JP2006327026A - 画像出力制御装置および画像出力制御プログラム - Google Patents

画像出力制御装置および画像出力制御プログラム Download PDF

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英治 寺上
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Abstract

【課題】信頼性を判断できるプルーフ画像をプリンタに出力させることができる画像出力制御装置および画像出力制御プログラムを提供する。
【解決手段】画像データが表す画像の色を補正する色補正処理をその画像データに施す色補正部640と、上記の色補正処理を、プリンタ60の出力色が印刷物の色に一致するように調整するキャリブレーション部610と、プリンタ60に画像データを送ってそのプリンタに画像を出力させるとともに、プリンタ60の出力色と印刷物の色との一致性を少なくとも推察可能な記述を、プリンタ60によって出力される画像に並べて出力させる出力制御部650と備えた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像データに従って画像を用紙上に出力する画像出力装置に画像を出力させる画像出力制御装置と、コンピュータをそのような画像出力制御装置として動作させる画像出力制御プログラムに関する。
従来より、カラー画像印刷を行なう印刷機によって出力される印刷物の仕上りを事前に確認するために、その印刷物が再現されたプルーフ画像をプリンタ等で事前に出力するといったことが行なわれている。このようなプルーフ画像の色は印刷物の色と一致していることが望ましく、そのために、プルーフ画像の出力に使われるプリンタに対して、そのプリンタによって出力される画像の色を、印刷物の出力に使われる印刷機によって出力される画像の色に一致させる、いわゆるキャリブレーションが施される。しかしながら、一度キャリブレーションが施されたプリンタであっても、プリンタにおける様々な経時変化に伴って、そのプリンタの出力色と印刷機の出力色との一致が崩れてしまうことがある。そこで、キャリブレーションが行なわれた時点からの経過時間を監視し、ユーザが、その経過時間が所定の基準時間を超えた状態のプリンタからプルーフ画像を出力しようとすると、そのプリンタのユーザに対して警告を発し、再度のキャリブレーションの実行を促すという技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−318266号公報
ところで、印刷の分野では、プルーフ画像を出力する人間と、そのプルーフ画像を見て印刷物の仕上りを事前に確認する人間とは別人であることが多い。例えば、印刷物のデザイナが、印刷機を操作して印刷物を作成する作業者に印刷物の仕上りを伝えるためにプルーフ画像を出力してその作業者に渡したり、製版会社の人間が、印刷物の仕上りを事前にクライアントに示すためにプルーフ画像を出力してそのクライアントに送ったりすることは良くあることである。このような場合、上記の特許文献1の技術によれば、印刷物のデザイナや製版会社の人間等といったプルーフ画像を出力する側の人間は、そのプルーフ画像の出力に使用するプリンタについて、キャリブレーションの必要の有無を認識することができる。しかしながら、プルーフ画像を出力する側の人間からプルーフ画像を受け取った、印刷物の仕上りを事前に確認する側の人間には、そのプルーフ画像がきちんとキャリブレーションが施されたプリンタで出力された信頼性の高い画像であるか否かを、そのプルーフ画像を見て判断することは困難であり、プルーフ画像を出力した人間を信用するしかないというのが現状である。
また、ここまでプルーフ画像についての問題点を説明してきたが、このような問題点はプルーフ画像に限らず、出力画像を、その出力画像を出力した人間とは別の他人が見る場合一般に生じる問題である。
本発明は、上記事情に鑑み、信頼性を判断可能な画像をプリンタに出力させることができる画像出力制御装置と、コンピュータをそのような画像出力制御装置として動作させる画像出力制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像出力制御装置は、画像データに従って画像を用紙上に出力する画像出力装置に画像データを送ってその画像出力装置に画像を出力させる画像出力部と、
上記画像出力装置の出力色と所定の目標色との一致性を少なくとも推察可能な記述を、その画像出力装置によって出力される画像に並べて出力させる記述併記部とを備えたことを特徴とする。
