JP2006331535A - ウォブル信号検出方法および装置、オフセット検出方法および回路、トラッキング誤差信号検出装置、クロック生成回路、ウォブル情報検出回路、情報記録/再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】受光素子と受光素子に集光された光スポットとの相対的な位置のずれに起因するオフセットを低減させ、精度良くウォブル信号を検出する。
【解決手段】受光素子7は、情報記録媒体のトラック方向に沿った中心分割線Y1を中心に、略対称に少なくも1本ずつの分割線Y2,Y3と、これと直交する少なくとも1本の分割線Xとが設けられ、全体として8分割された領域からなる受光面を有している。最適なウォブル信号を得るため、受光素子7上の分割線Y1〜Y3の中から、受光素子7上における光スポットSの中心がある分割線、もしくは光スポットSの中心が最も近くなるような分割線を選択し、その分割線で分割された領域にて得られた信号に対する演算をすることにより、オフセットを低減させる。
【選択図】図2
【解決手段】受光素子7は、情報記録媒体のトラック方向に沿った中心分割線Y1を中心に、略対称に少なくも1本ずつの分割線Y2,Y3と、これと直交する少なくとも1本の分割線Xとが設けられ、全体として8分割された領域からなる受光面を有している。最適なウォブル信号を得るため、受光素子7上の分割線Y1〜Y3の中から、受光素子7上における光スポットSの中心がある分割線、もしくは光スポットSの中心が最も近くなるような分割線を選択し、その分割線で分割された領域にて得られた信号に対する演算をすることにより、オフセットを低減させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、光ディスクや光カードなどの情報記録媒体から記録情報を光学的に情報を再生する再生技術に係り、特に情報記録媒体からの反射光の光軸ずれによって発生するウォブル信号のオフセットを補正する技術に関する。
従来、光学的記録/再生装置における制御信号検出系において一般的に採用されていたプッシュプル方式では、対物レンズがトラッキング制御により大きく移動した場合、あるいは情報記録媒体と対物レンズ間に相対的な傾き(チルト)が生じた場合、あるいは経時変化、温度特性により、受光素子上のスポット位置が受光素子の分割線に対してずれると、トラッキング誤差信号にオフセットが発生してしまい、トラッキング制御を行う場合の障害になるという課題があった。
特許文献1には、所謂、プッシュプル方式のトラッキング誤差検出方法におけるトラッキング誤差信号のオフセット除去方法についての記載があり、トラッキング制御における前記のような課題に対して、スポット位置のずれによって発生するオフセットを除去する方法が記載されている。
特許文献1に記載の方法は、差動プッシュプル法(DPP法)として一般的に広く知られている。これは、往路光路中にグレーティングを配して、光ビームを0次のメインビームと±1次のサブビームに分割し、メインビームはグルーブ(あるいはランド)、サブビームは隣接するランド(あるいはグルーブ)に集光させることにより、メインビームによるプッシュプル信号であるメインプッシュプル(MPP)とサブビームによるプッシュプル信号であるサブプッシュプル(SPP)の逆相のプッシュプル信号を発生させ、(MPP)−k(SPP)でプッシュプル成分が実質的に足し合わされた結果、前記スポット位置のずれ分は同相成分として取り除くことができるというものである。ここで、kは任意の定数である。
特許文献2には、プッシュプル方式のトラッキング誤差検出方法におけるウォブル信号のオフセット除去方法についての記載がある。
特許文献2に記載の方法は、受光素子上の受光エレメントを、受光素子上のスポット径と同じか、若干小さく構成しておくことにより、スポット位置が分割線に対してずれても光量変動がほとんどなく、その結果、オフセットが発生しないというものである。なお、受光素子上のスポットに対して受光エレメントの径が小さいほど効果が大きいとの記載がある。
特公平4−34212号公報
特開2003−203368号公報
特許文献1に記載のDPP法は、トラッキング誤差信号のオフセット補正という観点からすれば非常に有効な方法であるが、下記に示すようにいくつかの課題も有している。
・所定の分離角と光量特性をもつグレーティングが必要である。
・グレーティングにより光ビームを分離するので、メインビームの光量を損失する。
・グレーティングの回転調整が必要である。
・差動プッシュプル信号(DPP信号)を得るために最低6個の受光部が必要であり、しかも相互の位置調整が困難である。
・受光面のスポットサイズ、スポット間隔の設計が必要であり、その決定後の変更が容易でない。
・所定の分離角と光量特性をもつグレーティングが必要である。
・グレーティングにより光ビームを分離するので、メインビームの光量を損失する。
・グレーティングの回転調整が必要である。
・差動プッシュプル信号(DPP信号)を得るために最低6個の受光部が必要であり、しかも相互の位置調整が困難である。
・受光面のスポットサイズ、スポット間隔の設計が必要であり、その決定後の変更が容易でない。
また、DVD+R/RWなどのウォブルを有する情報記録媒体に対応した情報再生装置では、トラッキング誤差信号と同様にプッシュプル方式によってウォブル信号を取得する。ウォブル信号はDPP法を用いて検出することができないため、メインビームのみで検出することになるが、受光素子上のスポット位置にずれが生じると、それがウォブル信号のオフセットになってしまう。オフセットが発生すると、再生信号(RF信号)の成分がウォブル信号に誤差として重畳され、ウォブル信号の検出精度を劣化させることになる。
より具体的には、受光素子上のスポット中心付近にRF成分が存在するため、スポット中心が受光素子上の分割線上にあるときには、その両側の差を取ることによりRF成分を同相成分として除去することができる。しかし、受光素子上のスポット中心が受光素子の分割線に対してずれると、両側の領域の差信号にRF成分が残留してしまう。
以上のように、ウォブルを有する情報記録媒体に対応した情報再生装置では、受光素子におけるスポット位置のずれを小さくするか、位置のずれが生じても影響が小さくできる手段を備えるなど、メインビームのプッシュプル成分のオフセットをできるだけ小さな値に抑えておく必要がある。
ウォブル信号は、ある2つに分割された領域から検出される信号の差であり、トラッキング誤差信号と同様にプッシュプル方式によって取得する。しかし、ウォブル信号からトラッキング誤差信号などのサーボ信号を取得せず、それ自体としてアドレス情報などの情報が格納されているなど、その実質的な意味合いは異なるものである。
また、ウォブル信号とトラッキング誤差信号とは、その周波数帯域が異なる。トラッキング誤差信号の帯域は数kHz程度というのが一般的であり、ウォブル信号はトラッキング誤差信号と分離して検出することができる、トラッキング誤差信号よりも高帯域の信号である。ウォブル信号はトラッキング誤差信号と比べると、その帯域が高いため、例えば位相などのずれが生じた場合、ずれに対する誤差が顕著であるため、さらに厳密な検出をしなければならないなどの課題がある。
