JP2006330646A - 光ファイバケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数色に着色した光ファイバコードを有する光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】 テンションメンバを複数本の光ファイバコードで囲繞した光ファイバケーブルにおいて、テンションメンバに挟まれ、または挟んで複数本の光ファイバコードが設けられた光ファイバケーブルにおいて、これらの光ファイバコードの外皮色を全て異ならせることにより、各光コード同士を識別可能とした。また、周方向において同一順の配色とならぬよう各光ファイバコードを着色した。光ファイバコードが横一列に配置された平型の光ファイバケーブルでもその列の中央を中心として非対称の着色とした。
【選択図】図1
【解決手段】 テンションメンバを複数本の光ファイバコードで囲繞した光ファイバケーブルにおいて、テンションメンバに挟まれ、または挟んで複数本の光ファイバコードが設けられた光ファイバケーブルにおいて、これらの光ファイバコードの外皮色を全て異ならせることにより、各光コード同士を識別可能とした。また、周方向において同一順の配色とならぬよう各光ファイバコードを着色した。光ファイバコードが横一列に配置された平型の光ファイバケーブルでもその列の中央を中心として非対称の着色とした。
【選択図】図1
Description
この発明は複数本の光ファイバコードを内蔵した光ファイバケーブル、詳しくは個々の光ファイバコードを識別可能に着色した光ファイバケーブルに関する。
光ファイバケーブルは、情報通信用として、主にネットワークセンター内の伝送装置間の配線や、ビル、マンション等の集合住宅向けの配線として用いられている。
この情報通信用光ファイバケーブルは、複数本の光ファイバコードを内蔵しており、各光ファイバコードの先端に光コネクタを取り付けることによって、伝送装置同士を接続し、インターネットやブロードバンドサービス等の情報通信サービスの提供を可能にしている。
すなわち、伝送装置間の配線には、端末に光コネクタが取り付けられた、コード型の光ファイバケーブルが主として用いられている。その際、各光ファイバコードの外皮色は、光ファイバケーブルの心数系列に関わらず同一色であり、配線時の識別は、コードの表面上のナンバリング印字や、コード先端のコネクタ近傍に取り付けられたマークバンドによってなされていた。
この情報通信用光ファイバケーブルは、複数本の光ファイバコードを内蔵しており、各光ファイバコードの先端に光コネクタを取り付けることによって、伝送装置同士を接続し、インターネットやブロードバンドサービス等の情報通信サービスの提供を可能にしている。
すなわち、伝送装置間の配線には、端末に光コネクタが取り付けられた、コード型の光ファイバケーブルが主として用いられている。その際、各光ファイバコードの外皮色は、光ファイバケーブルの心数系列に関わらず同一色であり、配線時の識別は、コードの表面上のナンバリング印字や、コード先端のコネクタ近傍に取り付けられたマークバンドによってなされていた。
また、多数の光ファイバ心線を着色して有する光ファイバケーブルとしては、特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1には、多数の光ファイバ心線をケーブル内に収容した光ファイバケーブルにおいて、全ての光ファイバ心線を識別性の高い色で着色している。
ただし、この光ファイバ心線は、その用途、役割が上記光ファイバコードとは異なる。すなわち、この光ファイバ心線は光コネクタを接続するものではなく、よってその径や素材自体も異なっている。
ただし、この光ファイバ心線は、その用途、役割が上記光ファイバコードとは異なる。すなわち、この光ファイバ心線は光コネクタを接続するものではなく、よってその径や素材自体も異なっている。
このように、従来の複数本の光ファイバコードを内蔵した光ファイバケーブルにあっては、その接続などの作業において、コード一本一本の識別情報コード(外皮表面上のナンバリング印字や、マークバンド等)を目視で確認してから、敷設や接続の作業に入る必要があり、屋内の比較的薄暗い環境の場合が多い中での敷設・接続作業では、これらを識別するのに時間がかかることが多かった。
また、光ファイバコードの外皮表面上のナンバリング印字やマークバンドといった識別では、それらを視認する際に、作業者が手でコードを持ち、印字位置によってはコードを回転させたり引っ張ったりすることがあるため、取り扱い方法によっては光ファイバコードを損傷させてしまう恐れもあった。
