JP2006264762A - 飲料サーバー - Google Patents

飲料サーバー Download PDF

Info

Publication number
JP2006264762A
JP2006264762A JP2005088645A JP2005088645A JP2006264762A JP 2006264762 A JP2006264762 A JP 2006264762A JP 2005088645 A JP2005088645 A JP 2005088645A JP 2005088645 A JP2005088645 A JP 2005088645A JP 2006264762 A JP2006264762 A JP 2006264762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beverage
box
container
shaped
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005088645A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Furuichi
一雄 古市
Tatsuo Yuasa
達夫 湯浅
Hiroshi Furuichi
弘 古市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Techno Co Ltd
Original Assignee
Fuji Techno Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Techno Co Ltd filed Critical Fuji Techno Co Ltd
Priority to JP2005088645A priority Critical patent/JP2006264762A/ja
Publication of JP2006264762A publication Critical patent/JP2006264762A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)

Abstract

【課題】小型の箱形飲料容器(BIBタイプ飲料容器)を使用してコストを大幅に低減することができ、一般事務所用、家庭用としても適する飲料サーバーを提供する。
【解決手段】複数の箱形飲料容器10,10a,10bを収納して冷却するための冷却室2と、低温飲料用の前記箱形飲料容器10aに接続された低温飲料注出コック51を着脱可能に保持するコック保持部と、高温飲料用の前記箱形飲料容器から供給された飲料を加熱した状態で貯留する高温タンク6と、前記高温タンクに接続され、前記高温タンク内の飲料を注出するための高温飲料注出コック52とを有し、前記冷却室は、低温飲料用の前記箱形飲料容器および高温飲料用の前記箱形飲料容器10bに加えて、低温飲料予備交換用の前記箱形飲料容器10を収納可能なものである。
【選択図】図2

