JP2006329540A - 冷凍サイクルの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 冷凍サイクルの低圧側圧力の上昇を有効に規制することが可能な冷凍サイクルの制御装置を提供する。
【解決手段】 冷凍サイクル1の低圧経路9の圧力が所定の駆動設定圧以上に達した場合に圧縮機2を駆動させて低圧側圧力を高圧側へシフトさせる。冷凍サイクル1の低圧経路9の圧力が前記所定の駆動設定圧以上に達した場合にコンデンサファン12を同時に駆動させてもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】 冷凍サイクル1の低圧経路9の圧力が所定の駆動設定圧以上に達した場合に圧縮機2を駆動させて低圧側圧力を高圧側へシフトさせる。冷凍サイクル1の低圧経路9の圧力が前記所定の駆動設定圧以上に達した場合にコンデンサファン12を同時に駆動させてもよい。
【選択図】 図1
Description
この発明は、冷凍サイクルの低圧経路の圧力上昇を抑制する制御を備えた冷凍サイクルの制御装置に関し、作動流体として超臨界流体、例えば、二酸化炭素(CO2 )を用いた冷凍サイクルに適した装置に関する。
二酸化炭素を作動流体とする冷凍サイクルにおいては、サイクル内部の圧力が非常に高くなるので、圧力を所定圧以下に制限する制御やリリーフバルブ等のデバイスを用いることにより各コンポーネントの設計圧力を無理のない値に設定している。
特に、高圧側圧力については、圧縮機の容量制御や圧縮機の作動を停止させることにより圧力上昇を抑えることが可能となるため、圧縮機制御による圧力上昇規制が可能である。また、圧力の異常上昇時に圧力を大気に開放させたり、低圧経路へ逃がすリリーフ手段を設けることで、圧縮機制御による圧力上昇規制とリリーフ手段による圧力上昇規制との2段階の安全制御が可能であり十分な安全性が確保されている(特許文献1参照)。
再表00/020808号公報
ところが、このような冷凍サイクルにおいては、稼動が停止すると、高圧側圧力と低圧側圧力とが平衡するため、低圧側圧力が稼動時の圧力よりも上昇してくる。
通常、冷凍サイクルの低圧経路に設けられる蒸発器は、ファイヤウォールでエンジンルームと隔てられた車室側に配されるので、低圧側圧力が高くなると、蒸発器の破裂により乗員に対する安全性が危惧される。特に、二酸化炭素を作動流体とする冷凍サイクルにあっては、低圧側圧力といっても数十kg/cm2(数MPa)と非常に高い圧力であるため、蒸発器などの破壊による被害は大きくなることが予想される。このため、冷凍サイクルの低圧側においても、十分な安全設計が要求されている。
しかも、低圧側圧力は、蒸発器に作用する熱負荷など、受動的な環境に左右されるため、真夏の炎天下でエアコンを停止させた場合などのように過酷な条件においては、低圧側圧力の上昇は大きくなり、さらに、この場合にエンジンが作動していると、エンジン排熱も作用してさらに低圧側圧力が上昇することが予想される。
したがって、冷凍サイクルの低圧側においても十分な安全設計を行なう必要から、最も厳しい条件下(真夏の炎天下においてエンジンを作動させた状態でエアコンを停止させる場合など)に併せてシステム設計をしようとすると、蒸発器や配管などの耐圧性を高めるために構成部品を肉厚にする等の必要があり、冷凍サイクルシステムの重量やコストの増加を招き、また大型化を招く不都合が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、上述した不都合を回避するために、冷凍サイクルの低圧側圧力の上昇を有効に規制することが可能な冷凍サイクルの制御装置を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、この発明に係る冷凍サイクルの制御装置は、作動流体を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された作動流体を放熱する放熱器と、前記放熱器で放熱された作動流体を減圧膨張する膨張装置と、前記膨張装置によって減圧膨張された作動流体を蒸発気化する蒸発器とを少なくとも有し、前記圧縮機から前記放熱器を介して前記膨張装置至る経路により高圧経路が形成され、前記膨張装置から前記蒸発器を介して前記圧縮機へ至る経路により低圧経路が形成されている冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルの前記低圧経路の圧力を検出する低圧圧力検出手段と、前記冷凍サイクルの稼動停止時に前記低圧圧力検出手段によって検出された圧力が所定の駆動設定圧以上に達した場合に前記圧縮機を駆動させる圧縮機駆動制御手段とを有することを特徴としている(請求項1)。