そこで、この発明は、作業現場においても容易に識別可能な複数本の光ファイバコードを内包した光ファイバケーブルを提供することを目的としている。
また、この発明は、作業現場において損傷のおそれが少ない光ファイバケーブルを提供することを目的としている。
また、光ファイバコードの外皮表面上のナンバリング印字やマークバンドといった識別では、それらを視認する際に、作業者が手でコードを持ち、印字位置によってはコードを回転させたり引っ張ったりすることがあるため、取り扱い方法によっては光ファイバコードを損傷させてしまう恐れもあった。
そこで、この発明は、作業現場においても容易に識別可能な複数本の光ファイバコードを内包した光ファイバケーブルを提供することを目的としている。
また、この発明は、作業現場において損傷のおそれが少ない光ファイバケーブルを提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、ケーブル外皮内にテンションメンバを囲繞して複数本の光ファイバコードが内蔵された光ファイバケーブルにおいて、上記全ての光ファイバコードの外皮色を異ならせた光ファイバケーブルである。
全ての光ファイバコードの外径は同一径の範囲にある。また、その本数も限定されない。
外皮の素材は限定されない。また、外皮への着色方法も限定されない。たとえば、外皮への着色は素材そのものを着色してもよいし、素材に着色フィルムをコーティングしたものでもよい。さらに、1本の光ファイバコードにおける外皮の着色数は1色でもよいし、複数色でもよい。例えば、1本の光ファイバコードの外皮に赤白模様の着色を施してもよい。
なお、ここでいう着色とは、可視的に識別可能なもの、たとえば、色彩が異なっていたり、色の濃淡が相違していたり、ストライプなどの模様の有無などを含む。
全ての光ファイバコードの外径は同一径の範囲にある。また、その本数も限定されない。
外皮の素材は限定されない。また、外皮への着色方法も限定されない。たとえば、外皮への着色は素材そのものを着色してもよいし、素材に着色フィルムをコーティングしたものでもよい。さらに、1本の光ファイバコードにおける外皮の着色数は1色でもよいし、複数色でもよい。例えば、1本の光ファイバコードの外皮に赤白模様の着色を施してもよい。
なお、ここでいう着色とは、可視的に識別可能なもの、たとえば、色彩が異なっていたり、色の濃淡が相違していたり、ストライプなどの模様の有無などを含む。
請求項1に記載の発明によれば、外皮において同色のない複数本の光ファイバコードを内蔵した光ファイバケーブルを開発することにより、従来の小さい文字を判読しての識別ではなく、複数の色を見て即座に一心毎の識別が可能となった。
請求項2に記載の発明は、ケーブル外皮内にテンションメンバを挟んでまたはテンションメンバに挟まれて複数本の光ファイバコードが横一列に並んで内蔵された光ファイバケーブルにおいて、上記全ての光ファイバコードの外皮色を異ならせた光ファイバケーブルである。
請求項3に記載の発明は、ケーブル外皮内にテンションメンバを囲繞して3本以上の複数本の光ファイバコードが内蔵された光ファイバケーブルにおいて、これらの光ファイバコードの外皮が複数の色に色分けされ、2本以上の光ファイバコードの外皮色が同色である場合、一の光ファイバコードを始点としてテンションメンバの周囲にて一方向に連続してその外皮色の色順(コード外皮色の並ぶ順番)を指定したとき、この色順が、この一の光ファイバコードとは異なる他の光ファイバコードを始点としてテンションメンバの周囲にて一方向に連続してその外皮色の色順を指定したときの色順とは異なる光ファイバケーブルである。
すなわち、この光ファイバケーブルにあっては、テンションメンバを取り囲む複数本の光ファイバコードをその周方向に並べた場合、どの位置の光ファイバコードから色を並べても同じ色並びとならないのである。その結果、2色の着色数でも複数本の光ファイバコードのそれぞれを確実に必ず識別できる。ただし、偶数本(4本、6本、8本、10本など)の場合、2色を順に繰り返す色順では識別が不可能となる。4本の光ファイバコードを赤白赤白の順に着色して配置したような場合である。
また、例えば、6本を2色(赤白)に色分けしたときの並びは、それら6本のコードを順に展開して横一列としたときの全並び中、赤白赤白赤白、赤赤白赤赤白、赤白白赤白白(赤白を逆とした場合も含む)の単純繰り返しを除いた色順であれば、個々に識別可能である。一列の中間点について同じ繰り返しとならないことが必要である。
