JP2006326890A - 積層ポリオレフィン系発泡フィルム - Google Patents

積層ポリオレフィン系発泡フィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2006326890A
JP2006326890A JP2005150599A JP2005150599A JP2006326890A JP 2006326890 A JP2006326890 A JP 2006326890A JP 2005150599 A JP2005150599 A JP 2005150599A JP 2005150599 A JP2005150599 A JP 2005150599A JP 2006326890 A JP2006326890 A JP 2006326890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
foam
weight
surface layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005150599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4670477B2 (ja
Inventor
Toru Imai
徹 今井
Kenji Kawai
兼次 河井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2005150599A priority Critical patent/JP4670477B2/ja
Publication of JP2006326890A publication Critical patent/JP2006326890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4670477B2 publication Critical patent/JP4670477B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】 包装材料として、表面強度向上と隠蔽性付与・低比重化を高い水準で両立し、さらに外観を改良した積層ポリオレフィン系発泡フィルムを提供する。
【解決手段】 発泡層(A)と第一表面層(C)の間に中間層(B)を設け、かつ、発泡層(A)の中間層(B)が積層されていない面に第二表面層(D)が積層された、4種類以上の層から構成された積層ポリオレフィン系発泡フィルムであって、(i)該発泡層(A)のみが発泡していること。(ii)該中間層(B)に、プロピレンα−オレフィン共重合体を一種類以上含有し、含有量が中間層全体に対して30重量%〜70重量%であること。(iii)該表面層(C)を形成する樹脂の少なくとも一種類がプロピレン単独重合体であり、含有量が表面層全体に対して80重量%以上を占めること。(iv)D、A、B、Cの厚みが全体の10〜40%:20〜70%:10〜40%:4〜20%であること。
【選択図】 なし

Description

本発明は、積層ポリオレフィン系発泡フィルムに関し、詳しくは、高い表面強度と、発泡による隠蔽性付与・低比重化とを両立し、さらに外観が改良されたことを特徴とする、各種包装材料構成要素、特に印刷ラベルとして使用した場合に有用な、積層ポリオレフィン系発泡フィルムに関する。
一般的に、包装材料は、内容物の種類等の目的・用途に応じて隠蔽性、バリア性、美観性等の性質を考慮し、適切な素材・構成が選択される。
そのような包装材料の重要な特性の1つとして表面強度が挙げられる。特に近年、商品表示用のラベルとして紙に代わって樹脂フィルムが用いられており、紙に対して有利な点としては、水濡れに強い点、印刷等による意匠性が優れている点、表面にテープ等の粘着物質を貼付し剥離・再貼付出来る点、そして粘着物質を塗布して貼付したラベルが再剥離可能な点等が挙げられる。これは昨今の環境問題対策におけるゴミの分別リサイクルにおいて、また、用途によっては何度でも貼付、剥離が可能な事が重要な利点として挙げられる。特許文献1ではポリプロピレン系樹脂を基材とし、その表面に印刷し、裏面に粘着剤層を設けたディレードラベルについて提案している。
また、包装材料としてのもう一つの重要な特性として隠蔽性が挙げられる。包装用フィルムの隠蔽性付与の方策として(1)印刷、(2)顔料や着色剤等の練り込み、添加、(3)発泡核剤添加による延伸時の発泡の利用等が挙げられるが、クッション性、断熱性も合わせて付与出来る方法として、(3)の発泡核剤添加は主流の一つといえる。さらに、発泡核剤の添加は、発泡によってフィルム全体を軽量化(低比重化)できるため、紙の代替品として違和感なく使用できることも重要な利点として挙げることができる。
また延伸時の発泡による隠蔽性付与においては、樹脂と発泡核剤を非相溶状態にしておくことでパール調やマット調といった特殊な外観を形成可能なことはすでに公知となっている。このように包装用フィルムの、隠蔽性・クッション性・断熱性・特殊な外観の付与、軽量化を達成する手段として、発泡核剤の添加によるフィルムの発泡は効果的である。また、特許文献2では結晶性ポリプロピレン系樹脂に対してポリプロピレンを主成分とする共重合体、無機質フィラ−を含有することを特徴とする、真珠様光沢性を有する二軸延伸ポリプロピレン系フィルムが提案されている。
上述したように、包装材料として、表面強度の向上と発泡核剤の添加による隠蔽性付与・低比重化は何れも重要な特性であるが、これらを高い水準で両立するフィルムのデザインは難しい。すなわち、発泡フィルムでは、発泡によって発生したボイド(空隙)のために非発泡フィルムと比較して層間強度が低くなるため、表面強度が低下してしまうという問題がある。
また、以前、我々は、高いシール強度と低比重性を両立する二軸延伸ポリプロピレン系発泡フィルムとして、発泡層、中間層、シール層からなる3種3層構成のヒートシール性発泡フィルムを提案した(特許文献3、特許文献4参照)。詳しくは発泡層とシール層間に中間層を設け、該中間層に、シール層を形成する樹脂の少なくとも一種類を含有し、かつ、中間層が、実質的に発泡していないことを特徴とするフィルムを提案した。しかし、上記組成のヒートシール性二軸延伸ポリプロピレン系発泡フィルムでは、発泡層が表面に露出するため、外観の悪化、フィラーの脱落、印刷抜け、テープ剥離時に層間剥離が発生する等表面強度が弱い点が欠点として挙げられており、これらの改善が求められている。
