JP2006327593A - ウォーターディスペンサー - Google Patents
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Abstract
【課題】衛生状態の良いウォーターディスペンサーを提供する。
【解決手段】ウォーターディスペンサー100において、庫内の上部空間4にボトル6が取り付けられ、そこからリザーブタンク8を経由して飲用水の供給が行われる。また、下部空間7には予備ボトル6’が収容される。上部空間4および下部空間7が冷却されることにより、ボトル6および予備ボトル6’は冷却保管される。また、上部空間4が冷却されることにより、飲用水の供給に伴ってボトル6に流入する空気も冷却されたものとなる。
【選択図】図1
【解決手段】ウォーターディスペンサー100において、庫内の上部空間4にボトル6が取り付けられ、そこからリザーブタンク8を経由して飲用水の供給が行われる。また、下部空間7には予備ボトル6’が収容される。上部空間4および下部空間7が冷却されることにより、ボトル6および予備ボトル6’は冷却保管される。また、上部空間4が冷却されることにより、飲用水の供給に伴ってボトル6に流入する空気も冷却されたものとなる。
【選択図】図1
Description
この発明は、ウォーターディスペンサーに関する。
内部に飲用水を貯留し、利用者の操作に応じて種々の飲用水を利用者に提供するウォーターディスペンサーが知られている。図11および図12は、従来のウォーターディスペンサーの例を示す。図11は従来のウォーターディスペンサー200の側断面図であり、図12は正面図である。
図11に示すように、ウォーターディスペンサー200の中央に冷却タンク102が、その下部に温水タンク104がそれぞれ位置し、冷却タンク102と温水タンク104との間に冷水注出口106および温水注出口108が設けられる。飲用のボトル110は、冷却タンク102の上部に、逆さまに垂直に収納され、冷却タンク102に飲用水(ミネラルウォータ等)を供給し、冷却タンク102が満水に近くになると、冷却タンク102および温水タンク104を連通させるパイプ112によって温水タンク104に飲用水を供給する構造である。
図11に示すように、ウォーターディスペンサー200の中央に冷却タンク102が、その下部に温水タンク104がそれぞれ位置し、冷却タンク102と温水タンク104との間に冷水注出口106および温水注出口108が設けられる。飲用のボトル110は、冷却タンク102の上部に、逆さまに垂直に収納され、冷却タンク102に飲用水(ミネラルウォータ等)を供給し、冷却タンク102が満水に近くになると、冷却タンク102および温水タンク104を連通させるパイプ112によって温水タンク104に飲用水を供給する構造である。
ボトル110からの飲用水の供給は、ボトル110の口が冷却タンク102の水面と接触して塞がれるまで給水され、ボトル110の口が水面によって塞がれると給水が停止される、大気圧とボトル110内の圧力との差圧で給水する方法である。そのため、飲料水注出時に冷却タンク102内の水面が下がれば、ボトル110の口から空気がボトル内に入り、冷却タンク102に給水する。この給水は、飲料水を注出するたびに行われる。
また、ボトル110は開封した状態で常温保管されるため、飲用水の供給にともなってボトル110内に流入する空気も常温である。
また、ボトル110は開封した状態で常温保管されるため、飲用水の供給にともなってボトル110内に流入する空気も常温である。
また、ウォーターディスペンサー200の下部に、冷凍装置のコンプレッサー116や凝縮器118の排熱を外部に排出するための冷却ファン114が設けられる。コンプレッサー116や凝縮器118の排熱は、ウォーターディスペンサー200正面の吸気口122から取り入れた空気に伝わり、さらにウォーターディスペンサー200の後部に送られ、背面の排気口124から外部に強制的に排出される。また、ウォーターディスペンサー200において、温水タンク104より下に位置する穴から内部に取り入れられた空気が、ウォーターディスペンサー200の上部の穴から自然に排出されるようになっており、これによって温水タンク104の周囲から発生する排熱が外部へと排出される。これは、温水タンク104の周囲で発生する熱により、ウォーターディスペンサー200内部の空気の温度が上がって発生する浮力(上昇気流)、すなわち対流による。
ボトル110から供給された飲用水は、冷却タンク102にいったん貯留され、冷却タンク102で冷却された後、冷水注出口106から冷水を提供する。また、ウォーターディスペンサー200は、冷却タンク102を直接冷却することによって飲用水を冷却しなければならないので、冷却タンク102は熱伝導の良い材質で構成される。
エバポレーター120は、空気を冷却する際に、その外部周辺に凝縮水(結露水)を発生させる。凝縮水はエバポレーター120の下に設けた受け皿に落下し集められ、保冷庫の外に図示しないパイプを通して排水される。これはそのままウォーターディスペンサー200の外部に排出され、近くの排水口にホース等で導かれ流れて行く場合もあるが、会社の事務所や会議室等のように近くに排水口がない環境に設置する際は、凝縮水はウォーターディスペンサー200内に設けてある別の凝縮水用容器に集められ、別途処理される。
このようなウォーターディスペンサーの例は、特許文献1に記載される。
しかしながら、上記のような従来のウォーターディスペンサーにおいては、ボトル110は開封した状態で常温保管され、かつ常温の空気を取り込むために、細菌に汚染されやすく、衛生状態が悪いという問題があった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、衛生状態の良いウォーターディスペンサーを提供することを目的とする。
