JP2006330815A - 医療用検査システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 外部からの検査オーダを受けて検査を進行する医療用検査システムにおいて、1被検者に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめて検査を行う際、円滑に進行することを考慮した医療用検査システムを提供する。
【解決手段】 本発明の医療用検査システムは、外部からの検査依頼を受けて検査を行う医療用検査システムにおいて、被検体に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめる手段、まとめられた検査オーダに含まれる検査項目のうち同一検査項目を抽出する手段を備え、前記抽出手段により抽出された同一検査項目を1つの検査項目とみなし、検査を進行することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の医療用検査システムは、外部からの検査依頼を受けて検査を行う医療用検査システムにおいて、被検体に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめる手段、まとめられた検査オーダに含まれる検査項目のうち同一検査項目を抽出する手段を備え、前記抽出手段により抽出された同一検査項目を1つの検査項目とみなし、検査を進行することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、医療用検査システムに関し、詳しくは、外部からの検査依頼を受けて検査を進行する医療用検査システムおよびX線撮影装置に関するものである。
近年病院では、病院内の各部門間でHIS(Hospital Information System)と呼ばれる病院情報システムを構築し、また各部門内に於いても、例えば放射線部門ではRIS(Radiology Information System)など各部門に合わせた情報システムを構築し、情報伝達のオンライン化を進めている。このような、情報システムにおいては、検査結果をサーバ内の患者データベースに記録し、端末で検索し参照するだけでなく、医師による検査依頼情報を検査オーダとして依頼先の別の部門に伝達することもできる。
図16は、医療用検査システムの例として、X線撮影システムとX線撮影装置を組み合わせたシステムを示している。同図において100はX線を照射するX線管球、101はX線発生装置制御部である。また、X線撮影システムは、X線撮影が行われ、センサ103から成るセンサユニット102およびこれらを制御するX線撮影システム制御部104で構成されている。また、105はこのX線撮影システムの操作・表示部である。センサ103で検出された被検者の透過X線量に相当する電荷はA/D変換され、デジタル画像としてX線システム制御部104に取り込まれる。
図17は、病院内のネットワークの例を示したものである。120は、各部門間の情報システムであるHIS、121はHISのサーバ、122と123は複数の部門を表していて、部門の例としては、会計部門、薬剤部門、診察部門(内科部門、外科部門、整形外科部門など)などがある。各部門内にはHIS端末124がある。また110は、放射線部門内の情報システムであるRIS、113はRISのサーバ、114はHISとRISをつなぐゲートウェイを表しており、112の放射線部門にはRIS端末111がある。このRISの例ではそれぞれ115、116で示される撮影室Aおよび撮影室Bに117の検査システムAおよび118の検査システムBが設置されRISと接続されている。図17において、上述した図16は115の撮影室Aの検査システムA117または116の撮影室Bの検査システムB118に相当する。
以下に、図16および図17を用いて検査がどのように進行されているかを記述する。
外来の患者である被検者Aは、外来受付を終了すると図17の各部門122や123の受付へ行き、診断が行われる。その際、必要に応じて複数の部門において診断が行われることもある。診断の結果、医者によって例えばX線撮影が必要と判断されると、HIS端末124より検査の指示を入力し、依頼先である放射線部門112に伝達する。この医師の指示する依頼情報を検査オーダといい、この検査オーダには、依頼元の部門名や、X線撮影であれば「撮影部位:胸部正面、胸部側面」といった検査項目、また患者の個人データなどが含まれる。放射線部門112は、検査オーダを受信すると、撮影条件などを付加し、適切な検査システム117または118へ転送する。
例えば、122を外科部門、123を整形外科部門、115の撮影室Aの検査システム117をX線検査システムとする。被検者Aが外来受付を済ませ、外科部門122の診断により胸部正面および胸部側面のX線撮影が必要と判断されると、医師はHIS端末124より検査オーダを入力し、依頼先である放射線部門112に伝達する。さらに、被検者Aは整形外科部門123による診断も必要と判断されたため、引続き整形外科部門123へ行き診断を受けた結果、胸部正面、右下腿部正面および右下腿部側面のX線撮影が必要と判断されたとする。この場合も同様に、医師はHIS端末124より検査オーダを入力し、依頼先である放射線部門112に伝達する。
放射線部門112では、各部門からの検査オーダを受信すると撮影条件などを付加し、撮影室115のX線検査システム117へ転送する。X線検査システム117は、一人の被検者に対する検査オーダを複数受信すると、被検者ごとに検査オーダをまとめ、1つの検査オーダとして検査を進行することができる。この例の場合では、被検者Aに対して外科部門と整形外科部門のそれぞれから検査オーダが発行されるので、これらをまとめ、「撮影部位:胸部正面、胸部側面、胸部正面、右下腿部正面、右下腿部側面」を1つの検査オーダとして、検査を進行することが可能となっている。