また、特許文献5では、上記問題点の一つの解決方法として、ラベル表面素材としてボイドを含有するコア層にスキン層を積層し、光沢感を向上させた構成のフィルムが提案されているが、十分な表面強度を得るには至っていない。
特許第3514819号 特許第3281410号 特開2004−345185号公報 特開2004−345186号公報 特開2002−301797号公報
本発明は、上記の様な事情に着目してなされたものであり、その目的は、包装材料として、表面強度向上と隠蔽性付与・低比重化を高い水準で両立し、さらに外観を改良した積層ポリオレフィン系発泡フィルムを提供しようとするものである。
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討した結果本発明に到達した。
すなわち、本発明は、以下の(1)〜(4)の発明である。
(1)発泡層(A)と第一表面層(C)の間に中間層(B)を設け、かつ、発泡層(A)の中間層(B)が積層されていない面に第二表面層(D)が積層された、4種類以上の層から構成された積層ポリオレフィン系発泡フィルムであって、下記(i)〜(iv)を満たすことを特徴とする積層ポリオレフィン系発泡フィルム;
(i)該発泡層(A)のみが発泡していること。
(ii)該中間層(B)に、冷キシレン可溶分が3重量%以下でありメルトフローレートが5g/10分以下であるプロピレンα−オレフィン共重合体を一種類以上含有し、該プロピレンα−オレフィン共重合体の含有量が、該中間層(B)全体に対して30重量%〜70重量%であること。
(iii)該表面層(C)を形成する樹脂の少なくとも一種類がプロピレン単独重合体であり、該プロピレン単独重合体の含有量が該表面層(C)全体に対して80重量%以上を占めること。
(iv)該第二表面層(D)、該発泡層(A)、該中間層(B)及び該第一表面層(C)の層構成比がフィルム全体厚みのそれぞれ10〜40%、20〜70%、10〜40%、4〜20%であること。
(2)該(1)の発泡層(A)を形成する樹脂が、プロピレンを主たるモノマー単位として含むオレフィン系樹脂であることを特徴とする積層ポリオレフィン系発泡フィルム;
(3)該発泡層(A)に無機質あるいは有機質の微細粒子からなる発泡核剤が含まれてなることを特徴とする積層ポリオレフィン系発泡フィルム;
(4)該(3)の発泡核剤の含有量が、該発泡層(A)全体の8重量%〜18重量%であることを特徴とする積層ポリオレフィン系発泡フィルム。
本発明により、表面強度向上と隠蔽性付与・低比重化とを両立し、さらに外観の改良をも達成した、包装材料に好適な積層ポリオレフィン系発泡フィルムを得ることが可能となる。
本発明における発泡層(A)と第一表面層(C)の間に中間層(B)を設け、かつ、発泡層(A)の中間層(B)が積層されていない面に第二表面層(D)が積層された、4種類以上の層から構成された積層ポリオレフィン系発泡フィルムの発泡層(A)に使用されるベース樹脂は、オレフィン系樹脂であれば特に限定はされないが、プロピレンを主たるモノマー単位として含むものが好適であり、プロピレンの単独重合体のほか、プロピレンと共重合可能なα―オレフィン、すなわち、エチレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、4−メチルペンテン−1等を共重合せしめた共重合体を使用することができる。該共重合体においてはプロピレンが90モル%以上の重合体であることが好ましい。
上記ポリプロピレン系樹脂は、メルトインデックス(MI、JIS−K7210;230℃、2.16kg荷重)が好ましくは0.5〜40g/10分、特に1〜15g/10分のものが好ましい。また融点は好ましくは120〜180℃であり、特に好ましくは150〜170℃である。
本発明の積層ポリオレフィン系発泡フィルムは、発泡層(A)のみが発泡していることが必要である。そのために、本発明の積層ポリオレフィン系発泡フィルムの発泡層(A)には、発泡核剤として無機質あるいは有機質の微細粒子を配合することが好ましい。発泡核剤の配合量としては8重量%〜18重量%が好ましく、特に10重量%〜15重量%であることが好ましい。発泡核剤が8重量%以上であれば良好な発泡が得られ、低比重化、隠蔽性付与が可能となり、18重量%以下であればボイド率(空隙率)が高くならず、層間強度が良好となる。
発泡核剤が8重量%以上であれば良好な発泡が得られ、低比重化、隠蔽性付与が可能となり、18重量%以下であればボイド率(空隙率)が高くならず、層間強度を損なう可能性はほとんど生じない。
本発明における積層ポリオレフィン系発泡フィルムの発泡層(A)における発泡のメカニズムは、発泡核剤として無機質あるいは有機質の微細粒子を配合することで、微細粒子と樹脂の間で界面剥離が発生し、真空又はそれに近いボイド(空隙)となり、その後の製膜工程でボイド内に空気が流入して発泡が起こっているものと推定される。
上記発泡核剤として使用する無機質微細粒子としては、二酸化珪素、炭酸カルシウム、タルク、カオリン、雲母、ゼオライトなどが挙げられ、特に炭酸カルシウムが好ましい。また、炭酸カルシウムの場合は顔料である二酸化チタンを併用すると相乗効果を奏し、より良好な発泡が得られ、低比重化、隠蔽性付与が可能となるので特に好ましい。この場合の炭酸カルシウムと二酸化チタンの併用割合は、重量比で1:0.5〜
1:2が好ましい。これらの形状は、球状、楕円状、円錐状、不定形と種類を問うものではなく、その粒子径、粒度分布も通常フィルムに使用されるものが使用でき、フィルムの用途、使用法により、フィルムの隠蔽性及び層間強度を損なわない範囲で所望のものを使用、配合することができる。
また、上記発泡核剤として使用する有機質微細粒子としては、アクリル、アクリル酸メチル、スチレン−ブタジエン等の架橋体粒子を使用することができ、形状、大きさに関しては無機質微細粒子と同様にフィルムの隠蔽性及び層間強度を損なわない範囲で本分野で公知の様々なものを使用することが可能である。
また、これら無機質あるいは有機質の微細粒子表面に各種の表面処理を施すことも可能であり、また、これらは単独で使用し得るほか、上述したように2種以上を併用することも可能である。