また、特許文献2に記載の方法では、受光エレメントの径を受光素子上のスポット径に対して小さく構成した場合、受光される光の光量が少なくなり、プッシュプル信号の振幅が減衰してしまうという問題がある。また、スポット位置のずれが過大になると光量変動が生じてしまうという懸念もある。
また、対物レンズや受光素子などの光学部品の組付け調整など、初期調整の精度が良くない場合、それに伴う光軸ずれを補正するように対物レンズの位置を制御するという技術も知られている。
しかし、この技術を用いた場合、対物レンズと受光素子との相対的なずれに伴う光軸ずれをなくすように、対物レンズを移動させるための電流(オフセット電流)が、その位置制御機構を流れ続けることになる。
本発明の目的は、従来技術の課題を解決し、受光素子と受光素子に集光された光スポットとの相対的な位置のずれに起因するオフセットを低減させ、精度良くウォブル信号を検出することができるようにしたものである。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、光源から出射された光ビームを情報記録媒体上に集光する照明光学系と、前記情報記録媒体からの反射光を集光してなる光スポットを前記情報記録媒体のトラックの接線方向に対応した複数の分割線で分割して受光する検出光学系とを用いて、分割受光され検出されたそれぞれの信号を演算することにより、前記分割線にて2つに分割された領域から検出される信号の差であるウォブル信号を得る工程を備えたウォブル信号検出方法において、前記ウォブル信号のオフセットの絶対値が特定の値となる前記領域の分割線を選択し、該領域から前記ウォブル信号を得ることを特徴とし、この方法によって、選択された分割線にて分割された領域における、それぞれの信号を演算することによってウォブル信号を得ることにより、ウォブル信号のオフセットを低減させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のウォブル信号検出方法において、照明光学系と検出光学系とに関わる光学素子を所定の部位に組付けて調整した後に、前記検出光学系における受光素子と反射光の光軸とのずれにより生じるウォブル信号のオフセットを検出し、該オフセットの絶対値が特定の値となる領域の分割線を選択することを特徴とし、この方法によって、対物レンズや受光素子などの光学部品を情報記録再生装置に組付け、その位置関係を調整した後に、分割線を選択することにより、請求項1に記載のウォブル信号検出方法に対して、情報記録媒体を再生する際に分割線を選択する工程を簡素化することができると共に、光学部品の組付調整時に発生するオフセットを低減させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載のウォブル信号検出方法において、情報記録媒体の種類に応じて、オフセットの絶対値が特定の値となる領域の分割線を選択することを特徴とし、この方法によって、情報記録媒体の種類に応じて分割線を選択するため、請求項1に記載のウォブル信号検出方法に対して、さらに情報記録媒体の種類に応じて発生するオフセットを低減させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3いずれか1項記載のウォブル信号検出方法において、選択された分割線にて分割された領域により多分割受光された信号をアナログ/デジタル変換し、得られたデジタル信号を演算することによりウォブル信号を得ることを特徴とし、この方法によって、アナログ信号での演算に比べてウォブル信号を得る工程を比較的簡略化することができる。
請求項5に記載の発明は、ウォブル信号検出装置において、光源から出射された光ビームを情報記録媒体上に集光する照明光学系と、前記情報記録媒体からの反射光を集光してなる光スポットを前記情報記録媒体のトラックの接線方向に対応した複数の分割線で分割して受光する検出光学系と、分割受光され検出されたそれぞれの信号を演算することにより、分割された領域から検出される信号の差であるウォブル信号を得る手段と、前記ウォブル信号のオフセットの絶対値が特定の値となる前記領域の分割線を選択する手段とを備えたことを特徴とし、この構成によって、選択された分割線にて分割された領域におけるそれぞれの信号を演算することにより、オフセットを低減させたウォブル信号を得ることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載のウォブル信号検出装置において、分割線を選択する手段が、照明光学系と検出光学系とに関わる光学素子を組付けて調整した後に、受光素子と反射光の光軸とのずれにより生じるウォブル信号のオフセットを検出し、該オフセットの絶対値が特定の値となる領域の分割線を選択することを特徴とし、この構成によって、対物レンズや受光素子などの光学部品を情報記録再生装置に組付け、その位置関係を調整した後に、分割線を選択することにより、請求項5に記載のウォブル信号検出装置に対して、情報記録媒体を再生する際に分割線を選択する手段を簡素化することができると共に、光学部品の組付調整時に発生するオフセットを低減させることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5または6記載のウォブル信号検出装置において、分割線を選択する手段が、情報記録媒体の種類に応じて該分割線を選択することを特徴とし、この構成によって、情報記録媒体の種類に応じて分割線を選択するため、請求項5または6に記載のウォブル信号検出装置に対して、さらに情報記録媒体の種類に応じて発生するオフセットを低減させることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項5〜7いずれか1項記載のウォブル信号検出装置において、ウォブル信号を得る手段が、選択された分割線により多分割受光された信号をアナログ/デジタル変換し、得られたデジタル信号を演算することによりウォブル信号を得ることを特徴とし、この構成によって、アナログ信号での演算に比べてウォブル信号を得る工程を比較的簡略化することができる。
請求項9に記載の発明は、ウォブル信号検出装置において、請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル信号検出方法によりウォブル信号を検出する際、分割線により分割受光され検出された信号から、選択された1つの前記分割線によって2つに分割された領域に対応するそれぞれの和信号を生成し、該和信号の振幅または直流成分レベルを一定に保つような自動ゲインコントロールに用いる和信号の振幅値また直流成分ベルを検出する手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、分割線を選択することによってオフセットが低減されたウォブル信号を得る際に、分割線によって分割された信号をもとに自動ゲインコントロール(AGC:Automatic Gain Control)に必要な信号を得ることができ、また、AGC制御されたウォブル信号を得ることができる。
請求項10に記載の発明は、オフセット検出方法において、請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル信号検出方法によって検出される2つに分割された領域からの信号を、ローパスフィルタに通すことによってウォブル信号のオフセットを検出する工程を有することを特徴とし、この方法によって、分割線によって分割された信号を演算することによって得られたウォブル信号のオフセットを、比較的簡単な方法で検出することができる。
