2の2つのプラグを設け、第1の係合状態において、本体の第1端子と短絡プラグの第1プラグのみを電気的に接続させ、また、第2の係合状態において、第1端子と第1プラグ、第2端子と第2プラグをそれぞれ電気的に接続させるようにしたものである。そして、第1係合状態において、第1端子と第1プラグに接続する外部接続端子とを介して保護継電器からの電流を発光ダイオード等の検知手段により検知し、保護継電器の保護リレーの接点の開閉状態を容易に確認できるようにしている。
特開閉10ー285716号公報
しかしながら、上述の構成においては、保護継電器から流れる電流を検知するために、テストケーブルに接続されたテストジャックをプラグ側に形成されたジャック挿入口に嵌入させ、第1端子とテストジャックとを発光ダイオードを介して電気的に接続し、継電器から流れる電流を発光ダイオードの発光の有無で調べるようにしているが、テストジャックのプラグへの装着とプラグの本体への装着は別々の作業になるので、依然として作業工数が多くなり、また、テストジャックの抜き差しによりプラグが第2の係合状態へ移行したり、脱落する不都合も懸念される。
また、上述の構成においては、本体の第1端子、又は、短絡プラグの第1プラグの長さを長くすることで、また、本体の一方の端子を異形状にすることで、第1の係合状態において接続する第1端子と第1プラグとが予め決められているので、短絡プラグを差し込む向きを変更できず、第1プラグと第2プラグとを逆にして本体に嵌入した場合には、電流を検知できなくなり、確認を誤る虞がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、継電器の点検作業などが終了してロック回路のロックを解除する際に、遮断器が開放動作する虞の有無を簡易かつ確実にチェックすることが可能となり、また、誤認することなくロックを解除することが可能なトリップロック端子を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、この発明に係るトリップロック端子は、継電器側と遮断器側との間に設けられ、本体と、前記本体に着脱可能に装着されるプラグとを有して構成されるものであり、前記本体は、前記継電器側に接続される第1の本体端子と前記遮断器側に接続される第2の本体端子とを備え、前記プラグは、前記第1及び第2の本体端子の一方と接触可能な第1のプラグ端子と、前記第1及び第2の本体端子の他方と接触可能な第2のプラグ端子と、前記第1のプラグ端子と前記第2のプラグ端子と間に電気的に接続された発光素子と、前記第1の本体端子及び第2の本体端子に接触可能な短絡導電部とを備え、第1の装着状態において、前記第1及び第2の本体端子の一方と前記第1のプラグ端子とを接触させると共に、前記第1及び第2の本体端子の他方と前記第2のプラグ端子とを接触させ、第2の装着状態において、前記第1及び第2の本体端子を前記短絡導電部に接触させることを特徴としている(請求項1)。
ここで、第1及び第2のプラグ端子は、1つのプラグ本体に絶縁部を介して一体に取り付けられるものであっても、別々のプラグ本体に設けられるものであってもよい。また、短絡導電部も第1の本体端子が接触可能になる部分と第2の本体端子が接触可能になる部分とが一体に形成されるものであっても、別体に形成されて電気的に接続されるものであってもよい。
したがって、継電器の点検作業などが終了してロック回路のロックを解除しようとする際に、プラグを本体に挿入して第1の装着状態を形成すれば、第1の本体端子と第2の本体端子とが発光素子を介して電気的に接続されるので、第1の本体端子と第2の本体端子との間に電圧があれば発光素子が発光し、遮断器が動作する虞があることを知ることが可能となる。そして、発光素子が発光しないこと、又は、発光しなくなったことを目視により確認すれば、この状態においては第1の本体端子と第2の本体端子との間に電圧がないことを認識できるので、第2の装着状態を形成することで、第1の本体端子と第2の本体端子とが短絡導電部に接触し、ロック状態を解除することが可能となる。
ここで、前記第1の装着状態は、プラグの短絡導電部を覆うようにカバー部材を取り付けた上で前記プラグを本体に装着することで形成し、前記第2の装着状態は、プラグからカバー部材を外してプラグを本体に装着することで形成するようにしてもよい(請求項2)。
また、前記本体に、接地端子をさらに備え、前記プラグに、前記接地端子と接触可能な第3のプラグ端子と、前記第1のプラグ端子と前記3のプラグ端子との間に電気的に接続された第1の接地間用発光素子と、前記第2のプラグ端子と前記3のプラグ端子との間に電気的に接続された第2の接地間用発光素子とをさらに備え、前記第1の装着状態において、接地端子と第3のプラグ端子とをさらに接触させることで、第1の本体端子と接地端子、及び、第2の本体端子と接地端子との間のそれぞれの電圧の有無を第1及び第2の接地間用発光素子の発光の有無で確認するようにしてもよい(請求項3)。
また、上記課題を達成するために、この発明に係るトリップロック端子は、継電器側と遮断機側との間に設けられ、本体と、前記本体に着脱可能に装着されるレバーとを有して構成されるものにおいて、前記本体は、前記継電器側に接続される第1の本体端子と前記遮断器側に接続される第2の本体端子とを備え、前記レバーは、前記第1及び第2の本体端子の一方に対して傾動可能に取り付けられると共に、前記第1及び第2の本体端子の他方に対して直接、又は、中継部材を介して着脱可能に装着される導電部を備え、前記中継部材は、前記第1及び第2の本体端子の他方に装着可能な第1の中継端子と、前記導電部に装着可能な第2の中継端子と、前記第1の中継端子と前記第2の中継端子との間に電気的に接続された発光素子とを備え、第1の装着状態において、前記第1及び第2の本体端子の他方と前記導電部との間に中継部材を介在させて前記第1及び第2の本端端子の他方と前記第1の中継端子とを装着させると共に前記導電部と前記第2の中継端子とを装着させ、第2の装着状態において、前記第1及び第2の本体端子の他方と前記導電部とを直接装着させるようにしてもよい(請求項4)。
このような構成においては、継電器の点検作業などが終了してロック回路のロックを解除しようとする際に、第1及び第2の本端端子の他方とレバーの導電部との間に中継部材を介在させて第1の装着状態を形成すれば、第1の本体端子と第2の本体端子とが中継部材に設けられた発光素子及び導電部を介して電気的に接続されるので、第1の本体端子と第2の本体端子との間に電圧があれば発光素子が発光し、遮断器が動作する虞があることを知ることが可能となる。そして、発光素子が発光しないこと、又は、発光がなくなったことを目視により確認すれば、この状態においては第1の本体端子と第2の本体端子との間に電圧がないことを認識できるので、中継部材を取り除いてレバーの導電部を第1及び第2の本体端子の他方に直接装着して第2の装着状態を形成することで、第1の本体端子と第2の本体端子とが導電部を介して電気的に接続され、ロック状態を解除することが可能となる。