すなわち、この光ファイバケーブルにあっては、テンションメンバを取り囲む複数本の光ファイバコードをその周方向に並べた場合、どの位置の光ファイバコードから色を並べても同じ色並びとならないのである。その結果、2色の着色数でも複数本の光ファイバコードのそれぞれを確実に必ず識別できる。ただし、偶数本(4本、6本、8本、10本など)の場合、2色を順に繰り返す色順では識別が不可能となる。4本の光ファイバコードを赤白赤白の順に着色して配置したような場合である。
また、例えば、6本を2色(赤白)に色分けしたときの並びは、それら6本のコードを順に展開して横一列としたときの全並び中、赤白赤白赤白、赤赤白赤赤白、赤白白赤白白(赤白を逆とした場合も含む)の単純繰り返しを除いた色順であれば、個々に識別可能である。一列の中間点について同じ繰り返しとならないことが必要である。
請求項3に記載の発明によれば、少ない着色数によっても、複数本の光ファイバコードの全てを確実に識別可能となる。
請求項4に記載の発明は、ケーブル外皮内にテンションメンバを挟んでまたはテンションメンバに挟まれて3本以上の複数本の光ファイバコードが横一列に並んで内蔵された光ファイバケーブルにおいて、これらの光ファイバコードが複数の色に色分けされて2本以上の光ファイバコードの外皮色が同色である場合、上記テンションメンバを中心にしてまたはテンションメンバの中間点を中心としてこれらの光ファイバコードが非対称となるよう、各光ファイバコードは着色された光ファイバケーブルである。
請求項4に記載の発明によれば、いわゆる平型の光ファイバケーブルにあって、テンションメンバを除いた複数本の光ファイバコードのそれぞれを全て確実に識別可能となる。
識別が不可能の場合とは、2本のテンションメンバに4本の光ファイバコードが横一列に配設され、それらの着色が赤白白赤と中央から対称となる場合である。赤白赤白赤でも同様である。
識別が不可能の場合とは、2本のテンションメンバに4本の光ファイバコードが横一列に配設され、それらの着色が赤白白赤と中央から対称となる場合である。赤白赤白赤でも同様である。
請求項1,2に記載の発明によれば、複数本の光ファイバコードの外皮について全てが異なる着色であるため、個々の光ファイバコードを確実に識別可能である。
特に、請求項3,4に記載の発明においては、全ての光ファイバコードの外皮を全て異なる色に着色する必要が無く、すなわち、少ない着色数で明確に個々の光ファイバコードを識別することができる。そのため、多数の着色した光ファイバコードを準備する必要が無く、経済性に優れた光ファイバケーブルを提供することができる。
以下、この発明の実施例を図面を参照して具体的に説明する。
図1,図2により実施例1を説明する。これらの図において光ファイバケーブル10は、所定の長さを有しており、かつ、断面円形のテンションメンバ(抗張力体)11の周囲に同一断面(同一径)の8本の光ファイバコード21,22,23,24,25,26,27,28を順番に環状に配置してある。
また、8本の光ファイバコードは、押さえ巻き29で被包され、さらに引き裂き紐30を内蔵してシース31により被覆されている。
上記テンションメンバ11としては、0.4mm〜1.2mmの鋼線、ケブラーFRP、またはガラスFRPを用い、外径調整等の目的で、PVCやポリエチレン等のプラスチック樹脂被覆を施すこともある。今回は、約0.7mmの鋼線を使用している。
また、8本の光ファイバコードは、押さえ巻き29で被包され、さらに引き裂き紐30を内蔵してシース31により被覆されている。
上記テンションメンバ11としては、0.4mm〜1.2mmの鋼線、ケブラーFRP、またはガラスFRPを用い、外径調整等の目的で、PVCやポリエチレン等のプラスチック樹脂被覆を施すこともある。今回は、約0.7mmの鋼線を使用している。
各光ファイバコード21,22,23,24,25,26,27,28は、光ファイバ心線211と、これを被覆する抗張力体212と、抗張力体212をさらに被覆するコード被覆層213とから構成されている。
外周面を構成するコード被覆層213は、各光ファイバコード毎にその着色が異なっている。すなわち、光ファイバコード21は赤、光ファイバコード22は青、光ファイバコード23は白、光ファイバコード24は黄、光ファイバコード25は緑、光ファイバコード26は桃色、光ファイバコード27は黒、光ファイバコード28は橙色である。これらの着色は、識別可能なように色合い、色相等を選択している。
外周面を構成するコード被覆層213は、各光ファイバコード毎にその着色が異なっている。すなわち、光ファイバコード21は赤、光ファイバコード22は青、光ファイバコード23は白、光ファイバコード24は黄、光ファイバコード25は緑、光ファイバコード26は桃色、光ファイバコード27は黒、光ファイバコード28は橙色である。これらの着色は、識別可能なように色合い、色相等を選択している。