操作者である技師が被検者Aの検査を行う際は、X線撮影システム操作・表示部105より被検者Aの検査オーダを選択、確認すると共に、撮影パラメータなどの設定、確認を行う。そして、被検者Aの整位後、照射スイッチを押下する。すると、X線管球100よりセンサ103へ向かってX線が照射され、センサ103で検出された透過X線量に相当する電荷がA/D変換され、デジタル画像としてX線システム制御部104に取り込まれる。取り込まれたデジタル画像は、階調処理や強調処理などの画像処理が施され、X線撮影システムの操作・表示部105に表示される。技師は、オーダされた全撮影部位に対して撮影を繰り返す。全撮影終了後、被検者Aの検査を終了し、撮影画像をRISのサーバ113へ保存すると共に、ネットワーク上のプリンタによる出力や、依頼元の端末に配送される。
特開2003−323494号公報
しかしながら、従来の方法では1被検者に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめて検査を進行する際、同一検査項目が含まれていても別々に撮影を繰り返していた。上述した例では、外科部門と整形外科部門の検査オーダを1つの検査オーダにまとめると、「検査項目:胸部正面、胸部側面、胸部正面、右下腿部正面、右下腿部側面」となり胸部正面が重複している。この場合、従来の方法では、胸部正面の撮影を2回繰り返して行わなければならなかった。
このため、操作者は、同一検査項目にも関わらず複数回撮影を繰り返すという負荷があった。また、被検者は同一検査項目に対して複数回撮影されることにより、その分被曝線量が増大するといった問題があった。
そこで、本発明の例示的な目的は、外部からの検査オーダを受けて検査を進行する医療用検査システムにおいて、1被検者に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめて検査を行う際、円滑に進行することを考慮した医療用検査システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る医療用検査システムは、外部からの検査依頼を受けて検査を行う医療用検査システムにおいて、被検体に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめる手段、まとめられた検査オーダに含まれる検査項目のうち同一検査項目を抽出する手段を備え、前記抽出手段により抽出された同一検査項目を1つの検査項目とみなし、検査を進行することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る医療用検査システムにおいては、前記抽出手段により同一検査項目が抽出されると、抽出された検査項目を1つの検査項目にまとめて1撮影として検査を進行するかを選択する手段を備え、1つの検査項目にまとめる選択が行われた場合のみ、同一検査項目を1つの検査項目とみなし、検査を進行することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る医療用検査システムにおいては、前記抽出手段により同一検査項目が抽出され、抽出された同一検査項目を1つの検査項目とみなして検査を進行する際、撮影により得られた結果を、まとめる前の全ての検査項目に反映し、検査結果を返すことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る医療用検査システムにおいては、検査オーダに基づいて検査を進行する医療用検査システムにおいて、撮影を開始する前に、検査オーダに含まれる検査項目ごとにあらかじめ複数通りの処理を設定する手段を備え、同一被検体に対する複数検査オーダを1つの検査オーダにまとめ、かつ、重複した検査項目を1つの検査項目にまとめて検査を進行する際、まとめた検査項目の撮影により得られる結果に対して、依頼元に応じた複数通りの処理を施すことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付の図面を参照して説明される好ましい実施例等によって明らかにされるであろう。
本発明により、重複した検査項目の数だけ撮影回数が少なくなるため、操作者である技師の操作負荷を軽減することができる。従って、操作者による撮影スピードが向上され、円滑に検査を進行可能な医療用検査システムの提供が可能となる。
また、被検者においても、撮影回数を減少することで被曝量を少なくすると共に、撮影時間が短縮されるため、検査に対する負荷の軽減が期待できる。
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
まず、図1を用いて本実施例の医療用検査システムの構成について説明する。
[医療用検査システムの構成図の説明](図1)
図1は、本実施例の医療用検査システムの例としてX線撮影システムの構成図であり、先に説明した図16中の符号と同じものは同一のものを示す。図1において、X線撮影システム制御部104は、センサ103の駆動制御や撮影画像の制御、X線発生装置制御部101との通信処理などを行う撮影制御部6、検査オーダを転送するRIS110と接続され、転送された検査オーダの制御を行う検査情報制御部1から構成される。また、検査情報制御部1は、RIS110から転送される検査オーダを受信する検査オーダ受信部2、受信した検査オーダの内容をチェックし調整を行う検査オーダ調整部3、調整後の検査オーダを記録する検査オーダ記録部4、検査オーダに基づいて撮影制御部6へのオーダを管理する検査オーダ管理部5から成る。
図1は、本実施例の医療用検査システムの例としてX線撮影システムの構成図であり、先に説明した図16中の符号と同じものは同一のものを示す。図1において、X線撮影システム制御部104は、センサ103の駆動制御や撮影画像の制御、X線発生装置制御部101との通信処理などを行う撮影制御部6、検査オーダを転送するRIS110と接続され、転送された検査オーダの制御を行う検査情報制御部1から構成される。また、検査情報制御部1は、RIS110から転送される検査オーダを受信する検査オーダ受信部2、受信した検査オーダの内容をチェックし調整を行う検査オーダ調整部3、調整後の検査オーダを記録する検査オーダ記録部4、検査オーダに基づいて撮影制御部6へのオーダを管理する検査オーダ管理部5から成る。