発泡層(A)には、発泡剤を配合することも可能である。発泡剤としては、例えば、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、ペンタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素系、或いはシクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン等の環式脂肪族炭化水素系などの「揮発性発泡剤」、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチルニトリル、重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、アルカリ金属炭酸塩、炭酸水素アンモニウム、アルカリ金属水素塩等の「分解型発泡剤」、を挙げることができ、更には「無機発泡剤」として空気、二酸化炭素、窒素等を例示することができる。また、本発明の積層ポリオレフィン系発泡フィルムの発泡層(A)には、通常ポリオレフィンフィルムに配合される公知の顔料(前記の発泡核剤で挙げられたものを除く)、安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、加工助剤、可塑剤も適宜配合できる。
本発明における積層ポリオレフィン系発泡フィルムの中間層(B)に使用される樹脂は、冷キシレン可溶分が3重量%以下でありメルトフローレートが5g/10分以下であるプロピレンα−オレフィン共重合体を一種類以上含有し、該プロピレンα−オレフィン共重合体の含有量が、中間層(B)全体に対して30重量%〜70重量%であることが必要である。プロピレンα−オレフィン共重合体は、後述する表面層として使用されているプロピレン単独重合体と比べて結晶性が小さい為、柔らかく、このプロピレンα−オレフィン共重合体を中間層(B)として用いることによって、発泡層(A)と第一表面層(C)を柔軟に結びつけ、表面強度を格段に向上させることができる。但し、該中間層(B)においては発泡していないことが必要である。中間層が発泡すると、ボイドにより表面強度が弱くなってしまうためである。
冷キシレン可溶分が3重量%を超えるプロピレンα−オレフィン共重合体のみで中間層(B)が形成される場合は、中間層中の結晶成分が少な過ぎるためフィルムの「腰」がなくなり、表面強度の低下やフィルムのカールが発生し易くなる。同様にメルトフローレートが5g/10分を超える場合も中間層中のポリマー鎖が短いことに起因してフィルムの「腰」がなくなり、表面強度の低下やフィルムのカールが発生し易くなる。
冷キシレン可溶分が3重量%以下でありメルトフローレートが5g/10分以下であるプロピレンα−オレフィン共重合体の含有量が、30重量%未満では樹脂の柔軟性が劣りフィルム表面強度の向上を得ることが難しくなる。また、70重量%を超えると結晶成分が少なくなり過ぎる為、フィルムの「腰」感がなくなり、裂けやすく製膜性が悪く、また、表面強度が低下し易くなる。
中間層(B)に使用されるプロピレンα−オレフィン共重合体は、プロピレンと他のα―オレフィンとの共重合体であり、プロピレンと共重合可能なα―オレフィン、すなわち、エチレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、4−メチルペンテン−1等を共重合せしめた共重合体を指す。該共重合体においてはプロピレンが90モル%以上の重合体であることが好ましい。このプロピレンα−オレフィン共重合体は、2種類以上を併用することができる。又、このプロピレンα−オレフィン共重合体と他の重合体、例えばプロピレン単独重合体等を併用してもよい。このプロピレン単独重合体は、発泡層(A)で用いられるものと同じものが使用できる。
中間層(B)には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、隠蔽性、生産性等を向上させる手段として、顔料等の無機質あるいは有機質の微細粒子を配合することも可能である。これらの微細粒子の粒子径も、フィルムの用途、使用法によりフィルムの層間強度を損なわない範囲で所望のものを使用配合することができる。ただし、延伸によりベース樹脂との界面でボイドを発生させる物質は配合できない。
また、本発明の積層ポリオレフィン系発泡フィルムの中間層(B)には、通常ポリオレフィンフィルムに配合される公知の安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、加工助剤、可塑剤も適宜配合できる。
本発明における積層ポリオレフィン系発泡フィルムの第一表面層(C)は、その形成する樹脂の少なくとも一種類がプロピレン単独重合体であり、該プロピレン単独重合体が第一表面層(C)全体の80重量%以上を占めることが必要である。このプロピレン単独重合体は、発泡層(A)で用いられるものと同じものが使用できる。
第一表面層(C)を形成する樹脂として前述のプロピレンα−オレフィン共重合体等の柔らかい樹脂が多いと、表面にテープ等の粘着物を貼付し剥離する際に表面層樹脂がテープにとられて破れてしまうためである。また、添加量が80重量部未満である場合も同様の結果となってしまう。さらに、該第一表面層(C)においては発泡していないことが必要である。表面層が発泡していても同様の結果となってしまうためである。
第一表面層(C)は、その形成する樹脂の少なくとも一種類がプロピレン単独重合体であり、該プロピレン単独重合体が第一表面層(C)全体の80重量%以上を占めることが必要である。このプロピレン単独重合体は、発泡層(A)で用いられるものと同じものが使用できる。
第一表面層(C)を形成する樹脂として前述のプロピレンα−オレフィン共重合体等の柔らかい樹脂が多いと、表面にテープ等の粘着物を貼付し剥離する際、表面層樹脂がテープにとられて破れてしまい、表面強度の低いフィルムとなってしまうためである。また、添加量が80重量%未満である場合も同様に表面強度の低いフィルムとなってしまう。さらに、該第一表面層(C)においては発泡していないことが必要である。表面層が発泡すると、ボイドにより表面強度が弱くなってしまうためである。
第一表面層(C)に使用される、前記プロピレン単独重合体以外の樹脂としては、プロピレンと共重合可能なα―オレフィン、すなわち、エチレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、4−メチルペンテン−1等を共重合せしめた共重合体を挙げることができる。該共重合体においてはプロピレンが90モル%以上の重合体であることが好ましい。