Description

この発明は、飲料水等の飲料を冷却および加熱して貯留し、それらの飲料を注出する飲料サーバーに関するものであり、さらに詳しくは、小型の箱形飲料容器を使用して安価に提供でき事務所用、家庭用としても適する飲料サーバーに関するものである。
ミネラルウォーター等の飲料水を冷却して冷水としたものと、加熱して温水としたものを注出可能な飲料サーバーは公知である。これらの冷水と温水とは、通常、飲料サーバー内の冷水タンクおよび温水タンクに貯留されている。この場合、温水の温度は高温(例えば、80℃程度)のため、細菌が繁殖することはないが、飲料容器内、冷水タンク内および冷水タンクに接続された配管内等には比較的細菌が繁殖しやすい環境となってしまう。
そのため、下記の特許文献1に記載されたような技術が公知である。特許文献1には、BIB(バッグ・イン・ボックス)タイプの飲料容器を使用し、飲料を冷却する低温タンクと飲料を加熱する高温タンクを有する飲料サーバーにおいて、定期的に低温タンク内の飲料を加熱殺菌するようにした飲料サーバーが記載されている。
BIBとは、紙製の箱内に柔軟樹脂からなる袋状容器が配置されたものである。BIB容器では、工場において十分に除菌・殺菌された飲料がBIB容器に充填され、内部が密封状態に保たれて最終消費地まで運搬される。このため、最終消費地に到達するまでBIB容器内の飲料に細菌等が侵入することがない。このようなBIB容器に充填されたミネラル水等の飲料を使用する飲料サーバーも広く利用されている。
特開2004−315049号公報
従来の飲料サーバーは、前述のように温水側には比較的問題が少ないが、冷水側のタンクおよび供給路には、細菌が発生しやすいという問題点があり、特に冷水側のタンクおよび供給路の除菌処理等を頻繁に行う必要があった。このため、メインテナンスに時間とコストがかかり、飲料サーバーのランニングコストの上昇を招いていた。また、メインテナンスを怠ると飲用に適さない飲料が注出されてしまうおそれもあった。
特許文献1の技術は、このような除菌処理等を効率的に行うものであるが、そのための殺菌用加熱器等の設備により幾分かのコスト上昇は避けられず、また、業務用のBIB容器から飲料水等を供給するものであるため、コストや設置スペースの観点から、一般事務所用、家庭用の飲料サーバーとしては適するものではなかった。
そこで、本発明は、小型の箱形飲料容器(BIBタイプ飲料容器)を使用してコストを大幅に低減することができ、一般事務所用、家庭用としても適する飲料サーバーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の飲料サーバーは、複数の箱形飲料容器を収納して冷却するための冷却室と、低温飲料用の前記箱形飲料容器に接続された低温飲料注出コックを着脱可能に保持するコック保持部と、高温飲料用の前記箱形飲料容器から供給された飲料を加熱した状態で貯留する高温タンクと、前記高温タンクに接続され、前記高温タンク内の飲料を注出するための高温飲料注出コックとを有し、前記冷却室は、低温飲料用の前記箱形飲料容器および高温飲料用の前記箱形飲料容器に加えて、低温飲料予備交換用の前記箱形飲料容器を収納可能なものである。
また、上記の飲料サーバーにおいて、前記箱形飲料容器は、箱形の外容器内に飲料を収納する袋状容器が配置されたものであることが好ましい。
また、上記の飲料サーバーにおいて、前記低温飲料注出コックは、低温飲料用の前記箱形飲料容器に予め接続されているものとすることができる。
また、上記の飲料サーバーにおいて、前記低温飲料注出コックは、低温飲料用の前記箱形飲料容器の使用開始時に、前記箱形飲料容器に対して接続されるものとすることができる。
また、上記の飲料サーバーにおいて、前記箱形飲料容器は、前記袋状容器の接続部を飲料サーバーに接続するための接続用開口部を前記外容器の箱形の隣接する2面にわたって開口するものであることが好ましい。
また、上記の飲料サーバーにおいて、前記箱形飲料容器は、容器内の飲料を冷却するための冷却用開口部を開口可能なものであることが好ましい。
本発明は、以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
冷却室に交換用の予備の箱形飲料容器を収納可能な予備スペースを設けたので、飲料ボトル交換後でも冷却飲料を即座に適温状態で注出することができる。また、冷却飲料用の箱形飲料容器と注出コックは直接接続されており、飲料の流通も円滑に行われるため、細菌等の発生を大幅に減少させることができる。また、注出コックを箱形飲料容器に直接接続するようにしたので、外部から細菌等が流路内に侵入する可能性を大幅に減少させることができる。さらに、冷水は加熱殺菌しないので、天然水の風味が損なわれることがない。また、飲料サーバーの構成が簡素であるため、飲料サーバーのコストを低減させることができ、家庭用、事務所用の飲料サーバーとしても適している。
箱形飲料容器は箱形の外容器内に飲料を収納する袋状容器が配置されたものであり、飲料のランニングコストを低減させることができる。また、箱形飲料容器内の飲料は、密封状態に保たれ細菌等が侵入することがない。さらに、箱形飲料容器を小型のものとして、飲料サーバーの設置スペースも低減させることができる。
低温飲料注出コックを低温飲料用の箱形飲料容器に予め接続されているものとした場合には、注出コックや接続具の接続構造をさらに簡素なものとすることができ、飲料サーバーのコストをさらに低減することができる。
低温飲料注出コックを、低温飲料用の箱形飲料容器の使用開始時に箱形飲料容器に対して接続されるものとした場合には、低温飲料用と高温飲料用の箱形飲料容器を共通のものとして効率的な運用を行うことができ、低温飲料注出コックの使用感も向上させることができる。
箱形飲料容器の接続用開口部を外容器の箱形の隣接する2面にわたって開口するものとしたので、箱形飲料容器と飲料サーバーとの接続形態の自由度が大きくなる。
箱形飲料容器が容器内の飲料を冷却するための冷却用開口部を開口可能なものであるから、効率的に容器内の飲料を冷却することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ここでは飲料としては、ミネラルウォーター等の温水、冷水等を注出するサーバーを例にとって説明する。図1〜図3は、本発明の飲料サーバー1の全体構成を示す断面図である。図1は飲料サーバー1を右側面方向から見た断面図であり、図2は飲料サーバー1を正面側から見た断面図であり、図3は飲料サーバー1を上から見た冷却室2部分の断面図である。
飲料サーバー1の上部には、複数の箱形飲料容器10を収納する冷却室2が配置されている。箱形飲料容器10は紙製の外箱内に柔軟樹脂からなる袋状容器が配置されたBIBタイプの容器である。ただし、箱形飲料容器10は、業務用に使用されている一般的なBIB容器よりも小型のものを使用する。一例を挙げれば、100mm×250mm×320mm程度の外箱寸法で容量が7〜10リットル程度のものが望ましい。形状は扁平形状、すなわち横幅に比較して高さと奥行きがかなり大きいものが望ましい。このような形状ならば、冷却室2内に横に3個の箱形飲料容器10を並べて収納することができ、飲料サーバー1を小型化することができる。
