JP2005243073A - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ディスクの情報記録領域に対する情報再生であってもトラッキング誤差信号にオフセットが残留しない情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】 光ピックアップ40は、光ディスク10に対して情報を記録再生する。対物レンズシフト検出回路50は、4分割ディテクタPDから出力される信号を受けて、対物レンズ45のシフト量に比例した検出結果を出力する。トラッキングエラー信号生成回路60は、4分割ディテクタPDから出力される信号を受けて、プッシュプル信号を生成する。また、トラッキングエラー信号生成回路60は、対物レンズシフト検出回路50からの出力信号を受けて、対物レンズシフトによるオフセットを除去したトラッキングエラー信号を生成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、情報記録再生装置に関し、より特定的には、記録媒体を光学的に走査して情報を記録再生する情報記録再生装置に関する。
情報記録再生装置は、一般に、ディスク上に形成された案内溝に光ピックアップから出射されるビームスポットを追従させるトラッキングサーボを行ないながら、その案内溝へ情報の記録および再生を行なう。
このようなトラッキングサーボ制御、特に光磁気ディスクに対するトラッキングサーボ制御を実施する技術が、特許文献1に開示されている。以下では、特許文献1に開示された技術について、図面を用いて説明する。ただし、特許文献1には無い図面も一部用いている。また、特許文献1と図面等の記載の仕方が異なる場合もある。
図9は、光磁気ディスク110の一部を拡大した際の表面形状を模式的に表わした模式図である。
図9を参照して、光磁気ディスク110は、円盤方向に蛇行状に形成される案内溝(グルーブ)111と、案内溝111に沿って情報が記録されるマーク112とを含む。案内溝111が蛇行状に形成されていることを「ウォブル」と称する。これに関連して、案内溝111における蛇行形状の周波数をウォブル周波数と称し、蛇行形状の振幅をウォブル振幅と称する。
図10は、光磁気ディスク110に記録された情報を再生する光磁気ディスク再生装置100の一部構成を示した概略構成図である。
図10を参照して、光磁気ディスク再生装置100は、スピンドルモータ120と、光ピックアップ140と、フォーカスサーボ制御回路180と、トラッキングサーボ制御回路200とを備える。
スピンドルモータ120は、光磁気ディスク110を回転駆動する。光ピックアップ140は、レーザ光源141と、ビームスプリッタ142と、対物レンズ143と、コイル144と、4分割ディテクタPD1,PD2とを含み、光磁気ディスク110の記録面上の情報を再生する。
レーザ光源141から出射された光は、ビームスプリッタ142において反射され、対物レンズ143によって光磁気ディスク110上に集光される。光磁気ディスク110上に集光された光は、反射されてビームスプリッタ142を透過し、4分割ディテクタPD1,PD2にそれぞれ受光される。
フォーカスサーボ制御回路180は、4分割ディテクタPD1,PD2から出力される信号を受けて、4分割ディテクタPD1,PD2に入射される光量が互いに等しくなるようにフォーカスサーボ制御を行なう。トラッキングサーボ制御回路200は、4分割ディテクタPD1から出力される信号を受けて、トラッキングサーボ制御を行なう。フォーカスサーボ制御回路180およびトラッキングサーボ制御回路200の出力制御信号は、光ピックアップ140のコイル144にフィードバックされる。これにより、コイル144へ電流が流れて、対物レンズ143の位置調整が行なわれる。なお、トラッキングサーボ制御回路200については、後に詳しく説明する。
図11は、4分割ディテクタPD1の具体的な形状、およびそこに入射される光磁気ディスク110からの反射光のビーム形状(破線)を示した図である。
図11に示すように、4分割ディテクタPD1は、4つのディテクタ部PD1a〜PD1dに分割されている。4分割ディテクタPD1は、案内溝中心線CLがディテクタ部PD1bとディテクタ部PD1cとの間に位置するように配置されている。案内溝中心線CLをはさんで、左側のディテクタ部PD1a,PD1bを左側ディテクタ部PDLと称し、右側のディテクタ部PD1c,PD1dを右側ディテクタ部PDRと称する。また、左側ディテクタ部PDLからの出力信号を左側ディテクタ信号PDLと称し、右側ディテクタ部PDRからの出力信号を右側ディテクタ信号PDRと称する。
図12は、トラッキングサーボ制御回路200の具体的なブロック構成を示したブロック構成図である。
図12を参照して、トラッキングサーボ制御回路200は、入力端子201,202と、振幅検出器203,204,209と、差動演算器205,206,212と、加算器207と、除算器208,210と、ゲイン調整器211と、出力端子213とを含む。