また、上記課題を達成するために、この発明に係るトリップロック端子は、継電器側と遮断機側との間に設けられ、本体と、前記本体に着脱可能に装着されるレバーとを有して構成される構成において、前記本体は、前記継電器側に接続される第1の本体端子と前記遮断器側に接続される第2の本体端子とを備え、前記レバーは、前記第1及び第2の本体端子の一方に対して傾動可能に取り付けられると共に、前記第1及び第2の本体端子の他方に対して着脱可能に装着される第1の導電片と、前記第1の導電片に回動自在に取り付けられ、前記第1及び第2の本体端子の他方に対して着脱可能に装着される第2の導電片と、前記第1の導電片と前記第2の導電片との間に電気的に接続された発光素子とを備え、第1の装着状態において、前記第1及び第2の本体端子の他方と前記第2の導電片とを装着させて前記第1及び第2の本体端子の他方と前記第1の導電片とを前記第2の導電片及び前記発光素子を介して電気的に接続させ、第2の装着状態において、前記第1及び第2の本体端子の他方と前記第1の導電片とを直接装着させるようにしてもよい(請求項5)。
このような構成においては、継電器の点検作業などが終了してロック回路のロックを解除しようとする際に、第1の導電片に設けられた第2と導電片を第1及び第2の本体端子の他方に装着させて第1の装着状態を形成すれば、第1の本体端子と第2の本体端子とが第2の導電片、発光素子、及び第1の導電片を介して電気的に接続されるので、第1の本体端子と第2の本体端子との間に電圧があれば発光素子が発光し、遮断器が動作する虞があることを知ることが可能となる。そして、発光素子が発光しないこと、又は、発光がなくなったことを目視により確認すれば、この状態においては第1の本体端子と第2の本体端子との間に電圧がないことを認識できるので、第1の導電片を第1及び第2の本体端子の他方に直接装着して第2の装着状態を形成することで、第1の本体端子と第2の本体端子とが第1の導電片を介して電気的に接続され、ロック状態を解除することが可能となる。
尚、上述において、発光素子、第1の接地間用発光素子、及び、第2の接地間用発光素子は、ここを流れる電流を小さくするために、高入力インピーダンス特性を有する放電管などを用いるとよい(請求項6,7)。
以上の構成においては、第1の装着状態での発光素子の発光の有無により遮断器が動作する虞の有無を確認しているので、発光素子が正常に動作することが前提となる。このため、発光素子が正常に動作することを確認できる試験機があれば発光素子の故障に伴う誤認を防ぐことが可能となる。
そこで、前記請求項1乃至3のいずれかに記載のトリップロック端子のプラグに対しては、このプラグを着脱可能に装着し、前記第1及び第2のプラグ端子の一方に接触可能な第1のテスト端子と、前記第1及び第2のプラグ端子の他方に接触可能な第2のテスト端子と、前記第1のテスト端子と前記第2のテスト端子との間に電位差を形成する手段とを有して構成される動作確認試験機を備えることが好ましい(請求項8)。
また、前記請求項3に記載のトリップロック端子のプラグに対しては、このプラグを着脱可能に装着し、前記第1及び第2のプラグ端子の一方に接触可能な第1のテスト端子と、前記第1及び第2のプラグ端子の他方に接触可能な第2のテスト端子と、前記第3のプラグ端子に接触可能の第3のテスト端子と、前記第1のテスト端子と前記第2のテスト端子との間、前記第1のテスト端子と前記第3のテスト端子との間、前記第2のテスト端子と前記第3のテスト端子との間のそれぞれに電位差を形成する手段とを有して構成される動作確認試験機を備えることが好ましい(請求項9)。
さらに、前記請求項4に記載のトリップロック端子に利用される中継端子に対しては、この中継端子を着脱可能に装着し、前記第1及び第2の中継端子の一方に装着可能な第1のテスト端子と、前記第1及び第2の中継端子の他方に装着可能な第2のテスト端子と、前記第1のテスト端子と前記第2のテスト端子との間に電位差を形成する手段とを有して構成される動作確認試験機を備えることが好ましい(請求項10)。
また、前記請求項5に記載のレバーに対しては、このレバーを着脱可能に装着し、前記第1及び第2の導電片の一方に装着可能な第1のテスト端子と、前記第1及び第2の導電片の他方に装着可能な第2のテスト端子と、前記第1のテスト端子と前記第2のテスト端子との間に電位差を形成する手段とを有して構成される動作確認試験機を備えることが好ましい(請求項11)。
したがって、これらの動作確認試験機を採用することにより、ロックを解除する操作前に発光素子が正常に動作することをチェックすることができるので、発光素子の故障に伴う誤認の恐れを無くすことが可能となる。
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、第1の装着状態を形成すれば、第1及び第2の本体端子の一方と第1のプラグ端子、及び、第1及び第2の本体端子の他方と第2のプラグ端子がそれぞれ接触されて、第1の本体端子と第2の本体端子との間が発光素子を介して電気的に接続され、また、第2の装着状態を形成すれば、第1及び第2の本体端子が短絡導電部に接触されて第1の本体端子と第2の本体端子とが導通してロックが解除されるので、プラグの装着状態を変更するだけで、遮断器が開放作動する恐れの有無を簡易かつ確実に知ることが可能となり、また、誤認することなくロックを解除することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、前記第1の装着状態と第2の装着状態とを、プラグへのカバー部材の着脱により切り替えることができるので、電圧確認時とロック解除時とを容易に切り替えることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、第1の装着状態において、第1の本体端子と接地端子との間、及び、第2の本体端子と接地端子との間の電圧の有無をも確認することができるので、ロック回路のロックを解除する前により確実に遮断器の作動の虞の有無を知ることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、第1の装着状態を形成すれば、第1及び第2の本体端子の一方に傾動可能に取り付けられたレバーの導電部と第1及び第2の本体端子の他方との間に中継部材が介在されて、第1の本体端子と第2の本体端子との間が発光素子及び導電部を介して電気的に接続され、また、第2の装着状態を形成すれば、導電部が第1及び第2の本体端子の他方に直接装着されて第1の本体端子と第2の本体端子とが導電部を介して導通してロックが解除されるので、レバーの装着状態を変更するだけで、遮断器が開放作動する恐れの有無を簡易かつ確実に知ることが可能となり、また、誤認することなくロックを解除することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、第1の装着状態を形成すれば、第1及び第2の本体端子の一方に傾動可能に取り付けられた第1の導電片に取り付けられる第2の導電片が第1及び第2の本体端子の他方に装着されて、第1の本体端子と第2の本体端子との間が第1の導電片、発光素子、及び第2の導電片を介して電気的に接続され、また、第2の装着状態を形成すれば、第1の導電片が第1及び第2の本体端子の他方に直接装着されて、第1の本体端子と第2の本体端子との間が第1の導電片を介して導通してロックが解除されるので、レバーの装着状態を変更するだけで、遮断器が開放作動する恐れの有無を簡易かつ確実に知ることが可能となり、また、誤認することなくロックを解除することが可能となる。