ここで、上記の記述を画像に並べて出力させるに当たっては、例えば、その記述を表わす記述データを上記画像出力装置に送って出力させても良く、また例えば、上記の画像に上記の記述が併記された合成画像を表わす合成画像データを作成してその合成画像データを上記画像出力装置に送って出力させても良い。
本発明の画像出力制御装置によれば、例えばある印刷物の仕上りを事前に確認するためのプルーフ画像として、その印刷物の色に対する色の一致性を少なくとも推察可能な記述が併記されたプルーフ画像をプリンタ等の画像出力装置に出力させることができる。このようなプルーフ画像を受け取った人間は、そのプルーフ画像が、出力色が印刷物の色に合せこまれた画像出力装置、即ちきちんとキャリブレーションが施された画像出力装置で出力された信頼性の高い画像であるか否かを上記の記述から判断することができる。つまり、本発明の画像出力制御装置によれば、プリンタ等の画像出力装置に、信頼性を判断可能な画像を出力させることができる。
ここで、本発明の画像出力制御装置は、「上記記述併記部が、上記記述として、上記出力色と上記目標色との一致精度を表した数値を出力させるものである」という形態であっても良く、
「画像データが表す画像の色を補正する色補正処理をその画像データに施す色補正部と、
上記色補正処理を、上記出力色が上記目標色に一致するように調整する調整部とを備え、
上記記述併記部が、上記記述として、上記調整部によって上記色補正処理が調整された時期を表す文字列を出力させるものである」という形態であっても良く、
「画像データが表す画像の色を補正する色補正処理をその画像データに施す色補正部と、
上記色補正処理を、上記出力色が上記目標色に一致するように調整する調整部とを備え、
上記記述併記部が、上記記述として、上記調整部によって上記色補正処理が調整されてから上記画像出力部によって画像データが送られるまでの経過時期を表す文字列を出力させるものである」という形態であっても良い。
これらいずれの形態の画像出力制御装置によっても、プルーフ画像を受け取った人間は、そのプルーフ画像についての信頼性を、そのプルーフ画像に併記された記述を見て判断することができる。即ち、上記の3つの形態のうちの1番目の形態によれば、そのプルーフ画像の色が印刷物の色をどの程度再現しているかが数値的に確認でき、2番目および3番目の形態によれば、そのプルーフ画像がキャリブレーションからどの程度の期間が経過した画像出力装置で出力された画像であるかが判断できる。
また、上記目的を達成する本発明の画像出力制御プログラムは、コンピュータに組み込まれ、そのコンピュータ上で、
画像データに従って画像を用紙上に出力する画像出力装置に画像データを送ってその画像出力装置に画像を出力させる画像出力部と、
上記画像出力装置の出力色と所定の目標色との一致性を少なくとも推察可能な記述を、その画像出力装置によって出力される画像に並べて出力させる記述併記部とを構築することを特徴とする。
この本発明の画像出力制御プログラムによれば、信頼性を判断できる画像をプリンタ等の画像出力装置に出力させることができる画像出力制御装置を容易に実現することができる。
なお、本発明の画像出力制御プログラムについては、ここではその基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明にいう画像出力制御プログラムには、前述した画像出力制御装置の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
以上、説明したように、本発明によれば、信頼性を判断できる画像をプリンタに出力させることができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用される印刷−プルーフシステムの全体構成図である。
カラースキャナ10では、原稿画像11が読み取られて、その読み取られた原稿画像11を表わすC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、およびK(ブラック)の4色の色分解画像データが生成される。このCMYKの画像データはワークステーション20に入力される。ワークステーション20では、オペレータによって、入力された画像データに基づく電子的な集版が行なわれ、印刷用の画像を表わす画像データが生成される。
ここで、フィルムプリンタ30から印刷機40に至るターゲットシステム300によって作成される印刷物の色は、フィルムプリンタ30や印刷機40の特性の影響をうける。つまり、この画像データでは、ターゲットシステム300に依存したCMYK色空間(以後、ターゲット色空間と呼ぶ)で色が定義されている。
この印刷用の画像を表わす画像データは、いわゆるPDL(Page Description Language)で記述された記述言語データである。ワークステーション20では、この画像データが、いわゆるRIP(Raster Image Processor)によりラスタデータに変換される。
