JP2006326882A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドットデータに基づき記録される画像の画質の劣化を抑えると共に、当該ドットデータの各ドットに対するデジタル処理を容易に行うことができるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 ドット毎の複数の色のインク液及び反応液の吐出量を示すデータのビット数を8ビット単位とするために、前記複数の色のうちの一部の視認性の高い色のインク液の吐出量を各々所定ビット数のデータとし、前記反応液及び前記複数の色のうちの残りの色のインク液の吐出量を各々所定ビット数よりも少ないビット数のデータとして、画像データにより示される画像の各画素の階調値に基づき、各ドットの前記複数の色のインク液及び前記反応液の吐出量を示すドットデータを作成し、作成した前記ドットデータに基づいて液滴吐出ヘッドから前記複数の色のインク液及び前記反応液を吐出させる制御を行う。
【選択図】 図5

Description

この発明は、複数の色のインク液及び前記インク液に対して所定の反応を生じさせる反応液を各々吐出し、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置に関するものである。
従来、複数の色(例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y))のインク液を液滴吐出ヘッドから吐出して用紙等の記録媒体にカラー画像を記録するインクジェット記録装置(所謂、インクジェットプリンタ)が知られている。
この種にインクジェット記録装置には、画像データの各画素毎の階調値に応じてハーフトーン処理を行い、複数のドットにより画素を記録しているものがあり、液滴吐出ヘッドから画素を構成する各ドットに吐出するインク液の吐出量を、例えば、大滴、中滴、小滴、なし、と制御し、記録するドットのサイズを制御することにより画像の画質を向上させているものがある。なお、特許文献1には、複数のサイズのドットを記録可能なインクジェット記録装置において、Y色はK、C、Mの各色よりもスジや色ムラが目立ちにくいため、ドットのサイズを小さく記録する技術が開示されている。
さらに、この種のインクジェット記録装置には、各色のインク液に加えて、例えば、インクの色素を凝集させてインクの滲みを防いだり、あるいはインクの発色性を高める等の反応液を備えているものがあり、特許文献2には、当該反応液(特許文献2では、処理インクと記載)を画像に重ねて吐出し、記録した画像の画質を向上させる技術が開示されている。
特開2001−105633公報 特開昭58−128862号公報
しかしながら、上述したように、液滴吐出ヘッドから吐出されるインク液の吐出量を、大滴、中滴、小滴、なし、と制御する場合、記録するドット毎に2ビット(4値)のデータを作成して液滴吐出ヘッドの制御を行う必要がある。このため、液滴吐出ヘッドからCMYKのインク液及び反応液を吐出してカラー画像を記録するには、ドット毎に10ビットのドットデータが必要となり、1ドットのデータ量がバイト(8ビット)単位とならいないため、ドットデータの各ドットに対する各種のデジタル処理を行いずらい、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、ドットデータに基づき記録される画像の画質の劣化を抑えると共に、当該ドットデータの各ドットに対するデジタル処理を容易に行うことができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、複数の色のインク液及び前記インク液に対して所定の反応を生じさせる反応液を各々吐出し、記録媒体にドットを記録する液滴吐出ヘッドと、画像データにより示される画像の各画素の階調値に基づき、各ドットの前記複数の色のインク液及び前記反応液の吐出量を示すドットデータを作成する作成手段であって、前記複数の色のうちの一部の視認性の高い色の前記インク液の吐出量を各々所定ビット数のデータとし、前記反応液及び前記複数の色のうちの残りの色の前記インク液の吐出量を各々所定ビット数よりも少ないビット数のデータとし、前記ドットデータの1ドットあたりのビット数が8ビットの整数倍となるようにドットデータを作成する作成手段と、前記作成手段により作成された前記ドットデータに基づいて前記液滴吐出ヘッドから前記複数の色のインク液及び前記反応液を吐出させる制御を行う制御手段と、を備えている。