このような圧縮機駆動制御手段は、エンジンが稼動している場合に限定して行なうようにしても、圧縮機の駆動源がモータである場合には、エンジンの稼動の有無に関係なく行なうようにしてもよい。
したがって、低圧側圧力が所定の駆動設定圧以上になった場合に圧縮機を駆動させるので、上昇した低圧側圧力を高圧側へシフトさせることが可能となり、低圧側圧力の上昇を規制することが可能となる。
また、このような圧縮機が駆動する場合、即ち、冷凍サイクルの稼動停止時に前記低圧圧力検出手段によって検出された圧力が所定の駆動設定圧以上に達した場合に前記放熱器を冷却する冷却ファンを駆動させる冷却ファン駆動制御手段を更に設けるようにしてもよい(請求項2)。
このような構成においては、放熱器の放熱作用を高めることで高圧側圧力を低め、引いては低圧側圧力の低下を促進することが可能となる。
以上の構成においては、圧縮機駆動制御手段によって圧縮機が駆動した場合に、低圧圧力検出手段によって検出された圧力が所定の停止設定圧力より低くなった場合に前記圧縮機を停止させる圧縮機停止手段をさらに設けるとよい(請求項3)。
また、上述した圧縮機制御による低圧側圧力の上昇規制に加え、前記低圧経路の圧力が前記作動設定圧より高い所定のリリーフ設定圧以上に達すると低圧側圧力を開放する圧力リリーフ手段を設け、この圧力リリーフ手段による低圧側圧力の上昇規制を更に設けることで、2段階の圧力上昇規制を図るようにしてもよい(請求項4)。
尚、上述の構成は、高圧仕様の冷凍サイクル、即ち、作動流体として、二酸化炭素(CO2 )などの超臨界流体を用いた場合に特に有用である(請求項5)。
以上述べたように、この発明によれば、冷凍サイクルの稼動停止時に低圧側圧力が所定の駆動設定圧以上に達した場合に圧縮機を駆動させるようにしたので、低圧側圧力を高圧側経路へシフトさせることができ、これにより低圧側圧力の上昇を規制することができ、最も厳しい条件に合わせて低圧側の耐圧設計を行なう必要がなくなる。このため、蒸発器や配管などの耐圧性を高めるために構成部品を極度に肉厚にするなどの必要がなくなり、冷凍サイクルの重量やコストの増加を抑えることができ、また、冷凍サイクルの大型化を招く不都合もなくなる。
以下、この発明の最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1において、冷凍サイクル1は、冷媒を圧縮する圧縮機2、冷媒を冷却する放熱器3、高圧経路と低圧経路との冷媒を熱交換する内部熱交換器4、冷媒を減圧する膨張装置5、冷媒を蒸発気化する蒸発器6、蒸発器6から流出された冷媒を気液分離するアキュムレータ7を有して構成されている。この冷凍サイクル1では、圧縮機2の吐出側を放熱器3を介して内部熱交換器4の高圧通路部4aに接続し、この高圧通路部4aの流出側を膨張装置5に接続し、圧縮機2の吐出側から膨張装置5に至る経路を高圧経路8としている。また、膨張装置5の流出側は、蒸発器6に接続され、この蒸発器6の流出側は、アキュムレータ7を介して内部熱交換器4の低圧通路部4bに接続されている。そして、低圧通路部4bの流出側を圧縮機2の吸入側に接続し、膨張装置5の流出側から圧縮機2に至る経路を低圧経路9としている。
この冷凍サイクル1においては、冷媒として二酸化炭素(CO2 )が用いられており、圧縮機2で昇圧された冷媒は、高温高圧の超臨界状態の冷媒として放熱器3に入り、ここで放熱して冷却される。その後、内部熱交換器4において蒸発器6から流出する低温冷媒と熱交換して更に冷やされ、液化されることなく膨張装置5へ送られる。そして、この膨張装置5において減圧されて低温低圧の湿り蒸気となり、蒸発器6においてここを通過する空気と熱交換してガス状となり、しかる後にアキュムレータ7で液相冷媒を分離した後に内部熱交換器4において高圧経路8の高温冷媒と熱交換して加熱され、圧縮機2に戻されるようになっている。