上述の問題を解決するため、この発明に係るウォーターディスペンサーは、ボトル内の飲料を、冷却および加熱して利用者に提供する、ウォーターディスペンサーであって、ボトルをウォーターディスペンサー内で冷却するとともに、ボトルの口を供給可能状態で下方向に向けて保持するものである。
また、ボトルから供給される飲料を貯留する、リザーブタンクと、リザーブタンクから供給される飲料を加熱する、温水タンクと、利用者の操作に応じて、温水タンクから供給される飲料を注出して利用者に提供する、温水バルブとを備え、リザーブタンク内の水頭圧によって、飲料の注出を行ってもよい。
温水タンクの下方に設けられ、冷却を行う冷凍装置と、冷凍装置から発生する排熱を外部に排出する送風機と、冷凍装置から発生する排熱を、送風機によって、ウォーターディスペンサーの上部に排出するための、排熱空間とをさらに備え、温水タンクから発生する排熱は、送風機によって、排熱空間を通して、ウォーターディスペンサーの上部に排出されてもよい。
飲料を冷却するためのエバポレーターと、エバポレーターと接触しつつ、ボトルを支持する、傾斜した支持板とをさらに備えてもよい。
温水タンクの下方に設けられ、冷却を行う冷凍装置と、冷凍装置から発生する排熱を外部に排出する送風機と、冷凍装置から発生する排熱を、送風機によって、ウォーターディスペンサーの上部に排出するための、排熱空間とをさらに備え、温水タンクから発生する排熱は、送風機によって、排熱空間を通して、ウォーターディスペンサーの上部に排出されてもよい。
飲料を冷却するためのエバポレーターと、エバポレーターと接触しつつ、ボトルを支持する、傾斜した支持板とをさらに備えてもよい。
また、飲料が保持される空間である庫内は、温水タンクより上方向に位置する上部空間と、温水タンクより下方向に位置する下部空間と、上部空間および下部空間を連通させる中央部空間とを備え、中央部空間は、上部空間から下部空間へと空気が流れる、吐き出し空間と、下部空間から上部空間へと空気が流れる、吸い込み空間とを備え、吸い込み空間に、空気の除菌および脱臭を行うエアフィルターが設けられてもよい。
温水タンクの上面には、蒸発皿が設けられ、蒸発皿の上方に、飲料を冷却するためのエバポレーターが設けられることによって、エバポレーターに凝縮する凝縮水を、蒸発皿に導き、凝縮水は、蒸発皿において、温水タンクから発生する熱によって蒸発してもよい。
リザーブタンクは脱着可能であってもよい。
温水タンクの上面には、蒸発皿が設けられ、蒸発皿の上方に、飲料を冷却するためのエバポレーターが設けられることによって、エバポレーターに凝縮する凝縮水を、蒸発皿に導き、凝縮水は、蒸発皿において、温水タンクから発生する熱によって蒸発してもよい。
リザーブタンクは脱着可能であってもよい。
この発明によれば、ウォーターディスペンサーの飲用水のボトルは、開封された後も低温域で保管されるので、飲用水の衛生状態を良くすることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜図5に、この発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサー100の全体構造を示す。図1〜図5は、順にそれぞれ、ウォーターディスペンサー100の左側面断面図、正面図、右側面断面図、背面図、上面図である。
実施の形態1.
図1〜図5に、この発明の実施の形態1に係るウォーターディスペンサー100の全体構造を示す。図1〜図5は、順にそれぞれ、ウォーターディスペンサー100の左側面断面図、正面図、右側面断面図、背面図、上面図である。
ウォーターディスペンサー100は、その内部空間の一部を囲う断熱構造である筐体1を備える。筐体1は、その外装と内装とが断熱材で構成されており、背面の上下方向における中央部に、断熱材がウォーターディスペンサー100の前側に引っ込んでくぼんだ凹形状部1aを有する。凹形状部1aの背面側には、飲用水を加熱および貯留する温水タンク2が組み付けられる。また、筐体1に関してこの温水タンク2と反対側には、温水タンク2の水平方向に、飲用水を利用者に提供する飲料注出機構3が、筐体1に固定されて設けられる。
また、筐体1の内部の庫内には、凹形状部1aの上下にそれぞれ空間である上部空間4および下部空間7が形成されている。すなわち、上部空間4は、温水タンク2および飲料注出機構3より上に位置し、また下部空間7は、温水タンク2および飲料注出機構3より下に位置する。上部空間4内には、庫内を冷却するためのエバポレーター5と、エバポレーター5に向けて上部空間4内の空気を送るための送風機15とが設置される。
庫内において、エバポレーター5の下に受け皿22が設けられ、受け皿22は、エバポレーター5で発生した凝縮水を集める。受け皿22にはドレンパイプ20が連結され、集められた凝縮水を庫内から庫外に導く。ドレンパイプ20によって庫外に導かれた凝縮水は、温水タンク2の上面に取り付けられた蒸発皿21に導かれ集められ、温水タンク2から伝わる排熱により蒸発させられる。
また、凝縮水を重力によって受け皿22から蒸発皿21に導くために、エバポレーター5は温水タンク2よりも上方に設けられる。
庫内において、エバポレーター5の下に受け皿22が設けられ、受け皿22は、エバポレーター5で発生した凝縮水を集める。受け皿22にはドレンパイプ20が連結され、集められた凝縮水を庫内から庫外に導く。ドレンパイプ20によって庫外に導かれた凝縮水は、温水タンク2の上面に取り付けられた蒸発皿21に導かれ集められ、温水タンク2から伝わる排熱により蒸発させられる。
また、凝縮水を重力によって受け皿22から蒸発皿21に導くために、エバポレーター5は温水タンク2よりも上方に設けられる。