請求項1記載の発明は、複数の色のインク液及び前記インク液に対して所定の反応を生じさせる反応液を各々吐出し、記録媒体にドットを記録する液滴吐出ヘッドを備えており、作成手段により、画像データにより示される画像の各画素の階調値に基づき、各ドットの前記複数の色のインク液及び前記反応液の吐出量を示すドットデータを作成しており、前記複数の色のうちの一部の視認性の高い色の前記インク液の吐出量を各々所定ビット数のデータとし、前記反応液及び前記複数の色のうちの残りの色の前記インク液の吐出量を各々所定ビット数よりも少ないビット数のデータとし、前記ドットデータの1ドットあたりのビット数が8ビットの整数倍となるようにドットデータが作成され、制御手段により、前記作成手段により作成された前記ドットデータに基づいて前記液滴吐出ヘッドから前記複数の色のインク液及び前記反応液を吐出させる制御が行われる。
このように請求項1記載の発明によれば、ドット毎の複数の色のインク液及び反応液の吐出量を示すデータのビット数を8ビットの整数倍とするために、複数の色のうちの一部の視認性の高い色の前記インク液の吐出量を各々所定ビット数のデータとし、反応液及び前記複数の色のうちの残りの色の前記インク液の吐出量を各々所定ビット数よりも少ないビット数のデータとして、画像データにより示される画像の各画素の階調値に基づき、各ドットの前記複数の色のインク液及び前記反応液の吐出量を示すドットデータを作成し、作成した前記ドットデータに基づいて液滴吐出ヘッドから前記複数の色のインク液及び前記反応液を吐出させる制御を行っているので、残りの視認性の低い色は視認性の高い色よりも少ない階調でドットが記録され、視認性の高い色は多階調でドットが記録されるため、記録される画像の画質の劣化を抑えることができる。また、ドットデータのドット毎の複数の色のインク液及び反応液の吐出量を示すデータのビット数を8ビットの整数倍としているため、ドットデータの各ドットに対するデジタル処理を容易に行うことができる。
なお、本発明は、請求項2記載の発明のように、前記液滴吐出ヘッドから前記複数の色のインク液及び前記反応液を吐出させて画像を記録する反応液使用モード及び前記複数の色のインク液のみを吐出して画像を記録する反応液未使用モードの何れか一方の選択指示を示す選択情報を取得する取得手段をさらに備え、前記作成手段は、前記取得手段により取得された前記選択情報により反応液未使用モードが選択された場合に、前記複数の色のうちの残りの色のインク液の吐出量を前記所定ビット数のデータとしてドットデータを作成する作成するものとしてもよい。
また、本発明は、請求項3記載の発明のように、前記複数の色のインク液を、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のインク液とし、前記複数の色のうちの残りの色を、イエローとするものとしてもよい。
また、本発明は、請求項4記載の発明のように、前記所定ビット数を、2のべき乗となるビット数とすることが好ましい。
また、本発明は、請求項5記載の発明のように、前記液滴吐出ヘッドを、前記反応液に代えて前記複数の色の各々の淡い色のインク液を吐出するものとし、
前記作成手段は、前記複数の色及び前記淡い色のインク液の吐出量を所定ビット数よりも少ないビット数のデータとして、前記ドットデータの1ドットあたりのビット数が8ビットの整数倍となるようにドットデータを作成するものとしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、ドット毎の複数の色のインク液及び反応液の吐出量を示すデータのビット数を8ビットの整数倍とするために、前記複数の色のうちの一部の視認性の高い色の前記インク液の吐出量を各々所定ビット数のデータとし、前記反応液及び前記複数の色のうちの残りの色の前記インク液の吐出量を各々所定ビット数よりも少ないビット数のデータとして、画像データにより示される画像の各画素の階調値に基づき、各ドットの前記複数の色のインク液及び前記反応液の吐出量を示すドットデータを作成し、作成した前記ドットデータに基づいて液滴吐出ヘッドから前記複数の色のインク液及び前記反応液を吐出させる制御を行っているので、残りの視認性の低い色は視認性の高い色よりも少ない階調でドットが記録され、視認性の高い色は多階調でドットが記録されるため、記録される画像の画質の劣化を抑えることができる。また、ドットデータのドット毎の複数の色のインク液及び反応液の吐出量を示すデータのビット数を8ビット単位としているため、ドットデータの各ドットに対するデジタル処理を容易に行うことができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1には、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の全体構成が示されている。