請求項6及び7に記載の発明によれば、発光素子や、第1の接地間用発光素子及び第2の接地間用発光素子が、高入力インピーダンス特性を有する放電管で構成されるので、ここを流れる電流を小さくすることが可能となり、遮断器が不用意に誤動作する虞をなくすことが可能となる。
請求項8乃至11に記載の発明によれば、ロックを解除する操作前に発光素子が正常に動作することをチェックすることができるので、発光素子の故障に伴う誤認の恐れを無くすことが可能となり、信頼性の高いロック戻し操作を実施することが可能となる。
以下、この発明の最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の第1の実施の形態を示すトリップロック端子1のプラグ11を示す斜視図であり、このプラグ11は、図19で示す既存の本体10に装着されて第1及び第2の本体端子10a,10bを電気的に接続させることで、ロック回路のロックを戻すことを可能にしたものである。プラグ11は、直方体形状のロックプラグカバー12と、このロックプラグカバー12から本体側へ突出し、本体10に対して挿入可能となる断面矩形のプラグ本体13と、このプラグ本体13の先端部に設けられ、周面がプラグ本体13の周面と一致するように取り付けられると共に本体側へ突き出る第1及び第2のプラグ端子14a,14bと、プラグ本体13の基端部全周に亘って第1及び第2のプラグ端子14a,14bから分離して設けられ、周面がプラグ本体13の周面と一致するように取り付けられた短絡導電部15と、ロックプラグカバー12の正面に固定された発光素子16とを有して構成されている。
ロックプラグカバー12及びプラグ本体13は、合成樹脂等の絶縁材で構成され、プラグ本体13は、第1のプラグ端子14aと第2のプラグ端子14bとの間、及び、第1及び第2のプラグ端子14a,14bと短絡導電部15との間を絶縁部17としている。また、ロックプラグカバー12は、プラグ本体13より大きな断面形状を有しており、本体10への挿入時に本体10が当接するまで挿入することで第1及び第2の本体端子10a,10bが短絡導電部15に接触し、ロック回路のロックを戻す装着状態(第2の装着状態)を形成するようにしている。
前記発光素子16は、高入力インピーダンス特性を有する例えば放電管が用いられ、図2に示されるように、ロックプラグカバー12及びプラグ本体13の内部で結線されて第1のプラグ端子14aと第2のプラグ端子14bとの間に電気的に接続され、第1のプラグ端子14aと第2のプラグ端子14bとの間に電圧があると僅かな電流で発光するようになっている。
また、プラグ本体13には、その上方から着脱可能にカバー部材18が取り付けられるようになっている。このカバー部材18は、合成樹脂等の絶縁材で形成され、プラグ本体13の3側面を覆うように断面コ字状に形成されており、一端をロックプラグカバー12に当接するようにプラグ本体13に装着すると、プラグ端子14a,14bのみが表出されるような長さに形成されている。そして、プラグ本体13にカバー部材18を取り付けた状態でカバー部材18が本体10に当接するまで挿入すると、本体10の第1及び第2の本体端子10a,10bがそれぞれ第1及び第2のプラグ端子14a,14bに接触する装着状態(第1の装着状態)が形成されるようになっている。
上記構成において、継電器2の点検作業などが終了してロック回路のロックを解除しようとする場合には、まず、プラグ本体13にカバー部材18を取り付けて第1及び第2のプラグ端子14a,14bが設けられた先端部分のみを表出させた状態とし、その状態でプラグ11を本体10に挿入する。すると、図3(a)に示されるように、プラグ11はカバー部材18の先端が本体10に当接するまで挿入され、本体10の第1及び第2の本体端子10a,10bがプラグ11の第1及び第2のプラグ端子14a,14bに接触する第1の装着状態が形成される。
この状態においては、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとは発光素子16を介して電気的に接続され、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間に電圧があれば発光素子16が発光するので、目視をもって遮断器8が動作する虞の有無を知ることが可能となる。
特に、上述の構成においては、第1のプラグ端子14aと第2のプラグ端子14bとの間に発光素子16が電気的に接続されているので、仮に第1の本体端子10aが接触するプラグ端子と第2の本体端子10bが接触するプラグ端子とが逆になるようにプラグ11が本体10に挿入された場合でも(第1の本体端子10aが第2のプラグ端子14bに接触し、また、第2の本体端子10bが第1のプラグ端子14aに接触するようにプラグ11が本体10に挿入された場合でも)、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間の電圧の有無を発光素子16の発光の有無で知ることが可能となる。尚、第1の本体端子10aが接触するプラグ端子と第2の本体端子10bが接触するプラグ端子とが逆にならないようにするために、プラグ本体13の断面形状を台形等に変形してもよい。
そして、発光素子16が発光しないこと、又は、発光していた状態から発光がなくなったことを目視により確認すれば、この状態においては第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間に電圧がないことを認識できるので、次にプラグ本体13に取り付けたカバー部材18を取り外して短絡導電部15を露出した状態とし、その状態でプラグ11を本体10に更に押し込む。すると、図3(b)に示されるように、プラグ11はロックプラグカバー12が本体10に当接するまで挿入され、本体10の第1及び第2の本体端子10a,10bがプラグ11の短絡導電部15に接触する第2の装着状態が形成される。
この状態においては、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bが短絡導電部15によって電気的に接続されるのでロック状態が解除されることになるが、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間に電圧はないので、トリップ用補助コイル4やトリ
ップコイル7に電流が流れることはなく、遮断器8が不用意に開放動作することはない。
したがって、上述の構成においては、カバー部材18の着脱によりプラグ11の装着状態を変更することで、遮断器8が開放作動する恐れの有無を簡易かつ確実に知ることが可能となり、また、誤認することなくロックを解除することが可能となる。
ところで、上述の構成においては、第1の装着状態における発光素子の発光の有無により遮断器が動作する虞の有無を確認するようにしているので、発光素子が正常に動作することが前提となる。このため、発光素子が正常に動作することを予め確認し、その上で上述した装着状態を形成することが好ましい。
そこで、図4に示されるように、プラグ11を着脱自在に装着可能な動作確認試験機50を用いるとよい。この動作確認試験機50は、これに装着されるプラグの第1及び第2のプラグ端子14a,14bの一方に接触可能な第1のテスト端子51と、第1及び第2のプラグ端子14a,14bの他方に接触可能な第2のテスト端子52と、第1のテスト端子51と前記第2のテスト端子52との間に電位差を形成する電位差形成手段60とを有して構成されている。電位差形成手段60は、試験機に内臓された電池などの電源によって構成されるものであっても(図ではこの例を示す)、外部の電源によって構成されるものであってもよい。