このラスタデータは、印刷を行なう場合は、フィルムプリンタ30に入力され、フィルムプリンタ30では、その入力されたラスタデータに対応した、CMYK各版からなる印刷用フィルム原版が作成される。この印刷用フィルム原版からは刷版が作成され、その刷版が印刷機40に装着される。そして、刷版にインクが塗布され、その塗布されたインクが印刷用の用紙上に転移されてその用紙上に印刷物41が形成される。
ここで、フィルムプリンタ30によって印刷用フィルム原版を作成し、さらに刷版を作成して印刷機40に装着し、その刷版にインクを塗布して用紙上に印刷を行なうという一連の作業は、大掛かりな作業でありコストもかかる。このため、実際の印刷作業を行なう前に、パーソナルコンピュータ80およびプリンタ60によってプルーフ画像61を作成し、印刷物41の仕上りの事前確認が行なわれる。このプルーフ画像61は、印刷物41を再現した再現画像61aと後述の文字情報61bとが合成された合成画像である。
ここで、パーソナルコンピュータ80が、本発明の画像出力制御装置の一実施形態として動作するものであり、このパーソナルコンピュータ80において、このプルーフ画像61を表わすプルーフ画像データが作成される。
パーソナルコンピュータ80では、まず、再現画像61aを表わす再現画像データが、ワークステーション20から入力された、上記の印刷用の画像データと同じ画像データに基づいて作成される。この再現画像データの作成には、上記のターゲット色空間と、プリンタ60に依存したCMYK色空間(以後、プリンタ色空間と呼ぶ)との間の等色関係を定義したデバイスリンクプロファイルを用いられる。
ここで、ターゲットシステム300およびプリンタ60それぞれのハードウェアの状態は経時的に変化するが、上記のデバイスリンクプロファイルは、両者のハードウェアの状態が所定の基準状態にあるときの、ターゲット色空間とプリンタ色空間との間の等色関係を定義したものである。そこで、本実施形態では、まず、このデバイスリンクプロファイルを用いた色変換処理が、ワークステーション20から入力された画像データに施される。そして、色変換済みの画像データに、プリンタ60に対する後述のキャリブレーションで得られる補正量を加算するという色補正処理により、上記の色変換済みの画像データが表わす画像の色が、上記のターゲットシステム300で表現される色と一致するように補正される。ここで、ターゲットシステム300およびプリンタ60それぞれのハードウェアの状態は経時的に変化するので、本実施形態では、キャリブレーションは定期的にプリンタ60に施され、上記の色補正処理では、最新のキャリブレーションで得られた補正量が用いられる。このような色変換処理および色補正処理により再現画像61aを表わす再現画像データが作られる。次に、この再現画像61aに、その再現画像61aの色と印刷物41の色との一致性を少なくとも示す文字情報61bがデータ上で合成されて、プルーフ画像61を表わすプルーフ画像データが作成される。
ここで、以上に説明したプルーフ画像データの作成において、デバイスリンクプロファイルを用いた色変換処理については、本発明の主題ではないので詳細説明を省略し、以下では、プリンタ60に対するキャリブレーションに注目して説明を続ける。
このキャリブレーションには、分光測色計70によってカラーチャートを測色することによって得られる測色値が用いられる。
図2は、図1にブロックで示す分光測色計およびパーソナルコンピュータの外観斜視図、図3は、そのパーソナルコンピュータのハードウェア構成図である。
図2に示すように、パーソナルコンピュータ80にケーブル75で接続された分光測色計70には、一連の色を有する一連のカラーパッチからなるカラーチャートPが乗せられる。分光測色計70では、このカラーチャートPが測色されて、システムに非依存なXYZ色空間で色を定義した測色値が取得され、この測色値がケーブル75を介してパーソナルコンピュータ80に送られる。パーソナルコンピュータ80では、このXYZ色空間で色を定義した測色値は、L***色空間におけるL***値に、一般的に用いられている換算式によって換算される。このL***値は、測色値(XYZ値)と同様にシステムに非依存な値であり、このL***値の方がXYZ値よりも対応色を人間が理解しやすい。
パーソナルコンピュータ80は、図2に示すように、外観構成上、本体装置81、その本体装置81からの指示に応じて表示画面82a上に画像を表示する画像を表示する画像表示装置82、キー操作に応じた各種の情報を本体装置81に入力するキーボード83、および、表示画面82a上の任意の位置を指定することにより、その位置に表示された、例えばアイコン等に応じた指示を本体装置81に入力するマウス84を備えている。また、本体装置81は、フレキシブルディスク(FD)を装填するためのFD装填口81a、およびCD−ROMを装填するためのCD−ROM装填口81bを有している。