請求項11に記載の発明は、オフセット検出回路において、請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル検出方法によって検出された2つに分割された領域からの信号を、ローパスフィルタに通すことによってウォブル信号のオフセットを検出する手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、分割線によって分割された信号を演算することによって得られたウォブル信号のオフセットを、比較的簡単な方法で検出することができる。
請求項12に記載の発明は、トラッキング誤差信号検出装置において、請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル信号検出方法によってウォブル信号を検出すると共に、分割線により多分割受光され検出された信号を演算することによりトラッキング誤差信号を得る手段を有することを特徴とし、この構成によって、分割線を選択することによってオフセットが低減されたウォブル信号を得られ、さらに、選択された分割線にて分割された領域における信号からトラッキング誤差信号を得ることができる。また、トラッキング時における受光素子上のスポットの分割線に対する位置ずれを低減することができ、位置ずれによって生じるオフセット電流を抑えることができる。
請求項13に記載の発明は、クロック生成回路において、請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル信号検出方法によりウォブル信号を検出し、検出された前記ウォブル信号から搬送波成分を抽出し、クロックを生成する手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、分割線を選択することによってオフセットが低減されたウォブル信号から、容易にクロックを生成することができる。
請求項14に記載の発明は、ウォブル情報検出回路において、請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル信号検出方法によりウォブル信号を検出し、検出された前記ウォブル信号からウォブルに格納されたアドレス情報を読み出す手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、分割線を選択することによってオフセットが低減されたウォブル信号から、容易にアドレス情報を読み出すことできる。
請求項15に記載の発明は、情報記録/再生装置において、請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル信号検出方法によりウォブル信号を検出し、情報記録媒体に情報を記録および/または再生を行う手段を備えたことを特徴とし、この構成によって、分割線を選択することによってオフセットが低減されたウォブル信号から、アドレス情報やクロック信号を検出し、それらを用いて情報記録媒体に対する記録または再生、あるいはその両方を行うことができる。
本発明によれば、複数の分割線にて分割されてなる検出光学系の受光部分において、該受光部分の光スポットの位置ずれに伴うウォブル信号のオフセットに対応して、分割線を選択することにより、検出光学系と該検出光学系に集光された光スポットの相対的な位置のずれに起因するオフセットを低減させ、精度良くウォブル信号を検出することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1(a)は本発明の実施形態1を説明するための受光素子を搭載した情報再生装置の光学系の概略構成図、図1(b)は図1(a)の受光素子における受光部分を拡大して示した説明図である。
図1(a)において、光源(LD:レーザダイオード)1から出射された光ビームL1は、コリメートレンズ2により略平行光に変換され、ビームスプリッタ3を透過した後、1/4波長板4により円偏光とされ、対物レンズ5により光ディスクなどの情報記録媒体D上に集光される。情報記録媒体Dからの反射光L2は略出射時の光路を逆行し、対物レンズ5を通って再び平行光とされ、1/4波長板4にて往路と直交した直線偏光となり、ビームスプリッタ3に到達する。この反射光L2は、ビームスプリッタ3により反射され、検出用レンズ6により集光されて受光素子7に光スポットSとして入射する構成になっている。
なお、図1(a)に示す光学系において、光ビームを出射する光源と受光素子が一体化されたホログラムユニットを用いることができ、この場合には出射系と検出系で光路を分離する必要がなく、前記ビームスプリッタ3は省略することができる。
受光素子7は、図1(b)に示すように、情報記録媒体Dに形成されたトラックにより発生するプッシュプルパターンを光学的に含む光スポットSを受光して、光スポットSにより、そのプッシュプル差信号を得るための受光面7aを有し、受光面7aは、情報記録媒体Dのトラックの接線方向Aに対応した設計中心である中心分割線Y1に対し、略対称に分割線Y2,Y3によって多分割され、情報記録媒体Dのトラックの接線方向Aに対して直交する方向の1本の分割線Xとにより、受光領域が8分割されている。ここでは受光素子7の受光面7aは、説明に必要な最低限の構成を示している。
そして受光素子7により、トラッキング誤差信号(TE信号),フォーカス誤差信号(FE信号),再生信号(RF信号),ウォブル信号(WBL信号)などを生成することができるが、ここではウォブル信号についてのみ説明する。
次に、実施形態1における領域で分割受光され検出されたそれぞれの信号からウォブル信号を得る方法について説明する。
図2(a)〜(c)は、受光素子7上の分割線と、情報記録媒体Dからの反射光による光スポットSとの位置関係を示した図である。実施形態1の受光素子7は、情報記録媒体Dのトラック方向に沿った中心分割線Y1を中心に、略対称に少なくも1本ずつの分割線Y2,Y3を有し、これと直交する少なくとも1本の分割線Xを有し、8分割された領域を、A,A’,B,B’,C,C’,D,D’として示している。
受光素子7に集光された光スポットSの中心(反射光の光軸)が中心分割線Y1上にある場合、つまり、光軸に対して受光素子7と対物レンズ5との相対的な位置ずれがない場合、図2(a)に示すような位置関係となり、最適なウォブル信号を得るための演算は、(A+D)−(B+C)+(A’+D’)−(B’+C’)となる。また、光スポットSの中心が中心分割線Y1上にない場合、つまり、受光素子7と対物レンズ5とに相対的な位置ずれがある場合、図2(b)または図2(c)に示すような位置関係となる。
最適なウォブル信号を得るための演算は、図2(b)では、(A+D)−(B+C)+(A’+D’)+(B’+C’)、図2(c)では、(A+D)−(B+C)−(A’+D’)−(B’+C’)となる。つまり、受光素子7上の分割線Y1〜Y3の中から、受光素子7上における光スポットSの中心がある分割線、もしくは光スポットSの中心が最も近くなるような分割線を選択し、その分割線で分割された領域にて得られた信号に対する演算をすることにより、オフセットを低減することができる。
