JP2006331092A - 自動処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の操作者がそれぞれ使用しやすい操作画面によって入力操作を行うことができ、特に、左利きの操作者にも操作性が良い操作画面を提供できる。
【解決手段】 タッチパネルを有する表示装置からなるユーザインタフェースにおいて、上記ユーザインタフェースに表示されているメニュー画面等の初期画面への操作者による最初のタッチのタッチ分布などに基づいて操作者の利き手を判定し、次以降の操作画面を判定した操作者の利き手に応じた操作画面に変更してユーザインタフェースに表示する。
【選択図】 図2
【解決手段】 タッチパネルを有する表示装置からなるユーザインタフェースにおいて、上記ユーザインタフェースに表示されているメニュー画面等の初期画面への操作者による最初のタッチのタッチ分布などに基づいて操作者の利き手を判定し、次以降の操作画面を判定した操作者の利き手に応じた操作画面に変更してユーザインタフェースに表示する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、たとえば、操作者からの操作に応じて券を発券する自動発券装置のような人間の操作に応じて種々の処理を行う自動処理装置に関する。
従来、人間の操作によって種々の処理を行う自動処理装置では、右利きの人間に合わせたユーザインタフェースが提供されているのが一般的である。これは、右利きの人間の方が左利きの人間よりも統計的に多いからである。このため、多数の人間が操作するタッチパネルを用いたユーザインタフェースでは、使用頻度が高いボタンを右利きの人間が使用しやすいように画面の右側に配置することが多い。また、複数のボタンを1つの操作画面に表示する場合、右利きの人間がそれぞれのボタンを選択しやすいように、各ボタンが左側から右側へ移動するように設計されていることも多い。
しかしながら、上記のような右利きの操作者を想定したインタフェースでは、左利きの操作者には使い勝手が悪いという問題が発生する可能性がある。たとえば、左利きの操作者にとっては、操作画面の右側に配置されたボタンは、押しにくかったり、自分自身の手が邪魔で他の表示内容が見えなくなったりするという問題があることもありうる。
特開2003−195998号公報
特公平9−226614号
この発明は、上記のような問題点を解決するものであり、多数の人物が操作する場合であっても、操作者の利き手に係らずに、各操作者にとって操作性が良い自動処理装置を提供することを目的とする。
この発明の一形態としての自動処理装置は、操作者からの指示に応じた処理を行うものにおいて、操作画面を表示する表示手段と、この表示手段の表示画面に対して操作者が接触した部位を検知するタッチパルと、このタッチパネルにより検出した表示画面上における操作者の接触部位の分布に応じて当該操作者の利き手を判定する判定手段と、この判定手段により判定した当該操作者の利き手に応じた操作画面を前記表示手段に表示する表示制御手段と、この表示制御手段により前記表示手段に表示した利き手に応じた操作画面への当該操作者の接触部位に対応して処理を実行する処理手段とを有する。
この発明によれば、多数の操作者が操作する場合であっても、操作者の利き手に係らずに、各操作者にとって操作性が良い自動処理装置を提供できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
この実施の形態では、自動処理装置の一例として、操作者の操作によって、鉄道やバスなどの交通機関において使用される普通乗車券、定期券、特急券あるいは企画券などの券を発券する機能を有する自動発券装置について説明する。
この実施の形態では、自動処理装置の一例として、操作者の操作によって、鉄道やバスなどの交通機関において使用される普通乗車券、定期券、特急券あるいは企画券などの券を発券する機能を有する自動発券装置について説明する。
図1は、自動発券装置1の外観構成例を示す外観図である。
図1に示すように、自動発券装置1の前面(接客面)には、ユーザインタフェース11、カード挿入口12、紙幣挿入口13、硬貨投入口14、券排出口15、及び釣銭返却口16等が設けられている。