さらに、撮影制御部6には、X線発生装置制御部101を介してX線管球100が接続され、かつ、センサ103が接続されている。X線システム制御部104には、撮影により取得された画像の表示や、操作者からの様々な指示設定を行うX線撮影システム操作・表示部105が接続されている。X線撮影は、X線管球100およびセンサユニット102の間に被検者が配置されて行われる。
次に、図1、図2、図3、図4を用いて本実施例の全体の流れについて説明する。
[本実施例の全体の流れ](図1、図2、図3、図4)
図2は、X線撮影システムを含むオーダリングシステム全体図である。図2において、先に説明した図17の符号と同じものは同一のものを示す。なお、図1で示されるX線撮影システムは図2の撮影室115の検査システム117であるものとする。また、図2の部門A122は外科部門を、部門B123は整形外科部門を示すものとする。
図2は、X線撮影システムを含むオーダリングシステム全体図である。図2において、先に説明した図17の符号と同じものは同一のものを示す。なお、図1で示されるX線撮影システムは図2の撮影室115の検査システム117であるものとする。また、図2の部門A122は外科部門を、部門B123は整形外科部門を示すものとする。
図3は、本実施例のフローチャートを示している。
また、図4は医師が発行する検査オーダの一例および、本実施例により発行される検査オーダの一例を示している。検査オーダの情報には、被検者を区別するためのID番号や、被検者名、生年月日、性別などといった被検者情報、検査オーダの依頼元および依頼先、検査項目などが含まれる。検査オーダには、図4に記載した情報以外にも、検査に必要となる全ての情報を含むことができる。
以下に、図1、図2、図3、図4を用いて本実施例の全体の流れを具体的に説明する。
患者の被検者Aは、外来受付を済ませ外科部門122の受付へ行き、医師による診断を受けるとする。その結果、X線撮影による胸部正面、および胸部側面の撮影が必要と判断されると、医師はHIS端末124により検査の指示を入力し、放射線部門112を介してX線撮影システム117へ検査オーダを発行する。外科部門で発行された検査オーダを図4の(A)に示す。さらに、被検者Aは整形外科部門123による診断も必要と判断されたため、引続き整形外科部門123の受付を済ませ診断を受ける。その結果、X線撮影による胸部正面、右下腿部正面および右下腿部側面の撮影が必要と判断され、先と同様に、医師はHIS端末124により検査の指示を入力し、依頼先である放射線部門112を介してX線撮影システム117へ検査オーダを発行する。整形外科部門で発行された検査オーダを図4の(B)に示す。
各部門から発行された検査オーダは、X線撮影システム104の検査オーダ受信部2で受信する(図3のStep100)。検査オーダ受信部2は、検査オーダの受信を検知すると検査オーダ調整部3に通知する。検査オーダ調整部3は、通知を受けると検査オーダに含まれる被検者固有のID番号を取得し、検査オーダ記録部4に格納されている検査オーダリストに既に登録済みの被検者か否かをチェックする(図3のStep101)。図3のStep101の結果、未登録の場合は、検査オーダ記録部4に格納されている検査オーダリストに受信した検査オーダを登録する(図3のStep102)。図3のStep101の結果、登録済みの場合は、検査オーダ記録部4より対象被検者の検査オーダを取得する(図3のStep103)。図3のStep103で取得した検査オーダと図3のStep100で受信した検査オーダを1つの検査オーダにまとめる(図3のStep104)。図3のStep104でまとめた検査オーダの検査項目の中に同一の検査項目が存在するかをチェックする(図3のStep105)。図3のStep105の結果、同一検査項目が存在しない場合は、被検者の検査オーダを図3のStep104の検査オーダに更新し(図3のStep106)、検査オーダ記録部4の検査オーダリストに登録する(図3のStep102)。図3のStep105の結果、同一検査項目が存在する場合は、検査オーダ内に含まれる重複する各検査項目を1つの検査項目にまとめる(図3のStep107)。そして、被検者の検査オーダを図3のStep107の内容に更新し(図3のStep106)、検査オーダ記録部4の検査オーダリストに登録する(図3のStep102)。
本実施例の被検者Aの場合、まず、外科部門の検査オーダである図4の(A)が検査オーダ受信部2で受信される(図3のStep100)。検査オーダ受信部2は、検査オーダ調整部3に検査オーダの受信を通知する。すると、検査オーダ調整部3は被検者AのID番号「00000001」の検査オーダが検査オーダ記録部4の検査オーダリストに登録済か否かをチェックする(図3のStep101)。図3のStep101の結果、未登録と判断されるので検査オーダ記録部4の検査オーダリストに図3のStep100で受信した被検者Aの検査オーダ図4の(A)を登録する。次に、被検者Aに対する整形外科部門の検査オーダ図4の(B)が検査オーダ受信部2で受信され(図3のStep100)、検査オーダ調整部3に通知される。検査オーダ調整部3は、受信した被検者AのID番号「00000001」の検査オーダが検査オーダ記録部4の検査オーダリストに登録済みか否かをチェックする(図3のStep101)。図3のStep101の結果、先ほどの外科部門の検査オーダが登録済みであるため、登録済みと判断される。そして、検査オーダ記録部4より登録済みの被検者Aの検査オーダを取得し(図3のStep103)、取得した検査オーダと図3のStep100で受信した検査オーダ図4の(B)を1つの検査オーダにまとめる(図3のStep104)。図3のStep104で1つにまとめた検査オーダに対して、同一検査項目が存在するか否かをチェックする(図3のStep105)。図3のStep105の結果、「検査項目:胸部正面」が外科部門と整形外科部門とで重複しているので、これらの検査項目を1つにまとめる(図3のStep107)。従って、「検査項目:胸部正面」は検査オーダ内に1つのみ存在することになる。被検者Aの検査オーダを図3のStep107で得られる検査オーダ図4の(C)に更新し(図3のStep107)、検査オーダ記録部4の検査オーダリストへ登録する(図3のStep102)。