エバポレーター5と接触して、傾斜した支持板5aが設けられ、さらにこの支持板5aに支持されて、飲料たとえばミネラルウォーター等の飲用水が入ったボトル6が設置される。ボトル6は、支持板5aに、面をもって接触しており、この接触面は、ボトル6が、支持板5aに、重力によって押し付けられるように傾いている。
また、ボトル6は、飲用水の供給が可能な状態で設置される。これは、飲用水が自重によってその口から流出するように、逆さまに、すなわちその口が水平方向より下に向くようになる状態である。また、ボトル6とエバポレーター5とが接触する面は、鉛直方向から傾けられ、ボトル6が自重でエバポレーター5に接触しやすい構造となっている。すなわち、ボトル6は、エバポレーター5に、面をもって接触し、この面は、ボトル6が、エバポレーター5に、重力によって押し付けられるような方向である。
この傾きはたとえば垂直に対して45°以内が妥当であるが、これはボトル6内の飲用水が減少してもボトル6内に飲用水が残らずにすべての飲用水がボトル6の口から供給されるような角度であればよく、ボトル6の大きさや形状によって決定される。
さらに、ボトル6の冷却効率を良くするために、ボトル6とエバポレーター5とが接触する接触面に、熱伝導率の高い物質の層、たとえばステンレスのプレートが挟まれている。このプレートは、熱伝導率が高いものであれば、ゲル状のプレート等であってもよい。
また、ボトル6は、飲用水の供給が可能な状態で設置される。これは、飲用水が自重によってその口から流出するように、逆さまに、すなわちその口が水平方向より下に向くようになる状態である。また、ボトル6とエバポレーター5とが接触する面は、鉛直方向から傾けられ、ボトル6が自重でエバポレーター5に接触しやすい構造となっている。すなわち、ボトル6は、エバポレーター5に、面をもって接触し、この面は、ボトル6が、エバポレーター5に、重力によって押し付けられるような方向である。
この傾きはたとえば垂直に対して45°以内が妥当であるが、これはボトル6内の飲用水が減少してもボトル6内に飲用水が残らずにすべての飲用水がボトル6の口から供給されるような角度であればよく、ボトル6の大きさや形状によって決定される。
さらに、ボトル6の冷却効率を良くするために、ボトル6とエバポレーター5とが接触する接触面に、熱伝導率の高い物質の層、たとえばステンレスのプレートが挟まれている。このプレートは、熱伝導率が高いものであれば、ゲル状のプレート等であってもよい。
筐体1には、ボトル6を上部空間4に出し入れするための上部扉1bが設けられる。上部扉1bは、ボトル6内における飲用水の残量が目視できるように、その一部がガラスからなっており、ガラスの周りを断熱材で構成した構造である。ガラスはたとえば真空ガラスまたは複層ガラスである。
また、筐体1の下部空間7には、一つ以上たとえば6個の、ボトル6と同様の予備ボトル6’が収納される。予備ボトル6’は未開封であり、将来において飲用水の提供に使用するために保管されるものである。この予備ボトル6’を下部空間7に出し入れするための下部扉1cが、筐体1に設けられる。この下部扉1cは周知の断熱構造を有する。
また、筐体1の下部空間7には、一つ以上たとえば6個の、ボトル6と同様の予備ボトル6’が収納される。予備ボトル6’は未開封であり、将来において飲用水の提供に使用するために保管されるものである。この予備ボトル6’を下部空間7に出し入れするための下部扉1cが、筐体1に設けられる。この下部扉1cは周知の断熱構造を有する。
飲料注出機構3は、ボトル6から供給される飲用水を一時的に貯留する、飲用水タンクであるリザーブタンク8を備える。このリザーブタンク8には、貯留された飲用水を温水タンク2に供給するためのジョイントが脱着可能に連結されるが、この連結構造の詳細については後述する。
飲料注出機構3には、リザーブタンク8から供給される飲用水を注出して利用者に提供するための注出バルブ9と、温水タンク2から供給されるお湯を注出して利用者に提供する温水バルブ13と、後ダレすなわち供給時にこぼれる飲用水を受けるためのドリップパン10と、利用者が飲用水の供給を受けるために置くカップを受けるグリル11とが、それぞれ脱着可能に取り付けられる。
飲料注出機構3には、リザーブタンク8から供給される飲用水を注出して利用者に提供するための注出バルブ9と、温水タンク2から供給されるお湯を注出して利用者に提供する温水バルブ13と、後ダレすなわち供給時にこぼれる飲用水を受けるためのドリップパン10と、利用者が飲用水の供給を受けるために置くカップを受けるグリル11とが、それぞれ脱着可能に取り付けられる。
ボトル6からリザーブタンク8への飲用水の供給は、ボトル6の口がリザーブタンク8内の水面と接触して塞がれるまでなされ、ボトル6の口が水面によって塞がれると給水を停止するように、すなわち大気圧とボトル6内の圧力との差圧で給水するように行われる。また、給水に伴ってボトル6内に空気が流入するが、この空気は、上部空間4内でエバポレーター5によって冷却されており、衛生的である。
また、ボトル6は上部空間4内に同時に2個設置することができ、2個設置する場合にはリザーブタンク8内におけるボトル6それぞれの口の位置すなわち高さが異なるように配置される。これにより、リザーブタンク8への給水はそれぞれのボトル6から順に行われる。すなわち、まず口の位置が高い方のボトル6から給水が行われ、次に、これが空となって、リザーブタンク8内の水面が、口の位置が低い方のボトル6の口の位置にまで下がった時点以降は、口の位置が低い方のボトル6から給水が行われる。