振幅検出器203は、入力端子201から入力される右側ディテクタ信号PDRを受けて、そのウォブル振幅に対応する電圧値W(PDR)を検出する。振幅検出器204は、入力端子202から入力される左側ディテクタ信号PDLを受けて、そのウォブル振幅に対応する電圧値W(PDL)を検出する。差動演算器205は、右側ウォブル振幅の電圧値W(PDR)と左側ウォブル振幅の電圧値W(PDL)との差動演算を行ない、ウォブル差動電圧値W(PDR)−W(PDL)を出力する。
差動演算器206は、入力端子201から入力される右側ディテクタ信号PDRと入力端子202から入力される左側ディテクタ信号PDLとの差動演算を行ない、プッシュプル信号PP=PDR−PDLを出力する。振幅検出器209は、プッシュプル信号PPを受けて、そのウォブル振幅に対応する電圧値W(PDR−PDL)を検出する。
除算器210は、ウォブル差動電圧値W(PDR)−W(PDL)をプッシュプル信号PPのウォブル振幅電圧値W(PDR−PDL)で除算し、ウォブル電圧除算値(W(PDR)−W(PDL))/W(PDR−PDL)を出力する。ゲイン調整器211は、ウォブル電圧除算値(W(PDR)−W(PDL))/W(PDR−PDL)のゲインkを調整する。
加算器207は、入力端子201から入力される右側ディテクタ信号PDRと入力端子202から入力される左側ディテクタ信号PDLとを加算し、トータル信号Ig=PDR+PDLを出力する。除算器208は、プッシュプル信号PPをトータル信号Igで除算し、除算信号PP/Ig=(PDR−PDL)/(PDR+PDL)を出力する。
差動演算器212は、ウォブル電圧除算値(W(PDR)−W(PDL))/W(PDR−PDL)と除算信号PP/Igとの差動演算を行ない、その演算結果をトラッキング誤差信号として出力端子213から出力する。なお、ゲイン調整器211で調整されるゲインkは、対物レンズシフトによってトラッキング誤差信号に発生するオフセットを除去するように調整される。
特開平8−147723号公報
図13は、図12のトラッキングサーボ制御回路200の入力端子201,202に入力されるディテクタ信号の波形を示した波形図である。
図13(a)は、図10の光磁気ディスク110における情報未記録領域を再生した際の右側ディテクタ部PDRからの出力信号PDRUの波形と、そのウォブル振幅に対応する電圧値W(PDRU)を示す。図13(b)は、図10の光磁気ディスク110における情報未記録領域を再生した際の左側ディテクタ部PDLからの出力信号PDLUの波形と、そのウォブル振幅に対応する電圧値W(PDLU)を示す。
図13(c)は、図10の光磁気ディスク110における情報記録領域を再生した際の右側ディテクタ部PDRからの出力信号PDRKの波形と、そのウォブル振幅に対応する電圧値W(PDRK)を示す。図13(d)は、図10の光磁気ディスク110における情報記録領域を再生した際の左側ディテクタ部PDLからの出力信号PDLKの波形と、そのウォブル振幅に対応する電圧値W(PDLK)を示す。
図13に示すように、図13(a)の未記録ウォブル振幅電圧値W(PDRU)と図13(b)の未記録ウォブル振幅電圧値W(PDLU)とを比較すると、ほぼ同じウォブル振幅電圧値であることが分かる。同様に、図13(c)の記録ウォブル振幅電圧値W(PDRK)と図13(d)の記録ウォブル振幅電圧値W(PDLK)とを比較すると、やはり、ほぼ同じウォブル振幅電圧値であることが分かる。
これは、図10の光磁気ディスク110上に記録された情報が、レーザ光の偏光方向の変化として現れ、光量の変化としては現れないことに起因する。すなわち、図10の4分割ディテクタPD1へ入射される光量は、情報信号を表わすマークの有無によって変化しない。このため、図10の光磁気ディスク110上に記録された情報を再生する場合、情報信号の有無によらず、ウォブル振幅を正確に検出することが可能である。
しかしながら、図10の光磁気ディスク110が、仮に、DVD±R/RW(DVD:Digital Versatile Disk)のように、記録情報が光量の変化として現れる光ディスクであった場合には状況が異なる。この場合、情報信号の有無によりウォブル振幅を正確に検出できないという問題点が生じる。これについて、次の図14を用いて説明する。
図14は、図10の光磁気ディスク110が、記録情報が光量の変化として現れる光ディスクであった場合におけるディテクタ信号の波形を示した波形図である。
図14では、情報信号が光量の変化として現れる光ディスクとしてDVD−Rを例に説明する。また、図13との比較を明確にするため、光量検出器として図11の4分割ディテクタPD1を用いたものとして説明する。
図14(a)は、DVD−Rにおける情報未記録領域を再生した際の右側ディテクタ部PDRからの出力信号PDRU1の波形と、そのウォブル振幅に対応する電圧値W(PDRU1)を示す。図14(b)は、DVD−Rにおける情報記録領域を再生した際の右側ディテクタ部PDRからの出力信号PDRKの波形と、そのウォブル振幅に対応する電圧値W(PDRK1)を示す。
通常、DVD−Rに記録された情報を再生した場合、ランド部に存在するプリピットからの再生信号(以下、LPP信号と称する)が観測される。しかしながら、LPP信号は、ウォブル周波数を通過させるフィルタ処理によって容易に除去することが可能である。そのため、ここでは、出力信号PDRU1,PDRK1に対して、すでに当該フィルタ処理が施されているものとして扱う。