このような動作確認試験機50を用い、ロック戻し操作(第1の装着状態及び第2の装着状態を形成する操作)を行うステップの前にプラグ11を動作確認試験機50に装着するステップを設ければ、プラグ11の発光素子16が正常に点灯することを予め確認することが可能となり、発光素子16の故障により第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間の電圧の有無を誤認することがなくなり、信頼性の高いロック戻し操作を実施することが可能となる。
図5において、上述した構成のカバー部材18の変形例が示されている。
前述の構成例では、カバー部材18がプラグ11に対して離脱可能に設けられたものであるが、この例においてカバー部材18は、プラグ11から離れることなくロックプラグカバー12にヒンジ部20を介して回動可能に取り付けられ、第1の装着状態を形成するためにプラグ本体13に取り付ける場合には、カバー部材18をロックプラグカバー20からプラグ本体13を覆うようにヒンジ部20を中心に回動させ、第1及び第2のプラグ端子14a,14bのみを表出させた状態とし、第2の装着状態を形成するためにプラグ本体13から取り除く場合には、カバー部材18をロックプラグカバー12に重ね合わせるようにヒンジ部20を中心に回動させ、短絡導電部15が露出された状態とする。
また、カバー部材18には、ロック錠21がついており、カバー部材18がプラグ本体13に取り付けられるとその状態を保持するようにロックされ、ロック錠21を押してロックを解除することでカバー部材18をプラグ本体13から取り外すことができるようになっている。
なお、他の構成については、前記構成例と同様であるので、同一箇所に同一番号を付して説明を省略する。
このような構成においても、前記構成例と同様の作用効果に加えて、カバー部材18がプラグ11から離れることなく設けられているので、カバー部材18のプラグ本体13への着脱を片手で行うことができ、また、カバー部材18の紛失を避けることが可能となる。また、ロック錠21によりカバー部材18がプラグ本体13に取り付けられた状態が保持されるので、不用意にカバー部材18が外れることがなくなる。
図6において、図1乃至図3で示されたプラグ11の変形例が示されている。
この構成例においては、本体10に、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間にアース端子10cが更に設けられ、また、プラグ11に、前記アース端子10cに接触可能な第3のプラグ端子14cが第1のプラグ端子14aと第2のプラグ端子14bとの間に設けられている。また、プラグ11には、ロックプラグカバー12及びプラグ本体13の内部で第1及び第2のプラグ端子14a,14bに結線され、第1のプラグ端子14aと第2のプラグ端子14bとの間に電気的に接続された前記発光素子16の他に、ロックプラグカバー12及びプラグ本体13の内部で第1のプラグ端子14aと第3のプラグ端子14cとに結線され、第1のプラグ端子14aと第3のプラグ端子14cとの間に電気的に接続された高入力インピーダンス特性を有する放電管等からなる第1の接地間用発光素子22aと、ロックプラグカバー12及びプラグ本体13の内部で第2のプラグ端子14bと前記3のプラグ端子14cとに結線され、第2のプラグ端子14bと前記3のプラグ端子14cとの間に電気的に接続された高入力インピーダンス特性を有する放電管等からなる第2の接地間用発光素子22bとが設けられている。
なお、他の構成については、前記構成例と同様であるので、同一箇所に同一番号を付して説明を省略する。
このような構成において、継電器2の点検作業などが終了してロック回路のロックを解除しようとする場合には、まず、プラグ本体13にカバー部材18を取り付けて第1及び第2のプラグ端子14a,14bが設けられた先端部分のみを表出させた状態とし、その状態でプラグ11を本体10に挿入する。すると、図7(a)に示されるように、プラグ11はカバー部材18の先端が本体10に当接するまで挿入され、本体10の第1及び第2の本体端子10a,10bがプラグ11の第1及び第2のプラグ端子14a,14bに接触し、また、本体10の接地端子10cがプラグ11の第3のプラグ端子14cに接触する第1の装着状態が形成される。
この状態においては、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとは発光素子16を介して電気的に接続され、第1の本体端子10aと接地端子10cとは接地間用発光素子22aを介して電気的に接続され、また第2の本体端子10bと接地端子10cとは接地間用発光素子22bを介して電気的に接続されるので、それぞれの間に電圧があれば、対応する発光素子(発光素子16、接地間用発光素子22a、接地間用発光素子22b)が発光することになり、それぞれの間の電圧の有無を目視をもって確認することができ、遮断器8が動作する虞の有無を知ることが可能となる。
そして、それぞれの発光素子16が発光しないこと、又は、発光していた状態から発光がなくなったことを目視により確認すれば、この状態においては第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間に電圧がないこと、接地端子10cと第1の本体端子10a及び第2の本体端子10bとの間に電圧がないことをそれぞれ確認できるので、次にプラグ本体13に取り付けたカバー部材18を取り外して短絡導電部15が露出された状態とし、その状態でプラグ11を本体10に更に押し込む。すると、図7(b)に示されるように、プラグ11はロックプラグカバー12が本体10に当接するまで挿入され、本体10の第1及び第2の本体端子10a,10bがプラグ11の短絡導電部15に接触し、また接地端子10cが絶縁部17に接触する第2の装着状態が形成される。
したがって、この状態においては、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bが短絡導電部15によって電気的に接続されるのでロック状態が解除されることになるが、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間や接地端子10cと第1及び第2の本体端子10a,10bとの間に電圧はないので、トリップ用補助コイル4やトリップコイル7に電流が流れることはなく、遮断器8が不用意に開放動作することはない。
尚、このようなプラグ11に対しては、図8に示されるような動作確認試験機50を用意しておくとよい。
この動作確認試験機50は、プラグ11が着脱自在に装着されるもので、これに装着されるプラグ11の第1及び第2のプラグ端子14a,14bの一方に接触可能な第1のテスト端子51と、第1及び第2のプラグ端子14a,14bの他方に接触可能な第2のテスト端子52と、第3のプラグ端子14cに接触可能の第3のテスト端子53と、第1のテスト端子51と第2のテスト端子53との間、第1のテスト端子51と第3のテスト端子53との間、及び第2のテスト端子52と第3のテスト端子53との間のそれぞれに電位差を形成する電位差形成手段60,61,62とを有して構成されるものであってもよい。