操作者である技師は、撮影室115に被検者Aが到着すると、X線撮影システム操作・表示部105に表示されている検査オーダリストより被検者Aの検査オーダを選択し、撮影を開始する。被検者Aの場合、「検査項目:胸部正面、胸部側面、右下腿部正面、右下腿部側面」の4回、撮影が繰り返される。検査オーダ管理部5は、撮影制御部6に対して、検査項目の指示を行い全検査項目の撮影を監視する。撮影制御部6で取得したデジタル画像は、X線撮影システム操作・表示部105により確認され、RISサーバ113に保存されると共に、ネットワーク上のプリンタによる出力や、依頼元の端末に配送される。
本実施例により、一人の被検者に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめて撮影を行う際、重複した検査項目をまとめて検査を進行することが可能なため、操作者の負荷を軽減し、撮影スピードを向上することが可能となる。また、撮影スピードの向上により被検者の負荷を軽減すると共に、撮影回数が少なくなることでX線の被曝量を低減できる。
次に、一人の被検者に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめて撮影を行う際、重複した検査項目の存在有無により検査項目を1つにまとめるか否か、操作者に確認画面を表示する場合の実施例を以下に示す。
図5、図6、図7、図8を用いて実施例2の全体の流れについて説明する。なお、本実施例の医療用検査システムの構成は実施例1の図1と同様であるものとする。
[本実施例の全体の流れ](図1、図5、図6、図7、図8)
図5、図6は、本実施例のフローチャートを示している。
図5、図6は、本実施例のフローチャートを示している。
また、図7は一人の被検者に対して複数オーダが発行され、1つの検査オーダにまとめる際、同一検査項目が存在する場合の調整方法をあらかじめ設定する画面の例である「同一検査項目自動調整ON」が選択されている場合は、自動で同一検査項目を1つにまとめることを意味する。「同一検査項目自動調整OFF」が選択されている場合は、同一検査項目が存在しても1つにまとめず、複数存在のまま検査オーダとして登録することを意味する。「同一検査項目存在時、確認画面表示」が選択されている場合は、操作者による確認画面を表示し、操作者の指示に従って検査オーダを調整することを意味する。なお、選択項目は図7に示した以外の内容でもよい。
図8は、図7の「同一検査項目存在時、確認画面表示」が選択された際に表示される
確認画面の例である。被検者の情報を表示すると共に、同一検査項目の一覧および依頼元一覧を表示し、1つにまとめる検査項目、依頼元が操作者によって選択可能となっている。
確認画面の例である。被検者の情報を表示すると共に、同一検査項目の一覧および依頼元一覧を表示し、1つにまとめる検査項目、依頼元が操作者によって選択可能となっている。
以下に、図1、図5、図6、図7、図8を用いて本実施例の全体の流れを具体的に説明する。なお、被検者Aが医師による診断を受け、検査オーダが発行されるまでの流れは実施例1と同様とし省略する。
被検者Aが各部門により診断され、必要に応じて検査オーダが発行されると、各検査オーダは、X線撮影システム117の検査オーダ受信部2で受信する(図5のStep200)。検査オーダ受信部2は、検査オーダの受信を検知すると検査オーダ調整部3に通知する。検査オーダ調整部3は、通知を受けると検査オーダに含まれる被検者固有のID番号を取得し、検査オーダ記録部4に格納されている検査オーダリストに既に登録済みの被検者か否かをチェックする(図5のStep201)。図5のStep201の結果、未登録の場合は、検査オーダ記録部4に格納されている検査オーダリストに受信した検査オーダを登録する(図5のStep202)。図5のStep201の結果、登録済みの場合は、検査オーダ記録部4より対象被検者の検査オーダを取得する(図5のStep203)。図5のStep203で取得した検査オーダと図5のStep200で受信した検査オーダを1つの検査オーダにまとめる(図5のStep204)。図5のStep204でまとめた検査オーダの検査項目の中に同一の検査項目が存在するかをチェックする(図5のStep205)。図5のStep205の結果、同一検査項目が存在しない場合は、被検者の検査オーダを図5のStep204の検査オーダに更新し(図5のStep206)、検査オーダ記録部4の検査オーダリストに登録する(図5のStep202)。図5のStep205の結果、同一検査項目が存在する場合は、あらかじめ操作者によって図7の調整方法設定画面で設定された内容を検査オーダ調整部3で記憶しておき、「同一検査項目存在時、確認画面表示」が設定されているか否かをチェックする(図5のStep207)。図5のStep207の結果、「同一検査項目存在時、確認画面表示」が設定されている場合は、同一検査項目を1つの検査項目にまとめるか操作者へ確認する必要があるため、被検者の検査オーダを図5のStep204の検査オーダに更新し(図5のStep206)、検査オーダ記録部4の検査オーダリストに登録する(図5のStep202)。操作者への確認処理の流れについては、後ほど説明する。図5のStep207の結果、「同一検査項目存在時、確認画面表示」が設定されていない場合は、引続き「同一検査項目自動調整ON」が設定されているか否かをチェックする(図5のStep208)。図5のStep208の結果、「同一検査項目自動調整ON」が設定されていない場合は、同一検査項目が存在しても1つの検査項目にまとめずに被検者の検査オーダを図5のStep204の検査オーダに更新し(図5のStep206)、検査オーダ記録部4の検査オーダリストに登録する(図5のStep202)。図5のStep208の結果、「同一検査項目自動調整ON」が設定されている場合は、検査オーダ内に含まれる重複する各検査項目を1つの検査項目にまとめる(図5のStep209)。そして、被検者の検査オーダを図5のStep209の内容に更新し(図5のStep206)、検査オーダ記録部4の検査オーダリストに登録する(図5のStep202)。