第一表面層(C)には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、隠蔽性、生産性等を向上させる手段として、顔料等の無機質あるいは有機質の微細粒子を配合することも可能である。これらの微細粒子の粒子径も、フィルムの用途、使用法によりフィルムの層間強度を損なわない範囲で所望のものを使用配合することができる。ただし、延伸によりベース樹脂との界面でボイドを発生させる物質は配合できない。
第一表面層(C)にも、通常ポリオレフィンフィルムに配合される公知の安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、加工助剤、可塑剤も適宜配合できる。
本発明における積層ポリオレフィン系発泡フィルムは、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)、及び第一表面層(C)の4層から構成された積層ポリオレフィン系発泡フィルムであり、発泡層(A)の表面に第二表面層(D)を設けることで、発泡層が表面に露出した際の外観の悪化、フィラーの脱落、印刷抜け等の欠点を改善したものである。
第二表面層(D)に使用される樹脂は、オレフィン系樹脂であれば特に限定はされないが、プロピレンを主たるモノマー単位として含むものが好適であり、発泡層(A)で用いられるものと同じプロピレン単独重合体のほか、中間層(B)で用いられるものと同じプロピレンと共重合可能なα―オレフィンを使用することができる。また、該第二表面層(D)においては発泡していないことが必要である。表面層が発泡することで、ボイドにより表面強度が弱くなってしまうためである。
第二表面層(D)には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、隠蔽性、生産性等を向上させる手段として、顔料等の無機質あるいは有機質の微細粒子を配合することも可能である。これらの微細粒子の粒子径も、フィルムの用途、使用法によりフィルムの層間強度を損なわない範囲で所望のものを使用配合することができる。ただし、延伸によりベース樹脂との界面でボイドを発生させる物質は配合できない。
第二表面層(D)にも、通常ポリオレフィンフィルムに配合される公知の安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、加工助剤、可塑剤も適宜配合できる。
本発明の積層ポリオレフィン系発泡フィルムの厚みは、その用途や使用方法によって異なるが、一般的に包装フィルムとしては10〜200μm程度であるのが好ましく、機械的強度やハンドリングの点において、より好ましくは、20〜150μm程度である。
また、本発明の積層ポリオレフィン系発泡フィルムにおいては、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)、第一表面層(C)の層構成比がフィルム全体厚みのそれぞれ10〜40%、20〜70%、10〜40%、4〜20%であることが必要である。このとき、フィルム全体厚みに対して第二表面層(D)の厚みが10%未満の場合は光沢性が低下して外観が悪化し、40%を超えると発泡不足の状態となり、低比重化できない。発泡層(A)の厚みが20%未満の場合、フィルム全体に対して発泡不足の状態となって低比重化できず、一方、70%を超える場合はフィルム全体に対してボイド率が増加した状態となり、層間強度の低下を招く。また、中間層(B)の厚みが10%未満の場合、層間強度が低下し、40%を超えると発泡不足の状態となり、低比重化できない。第一表面層(C)の厚みが5%未満の場合、表面強度の低下が起こり、一方、20%を超える場合は発泡不足の状態となり、低比重化できない。
尚、本発明における樹脂組成にて第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)、及び第一表面層(C)の4層から構成された積層ポリオレフィン系発泡フィルムを製造する方法は、特に限定されるものではなく、通常の押し出し機、例えばTダイ法等で原反を製造し、適宜、所望の温度、倍率で延伸することで製造することができる。例えば、一般的なポリオレフィンの場合の製膜条件となんら変わるものではなく、押し出し温度150〜300℃の温度で溶融押し出しした樹脂組成物を、10〜100℃の冷却ロールで固化させたシートに延伸を施すことによって得られる。
但し、本発明の積層ポリオレフィン系発泡フィルムは4種類以上の樹脂層を積層することが必須であり、その積層方法は、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)、及び第一表面層(C)をそれぞれ別々の押し出し機にて溶融混錬し、それぞれの押し出し機から押し出される樹脂量を、前述した層構成比となるようそれぞれ制御しながら、Tダイ内にて、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)、第一表面層(C)の順に積層して押し出すことが好ましい実施態様である。但し、組成が同じ樹脂層は、同一の押出し機から押出しし、ダイス前のアダプターにて分流させても構わない。
延伸工程では、面積倍率で8〜50倍程度、好ましくは10〜40倍程度に延伸することができる。また、延伸方法は、1軸延伸、2軸延伸を問うものではなく、2軸延伸の場合も、同時2軸延伸法、逐次2軸延伸法、インフレーション法等で実施することができるが逐次2軸延伸が一般的である。
逐次2軸延伸の場合は、一般的には縦方向に延伸した後、横方向に延伸する方法が採用されているが、逆の順序で延伸する方法で実施してもかまわない。また2軸延伸後、熱処理によりポリオレフィンの配向を固定することが好ましいが、2軸延伸後、熱処理工程を供する前に長手方向および/または幅方向に再延伸を行ってもよい。さらに、延伸工程またはその前後において、フィルムの片面または両面にコロナ放電処理や所定の塗布処理を施すことも何ら制限を受けない。
次に本発明の内容及び効果を実施例によって説明するが、本発明は、その要旨を逸脱しないかぎり以下の実施例に限定されるものではない。尚、本明細書中における特性値の測定方法は以下の通りである。