それぞれの電位差形成手段60,61,62は、試験機に内臓された電池などの電源によって構成されるものであっても(図ではこの例を示す)、外部から供給される電源によって構成されるものであってもよい。
このような動作確認試験機50を用い、ロック戻し操作を行うステップの前にプラグ11を動作確認試験機50に装着するステップを設ければ、プラグ11の発光素子16や接地間用発光素子22a,22bが正常に点灯することを予め確認することが可能となり、発光素子16,22a,22bの故障で第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間の電圧の有無、第1の本体端子10aと接地端子10cとの間の電圧の有無、第2の本体端子10bと接地端子10cとの間の電圧の有無を誤認することがなくなり、信頼性の高いロック戻し操作を実施することが可能となる。
図9及び図10においてトリップロック端子の他の構成例が示されている。
前述の構成例では、1つのプラグ本体13に絶縁部17を介して第1及び第2のプラグ端子14a,14bを設けた例であるが、この構成例においては、第1及び第2のプラグ端子14a,14bが別々のプラグ本体13a,13bに設けられている。即ち、プラグ11は、直方体形状のロックプラグカバー12と、このロックプラグカバー12から本体側へ突出し、本体10に対して挿入可能となる第1及び第2の2つのプラグ本体13a,13bと、この第1及び第2のプラグ本体13a,13bの先端部に設けられた第1及び第2のプラグ端子14a,14bと、第1及び第2のプラグ本体13の基端部に設けられ、第1及び第2のプラグ端子14a,14bと絶縁部17a,17bを介して電気的に分離された第1及び第2の短絡導電部15a,15bと、ロックプラグカバー12の正面に固定された発光素子16とを有して構成されている。
第1のプラグ本体13aの先端部に設けられた第1のプラグ端子14aと第2のプラグ本体13bの先端部に設けられた第2のプラグ端子14bとは、導電体で構成され、発光素子16を介してロックプラグカバー12及びプラグ本体13a,13bの内部で電気的に接続されており、第1のプラグ端子14aと第2のプラグ端子14bとの間に電圧があると僅かな電流で発光素子16が発光するようになっている。また、第1のプラグ本体13aの基端部に形成された第1の短絡導電部15aと第2のプラグ本体13bの基端部に形成された第2の短絡導電部15bとは、導電体で構成され、ロックプラグカバー12の内部で電気的に接続されている。
この例において、第1及び第2の本体端子10a,10bは、それぞれ第1及び第2のプラグ本体13a,13bに挿入されるようなピン形状に形成され、また、第1及び第2のプラグ本体13a,13bには、カバー部材18が上方から着脱可能に取り付けられるようになっている。このカバー部材18は、合成樹脂等の絶縁物で形成され、両方のプラグ本体13a,13bを覆うように断面コ字状に形成されており、一端をロックプラグカバー12に当接するように第1及び第2のプラグ本体13a,13bに装着すると、第1及び第2のプラグ端子14a,14bのみが表出されるような長さに形成されている。
そして、プラグ本体13a,13bにカバー部材18を取り付けた状態でカバー部材18の先端が本体10に当接されるまでプラグ11を本体10に挿入すると、本体10の第1及び第2の本体端子10a,10bが第1及び第2のプラグ端子14a,14bに接触する装着状態が形成されるようになっている。また、カバー部材18を取り外した状態でロックプラグカバー12が本体10に当接されるまでプラグ11を本体10に挿入すると、本体10の第1及び第2の本体端子10a,10bがそれぞれ第1及び第2の短絡導電部15a,15bに接触し、ロック回路のロックを戻す装着状態が形成されるようになっている。
なお、他の構成については、前記構成例と同様であるので、同一箇所に同一番号を付して説明を省略する。
このような構成においても、継電器2の点検作業などが終了してロック回路のロックを解除しようとする場合には、まず、プラグ本体13にカバー部材18を取り付けて第1及び第2のプラグ端子14a,14bが設けられた先端部分のみを表出させた状態とし、その状態でプラグ11を本体10に挿入する。すると、図11(a)に示されるように、プラグ11はカバー部材18の先端が本体10に当接するまで挿入され、本体10の第1及び第2の本体端子10a,10bがプラグ11の第1及び第2のプラグ端子14a,14bに接触する第1の装着状態が形成される。
この状態においては、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとが発光素子16を介して電気的に接続され、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間に電圧があれば発光素子16が発光するので、目視をもって遮断器8が動作する虞の有無を知ることが可能となる。
特に、この構成においては、第1のプラグ端子14aと第2のプラグ端子14bとの間に発光素子16が電気的に接続されているので、仮に第1の本体端子10aが接触するプラグ端子と第2の本体端子10bが接触するプラグ端子とが逆になるようにプラグ11が本体10に挿入された場合でも(第1の本体端子10aが第2のプラグ端子14bに接触し、また、第2の本体端子10bが第1のプラグ端子14aに接触するようにプラグ11が本体10に挿入された場合でも)、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間の電圧の有無を発光素子16の発光の有無で知ることが可能となる。
そして、発光素子16が発光しないこと、又は、発光していた状態から発光がなくなったことを目視により確認すれば、この状態においては第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間に電圧がないことを認識できるので、次にプラグ本体13に取り付けたカバー部材18を取り外して短絡導電部15a,15bが露出された状態とし、その状態でプラグ11を本体10にさらに押し込む。すると、図11(b)に示されるように、プラグ11はロックプラグカバー12が本体10に当接するまで挿入され、本体10の第1及び第2の本体端子10a,10bがプラグ11の短絡導電部15a,15bに接触する第2の装着状態が形成される。
この状態においては、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bが短絡導電部15a,15bを介して電気的に接続されるのでロック状態が解除されることになるが、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間に電圧はないので、トリップ用補助コイル4やトリップコイル7に電流が流れることはなく、遮断器8が不用意に開放動作されることはない。
したがって、上述の構成においても、カバー部材18の着脱によりプラグ11の装着状態を変更することで、遮断器8が開放動作する恐れの有無を簡易かつ確実に知ることが可能となり、また、誤認することなくロックを解除することが可能となる。