この箱形飲料容器10の細部の構成については、後に詳しく説明する。この箱形飲料容器10でも、通常のBIB容器と同様に、工場において十分に除菌・殺菌された飲料が容器に充填され、内部が密封状態に保たれて最終消費地まで運搬される。このため、最終消費地に到達するまで容器内の飲料に細菌等が侵入することがない。
冷却室2の周囲の壁面22および前面の扉21は、内部に断熱材が充填されている。扉21は、左側端部を中心に回動して前方に開くように取り付けられている。開いた状態の扉21は、図3の二点鎖線で示されている。この扉21を開いて、冷却室2内部の箱形飲料容器10を交換することができる。扉21を閉じた状態では、冷却室2の内部と外部とは熱的に遮断される。
冷却室2の天井部に配置された冷却器71によって冷却室2の内部空間が冷却され、箱形飲料容器10ごとその内部の飲料を冷却する。飲料は、冷水としての適温(例えば、10℃以下)まで冷却される。箱形飲料容器10は、上面に冷却用開口部11を容易に形成できるようになっている。すなわち、外箱の上面には冷却用開口部11を形成するためのミシン目12が予め入っている。そのミシン目12を切断してその内側部分を除去することにより、簡単に冷却用開口部11を形成することができる。
冷水供給用の箱形飲料容器10aは、冷却用開口部11を形成して、外箱内部に十分な冷気が行き渡るようにされており、箱形飲料容器10aの内部の冷水の冷却効率を向上させている。それに対して、温水供給用の箱形飲料容器10bと予備の交換用の箱形飲料容器10は、ミシン目12を切断せず、冷却用開口部11を形成せずにおく。このように、冷却用開口部11を選択的に容易に形成できるので、必要な容器のみを効率的重点的に冷却することができる。
図1に示すように、冷水供給用の箱形飲料容器10aには、冷水用の注出コック51が直接接続され、冷水用の注出コック51が飲料サーバー1の前面側に配置される。これら注出コック51、箱形飲料容器10a、飲料サーバー1の接続構造は後に詳しく説明する。
冷却室2の内部には、図2に示すような段付きの載置部が設けられており、冷水用の箱形飲料容器10aは右側の低い位置に載置されている。温水供給用の箱形飲料容器10bと予備の交換用の箱形飲料容器10は、中央および左側の高い位置に載置されている。予備の交換用の箱形飲料容器10は、冷水用の箱形飲料容器10aと交換するためのものであり、交換後迅速に適温の冷水を供給できるように冷却室2内の予備スペースにて予備冷却されている。
飲料サーバー1の前面側の前面パネル4には、注出コック51,52が配置されている。注出コック51は冷水用であり、注出コック52は温水用である。温水用の箱形飲料容器10bには接続具42が接続され、その接続具42には配管62の一端側が接続され、配管62の他端側は温水タンク6に接続されている。箱形飲料容器10b内の飲料は接続具42、配管62を介して温水タンク6に供給される。温水タンク6は、加熱して高温とした飲料(温水)を貯留するためのものであり、飲料サーバー1の本体下部3の内部に配置されている。
温水タンク6には加熱ヒータ61が設けられており、温水タンク6内の飲料は加熱ヒータ61によって加熱され、ほぼ一定の高温(例えば、80〜85℃)に保たれている。このため温水タンク6内の飲料は完全に殺菌されて無菌状態となっている。温水タンク6の上部には温水用配管63を介して注出コック52が接続されている。注出コック52のレバーを操作して開状態とすると、高温の温水が注出コック52から注出される。注出コック52から温水が注出されると、同量の飲料水が箱形飲料容器10bから温水タンク6内に導入される。このように、温水タンク6内は常に満水状態となっている。
冷水用の注出コック51は冷水用の箱形飲料容器10aに直接接続(図1参照)されている。注出コック51のレバーを操作して開状態とすると、冷却室2で適温に冷却された箱形飲料容器10a内の冷水が注出コック51から注出される。このように、本発明の飲料サーバー1では冷水を貯留するための冷水用タンクが不要であり、箱形飲料容器10a内の冷却された飲料が冷水として直接注出コック51から注出される。
飲料サーバー1の本体下部3の最下部前面には、受け部31が設けられている。注出コック51,52から注出した飲料がこぼれた場合でも、飲料は受け部31に落ちる。また、受け部31にコップ等の飲料容器を載置して、注出コック51,52から飲料を注出することができる。
また、飲料サーバー1の本体下部3の内部には、コンプレッサー7が配置されている。冷媒は、コンプレッサー7によって圧縮されて背面側の放熱器72に送られ、放熱器72で冷却され液化されてさらに冷却室2内の冷却器71に送られる。冷却器71において気化して冷却室2を冷却した後の冷媒は、再びコンプレッサー7に循環される。
箱形飲料容器10の交換は次のような交換順序にて行う。冷水用の箱形飲料容器10aが空になった場合には、冷却室2の扉21を開いて、注出コック51を飲料サーバー1から取り外すとともに、空になった箱形飲料容器10aを取り除く。そして、箱形飲料容器10aに接続していた注出コック51を取り外す。そして、予備スペースに収納され予備冷却されている箱形飲料容器10のミシン目12,14を切断して冷却用開口部11と接続用開口部13を形成して冷水用の箱形飲料容器10aとし、冷水用の容器位置に載置する。そして、注出コック51を接続してその注出コック51を飲料サーバー1の前面側にセットする。予備スペースには新しい箱形飲料容器10を収納する。
温水用の箱形飲料容器10bが空になった場合には、冷却室2の扉21を開いて、空になった箱形飲料容器10bに接続していた接続具42および配管62を取り外す。そして、箱形飲料容器10bを冷却室2から取り除く。そして、新しい箱形飲料容器10のミシン目14を切断して接続用開口部13を形成し、所定位置に載置するとともに、接続具42および配管62を接続する。そして扉21を閉じる。
図4は、箱形飲料容器10の構成を示す図である。箱形飲料容器10は紙製の外箱内に柔軟樹脂からなる袋状容器が配置されたBIBタイプの容器である。図4(a)は箱形飲料容器10の外箱の前面、上面、側面が見える方向からの斜視図であり、図4(b)は箱形飲料容器10の外箱の下面、前面、側面が見える方向からの斜視図である。箱形飲料容器10の外箱の上面には、冷却用開口部11(図3参照)を容易に開口するためのミシン目12が形成されている。そのミシン目12を切断してその内側部分を除去することにより、簡単に冷却用開口部11を形成することができる。