[冷キシレン可溶分]
実施例1,2、比較例1〜6で使用した樹脂試料1gを精秤し、沸騰キシレン100mlに完全に溶解させた後、20℃に降温し、4時間放置する。その後、これを析出物と溶液とにろ別し、ろ液を乾固して乾燥する。その重量を測定して測定試料に対する重量%を求め、冷キシレン可溶分とした。
[メルトフローレート:MFR]
実施例1,2、比較例1〜6で使用した樹脂試料を、JIS−K6758に示されるポリプロピレン試験方法(230℃、21.18N)に準拠して測定した。
[表面強度]
実施例1,2、比較例1〜6で得られたフィルムをサンプルとし、第一表面層(C)の表面にセロテープ(ニチバン製、18mm幅)を気泡が入らないように貼着し、一端を指でつまんで急激剥離し、層間剥離もしくは凝集破壊の有無・程度を目視で確認する。剥離角度は試験サンプルを平面に保ち約150°方向で実施した。
クラス1・・・全体が剥離または凝集破壊した。
クラス2・・・ほとんどが剥離または凝集破壊した。
クラス3・・・半分程度が剥離または凝集破壊した。
クラス4・・・ほとんどが剥離または凝集破壊しない。
クラス5・・・全く剥離または凝集破壊しない。
[見かけ比重]
実施例1,2、比較例1〜6で得られたフィルムをサンプルとし、280mm×400mmのサイズにカットし、化学天秤にて重さを測定する。その後ダイヤルゲージを用いて厚みを測定する。それらの結果を以下の式(1)に当てはめ、算出する。
見かけ比重(g/cm
=重さ(g)/(面積(cm)×厚み(μm)×10−4)…(1)
[隠蔽性]
実施例1,2、比較例1〜6で得られたフィルムをサンプルとし、JIS−K7105に準拠して全光線透過率を測定した。全光線透過率は、隠蔽性に関しては小さいほど好ましいが、一般的に20%以下であれば十分な隠蔽性を得ることができる。
[製膜性]
実施例1,2、比較例1〜6にてフィルムを製造する際に、製膜性について次のように評価した。
○・・・「腰」感があり、カール等の発生なく、問題なく製膜できる。
△・・・「腰」感が弱く、取り扱い性に若干問題あり。
×・・・「腰」感が無くて破れ易く、カールが激しい。
[光沢性]
実施例1,2、比較例1〜6で得られたフィルムをサンプルとし、第二表面層(D)における光沢感をJIS−K7105に準拠して測定した(45°)。
[実施例1]
本実施例は、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)及び第一表面層(C)の4層から構成された積層ポリオレフィン系発泡フィルムであり、第二表面層(D)と中間層(B)は、同一の押出し機から押出しし、ダイス前のアダプターにて分流させた同一の樹脂組成物からなる構成である。詳細には、
一番目の押し出し機にて、発泡層(A)として
ポリプロピレン単独重合体X(MFR=2.5g/10分、冷キシレン可溶分3.3重量%)70重量部、
炭酸カルシウム含有マスターバッチ[ポリプロピレン単独重合体X40重量%、炭酸カルシウム(備北粉化工業社製、PO150B−10)48重量%、二酸化チタン(堺化学社製、ルチル型)12重量%]23重量部、
二酸化チタンマスターバッチ(大日本インキ社製、L−11145M;ポリプロピレン単独重合体/ニ酸化チタン=40/60(重量比))7重量部
を混合後、250℃の樹脂温度で溶融押し出しし、
二番目の押し出し機にて、第二表面層(D)及び中間層(B)として、
ポリプロピレン単独重合体X20重量部、
ポリプロピレン単独重合体Y(MFR=7.0g/10分、冷キシレン可溶分3.6重量%)30重量部、
プロピレン−エチレン−ブテン共重合体(Pr−Et−Bu)(MFR=3g/10分、プロピレン成分90.5%、エチレン成分2.5%、ブテン成分7%、冷キシレン可溶分1.6重量%)50重量部
を260℃の樹脂温度にて溶融押し出しし、
三番目の押し出し機にて、第一表面層(C)として、ポリプロピレン単独重合体X30重量部、ポリプロピレン単独重合体Y70重量部を260℃の樹脂温度で溶融押し出しし、
3つの押し出し機から押し出される樹脂量を、前述した層構成となるようそれぞれ制御しながらTダイ内にて、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)及び第一表面層(C)を積層し、80℃の冷却ロールにて冷却固化し未延伸シートを得た。引き続き、120℃に加熱された金属ロール間で、周速差を利用してタテ方向に4.5倍延伸し、さらにテンター延伸機に導入し、ヨコ方向に9.0倍の延伸を行った上で、フィルムワインダーにより巻き取って、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)、及び第一表面層(C)の4層構成の積層ポリオレフィン系発泡フィルムを得た。最終的なフィルム厚みは、第二表面層5μm、発泡層28μm、中間層5μm、第一表面層2μmで、合計40μmであった。
本フィルムの組成、特性値を表1に示すが、本フィルムは、高い表面強度と隠蔽性・低比重性を両立し、かつ、表面の光沢性の良好なフィルムであった。製膜性についても、特にカール等の発生もなく、良好であった。
[実施例2]
実施例1において、中間層(B)及び第二表面層(D)の組成を、
二酸化チタンマスターバッチ(大日本インキ社製、L−11145M)5重量部、ポリプロピレン単独重合体Y35重量部、
プロピレン−エチレン−ブテン共重合体(MFR=3g/10分、プロピレン成分90.5%、エチレン成分2.5%、ブテン成分7%、冷キシレン可溶分1.6重量%)60重量部
とした以外は実施例1と同様の方法で、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)、及び第一表面層(C)の4層構成の積層ポリオレフィン系発泡フィルムを得た。
本フィルムの組成、特性値を表1に示すが、本フィルムは実施例1のフィルムと比較し、表面強度はやや劣るものの良好なレベルであり、見かけ比重が大きくなったものの隠蔽性が良好となった。また、光沢性は低下したが十分実用レベルであった。製膜性についても、特にカール等の発生もなく、良好であった。
[比較例1]
実施例1において、第二表面層(D)を形成せず、発泡層(A)、中間層(B)、第一表面層(C)の3層のみの構成に変更し、中間層(B)の厚みを10μmとした以外は実施例1と全く同様の方法で3層構成の積層ポリオレフィン系発泡フィルムを得た。