また、ボトル6は上部空間4内に同時に2個設置することができ、2個設置する場合にはリザーブタンク8内におけるボトル6それぞれの口の位置すなわち高さが異なるように配置される。これにより、リザーブタンク8への給水はそれぞれのボトル6から順に行われる。すなわち、まず口の位置が高い方のボトル6から給水が行われ、次に、これが空となって、リザーブタンク8内の水面が、口の位置が低い方のボトル6の口の位置にまで下がった時点以降は、口の位置が低い方のボトル6から給水が行われる。
リザーブタンク8は、温水タンク2、温水バルブ13、注出バルブ9とそれぞれ連通しており、通常時すなわちリザーブタンク8に給水が完了した状態における最低水位8wより低い位置に、温水タンク2内部の上側壁面2w(図9参照)と、温水バルブ13の下端13aと、注出バルブ9の下端9aとが位置する。このため、リザーブタンク8に給水が完了した状態では、リザーブタンク8の水頭圧、すなわちリザーブタンク8に貯留された飲用水の重さによって発生する圧力によって、温水タンク2は常に満液となる。さらに、温水バルブ13および注出バルブ9を開くと、リザーブタンク8の水頭圧によって温水および冷水がそれぞれ注出される。
温水タンク2の底部には、内部の飲用水を加熱する湯沸しヒーター2aが、また側面には、内部の飲用水の温度および水位を検知する湯温検知センサー2bおよび水位センサー2cが、それぞれ設けられる。さらに、温水タンク2の上部には、リザーブタンク8から供給される飲用水を温水タンク2に導く給水パイプ2dと、飲用水を温水タンク2から温水バルブ13に供給する温水注出パイプ2fと、加熱された飲用水によって温水タンク2内で発生する湯気を温水タンク2の外部に排出する湯気抜きパイプ2eとが設けられる。
温水タンク2は、その外周の大部分が断熱材で保護される。また、温水注出パイプ2fは、庫内すなわち冷却される空間である筐体1の内部を通過するが、その内部を通過する温水の温度が下がらないように、筐体1の内部では温水注出パイプ2fは断熱材によって保護される。
温水タンク2は、その外周の大部分が断熱材で保護される。また、温水注出パイプ2fは、庫内すなわち冷却される空間である筐体1の内部を通過するが、その内部を通過する温水の温度が下がらないように、筐体1の内部では温水注出パイプ2fは断熱材によって保護される。
筐体1の下方、すなわち温水タンク2より下の位置には、筐体1の内部空間を冷却するための、コンプレッサー30およびコンデンサー33と、これらを冷却するための送風機14とが設けられる。コンデンサー30およびコンプレッサー33は冷凍装置を構成する。冷凍装置の作動に伴い、排熱が発生するが、この送風機14により、冷凍装置を冷却するとともに、熱を含んだ空気を外部に排出することにより、冷凍装置の排熱を行う。また、筐体1の背面には、筐体1の内部を冷却することによって発生する排熱を外部に排出するための、排熱もしくは排熱を含む空気の通り道である排熱空間32が設けられる。
この排熱空間32は、筐体1の背面の、温水タンク2が設置される空間と連通し、送風機14によって、温水タンク2の排熱も同時に、排熱空間32を通してウォーターディスペンサー100の上部から排気する空間となる構成である。また、上述の蒸発皿21に溜まった水分が蒸発することによって発生する蒸気(水蒸気)も、ウォーターディスペンサー100の上面から排気される。
この排熱空間32は、筐体1の背面の、温水タンク2が設置される空間と連通し、送風機14によって、温水タンク2の排熱も同時に、排熱空間32を通してウォーターディスペンサー100の上部から排気する空間となる構成である。また、上述の蒸発皿21に溜まった水分が蒸発することによって発生する蒸気(水蒸気)も、ウォーターディスペンサー100の上面から排気される。
庫内に収納されるボトル6の冷却は、熱交換器を使用する冷却構造によって行われる。すなわち、冷気(エバポレーター5に触れることにより冷却される空気)を、送風機15によって上部空間4、下部空間7、およびこれらを連通させる中央部空間16に循環させて冷却する構造である。
上部空間4内に注出用にセットされたボトル6は、冷却効率をよくするためにエバポレーター5に接触させた構造である。また、冷気の流れを効率良くするために、中央部空間16には空気の通り道として吸い込み空間16aおよび吐き出し空間16bが設けられる。吐き出し空間16bはダクト17によって構成され、エバポレーター5の吐き出し側、すなわち送風機15と反対の側に、エバポレーター5の内部と連通して設けられ、送風機15からエバポレーター5を経由して送られる空気をさらに下部空間7へと送る。これは送風機15からエバポレーター5を形成するアルミフィン(図示せず)へと向かう方向である。また、中央部空間16において、ダクト17と並行して冷気の吸い込み空間16aが設けられ、下部空間7から押し出されて中央部空間16へと送られる空気を、さらに上部空間4および送風機15へと送る。これによって、空気の流れが再び送風機15へと送られる。すなわち、中央部空間16において、ダクト17によって吸い込み空間16aと吐き出し空間16bとが分離され、送風機15によって空気が循環する。
吐き出し空間16bにおいては上部空間4から下部空間7へと空気が流れ、吸い込み空間16aにおいては逆に、下部空間7から上部空間4へと空気が流れる。
この吸い込み空間16aには、庫内の空気を除菌および脱臭するエアフィルター18が取り付けられる。さらに、吸い込み空間16aには、エアフィルター18の下方向に、庫内照明19が設けられる。エアフィルター18には、除菌および脱臭のための光触媒が使用され、庫内照明19は光触媒の光源となる。この光触媒は、可視光によって機能し、細菌・カビ・有機化学物質・汚れ等を酸化チタン処理によって分解する。この構成により、庫内空気の除菌および脱臭の効果がさらに高まる。なお、庫内照明19は連続的に通電され、常に庫内を照明する。