上記光ファイバ心線211は、シリコンや紫外線硬化樹脂、プラスチック樹脂等を施した約0.9mm、約0.5mm、または、約0.25mmの外径に着色を施したものである。今回は、約0.9mmの単心光ファイバを使用している。
したがって、各光ファイバコード21,22,23,24,25,26,27,28は、それぞれ上記光ファイバ心線211にアラミド繊維等の抗張力体212を縦添えし、PVCやポリエチレン等の色付きの被覆213を施したものである。各光ファイバコード21,22,23,24,25,26,27,28の一本の外径は、いずれも約1mm〜約3mm、例えば約1.7mmとする。
したがって、各光ファイバコード21,22,23,24,25,26,27,28は、それぞれ上記光ファイバ心線211にアラミド繊維等の抗張力体212を縦添えし、PVCやポリエチレン等の色付きの被覆213を施したものである。各光ファイバコード21,22,23,24,25,26,27,28の一本の外径は、いずれも約1mm〜約3mm、例えば約1.7mmとする。
この実施例では、テンションメンバ11の周囲に密着してこれを囲繞するよう8本の光ファイバコード21,22,23,24,25,26,27,28を配置し、さらに押さえ巻き29と引き裂き紐30を配置して、それらをシース31(ケーブル外皮)で包み込んだ構造としている。このとき、光ファイバコードの心数を調整するため、各外径を合わせるなどのために、介在を含んでもよい。
また、この光ファイバケーブル10は主に屋内に布設することを考慮して、シース31は難燃性ポリエチレンもしくはPVC樹脂とする。
さらに、図2に示すように、この光ファイバケーブル10にあっては、それらの光ファイバコード21〜28の両端には光コネクタ41がそれぞれ接続、連結されている。この光コネクタ41により端末同士の接続が可能となる。
また、この光ファイバケーブル10は主に屋内に布設することを考慮して、シース31は難燃性ポリエチレンもしくはPVC樹脂とする。
さらに、図2に示すように、この光ファイバケーブル10にあっては、それらの光ファイバコード21〜28の両端には光コネクタ41がそれぞれ接続、連結されている。この光コネクタ41により端末同士の接続が可能となる。
そして、この実施例では、光ファイバコード21〜28の外被色のみで一本一本識別できることが可能な構造のため、従来に比べ光ファイバケーブルの中から希望する光ファイバコードの選別を短時間で行うことができる。
また、従来、光ファイバコード表面上のナンバリング印字やマークバンドを使用した識別においては、それらを確認する際に、作業者が手でコードを持ち、印字位置によってはコードを回転させたり引っ張ったりすることがあった。そのため、取り扱い方法によっては光ファイバコードを損傷させてしまう恐れもあったが、本光ファイバケーブル10はその恐れが低減されている。
また、従来、光ファイバコード表面上のナンバリング印字やマークバンドを使用した識別においては、それらを確認する際に、作業者が手でコードを持ち、印字位置によってはコードを回転させたり引っ張ったりすることがあった。そのため、取り扱い方法によっては光ファイバコードを損傷させてしまう恐れもあったが、本光ファイバケーブル10はその恐れが低減されている。
図3は、この発明の実施例2に係る光ファイバケーブルを示す断面図である。
この実施例に係る光ファイバケーブル50にあっては、8本の光ファイバコードは2色(赤と白)に色分けされている。すなわち、赤色の光ファイバコード51,52がテンションメンバの回りに隣り合って配置され、さらに白色の光ファイバコード53を挟んで赤色の光ファイバコード54が配置されている。他の光ファイバコード55,56,57,58は全て白色とする。なお、その他の構成は上記実施例1で説明した場合と同様である。
このような赤白のコード配置により、2色を用いて8本の光ファイバコードの一本一本の識別が可能としたものである。これは、任意の光ファイバコードから例えば図中時計回りに並べてみても、同じ色の並びが生じないことで確認される。例えば、光ファイバコード51赤、52赤、53白、54赤、55白、56白、57白、58白の色順に対してどの光ファイバコード(51〜58)から同方向に色順を作成しても同じ色順が生じないのである。
この実施例に係る光ファイバケーブル50にあっては、8本の光ファイバコードは2色(赤と白)に色分けされている。すなわち、赤色の光ファイバコード51,52がテンションメンバの回りに隣り合って配置され、さらに白色の光ファイバコード53を挟んで赤色の光ファイバコード54が配置されている。他の光ファイバコード55,56,57,58は全て白色とする。なお、その他の構成は上記実施例1で説明した場合と同様である。