本体装置81の内部には、図3に示すように、各種プログラムを実行するCPU811、ハードディスク装置813に格納されたプログラムが読み出されCPU811での実行のために展開される主メモリ812、各種プログラムやデータ等が保存されたハードディスク装置813、フレキシブルディスク100が装填され、その装填されたフレキシブルディスク100をアクセスするFDドライブ814、CD−ROM101やCD−Rが装填され、その装填されたCD−ROM101等をアクセスするCDドライブ815、分光測色計70(図1,図2参照)と接続され、分光測色計70から測色値を受け取るI/Oインタフェース816が内蔵されており、これらの各種要素、画像表示装置82、キーボード83、マウス84は、バス85を介して相互に接続されている。
CD−ROM101には、このパーソナルコンピュータ80を本発明の画像出力制御装置の一実施形態として動作させる、本発明の画像出力制御プログラムの一実施形態が記憶されており、そのCD−ROM101に記憶されたプログラムがこのパーソナルコンピュータ80にアップロードされてハードディスク装置813に記憶される。そして、そのプログラムが実行されることによってパーソナルコンピュータ80は本発明の画像出力制御装置の一実施形態として動作する。
続いて、本発明の画像出力制御プログラムの一実施形態について説明する。
図4は、本発明の画像出力制御プログラムの一実施形態が記憶されたCD−ROMを示す概念図である。
この図4には、本発明の画像出力制御プログラムの一実施形態である画像出力制御プログラム500が記憶されたCD−ROM101が示されている。
この画像出力制御プログラム500は、キャリブレーション部510と、色補正部520、および出力制御部530とで構成されている。
これら画像出力制御プログラム500の各部の細部については、本発明の画像出力制御装置の一実施形態の各部の作用と併せて後述する。
次に、本発明の画像出力制御装置の一実施形態について説明する。
図5は、本発明の画像出力制御装置の一実施形態の機能ブロック図である。
この図5には、本発明の画像出力制御装置の一実施形態である画像出力制御装置600の他に、図1にも示すプリンタ60が示されている。
この図5に示す画像出力制御装置600は、キャリブレーション部610、キャリブレーションメモリ620、画像メモリ630、色補正部640、および出力制御部650を備えている。ここで、キャリブレーション部610および色補正部640は、それぞれ本発明にいう調整部および色補正部の各一例に相当し、出力制御部650が、本発明にいう画像出力部と記述併記部とを兼ねた一例に相当する。
まず、この画像出力制御装置600で実行されるキャリブレーションについて説明する。
キャリブレーション部610は、一連の色を有する一連のカラーパッチからなるカラーチャートを表わす画像データとして、上記のターゲット色空間で色を定義したチャートデータを有しており、そのチャートデータが画像メモリ630を介して出力制御部650に読み取られる。出力制御部650は、そのチャートデータに、上記のデバイスリンクプロファイルを用いた色変換処理を施して、そのチャートデータを上記のプリント色空間で色を定義したプリンタ60用のチャートデータに変換してプリンタ60に送る。そして、そのプリンタ60で、プリンタ60用のチャートデータに基づいて出力されたカラーチャートが、図1や図2に示す分光測色計70で測色されて、XYZ色空間で色が定義されたプリント側の測色値が得られる。このプリント側の測色値は、キャリブレーション部610に入力され、L***色空間におけるL***値に換算される。
また、キャリブレーション部610が有するチャートデータと同じチャートデータが、図1のワークステーション20からターゲットシステム300に送られ、ターゲットシステム300でもカラーチャートが出力される。そして、このカラーチャートが分光測色計70で測色されて、XYZ色空間で色が定義されたターゲット側の測色値が得られる。このターゲット側の測色値も、キャリブレーション部610に入力され、L***色空間におけるL***値に換算される。