尚、このようなプラグに対しては、図12に示されるような動作確認試験機50を用意しておくとよい。
この動作確認試験機50は、装着されたプラグの第1及び第2のプラグ端子14a,14bの一方に接触可能な第1のテスト端子54と、第1及び第2のプラグ端子14a,14bの他方に接触可能な第2のテスト端子55と、第1のテスト端子54と第2のテスト端子55との間に電位差を形成する電位差形成手段63とを有して構成されている。電位差形成手段63は、試験機に内臓された電池等の電源によって構成されるものであっても(図ではこの例を示す)、外部から供給される電源によって構成されるものであってもよい。
このような動作確認試験機50を用い、ロック戻し操作を行うステップの前にプラグ11を動作確認試験機50に装着するステップを設ければ、プラグ11の発光素子16が正常に点灯することを予め確認することが可能となり、発光素子16の故障で第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間の電圧の有無を誤認することがなくなり、信頼性の高いロック戻し操作を実施することが可能となる。
図13及び図14においてトリップロック端子の他の構成例が示されている。
この例においてトリップロック端子1は、本体10とこの本体10に装着されるレバー31とを有して構成されている。
本体10は、継電器側に接続されて本体10から突出する第1の本体端子10aと遮断器側に接続されて本体10から表出する第2の本体端子10bとを備えている。第1の本体端子10aは、例えばダブルリーフコンタクトからなり、第2の本体端子10bは、下記するレバー31の導電部36の一端部を回転自在に支持するリンク部材によって構成されている。
レバー31は、第2の本体端子10bに対して傾動可能に取り付けられると共に第1の本体端子10aに対して直接、又は、中継部材35を介して着脱可能に装着される導電部32と、この導電部32の先端部に取り付けられた取手部33とを有している。
前記中継部材35は、本体10の第1の本体端子10aに装着可能な第1の中継端子36aと、この第1の中継端子36aから分離されて設けられると共にレバー31の導電部32に装着可能な第2の中継端子36bと、第1の中継端子36aと第2の中継端子36bとの間に電気的に接続された高入力インピーダンス特性を有する放電管等からなる発光素子16とを備えている。この例において、第1の中継端子36aは、前記第1の本体端子12aに挿嵌可能な肉厚を有する板状のコンタクトにより構成され、第2の中継端子36bは、レバー31の導電部32を挟持するダブルリーフコンタクトにより構成されている。
このような構成においては、継電器2の点検作業などが終了してロック回路のロックを解除しようとする場合に、まず、図14(a)に示されるように、第1の本体端子10aとレバー31の導電部32との間に中継部材35を介在させ、第1の本体端子10aに中継部材35の第1の中継端子36aを装着すると共に第2の中継端子36bにレバー31の導電部32を装着させる。
すると、レバー31は、本体端子10aと中継端子36aおよびレバー導電部32と中継端子36bとの装着により、中継部材35を介して保持されることになる。また、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとが中継部材35に設けられた発光素子16及びレバー31の導電部36を介して電気的に接続される第1の装着状態が形成され、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間に電圧があれば発光素子16が発光するので、目視をもって遮断器8の動作の虞の有無を知ることが可能となる。
そして、発光素子16が発光しないこと、又は、発光していた状態から発光がなくなったことを目視により確認すれば、この状態においては第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間に電圧がないことを認識できるので、次に、図14(b)に示されるように、中継部材35を取り除いて第1の本体端子10aにレバー31の導電部32を直接装着させる。
すると、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとがレバー31の導電部32を介して電気的に接続される第2の装着状態が形成される。この状態においては、ロック回路のロック状態が解除されることになるが、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間には電圧がないので、トリップ用補助コイル4やトリップコイル7に電流が流れることはなく、遮断器8が不用意に開放動作されることはない。
したがって、上述の構成においては、中継部材35の着脱によりレバー31の装着状態を変更することで、遮断器8が開放動作する恐れの有無を簡易かつ確実に知ることが可能となり、また、誤認することなくロックを解除することが可能となる。
尚、上述の中継部材35に対しては、図15に示されるように、中継部材35を着脱自在に装着可能な動作確認試験機50を用意するとよい。
この動作確認試験機50は、中継部材35の第1の中継端子36aに装着可能な第1のテスト端子56と、第2の中継端子36bの他方に装着可能な第2のテスト端子57と、第1のテスト端子56と第2のテスト端子57との間に電位差を形成する電位差形成手段64とを有して構成されている。電位差形成手段64は、試験機に内臓された電池などの電源によって構成されるものであっても(図ではこの例を示す)、外部から供給される電源によって構成されるものであってもよい。
このような動作確認試験機50を用い、ロック戻し操作を行うステップの前に中継部材35を動作確認試験機50に装着するステップを設ければ、中継部材35の発光素子16が正常に点灯することを予め確認することが可能となり、発光素子16の故障で第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間の電圧の有無を誤認することがなくなり、信頼性の高いロック戻し操作を実施することが可能となる。
図16及び図17においてトリップロック端子の他の構成例が示されている。
この例においても、トリップロック端子1は、本体10とこの本体10に装着されるレバー41とを有して構成されている。
本体10は、継電器側に接続されて本体から突出する第1の本体端子10aと遮断器側に接続されて本体10から突出する第2の本体端子10bとを備えている。この例において、第1及び第2の本体端子10a,10bは、本体10から突出した導電体で構成されるネジ部42a,42bと、レバー41を挟持し得るようネジ部に螺合された挟持体43a,44a,42b,44bとを有して構成されている。また、レバー41は、一方の本体端子10aのネジ部42aに着脱可能に装着するスリット部45aと他方の本体端子10bのネジ部42bに着脱可能に装着するスリット部45bとを備えた第1の導電片46と、この第1の導電片46のスリット部45a,45b間に回動自在に取り付けられると共に前記第1の本体端子10aのネジ部42aに着脱自在に装着するスリット部47を備えた第2の導電片48と、前記第1の導電片46と前記第2の導電片48との間に電気的に接続された高入力インピーダンス特性を有する放電管等からなる発光素子16とを有して構成されている。