図1に示すように、自動発券装置1の前面(接客面)には、ユーザインタフェース11、カード挿入口12、紙幣挿入口13、硬貨投入口14、券排出口15、及び釣銭返却口16等が設けられている。
上記ユーザインタフェース11は、タッチパネルを有する表示装置(表示手段)により構成される。上記ユーザインタフェース11は、操作者(券を購入する利用者自身あるいは係員)からの操作を受付けるとともに、当該操作者への案内等を表示するものである。上記ユーザインタフェース11では、画面上に表示したボタンの領域を操作者が触れることにより当該ボタンの入力を検知するようになっている。例えば、上記ユーザインタフェース11には、待機状態において、メニュー画面が表示され、操作者からのタッチパネルへの入力に応じて種々の画面が表示される。
また、上記ユーザインタフェース11に用いられるタッチパネルは、感圧式のタッチパネルあるいは赤外線式のタッチパネルなどが用いられる。このようなタッチパネルでは、表示装置の表示画面上をメッシュ状に張り巡らされた複数の検知部位において、操作者が接触したか否かを検知するようになっている。つまり、上記タッチパネルでは、操作者が接触した部位(タッチされた位置)を表示画面の位置として検知するようになっている。たとえば、表示装置に操作者が選択するボタンを有する操作画面を表示した場合、操作者が操作画面上のボタンの表示領域をタッチしたか否かをタッチパネルが検出することによって各ボタンが指示されたか否かが検出される。また、上記タッチパネルでは、所定時間(例えば、数msec)ごとに操作者がタッチした部位(表示画面における接触位置)を検出する。従って、上記タッチパネルでは、操作者がタッチした接触部位の時間経過における分布(タッチ分布の経過変化)を検出することも可能である。
上記カード挿入口12は、操作者が所持しているカード(たとえば、クレジットカード、プリペイドカードあるいは既存の定期券)などが挿入される挿入口である。上記カード挿入口12では、操作者が挿入したカードを受け入れて当該装置内に取り込むようになっている。また、上記カード挿入口12は、処理済みのカードなどの操作者へ返却すべきカードを排出するカード排出口として機能するようにしても良い。
上記紙幣挿入口13は、紙幣を受け入れて当該装置内に取り込む紙幣の挿入口である。また、上記紙幣挿入口13では、釣銭などの操作者へ返却すべき紙幣を排出する紙幣排出口として機能するようにしても良い。上記硬貨投入口14は、硬貨を受け入れて当該装置内に取り込む硬貨の投入口である。上記券排出口15は、当該装置内で発券処理された券を排出する排出口である。また、上記券排出口15では、利用内容等を印字したレシートなどを排出するようにしても良い。上記釣銭返却口16は、操作者に対して返却すべき釣銭を排出する排出口である。
図2は、自動発券装置1内の制御系統の概略構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、上記自動発券装置1の制御系統は、主制御部21、カード処理ユニット22、紙幣処理ユニット23、硬貨処理ユニット24、発券ユニット25、記憶装置26および上位機器インタフェース27などを有している。また、上記主制御部21には、ユーザインタフェース11、カード処理ユニット22、紙幣処理ユニット23、硬貨処理ユニット24、発券ユニット25、記憶装置26および上位機器インタフェース(I/F)26などが接続されている。
図2に示すように、上記自動発券装置1の制御系統は、主制御部21、カード処理ユニット22、紙幣処理ユニット23、硬貨処理ユニット24、発券ユニット25、記憶装置26および上位機器インタフェース27などを有している。また、上記主制御部21には、ユーザインタフェース11、カード処理ユニット22、紙幣処理ユニット23、硬貨処理ユニット24、発券ユニット25、記憶装置26および上位機器インタフェース(I/F)26などが接続されている。
上記主制御部21は、CPUや各種のメモリ等により構成され、当該定期券処理装置全体の制御を司るものである。上記主制御部21は、メモリに記憶されている制御プログラムや制御データに基づいて種々の処理手段を実現するようになっている。
上記記憶装置26には、たとえば、券を発券するための料金情報などが記憶される。上記上位機器インタフェース27には、発券処理した券の情報などを収集するデータ収集機などの上位機器(図示しない)とのデータ通信を行うためのインターフェースである。