本フィルムの組成、特性値を表2に示す。本フィルムは実施例1のフィルムと比較し、見かけ比重、隠蔽性とも良好であったが、光沢性が悪く、外観の悪いフィルムであった。またテープ剥離評価の結果、発泡面の強度が弱いフィルムとなった。製膜性については特にカール等の発生もなく、問題なかった。
[比較例2]
実施例1において、中間層(B)及び第二表面層(D)の組成を、
ポリプロピレン単独重合体Y30重量部、
炭酸カルシウム含有マスターバッチ[ポリプロピレン単独重合体X40重量%、炭酸カルシウム(備北粉化工業社製、PO150B−10)48重量%、二酸化チタン(堺化学社製、ルチル型)12重量%]20重量部、
プロピレン−エチレン−ブテン共重合体(MFR=3g/10分、プロピレン成分90.5%、エチレン成分2.5%、ブテン成分7%、冷キシレン可溶分1.6重量%)50重量部
とした以外は実施例1と同様の方法で、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)、及び第一表面層(C)の4層構成の積層ポリオレフィン系発泡フィルムを得た。
本フィルムの組成、特性値を表2に示す。本フィルムは中間層(B)及び第二表面層(D)に発泡が起こっており、実質的な発泡層の厚みが厚くなるため、実施例1のフィルムと比較し、見かけ比重、隠蔽性とも良好であったが、表面強度が弱く、また光沢性も悪いものであった。製膜性についてはフィルムの「腰」感が弱く、取り扱い性に若干問題があった。
[比較例3]
実施例1において、中間層(B)及び第二表面層(D)に配合する樹脂の種類を、表2に示すとおりポリプロピレン単独重合体Y100重量部に変えた以外は実施例1と同様の方法で、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)、及び第一表面層(C)の4層構成の積層ポリオレフィン系発泡フィルムを得た。
本フィルムの組成、特性値を表2に示す。本フィルムは実施例1のフィルムと比較し、見かけ比重は若干小さく、隠蔽性は若干劣る程度で特に問題はなかったが、表面強度が弱く、また光沢性も悪いものであった。製膜性についてはフィルムの柔軟性に欠け、取り扱い性に若干問題があった。
[比較例4]
実施例1において、中間層(B)及び第二表面層(D)に配合する樹脂の種類を、表3に示すとおり、プロピレン−エチレン−ブテン共重合体(MFR=3g/10分、プロピレン成分90.5%、エチレン成分2.5%、ブテン成分7%、冷キシレン可溶分1.6重量%)100重量部に変えた以外は実施例1と同様の方法で、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)、及び第一表面層(C)の4層構成の積層ポリオレフィン系発泡フィルムを得た。
本フィルムの組成、特性値を表3に示す。本フィルムは実施例1のフィルムと比較し、見かけ比重は若干小さく、隠蔽性は若干劣る程度で特に問題はなかったが、表面強度が弱く、また光沢性も悪いものであった。製膜性についてはフィルムの「腰」感が無く、破れ易く、カールの激しいものとなり、フィルム取り扱い時の作業性が悪いものであった。
[比較例5]
実施例1において、第一表面層(C)の組成を、
プロピレン−エチレン−ブテン共重合体(MFR=3g/10分、プロピレン成分90.5%、エチレン成分2.5%、ブテン成分7%、冷キシレン可溶分1.6重量%)50重量部、
ポリプロピレン単独重合体Y50重量部
に変えた以外は実施例1と同様の方法で、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)、及び第一表面層(C)の4層構成の積層ポリオレフィン系発泡フィルムを得た。
本フィルムの組成、特性値を表3に示す。本フィルムは実施例1のフィルムと比較し、見かけ比重、隠蔽性とも良好であったが、表面強度が弱く、また光沢性も劣ったものであった。製膜性については特にカール等の発生もなく、問題なかった。
[比較例6]
実施例1において、延伸後の層構成が、第二表面層3μm、発泡層32μm、中間層3μm、第一表面層2μm、合計40μmとなるよう、3つの押し出し機から押し出される樹脂量をそれぞれ制御した以外は実施例1と同様の方法で、第二表面層(D)、発泡層(A)、中間層(B)、及び第一表面層(C)の4層構成の積層ポリオレフィン系発泡フィルムを得た。
本フィルムの組成、特性値を表3に示す。本フィルムは実施例1のフィルムと比較して、見かけ比重、隠蔽性とも小さく良好であったが、表面強度の弱いフィルムであった。製膜性についてはフィルムの「腰」感が弱く、取り扱い性に若干問題があった。
Figure 2006326890
Figure 2006326890
Figure 2006326890

注)表1,2,3中、Pr−Et−Buはプロピレン−エチレン−ブテン共重合体を指す。
本発明の積層ポリオレフィン系発泡フィルムは、表面強度向上と隠蔽性付与・低比重化とを両立し、さらに外観の改良をも達成した、包装材料として好適なフィルムであり、産業界に寄与すること大である。

Claims (4)

  1. 発泡層(A)と第一表面層(C)の間に中間層(B)を設け、かつ、発泡層(A)の中間層(B)が積層されていない面に第二表面層(D)が積層された、4種類以上の層から構成された積層ポリオレフィン系発泡フィルムであって、下記(i)〜(iv)を満たすことを特徴とする積層ポリオレフィン系発泡フィルム。
    (i)該発泡層(A)のみが発泡していること。
    (ii)該中間層(B)に、冷キシレン可溶分が3重量%以下でありメルトフローレートが5g/10分以下であるプロピレンα−オレフィン共重合体を一種類以上含有し、該プロピレンα−オレフィン共重合体の含有量が、該中間層(B)全体に対して30重量%〜70重量%であること。
    (iii)該表面層(C)を形成する樹脂の少なくとも一種類がプロピレン単独重合体であり、該プロピレン単独重合体の含有量が該表面層(C)全体に対して80重量%以上を占めること。
    (iv)該第二表面層(D)、該発泡層(A)、該中間層(B)及び該第一表面層(C)の層構成比がフィルム全体厚みのそれぞれ10〜40%、20〜70%、10〜40%、4〜20%であること。
  2. 前記発泡層(A)を形成する樹脂が、プロピレンを主たるモノマー単位として含むオレフィン系樹脂であることを特徴とする請求項1記載の積層ポリオレフィン系発泡フィルム。