上部空間4内に注出用にセットされたボトル6は、冷却効率をよくするためにエバポレーター5に接触させた構造である。また、冷気の流れを効率良くするために、中央部空間16には空気の通り道として吸い込み空間16aおよび吐き出し空間16bが設けられる。吐き出し空間16bはダクト17によって構成され、エバポレーター5の吐き出し側、すなわち送風機15と反対の側に、エバポレーター5の内部と連通して設けられ、送風機15からエバポレーター5を経由して送られる空気をさらに下部空間7へと送る。これは送風機15からエバポレーター5を形成するアルミフィン(図示せず)へと向かう方向である。また、中央部空間16において、ダクト17と並行して冷気の吸い込み空間16aが設けられ、下部空間7から押し出されて中央部空間16へと送られる空気を、さらに上部空間4および送風機15へと送る。これによって、空気の流れが再び送風機15へと送られる。すなわち、中央部空間16において、ダクト17によって吸い込み空間16aと吐き出し空間16bとが分離され、送風機15によって空気が循環する。
吐き出し空間16bにおいては上部空間4から下部空間7へと空気が流れ、吸い込み空間16aにおいては逆に、下部空間7から上部空間4へと空気が流れる。
この吸い込み空間16aには、庫内の空気を除菌および脱臭するエアフィルター18が取り付けられる。さらに、吸い込み空間16aには、エアフィルター18の下方向に、庫内照明19が設けられる。エアフィルター18には、除菌および脱臭のための光触媒が使用され、庫内照明19は光触媒の光源となる。この光触媒は、可視光によって機能し、細菌・カビ・有機化学物質・汚れ等を酸化チタン処理によって分解する。この構成により、庫内空気の除菌および脱臭の効果がさらに高まる。なお、庫内照明19は連続的に通電され、常に庫内を照明する。
次に、図6〜図9を用いて、飲料注出機構3にボトル6およびリザーブタンク8が取り付けられる際の、詳細な構造を説明する。
図6、図8、および図9は、それぞれ、図2のA−A線、B−B線、C−C線に沿った、リザーブタンク8周辺の拡大断面図である。
ボトル6は、上述のように上下が逆になるように、すなわち口を下方向に向けつつ傾いて保持されるようにセットされる。このとき、口から飲用水がリザーブタンク8の外部に漏れないように、ボトル6の内側に開弁するバルブ42を設けたキャップ40が、ボトル6の口に取り付けられる。
図6、図8、および図9は、それぞれ、図2のA−A線、B−B線、C−C線に沿った、リザーブタンク8周辺の拡大断面図である。
ボトル6は、上述のように上下が逆になるように、すなわち口を下方向に向けつつ傾いて保持されるようにセットされる。このとき、口から飲用水がリザーブタンク8の外部に漏れないように、ボトル6の内側に開弁するバルブ42を設けたキャップ40が、ボトル6の口に取り付けられる。
リザーブタンク8には、リザーブタンク8と注出バルブ9とを連結する注出ジョイント部8aが形成される。また、リザーブタンク8には、温水タンク2に向けて飲用水を供給する温水ジョイント部8bが形成され、この温水ジョイント部8bに連結されてジョイント12が設けられる。ジョイント12は、上述の給水パイプ2dに連結され、飲用水を温水タンク2へと導く。なお、上記の注出ジョイント部8a、温水ジョイント部8b、およびジョイント12は、Oリングによってシールされ、リザーブタンク8から注出バルブ9および温水タンク2までの途中での漏洩を防止している。
なお、リザーブタンク8は、冷蔵庫内に収納されることによって冷却され、直接冷却ではないので、樹脂で形成できる。また、樹脂材料に抗菌剤を添加してもよい。
なお、リザーブタンク8は、冷蔵庫内に収納されることによって冷却され、直接冷却ではないので、樹脂で形成できる。また、樹脂材料に抗菌剤を添加してもよい。
リザーブタンク8の上部には、その内部を密閉するようボトルベース44が設けられ、さらにその中央部には、ボトル6のキャップ40を受ける円柱状溝46が設けられる。この円柱状溝46にキャップ40の先端部を挿入することにより、ボトル6がリザーブタンク8と連通する状態でセットされる。また、この際、キャップ40の先端部のバルブ42は、リザーブタンク8内のピン48によってバルブ42が上に向けて押される状態でセットされる。ピン48がばね41の保持力に打ち勝ってバルブ42を上に向けて押すことにより、Oリング43と円柱状溝46との間のシールが解消され、飲用水が供給される。
リザーブタンク8の上部にはガイド部8cが形成され、これがプレート54によって支持される。また、図8に示すように、飲料注出機構3には凸状リブ56が設けられ、注出ジョイント部8aに形成される凹溝8dが、この凸状リブ56に垂直にスライドして係合する。さらに、図9に示すように、飲料注出機構3には、温水ジョイント部8bが垂直にスライドして係合できる形状である、U字状の溝が形成されており、このU字状の溝に温水ジョイント部8bが係合する。
ジョイント12および注出バルブ9は、それぞれ水平方向に挿入されて、温水ジョイント部8bおよび注出ジョイント部8aに取付けられる。プレート54は飲料注出機構3および筐体1に固定されている。
このように、リザーブタンク8は、飲料注出機構3に脱着可能に取り付けられる。
ジョイント12および注出バルブ9は、それぞれ水平方向に挿入されて、温水ジョイント部8bおよび注出ジョイント部8aに取付けられる。プレート54は飲料注出機構3および筐体1に固定されている。
このように、リザーブタンク8は、飲料注出機構3に脱着可能に取り付けられる。
ボトル6からリザーブタンク8への飲用水の供給は、ボトル6の口に設けてあるバルブ42をリザーブタンク8のピン48で押し上げて、ボトル6とリザーブタンク8とを連通させることによって行われる。ボトル6の口がリザーブタンク8内の水面と接触して塞がれるまで給水が行われ、ボトル6の口が水面によって塞がれると、大気圧とボトル6内の圧力との差圧によって給水が停止する。