上記カード処理ユニット22は、上記カード挿入口12により受け入れたカードを処理するためのユニットである。上記カード処理ユニット22は、操作者が利用するカードの形態に応じた処理機構を有している。たとえば、カードとして非接触式ICカードが利用される場合、上記カード処理ユニット22には、ICカードリーダライタとして、非接触式ICカードとのデータ通信を行うための処理機構が設けられる。また、磁気式のカードが利用される場合、上記カード処理ユニット22には、磁気カードに対する処理を行う処理機構が設けられる。
上記紙幣処理ユニット23は、上記紙幣挿入口13により受け入れた紙幣を処理するユニットである。上記硬貨処理ユニット24は、硬貨投入口14に投入された硬貨を処理するユニットである。上記発券ユニット25は、券の発券処理を行う処理機構により構成される。上記発券ユニット25は、操作者により発券が指定された券の発券処理を行って、上記券排出口15から排出するものである。上記発券ユニット25は、券として発券する記憶媒体の形態に応じた処理機構により構成される。たとえば、磁気情報を記憶する記憶部を有する券(磁気券)を発券する場合、上記発券ユニット25は、初期状態の磁気券に乗車券情報などを記録する記録機構や券面に乗車券としての券面情報を印刷する印字機構などにより構成される。なお、ICカード等の記憶媒体を券として発券する場合、上記カード処理ユニット22が、操作者により提示されたICカードあるいは初期状態のICカードに対して発券処理を行って上記カード挿入口12から排出するようにしても良い。
次に、上記ユーザインタフェース11に表示される表示画面について説明する。
上述したように、上記ユーザインタフェース11は、タッチパネル内蔵の表示装置により構成されている。上記ユーザインタフェース11には、タッチパネルにて選択可能なボタンと案内とが表示装置の表示画面上に表示される。また、上記ユーザインタフェース11に表示される操作画面は、操作者による操作などに応じて切り替えられる。
上述したように、上記ユーザインタフェース11は、タッチパネル内蔵の表示装置により構成されている。上記ユーザインタフェース11には、タッチパネルにて選択可能なボタンと案内とが表示装置の表示画面上に表示される。また、上記ユーザインタフェース11に表示される操作画面は、操作者による操作などに応じて切り替えられる。
図3は、上記ユーザインタフェース11に表示されるメニュー画面の表示例を示す図である。
図3に示すようなメニュー画面は、例えば、当該自動発券装置1が待機状態(操作者による入力待ちの状態)において上記ユーザインタフェース11に表示される。図3に示すメニュー画面では、操作案内31、普通乗車券ボタン32、定期券ボタン33、特急券ボタン34および回数券ボタン35が表示されている。
図3に示すようなメニュー画面は、例えば、当該自動発券装置1が待機状態(操作者による入力待ちの状態)において上記ユーザインタフェース11に表示される。図3に示すメニュー画面では、操作案内31、普通乗車券ボタン32、定期券ボタン33、特急券ボタン34および回数券ボタン35が表示されている。
上記操作案内31は、操作者が選択すべきボタンの案内を示すものである。図3に示す例では、発券する券(たとえば、操作者が購入する券)の種類を操作者が選択する旨の案内が表示されている。
また、各ボタン32〜35は、操作者が各ボタンの各表示部位に触れたか否かをタッチパネルにより検知するようになっている。上記各ボタン32〜35は、操作者が発券を希望する券の種類(実行する処理)を選択するためのボタンである。つまり、操作者は、メニュー画面において何れかのボタンを選択するようになっている。
また、各ボタン32〜35は、操作者が各ボタンの各表示部位に触れたか否かをタッチパネルにより検知するようになっている。上記各ボタン32〜35は、操作者が発券を希望する券の種類(実行する処理)を選択するためのボタンである。つまり、操作者は、メニュー画面において何れかのボタンを選択するようになっている。