また図4(b)に示すように、箱形飲料容器10の外箱の前面および下面にまたがって、接続用開口部13(図2参照)を容易に開口するためのミシン目14が形成されている。このように、接続用開口部13が外箱の前面および下面の角部に開口されるので、箱形飲料容器10の口金部を、下面側、前面側、斜め下方側のいずれの方向にも引き出すことができる。したがって、箱形飲料容器10の口金部と注出コック51や接続具42との接続形態の自由度が大きい。例えば、箱形飲料容器10aに注出コック51を接続する際には、図1に示すように口金部が斜め下方側に引き出される。また、箱形飲料容器10bに接続具42を接続する際には、図2、図10に示すように口金部が下面側に引き出される。
図5および図6は、冷水用の箱形飲料容器10aと注出コック51の接続構造および接続過程を示す図である。外箱内に収納された袋状容器15には口金部16が設けられている。未使用の箱形飲料容器10では、口金部16が袋状容器15を完全な密封状態に保つように設けられている。そして、口金部16の封止板17を突き破ることにより、袋状容器15内の飲料を外部に注出できるようになる。
図5は、袋ナット513によって接続する形態の注出コック51を示している。図示のように、注出コック51の接続管511を箱形飲料容器10aの口金部16に挿入して、接続管511の尖鋭な先端部により口金部16の封止板17を突き破る。また、接続管511の外周面にはOリング512が配置されており、口金部16の内周面と接続管511の間はOリング512によって封止される。
袋ナット513を口金部16外周のねじに螺合して固定方向に回すことにより、接続管511が口金部16内に進入し、接続管511の先端部により封止板17を突き破る。図6が、箱形飲料容器10aに注出コック51を接続した状態を示す図である。注出コック51は水密状態で口金部16に接続されており、袋状容器15内の飲料を注出コック51から注出できる。
図7は、注出コック51を接続した口金部16を飲料サーバー1に配置するための構成を示す図である。図7の口金部16は、図6の口金部16におけるA−A矢視断面図を示している。飲料サーバー1の前面側には前面パネル4(図1参照)が設けられており、この前面パネル4に冷水用の注出コック51および温水用の注出コック52が配置される。前面パネル4には、図示のようにU字状の切欠としてコック保持部41が形成されており、このコック保持部41に注出コック51が着脱可能に保持される。
口金部16には、コック保持部41に保持可能な構造として、鍔部161とリブ構造部162が形成されている。リブ構造部162の形状は、図示のようにコック保持部41にちょうど装着可能な形状となっている。また、鍔部161によって前面パネル4を挟む構造により、がたつかずにしかも容易にコック保持部41に保持可能となっている。そして、注出コック51および口金部16のコック保持部41への着脱作業も極めて容易である。
図8は、他の形態の注出コック51aと箱形飲料容器10aの接続状態を示す図である。この注出コック51aは、図5および図6の注出コック51と類似の構成であるが、箱形飲料容器10aの口金部16aへの固定構造が異なっている。袋ナットでの固定に換えて、係合突起によって簡単に固定できるようになっている。
図9は、注出コック51aと口金部16aの接続構造を示す断面図である。注出コック51a側には、図9(a)に示すように、内方に突出する係合突起514が形成されている。また、口金部16aには、図9(b)に示すように、外方に突出する係合突起163が形成されている。また、係合突起163には係合突起514が軸方向に通過するための切欠が設けられている。注出コック51aを口金部16aの奥まで挿入して所定角度回動させることにより、簡単に注出コック51aを接続することができる。
図10は、温水用の箱形飲料容器10bと接続具42の接続状態を示す図である。接続具42と口金部16の接続構造も、図5および図6の注出コック51と類似の構成を使用することができる。ただ、接続具42の注出側には注出コックではなく、温水タンク6への配管62が接続可能となっている。また、接続具42には開閉弁43が設けられており、飲料供給の開閉を行うことができる。なお、ここでは接続具42を袋ナットによって口金部16に固定するものとしているが、図8および図9のような係合突起による固定構造としてもよい。
また、以上の実施の形態では、箱形飲料容器10の交換時(使用開始時)に、箱形飲料容器10の口金部に注出コックや接続具を取り付けるようにしているが、予め口金部に注出コックや接続具が固定されているような箱形飲料容器を使用することもできる。すなわち、注出コックや接続具は、工場における飲料の充填時に口金部に固定される。このようにすれば、注出コックや接続具の接続構造をさらに簡素なものとすることができ、飲料サーバーのコストをさらに低減することができる。
以上のように、本発明によれば、冷却室内に交換用の予備の箱形飲料容器10を収納する予備スペースを設けているため、冷水等の冷却飲料を箱形飲料容器10交換後でも即座に適温状態で注出することが可能である。また、冷却飲料用の箱形飲料容器10には注出コックが直接接続されており、飲料の流通も円滑に行われるため、細菌等の発生を大幅に減少させることができる。また、箱形飲料容器10に注出コックを直接接続するようにしたので、外部から細菌等が流路内に侵入する可能性を大幅に減少させることができる。
また、飲料サーバーの構成が簡素であるため、飲料サーバーのコストを低減させることができ、家庭用、事務所用の飲料サーバーとしても適している。さらに、箱形飲料容器を小型のものとしたので、飲料サーバーの設置スペースも低減させることができる。
なお、以上の実施の形態では、飲料としてミネラルウォーター等の飲料水を例に挙げて説明したが、それ以外の任意の飲料にも適用することができる。
本発明によれば、常に衛生的な飲料水を注出可能かつ安価な飲料サーバーを提供することができる。また、箱形飲料容器の交換後でも冷却飲料を即座に適温状態で注出することが可能である。
本発明の飲料サーバー1を右側面方向から見た断面図である。 飲料サーバー1を正面側から見た断面図である。 飲料サーバー1を上から見た冷却室2部分の断面図である。 箱形飲料容器10の構成を示す図である。 箱形飲料容器10aと注出コック51の接続過程を示す図である。 箱形飲料容器10aと注出コック51の接続状態を示す図である。 飲料サーバー1の前面パネル4への口金部16の取付過程を示す図である。 他の形態の注出コック51aの接続状態を示す図である。 注出コック51aの接続構造を示す断面図である。 箱形飲料容器10bと接続具42の接続状態を示す図である。
符号の説明
1 飲料サーバー
2 冷却室
3 本体下部
4 前面パネル
6 温水タンク
7 コンプレッサー
10,10a,10b 箱形飲料容器
11 冷却用開口部
12,14 ミシン目
13 接続用開口部
15 袋状容器
16,16a 口金部
17 封止板
21 扉
22 壁面
31 受け部
41 コック保持部
42 接続具
43 開閉弁
51,52,51a 注出コック
61 加熱ヒータ
62 配管
63 温水用配管
71 冷却器
72 放熱器
161 鍔部
162 リブ構造部
511 接続管
512 Oリング
513 袋ナット
514,163 係合突起