インクジェット記録装置10は、インク液を吐出して画像を記録する記録ヘッドアレイ12を備えている。記録ヘッドアレイ12は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色及び後述する反応液(H)に対応して5つの液滴吐出ヘッド14C、14M、14Y、14K、14Hから構成されている。なお、以下の説明では、各色を区別する場合に符号に各色に対応する頭文字を付加し、特に区別しない場合には各色に対応する頭文字を省略して説明する。
なお、反応液は、多価金属等を含む無色又は淡色のインクであり、CMYK各色のインクの色素を凝集させてドットの滲みを少なくする作用を有する。この反応液を各色のインクに重ねて滴下することにより、ドットの滲みが少なくなり画質を向上させることができる。なお、反応液はこれに限るものではなく、インク液に何れかの反応を生じさせるものであればよい。
各液滴吐出ヘッド14は、記録領域が記録用紙Pの幅以上ある長尺ヘッドとされ、多数のノズルが記録用紙Pの幅方向に沿って配置されており、各ノズルからインク液を吐出することにより記録用紙Pの全幅を一括で記録する構成となっている。
各液滴吐出ヘッド14に対応してインクタンク16C、16M、16Y、16K、16Hが設けられている。インクタンク16に貯蔵されたインク液は、図示しない配管を通して各色に対応する液滴吐出ヘッド14に供給される。
記録ヘッドアレイ12の近傍には、各液滴吐出ヘッド14のインクの詰まりを防止するための清掃や、インクの詰まりが発生した際に吸引回復動作等を行うメンテナンスユニット15が、各液滴吐出ヘッド14に対応して設けられている。
メンテナンスユニット15は、画像記録時には、図1に示すように、記録ヘッドアレイ12の両側に位置し、メンテナンス時には、図2に示すように、記録ヘッドアレイ12の各ノズルに対向する位置に移動するように構成されている。なお、メンテナンスユニット15の構成はこれに限るものではなく、メンテナンス時に、記録ヘッドアレイ12の各ノズルに対向可能に配置できればよく、他の構成とすることもできる。
また、インクジェット記録装置10は、記録用紙Pを格納する給紙トレイ18を備えており、給紙トレイ18から供給された記録用紙Pは、複数のローラ対20によって搬送されて、記録ヘッドアレイ12へ供給される。記録ヘッドアレイ12に対向する位置には、ローラ22A、22Bに巻き掛けられた無端ベルト状搬送体24が設けられており、ローラ22A、22Bの回転によって無端ベルト状搬送体24が回転し、複数のローラ対20によって搬送されてきた記録用紙Pが、無端ベルト状搬送体24により記録ヘッドアレイ12に対向する位置まで搬送される。
ローラ22Bに対向する位置には、吸着ローラ26が設けられている。複数のローラ対20によって搬送されてきた記録用紙Pは、吸着ローラ26から電荷を与えられると共に無端ベルト状搬送体24に押圧されることで、無端ベルト状搬送体24に吸着される。
無端ベルト状搬送体24の記録用紙P搬送方向下流側には、複数のローラ対28及び搬送ローラ30が設けられている。記録ヘッドアレイ12によって画像が記録された記録用紙Pは、これら複数のローラ対28及び搬送ローラ30により搬送され、排紙トレイ32に排出される。
また、インクジェット記録装置10は、両面記録用の反転パス33を備えている。反転パス33は、複数のローラ対35で構成されており、記録ヘッドアレイ12により片面に画像が記録された記録用紙Pが、反転パス33で反転されて再び記録ヘッドアレイ12に対向する位置まで搬送される。これにより、記録用紙Pの両面に画像を記録することが可能となる。
図3には、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の電気系の構成が示されている。