図14に示すように、図14(b)の記録ディテクタ信号PDRK1の波形には情報信号成分が混入している。このように、DVD−Rのような光ディスクの再生においては、一般に、光ディスク上の情報信号が光量の変化として現れる。そのため、光量検出器(4分割ディテクタPD1)の出力信号に対する情報信号成分の混入は避けられない。
そのため、従来の光ディスク再生装置では、情報信号成分の混入した未記録ディテクタ信号からウォブル振幅を抽出する際には、振幅検出器の前段に低域通過フィルタ(以下、LPFと略す)または帯域通過フィルタ(以下、BPFと略す)などのフィルタを挿入する。これによって、情報信号およびLPP信号などを減衰させた後、ウォブル振幅の検出を行なう。
図14(a)の未記録ウォブル振幅電圧値W(PDRU1)は、情報信号成分を上記フィルタ処理によって減衰させた後の未記録ディテクタ信号PDRU1に対するウォブル振幅検出結果である。図14(b)の記録ウォブル振幅電圧値W(PDRK1)は、情報信号成分を上記フィルタ処理によって減衰させた後の記録ディテクタ信号PDRK1に対するウォブル振幅検出結果である。
図14(a)に示すように、DVD−Rの情報未記録領域では、情報信号成分の混入がないので、ウォブル振幅電圧値W(PDRU1)を正確に検出することが可能である。これに対し、DVD−Rの情報記録領域では、ウォブル周波数と情報信号周波数とが近接している。そのため、上記フィルタ処理だけでは、情報信号成分を十分減衰させることが困難である。その結果、図14(b)に示すように、ウォブル振幅電圧値W(PDRK1)には情報信号成分が残留する。
このように、ウォブル振幅を検出する振幅検出器は、上記フィルタ処理後に残留する情報信号成分の影響で、誤った記録ウォブル振幅電圧値W(PDRK1)を検出する可能性がある。そのため、光ディスクの情報記録領域に対する記録情報の再生では、ウォブル振幅検出結果を用いて算出されたトラッキング誤差信号にオフセットが残留するという問題点があった。
それゆえに、この発明の目的は、光ディスクの情報記録領域に対する情報再生であってもトラッキング誤差信号にオフセットが残留しない情報記録再生装置を提供することである。
この発明は、記録媒体を光学的に走査して情報を記録再生する情報記録再生装置であって、光源と、光源から出射される光を記録媒体上に集光する対物レンズと、記録媒体から反射した光を受光する受光素子とを含む光ピックアップ部と、受光素子の案内溝中心線を挟む第1および第2の受光部からそれぞれ出力される第1および第2の受光信号を受けて、対物レンズのシフト量に比例した正規化信号を出力する対物レンズシフト検出回路と、受光素子からの出力信号を受けてプッシュプル信号を生成するとともに、正規化信号を受けて対物レンズのシフトによるオフセットを除去したトラッキングエラー信号を出力するトラッキングエラー信号生成回路とを備える。対物レンズシフト検出回路は、第1および第2の受光信号を受けて、それぞれの帯域制限およびゲイン調整をおこなう第1および第2のフィルタと、第1および第2のフィルタからの出力信号をアナログ信号からディジタル信号にそれぞれ変換する第1および第2の変換器と、第1および第2の変換器からの出力信号を受けて、第1および第2の受光信号の各周波数の振幅成分に対応した第1および第2の周波数解析信号をそれぞれ出力する第1および第2の周波数解析器と、第1および第2の周波数解析信号を受けて、第1および第2の受光信号に対応した第1および第2のウォブル振幅成分をそれぞれ抽出する第1および第2のレベル抽出器と、第1および第2のウォブル振幅成分を演算処理する演算部とを含む。
好ましくは、第1および第2の周波数解析器は、第1および第2の受光信号のウォブル周波数およびその周辺の周波数の振幅成分のみを演算する。
好ましくは、第1および第2の周波数解析器は、第1および第2の受光信号のウォブル周波数の振幅成分のみを演算する。
好ましくは、第1および第2のレベル抽出器は、第1および第2の受光信号のウォブル周波数およびその周辺の周波数の振幅成分のみを積分演算する。
好ましくは、第1および第2のレベル抽出器は、第1および第2の受光信号のウォブル周波数の周波数の振幅成分のみを積分演算する。
好ましくは、演算部は、第1および第2のウォブル振幅成分の差動演算を行なって、ウォブル振幅差動成分を出力する第1の差動演算器と、第1および第2のウォブル振幅成分の加算を行なって、ウォブル振幅加算成分を出力する第1の加算器と、ウォブル振幅差動成分をウォブル振幅加算成分で除算した正規化信号を出力する第1の除算器とを有する。
好ましくは、トラッキングエラー信号生成回路は、プッシュプル信号を正規化した正規化プッシュプル信号を出力するプッシュプル演算部と、正規化ブッシュプル信号とゲイン調整された正規化信号とを差動演算して、対物レンズのシフトによるオフセットが除去されたトラッキングエラー信号を出力する第2の差動演算器とを含む。