なお、光スポットSが受光素子7上の設計中心である中心分割線Y1に対しずれる要因としては、初期の組付け調整時に生じる対物レンズ5,受光素子7,光源1などのずれによる静的なずれや、トラッキング時に生じる動的なずれ、あるいは温度特性,経時変化などによるずれが考えられる。
図3は実施形態1において情報記録媒体を情報再生装置に挿入してから分割されたそれぞれの信号(分割信号)を得るまでのフローチャート、図4(a),(b)は実施形態1において分割線を選択するフローチャートである。
図3において、情報記録媒体Dが情報再生装置に挿入されると(S1)、まず、対物レンズ5に対してフォーカシング制御を行うフォーカスサーボをONにし、情報記録媒体Dの記録面に光源1から出射された光ビームL1を対物レンズ5にて集光する(S2)。その後、分割線が選択されているか否かを判別し、分割線が選択されている場合には(S3のY)、対物レンズ5に対してトラッキング制御を行うトラッキングサーボをONにして(S4)、分割線によって分割された領域のそれぞれの信号を読み取る。それらの信号を演算(S5)することによって、ウォブル信号を得る(S6)。
また、分割線が選択されていない場合(S3のN)には、図4(a)に示す分割線選択フローに進んで分割線を選択する(S7)。
図4(a)において、まず、分割線ナンバー(Yx)に対応する数“x”にx=0を入力し(S11)、分割線ナンバーx=1を分割線とした(S12)、ウォブル信号のオフセットを検出する(S13)。検出したオフセットの絶対値“y”が、或る所定値“a”よりも大きい場合には(S14のN)、次の分割線、すなわち、x=2を分割線としてウォブル信号のオフセットを検出する。このような動作を続け、オフセットの絶対値“y”が或る所定値“a”以下になるような分割線を選択し、決定する(S15)。決定された分割線の情報を分割線情報信号としてメモリに保存する(S16)。
その後、図3のウォブル信号取得フローに戻り、トラッキングサーボをONにして(S4)、分割されたそれぞれの信号を読み取り、それらの信号を演算することによって(S5)、ウォブル信号を得る(S6)。
ここで、前記「或る所定値“a”」とは、受光素子7にて受光される光量や分割線の数などによって変わるが、例えば、「任意の分割線とそれに隣接する分割線との間に光スポットの中心があった場合のオフセット量」のように規定することができる。また、本発明においては、「或る所定値“a”」のうちの或る任意の値を「特定の値」と称している。この「特定の値」は理想的には“0”であり、このときにはウォブル信号にオフセットがない状態である。
図4(a)における分割線選択フローでは、「或る所定値“a”」を設定し、ウォブル信号のオフセットの絶対値“y”が、この「或る所定値“a”」以下になったときの分割線を選択するとしている。
しかし、図4(b)に示すように、全ての分割線の中からウォブル信号のオフセットの絶対値が最小となる分割線を選択してもよい。この場合、検出したウォブル信号のオフセット量をメモリに一旦保存し(S17)、選択できる全ての分割線に対して同様にオフセット検出を繰り返す(S18)。全ての分割線に対するウォブル信号のオフセット検出を終了したら(S18のY)、メモリを参照して最小のオフセット量(S19)となる分割線を選択し(S15)、その分割線情報信号をメモリに保存する(S16)。なお、図4(b)において、図4(a)のフローチャートと同一動作の部分には同一ステップ符号を付している。
図5は実施形態1におけるウォブル検出装置の一例の概略構成図であり、ここでは説明に必要な最低限の構成を示しており、8a,8bは、それぞれ加算回路9a,9bとAGC回路10a,10bとからなる演算回路、11a,11bは演算回路8a,8bを切り替えるスイッチ群、12は減算回路である。まず、図4(a),(b)に示す分割線選択フローに基づき、オフセットの絶対値が特定の値となる分割線を選択する。そして、このフローで取得した分割線情報信号により分割線を選択し、スイッチ群11a,11bにより演算回路8a,8bを切り替える。その後、情報記録媒体Dからの反射光を受光素子7で多分割受光し、検出された信号を前記のように切り替えられた演算回路8a,8bと減算回路12により演算し、ウォブル信号を得るようになっている。
図6(a)は本発明の実施形態2を説明するための受光素子を搭載した情報再生装置の光学系の概略構成を示す構成図、図6(b)は図6(a)の受光素子における受光部分を拡大して示した説明図である。なお、以下の説明において、既に説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
実施形態2において基本的には実施形態1と同一構成であって、図6では装置の組付け時において、光学部品、特に対物レンズ5と受光素子7の組付けを行い、その位置関係を調整した後の光軸ずれについて示している。このように、位置関係を調整した後であっても、対物レンズ5と受光素子7との相対的な位置関係に若干のずれが生じてしまうことがある。例えば、組付け調整後に生じる接着剤の硬化に伴ったずれなどである。この場合、受光された反射光の光スポットSの中心が中心分割線Y1に対してずれてしまうため、中心分割線Y1で分割した信号からウォブル信号を得るとウォブル信号にオフセットが生じてしまう。
このことに対応するため、光学部品の組付け,調整を行った後に、その相対的な位置のずれを検出し、それに対応した分割線を選択しておくことにより、組付け調整後の初期オフセットを低減することができる。これは、あくまでデフォルトを設定するものであるが、後述する実施形態3のように、情報記録媒体の種類に応じて、そのデフォルトを設定したり、温度特性や経時変化に対してあらためて設定したりすることも考えられる。また分割線の選択方法は実施形態1と同様である。
実施形態2におけるウォブル信号検出装置は、図5に示した実施形態1のウォブル信号検出装置と基本的に同様である。しかし、分割線や演算回路は、光学部品の組付け、および位置関係を調整したときに決定される。すなわち、一度、光学系の位置を調整すると、調整をし直さない限り、分割線や演算回路は変更されない。
具体的動作フローとしては、光学部品の組付け、および位置関係を調整したときに予め分割線を選択しておき、その情報をメモリに保存しておく。保存された分割線情報信号に基づき図5に示すスイッチ群11a,11bを切り替え、演算回路8a,8bを最適なものにしておく。その後、情報記録媒体Dからの反射光の光スポットSを受光素子7で多分割受光し、検出された信号を前記のように切り替えられた演算回路8a,8bにより演算し、ウォブル信号を得ることができる。
図7は本発明の実施形態3を説明するための受光素子を搭載した情報再生装置の光学系の概略構成図であり、CD,DVDなどの光ディスクシステムと、青色レーザを光源とした光ディスクシステムを一体化した、所謂、3世代対応の情報再生装置における光学系の一例を示した概略図である。なお、ここでは説明に必要な最低限の構成を示しているが、この例に示すような光学系でなくてもよく、例えば、共通の受光素子および回路系を用いる構成でもよい。本例におけるそれぞれの光源の波長は780nm,660nm,407nmとしている。