インクジェット記録装置10は、全体の動作を司るCPU(中央処理装置)40と、装置全体を制御する制御プログラムや後述する記録制御処理プログラムを含む各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM42と、図示しないネットワーク等の通信媒体を介して端末装置80と接続され、当該端末装置80から記録用紙Pに記録する画像データの受信する通信インターフェース44と、受信した画像データをCMYK色の画像データに変換するデータ変換部46と、CMYK色の、例えば、256階調等の比較的高階調のデータをハーフトーン処理等により画素を構成するドット毎に所定の階調数のドットデータを作成する画像処理部48と、を備えている。
なお、データ変換部46には、色補正用のLUT(ルックアップテーブル)が記憶されており、画像データをCMYK色の画像データに変換すると共にインクの特性に応じた色補正や濃度補正などの色補正処理を行う。
また、画像処理部48では、画素を構成するドットを記録するため、ハーフトーン処理の手法として、例えば、ディザ法や誤差拡散法等を用いることができ、YMCKの各色毎にハーフトーン処理が行われる。
また、インクジェット記録装置10は、画像処理部48により作成されたドットデータに基づき、画素を構成するドットを記録するため各液滴吐出ヘッド14の各ノズルのインク液の吐出量を定めた記録データを作成する記録データ作成部50と、作成された記録データや各種データ等を一時的に記憶するRAM52と、RAM52に記憶された記録データを読み込み、液滴吐出ヘッド14の各ノズルに対応する圧電素子への駆動信号の出力を制御するヘッド制御部54と、各ローラを回転駆動させる図示しないモータを制御して記録用紙Pの搬送を制御する搬送制御部56と、を備えている。
なお、記録データ作成部50は、ドットデータを各液滴吐出ヘッド14の各ノズルの配列を考慮してヘッド制御部54において読み込み可能なデータ構造に変換し、ヘッド制御部54から読み出される記録順序にデータを並び替えたYMCKHの記録データをRAM52に記憶させる。
また、ヘッド制御部54は、YMCKHの各記録データに基づいて液滴吐出ヘッド14の各ノズルに対応した圧電素子に対して駆動信号を個々に出力し、ノズルから吐出される液体の吐出量を制御する。
これらCPU40、ROM42、RAM52、データ変換部46、画像処理部48、通信インターフェース44、ヘッド制御部54、搬送制御部56、及び記録データ作成部50は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、ROM42及びRAM52へのアクセスと、データ変換部46、画像処理部48及び記録データ作成部50によるデータ処理の制御と、ヘッド制御部54及び搬送制御部56を制御しての記録用紙Pへの記録処理の制御と、を各々行うことができる。
ところで、一般的に、液滴吐出ヘッドは、ノズルから吐出されるインク液の吐出量を制御することにより、階調数が2〜8階調のドットを記録することが可能であるが、本実施形態に係る液滴吐出ヘッド14では、ノズルから吐出するインク液の吐出量を大滴、中滴、小滴、無し、と制御することによりドット毎に4階調の記録を行うことができるものとなっている。
このため、本実施の形態に係るドットデータは、図4に示すように、ドット分のデータがCMKの各色で4階調(2ビット)のデータとなっており、また、Y色は、CMKの各色に比べて相対的に視認性が低いため、Y色を2階調(吐出あり、吐出無し)(1ビット)のデータに簡易化している。
さらに、インクジェット記録装置10では、CMYKのいずれかの色が記録されるドットに対して、反応液を重ねて吐出しており、ドットデータは、ドット毎に反応液用の2階調(吐出あり、吐出無し)(1ビット)のデータを有している。
すなわち、画像処理部48は、1ドット毎に、CMKの各色で各2ビット、Y色、反応液で各1ビットの計8ビット(1バイト)のデータ量のドットデータを作成する。
次に、図5を参照しつつ、画像を記録する際に実行される記録制御処理プログラムの作用を説明する。なお、図5は、当該記録制御処理プログラムの流れを示すフローチャ−トであり、当該プログラムはROM42の所定の領域に予め記憶され、通信インターフェース44により通信媒体を介して当該端末装置80から画像データを受信すると実行される。
同図のステップ100では、受信した画像データをCMYK色の画像データに変換すると共に色補正用のLUTを用いて各色のインクの特性に応じた色補正や濃度補正などの色補正処理を行う。