この発明によれば、光ディスクの情報記録領域に対する情報再生であってもトラッキング誤差信号にオフセットが残留しない。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、この発明の実施の形態による情報記録再生装置1の概略的な構成を示した概略構成図である。
図1を参照して、この発明の実施の形態による情報記録再生装置1は、光ディスク10に情報を記録再生し、スピンドルモータ20と、スピンドル制御回路30と、光ピックアップ40と、対物レンズシフト検出回路50と、トラッキングエラー信号生成回路60と、サーボブロック70と、アクチュエータドライバ80とを備える。
スピンドルモータ20は、光ディスク10を回転駆動する。スピンドル制御回路30は、スピンドルモータ20の駆動動作を制御する。光ピックアップ40は、レーザ光源41と、コリメータレンズ42と、偏光ビームスプリッタ43と、1/4波長板44と、対物レンズ45と、集光レンズ46と、コイル47と、4分割ディテクタPDとを含み、光ディスク10に対して情報を記録再生する。
レーザ光源41から出射された光は、コリメータレンズ42によって平行光にされた後、偏光ビームスプリッタ42において反射される。偏光ビームスプリッタ42に反射された光は、1/4波長板44において直線偏光から円偏光に変換された後、対物レンズ143によって光ディスク10上に集光される。光ディスク10上に集光された光は、反射された後、1/4波長板44においてレーザ光源41からの出射光と直交した直線偏光に変換される。1/4波長板44において当該直線偏光に変換された光は、偏光ビームスプリッタ42を透過し、集光レンズ46によって4分割ディテクタPDに受光される。
対物レンズシフト検出回路50は、4分割ディテクタPDから出力される信号を受けて、対物レンズ45のシフト量に比例した検出結果を出力する。トラッキングエラー信号生成回路60は、4分割ディテクタPDから出力される信号を受けて、プッシュプル信号を生成する。また、トラッキングエラー信号生成回路60は、対物レンズシフト検出回路50からの出力信号を受けて、対物レンズシフトによるオフセットを除去したトラッキングエラー信号を生成する。なお、対物レンズシフト検出回路50およびトラッキングエラー信号生成回路60の具体的なブロック構成については、後に詳しく説明する。
サーボブロック70は、トラッキングエラー信号生成回路60から出力されるトラッキングエラー信号を受けて、対物レンズシフトの位相補償およびサーボゲイン調整などを行なう。アクチュエータドライバ80は、サーボブロック70から出力される信号を受けて、光ピックアップ40のコイル47へ電流を通じ、対物レンズ45の位置調整を行なう。
図2は、この発明の実施の形態による4分割ディテクタPDの具体的な形状を示した図である。
図2に示すように、4分割ディテクタPDは、4つのディテクタ部PDa〜PDdに分割されている。ディテクタ部PDa〜PDdからの出力信号を、それぞれディテクタ信号PDa〜PDdと称する。4分割ディテクタPD上には、図1の光ディスク10からの反射光が入射して、ボールパターン(破線)を形成している。このボールパターンは、対物レンズシフトにより、4分割ディテクタPD上を移動する。これに応じて、ディテクタ信号PDa〜PDdにおけるウォブル信号成分は、それぞれ増減する。
4分割ディテクタPDは、案内溝中心線CLがディテクタ部PDbとディテクタ部PDcとの間に位置するように配置されている。案内溝中心線CLをはさんで、左側のディテクタ部PDa,PDbを左側ディテクタ部PDLと称し、右側のディテクタ部PDc,PDdを右側ディテクタ部PDRと称する。この発明の実施の形態では、4つのディテクタ信号PDa〜PDdのうち、ディテクタ信号PDa,PDdを用いて、対物レンズシフトの検出を行なう。なお、ディテクタ信号PDb,PDcを用いて対物レンズシフトの検出を行なうことも可能である。
図3は、この発明の実施の形態による対物レンズシフト検出回路50の具体的なブロック構成を示したブロック構成図である。
図3を参照して、この発明の実施の形態による対物レンズシフト検出回路50は、入力端子51R,51Lと、フィルタ52R,52Lと、A/D変換器53R,53Lと、周波数変換器54R,54Lと、レベル抽出器55R,55Lと、差動演算器56と、加算器57と、除算器58と、出力端子59とを含む。
フィルタ52Rは、入力端子51Rから入力されるディテクタ信号PDdを受けて、帯域制限およびゲイン調整を行なう。フィルタ52Lは、入力端子51Lから入力されるディテクタ信号PDaを受けて、帯域制限およびゲイン調整を行なう。フィルタ52R,52Lは、ディテクタ部PDd,PDaへそれぞれ入力されるウォブル信号を減衰させない周波数特性をもつLPFまたはBPF等である。
A/D変換器53Rは、フィルタ52Rの出力信号をアナログ信号からディジタル信号へ変換する。A/D変換器53Lは、フィルタ52Lの出力信号をアナログ信号からディジタル信号へ変換する。A/D変換器53R,53Lは、上記ウォブル信号の周波数よりも十分速いクロック信号を用いてA/D変換を行なう。