  3. 前記発泡層(A)に無機質あるいは有機質の微細粒子からなる発泡核剤が含まれてなることを特徴とする請求項1又は2記載の積層ポリオレフィン系発泡フィルム。
  4. 前記発泡核剤の含有量が、該発泡層(A)全体の8重量%〜18重量%であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の積層ポリオレフィン系発泡フィルム。

JP2005150599A 2005-05-24 2005-05-24 積層ポリオレフィン系発泡フィルム Active JP4670477B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005150599A JP4670477B2 (ja) 2005-05-24 2005-05-24 積層ポリオレフィン系発泡フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005150599A JP4670477B2 (ja) 2005-05-24 2005-05-24 積層ポリオレフィン系発泡フィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006326890A true JP2006326890A (ja) 2006-12-07
JP4670477B2 JP4670477B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=37549107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005150599A Active JP4670477B2 (ja) 2005-05-24 2005-05-24 積層ポリオレフィン系発泡フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4670477B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080206505A1 (en) * 2006-06-20 2008-08-28 Blackwell Christopher J Multilayered Polymeric Film for Hot Melt Adhesive Labeling and Label Stock and Label Thereof
JP2012007156A (ja) * 2010-05-26 2012-01-12 Toray Ind Inc 多孔性ポリプロピレンフィルム
US9662867B2 (en) 2006-06-14 2017-05-30 Avery Dennison Corporation Conformable and die-cuttable machine direction oriented labelstocks and labels, and process for preparing
US9676532B2 (en) 2012-08-15 2017-06-13 Avery Dennison Corporation Packaging reclosure label for high alcohol content products
USRE46911E1 (en) 2002-06-26 2018-06-26 Avery Dennison Corporation Machine direction oriented polymeric films and methods of making the same
US11459488B2 (en) 2014-06-02 2022-10-04 Avery Dennison Corporation Films with enhanced scuff resistance, clarity, and conformability

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11500073A (ja) * 1995-02-17 1999-01-06 コンビニエンス フード システムズ ビー ブイ ポリオレフィン発泡層を備えた包材の製造方法
JP2001012048A (ja) * 1999-06-30 2001-01-16 Dainippon Printing Co Ltd 壁装用シート
JP2002219781A (ja) * 2001-01-25 2002-08-06 Sekisui Plastics Co Ltd ポリプロピレン系樹脂の積層発泡成形品とその製造に用いる積層発泡体およびその製造方法
JP2002301797A (ja) * 1991-12-16 2002-10-15 Mobil Oil Corp 高光沢性ラベル表面素材
JP2003159771A (ja) * 2001-11-28 2003-06-03 Japan Polychem Corp ポリオレフィン系樹脂発泡積層シート及びその製造方法
JP2004345185A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Toyobo Co Ltd ポリオレフィン系発泡フィルム
JP2005088522A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Toyobo Co Ltd ヒートシール性ポリオレフィン系発泡フィルム及び包装体
JP2006326889A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Toyobo Co Ltd 積層ポリオレフィン系発泡フィルム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002301797A (ja) * 1991-12-16 2002-10-15 Mobil Oil Corp 高光沢性ラベル表面素材
JPH11500073A (ja) * 1995-02-17 1999-01-06 コンビニエンス フード システムズ ビー ブイ ポリオレフィン発泡層を備えた包材の製造方法
JP2001012048A (ja) * 1999-06-30 2001-01-16 Dainippon Printing Co Ltd 壁装用シート