Claims (6)

  1. 複数の箱形飲料容器(10,10a,10b)を収納して冷却するための冷却室(2)と、
    低温飲料用の前記箱形飲料容器(10a)に接続された低温飲料注出コック(51)を着脱可能に保持するコック保持部(41)と、
    高温飲料用の前記箱形飲料容器(10b)から供給された飲料を加熱した状態で貯留する高温タンク(6)と、
    前記高温タンク(6)に接続され、前記高温タンク(6)内の飲料を注出するための高温飲料注出コック(52)とを有し、
    前記冷却室(2)は、低温飲料用の前記箱形飲料容器(10a)および高温飲料用の前記箱形飲料容器(10b)に加えて、低温飲料予備交換用の前記箱形飲料容器(10)を収納可能なものである飲料サーバー。
  2. 請求項1に記載した飲料サーバーであって、
    前記箱形飲料容器(10,10a,10b)は、箱形の外容器内に飲料を収納する袋状容器(15)が配置されたものである飲料サーバー。
  3. 請求項2に記載した飲料サーバーであって、
    前記低温飲料注出コック(51)は、低温飲料用の前記箱形飲料容器(10a)に予め接続されているものである飲料サーバー。
  4. 請求項2に記載した飲料サーバーであって、
    前記低温飲料注出コック(51)は、低温飲料用の前記箱形飲料容器(10a)の使用開始時に、前記箱形飲料容器(10a)に対して接続されるものである飲料サーバー。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載した飲料サーバーであって、
    前記箱形飲料容器(10,10a,10b)は、前記袋状容器(15)の接続部(16)を飲料サーバーに接続するための接続用開口部(13)を前記外容器の箱形の隣接する2面にわたって開口するものである飲料サーバー。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載した飲料サーバーであって、
    前記箱形飲料容器(10)は、容器内の飲料を冷却するための冷却用開口部(11)を開口可能なものである飲料サーバー。
JP2005088645A 2005-03-25 2005-03-25 飲料サーバー Pending JP2006264762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005088645A JP2006264762A (ja) 2005-03-25 2005-03-25 飲料サーバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005088645A JP2006264762A (ja) 2005-03-25 2005-03-25 飲料サーバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006264762A true JP2006264762A (ja) 2006-10-05