図3に示す表示例において、上記普通乗車券ボタン32は、当該自動発券装置1に普通乗車券の発券処理を実行させるためのボタンである。つまり、普通乗車券の購入を希望する操作者は、メニュー画面において普通乗車券ボタン32の表示領域にタッチする。また、上記定期券ボタン33は、当該自動発券装置1に定期券の発券処理を実行させるためのボタンである。つまり、定期券の購入を希望する操作者は、メニュー画面において定期券ボタン33の表示領域をタッチする。また、上記特急券ボタン34は、当該自動発券装置1に特急券の発券処理を実行させるためのボタンである。つまり、特急券の購入を希望する操作者は、メニュー画面において特急券ボタン34の表示領域をタッチする。また、上記回数券ボタン35は、当該自動発券装置1に回数券の発券処理を実行させるためのボタンである。つまり、回数券の購入を希望する操作者は、メニュー画面において回数券ボタン35の表示領域をタッチする。
次に、上記ユーザインタフェース11に表示される左利き用の表示画面と右利き用の表示画面とについて説明する。
図4及び図5は、上記ユーザインタフェース11に表示される定期券の発行確認画面の表示例を示す図である。また、図4は、左利きの操作者に対する発行確認画面の表示例を示すものである。また、図5は、右利きの操作者に対する発行確認画面の表示例を示すものである。
図4及び図5は、上記ユーザインタフェース11に表示される定期券の発行確認画面の表示例を示す図である。また、図4は、左利きの操作者に対する発行確認画面の表示例を示すものである。また、図5は、右利きの操作者に対する発行確認画面の表示例を示すものである。
図4及び図5に示す定期券の発行確認画面では、操作案内41と発行ボタン42(42L、42R)とが表示されている。上記操作案内41は、画面上部の中央を付近に表示される。また、図4及び図5に示す表示例では、上記操作案内41として、定期券を発行するための確認を行う旨の案内が表示されている。
図4に示す左利き用の発行確認画面では、上記発行ボタン42Lは、画面下部の左側付近に表示される。これにより、図4に示す左利き用の発行確認画面では、左利きの操作者が発行ボタン42Lをタッチしやすいように設計されている。また、図5に示す右利き用の発行確認画面では、上記発行ボタン42Rは、画面下部の右側付近に表示される。これにより、図5に示す右利き用の発行確認画面では、右利きの操作者が発行ボタン42Rをタッチしやすいように設計されている。
図4に示す左利き用の発行確認画面では、上記発行ボタン42Lは、画面下部の左側付近に表示される。これにより、図4に示す左利き用の発行確認画面では、左利きの操作者が発行ボタン42Lをタッチしやすいように設計されている。また、図5に示す右利き用の発行確認画面では、上記発行ボタン42Rは、画面下部の右側付近に表示される。これにより、図5に示す右利き用の発行確認画面では、右利きの操作者が発行ボタン42Rをタッチしやすいように設計されている。
次に、上記自動発券装置1が操作者の利き手を判定する処理について説明する。
上述しように、上記ユーザインタフェース11のタッチパネルは、表示画面上に覆うようにメッシュ状に配置された検知部位を有している。このため、このようなタッチパネルでは、表示画面に対して操作者がタッチした位置(領域)を各検知部位の検知結果に応じて検出するようになっている。なお、ここでは、操作者がタッチしたことを検知した部位の分布をタッチ分布と呼ぶこととする。
上述しように、上記ユーザインタフェース11のタッチパネルは、表示画面上に覆うようにメッシュ状に配置された検知部位を有している。このため、このようなタッチパネルでは、表示画面に対して操作者がタッチした位置(領域)を各検知部位の検知結果に応じて検出するようになっている。なお、ここでは、操作者がタッチしたことを検知した部位の分布をタッチ分布と呼ぶこととする。
図6は、左利きの操作者がボタンにタッチした場合のタッチパネル上の接触部位の経時変化の例を示す図である。また、図6では、タッチされたことを検知した部位とそれらの各部位を検知した順序とを示している。たとえば、図6において、各マークに添えて記載されている数字は、当該マークの部位がタッチされたことが検知された順番を示すものである。図6に示す例では、1が添えられたマーク(マーク1)が最初に検知され、順に、マーク2、マーク3、マーク4、マーク5が検知されたことを示している。