次のステップ102では、CMYKの各色に色変換した画像データに基づき、ハーフトーン処理を行い、各画素の階調値に応じて、各ドット毎に、CMK色で2ビット、Y色で1ビット、反応液で1ビットのドットデータを作成する。
次のステップ104では、ドットデータを各液滴吐出ヘッド14の各ノズルの配列を考慮し、YMCKHの記録データに変換してRAM52に記憶する。
次のステップ106では、画像記録処理として、搬送制御部56により図示しないモータを制御し、給紙トレイ18に格納された記録用紙Pの搬送を開始して記録ヘッドアレイ12へ供給する。そして、無端ベルト状搬送体24による記録用紙Pの記録ヘッドアレイ12に対向する位置への搬送に同期して、ヘッド制御部54によりYMCKHの各記録データを読み込み、液滴吐出ヘッド14の各ノズルに対応した圧電素子に対して駆動信号を順次出力して、各液滴吐出ヘッド14のノズルからインク液及び反応液を吐出させて記録用紙Pに画像を記録する。画像が記録された記録用紙Pは、複数のローラ対28及び搬送ローラ30により搬送され、排紙トレイ32に排出されて、本記録制御処理は終了となる。
このように、第1の実施の形態によれば、ドットデータにおいて、各ドット毎のイエローのインク液及び反応液の吐出量を1ビットとすることにより、YMCKの4色を各2ビットのデータサイズとした場合と同じサイズに収まり、画像の品質を大きく落とす事無くデータ量を4/5にすることができる。また、ドット毎のデータ量が8ビット単位となるのでデジタル処理やメモリ空間の管理、システムバスBUS等でのデータ転送に適した構成となる。
以上のように第1の実施の形態によれば、複数の色のインク液及び前記インク液に対して所定の反応を生じさせる反応液を各々吐出し、記録媒体にドットを記録する液滴吐出ヘッドを備えており、作成手段(ここでは、画像処理部48)は、画像データにより示される画像の各画素の階調値に基づき、各ドットの前記複数の色のインク液及び前記反応液の吐出量を示すドットデータを作成しており、前記複数の色のうちの一部の視認性の高い色の前記インク液の吐出量を各々所定ビット数のデータとし、前記反応液及び前記複数の色のうちの残りの色の前記インク液の吐出量を各々所定ビット数よりも少ないビット数のデータとし、前記ドットデータの1ドットあたりのビット数が8ビットの整数倍となるようにドットデータを作成し、制御手段(ここでは、CPU40)は、前記作成手段により作成された前記ドットデータに基づいて前記液滴吐出ヘッドから前記複数の色のインク液及び前記反応液を吐出させる制御を行っているので、ドットデータに基づき記録される画像の画質の劣化を抑えると共に、ドットデータの各ドットに対するデジタル処理を容易に行うことができる。
また、第1の実施の形態によれば、前記複数の色のインク液を、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のインク液とし、前記複数の色のうちの残りの色を、イエローとしているので、カラー画像を記録することができ、また、イエローの吐出量を所定ビット数よりも少ないビット数のデータとしたことにより、画質の劣化を少なく抑えることができる。
なお、第1の実施の形態では、ドットデータにおけるCMKの各色のドット毎のビット数を2ビット(4値)とした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、2のべき乗となるビット数であればよい。また、ドットデータにおけるイエロー、処理液のビット数はCMKの各色のドット毎のビット数よりも少ないビット数であれば多値(複数ビット)であってもよい。例えば、ドットデータにおけるCMKの各色のドット毎のビット数を4ビットとし、イエロー、処理液のビット数を2ビットとすると、ドット毎に16ビット(2バイト)となってビット数が8ビットの整数倍となるため、デジタル処理やメモリ空間の管理、システムバスBUS等でのデータ転送に適した構成となる。
また、第1の実施の形態では、画像を記録するための有色のインクにおいて、Yの色のドット毎のデータのビット数を1ビットとした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、画像を記録するため5色や6色の有色のインクを有するインクジェット記録装置10では、視認性の低い複数の色のインクのドット毎のデータのビット数を少なくする構成とすればよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、普通紙、又は画像を高画質で記録するため、インクがにじまないように表面を特殊コーティングされた光沢紙を給紙トレイ18に記録用紙Pとして格納しており、ユーザが記録する際の条件として光沢紙に対する記録を指示した場合に、反応液を重ねて吐出することなく、画像記録処理を行う例について説明する。なお、第2の実施の形態に係るインクジェット記録装置10の構成は図1〜図3と同様であるので、ここでの説明は省略する。