周波数解析器54Rは、A/D変換器53Rから出力されるディジタル信号を受けて、ディテクタ信号PDdの各周波数の振幅成分に対応した周波数解析信号FT(PDd)を出力する。周波数解析器54Lは、A/D変換器53Lから出力されるディジタル信号を受けて、ディテクタ信号PDaの各周波数の振幅成分に対応した周波数解析信号FT(PDa)を出力する。周波数解析器54R,54Lの一例としては、ディジタル信号処理(以下、DSPと略す)による高速フーリエ変換(以下、FFTと略す)器などがある。
なお、周波数解析器54R,54Lは、演算可能なすべての周波数にわたって周波数解析を実施する必要はない。周波数解析器54R,54Lは、ディテクタ信号PDd,PDaのウォブル周波数およびその周辺の周波数の振幅成分のみを演算することにより、高速な周波数演算を実現することができる。さらに、ウォブル周波数が一定していて既知の場合、周波数解析器54R,54Lは、ディテクタ信号PDd,PDaのウォブル周波数の振幅成分のみを演算することにより、更なる高速演算を実現することができる。
レベル抽出器55Rは、周波数解析器54Rから出力される周波数解析信号FT(PDd)を受けて、ディテクタ信号PDdのウォブル振幅成分LV(PDd)を算出する。レベル抽出器55Lは、周波数解析器54Lから出力される周波数解析信号FT(PDa)を受けて、ディテクタ信号PDaのウォブル振幅成分LV(PDa)を算出する。
なお、レベル抽出器55R,55Lは、演算可能なすべての周波数にわたってレベル抽出を実施する必要はない。レベル抽出器55R,55Lは、ディテクタ信号PDd,PDaのウォブル周波数およびその周辺の周波数の振幅成分のみを積分演算することにより、高速なレベル抽出を実現することができる。さらに、ウォブル周波数が一定していて既知の場合、レベル抽出器55R,55Lは、ディテクタ信号PDd,PDaのウォブル周波数の振幅成分のみを積分演算することにより、更なる高速演算を実現することができる。
差動演算器56は、ウォブル振幅成分LV(PDd)とウォブル振幅成分LV(PDa)との差動演算を行ない、ウォブル振幅差動成分LVs=LV(PDd)−LV(PDa)を出力する。加算器57は、ウォブル振幅成分LV(PDd)とウォブル振幅成分LV(PDa)とを加算し、ウォブル振幅加算成分LVt=LV(PDd)+LV(PDa)を出力する。除算器58は、ウォブル振幅差動成分LVsをウォブル振幅加算成分LVtで除算し、正規化信号LVs/LVt=(LV(PDd)−LV(PDa))/(LV(PDd)+LV(PDa))を出力端子59から出力する。正規化信号LVs/LVtは、対物レンズシフトに比例した信号となっている。
図4は、図3の対物レンズシフト検出回路50のフィルタ52L,52Rから出力されるフィルタ処理されたディテクタ信号の波形を示した波形図である。
図4(a)〜(c)は、図1の光ディスク10における情報未記録領域を再生する際にディテクタ信号PDaをフィルタ52Lによってフィルタ処理した後の波形を示す。図4(d)〜(f)は、図1の光ディスク10における情報未記録領域を再生する際にディテクタ信号PDdをフィルタ52Rによってフィルタ処理した後の波形を示す。
図4(a)および(d)は、図2の4分割ディテクタPD上でビームスポットがL側、つまりディテクタ部PDa側へシフトした場合の波形である。この場合、ディテクタ部PDaへ入射される光量およびウォブル振幅成分は増加し、ディテクタ部PDdへ入射される光量およびウォブル振幅成分は減少する。これは、ビームスポットがディテクタ部PDa側へシフトした場合、ディテクタ部PDaへの入射光のボールパターンの面積が増加する一方、ディテクタ部PDdへの入射光のボールパターンの面積が減少するからである。これにより、図4(a)のディテクタ信号PDaLに含まれるウォブル振幅成分は増加し、図4(d)のディテクタ信号PDdLに含まれるウォブル振幅成分は減少する。
図4(b)および(e)は、図2の4分割ディテクタPD上の中心位置にビームスポットが存在する場合の波形である。この場合、ディテクタ部PDa,PDdには、ほぼ同量の光量が入射される。そのため、図4(b)のディテクタ信号PDaCに含まれるウォブル振幅成分と、図4(e)のディテクタ信号PDdCに含まれるウォブル振幅成分とは、ほぼ同じとなる。
図4(c)および(f)は、図2の4分割ディテクタPD上でビームスポットがR側、つまりディテクタ部PDd側へシフトした場合の波形である。この場合、ディテクタ部PDaへ入射される光量およびウォブル振幅成分は減少し、ディテクタ部PDdへ入射される光量およびウォブル振幅成分は増加する。これにより、図4(c)のディテクタ信号PDaRに含まれるウォブル振幅成分は減少し、図4(f)のディテクタ信号PDdRに含まれるウォブル振幅成分は増加する。
図5は、図3の対物レンズシフト検出回路50の周波数解析器54L,54Rから出力される周波数解析信号FTの波形、およびレベル抽出器55L,55Rから出力されるレベル抽出されたウォブル振幅成分LVを示した波形図である。図5(a)〜(f)に示すように、周波数解析信号FTは、ウォブル周波数Fwにおいてウォブル振幅成分LVがレベル抽出される。