すなわち、上記のように、上記ユーザインタフェース11のタッチパネルでは、数msecごとに操作者が接触した部位を検出している。このため、上記タッチパネルでは、操作者が画面に触れた部位を数msec間隔で検出し、数msecごとに上記主制御部21へ操作者の接触部位を示す情報を通知する。この結果、上記主制御部21では、タッチ分布の数msecごとの経時変化を得ることができるようになっている。なお、タッチパネルが数msecごとに接触部位を検出する場合、たとえば、図6に示すマーク1を検知してからマーク5を検知するまでの時間は、数十msecである。これは、人間の感覚として特定のボタンに1回タッチしている間隔に対応している。
また、図6に示す例では、ボタンの表示領域において、時間経過に伴って操作者がタッチした部位が左下から右上に向かって移動していることを示している。つまり、操作者の指と画面との接触部位が時間経過に伴って左下から右上に向かって広がっていることを示している。通常、左利きの操作者は、左手の指で表示画面に触れる。このため、操作者が左手の指で表示画面に触れると、操作者の左手の指と表示画面とが触れる部位は、最初に触れた部位から右へ向かって広がることが予測される。図6に示すように、表示画面におけるタッチ分布が時間経過に伴って左から右へ移動する場合、当該操作者が左利きであることが予測できる。
このような性質を利用すると、操作者の利き手は、時間経過に伴うタッチ分布の変化に基づいて判定することが可能である。この場合、上記主制御部21内の図示しないメモリには、利き手判定の基準とするパラメータとして経過時間に対するタッチ分布の移動方向を設定しておき、上記主制御部21は、上記パラメータと上記タッチパネルにより検出したタッチ分布の経時変化とを比較することにより利き手を判定する。
また、利き手の判定は、操作者が1つのボタンに対してタッチした部位全体の分布によって判定するようにしても良い。
図7は、左手の指であるボタンをタッチした場合のタッチ分布の例を示す図である。なお、図7では、例えば、操作者が特定のボタンに触れてから離れるまでの間に、タッチした部位の分布を示している。つまり、図7に示すタッチ分布は、操作者が特定のボタンに対して触れた領域(1回のタッチで触れた領域)全体を示している。図7に示す例では、操作者がタッチした領域は、ボタンの表示領域に対して左下から右上にかけて分布した指の形状となっている。つまり、操作者の指と表示画面との接触部位全体が左下から右上に向かって広がっていることを示している。
図7は、左手の指であるボタンをタッチした場合のタッチ分布の例を示す図である。なお、図7では、例えば、操作者が特定のボタンに触れてから離れるまでの間に、タッチした部位の分布を示している。つまり、図7に示すタッチ分布は、操作者が特定のボタンに対して触れた領域(1回のタッチで触れた領域)全体を示している。図7に示す例では、操作者がタッチした領域は、ボタンの表示領域に対して左下から右上にかけて分布した指の形状となっている。つまり、操作者の指と表示画面との接触部位全体が左下から右上に向かって広がっていることを示している。
通常、操作者の左手の指では、上記ユーザインタフェース11の表示画面上に表示されたボタンに対して左斜め下側からタッチすることが予測される。言い換えると、操作者の左手の指は、表示画面の縦方向(垂直方向)に対して斜め右向きで触れられることが予測される。この場合、特定のボタンに対するタッチ分布は、図7に示すように、右上がり(左下がり)の分布となることが予測される。このため、図7に示すように、タッチパネルにおけるタッチ分布が左下から右上へと分布している場合、当該操作者が左利きであることが予測できる。
このような性質を利用すると、操作者の利き手は、特定のボタン(1回のタッチ)に対して操作者がタッチした部位全体の分布状況に基づいて判定することが可能である。この場合、上記主制御部21内の図示しないメモリには、利き手判定の基準とするパラメータとして、特定のボタンを左手の指でタッチした場合のタッチ分布全体の特徴を設定しておき、上記主制御部21は、上記パラメータと上記タッチパネルにより検出した特定のボタンに対してタッチした部位全体とを比較することにより利き手を判定する。
次に、上記自動発券装置1における操作画面の表示処理ついて説明する。
図8は、上記ユーザインターフェース11により表示した操作画面に対する操作者のタッチに応じた処理を説明するためのフローチャートである。