次に、図7の調整方法設定画面で「同一検査項目存在時、確認画面表示」が設定されている場合の処理の流れについて説明する。
操作者である技師が、X線撮影システム操作・表示部105より撮影の対象となる被検者を選択すると、まず、検査オーダ調整部3は検査オーダ記録部4より対象となる被検者の検査オーダを取得する(図6のStep300)。そして、検査オーダ調整部3は、あらかじめ図7の調整方法設定画面で「同一検査項目存在時、確認画面表示」が設定されているかを確認する(図6のStep301)。図6のStep301の結果、「同一検査項目存在時、確認画面表示」が設定されていない場合は、図6のStep300で取得した検査オーダをX線撮影システム操作・表示部105へ表示する(図6のStep302)。図6のStep301の結果、「同一検査項目存在時、確認画面表示」が設定されている場合は、図6のStep300で取得した検査オーダに同一検査項目が存在するか否かをチェックする(図6のStep303)。図6のStep303の結果、同一検査項目が存在しない場合は、図6のStep300で取得した検査オーダをX線撮影システム操作・表示部105へ表示する(図6のStep302)。図6のStep303の結果、同一検査項目が存在する場合は、図8の確認画面を表示する(図6のStep304)。操作者は、図8の確認画面を用いて、同一検査項目の対応について入力する(図6のStep305)。図8の確認画面でOKが押されると、図6のStep305の設定で、同一検査項目を1つの検査項目にまとめる設定がされているか否かをチェックする(図6のStep306)。図6のStep306の結果、検査項目をまとめる設定がされていない場合は、図6のStep300で取得した検査オーダをX線撮影システム操作・表示部105へ表示する(図6のStep302)。図6のStep306の結果、検査項目をまとめる設定がされている場合は、図6のStep305の設定に基づき、重複する検査項目を1つの検査項目にまとめ(図6のStep307)、検査オーダ記録部4の検査オーダリストに登録されている検査オーダを図6のStep307の内容に更新する(図6のStep308)。そして、更新された検査オーダをX線撮影システム操作・表示部105へ表示する(図6のStep302)。
本実施例において、確認画面を表示するタイミングは、操作者である技師によりX線撮影システム操作・表示部105から撮影の対象となる被検者が選択された時としているがこの限りではなく、検査オーダを受信し撮影を開始するまでのいずれのタイミングであってもよい。
あらかじめ図7の調整方法設定画面で「同一検査項目存在時、確認画面表示」が設定され、被検者Aの検査オーダが第一の実施例と同様の内容で依頼された場合を考える。この場合、被検者Aの外科部門および整形外科部門の検査オーダにより、図5のStep207で「同一検査項目存在時、確認画面表示」が設定されていると判断され、複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめただけの内容(図5のStep204)で検査オーダが更新され(図5のStep206)、検査オーダリストへ登録される(図5のStep202)。被検者Aが撮影室115に到着すると、操作者である技師によりX線撮影システム操作・表示部105に表示されている検査オーダリストより被検者Aの検査オーダが選択され、検査オーダ調整部3は検査オーダ記録部4より被検者Aの検査オーダを取得する(図6のStep300)。図6のStep301の結果、「同一検査項目存在時、確認画面表示」が有効になっているので、図6のStep303が実行される。さらに、図6のStep303の結果、検査項目の胸部正面が重複しているので、図8の確認画面が表示される(図6のStep304)。図8の確認画面により、依頼元の外科部門および整形外科部門でオーダされた胸部正面を1つにまとめる設定され行われたとする(図6のStep305)。この場合、図6のStep306の結果、同一検査項目を1つにまとめる指示があると判断され、図6のStep305の指示に基づき検査オーダを変更する(図6のStep307)。変更された検査オーダに含まれる検査項目は「胸部正面、胸部側面、右下腿部正面、右下腿部側面」となる。そして、図6のStep307で変更された内容で検査オーダ記録部4の検査オーダリストを更新し(図6のStep308)、更新された被検者Aの検査オーダをX線撮影システム操作・表示部105へ表示する(図6のStep302)。技師は被検者Aの撮影を開始し、「検査項目:胸部正面、胸部側面、右下腿部正面、右下腿部側面」の4回、撮影を繰り返す。検査オーダ管理部5は、撮影制御部6に対して、検査項目の指示を行い全検査項目の撮影を監視する。撮影制御部6で取得したデジタル画像は、X線撮影システム操作・表示部105により確認され、RISサーバ113に保存されると共に、ネットワーク上のプリンタによる出力や、依頼元の端末に配送される。
本実施例により、一人の被検者に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめて撮影を行う際、重複した検査項目をまとめて検査を進行するか否かを操作者によって選択できるので、より操作者の要望に応じた検査オーダの調整が可能となる。