図7において、ビームスプリッタ3と1/4波長板4との間に、CD用の光学系とDVD用の光学系として、第1のダイクロイックプリズム13a,第2のダイクロイックプリズム13bを配している。ダイクロイックプリズムは、光の波長帯域によって光を透過したり反射したりする光学部品であって、第1のダイクロイックプリズム13aは、青色波長帯域の光を透過し、また赤色波長帯域の光は反射させ、第2のダイクロイックプリズム13bは、青色や赤色波長帯域の光を透過し、また赤外波長帯域の光は反射させるように作用する。
さらに、CD用の光学系とDVD用の光学系として、第1のダイクロイックプリズム13a,第2のダイクロイックプリズム13bの入反射光路に、CD,DVDに対応した光源と受光素子を備えた第1,第2のホログラムユニット14a,14bと、第1,第2のコリメートレンズ15a,15bを設けて、それぞれにて光ビームの出射、および反射光を受光する構成になっている。
青色系LDからなる光源1から出射される青色レーザ光は、両ダイクロイックプリズム13a,13bを透過するため、実施形態1と略同様の光学系(反射光はビームスプリッタ3→検出用レンズ6→受光素子7)をたどることになる。
DVD用の光学系では、第1のホログラムユニット14a内の光源から出射された光ビームは第1のコリメートレンズ15aにより平行光へと変換され、第1のダイクロイックプリズム13aにより対物レンズ5の方向へと反射される。その後、第2のダイクロイックプリズム13bを透過し、1/4波長板4により円偏光とされ、対物レンズ5により情報記録媒体Dに集光される。情報記録媒体Dからの反射光は、略出射時の光路を逆行し、第1のダイクロイックプリズム13aにより第1のコリメートレンズ15aの方向へと反射され、第1のコリメートレンズ15aにより集束光とされた後、第1のホログラムユニット14a内の分割受光面を有する受光素子に光スポットとして受光される。
CD用の光学系では、第2のホログラムユニット14b内の光源から出射された光ビームは第2のコリメートレンズ15bにより平行光へと変換され、第2のダイクロイックプリズム13bにより対物レンズ5の方向へと反射された後、1/4波長板4により円偏光とされ、対物レンズ5により情報記録媒体Dに集光される。情報記録媒体Dからの反射光は出射時の光路を逆行し、第2のダイクロイックプリズム13bにより第2のコリメートレンズ15bの方向へと反射され、第2のコリメートレンズ15bにより集束光とされた後、第2のホログラムユニット14b内の分割受光面を有する受光素子に光スポットとして受光される。
以上のように、実施形態3では、CD系,DVD系,青色LD系の光学系として、それぞれにホログラムユニット14a,14b内の受光素子および受光素子7に、既述したように分割された受光面を有する受光素子を有しているため、対物レンズ5と分割された受光面を有する各受光素子との相対的な位置のずれの大きさがそれぞれ異なる。そのため、情報記録媒体Dの種類に応じて受光素子の分割線を選択しておくことにより、ウォブル信号のオフセットをキャンセルすることができる。
ここで、情報記録媒体の種類とは、CDあるいはDVD、BDあるいはHD−DVDなどの青色LDを光源とした光ディスクシステムに対応した情報記録媒体、または、読み出し専用型,追記型,書き換え型などの情報記録媒体の種類を指す。また所謂、次世代,次次世代の光ディスクシステムなどに対応した情報記録媒体なども含む。
図8は実施形態3における情報記録媒体を情報再生装置に挿入してからウォブル信号を得るまでのフローチャートである。図9は実施形態3における分割線を選択するフローチャートであって、図4(a)に示す実施形態1の動作フローと同様のフローである。
図8において、情報記録媒体Dが情報再生装置に挿入されると(S21)、まず、その情報記録媒体Dの反射率などによって、その種類を判別し、光源などの選択を行う(S22)。その後、フォーカスサーボをONにし(S23)、情報記録媒体Dの記録面に光ビームを集光させる。その後、分割線が選択されているか否かを判別し、分割線が選択されている場合には(S24のY)、トラッキングサーボをONにし(S25)、ウォブル信号を演算して読み取る(S26)。
また、分割線が選択されていない場合には(S24のN)、図9に示すような分割線選択フローに進み、分割線を選択する。
図9において、まず、分割線ナンバー(Yx)に対応する数“x”にx=0を入力し(S27)、分割線ナンバーx=1を分割線とした(S28)、ウォブル信号のオフセットを検出する(S29)。検出したオフセットの絶対値“y”が、或る所定値“a”よりも大きい場合には(S30のN)、次の分割線、すなわち、x=2を分割線としてウォブル信号のオフセットを検出する。このような動作を続け、オフセットの絶対値“y”が或る所定値“a”以下になるような分割線を選択し、決定する(S31)。決定された分割線の情報を分割線情報信号としてメモリに保存する(S32)。
その後、図8のウォブル信号取得フローに戻り、トラッキングサーボをONにして(S25)、分割されたそれぞれの信号を読み取り、それらの信号を演算することによって、ウォブル信号を得る(S26)。
ここで「或る所定値」とは、実施形態1にて既述したものと同様に、受光素子7,ホログラムユニット14a,14b内の受光素子に受光される光量や分割線の本数などによって変わってしまうが、例えば、「任意の分割線とそれに隣接する分割線との間にスポットの中心があった場合のオフセット量」のように規定することができる。
前記実施形態3におけるウォブル信号検出装置は、図8に示すウォブル信号取得フロー、および図9に示す分割線選択フローに基づき、分割線を選択し、ウォブル信号を取得する構成である。すなわち、情報再生装置に挿入された情報記録媒体ごとに分割線を決定し、その分割線情報信号に基づき演算回路を切り替える。その後、情報記録媒体からの反射光を多分割受光素子で多分割受光し、検出された信号を前記のように切り替えられた演算回路により演算し、ウォブル信号を得ることができる。また、前記のようなフローでウォブル信号を取得した場合、その都度、オフセットを検出し、それに対応した分割線を選択するため、経時変化や温度特性などによる対物レンズと受光素子との位置ずれに対応することができる。
前記実施形態1乃至3では、受光素子において光スポットの中心が分割線上にあるときについて説明した。しかし、必ずしもスポットの中心が分割線上にあるとは限らない。このような場合、最も近い位置にある分割線を選択することになるが、このとき、受光素子上の分割線の本数が多ければ多いほど、オフセット除去の精度が向上する。しかし、分割線の本数が多い場合は前記の信号演算が複雑になるため、アナログ信号での信号演算は困難である。
このような場合を考慮し、図10に示す本発明の実施形態4における信号処理回路では、受光素子からの信号群をA/D(アナログ/デジタル)変換器16を通して、演算回路17にて信号処理する信号演算フローを採用している。すなわち、分割受光された信号を、それぞれA/D変換し、デジタル信号にして演算をすることによりウォブル信号を得る。このようにすることにより、アナログ信号での演算と比較した場合よりも、その回路構成を簡略化することができる。
図11は実施形態4におけるウォブル検出装置の一例を示した概略構成図である。この装置では、受光素子7にて分割受光され検出されたそれぞれの信号を、A/D変換器16に入力し、デジタル信号へと変換する。変換されたそれぞれのデジタル信号を演算回路17へ入力し、デジタル演算を行うことによりウォブル信号を得る。