まず、上記自動発券装置1のユーザインタフェース11には、待機状態において、操作者が処理内容を選択するためのメニュー画面が表示されている(ステップS10)。この状態において、上記ユーザインタフェース11では、数msec間隔でタッチパネルに操作者が触れたか否かを検知しており、その検知結果を示す信号を上記主制御部21へ通知するようになっている。また、上記のような待機状態において、上記主制御部21は、上記ユーザインタフェース11からの通知に基づいて、操作者による最初のタッチがあったか否かを判定するようになっている(ステップS11)。
図8は、上記ユーザインターフェース11により表示した操作画面に対する操作者のタッチに応じた処理を説明するためのフローチャートである。
まず、上記自動発券装置1のユーザインタフェース11には、待機状態において、操作者が処理内容を選択するためのメニュー画面が表示されている(ステップS10)。この状態において、上記ユーザインタフェース11では、数msec間隔でタッチパネルに操作者が触れたか否かを検知しており、その検知結果を示す信号を上記主制御部21へ通知するようになっている。また、上記のような待機状態において、上記主制御部21は、上記ユーザインタフェース11からの通知に基づいて、操作者による最初のタッチがあったか否かを判定するようになっている(ステップS11)。
操作者が特定のボタンに触れると、上記ユーザインタフェース11は、タッチパネルにより操作者が画面に触れたことを検出し、タッチされた部位を示す信号を上記主制御部21へ通知する。上記ユーザインタフェース11からメニュー画面に操作者が触れた部位を示す信号を受けると、上記主制御部21は、操作者が最初のタッチを行ったことを検知する(ステップS11、YES)。
操作者がメニュー画面にタッチしたことを検知すると、上記主制御部21は、上記ユーザインタフェース11からの操作者がタッチした部位を示す信号に基づいて、操作者がタッチした部位に対応するボタンを判断するとともに、操作者の利き手を判定する利き手判定処理を行う(ステップS12)。
操作者がメニュー画面にタッチしたことを検知すると、上記主制御部21は、上記ユーザインタフェース11からの操作者がタッチした部位を示す信号に基づいて、操作者がタッチした部位に対応するボタンを判断するとともに、操作者の利き手を判定する利き手判定処理を行う(ステップS12)。
すなわち、上記主制御部21は、メニュー画面におけるボタンと操作者の指との接触領域(タッチ分布)により利き手を判定するため、上記ユーザインタフェース11からのタッチ部位を示す信号に基づいて操作者がタッチした領域としてタッチ分布を検出する。タッチ分布を検出すると、上記主制御部21は、所定のパラメータと検出したタッチ分布とを比較することにより、操作者が右利きか左利きかを判定する。この利き手判定処理は、上述しような、タッチ分布の経時変化に基づいて利き手を判定するようにしても良いし、ボタンに対するタッチ分布全体に基づいて利き手を判定するようにしても良い。また、上記利き手判定処理では、右利きと左利きとの割合に応じて判定の重み付けを行うようにしても良い。
上記利き手判定の結果として操作者が右利きであると判定した場合(ステップS13、YES)、上記主制御部21は、上記ユーザインタフェース11に次画面として右利き用の操作画面を表示する(ステップS14)。また、上記利き手判定の結果として操作者が左利きであると判定した場合(ステップS13、NO)、上記主制御部21は、上記ユーザインタフェース11に次画面として左利き用の操作画面を表示する(ステップS15)。
例えば、図3に示すメニュー画面に対して操作者が定期券ボタン33をタッチした場合、上記利き手判定処理では、操作者がタッチした定期券ボタン33上の領域(タッチ分布)に基づいて当該操作者の利き手を判定する。この判定により操作者が右利きであると判定した場合、上記主制御部21は、当該定期券の発券条件を設定した後、上記ユーザインタフェース11に図5に示す右利き用の定期券の発行確認画面を表示する。また、上記判定により操作者が左利きであると判定した場合、上記主制御部21は、当該定期券の発券条件を設定した後、上記ユーザインタフェース11に図4に示すような左利き用の定期券の発行確認画面を表示する。