次に、一人の被検者に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめ、かつ、重複した検査項目を1つにまとめて検査を進行した場合の検査結果をRISへ返す実施例について以下に示す。
まず、図9を用いて本実施例の医療用検査システムの構成について説明する。
[医療用検査システムの構成図の説明](図9)
図9は、本実施例の医療用検査システムの例としてX線撮影システムの構成図であり、先に説明した図1中の符号と同じものは同一のものを示す。図9において、図1と異なる部分は、検査情報制御部1の構成である。検査情報制御部1は、RIS110から転送される検査オーダを受信する検査オーダ受信部2、受信した検査オーダの内容をチェックし調整を行う検査オーダ調整部3、調整前および調整後それぞれの検査オーダを記録する検査オーダ記録部4、検査オーダに基づいて撮影制御部6へのオーダを管理する検査オーダ管理部5、撮影制御部6で得られた検査結果を管理し、検査オーダ記録部4に記録されている調整前および調整後の検査オーダを比較し、RISへ返す検査結果を調整する検査結果調整部10から成る。検査情報制御部1を除く構成は、図1と同一であるため説明を省略する。
図9は、本実施例の医療用検査システムの例としてX線撮影システムの構成図であり、先に説明した図1中の符号と同じものは同一のものを示す。図9において、図1と異なる部分は、検査情報制御部1の構成である。検査情報制御部1は、RIS110から転送される検査オーダを受信する検査オーダ受信部2、受信した検査オーダの内容をチェックし調整を行う検査オーダ調整部3、調整前および調整後それぞれの検査オーダを記録する検査オーダ記録部4、検査オーダに基づいて撮影制御部6へのオーダを管理する検査オーダ管理部5、撮影制御部6で得られた検査結果を管理し、検査オーダ記録部4に記録されている調整前および調整後の検査オーダを比較し、RISへ返す検査結果を調整する検査結果調整部10から成る。検査情報制御部1を除く構成は、図1と同一であるため説明を省略する。
次に、図9、図10を用いて本実施例の全体の流れについて説明する。
[本実施例の全体の流れ](図9、図10)
図10は、本実施例のフローチャートを示している。
図10は、本実施例のフローチャートを示している。
本実施例において、被検者Aが医師による診断を受け、検査オーダが発行されるまでの流れは実施例1および実施例2と同様とし省略する。
被検者Aが各部門により診断され、必要に応じて検査オーダが発行されると、各検査オーダは、X線撮影システム117の検査オーダ受信部2で受信される(図3のStep100もしくは図5のStep200)。検査オーダ受信部2は、検査オーダの受信を検知すると検査オーダ調整部3に通知し、検査オーダ調整部3は必要に応じて検査オーダを調整し検査オーダ記録部4の調整後検査オーダリストに登録する(図3のStep101〜Step106、もしくは図5のStep201〜Step209)。その際、検査オーダ調整部3は、調整前の検査オーダを検査オーダ記録部4の調整前検査オーダリストに登録する。図3のStep107もしくは図5のStep209により同一検査項目を1つにまとめる調整が行われた場合は、調整前の検査オーダが調整前検査オーダリストに登録され、調整後の検査オーダが調整後検査オーダリストに登録される。また、図3のStep107もしくは図5のStep209による調整が行われない場合においても、調整後検査オーダリストに登録する検査オーダと同じ検査オーダを調整前検査オーダリストに登録する。
被検者Aの検査オーダが第一の実施例と同様の内容で依頼、調整する場合を考える。この場合、調整前検査オーダリストに登録される検査オーダに含まれる検査項目は「胸部正面、胸部側面、胸部正面、右下腿部正面、右下腿部側面」となる。これに対し、調整後検査オーダリストに登録される検査オーダに含まれる検査項目は、「胸部正面、胸部側面、右下腿部正面、右下腿部側面」となる。操作者である技師は被検者Aに対して4回撮影を繰り返し、検査を終了する。すると、検査オーダ管理部5が撮影終了を検知し(図10のStep400)、検査結果調整部10に撮影終了を通知する。検査結果調整部10は、撮影終了の通知を受けると検査オーダ記録部4の調整前検査オーダリストから対象となる被検者Aの検査オーダを取得する(図10のStep401)。図10のStep401で取得される、被検者Aの検査オーダに含まれる検査項目は、「胸部正面、胸部側面、胸部正面、右下腿部正面、右下腿部側面」となる。さらに、検査結果調整部10は、検査オーダ記録部4の調整後検査オーダリストから対象となる被検者Aの検査オーダを取得する(図10のStep402)。図10のStep402で取得される被検者Aの検査オーダに含まれる検査項目は、「胸部正面、胸部側面、右下腿部正面、右下腿部側面」となる。検査結果調整部10は、図10のStep401で取得した調整前の検査オーダと、図10のStep402で取得した調整後の検査オーダを比較し内容が異なるか否かをチェックする(図10のStep403)。図10のStep403の結果、被検者Aにおいては内容が異なるため、調整前の検査オーダに取得した検査結果をマージする(図10のStep405)。即ち、同一検査項目を1つにまとめて撮影を行った際、取得した結果をまとめる前の検査オーダに反映する。被検者Aにおいては、胸部正面が1つの検査項目にまとめられているので、胸部正面の検査結果を調整前の検査オーダに反映し、図10のStep405で調整した検査結果をRIS110へ転送する(図10のStep404)。また、図10のStep403の結果、内容が同一と判断された場合は、取得した検査結果をRIS110へ転送する(図10のStep404)。
本実施例により、一人の被検者に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめて撮影を行う際、重複した検査項目をまとめて検査を進行した場合でも、オーダされた全ての検査項目に適切に検査結果を反映させることができる。