ここで、圧縮機2は、吐出容量を可変させるための容量制御弁2aを有し、この容量制御弁2aに供給される制御量を調節することで吐出容量を変更することができる外制式の可変容量圧縮機が用いられている。また、圧縮機2は、エンジン10によってベルト駆動されるようになっており、エンジン10からの動力が電磁クラッチ11によって断続されるようになっている。尚、放熱器3の近傍には、これと対峙して放熱器3に送風するコンデンサファン12が設けられている。そして、容量制御弁2aへ供給される制御量や電磁クラッチ11のオンオフ、コンデンサファン12のオンオフは、コントロールユニット15によって制御されるようになっている。
尚16は、低圧経路9に設けられた圧力リリーフバルブであり、後述する安全許容圧αより高い限界圧γを超えた場合に作動し、低圧側圧力を大気へ逃がす機能を有している。
コントロールユニット15は、中央演算処理装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、入出力ポート(I/O)等を備えると共に、コンデンサファン12のオンオフ、電磁クラッチ11のオンオフや容量制御弁2aへ供給される制御量を制御する回路を有して構成され、冷凍サイクル1の低圧経路9の冷媒圧力Psを検出する低圧圧力センサ17、空調制御パネル18などに設けられた圧縮機2の始動を指令するA/Cスイッチ19などからの各種信号、エンジン10をオンオフするイグニッションスイッチ20からの信号が入力され、ROMに与えられた所定のプログラムにしたがって各種センサやスイッチからの信号を処理し、圧縮機2のオンオフや容量制御、コンデンサファン12のオンオフ制御等を行うようになっている。
図2において、コントロールユニット15による制御動作例がフローチャートとして示され、以下、このフローチャートに基づいて制御動作例を説明すると、コントロールユニット15は、バッテリーなどの電源により動作するもので、イグニッションスイッチ20が投入されているか、また、A/Cスイッチ19が投入されて冷凍サイクル1を稼動した状態にあるか否かをモニタリングしている(ステップ50,52)。
ステップ50において、イグニッションスイッチ19がオフになってエンジン10が停止している場合(OFFの場合)には、圧縮機2はエンジン10によってベルト駆動されることがないため、この場合には、圧縮機2を動かし得ないので、このフローチャートの処理は行なわない。
また、ステップ50において、イグニッションスイッチ20が投入されてエンジン10が稼動している場合(ONの場合)でも、A/Cスイッチ19が投入されて冷凍サイクル1が稼動している場合には、圧縮機2が既に駆動した状態にあるので、低圧側圧力は高圧経路8へシフトして低くなっているので、この場合にも圧力上昇を規制する本フローチャートの処理は行なわない。
これに対して、ステップ50において、イグニッションスイッチ20がオンであり(エンジンが稼動しており)、A/Cスイッチ19がオフとなって圧縮機2が停止して冷凍サイクル1の冷媒循環が停止したときには、高低圧差が無くなるように高圧側圧力と低圧側圧力とが平衡するため、低圧側圧力が高くなり、しかもエンジン10の稼動によりエンジン排熱の影響を受けて低圧側圧力が一層高まりやすくなる。このため、このような場合には、低圧圧力センサ17からの検出信号を入力し(ステップ54)、低圧側圧力Psが安全許容圧α以上となったか否かを判定し(ステップ56)、安全許容圧αより低い場合には、圧縮機2の停止状態を維持し、安全許容圧α以上になったと判定された場合には、電磁クラッチ11をオンにして圧縮機2を最少吐出容量で駆動させ(ステップ58)、またコンデンサファン12を駆動させる。
ここで、安全許容圧αは、エンジン2からの熱影響がなく、高圧側圧力と低圧側圧力とが平衡する圧力よりも高い値に設定されており、安全性を確保できる許容値として予め設定されたものである。