上記メニュー画面においてタッチされたボタンに応じた次画面を表示すると、上記制御部21は、次画面におけるボタンへのタッチの有無を判断している(ステップS16)。これにより、次画面におけるボタンへのタッチ(次のタッチ)が検出されると、上記主制御部21は、操作者がタッチした部位に対応するボタンを判断するとともに、上記ステップS12で判定した利き手の判定結果が正しかったか否かを評価する(ステップS17)。
この利き手判定結果の評価は、たとえば、操作者による操作間隔に基づいて行うようにしても良い。すなわち、実際の操作者の利き手と表示された次画面とが整合しない場合、操作者は、次画面における操作に時間がかかることが予測される。この場合、上記主制御部21は、上記タイマ21aにより次画面を表示してから当該次画面におけるボタンをタッチするまでの時間を計時し、その計時した時間に基づいて利き手判定の結果が正しかったか否かを評価する。具体的には、次画面を表示してから当該画面におけるボタンへのタッチが所定時間内であれば、操作者の利き手と表示した画面とが整合している可能性が高いと評価し、所定時間以上であれば操作者の利き手と表示した画面とが整合していない可能性が高いと評価する。
また、上記利き手判定結果の評価は、次画面におけるタッチ分布などに基づいて行うようにしても良い。この場合、上記主制御部21は、上記利き手判定処理と同様な方法で次画面におけるタッチ分布による利き手判定を行い、その判定結果との比較により、最初のタッチ(メニュー画面におけるタッチ分布)による利き手判定の結果が正しかったか否かを評価する。つまり、上記主制御部21は、次画面におけるタッチ分布による利き手判定によって最初のタッチによる利き手判定の結果が正しかったか否かを評価することも可能である。
上記評価により利き手判定が誤っていたと評価した場合(ステップS18、NO)、上記主制御部21は、利き手判定処理の基準となるパラメータを調整する(ステップS19)。上記パラメータは、利き手判定の結果と評価内容とに基づいて調整される。例えば、左利きと判定した結果が誤っていると評価した場合、上記主制御部21は、上記ステップS12で検出したタッチ分布を右利きと判定しやすくなるように上記パラメータを調整する。また、右利きと判定した結果が誤っていると評価した場合、上記主制御部21は、上記ステップS12で検出したタッチ分布を左利きと判定しやすくなるように上記パラメータを調整する。なお、上記ステップS17〜S19の処理は、当該自動発券装置1における一連の発券処理とは別に行うようにしても良い。
また、上記主制御部21は、操作者がタッチした部位に対応するボタンを判断した場合、表示されている操作画面において操作者がタッチしたボタンに対応する処理を行う(ステップS20)。なお、このステップS20の処理は、上記ステップS17〜S19の処理と並行して行うようにしても良いし、上記ステップS17〜S19の処理の前に行うようにしても良い。
上記ステップS20の処理により当該操作者に対する一連の発券処理を終了する場合(ステップS21、YES)、上記主制御部21は、上記ステップS10へ戻りメニュー画面を表示して、待機状態となる。また、上記ステップS20の処理により当該操作者に対する処理を継続して行う場合(ステップS21、NO)、上記主制御部21は、次の操作画面を表示するため、上記ステップS13へ進む。
上記ステップS20の処理により当該操作者に対する一連の発券処理を終了する場合(ステップS21、YES)、上記主制御部21は、上記ステップS10へ戻りメニュー画面を表示して、待機状態となる。また、上記ステップS20の処理により当該操作者に対する処理を継続して行う場合(ステップS21、NO)、上記主制御部21は、次の操作画面を表示するため、上記ステップS13へ進む。
なお、上記動作例では、利き手判定によって自動発券装置が操作者の利き手を判定するようにしたが、操作者自身が自分の利き手を指定するようにしても良い。これは、メニュー画面等において操作者自身が自分の利き手を指定するためのボタンを設け、そのボタンへの入力に応じて操作者の利き手を決定することにより実現できる。たとえば、デフォルト設定で右利き用の操作画面を提供するように設定しておき、左利き用の操作画面を表示させるためのボタンをメニュー画面において提供する。これにより、左利きの操作者が使いやすい操作画面を提供できる。