次に、1回の撮影によって得られる画像に対して、例えば部門別といったような複数パターンの処理をあらかじめ設定可能とし、各パターンの処理を施した画像を表示・出力出力する場合の実施例を以下に示す。
まず、図11を用いて本実施例の医療用検査システムの構成について説明する。
[医療用検査システムの構成図の説明](図11)
図11は、本実施例の医療用検査システムの例としてX線撮影システムの構成図であり、先に説明した図1および図9中の符号と同じものは同一のものを示す。図11において、図1および図9と異なる部分は、撮影制御部6の構成である。撮影制御部6は、センサと103およびX線発生装置制御部101と接続され、撮影制御部6の主な制御を行うメイン制御部20、メイン制御部20により取得された画像に対して、どのような処理を行うかといったパラメータ情報を格納する処理データ記録部22、処理データ記録部22に格納されているパラメータ情報に基づいて、メイン制御部20で取得した画像に対して処理を施す処理制御部21から成る。撮影制御部6を除く構成は、図1もしくは図9と同一であるため、説明を省略する。
図11は、本実施例の医療用検査システムの例としてX線撮影システムの構成図であり、先に説明した図1および図9中の符号と同じものは同一のものを示す。図11において、図1および図9と異なる部分は、撮影制御部6の構成である。撮影制御部6は、センサと103およびX線発生装置制御部101と接続され、撮影制御部6の主な制御を行うメイン制御部20、メイン制御部20により取得された画像に対して、どのような処理を行うかといったパラメータ情報を格納する処理データ記録部22、処理データ記録部22に格納されているパラメータ情報に基づいて、メイン制御部20で取得した画像に対して処理を施す処理制御部21から成る。撮影制御部6を除く構成は、図1もしくは図9と同一であるため、説明を省略する。
次に、図11、図12、図13、図14、図15を用いて本実施例の全体の流れについて説明する。
[本実施例の全体の流れ](図11、図12、図13、図14、図15)
図12は、本実施例のフローチャートを示している。
図12は、本実施例のフローチャートを示している。
また、図13は被検者の検査オーダに含まれる検査項目に対して、あらかじめ処理パラメータを設定する画面の例である。全検査項目に対して、デフォルト値がパラメータ1に設定されおり、必要に応じてパラメータの内容を変更可能である。また、実施例1や実施例2のように、複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめ、かつ、重複する検査項目を1つの検査項目にまとめて撮影を行う場合など、1つ検査項目に対して部門別に複数のパラメータを設定したいという要求がある。この場合、パラメータを追加したい検査項目をチェックし、パラメータ追加ボタンを押下することで、1つの検査項目に複数のパラメータの設定が行われる。また、追加されたパラメータも必要に応じて変更可能である。
図14は、パラメータ変更画面の例である。図13の画面でパラメータ変更を行う場合は、図14のパラメータ変更画面を用いて行うことができる。パラメータを変更する際は、変更したいパラメータのタブを選択し、適宜変更を行う。OKボタンが押下されると変更が反映され、Cancelボタンが押下されると変更がクリアされる。
図15は、撮影後の画像確認画面の一例である。図13であらかじめ複数のパラメータを設定した場合は、パラメータの数だけ撮影検査項目一覧に追加される。撮影項目一覧で選択されている画像が左に表示され、パラメータ変更ボタンを押下すると図14の画面が表示され、各パラメータを変更することができる。さらに、複製ボタンを押下すると選択されている画像が複製され、撮影検査項目一覧に新たに追加される。追加された画像に対しても図14の画面を用いてパラメータの変更ができる。
検査オーダが発行され検査オーダリストに登録するまでの処理は、実施例1もしくは、実施例2と同じとし省略する。
操作者である技師は、被検者Aが撮影室115に到着するとX線撮影システム操作・表示部105より、対象となる被検者Aの検査オーダを選択する。検査オーダに含まれる検査項目は、外科部門および整形外科部門それぞれからオーダされた胸部正面を1つの検査項目にまとめた「胸部正面、胸部側面、右下腿部正面、右下腿部側面」とする。技師は、外科部門と整形外科部門とで異なる処理パラメータを設定する必要があると判断すると、図13の複数パラメータ設定画面より、検査項目「胸部正面」をチェックし、パラメータ追加ボタンを押下し、あらかじめ外科部門用と整形外科部門用の2つの処理パラメータを設定する。2つの処理パラメータの設定は図14のパラメータ変更画面により行う。図13および図14で設定されたパラメータ情報は、図11の処理データ記録部22のパラメータリストに登録される。
検査オーダに基づき、被検者の撮影が開始されると、メイン制御部20は、1撮影終了する毎に(図12のStep500)、処理制御部21に1撮影の終了を通知する。処理制御部21は1撮影終了の通知を受けると、撮影した検査項目の処理パラメータを処理データ記録部22の処理パラメータリストから取得する(図12のStep501)。そして、図12のStep501で取得した処理パラメータが複数存在するかチェックする(図12のStep502)。図12のStep502の結果、複数の処理パラメータが存在しない場合は、図12のStep501で取得したパラメータに基づいて、取得したデジタル画像に処理を施す(図12のStep503)。図12のStep502の結果、処理パラメータが複数存在する場合は、パラメータの数だけ取得した画像を複製する(図12のStep505)。そして、図12のStep501で取得した複数パラメータの数だけ、図12のStep505で複製した画像に対して処理を施す(図12のStep503)。最後に、処理を施した画像をX線撮影システム操作・表示部105へ表示する(図12のStep504)。X線撮影システム操作・表示部105へ表示される画面は、例えば、図15のような画面である。