また複数のボトル6を同時にセットして使用する際には、それぞれのボトル6がセットされる高さ、すなわちそれぞれ対応する円柱状溝46の高さを変える。こうすることにより、異なるボトル6からリザーブタンク8へと飲用水が供給される際の水面の高さがそれぞれ異なる。よって、この水面がより高い位置となるボトル6から順に供給が行われ、高い位置のボトル6が空になると次に高い位置のボトル6からの供給が開始される。
また、ボトルベース44にはエアフィルター50が設けられ、外部のゴミ等がリザーブタンク8に混入しないようになっている。
また、ボトルベース44にはエアフィルター50が設けられ、外部のゴミ等がリザーブタンク8に混入しないようになっている。
温水バルブ13、注出バルブ9、およびジョイント12は、それぞれ袋ナット13aおよび9aによって飲料注出機構3に固定され、また、それぞれOリング13bおよび9bによってシールされる。ジョイント12はカギ形状であり、飲料注出機構3の正面から挿入して、右ねじ方向に90°回転させることで固定できる構造である。
温水が供給される経路において、温水注出パイプ2fと温水バルブ13との間には、取り外し検知バルブ52が設けられる。
図7は、図6における取り外し検知バルブ52周辺をさらに拡大したものであり、温水バルブ13が取り付けられた状態を示す。この状態では、温水バルブ13がばね53の保持力に打ち勝って取り外し検知バルブ52を奥に向けて押すことにより、Oリング55と支持部材51との間のシールが解消され、温水注出パイプ2fと温水バルブ13とが連通する。
温水バルブ13が取り外されると、ばね53が伸びて取り外し検知バルブ52を手前すなわち正面方向に押すことにより、Oリング55と支持部材51との間にシール部が形成される。こうして、取り外し検知バルブ52によって自動でお湯注出回路を閉じることにより、お湯が逆流したり外部にこぼれたりしないようにしている。
温水が供給される経路において、温水注出パイプ2fと温水バルブ13との間には、取り外し検知バルブ52が設けられる。
図7は、図6における取り外し検知バルブ52周辺をさらに拡大したものであり、温水バルブ13が取り付けられた状態を示す。この状態では、温水バルブ13がばね53の保持力に打ち勝って取り外し検知バルブ52を奥に向けて押すことにより、Oリング55と支持部材51との間のシールが解消され、温水注出パイプ2fと温水バルブ13とが連通する。
温水バルブ13が取り外されると、ばね53が伸びて取り外し検知バルブ52を手前すなわち正面方向に押すことにより、Oリング55と支持部材51との間にシール部が形成される。こうして、取り外し検知バルブ52によって自動でお湯注出回路を閉じることにより、お湯が逆流したり外部にこぼれたりしないようにしている。
次に、図10を用いて、上記のように構成されるウォーターディスペンサー100の動作について説明する。図10は、ウォーターディスペンサー100の構成のうち、飲用水の経路となる部分の概略を示す。ただし、簡略化のため、経路を構成する部材を一部省略してある。
冷水の注出を行う際に、まず利用者が注出バルブ9を開く。注出バルブ9の下端9aは、リザーブタンク8の通常時の最低水位8wより低い位置にあるので、注出バルブ9が開かれることにより、リザーブタンク8の水頭圧によって冷水が注出され、利用者のカップに供給される。
リザーブタンク8から冷水が注出されると、リザーブタンク8内の水位が下がるので、水面がボトル6の口から離れる。このため、ボトル6からリザーブタンク8へと飲用水が供給され、リザーブタンク8の水位が再びボトル6の口に達すると供給が停止する。
冷水の注出を行う際に、まず利用者が注出バルブ9を開く。注出バルブ9の下端9aは、リザーブタンク8の通常時の最低水位8wより低い位置にあるので、注出バルブ9が開かれることにより、リザーブタンク8の水頭圧によって冷水が注出され、利用者のカップに供給される。
リザーブタンク8から冷水が注出されると、リザーブタンク8内の水位が下がるので、水面がボトル6の口から離れる。このため、ボトル6からリザーブタンク8へと飲用水が供給され、リザーブタンク8の水位が再びボトル6の口に達すると供給が停止する。
温水の注出を行う際に、まず利用者が温水バルブ13を開く。温水バルブ13の下端13aは、リザーブタンク8の最低水位8wより低い位置にあり、また、リザーブタンク8の水頭圧が温水タンク2に作用している。このため、温水バルブ13が開かれることにより、温水タンク2から温水注出パイプ2fを経由して温水が押し出されて温水バルブ13から注出され、利用者のカップに供給される。
温水タンク2から温水が押し出され、これに伴ってリザーブタンク8内の冷水が温水タンク2に供給されると、リザーブタンク8内の水位が下がるので、上記と同様にして、ボトル6からリザーブタンク8へと、給水パイプ2dを経由して飲用水が供給される。
温水タンク2から温水が押し出され、これに伴ってリザーブタンク8内の冷水が温水タンク2に供給されると、リザーブタンク8内の水位が下がるので、上記と同様にして、ボトル6からリザーブタンク8へと、給水パイプ2dを経由して飲用水が供給される。
以上説明したように、実施の形態1によれば、ウォーターディスペンサー100は、セットされた飲用水のボトル6を冷却して保管し、ボトル6が開封された後も低温域で保管され、かつボトル6に流入する空気も冷却されているので、飲用水の衛生状態を改善できる。