これにより、真夏の炎天下でエンジン2を稼動させたまま冷凍サイクル1を停止させた場合などのように、極めて厳しい条件下においては、平衡圧が高くなり、低圧側圧力Psが安全許容圧αを超える状態が考えられるが、このようなまれな場合には、圧縮機2が稼動して低圧側圧力Psを高圧経路8へシフトさせると共に高圧経路8の冷媒がコンデンサファン12からの送風によって冷却されるので、低圧側圧力Psは徐々に低下されることとなる。
その後、圧縮機2の稼動状態が続き、徐々に低圧側圧力Psが低くなり、ステップ62において、所定の停止設定圧力βより低くなった場合には、電磁クラッチ11をオフにして圧縮機2を停止させ(ステップ64)、またコンデンサファン12を停止させる。
尚、上述の制御が行なわれるにも拘わらず、低圧側圧力Psが安全許容圧αよりも高く設定された限界圧γ以上に達した場合には、圧力リリーフバルブ16が作動して、低圧側圧力Psが大気に開放される(図3参照)。
したがって、上述の構成によれば、冷凍サイクル1の稼動停止時に低圧側圧力Psが安全許容圧α以上に達した場合に圧縮機2を稼動させ、低圧側圧力Psを高圧側へシフトさせるようにしたので、低圧側圧力Psの上昇を規制することができ、最も厳しい条件に合わせて低圧側の耐圧設計を行なう必要がなくなる。このため、蒸発器6やアキュムレータ7、配管などの耐圧性を高めるために構成部品を極度に肉厚に設計する必要がなくなり、冷凍サイクル1の重量やコストの増加を抑えることができ、また、冷凍サイクル1の大型化を招く不都合もなくなる。
図4に本発明に係る他の実施形態が示されている。
上述の構成例においては、圧縮機2がエンジン10によってベルト駆動される構成であり、エンジン10が停止している場合には、低圧側圧力Psを低下させることができない構成であったが、この構成例においては、圧縮機2を駆動軸21に直結された駆動モータ22から動力を受けて回転できるようにし、この駆動モータ22への電力供給をコントロールユニット11によって制御することで圧縮機2のオンオフや回転速度を制御するようにしている。尚、他の構成は、図1で示す構成と同様であるので、同一箇所に同一番号を付して説明を省略する。
上述の構成例においては、圧縮機2がエンジン10によってベルト駆動される構成であり、エンジン10が停止している場合には、低圧側圧力Psを低下させることができない構成であったが、この構成例においては、圧縮機2を駆動軸21に直結された駆動モータ22から動力を受けて回転できるようにし、この駆動モータ22への電力供給をコントロールユニット11によって制御することで圧縮機2のオンオフや回転速度を制御するようにしている。尚、他の構成は、図1で示す構成と同様であるので、同一箇所に同一番号を付して説明を省略する。
図5において、このような構成を用いた場合のコントロールユニット15による制御動作例がフローチャートとして示され、以下、このフローチャートに基づいて制御動作例を説明すると、コントロールユニット15は、イグニッションスイッチ20の投入の有無に拘わらず、A/Cスイッチ19が投入されて冷凍サイクル1を稼動した状態にあるか否かをモニタリングしている(ステップ72)。
このステップ72において、A/Cスイッチ19が投入されて冷凍サイクル1が稼動していると判定された場合には、圧縮機2が既に駆動した状態であるので、低圧側圧力Psは高圧経路8へシフトして低くなっているので、低圧側圧力Psの圧力上昇を規制する本フローチャートの処理は行なわない。
これに対して、ステップ72において、A/Cスイッチ19がオフとなって圧縮機2が停止して冷凍サイクル1の冷媒循環が停止したときには、高低圧差が無くなるように高圧側圧力と低圧側圧力とが平衡するため低圧側圧力Psが高くなり、しかもエンジンが稼動していると、エンジン排熱の影響を受けて低圧側圧力が一層高まりやすくなる。このため、この場合には、低圧圧力センサ17からの検出信号を入力して(ステップ74)、低圧側圧力が前記安全許容圧α以上となったか否かを判定し(ステップ56)、安全許容圧αより低い場合には、圧縮機2の停止状態を維持し、安全許容圧α以上であると判定された場合には、駆動モータ22を駆動して圧縮機2を最少吐出容量で駆動させ(ステップ78)、またコンデンサファン12を駆動させる(ステップ80)。
