JP2006325886A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 視覚障害者であってもリールを停止するタイミングを認識することができるようにし、健常者と同様に遊技の状態を把握することができるスロットマシンを提供する。
【解決手段】 二以上の種類の図柄が描かれている複数のリールR1・R2・R3と、所定の音を出力するスピーカSR・SL・SWと、スピーカSR・SL・SWによる音の出力を制御する音出力制御手段74を有し、リールR1・R2・R3が回転することにより図柄を移動表示させることを特徴とするスロットマシンにおいて、図柄のうち二以上指定したものである指定図柄が入賞可能な位置に移動したときに、スピーカSR・SL・SWは、音出力制御手段74の制御により当該指定図柄に対応する各音を出力するものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、視覚障害者用の遊技を行うスロットマシンに関するものである。
視覚障害者がスロットマシンで遊ぶ場合には、健常者に比べて、スロットマシンにおける遊技の状況を十分に把握できないといった不利益が生じる。例えば、ランプを点灯させたり、液晶画面で所定の画面を表示する等して視覚的に告知しても、その告知を認識できないといった不利益がある。特に、回転しているリールに描かれている役に係る図柄がわからないため、ある役が当選したにもかかわらず、対応する図柄をいわゆる目押しで揃えることができない。
特許文献1に記載されているように、内部当選している入賞役に係る図柄を可変表示して目押しナビゲーションの報知を行ったとしても、上記により視覚障害者にはその報知を認識することができない。
特開2004−229731号公報
本発明が解決しようとする課題は、特許文献1等で開示された従来の技術事項を用いても、スロットマシンで遊ぶ場合には、視覚障害者と健常者の間に不平等が生じてしまうことである。特に、視覚障害者はリールを停止するタイミングを認識することができず、健常者と同様に遊技の状態を把握することができないことである。
そこで、本発明は視覚障害者であってもリールを停止するタイミングを認識することができるようにし、健常者と同様に遊技の状態を把握することができるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、二以上の種類の図柄が描かれている複数のリールと、所定の音を出力する音出力手段と、前記音出力手段による音の出力を制御する音出力制御手段を有し、前記リールが回転することにより前記図柄を移動表示させることを特徴とするスロットマシンにおいて、前記図柄のうち二以上指定したものである指定図柄が入賞可能な位置に移動したときに、前記音出力手段は、前記音出力制御手段の制御により当該指定図柄に対応する各音を出力するものである。
ここで、前記指定図柄は、入賞したときに所定枚数のメダルを払い出す小役および特別遊技に移行させる特別役に係る図柄であると良い。
また、さらに抽選により当選役の決定を行う役抽選手段を有し、前記音出力手段は、前記音出力制御手段の制御により前記当選役に係る図柄に対応する音を強調して出力すると良い。
また、前記音出力手段は、前記リールのうち次に停止対象となるリールに描かれた指定図柄に対応する各音を順番に出力することを特徴とする。ここでさらに、前記リールの停止順番を登録する停止順番登録手段を有すると良い。
指定図柄が入賞可能位置に移動したことを音で報知するので、視覚障害者であってもリールを停止するタイミングを認識することができ、健常者と同様に遊技の状態を把握することができる。
以下、本発明のスロットマシンを実施するための最良の形態を説明する。説明する際には本明細書と同時に提出する図面を適宜参照する。まず、本実施形態のスロットマシン100の構成の概要について図1から図3を参照して説明する。図1は本スロットマシン100の外部構造を表した正面図である。図2は本スロットマシン100の内部構造を表した正面図である。図3は本スロットマシン100に設けられている制御システムの構成を表したブロック図である。
〈構成〉 まず、図1を参照して本スロットマシン100の外部構造を概説する。本スロットマシン100はフロントドア101と後述する筐体102を備えて構成されている。フロントドア101は遊技者に対向するように配置されている。筐体102にはフロントドア101が開閉可能となるように取り付けられている。
フロントドア101は、機械的に強固な硬質プラスチックで成形された上部パネル部103と中部パネル部104及び下部パネル部105とを備えて構成されている。
上部パネル部103には、上部ランプと呼ばれるランプ103aと、スピーカが取り付けられた放音部103b・103cと、放音部103b・103cの間に位置する長方形の液晶画面103dが設けられている。