上記のような処理によれば、メニュー画面等への操作者の最初のタッチにおけるタッチ分布等に基づいて操作者の利き手を判定し、次以降の操作画面を判定した操作者の利き手に応じた操作画面に変更してユーザインタフェースに表示するようにしたものである。
これにより、各操作者が使用しやすい操作画面によって入力操作を行うことができる。特に、左利きの操作者には、左利き用の操作画面を提供でき、操作性が向上する。また、操作者による最初のタッチ分布により操作者の利き手を判定するため、操作者に意識させることなく、操作画面を変更できる。
これにより、各操作者が使用しやすい操作画面によって入力操作を行うことができる。特に、左利きの操作者には、左利き用の操作画面を提供でき、操作性が向上する。また、操作者による最初のタッチ分布により操作者の利き手を判定するため、操作者に意識させることなく、操作画面を変更できる。
さらに、上記のような利き手判定処理の判定結果を当該操作者による操作状況などに応じて評価し、その利き手判定の結果に対する評価に応じてパラメータを調整するようにしたため、管理者等が使用状況に応じて調整を行う必要がなく、設置場所等に合致した調整を行うことができる。
1…自動発券装置、11…ユーザインタフェース、21…主制御部、21a…タイマ、22…カード処理ユニット、23…紙幣処理ユニット、24…硬貨処理ユニット、25…発券ユニット、26…記憶装置、32〜35、42L、42R…ボタン
Claims (8)
- 操作者からの指示に応じた処理を行う自動処理装置において、
操作画面を表示する表示手段と、
この表示手段の表示画面に対して操作者が接触した部位を検知するタッチパルと、
このタッチパネルにより検出した表示画面上における操作者の接触部位の分布に応じて当該操作者の利き手を判定する判定手段と、
この判定手段により判定した当該操作者の利き手に応じた操作画面を前記表示手段に表示する表示制御手段と、
この表示制御手段により前記表示手段に表示した利き手に応じた操作画面への当該操作者の接触部位に対応して処理を実行する処理手段と、
を具備することを特徴とする自動処理装置。 - 前記判定手段は、前記表示手段の表示画面における接触部位の分布が左手の指によるものであると判定した場合に、当該操作者の利き手が左手であると判定する、ことを特徴とする前記請求項1に記載の自動処理装置。
- 前記判定手段は、前記表示手段の表示画面における接触部位の分布の経時変化に基づいて操作者の利き手を判定する、ことを特徴とする前記請求項1に記載の自動処理装置。
- 前記判定手段は、所定の左利きの操作者と右利きの操作者との割合に応じた重み付けして操作者の利き手を判定する、ことを特徴とする前記請求項1に記載の自動処理装置。
- さらに、前記判定手段により判定した当該操作者の利き手が正しいらしいか否かを評価する評価手段を具備することを特徴とする前記請求項1に記載の自動処理装置。
- さらに、前記評価手段により前記判定手段により判定した利き手が誤りであるらしいと評価した場合、上記判定手段による判定基準値を調整する調整手段を具備することを特徴とする前記請求項5に記載の自動処理装置。
- 前記評価手段は、前記表示手段に表示される操作画面への操作指示の間隔に基づいて、前記判定手段により判定した当該操作者の利き手が正しいらしいか否かを評価する、ことを特徴とする前記請求項5又は6に記載の自動処理装置。
- 前記判定手段は、前記タッチパネルにより検出した操作者の表示画面に対する最初の接触部位の分布に応じて当該操作者の利き手を判定し、
前記評価手段は、前記判定手段による判定後の当該操作者の表示画面に対する接触部位の分布に基づいて、前記判定手段により判定した当該操作者の利き手が正しいらしいか否かを評価する、ことを特徴とする前記請求項5又は6に記載の自動処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2005154002A JP2006331092A (ja) | 2005-05-26 | 2005-05-26 | 自動処理装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-05-26 JP JP2005154002A patent/JP2006331092A/ja active Pending
Cited By (6)
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