第1の導電片46と第2の導電片48との間は、第2の導電片48を回動させて第1の導電片46と重ね合わせた場合でも絶縁されており、発光素子16は、第2の導電片48の回転中心となる軸上に設けられ、第1の導電片46と第2の導電片48は、この発光素子16を介してのみ電気的に接続されるようになっている。
このような構成においては、継電器2の点検作業などが終了してロック回路のロックを解除しようとする場合は、まず、図17(a)に示されるように、第2の導電片48を第1の導電片46に対して相対的に回動させ、第1の導電片46の第2のスリット部45bを第2の本体端子10bの挟持体43b、44b間に挿入してネジ部42bに装着し、また、第2の導電片48のスリット部47を第1の本体端子10aの挟持体43a,44a間に挿入してネジ部42aに装着し、挟持体43a,43bを回して締め付ければ、第1の本体端子10aの挟持体43a,44a間で第2の導電片48が挟み付けられ、第2の本体端子10bの挟持体43b,44b間で第1の導電片46が挟みつけられる。
すると、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bが第2の導電片48、発光素子16、及び第1の導電片46を介して電気的に接続される第1の装着状態が形成され、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間に電圧があれば発光素子が発光し、目視をもって遮断器8が動作する虞があることを知ることが可能となる。
そして、発光素子16が発光しないこと、又は、発光がなくなったことを目視により確認すれば、この状態においては第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間に電圧がないことを認識できるので、図17(b)に示されるように、第2の導電片48を回動させて第1の導電片46に重ね合わせ、第1の導電片46の第2のスリット部45bを第2の本体端子10bの挟持体43b、44b間に挿入してネジ部42bに装着し、また、第1の導電片46を第2の導電片48と共に第1の本体端子10aの挟持体43a,44a間に挿入し、スリット部45a,47をネジ部42aに装着させ、挟持体43a,43bを回して締め付ける。すると、第1の本体端子10aの挟持体43a,44a間で第1及び第2の導電片48が挟み付けられ、第2の本体端子10bの挟持体43b,44b間で第1の導電片46が挟みつけられ、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとが第1の導電片46を介して電気的に接続される第2の装着状態が形成される。
この状態においては、ロック回路のロック状態が解除されることになるが、第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間には電圧がないので、トリップ用補助コイル4やトリップコイル7に電流が流れることはなく、遮断器8が不用意に開放動作されることはない。
したがって、上述の構成においては、第2の導電片48の着脱によりレバー41の装着状態を変更することで、遮断器8が開放動作する恐れの有無を簡易かつ確実に知ることが可能となり、また、誤認することなくロックを解除することが可能となる。
尚、上述のレバー41に対しては、図18に示されるように、レバー41を着脱自在に装着可能な動作確認試験機50を用意するとよい。
この動作確認試験機50は、レバー41の第1及び第2の導電片46,48の一方に装着可能な第1のテスト端子58と、第1及び第2の導電片46,48の他方に装着可能な第2のテスト端子59と、第1のテスト端子58と第2のテスト端子59との間に電位差を形成する電位差形成手段65とを有して構成される。
第1のテスト端子58及び第2のテスト端子59は、それぞれ第1の本体端子10a及び第2の本体端子10bと同様の構成を有しており、それぞれの導電片46,48を挟み付けることができるようになっている。また、電位差形成手段65は、試験機に内臓された電池などの電源によって構成されるものであっても(図ではこの例を示す)、外部から供給される電源によって構成されるものであってもよい。
このような動作確認試験機50を用い、ロック戻し操作を行うステップの前に中継部材35を動作確認試験機50に装着するステップを設ければ、中継部材35の発光素子16が正常に点灯することを予め確認することが可能となり、発光素子16の故障で第1の本体端子10aと第2の本体端子10bとの間の電圧の有無を誤認することがなくなり、信頼性の高いロック戻し操作を実施することが可能となる。
図1は、本発明に係るトリップロック端子のプラグの構成例を示す斜視図であり、図1(a)はカバー部材をプラグ本体から取り外した状態を示す図、図1(b)はカバー部材をプラグ本体に装着した図を示す。 図2は、図1で示すプラグの内線構造を説明する図である。 図3は、図1で示すプラグを本体に装着させた状態を示す図であり、図3(a)は、第1の装着状態を示す図、図3(b)は、第2の装着状態を示す図である。 図4は、図1乃至図3で示すプラグの発光素子の動作確認を行なう動作確認試験機の概略を示す図である。 図5は、プラグ本体に取り付けられるカバー部材の他の構成例を示す斜視図であり、図5(a)はプラグ本体からカバー部材を外した状態を示す図であり、図5(b)はプラグ本体にカバー部材を取り付けた状態を示す図である。 図6は、本体に接地端子、プラグに接地端子に接触可能な第3のプラグ端子を設けた構成例を示す図である。 図7は、図6で示すプラグを本体に装着させた状態を示す図であり、図7(a)は、第1の装着状態を示す図、図7(b)は、第2の装着状態を示す図である。 図8は、図6及び図7で示すプラグの発光素子の動作確認を行なう動作確認試験機の概略を示す図である。 図9は、本発明に係るトリップロック端子のプラグの他の構成例を示す斜視図であり、図9(a)はカバー部材をプラグ本体から取り外した状態を示す図、図9(b)はカバー部材をプラグ本体に装着した図を示す。 図10は、図9で示すプラグの内線構造を説明する図である。 図11は、図9で示すプラグを本体に装着させた状態を示す図であり、図11(a)は、第1の装着状態を示す図、図11(b)は、第2の装着状態を示す図である。 図12は、図9乃至図11で示すプラグの発光素子の動作確認を行なう動作確認試験機の概略を示す図である。 図13は、トリップロック端子の他の構成例を示す斜視図である。 図14は、図13で示すトリップロック端子の本体にレバーを装着させた状態を示す図であり、図14(a)は、中継部材を介在させた第1の装着状態を示す図、図14(b)は、中継部材を取り除いて本体にレバーを装着させた第2の装着状態を示す図である。 図15は、図13及び図14で示す中継部材の発光素子の動作確認を行なう動作確認試験機の概略を示す図である。 図16は、トリップロック端子のさらに他の構成例を示す斜視図である。 図17は、図16で示すトリップロック端子の本体にレバーを装着させた状態を示す図であり、図17(a)は、本体の第1本端端子に第2の導電片を装着させた第1の装着状態を示す図、図17(b)は、本体の第1本端端子に第1の導電片を装着させた第2の装着状態を示す図である。 図18は、図16及び図17で示すレバーの発光素子の動作確認を行なう動作確認試験機の概略を示す図である。 図19は、電力保護制御装置の概略を示す図である。