ランプ103aは、遊技中に特定条件を満たしたときに点灯し、所定の演出を行う。この演出には特定の役に当選したこと、特定の役が入賞され得る状態にあること、特定の役に当選する可能性が高い遊技状態に移行したこと、当該遊技状態にあること等を告知する役割がある。本形態ではこの演出のことを「告知演出」と呼ぶ。
液晶画面103dは、液晶構造を有する物質で構成され、遊技者に対して視認可能に設けられた画面である。この液晶画面103dに所定の電圧をかけると液晶構造が変化し、所望のカラー画像を表示することができる。そして液晶画面103dは、遊技中の演出を行うときに、当該演出に関する各種の画像表示を行う。
中部パネル部104には、硬質プラスチック板で形成された略長方形の透明な表示窓WDと、ランプ104a・104bが設けられ、筐体102内に設けられているリールR1・R2・R3を、遊技者が表示窓WDを介して見ることが可能となっている。尚、表示窓WDの前面にさらに保護用の硬質のプラスチックを設ける構成を採っても良い。そして、表示窓WDの周辺にはクレジット表示素子CDが設けられている。
ランプ104a・104bは、遊技中に特定条件を満たしたときに点灯し、告知演出等を行うものであり、ランプ103aと同等の機能を有する。
リールR1・R2・R3は、リング状の形状をし、その外周面には入賞役を構成する図柄、デザイン性を備えた図柄その他の複数種類の図柄を印刷したリールテープを貼付した部品である。リールR1・R2・R3は、並列に3つ設けられており、回胴回転装置200に搭載されている。また、中部パネル部104に設けられた表示窓WDから、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。そして、リールR1・R2・R3は、その内部に配置されたモータMT(図示略)によって回転することで、リール上の図柄は、所定の速度で表示窓WD内において上下方向に移動表示される。
クレジット表示素子CDは発光ダイオードで構成されており、不図示のメダル貯留装置CRの表示部として機能する素子である。メダル貯留装置CRは、後述するメダル投入口MDより投入されたメダルまたは所定の役の入賞により獲得したメダルを所定枚数(本形態では50枚とする。)まで貯留する装置である。メダル貯留装置CRが貯留するメダルの貯留数を「クレジット」と呼ぶ。クレジット表示素子CDはクレジットをセグメント形式で表示する。
更に中部パネル104の下端には、遊技者が操作するための操作部104cが設けられている。操作部104cには、メダル投入口MD、ベットスイッチB1・B2・B3、スタートレバーST、ストップスイッチSP1・SP2・SP3、選択ボタンCH、決定ボタンDEが設けられている。
メダル投入口MDは、遊技者がスロットマシンのゲームを行うのに必要枚数投入される遊技用のメダルを受け付ける部品である。
ベットスイッチB1・B2・B3はクレジットの範囲内で1ゲーム当たりに投入されたメダルの数を該ゲームにおける賭け数として設定するスイッチである。ベットスイッチB1は1枚のメダルを賭けるときに使用するスイッチである。ベットスイッチB2は2枚のメダルを賭けるときに使用するスイッチである。ベットスイッチB3は賭けることのできる最大枚数のメダルを賭けるときに使用するスイッチである。
スタートレバーSTは傾倒させることによりゲームの開始を指示し、リールR1・R2・R3の回転を開始させるレバーである。このスタートレバーSTは、遊技者の傾倒操作があるときは傾倒に関する基準位置より傾動し、前記傾倒操作がないときは前記基準位置に復帰するような機構を有している。ストップスイッチSP1・SP2・SP3はリールごとに独立して3つ並設され、押下することで回転中のリールR1・R2・R3を個別に停止させるスイッチである。
選択ボタンCHは、スロットマシン100で行われている遊技の状態のうち遊技者に表示し得るものを選択するための入力を受け付けるボタンである。遊技者に表示し得るものとしては例えば、後述するビッグボーナス、レギュラーボーナスに入賞した時刻、スランプグラフ、いわゆるリーチ目、スロットマシンの遊び方その他の遊技の状態に関する情報がある。選択ボタンCHを入力すると、遊技者が所望するそれらの情報を選択するための画面が液晶画面103dに表示される。決定ボタンDEは、選択ボタンCHにより選択されたものを決定するための入力を受け付けるボタンである。決定することにより液晶画面103dには遊技者が所望する情報が表示される。選択ボタンCH、決定ボタンDEを入力することにより、視覚障害者用の遊技の設定をすることができる。詳しくは後述する。