図5(a)は、図4(a)のディテクタ信号PDaLをA/D変換して周波数変換した後の周波数解析信号FT(PDaL)の波形、およびそれをレベル抽出したウォブル振幅成分LV(PDaL)を示す。図5(b)は、図4(b)のディテクタ信号PDaCをA/D変換して周波数変換した後の周波数解析信号FT(PDaC)の波形、およびそれをレベル抽出したウォブル振幅成分LV(PDaC)を示す。図5(c)は、図4(c)のディテクタ信号PDaRをA/D変換して周波数変換した後の周波数解析信号FT(PDaR)の波形、およびそれをレベル抽出したウォブル振幅成分LV(PDaR)を示す。
図5(a)に示すように、図2の4分割ディテクタPD上でビームスポットがL側、つまりディテクタ部PDa側へシフトした場合のウォブル振幅成分LV(PDaL)は大きくなる。これに対し、図5(c)に示すように、図2の4分割ディテクタPD上でビームスポットがR側、つまりディテクタ部PDd側へシフトした場合のウォブル振幅成分LV(PDaR)は小さくなる。
図5(d)は、図4(d)のディテクタ信号PDdLをA/D変換して周波数変換した後の周波数解析信号FT(PDdL)の波形、およびそれをレベル抽出したウォブル振幅成分LV(PDdL)を示す。図5(e)は、図4(e)のディテクタ信号PDdCをA/D変換して周波数変換した後の周波数解析信号FT(PDdC)の波形、およびそれをレベル抽出したウォブル振幅成分LV(PDdC)を示す。図5(f)は、図4(f)のディテクタ信号PDdRをA/D変換して周波数変換した後の周波数解析信号FT(PDdR)の波形、およびそれをレベル抽出したウォブル振幅成分LV(PDdR)を示す。
図5(d)に示すように、図2の4分割ディテクタPD上でビームスポットがL側、つまりディテクタ部PDa側へシフトした場合のウォブル振幅成分LV(PDdL)は小さくなる。これに対し、図5(f)に示すように、図2の4分割ディテクタPD上でビームスポットがR側、つまりディテクタ部PDd側へシフトした場合のウォブル振幅成分LV(PDdR)は大きくなる。
図6は、同じ対物レンズ位置におけるディテクタ部PDa,PDdから出力されるウォブル振幅成分LV(PDa),LV(PDd)の正規化信号を示した波形図である。
図3において説明したように、ウォブル振幅成分LV(PDa),LV(PDd)の正規化信号LVs/LVtは、ウォブル振幅差動成分LVs=LV(PDd)−LV(PDa)をウォブル振幅加算成分LVt=LV(PDd)+LV(PDa)で除算することによって算出される。図6に示すように、正規化信号LVs/LVtは、対物レンズシフト量の増大に比例して増加する。
以上は、図1の光ディスク10における情報未記録領域を再生した場合の動作であるが、光ディスク10の情報記録領域についても、同様に処理することができる。
図7は、光ディスク10の情報未記録領域または情報記録領域から図2のディテクタ部PDaへの入射光に対する周波数解析信号FTの波形、およびそれをレベル抽出したウォブル振幅成分LVを示す。
図7(a)は、図1の対物レンズ45がたとえば中心位置にあるときの光ディスク10の情報未記録領域から図2のディテクタ部PDaへの入射光に対する周波数解析信号FT(PDaU)の波形、およびそれをレベル抽出したウォブル振幅成分LV(PDaU)を示す。図7(b)は、図1の対物レンズ45がたとえば中心位置にあるときの光ディスク10の情報記録領域から図2のディテクタ部PDaへの入射光に対する周波数解析信号FT(PDaK)の波形、およびそれをレベル抽出したウォブル振幅成分LV(PDaK)を示す。
図7(a)に示すように、周波数解析信号FT(PDaU)は、ウォブル周波数FwUにおいてウォブル振幅成分LV(PDaU)がレベル抽出される。これに対し、図7(b)に示すように、周波数解析信号FT(PDaK)は、ウォブル周波数FwKにおいてウォブル振幅成分LV(PDaK)がレベル抽出されるとともに、その高域周波数側において情報再生信号成分が残留している。この情報再生信号成分の残留が、従来技術において振幅検出を誤動作させていた原因である。
この発明の実施の形態では、図3において説明したように、レベル抽出器55R,55Lは、ウォブル周波数およびその周辺の周波数の振幅成分のみを積分演算している。そのため、レベル抽出器55R,55Lは、ウォブル周波数の高域周波数側に存在する情報再生信号成分の有無にかかわらず、ウォブル振幅を正確に抽出することができる。
図8は、この発明の実施の形態によるトラッキングエラー信号生成回路60の具体的なブロック構成を示したブロック構成図である。
図8を参照して、この発明の実施の形態によるトラッキングエラー信号生成回路60は、入力端子61A,61B,61Gと、差動演算器62,68と、加算器63と、A/D変換器64,65と、除算器66と、ゲイン調整器67と、出力端子69とを含む。
差動演算器62は、入力端子61Aから入力されるディテクタ信号PDa+PDbと入力端子61Bから入力されるディテクタ信号PDc+PDdとの差動演算を行ない、プッシュプル信号PP=(PDc+PDd)−(PDa+PDb)を出力する。加算器63は、入力端子61Aから入力されるディテクタ信号PDa+PDbと入力端子61Bから入力されるディテクタ信号PDc+PDdとを加算し、トータル信号Ig=PDa+PDb+PDc+PDdを出力する。