Family

ID=37201141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005088645A Pending JP2006264762A (ja) 2005-03-25 2005-03-25 飲料サーバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006264762A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009269646A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Coca Cola Co:The 飲用水供給装置
CN111017858A (zh) * 2019-12-31 2020-04-17 上海红窖科技有限公司 一种放酒方法、放酒系统、电子设备和计算机存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009269646A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Coca Cola Co:The 飲用水供給装置
CN111017858A (zh) * 2019-12-31 2020-04-17 上海红窖科技有限公司 一种放酒方法、放酒系统、电子设备和计算机存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7975879B2 (en) Temperature controlled liquid dispenser, containers therefore, and bag-in-box container construction
US8459503B2 (en) Temperature controlled liquid dispenser, containers therefore, and bag-in-box container construction
JP5371704B2 (ja) 飲料サーバーおよび飲料サーバー用接続構造
JP2009249043A (ja) 給水機
JP4349985B2 (ja) 飲料サーバーおよび飲料サーバー用接続部
JP4464290B2 (ja) 飲料サーバー
JP2006327593A (ja) ウォーターディスペンサー
JP3226848U (ja) オールインワン・ドラフトマシン
US20110006078A1 (en) Beverage device and tank thereof
JP5072039B2 (ja) 飲料サーバー
TWI646039B (zh) 飲料分配裝置
JP2006264762A (ja) 飲料サーバー
JP2008056325A (ja) 飲料水供給機
JP2008001391A (ja) 飲料ディスペンサ
US20180339894A1 (en) Chilled alcoholic beverage dispenser
JP2003206000A (ja) ウォーターサーバー
JP2005170432A (ja) 飲料サーバー
KR20190014982A (ko) 생맥주 냉각장치
KR100915322B1 (ko) 액체포장용기용 냉각장치
JP2009269646A (ja) 飲用水供給装置
JP2001278393A (ja) 飲料ディスペンサ
KR200384669Y1 (ko) 냉온음료 공급기
JP2006321548A (ja) 飲料水供給機
JP2009275933A (ja) 飲料水供給機
JP2005187020A (ja) 飲料サーバー