また、従来のウォーターディスペンサー200では、冷水が注出されるたびに常温の飲用水が冷却タンク102に給水されるので、連続で冷水の提供ができず、連続供給できるのは冷却タンク102の貯液量の約半分程度であり、さらに連続供給すると常温に近い飲用水が供給されるという問題があった。また、連続して大量の冷水を供給するためには、冷却タンク102の容積を大きくする必要があり、洗浄の手間が増大するという問題もあった。これに対し、実施の形態1に係るウォーターディスペンサー100では、リザーブタンク8に、すでに冷却された飲用水が供給されるので、冷水の貯留量を大きくするためにリザーブタンク8の容積を大きくする必要がなく、リザーブタンク8の製造、組み立て、および取り付けの工程を削減できる。さらに、リザーブタンク8の洗浄の際に手間を節約できる。
また、ボトル6を冷蔵保管するので、連続で冷水を提供できる。さらに、予備ボトル6’も冷蔵保管するので、連続で供給できる冷水の量をさらに大きくできる。
また、ボトル6を冷蔵保管するので、連続で冷水を提供できる。さらに、予備ボトル6’も冷蔵保管するので、連続で供給できる冷水の量をさらに大きくできる。
さらに、従来のウォーターディスペンサー200では、冷却タンク102が直接冷却される構造となっているため、冷却タンク102を分解して洗浄することができず、衛生状態が悪くなり、洗浄の手間もさらに増大するという問題があった。これに対し、実施の形態1に係るウォーターディスペンサー100では、リザーブタンク8は、飲料注出機構3に脱着可能に取り付けられるので、リザーブタンク8を簡単に脱着でき、分解洗浄ができるため、衛生状態が良くなり、洗浄の手間も省ける。さらに、リザーブタンク8を直接冷却する必要がないので、リザーブタンク8について高い熱伝導率は要求されず、樹脂によって形成することができる。したがって、リザーブタンク8の製造の工程およびコストを削減できる。また、抗菌剤の添加が容易であり、より衛生的な容器とすることができる。
さらに、従来のウォーターディスペンサー200では、温水タンク104の排熱を、空気の温度上昇による対流に頼っているため、ウォーターディスペンサー200周辺の温度(外気温)が高い時には、外気温と温水タンク104周辺との温度差が小さくなることによって対流が起きにくくなり、排熱の効率が下がるという問題があった。このため、たとえば電装部品の故障を引き起こしたり、冷却タンク102に排熱が伝わってしまい、冷却効率が低下したりする。これに対し、実施の形態1に係るウォーターディスペンサー100は、送風機14によって排熱が行われる排熱空間32を、温水タンク2が設置される空間と連通させるので、温水タンク2で発生する排熱をウォーターディスペンサー100の外部へ効率よく排出し、冷却効率を上げる。これによって、たとえば電装部品の故障を回避したり、庫内へ伝わる排熱を少なくして冷却効率を向上したりできる。
また、従来のウォーターディスペンサー200では、冷凍回路の排熱を、ウォーターディスペンサー200の背面から行うので、排熱のため背面に広いスペースを設ける必要があった。これに対し、実施の形態1に係るウォーターディスペンサー100は、冷凍回路の排熱、すなわち熱を含んだ空気の排出を、ウォーターディスペンサー100の背面でなく上部から行うので、排熱のための背面のスペースを不要とし、設置スペースを小さくするとともに、設置場所の選択における自由度を高める。また、温水タンク2の排熱専用となるファンを設けず、冷凍回路の送風機14を利用して温水タンク2の排熱を行うので、部品点数を削減し、構造を簡素化できる。
また、従来のウォーターディスペンサー200では、冷凍回路の排熱を、ウォーターディスペンサー200の背面から行うので、排熱のため背面に広いスペースを設ける必要があった。これに対し、実施の形態1に係るウォーターディスペンサー100は、冷凍回路の排熱、すなわち熱を含んだ空気の排出を、ウォーターディスペンサー100の背面でなく上部から行うので、排熱のための背面のスペースを不要とし、設置スペースを小さくするとともに、設置場所の選択における自由度を高める。また、温水タンク2の排熱専用となるファンを設けず、冷凍回路の送風機14を利用して温水タンク2の排熱を行うので、部品点数を削減し、構造を簡素化できる。
さらに、従来のウォーターディスペンサー200では、凝縮水用容器に集められた排水を処理する必要があるという問題があった。たとえば、管理者が定期的に容器を取り外して溜まった排水を捨てる作業が必要になり、手間がかかる。もしくは、ヒーター等を設置してその熱で凝縮水を蒸発させるので、部品点数の増加、製造コストの増加、および作動時の消費電力の増大を招く。これに対し、実施の形態1に係るウォーターディスペンサー100は、エバポレーター5の表面に付着する凝縮水を、温水タンク2の上に設けた受け皿22に集め、温水タンク2の排熱によって蒸発させる。このため、凝縮水を蒸発させるための熱源としての独自のヒーターやそれを制御する電気部品が必要なく、部品点数を削減し、構造を簡素化できる。また、ヒーター等が消費する電力を節約する。さらに、凝縮水を自動的に蒸発させるので、溜まった凝縮水を定期的に捨てる作業が不要となり、メンテナンスの手間を省ける。
さらに、実施の形態1に係るウォーターディスペンサー100は、上下収納空間である上部空間4と下部空間7との間の中央部空間16に、送風機15によって発生する空気の流れをダクト17によって規制する空間を構成する。このため、冷気の循環が効率よく行われ、上下収納空間の冷却効率が向上できる。
また、上記のように空気の循環が効率よく行われるので、循環経路の途中に設置されるエアフィルター18のフィルタリング効率が上がる。これによって、庫内空気の除菌をより確実にでき、開封したボトル6やリザーブタンク8内の飲用水を細菌等による汚染から守り、衛星状態を良くするとともに、庫内の脱臭をより確実にして、開封したボトル6やリザーブタンク8の水に臭いが付きにくくし、利用者が快適に利用できるようにする。