A/D変換器64は、差動演算器62から出力されるプッシュプル信号PPをアナログ信号からディジタル信号へ変換する。A/D変換器65は、加算器63から出力されるトータル信号Igをアナログ信号からディジタル信号へ変換する。除算器58は、ディジタル信号へ変換されたプッシュプル信号PPを同じくディジタル信号へ変換されたトータル信号Igで除算し、正規化プッシュプル信号PP/Ig=((PDc+PDd)−(PDa+PDb))/(PDa+PDb+PDc+PDd)を出力する。
ゲイン調整器67は、入力端子61Gから入力される正規化信号LVs/LVt(図3,6の説明参照)のゲインkを調整する。ゲイン調整器67で調整されるゲインkは、対物レンズシフトによって正規化プッシュプル信号PP/Igに発生するオフセットを除去するように調整される。差動演算器68は、ゲイン調整された正規化信号k・LVs/LVtと正規化プッシュプル信号PP/Igとの差動演算を行ない、対物レンズシフトによるオフセットが除去されたトラッキングエラー信号TES=k・LVs/LVt−PP/Igを出力端子69から出力する。
以上のように、この発明の実施の形態によれば、光ディスク10上に情報が記録されているか否かにかかわらず、対物レンズシフトの検出が可能となる。これにより、光ピックアップ40のトラッキング精度を向上させることができる。
また、この発明の実施の形態によれば、1ビームによるトラッキングサーボ動作が可能となる。これにより、レーザ光源41から出射されるレーザパワーの利用効率が向上し、情報記録再生装置1の記録再生動作をより高速化することができる。
また、この発明の実施の形態によれば、周波数解析器54R,54Lは、ディテクタ信号PDd,PDaのウォブル周波数およびその周辺の周波数の振幅成分のみを演算することにより、高速な周波数演算を実現することができる。さらに、ウォブル周波数が一定していて既知の場合、周波数解析器54R,54Lは、ディテクタ信号PDd,PDaのウォブル周波数の振幅成分のみを演算することにより、更なる高速演算を実現することができる。
また、この発明の実施の形態によれば、レベル抽出器55R,55Lは、ディテクタ信号PDd,PDaのウォブル周波数およびその周辺の周波数の振幅成分のみを積分演算することにより、高速なレベル抽出を実現することができる。さらに、ウォブル周波数が一定していて既知の場合、レベル抽出器55R,55Lは、ディテクタ信号PDd,PDaのウォブル周波数の振幅成分のみを積分演算することにより、更なる高速演算を実現することができる。
また、この発明の実施の形態による情報記録再生装置1は、対物レンズシフト検出結果を利用することにより、対物レンズシフトによってプッシュプル信号PPに発生するオフセットを補正することができる。これにより、情報記録再生装置1は、より良好なトラッキング制御を実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態による情報記録再生装置1の概略的な構成を示した概略構成図である。 この発明の実施の形態による4分割ディテクタPDの具体的な形状を示した図である。 この発明の実施の形態による対物レンズシフト検出回路50の具体的なブロック構成を示したブロック構成図である。 図3の対物レンズシフト検出回路50のフィルタ52L,52Rから出力されるフィルタ処理されたディテクタ信号の波形を示した波形図である。 図3の対物レンズシフト検出回路50の周波数解析器54L,54Rから出力される周波数解析信号FTの波形、およびレベル抽出器55L,55Rから出力されるレベル抽出されたウォブル振幅成分LVを示した波形図である。 同じ対物レンズ位置におけるディテクタ部PDa,PDdから出力されるウォブル振幅成分LV(PDa),LV(PDd)の正規化信号を示した波形図である。 光ディスク10の情報未記録領域または情報記録領域から図2のディテクタ部PDaへの入射光に対する周波数解析信号FTの波形、およびそれをレベル抽出したウォブル振幅成分LVを示す。 この発明の実施の形態によるトラッキングエラー信号生成回路60の具体的なブロック構成を示したブロック構成図である。 光磁気ディスク110の一部を拡大した際の表面形状を模式的に表わした模式図である。 光磁気ディスク110に記録された情報を再生する光磁気ディスク再生装置100の一部構成を示した概略構成図である。 4分割ディテクタPD1の具体的な形状、およびそこに入射される光磁気ディスク110からの反射光のビーム形状を示した図である。 トラッキングサーボ制御回路200の具体的なブロック構成を示したブロック構成図である。 図12のトラッキングサーボ制御回路200の入力端子201,202に入力されるディテクタ信号の波形を示した波形図である。 図10の光磁気ディスク110が、記録情報が光量の変化として現れる光ディスクであった場合におけるディテクタ信号の波形を示した波形図である。
符号の説明