図12は本発明の実施形態5におけるオフセット検出方法の説明するための概念図であり、多分割受光素子において選択された任意の分割線によって分割された領域の信号群を加算し、かつ減算する過程において、それぞれローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)に通すことによって高域成分を除去し、直流(DC)成分を検出した後、それらの信号の差分を取ることにより、オフセットを検出する。
図13は図12の概念図を具体的な回路で示したオフセット検出回路の概略構成図である。受光素子7の分割線により多分割された領域の信号を、加算回路9a,9bにてそれぞれ加算し、加算されたそれぞれの信号をLPF19a,19bに通すことにより、高域成分が除去され、直流(DC)成分が検出される。その信号の差分を減算回路12で取ることにより、ウォブル信号のオフセットを検出している。
なお、LPF19a,19bを通す前の信号の差分を取ることによって、ウォブル信号を得ることができる。
また、実施形態5では、LPF19a,19bを用いてオフセットを検出しているが、それ以外の方法でオフセットを検出してもよい。例えば、選択した1つの分割線により2つの領域に分割されたそれぞれの信号をピークホールドおよびボトムホールドし、そこから平均レベルを検出し、それぞれの信号の差分を取ることによってオフセットを検出することができる。また、情報記録媒体上のトラックがストレートになっているなどの特殊な領域の信号から低域の信号を検出し、サンプルホールドして差分をとることによってオフセットを検出することもできる。
図14(a)は本発明の実施形態6の情報再生装置における3ビーム光学系の概略構成図、図14(b)は図14(a)の受光素子における受光部分を拡大して示した説明図である。
この実施形態6の光学系は、公知のDPP法と略同等の光学系であるが、情報記録媒体Dのトラックの接線方向に対応した分割線により、受光素子7の3つの受光面7a〜7cがそれぞれ多分割されている。また、光学系の基本構成は図1(a)にて説明した光学系と略同じであるが、出射系の光路にグレーティング20を備えており、受光素子7がメインビーム(0次光)を光スポットSとして受光する受光面7aと、2つのサブビーム(±1次光)をそれぞれ光スポットSとして受光する受光面7b,7cとにより構成されている。なお、ここではメインビームを受光する受光面7aとサブビームを受光する受光面7b,7cがそれぞれ8分割、4分割である場合について例示したが、この分割構造に限定されない。
図14(a)において、光源1から出射された光ビームは、コリメートレンズ2により平行光に変換され、グレーティング20によりメインビーム(0次光)と2本のサブビーム(±1次光)に分離され、図15に示すように、メインビームとサブビームとがスポットとして情報記録媒体D上のランドLとグルーブGに集光される。なお、場合によっては、ランドLとグルーブGの位置関係が逆となることもある。
グレーティング20は、メインビームとサブビームが情報記録媒体D上で隣接するランドLとグルーブG上に集光されるように光軸回りに回転調整されている。ビームスプリッタ3を透過した光ビームは対物レンズ5により情報記録媒体D上に集光される。情報記録媒体Dからの反射光は出射時の光路を逆行し、対物レンズ5を通ってビームスプリッタ3に到達する。
前記反射光はビームスプリッタ3により反射され検出系へと導かれる。検出系では、検出用レンズ6により集光されて受光素子7に入射する。この受光素子7は、前記のようにメインビームを受光する受光面7aと、サブビームを受光する2つの受光面7b,7cからなっており、これらの受光面7a〜7cは、トラックにより発生するプッシュプルパターンを受光してプッシュプル差信号を得るために、既述したようにトラック方向に沿った中心分割線に対して略左右対称に多分割されている。
なお、この受光素子7によりトラッキング誤差信号(TE信号),フォーカス誤差信号(FE信号),再生信号(RF信号),ウォブル信号(WBL信号)などを生成することができる。
次に、実施形態6において分割受光され検出されたそれぞれの信号からトラッキング誤差信号(TE信号)を得る方法について説明する。なお、ここでは公知のDPP法に準じた方法について説明する。
図16は受光素子上の分割線と情報記録媒体からの反射光による光スポットとの位置関係を示す説明図である。メインビームを受光する受光面7aは、情報記録媒体のトラック方向に沿った中心分割線Y1を中心として略対称に少なくも1本ずつの分割線Y2,Y3を有し、かつ直交する少なくとも1本の分割線Xを有する。また、サブビームを受光する受光面7b,7cは、情報記録媒体のトラック方向に沿った中心分割線Ys−1を中心に、略対称に少なくも1本ずつの分割線Ys−2,Ys−3をそれぞれ有する。
そして、受光素子7に集光された光ビームの中心が中心分割線上にある場合、つまり、光軸に対して受光素子7と対物レンズ5との相対的な位置ずれがない場合、図16(a)に示すような位置関係となり、トラッキング誤差信号を得るための演算は、{(A+D)−(B+C)+(A’+D’)−(B’+C’)}−k{(E+H)−(F+G)+(E’+H’)−(F’+G’)}となる。
光ビームの中心が中心分割線上にない場合、つまり、受光素子と対物レンズとの相対的な位置ずれがある場合、図16(b)または図16(c)に示すような位置関係となる。トラッキング誤差信号を得るための演算は、図16(b)では、{(A+D)−(B+C)+(A’+D’)+(B’+C’)}−k{(E+H)−(F+G)+(E’+H’)+(F’+G’)}、図16(c)では、{(A+D)−(B+C)−(A’+D’)−(B’+C’)}−k{(E+H)−(F+G)−(E’+H’)−(F’+G’)}となる。
すなわち、受光素子7上における光スポットの中心(反射光の光軸)がある、トラックの接線方向に対応した受光素子上7の分割線Y1〜Y3,Ys−1〜Ys−3を選択し、その分割線に応じた信号演算をすることにより、オフセットを除去することができる。ここで、kは任意の定数である。
なお、従来のDPP法においてもトラッキング誤差信号のオフセットはキャンセルすることができる。しかし、信号演算上ではトラッキング誤差信号のオフセットをキャンセルすることができても、実際には対物レンズと受光素子には相対的なずれが生じたままとなっている。すなわち、情報記録媒体上のスポットが目的のグルーブ、またはランドに照射されているとしても、受光素子上ではスポットが分割線に対してずれていることがある。このずれをなくすように対物レンズ位置を制御させるという技術もあるが、この技術を用いた場合、受光素子上のスポットのずれをなくすようにするための電流(オフセット電流)が流れつづけることになる。実施形態6では、この位置ずれに対応した演算を行うため、オフセット電流を小さくすることができる。
前記実施形態では、DPP法などの所謂3ビーム法によるトラッキングをするという前提で説明してきた。この場合のウォブル信号を得る手順としては、まずフォーカスサーボをONにして情報記録媒体の記録面に光ビームを集光し、トラッキングサーボをONにしてトラックに追従させる。その後、ウォブル信号からオフセットを検出することによって分割線を選択し、オフセットの低減されたウォブル信号を得る。なお、ウォブル信号のオフセット検出は、トラッキングサーボをONにする前に行ってもよい。