第2の実施の形態に係る端末装置80は、ユーザがインクジェット記録装10の給紙トレイ18に普通紙又は光沢紙を格納した後、記録を指示する画像データと共に、当該画像データにより示される画像を普通紙に記録するか又は光沢紙に記録するかを選択した選択情報を通信媒体を介して送信するものとなっている。
インクジェット記録装置10は、画像データと共に選択情報を通信インターフェース44を介して取得すると、画像記録処理を行う。
図6には、第2の実施の形態に係る画像記録処理の流れを示すフローチャ−トが示されている。なお、第1の実施の形態に係る画像記録処理(図5参照)と同様である処理には、同様の符号を付して、ここでの説明は省略する。
同図のステップ200では、選択情報に基づいて選択された記録用紙Pは光沢しであるか否かを判定し、肯定判定となった場合は、ステップ202へ移行し、否定判定となった場合はステップ102へ移行する。
ステップ202では、CMYKの各色に色変換した画像データに基づき、ハーフトーン処理を行い、各画素の階調値に応じて、各ドット毎に、YCMK色で2ビットのドットデータを作成し、ステップ104へ移行する。
このため、本実施の形態に係るドットデータは、図7に示すように、ドット分のデータがYCMKの各色で4階調(2ビット)のデータとなっている。
このように、第2の実施の形態によれば、反応液を備えたインクジェット記録装置10において、反応液を重ねて吐出する必要がない場合に、ドットデータの各ドット毎のY色のデータをCMK色と同様に2ビットとすることにより、画質の劣化させることなく、画像を記録することができる。
以上のように第2の実施の形態によれば、取得手段(ここでは、通信インターフェース44)は、前記液滴吐出ヘッドから前記複数の色のインク液及び前記反応液を吐出させて画像を記録する反応液使用モード及び前記複数の色のインク液のみを吐出して画像を記録する反応液未使用モードの何れか一方の選択指示を示す選択情報を取得し、作成手段(ここでは、画像処理部48)は、前記取得手段により取得された前記選択情報により反応液未使用モードが選択された場合に、前記複数の色のうちの残りの色のインク液の吐出量を前記所定ビット数のデータとして作成しているので、反応液を吐出させずに画像を記録する際に画質が劣化しない。
なお、第1及び第2の実施の形態では、液滴吐出ヘッド14が記録用紙Pの幅以上である長尺ヘッドされ、記録用紙Pの全幅を一括で記録する構成の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図8に示すように、各色のインク液及び反応液に対応したノズルが配置された液滴吐出ヘッドを記録用紙Pの幅方向に移動させて幅方向の記録を行い、記録用紙Pを搬送させつつ液滴吐出ヘッドを記録用紙Pの幅方向に往復移動させることにより画像を記録するインクジェット記録装置において、本発明を適用してもよい。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、例えば、図8に示すようなインクジェット記録装置において、反応液が貯留されたインクタンクに代えて、CMYKの各々に対応する淡い色(淡いシアン、淡いマゼンタ、淡いイエロー、灰色)のインク液が貯留されたインクタンクを追加/交換することにより、液滴吐出ヘッドからCMYKの各色に加えて、CMYKの各々に対応する淡い色を吐出可能とした場合、図9に示すように、CMYKの各色及び淡い色のインク液の吐出量を1ビットのデータとすると、ドットデータのドット毎のビット数を8ビット単位とすることもできる。これにより、淡い色のインクが追加された場合であってもドットデータのデータ量が増加しない。
また、第2の実施の形態では、選択情報を通信インターフェース44を介して取得する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、インクジェット記録装置10に記録用紙Pが普通紙でるか又は光沢紙であるかを選択する指示パネルを設け、ユーザによって指示パネルにより選択された選択情報を取得するものとしてもよい。