さらに、エアフィルター18に、庫内照明19によって機能する光触媒を使用するので、フィルターの性能を高くする。また、光触媒フィルターに照射する光を庫内照明によって兼用するので、部品点数を削減し、簡素な構造とすることができる。
また、上記のように空気の循環が効率よく行われるので、循環経路の途中に設置されるエアフィルター18のフィルタリング効率が上がる。これによって、庫内空気の除菌をより確実にでき、開封したボトル6やリザーブタンク8内の飲用水を細菌等による汚染から守り、衛星状態を良くするとともに、庫内の脱臭をより確実にして、開封したボトル6やリザーブタンク8の水に臭いが付きにくくし、利用者が快適に利用できるようにする。
さらに、エアフィルター18に、庫内照明19によって機能する光触媒を使用するので、フィルターの性能を高くする。また、光触媒フィルターに照射する光を庫内照明によって兼用するので、部品点数を削減し、簡素な構造とすることができる。
また、ウォーターディスペンサー100は、ボトル6およびエバポレーター5を垂直方向から傾けて配置するので、ボトル6とエバポレーター5とを直接接触させ、冷却効率を高くできる。さらに、ボトル6が自重によって確実にエバポレーター5と接触するので、上記冷却効率の向上をより確実に得られるようにできる。また、接触面に、熱伝導率の高い物質の層が設けられるので、冷却効率をさらに向上できる。
また、ボトル6を傾けることにより、ガラスを通したラベルの視認をより容易および確実にして利便性を向上するとともに、ボトル6の形状によっては庫内空間の高さを低く設計でき、ウォーターディスペンサー100全体を小型化できる。
また、ボトル6を傾けることにより、ガラスを通したラベルの視認をより容易および確実にして利便性を向上するとともに、ボトル6の形状によっては庫内空間の高さを低く設計でき、ウォーターディスペンサー100全体を小型化できる。
さらに、ウォーターディスペンサー100は、同時に複数のボトル6をリザーブタンク8にセットしても、給水は高い位置にあるボトル6から順に行われるので、空気が流入するボトル6は一時点で常に一つとなり、飲用水の衛生状態を良くできる。
2 温水タンク、4 上部空間、5 エバポレーター、5a 支持板、6 ボトル、7 下部空間、8 リザーブタンク、13 温水バルブ、14 送風機、16 中央部空間、16a 吸い込み空間、16b 吐き出し空間、18 エアフィルター、21 蒸発皿、32 排熱空間、100 ウォーターディスペンサー。
Claims (7)
- ボトル内の飲料を、冷却および加熱して利用者に提供する、ウォーターディスペンサーであって、
前記ボトルを前記ウォーターディスペンサー内で冷却するとともに、前記ボトルの口を供給可能状態で下方向に向けて保持する、ウォーターディスペンサー。 - 前記ウォーターディスペンサーは、
前記ボトルから供給される前記飲料を貯留する、リザーブタンクと、
前記リザーブタンクから供給される前記飲料を加熱する、温水タンクと、
前記利用者の操作に応じて、前記温水タンクから供給される前記飲料を注出して利用者に提供する、温水バルブと
を備え、
前記リザーブタンク内の水頭圧によって、前記飲料の前記注出を行う
請求項1に記載のウォーターディスペンサー。 - 前記温水タンクの下方に設けられ、前記冷却を行う冷凍装置と、
前記冷凍装置から発生する排熱を外部に排出する送風機と、
前記冷凍装置から発生する前記排熱を、前記送風機によって、前記ウォーターディスペンサーの上部に排出するための、排熱空間と
をさらに備え、
前記温水タンクから発生する排熱は、前記送風機によって、前記排熱空間を通して、前記ウォーターディスペンサーの上部に排出される
請求項2に記載のウォーターディスペンサー。 - 前記ウォーターディスペンサーは、
前記飲料を冷却するためのエバポレーターと、
前記エバポレーターと接触しつつ、前記ボトルを支持する、傾斜した支持板と
をさらに備える、請求項2に記載のウォーターディスペンサー。 - 前記飲料が保持される空間である庫内は、
前記温水タンクより上方向に位置する上部空間と、
前記温水タンクより下方向に位置する下部空間と、
前記上部空間および前記下部空間を連通させる中央部空間と
を備え、
前記中央部空間は、
前記上部空間から前記下部空間へと空気が流れる、吐き出し空間と、
前記下部空間から前記上部空間へと空気が流れる、吸い込み空間と
を備え、
前記吸い込み空間に、空気の除菌および脱臭を行うエアフィルターが設けられる
請求項2に記載のウォーターディスペンサー。 - 前記温水タンクの上面には、蒸発皿が設けられ、
前記蒸発皿の上方に、前記飲料を冷却するためのエバポレーターが設けられることによって、前記エバポレーターに凝縮する凝縮水を、前記蒸発皿に導き、
前記凝縮水は、前記蒸発皿において、前記温水タンクから発生する熱によって蒸発する
請求項2に記載のウォーターディスペンサー。 - 前記リザーブタンクは脱着可能である、請求項2に記載のウォーターディスペンサー。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005149867A JP2006327593A (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | ウォーターディスペンサー |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-05-23 JP JP2005149867A patent/JP2006327593A/ja active Pending
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