これに対し、本発明の実施形態7として、1ビームでのトラッキングも可能である。これは、ウォブル信号からオフセットを検出し、分割線を選択した後、その分割線で分割された領域からの信号をもとにトラッキング誤差信号を得てトラッキングを行うというものである。
実施形態7の手順としては、まずフォーカスサーボをONにして情報記録媒体の記録面に光ビームを集光し、ウォブル信号を検出する。そのウォブル信号からオフセットを検出して分割線を選択し、その分割線によって分割された領域から検出された信号をもとにウォブル信号やトラッキング誤差信号を取得し、トラッキングを行う。すなわち、ウォブル信号のオフセットはトラッキングサーボをONにしなくても検出することができる。
ウォブル信号を検出する際、受光素子の分割線によって分割されたそれぞれの信号は、AGC制御を行うことが望ましい。これは、それぞれの和信号の振幅を一定にするものや、その和信号のDCレベルを一定にするものなどが一般的である。しかし、前記のようにウォブル信号のオフセットに応じて分割線を選択した場合、AGC制御を行うための和信号の信号レベルも変化してしまう。そこで選択線に対応した基準値を設定する必要がある。
図17は本発明の実施形態8のAGC(Automatic Gain Control)回路を搭載したウォブル信号検出回路の一例を示す概略構成図である。
ここでは既述した和信号の振幅を一定にするAGCについて記述する。この回路の動作としては、まず、選択された分割線により分割された領域の信号を、加算回路9a,9bによりそれぞれ足し合わせる。次に足し合わされたそれぞれの和信号の振幅をP.P.(Peak to Peak)検出回路21a,21bによって検出し、2値化回路(COMP:Comparator)22a,22bにて所定の基準レベルと比較する。ここで、所定の基準レベルとは、最終的なウォブル信号のレベルを決定する任意の電圧値である。その後、可変ゲインアンプ23a,23bにより出力信号レベルが一定になるように利得を可変制御し、減算回路12によりそれらの信号の差分を取ることによりウォブル信号を得る。
なお、前記以外の方法でAGC制御することも考えられる。例えば、割算器を用いた回路として、選択された分割線により分割された領域のそれぞれの和信号をP.P.検出回路によって検出された信号により割算することによって、分割された信号を正規化するとしてもよい。また、振幅一定のAGCでなく、それぞれの和信号のDC成分を一定にするAGCをしてもよい。
図18は本発明の実施形態9の情報再生装置におけるウォブル信号波形例を示し、図19はクロック生成回路,同期信号検出回路,アドレス情報検出回路を備えた実施形態9のウォブル情報検出回路の概略構成図である。
図18における同期部は、アドレス部の位置を示す同期信号として使用するためのものであり、搬送波1周期の位相変調である。アドレス部は、アドレス情報を記録するために「Data_0」と「Data_1」というような2種類のウォブル形状が必要であり、搬送波の2周期の位相変調である。
図19において、クロック生成回路24は、ウォブル信号は搬送波成分を通過させるバンドパスフィルタ(BPF:Band Pass Filter)25と、2値化回路(COMP)26からなるウォブル周期検出部により搬送波成分を抽出する。この搬送波成分の信号は、PLL(Phase Locked Loop)回路27を主とするクロック生成部に入り、高周波および低周波成分を除去し、搬送波成分に追従したウォブル周波数の第1のクロック信号と、その1/2の周波数(2倍周期)の第2のクロック信号を信号処理回路28を通して生成する。
同期信号検出回路29は、搬送波周期の変調部を検出するものでありフォブル信号をハイパスフィルタ(HPF)を通して受け、不必要な高周波ノイズをLPF30で除去すると共に、SIN回路31にてクロック生成回路24で生成した第1のクロック信号から同周期のsin波信号を生成し、乗算器32にてLPF出力とsin波信号と乗算演算する。その後、積算器33にて搬送波周期ごとに積算演算され、サンプル・ホールド(S/H)回路34において積算結果をサンプルし、搬送波周期の時間ホールドする。この場合、S/H回路34の出力が−側になったときが同期信号となる。ウォブル信号の#0には同期部の位相反転部があるので、この同期信号をもとにアドレス位置生成回路35で#6と#7の位置を特定するためのアドレス位置信号を出力する。
アドレス信号検出回路36においても同期信号検出回路29と略同様の動作が行われ、LPF30,SIN回路31,乗算器32,サンプル・ホールド(S/H)回路34を具備している。ただし、sin波の周期は第2のクロック信号の周期となる。この場合は、ウォブル位置にして#6,#7にアドレス情報である2倍周期のウォブル部分があるが、S/H出力信号も搬送波1周期遅れて変化し、その位相に応じてプラスまたはマイナスとなり、検出できることを示している。
搬送波周期の#6,#7以外に示すウォブルではゼロが検出されるため、位置信号によって#6,#7に示すウォブルの位置が特定されない場合、プラスまたはマイナスだけでなく、ゼロの判別も必要となる。信号品質が良い未記録領域では問題ないが、ノイズ成分が多い既記録領域での判別には不利である。よって位置信号を使用して、第2ウォブルの存在する位置でのプラスまたはマイナス判別を行うことが望ましい。
このように、図19のウォブル周期検出回路とクロック生成回路を合わせた機能をもつ搬送波処理系と、同期信号検出回路の機能をもつ同期処理系と、アドレス信号検出回路の機能をもつ特殊波処理系がそれぞれ機能を果たすことにより、ウォブルに格納された情報を再生することができる。
図20は本発明の実施形態10である情報記録/再生装置の概略構成図である。
図20に示すように、情報記録/再生装置の構成は、光学系を搭載した光ピックアップ37と、光ピックアップ37の移動や情報記録媒体Dを回転させるモータ38と、各種電気回路39に大別することができる。
光ピックアップ37には、図1(a)に示すような光源や対物レンズ,受光素子などの光学部品と、スポットを所望の位置に追従させるべく対物レンズ位置を制御するアクチュエータ(図示せず)などが搭載されている。電気回路39は以下のような構成であって、記録情報を基にしてレーザ光源を発光させる電流や波形を決定するレーザ駆動回路40と、受光素子で受けた記録媒体からの反射光に対応する信号から光電変換およびウォブル信号,RF信号,サーボ信号を含む信号演算を行う演算増幅回路41と、RF信号を基に再生情報を検出するRF処理回路42と、ウォブル信号からウォブルに格納されたアドレス情報などを検出するウォブル情報検出回路43と、サーボを行うためのサーボ回路44などから構成されている。
実施形態10において、再生情報は復調回路(図示せず)に転送されユーザデータに変換される。ウォブル信号は前記実施形態の構成のウォブル情報検出回路に入力されてアドレス情報などウォブルに格納された情報とクロック信号が検出される。サーボ信号は演算増幅回路41にて各種演算を行い、サーボ回路44で光スポットの位置情報を抽出し、所望の位置に光スポットを追従させるべく、モータ38,光ピックアップ37,アクチュエータを動作させる。
本発明は、光ディスクや光カードなどの情報記録媒体を再生する情報再生方法および情報再生装置に適用され、特に情報記録媒体からの反射光の光軸ずれによって発生するウォブル信号のオフセットを補正する場合に有効である。また、追記型,書き換え型,相変化型,光磁気型,再生専用型などの情報記録媒体を記録および/または再生する情報記録/再生装置に実施して有効である。