1 トリップロック端子
2 継電器
8 遮断器
10 本体
10a 第1の本体端子
10b 第2の本体端子
10c 接地端子
11 プラグ
14a 第1のプラグ端子
14b 第2のプラグ端子
14c 第3のプラグ端子
15,15a,15b 短絡導電部
16 発光素子
18 カバー部材
22a 第1の接地間用発光素子
22b 第2の接地間用発光素子
31,41 レバー
35 中継部材
32 導電部
36a 第1の中継端子
36b 第2の中継端子
46 第1の導電片
48 第2の導電片
50 動作確認試験機
51,54,56,58 第1のテスト端子
52,55,57,59 第2のテスト端子
53 第3のテスト端子
60,61,62,63,64,65 電位差形成手段

Claims (11)

  1. 継電器側と遮断機側との間に設けられ、本体と、前記本体に着脱可能に装着されるプラグとを有して構成されるトリップロック端子において、
    前記本体は、前記継電器側に接続される第1の本体端子と前記遮断器側に接続される第2の本体端子とを備え、
    前記プラグは、前記第1及び第2の本体端子の一方と接触可能な第1のプラグ端子と、前記第1及び第2の本体端子の他方と接触可能な第2のプラグ端子と、前記第1のプラグ端子と前記第2のプラグ端子と間に電気的に接続された発光素子と、前記第1の本体端子及び第2の本体端子に接触可能な短絡導電部とを備え、
    第1の装着状態において、前記第1及び第2の本体端子の一方と前記第1のプラグ端子
    とを接触させると共に、前記第1及び第2の本体端子の他方と前記第2のプラグ端子とを接触させ、
    第2の装着状態において、前記第1及び第2の本体端子を前記短絡導電部に接触させることを特徴とするトリップロック端子。
  2. 前記第1の装着状態は、前記プラグの短絡導電部を覆うようにカバー部材を取り付けた上で前記プラグを前記本体に装着することで形成され、前記第2の装着状態は、前記プラグから前記カバー部材を外して前記プラグを前記本体に装着することで形成されることを特徴とする請求項1記載のトリップロック端子。
  3. 前記本体には、接地端子をさらに備え、
    前記プラグには、前記接地端子と接触可能な第3のプラグ端子と、前記第1のプラグ端子と前記3のプラグ端子との間に電気的に接続された第1の接地間用発光素子と、前記第2のプラグ端子と前記3のプラグ端子との間に電気的に接続された第2の接地間用発光素子とをさらに備え、
    前記第1の装着状態において、前記接地端子と前記第3のプラグ端子とをさらに接触させることを特徴とする請求項1記載のトリップロック端子。
  4. 継電器側と遮断機側との間に設けられ、本体と、前記本体に着脱可能に装着されるレバーとを有して構成されるトリップロック端子において、
    前記本体は、前記継電器側に接続される第1の本体端子と前記遮断器側に接続される第2の本体端子とを備え、
    前記レバーは、前記第1及び第2の本体端子の一方に対して傾動可能に取り付けられると共に、前記第1及び第2の本体端子の他方に対して直接、又は、中継部材を介して着脱可能に装着される導電部を備え、
    前記中継部材は、前記第1及び第2の本体端子の他方に装着可能な第1の中継端子と、前記導電部に装着可能な第2の中継端子と、前記第1の中継端子と前記第2の中継端子との間に電気的に接続された発光素子とを備え、
    第1の装着状態において、前記第1及び第2の本体端子の他方と前記導電部との間に中継部材を介在させて前記第1及び第2の本端端子の他方と前記第1の中継端子とを装着させると共に前記導電部と前記第2の中継端子とを装着させ、
    第2の装着状態において、前記第1及び第2の本体端子の他方と前記導電部とを直接装着させる
    ことを特徴とするトリップロック端子。
  5. 継電器側と遮断機側との間に設けられ、本体と、前記本体に着脱可能に装着されるレバーとを有して構成されるトリップロック端子において、
    前記本体は、前記継電器側に接続される第1の本体端子と前記遮断器側に接続される第2の本体端子とを備え、
    前記レバーは、前記第1及び第2の本体端子の一方に対して傾動可能に取り付けられると共に、前記第1及び第2の本体端子の他方に対して着脱可能に装着される第1の導電片と、前記第1の導電片に回動自在に取り付けられ、前記第1及び第2の本体端子の他方に対して着脱可能に装着される第2の導電片と、前記第1の導電片と前記第2の導電片との間に電気的に接続された発光素子とを備え、
    第1の装着状態において、前記第1及び第2の本体端子の他方と前記第2の導電片とを装着させて前記第1及び第2の本体端子の他方と前記第1の導電片とを前記第2の導電片及び前記発光素子を介して電気的に接続させ、
    第2の装着状態において、前記第1及び第2の本体端子の他方と前記第1の導電片とを直接装着させることを特徴とするトリップロック端子。
  6. 前記発光素子は、高入力インピーダンス特性を有する放電管であることを特徴とする請求項1,2,4又は5記載のトリップロック端子。
  7. 前記第1の接地間用発光素子と前記第2の接地間発光素子は、高入力インピーダンス特性を有する放電管であることを特徴とする請求項3記載のトリップロック端子。
  8. 請求項1乃至3のいずれかに記載のトリップロック端子の前記プラグを着脱可能に装着し、前記第1及び第2のプラグ端子の一方に接触可能な第1のテスト端子と、前記第1及び第2のプラグ端子の他方に接触可能な第2のテスト端子と、前記第1のテスト端子と前記第2のテスト端子との間に電位差を形成する電位差形成手段とを有して構成されることを特徴とする動作確認試験機。
  9. 請求項3に記載のトリップロック端子の前記プラグを着脱可能に装着し、前記第1及び第2のプラグ端子の一方に接触可能な第1のテスト端子と、前記第1及び第2のプラグ端子の他方に接触可能な第2のテスト端子と、前記第3のプラグ端子に接触可能の第3のテスト端子と、前記第1のテスト端子と前記第2のテスト端子との間、前記第1のテスト端子と前記第3のテスト端子との間、前記第2のテスト端子と前記第3のテスト端子との間のそれぞれに電位差を形成する電位差形成手段とを有して構成されることを特徴とする動作確認試験機。
  10. 請求項4に記載のトリップロック端子に利用される中継端子を着脱可能に装着し、前記第1及び第2の中継端子の一方に装着可能な第1のテスト端子と、前記第1及び第2の中継端子の他方に装着可能な第2のテスト端子と、前記第1のテスト端子と前記第2のテスト端子との間に電位差を形成する電位差形成手段とを有して構成されることを特徴とする動作確認試験機。
  11. 請求項5に記載のレバーを着脱可能に装着し、前記第1及び第2の導電片の一方に装着可能な第1のテスト端子と、前記第1及び第2の導電片の他方に装着可能な第2のテスト端子と、前記第1のテスト端子と前記第2のテスト端子との間に電位差を形成する電位差形成手段とを有して構成されることを特徴とする動作確認試験機。
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