JP2002219781A (ja) * 2001-01-25 2002-08-06 Sekisui Plastics Co Ltd ポリプロピレン系樹脂の積層発泡成形品とその製造に用いる積層発泡体およびその製造方法
JP2003159771A (ja) * 2001-11-28 2003-06-03 Japan Polychem Corp ポリオレフィン系樹脂発泡積層シート及びその製造方法
JP2004345185A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Toyobo Co Ltd ポリオレフィン系発泡フィルム
JP2005088522A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Toyobo Co Ltd ヒートシール性ポリオレフィン系発泡フィルム及び包装体
JP2006326889A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Toyobo Co Ltd 積層ポリオレフィン系発泡フィルム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE46911E1 (en) 2002-06-26 2018-06-26 Avery Dennison Corporation Machine direction oriented polymeric films and methods of making the same
US9662867B2 (en) 2006-06-14 2017-05-30 Avery Dennison Corporation Conformable and die-cuttable machine direction oriented labelstocks and labels, and process for preparing
US20080206505A1 (en) * 2006-06-20 2008-08-28 Blackwell Christopher J Multilayered Polymeric Film for Hot Melt Adhesive Labeling and Label Stock and Label Thereof
US9636895B2 (en) * 2006-06-20 2017-05-02 Avery Dennison Corporation Multilayered polymeric film for hot melt adhesive labeling and label stock and label thereof
JP2012007156A (ja) * 2010-05-26 2012-01-12 Toray Ind Inc 多孔性ポリプロピレンフィルム
US9676532B2 (en) 2012-08-15 2017-06-13 Avery Dennison Corporation Packaging reclosure label for high alcohol content products
US11459488B2 (en) 2014-06-02 2022-10-04 Avery Dennison Corporation Films with enhanced scuff resistance, clarity, and conformability

Also Published As

Publication number Publication date
JP4670477B2 (ja) 2011-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5869569B2 (ja) 直線性のある引き裂き特性を持つヒートシール可能フィルム
TWI447022B (zh) Substrate film
JP4670477B2 (ja) 積層ポリオレフィン系発泡フィルム
US20130095338A1 (en) Soft Multi-Layer Shrink Films
JP5064523B2 (ja) 熱収縮性ポリオレフィン系フィルム
JP6702068B2 (ja) 半透明性延伸フィルム
JP2007045046A (ja) 高隠蔽性ヒートシール性ポリオレフィン系発泡フイルム
JP5197952B2 (ja) 積層体
JP2002347192A (ja) 多層延伸フィルム
JP6870405B2 (ja) 熱収縮性積層多孔フィルム及び被覆物品
JP4239080B2 (ja) ヒートシール性ポリオレフィン系発泡フィルム及び包装体
JP4802552B2 (ja) 積層ポリオレフィン系発泡フィルム
JP4893246B2 (ja) ポリオレフィン系発泡フイルム
JP4904672B2 (ja) ヒートシール性ポリオレフィン系発泡フィルム
JP2007045047A (ja) ヒートシール性ポリオレフィン系発泡フイルム
JP2004345185A (ja) ポリオレフィン系発泡フィルム
JP2006181915A (ja) ポリプロピレン系積層フィルム
JP4305734B2 (ja) ポリオレフィン系発泡フィルム
JP4788197B2 (ja) 印刷性を改良した表面強度の優れたポリオレフィン系発泡フィルム
JP2006001088A (ja) 熱収縮性ポリオレフィン系フィルム
JP4893245B2 (ja) ポリオレフィン系発泡フイルム
JP2005178216A (ja) ポリプロピレン系多層シーラントフィルム、およびそのシーラントフィルムを用いたラミネートフィルム
JP2007038605A (ja) 共押出積層フィルム並びにそれを用いたラミネートフィルム及び包装容器
TW201922871A (zh) 聚乙烯系樹脂膜
JP4591259B2 (ja) 隠蔽性良好なヒートシール性ポリオレフィン系発泡フイルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110103

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4670477

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350