1 光源
2 コリメートレンズ
3 ビームスプリッタ
4 1/4波長板
5 対物レンズ
6 検出用レンズ
7 受光素子
7a,7b,7c 受光素子の受光面
9a,9b 加算回路
10a,10b AGC回路
11a,11b スイッチ群
12 減算回路
13a,13b ダイクロイックプリズム
14a,14b ホログラムユニット
15a,15b コリメートレンズ
16 A/D変換器
17 演算回路
19a,19b ローパスフィルタ
20 グレーティング
21a,21b P.P.検出回路
22a,22b 2値化回路
23a,23b 可変ゲインアンプ
D 情報記録媒体
S 光スポット
Y1,Y2,Y3,Ys−1,Ys−2,Ys−3,X 分割線
2 コリメートレンズ
3 ビームスプリッタ
4 1/4波長板
5 対物レンズ
6 検出用レンズ
7 受光素子
7a,7b,7c 受光素子の受光面
9a,9b 加算回路
10a,10b AGC回路
11a,11b スイッチ群
12 減算回路
13a,13b ダイクロイックプリズム
14a,14b ホログラムユニット
15a,15b コリメートレンズ
16 A/D変換器
17 演算回路
19a,19b ローパスフィルタ
20 グレーティング
21a,21b P.P.検出回路
22a,22b 2値化回路
23a,23b 可変ゲインアンプ
D 情報記録媒体
S 光スポット
Y1,Y2,Y3,Ys−1,Ys−2,Ys−3,X 分割線
Claims (15)
- 光源から出射された光ビームを情報記録媒体上に集光する照明光学系と、前記情報記録媒体からの反射光を集光してなる光スポットを前記情報記録媒体のトラックの接線方向に対応した複数の分割線で分割して受光する検出光学系とを用いて、分割受光され検出されたそれぞれの信号を演算することにより、前記分割線にて2つに分割された領域から検出される信号の差であるウォブル信号を得る工程を備えたウォブル信号検出方法において、
前記ウォブル信号のオフセットの絶対値が特定の値となる前記領域の分割線を選択し、該領域から前記ウォブル信号を得ることを特徴とするウォブル信号検出方法。 - 前記照明光学系と前記検出光学系とに関わる光学素子を所定の部位に組付けて調整した後に、前記検出光学系における受光素子と前記反射光の光軸とのずれにより生じる前記ウォブル信号のオフセットを検出し、該オフセットの絶対値が特定の値となる前記領域の分割線を選択することを特徴とする請求項1記載のウォブル信号検出方法。
- 前記情報記録媒体の種類に応じて、前記オフセットの絶対値が特定の値となる前記領域の分割線を選択することを特徴とする請求項1または2記載のウォブル信号検出方法。
- 選択された前記分割線にて分割された領域により多分割受光された信号をアナログ/デジタル変換し、得られたデジタル信号を演算することにより前記ウォブル信号を得ることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のウォブル信号検出方法。
- 光源から出射された光ビームを情報記録媒体上に集光する照明光学系と、前記情報記録媒体からの反射光を集光してなる光スポットを前記情報記録媒体のトラックの接線方向に対応した複数の分割線で分割して受光する検出光学系と、分割受光され検出されたそれぞれの信号を演算することにより、分割された領域から検出される信号の差であるウォブル信号を得る手段と、前記ウォブル信号のオフセットの絶対値が特定の値となる前記領域の分割線を選択する手段とを備えたことを特徴とするウォブル信号検出装置。
- 前記分割線を選択する手段が、前記照明光学系と前記検出光学系とに関わる光学素子を組付けて調整した後に、受光素子と前記反射光の光軸とのずれにより生じる前記ウォブル信号のオフセットを検出し、該オフセットの絶対値が特定の値となる前記領域の分割線を選択することを特徴とする請求項5記載のウォブル信号検出装置。
- 前記分割線を選択する手段が、前記情報記録媒体の種類に応じて該分割線を選択することを特徴とする請求項5または6記載のウォブル信号検出装置。
- ウォブル信号を得る手段が、選択された前記分割線により多分割受光された信号をアナログ/デジタル変換し、得られたデジタル信号を演算することにより前記ウォブル信号を得ることを特徴とする請求項5〜7いずれか1項記載のウォブル信号検出装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル信号検出方法によりウォブル信号を検出する際、分割線により分割受光され検出された信号から、選択された1つの前記分割線によって2つに分割された領域に対応するそれぞれの和信号を生成し、該和信号の振幅または直流成分レベルを一定に保つような自動ゲインコントロールに用いる和信号の振幅値また直流成分ベルを検出する手段を備えたことを特徴とするウォブル信号検出装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル信号検出方法によって検出される2つに分割された領域からの信号を、ローパスフィルタに通すことによってウォブル信号のオフセットを検出する工程を有することを特徴とするオフセット検出方法。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル検出方法によって検出された2つに分割された領域からの信号を、ローパスフィルタに通すことによってウォブル信号のオフセットを検出する手段を備えたことを特徴とするオフセット検出回路。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル信号検出方法によってウォブル信号を検出すると共に、分割線により多分割受光され検出された信号を演算することによりトラッキング誤差信号を得る手段を有することを特徴とするトラッキング誤差信号検出装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル信号検出方法によりウォブル信号を検出し、検出された前記ウォブル信号から搬送波成分を抽出し、クロックを生成する手段を備えたことを特徴とするクロック生成回路。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル信号検出方法によりウォブル信号を検出し、検出された前記ウォブル信号からウォブルに格納されたアドレス情報を読み出す手段を備えたことを特徴とするウォブル情報検出回路。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載のウォブル信号検出方法によりウォブル信号を検出し、情報記録媒体に情報を記録および/または再生を行う手段を備えたことを特徴とする情報記録/再生装置。
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CN113220544A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-08-06 | 山东英信计算机技术有限公司 | 一种服务器NVMe硬盘点灯的方法、系统及介质 |
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