被検者Aに対して撮影が開始され、まず、胸部正面の撮影が終了すると(図12のStep500)、処理制御部21に胸部正面の撮影終了が通知される。すると、処理制御部21は、あらかじめ処理データ記録部22のパラメータリストに登録されている、被検者Aの胸部正面に関する処理パラメータを取得する(図12のStep501)。技師は、被検者Aの撮影を開始する前に、図13および図14を用いて外科部門用と整形外科部門用のそれぞれ異なる処理パラメータを設定しているので、図12のStep502の結果、複数の処理パラメータが存在すると判断され、画像の複製が行われる(図12のStep505)。被検者Aの胸部正面においては、2つの処理パラメータが設定されているので、図12のStep505によりトータルで2つの画像が作成される。図12のStep505で複製した各画像に対して、外科部門用の処理パラメータと整形外科部門用の処理パラメータに基づいた処理を施し(図12のStep503)、X線撮影システム操作・表示部105へ図15の画面を表示する(図12のStep504)。図15の画像確認画面では、パラメータ変更ボタンを押下することで、図14を表示し、撮影後の画像に対してパラメータを変更することができる。また、撮影後に複数パラメータによる処理が必要になった場合は、複製ボタンを押下し、画像の複製を作成後、適宜パラメータ変更ボタンを押下し図14のパラメータ変更画面より設定の変更ができる。被検者Aの胸部正面の撮影終了後、引続き技師はオーダされた検査項目の撮影を行う。その際、処理パラメータが1つのみの設定であるため、図12のStep500〜Step504の処理が繰り返される。被検者Aの全検査項目の撮影が終了し、検査終了が指示されると、各検査項目の処理パラメータの出力先設定に基づき、ネットワーク上のプリンタや画像保存サーバ転送される。1撮影によって得られる画像に対して、複数の処理パラメータが設定可能なため、依頼元である部門別に異なる出力先を指定し、出力することもできる。
本実施例により、1つの検査項目に対して複数の処理パラメータを設定することができるため、一人の被検者に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめ、かつ、重複した検査項目をまとめて検査を進行した場合でも、依頼元である部門別の要望に応じた対応が容易にでき、操作者である技師の負荷を軽減することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 検査情報制御部
2 検査オーダ受信部
3 検査オーダ調整部
4 検査オーダ記録部
5 検査オーダ管理部
6 撮影制御部
100 X線管球
101 X線発生装置制御部
102 センサユニット
103 センサ
104 X線撮影システム制御部
105 X線撮影システム操作・表示部
110 RIS
2 検査オーダ受信部
3 検査オーダ調整部
4 検査オーダ記録部
5 検査オーダ管理部
6 撮影制御部
100 X線管球
101 X線発生装置制御部
102 センサユニット
103 センサ
104 X線撮影システム制御部
105 X線撮影システム操作・表示部
110 RIS
Claims (4)
- 外部からの検査依頼を受けて検査を行う医療用検査システムにおいて、
被検体に対する複数の検査オーダを1つの検査オーダにまとめる手段、まとめられた検査オーダに含まれる検査項目のうち同一検査項目を抽出する手段を備え、
前記抽出手段により抽出された同一検査項目を1つの検査項目とみなし、検査を進行することを特徴とする医療用検査システム。 - 前記抽出手段により同一検査項目が抽出されると、抽出された検査項目を1つの検査項目にまとめて1撮影として検査を進行するかを選択する手段を備え、
1つの検査項目にまとめる選択が行われた場合のみ、同一検査項目を1つの検査項目とみなし、検査を進行することを特徴とする請求項1に記載の医療用検査システム。 - 前記抽出手段により同一検査項目が抽出され、抽出された同一検査項目を1つの検査項目とみなして検査を進行する際、撮影により得られた結果を、まとめる前の全ての検査項目に反映し、検査結果を返すことを特徴とする請求項1または請求項2記載の医療用検査システム。
- 検査オーダに基づいて検査を進行する医療用検査システムにおいて、
撮影を開始する前に、検査オーダに含まれる検査項目ごとにあらかじめ複数の処理を設定する手段を備え、
同一被検体に対する複数検査オーダを1つの検査オーダにまとめ、かつ、重複した検査項目を1つの検査項目にまとめて検査を進行する際、まとめた検査項目の撮影により得られる結果に対して、依頼元に応じた複数の処理を施すことを特徴とする請求項1または請求項2記載の医療用検査システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005149451A JP2006330815A (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | 医療用検査システム |
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JP2005149451A JP2006330815A (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | 医療用検査システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-05-23 JP JP2005149451A patent/JP2006330815A/ja not_active Withdrawn
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