これにより、真夏の炎天下でエンジンを稼動させたままエアコンを停止させた場合などのように、極めて厳しい条件下においては、平衡圧が高くなり、低圧経路の安全許容圧αを超える状態が考えられるが、このような場合には、低圧側圧力Psが高圧経路8へシフトすると共に高圧経路8の冷媒がコンデンサファン12からの送風によって冷却されるので、低圧側圧力Psは徐々に低下されることとなる。
その後、圧縮機2の稼動状態が続き、徐々に低圧側圧力が低くなり、ステップ82において、所定の停止設定圧力βより低くなった場合には、駆動モータ22を停止して圧縮機2を停止させ(ステップ84)、またコンデンサファン12を停止させる(ステップ86)。
尚、上述の制御が行なわれるにも拘わらず、低圧側圧力が安全許容圧αよりも高く設定された限界圧γ以上に達した場合には、圧力リリーフバルブ16が作動して、低圧側圧力Psが大気に開放される(図3参照)。
したがって、上述の構成によれば、冷凍サイクル1の稼動停止時に低圧側圧力が安全許容圧α以上に達した場合に圧縮機2を稼動させ、低圧側圧力Psを高圧側へシフトさせるようにしたので、低圧側圧力の上昇を規制することができ、最も厳しい条件に合わせて低圧側の耐圧設計を行なう必要がなくなる。このため、蒸発器6やアキュムレータ7、配管などの耐圧性を高めるために構成部品を極度に肉厚に設計する必要がなくなり、冷凍サイクル1の重量やコストの増加を抑えることができ、また、冷凍サイクルの大型化を招く不都合もなくなる。
1 冷凍サイクル
2 圧縮機
3 放熱器
5 膨張装置
6 蒸発器
8 高圧経路
9 低圧経路
12 コンデンサファン
16 圧力リリーフバルブ
2 圧縮機
3 放熱器
5 膨張装置
6 蒸発器
8 高圧経路
9 低圧経路
12 コンデンサファン
16 圧力リリーフバルブ
Claims (5)
- 作動流体を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された作動流体を放熱する放熱器と、前記放熱器で放熱された作動流体を減圧膨張する膨張装置と、前記膨張装置によって減圧膨張された作動流体を蒸発気化する蒸発器とを少なくとも有し、前記圧縮機から前記放熱器を介して前記膨張装置至る経路により高圧経路が形成され、前記膨張装置から前記蒸発器を介して前記圧縮機へ至る経路により低圧経路が形成されている冷凍サイクルと、
前記冷凍サイクルの前記低圧経路の圧力を検出する低圧圧力検出手段と、
前記冷凍サイクルの稼動停止時に前記低圧圧力検出手段によって検出された圧力が所定の駆動設定圧以上に達した場合に前記圧縮機を駆動させる圧縮機駆動制御手段と
を有することを特徴とする冷凍サイクルの制御装置。 - 前記冷凍サイクルの稼動停止時に前記低圧圧力検出手段によって検出された圧力が所定の駆動設定圧以上に達した場合に前記放熱器を冷却する冷却ファンを駆動させる冷却ファン駆動制御手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクルの制御装置。
- 前記圧縮機駆動制御手段によって圧縮機が駆動した場合に、前記低圧圧力検出手段によって検出された圧力が所定の停止設定圧力より低くなった場合に前記圧縮機を停止させる圧縮機停止手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクルの制御装置。
- 前記低圧経路の圧力が前記駆動設定圧よりも高い所定のリリーフ設定圧以上に達すると低圧側圧力を開放する圧力リリーフ手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクルの制御装置。
- 前記作動流体は、二酸化炭素であることを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクルの制御装置。
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