このような赤白のコード配置により、2色を用いて8本の光ファイバコードの一本一本の識別が可能としたものである。これは、任意の光ファイバコードから例えば図中時計回りに並べてみても、同じ色の並びが生じないことで確認される。例えば、光ファイバコード51赤、52赤、53白、54赤、55白、56白、57白、58白の色順に対してどの光ファイバコード(51〜58)から同方向に色順を作成しても同じ色順が生じないのである。
図4は、実施例2と同様に例えば青緑2色に色分けした場合を示す。
この実施例では、光ファイバケーブル60を構成する8本の光ファイバコード61〜68について、青、緑、緑、青、緑、緑、緑、緑とコードの外皮を着色したものである。外皮が青色の光ファイバコード61,64の間に図中時計回りでは2本の緑色コード62,63を配置してある。
この結果、上記実施例2の場合と同様にどの光ファイバコードから時計回りまたは反時計回り方向に色順を設定しても同じ組合せの色順が生じることが無く、よって、各光ファイバコード61〜68はその1本ずつが識別可能である。
他の構成は上記実施例のそれと同じである。
この実施例では、光ファイバケーブル60を構成する8本の光ファイバコード61〜68について、青、緑、緑、青、緑、緑、緑、緑とコードの外皮を着色したものである。外皮が青色の光ファイバコード61,64の間に図中時計回りでは2本の緑色コード62,63を配置してある。
この結果、上記実施例2の場合と同様にどの光ファイバコードから時計回りまたは反時計回り方向に色順を設定しても同じ組合せの色順が生じることが無く、よって、各光ファイバコード61〜68はその1本ずつが識別可能である。
他の構成は上記実施例のそれと同じである。
図5は、実施例2,3と同様に例えば黒白2色に色分けした場合の配置例を示す。
この実施例では、光ファイバケーブル70を構成する8本の光ファイバコード71〜78について、光ファイバコード71を始点として図中時計回り方向に順番に黒、黒、黒、白、黒、白、白、白の順に外皮を着色したものである。黒色の光ファイバコード71,72,73が連続し、1本の白色光ファイバコード74を挟んで黒色の光ファイバコード75を配置してあり、さらに図中時計回り方向に白色コード76,77,78を連続配置してある。
この結果、上記実施例2,3の場合と同様にどの光ファイバコードから時計回りまたは反時計回り方向に色順を設定しても同じ組合せの色順が生じることが無く、よって、各光ファイバコード71〜78はその1本ずつが明確に識別可能である。例えば白コード76は一つの黒コード75の隣であることで、白コード78は3つの連続する黒コード71の隣である場合と識別できる。
他の構成は上記実施例のそれと同じである。
この実施例では、光ファイバケーブル70を構成する8本の光ファイバコード71〜78について、光ファイバコード71を始点として図中時計回り方向に順番に黒、黒、黒、白、黒、白、白、白の順に外皮を着色したものである。黒色の光ファイバコード71,72,73が連続し、1本の白色光ファイバコード74を挟んで黒色の光ファイバコード75を配置してあり、さらに図中時計回り方向に白色コード76,77,78を連続配置してある。
この結果、上記実施例2,3の場合と同様にどの光ファイバコードから時計回りまたは反時計回り方向に色順を設定しても同じ組合せの色順が生じることが無く、よって、各光ファイバコード71〜78はその1本ずつが明確に識別可能である。例えば白コード76は一つの黒コード75の隣であることで、白コード78は3つの連続する黒コード71の隣である場合と識別できる。
他の構成は上記実施例のそれと同じである。
図6は、上記実施例2,3,4と同様に例えば赤黄2色に色分けした場合の配置例を示す。
この実施例では、光ファイバケーブル80に内蔵されて構成する8本の光ファイバコード81〜88について、図中時計回り方向に光ファイバコード81を始点として順番に赤、黄、黄、赤、黄、赤、赤、黄の順に外皮を着色した例である。
黄色の光ファイバコード82,83、赤色の光ファイバコード86,87はそれぞれ同色で連続している。この場合にあっても、上記実施例2,3、4の場合と同様にどの光ファイバコードから時計回りまたは反時計回り方向に色順を設定しても、同じ組合せの色順が生じることが無い。よって、各光ファイバコード81〜88はその1本ずつが明確に識別可能である。