その他、第1又は第2の実施の形態で説明したインクジェット記録装置10の構成及び(図1〜図3参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態で説明した記録制御処理の流れ(図5、図6参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す概略図である。 第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置のメンテナンス時の配置構成を示す概略図である。 第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置の電気系の構成が示されている。 第1の実施の形態に係るドットデータの1ドット分の構成を示す模式図である。 第1の実施の形態に係る記録制御処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る記録制御処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るドットデータの1ドット分の構成を示す模式図である。 インクジェット記録装置の別な構成を示す概略図である。 CMYKの各色及び淡い色のインク液を用いたインクジェット記録装置におけるドットデータの1ドット分の構成を示す模式図である。
符号の説明
10 インクジェット記録装置
40 CPU
44 通信インターフェース
48 画像処理部
P 記録用紙

Claims (5)

  1. 複数の色のインク液及び前記インク液に対して所定の反応を生じさせる反応液を各々吐出し、記録媒体にドットを記録する液滴吐出ヘッドと、
    画像データにより示される画像の各画素の階調値に基づき、各ドットの前記複数の色のインク液及び前記反応液の吐出量を示すドットデータを作成する作成手段であって、前記複数の色のうちの一部の視認性の高い色の前記インク液の吐出量を各々所定ビット数のデータとし、前記反応液及び前記複数の色のうちの残りの色の前記インク液の吐出量を各々所定ビット数よりも少ないビット数のデータとし、前記ドットデータの1ドットあたりのビット数が8ビットの整数倍となるようにドットデータを作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された前記ドットデータに基づいて前記液滴吐出ヘッドから前記複数の色のインク液及び前記反応液を吐出させる制御を行う制御手段と、
    を備えたインクジェット記録装置。
  2. 前記液滴吐出ヘッドから前記複数の色のインク液及び前記反応液を吐出させて画像を記録する反応液使用モード及び前記複数の色のインク液のみを吐出して画像を記録する反応液未使用モードの何れか一方の選択指示を示す選択情報を取得する取得手段をさらに備え、
    前記作成手段は、前記取得手段により取得された前記選択情報により反応液未使用モードが選択された場合に、前記複数の色のうちの残りの色のインク液の吐出量を前記所定ビット数のデータとしてドットデータを作成する作成する
    請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記複数の色のインク液を、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のインク液とし、
    前記複数の色のうちの残りの色を、イエローとする
    請求項1又は請求項2記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記所定ビット数を、2のべき乗となるビット数とする
    請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記液滴吐出ヘッドを、前記反応液に代えて前記複数の色の各々の淡い色のインク液を吐出するものとし、
    前記作成手段は、前記複数の色及び前記淡い色のインク液の吐出量を所定ビット数よりも少ないビット数のデータとして、前記ドットデータの1ドットあたりのビット数が8ビットの整数倍となるようにドットデータを作成する
    請求項1乃至請求項4の何れか1項記載のインクジェット記録装置。
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