1 情報記録再生装置、10 光ディスク、20,120 スピンドルモータ、30 スピンドル制御回路、40,140 光ピックアップ、41,141 レーザ光源、42 コリメータレンズ、43 偏光ビームスプリッタ、44 1/4波長板、45,143 対物レンズ、46 集光レンズ、47,144 コイル、PD,PD1,PD2 4分割ディテクタ、50 対物レンズシフト検出回路、51R,51L,61A,61B,61G,201,202 入力端子、52R,52L フィルタ、53R,53L,64,65 A/D変換器、54R,54L 周波数変換器、55R,55L レベル抽出器、56,62,68,205,206,212 差動演算器、57,63,207 加算器、58,66,208,210 除算器、59,69,213 出力端子、60 トラッキングエラー信号生成回路、67,211 ゲイン調整器、70 サーボブロック、80 アクチュエータドライバ、100 光磁気ディスク再生装置、110 光磁気ディスク、111 案内溝、112 マーク、142 ビームスプリッタ、180 フォーカスサーボ制御回路、200 トラッキングサーボ制御回路、203,204,209 振幅検出器。

Claims (7)

  1. 記録媒体を光学的に走査して情報を記録再生する情報記録再生装置であって、
    光源と、前記光源から出射される光を前記記録媒体上に集光する対物レンズと、前記記録媒体から反射した光を受光する受光素子とを含む光ピックアップ部と、
    前記受光素子の案内溝中心線を挟む第1および第2の受光部からそれぞれ出力される第1および第2の受光信号を受けて、前記対物レンズのシフト量に比例した正規化信号を出力する対物レンズシフト検出回路と、
    前記受光素子からの出力信号を受けてプッシュプル信号を生成するとともに、前記正規化信号を受けて前記対物レンズのシフトによるオフセットを除去したトラッキングエラー信号を出力するトラッキングエラー信号生成回路とを備え、
    前記対物レンズシフト検出回路は、
    前記第1および第2の受光信号を受けて、それぞれの帯域制限およびゲイン調整をおこなう第1および第2のフィルタと、
    前記第1および第2のフィルタからの出力信号をアナログ信号からディジタル信号にそれぞれ変換する第1および第2の変換器と、
    前記第1および第2の変換器からの出力信号を受けて、前記第1および第2の受光信号の各周波数の振幅成分に対応した第1および第2の周波数解析信号をそれぞれ出力する第1および第2の周波数解析器と、
    前記第1および第2の周波数解析信号を受けて、前記第1および第2の受光信号に対応した第1および第2のウォブル振幅成分をそれぞれ抽出する第1および第2のレベル抽出器と、
    前記第1および第2のウォブル振幅成分を演算処理する演算部とを含む、情報記録再生装置。
  2. 前記第1および第2の周波数解析器は、前記第1および第2の受光信号のウォブル周波数およびその周辺の周波数の振幅成分のみを演算する、請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 前記第1および第2の周波数解析器は、前記第1および第2の受光信号のウォブル周波数の振幅成分のみを演算する、請求項2に記載の情報記録再生装置。
  4. 前記第1および第2のレベル抽出器は、前記第1および第2の受光信号のウォブル周波数およびその周辺の周波数の振幅成分のみを積分演算する、請求項1に記載の情報記録再生装置。
  5. 前記第1および第2のレベル抽出器は、前記第1および第2の受光信号のウォブル周波数の周波数の振幅成分のみを積分演算する、請求項4に記載の情報記録再生装置。
  6. 前記演算部は、
    前記第1および第2のウォブル振幅成分の差動演算を行なって、ウォブル振幅差動成分を出力する第1の差動演算器と、
    前記第1および第2のウォブル振幅成分の加算を行なって、ウォブル振幅加算成分を出力する第1の加算器と、
    前記ウォブル振幅差動成分を前記ウォブル振幅加算成分で除算した前記正規化信号を出力する第1の除算器とを有する、請求項1に記載の情報記録再生装置。
  7. 前記トラッキングエラー信号生成回路は、
    前記プッシュプル信号を正規化した正規化プッシュプル信号を出力するプッシュプル演算部と、
    前記正規化ブッシュプル信号とゲイン調整された前記正規化信号とを差動演算して、前記対物レンズのシフトによるオフセットが除去された前記トラッキングエラー信号を出力する第2の差動演算器とを含む、請求項1に記載の情報記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007537556A (ja) * 2004-05-12 2007-12-20 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 改良されたサーボシステム、記録担体および再生装置
US8565056B2 (en) 2010-11-25 2013-10-22 Toshiba Samsung Storage Technology Korea Corporation Method of generating tracking error signal, optical pickup device, and optical disc drive device adopting the method

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