キャリブレーション部610は、各カラーパッチについて、ターゲット側の測色値が換算されたL***値と、プリンタ側の測色値が換算されたL***値とのL***色空間上での差ΔE(=(ΔL*2+Δa*2+Δb*21/2)を求め、これら各カラーパッチについてのΔEに基づいて、上記の補正量を求め、各カラーパッチの色と補正量との対応関係を定義した補正テーブルを作成してキャリブレーションメモリ620に格納する。色補正部640は、この補正テーブルを読み出して、その補正テーブルに基づいて上記のプリンタ60用のチャートデータに対する補正量を求めてそのチャートデータに加算して補正チャートデータを作成し出力制御部650に渡す。出力制御部650は、この補正チャートデータをプリンタ60に送って、その補正チャートデータが表わすカラーチャートをプリンタ60に出力させる。そして、出力されたカラーチャートが、図1や図2に示す分光測色計70で測色されて補正後の測色値が得られる。この補正後の測色値は、キャリブレーション部610に入力されL***色空間におけるL***値に換算される。キャリブレーション部610では、この補正後のL***値が上記のターゲット側のL***値と比較されて、カラーチャートを構成するカラーパッチのうちの所定の複数のグレーパッチそれぞれについて上記のΔEが求められ、さらに、それら各グレーパッチについてのΔEの平均値がキャリブレーションの精度として求められる。
このキャリブレーションの精度が、キャリブレーションが実行された日付とともに、上記の補正テーブルと関連付けられてキャリブレーションメモリ620に格納されてキャリブレーションが終了する。
ここで、このようなキャリブレーションは、プリンタ200における様々な経時変化に対処するために、適宜に繰返し実行される。そして、キャリブレーションが実行される度に、各キャリブレーションに対応する補正テーブル、精度、および日付がキャリブレーションメモリ620に格納される。
次に、この画像出力制御装置600で実行されるプルーフ画像データの作成について説明する。
プルーフ画像データの元となる、印刷用の画像データと同じ画像データは、上述したように図1のワークステーション20からこの画像出力制御装置600に入力され、画像メモリ630に格納される。
出力制御部650は、画像メモリ630からこの画像データを読み出し、まず上記のデバイスリンクプロファイルを用いた色変換処理を施して、その画像データを上記のプリント色空間で色を定義したプリンタ60用の画像データに変換する。次に、キャリブレーションメモリ620から、最新の日付に対応する補正テーブルが読み出され、その補正テーブルに基づいて、プリンタ60用の画像データに対する補正量が求められる。そして、その補正量がプリンタ60用の画像データに加算される。以上の手順で、印刷物のイメージをプリンタ60で再現できる再現画像データが作成される。
さらに、出力制御部650は、再現画像データの作成に用いた補正テーブルに対応するキャリブレーションの日付と精度とをキャリブレーションメモリ620から読み出す。まず、キャリブレーションの日付から、キャリブレーションから再現画像データの作成日までの経過日数を求める。そして、再現画像データが表わす再現画像に、キャリブレーションの日付、上記の経過日数、およびキャリブレーションの精度を示す文字情報をデータ上で合成して、プルーフ画像を表わすプルーフ画像データを作成する。ここで、キャリブレーションの精度が、本発明にいう「一致精度」の一例に相当し、キャリブレーションの日付が、本発明にいう「色補正処理が調整された時期」の一例に相当し、キャリブレーションから再現画像データの作成日までの経過日数が本発明にいう「経過時期」の一例に相当する。出力制御部650はプルーフ画像データを作成すると、そのプルーフ画像データをプリンタ60に送り、プリンタ60にプルーフ画像を出力させる。
図6は、プルーフ画像の一例を示す模式図である。
図6に示すプルーフ画像61は、印刷物のイメージを再現した再現画像61aと、キャリブレーションの日付(図6の例では、2005/2/8)、キャリブレーションからの経過日数(図6の例では、30日)、およびキャリブレーションの精度(図6の例では、平均ΔE=1.0)を示す文字情報61bとからなる。このプルーフ画像61によれば、プルーフ画像61を受け取って印刷物の仕上りを事前に確認する人間は、この文字情報61bから、このプルーフ画像61がどの程度信頼できる画像であるかを例えば次のように判断することができる。即ち、平均ΔEの値が大きくキャリブレーションの精度が悪い場合には、プルーフ画像61の信頼度は低いと判断され、また、平均ΔEの値が1以下でキャリブレーションの精度が良くても、キャリブレーションの日付が現在よりもかなり前で経過日数が多い場合にも、プリンタ200が経時変化を起こしている可能性が予想できプルーフ画像61の信頼度は低いと判断される。一方、キャリブレーションの精度が良く、キャリブレーションの日付が現在に近く経過日数が少ない場合には、プルーフ画像61の信頼度が高いと判断される。
つまり、本実施形態の画像出力制御装置600によれば、信頼性を判断できるプルーフ画像をプリンタに出力させることができる。