例えば、黄コード88は、黄コード85とは識別できる。時計回りにコード86赤、コード87赤、コード88黄、コード81赤と、コード84赤、コード85黄、コード86赤、コード87赤との違いである。
他の構成は上記実施例のそれと同じである。
この実施例では、光ファイバケーブル80に内蔵されて構成する8本の光ファイバコード81〜88について、図中時計回り方向に光ファイバコード81を始点として順番に赤、黄、黄、赤、黄、赤、赤、黄の順に外皮を着色した例である。
黄色の光ファイバコード82,83、赤色の光ファイバコード86,87はそれぞれ同色で連続している。この場合にあっても、上記実施例2,3、4の場合と同様にどの光ファイバコードから時計回りまたは反時計回り方向に色順を設定しても、同じ組合せの色順が生じることが無い。よって、各光ファイバコード81〜88はその1本ずつが明確に識別可能である。
例えば、黄コード88は、黄コード85とは識別できる。時計回りにコード86赤、コード87赤、コード88黄、コード81赤と、コード84赤、コード85黄、コード86赤、コード87赤との違いである。
他の構成は上記実施例のそれと同じである。
図7は、上記実施例1と同様に平型ケーブルの光ファイバコードの外皮を全て異なる色に色分けした場合の配置例を示す。
本実施例に係る光ファイバケーブル90は、平型構造のケーブルの場合を示す。この光ファイバケーブル90は、押さえ巻き、引き裂き紐を施さない。この光ファイバケーブル90は、テンションメンバ91の左右に赤と白との2本の光ファイバコード93,94を横一列に配置したものである。これらはシース95によって被覆されて一体化されている。
光ファイバコード93,94はそれぞれ異なる色なので識別可能である。他の構成は上記各実施例と同様となる。
本実施例に係る光ファイバケーブル90は、平型構造のケーブルの場合を示す。この光ファイバケーブル90は、押さえ巻き、引き裂き紐を施さない。この光ファイバケーブル90は、テンションメンバ91の左右に赤と白との2本の光ファイバコード93,94を横一列に配置したものである。これらはシース95によって被覆されて一体化されている。
光ファイバコード93,94はそれぞれ異なる色なので識別可能である。他の構成は上記各実施例と同様となる。
図8は、上記実施例6と同様に平型ケーブルの光ファイバコードの外皮を全て異なる色に色分けした場合を示す。
この実施例に係る光ファイバケーブル100は、実施例6と同様に平型構造のケーブルの場合である。この光ファイバケーブル100は、テンションメンバ101の左右に2本ずつの光ファイバコード102,103,104,105を横一列に配置したものである。これらはシース106によって被覆されて一体化されている。テンションメンバ101は2本の光ファイバコード102,103と、2本の光ファイバコード104,105とに挟まれている(対称である)。
この場合、各光ファイバコード102,103,104,105は全て異なる色なので識別可能である。
この実施例に係る光ファイバケーブル100は、実施例6と同様に平型構造のケーブルの場合である。この光ファイバケーブル100は、テンションメンバ101の左右に2本ずつの光ファイバコード102,103,104,105を横一列に配置したものである。これらはシース106によって被覆されて一体化されている。テンションメンバ101は2本の光ファイバコード102,103と、2本の光ファイバコード104,105とに挟まれている(対称である)。
この場合、各光ファイバコード102,103,104,105は全て異なる色なので識別可能である。
図9は、上記実施例6、7と同様に平型ケーブルの光ファイバコードの外皮を全て異なる色に色分けした場合を示す。
この実施例に係る光ファイバケーブル110は、実施例7と同様に4本のコードを有する平型構造のケーブルの場合である。この光ファイバケーブル110は、テンションメンバ111,112を左右両端に配置し、これらの間に4本の光ファイバコード113,114,115,116を横一列に配置したものである。これらはシース117によって被覆されて一体化されている。
テンションメンバ111,112は、上記各実施例と同じく抗張力性によりその機能を発揮し、4本の光ファイバコード113,114,115,116は、全てその外皮着色が異なるものとする。
この場合、各光ファイバコードは全て異なる色なので簡単に識別可能である。
また、これらの実施例6,7,8において平型ケーブル例を示したが、これらの場合でも2色による識別を可能として着色することは可能である。
例えば、横一列の中心に対して非対称(中心線に対して非対称)の着色である。赤、白、白、赤では識別することはできないが、順に赤、白、赤、白であれば識別することができる。