尚、上記では、本発明にいう出力制御部の一例として、印刷物を再現した再現画像に、キャリブレーションの日付、上記の経過日数、およびキャリブレーションの精度という3つの情報を示す文字情報を併記させる出力制御部650を例示して説明したが、本発明はこれに限るものではない。本発明の出力制御部は、それら3つの情報のうちのいずれか1つあるいは2つの情報を示す文字情報を再現画像に合成するものであっても良く、また例えば、印刷物に対応する色再現範囲とプリンタの色再現範囲との一致率を示す情報等といった上記の3つの情報以外の情報を示す文字情報も再現画像に併記させるものであっても良い。
また、上記では、本発明にいう出力制御部の一例として、印刷物を再現した再現画像に上記の文字情報が併記された合成画像をあらわす合成画像データを作成してプリンタに送る出力制御部650を例示して説明したが、本発明はこれに限るものではない。本発明の出力制御部は、例えば、上記の再現画像を表わす再現画像データと、上記の文字情報を表わす記述データとをプリンタに送り、そのプリンタに、再現画像と文字情報とを並べて出力するように指示するもの等であっても良い。ただし、その場合には、そのような画像と文字情報との併記出力を、外部からの指示を受けて実行する機能を備えたプリンタが必要となる。
本発明の一実施形態が適用される印刷−プルーフシステムの全体構成図である。 図1にブロックで示す分光測色計およびパーソナルコンピュータの外観斜視図である。 パーソナルコンピュータのハードウェア構成図である。 本発明の画像出力制御プログラムの一実施形態が記憶されたCD−ROMを示す概念図である。 本発明の画像出力制御装置の一実施形態の機能ブロック図である。 プルーフ画像の一例を示す模式図である。
符号の説明
10 カラースキャナ
11 原稿画像
20 ワークステーション
30 フィルムプリンタ
40 印刷機
41 印刷物
60 プリンタ
61 プルーフ画像
61a 再現画像
61b 文字情報
70 分光測色計
75 ケーブル
80 パーソナルコンピュータ
81 本体装置
81a FD装填口
81b CD−ROM装填口
82 画像表示装置
82a 表示画面
83 キーボード
84 マウス
85 バス
811 CPU
812 主メモリ
813 ハードディスク装置
814 FDドライブ
815 CDドライブ
816 I/Oインタフェース
100 フレキシブルディスク
101 CD−ROM
300 ターゲットシステム
500 画像出力制御プログラム
510 キャリブレーション部
520 色補正部
530 出力制御部
600 画像出力制御装置
610 キャリブレーション部
620 キャリブレーションメモリ
630 画像メモリ
640 色補正部
650 出力制御部

Claims (5)

  1. 画像データに従って画像を用紙上に出力する画像出力装置に画像データを送って該画像出力装置に画像を出力させる画像出力部と、
    前記画像出力装置の出力色と所定の目標色との一致性を少なくとも推察可能な記述を該画像出力装置に、前記画像に並べて出力させる記述併記部とを備えたことを特徴とする画像出力制御装置。
  2. 前記記述併記部が、前記記述として、前記出力色と前記目標色との一致精度を表した数値を出力させるものであることを特徴とする請求項1記載の画像出力制御装置。
  3. 画像データが表す画像の色を補正する色補正処理を該画像データに施す色補正部と、
    前記色補正処理を、前記出力色が前記目標色に一致するように調整する調整部とを備え、
    前記記述併記部が、前記記述として、前記調整部によって前記色補正処理が調整された時期を表す文字列を出力させるものであることを特徴とする請求項1記載の画像出力制御装置。
  4. 画像データが表す画像の色を補正する色補正処理を該画像データに施す色補正部と、
    前記色補正処理を、前記出力色が前記目標色に一致するように調整する調整部とを備え、
    前記記述併記部が、前記記述として、前記調整部によって前記色補正処理が調整されてから前記画像出力部によって画像データが送られるまでの経過時期を表す文字列を出力させるものであることを特徴とする請求項1記載の画像出力制御装置。
  5. コンピュータに組み込まれ、該コンピュータ上で、
    画像データに従って画像を用紙上に出力する画像出力装置に画像データを送って該画像出力装置に画像を出力させる画像出力部と、
    前記画像出力装置の出力色と所定の目標色との一致性を少なくとも推察可能な記述を該画像出力装置に、前記画像に並べて出力させる記述併記部とを構築することを特徴とする画像出力制御プログラム。
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