この実施例に係る光ファイバケーブル110は、実施例7と同様に4本のコードを有する平型構造のケーブルの場合である。この光ファイバケーブル110は、テンションメンバ111,112を左右両端に配置し、これらの間に4本の光ファイバコード113,114,115,116を横一列に配置したものである。これらはシース117によって被覆されて一体化されている。
テンションメンバ111,112は、上記各実施例と同じく抗張力性によりその機能を発揮し、4本の光ファイバコード113,114,115,116は、全てその外皮着色が異なるものとする。
この場合、各光ファイバコードは全て異なる色なので簡単に識別可能である。
また、これらの実施例6,7,8において平型ケーブル例を示したが、これらの場合でも2色による識別を可能として着色することは可能である。
例えば、横一列の中心に対して非対称(中心線に対して非対称)の着色である。赤、白、白、赤では識別することはできないが、順に赤、白、赤、白であれば識別することができる。
10 光ファイバケーブル、
11 テンションメンバ、
21〜28 光ファイバコード。
11 テンションメンバ、
21〜28 光ファイバコード。
Claims (4)
- ケーブル外皮内にテンションメンバを囲繞して複数本の光ファイバコードが内蔵された光ファイバケーブルにおいて、
上記全ての光ファイバコードの外皮色を異ならせた光ファイバケーブル。 - ケーブル外皮内に、テンションメンバを挟んでまたはテンションメンバに挟まれて複数本の光ファイバコードが横一列に並んで内蔵された光ファイバケーブルにおいて、
上記全ての光ファイバコードの外皮色を異ならせた光ファイバケーブル。 - ケーブル外皮内にテンションメンバを囲繞して3本以上の複数本の光ファイバコードが内蔵された光ファイバケーブルにおいて、
これらの光ファイバコードの外皮が複数の色に色分けされ、2本以上の光ファイバコードの外皮色が同色である場合、一の光ファイバコードを始点としてテンションメンバの周囲にて一方向に連続してその外皮色の色順を指定したとき、この色順が、この一の光ファイバコードとは異なる他の光ファイバコードを始点としてテンションメンバの周囲にて一方向に連続してその外皮色の色順を指定したときの色順とは異なる光ファイバケーブル。 - ケーブル外皮内にテンションメンバを挟んでまたはテンションメンバに挟まれて3本以上の複数本の光ファイバコードが横一列に並んで内蔵された光ファイバケーブルにおいて、
これらの光ファイバコードが複数の色に色分けされて2本以上の光ファイバコードの外皮色が同色である場合、上記テンションメンバを中心にしてまたはテンションメンバの中間点を中心として非対称となるよう、各光ファイバコードの外皮は着色された光ファイバケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005158181A JP2006330646A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | 光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005158181A JP2006330646A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | 光ファイバケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006330646A true JP2006330646A (ja) | 2006-12-07 |
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ID=37552354
Family Applications (1)
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JP2005158181A Pending JP2006330646A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | 光ファイバケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006330646A (ja) |
-
2005
- 2005-05-30 JP JP2005158181A patent/JP2006330646A/ja active Pending
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