更に、メダル投入口MDの近傍に、フロントドア101を解錠するための鍵穴KYが設けられている。そして、遊技場側の事業者や管理者が、鍵穴KYに正規の鍵を挿入して開錠操作すると施錠機構(図示略)を解除し、フロントドア101を筐体102から開くことが可能となっている。
下部パネル105には、本スロットマシン100のゲーム内容を紹介等するためのイラスト(図示略)が描かれている。更に遊技者の獲得した枚数のメダルを排出するための排出口106及び排出口106から排出されるメダルを受ける受皿107と、後述するスピーカSW(図2参照)が取り付けられた放音部108が設けられている。スピーカSWより、遊技中に各種の演出等を行う所定の音が出力される。
次に、図2の本スロットマシン100の内部構造を表した正面図を参照して、フロントドア101の裏面構造と、筐体102の内部構造を概説する。なお、図2はフロントドア101を開錠して筐体102から開いた状態を表している。
同図において、フロントドア101の裏面上部に上述の放音部103b・103cを構成するスピーカSR・SLが設けられ、スピーカSR・SLの間に液晶画面103dが設けられている。スピーカSR・SLは、遊技中に各種の演出等を行うべく、所定の音を出力するものである。
液晶画面103dの裏面側には、電気回路基板で形成されたサブ制御基板300が取り付けられている。すなわち、サブ制御基板300は、導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成され、液晶画面103dの裏面側に重なるようにして取り付けられている。
サブ制御基板300のすぐ下方には蛍光灯FLが取り付けられている。さらにその下方には表示窓WDと中部パネル部104のパネル面とが形成された略長方形の枠体104dが取り付けられている。
蛍光灯FLはリールR1・R2・R3の表側を照射することにより遊技者に対しリールに描かれている図柄を見やすくする機能を持つ。
枠体104dの下方には、セレクト機構G0、ガイド部材G1・G2・G3、排出口106、スピーカSWが取り付けられている。セレクト機構G0はメダル投入口MDより投入される投入物が正規のメダルか異物かを判別して振り分ける機能を有する。ガイド部材G1はセレクト機構G0で振り分けられたメダルを筐体102側に設けられているホッパ装置HPへ案内する部材である。ガイド部材G2はセレクト機構G0で振り分けられた異物を排出口106へ案内する部材である。ガイド部材G3はホッパ装置HPから排出されるメダルを排出口106へ案内する部材である。
スピーカSWは放音部108を構成し、排出口106の近傍に取り付けられている。そしてスピーカSR・SLと同等の機能を有し、遊技中に各種の演出等を行うべく、所定の音を出力する。
上述の枠体104dとセレクト機構G0との間には、長尺状の電気回路基板で形成された中央表示基板400が取り付けられている。中央表示基板400の一端には設定ボタンCSと、発光ダイオードで形成されたセグメント表示を行う設定表示素子CTが設けられている。
すなわち、中央表示基板400もサブ制御基板300と同様に電気回路基板として形成されている。そして、中央表示基板400には操作部104cに設けられたストップスイッチSP1・SP2・SP3等の各種部品の他に、更に設定表示素子CTと設定ボタンCSが搭載されて配線接続されている。
設定ボタンCSは事業者や管理者が出玉率を設定変更するために設けられたボタンである。設定ボタンCSが操作される度に予め6段階に決められている出玉率が順繰りに変化される。設定表示素子CTは、1から6までの何れかの数字をセグメント表示する素子である。設定ボタンCSによって設定変更された出玉率を段階表示することにより、事業者や管理者に設定変更された出玉率の情報を知らせる。
次に、筐体102内において、サブ制御基板300と同様に電気回路基板として形成された主制御基板700が上部に配置されている。主制御基板700については後述する。また、表示窓WDに対向するリールR1・R2・R3及び回胴回転装置200が中部に配置されている。回胴回転装置200はリールR1・R2・R3を回転駆動するモータMTと回胴センサ(図示略)と回胴装置基板600により構成される。
回胴装置基板600もサブ制御基板300と同様に電気回路基板として形成されている。回胴センサは各リールに備えられている回胴用のイニシャライズ(図示略)を検出する。回胴用のイニシャライズはリールが1回転するときの初期位置を示す部品である。従って、回胴センサと回胴用のイニシャライズの位置関係は、リールの回転度合いを表している。
さらに、各々のリールR1・R2・R3の内周面側(リング状体の中側)には、それぞれ固定配置されたバックランプBL1・BL2・BL3がある。バックランプBL1・BL2・BL3は、ランプ(又はLED(Light Emitting Diode)等)を点灯することにより、リールR1・R2・R3の図柄を裏側から照光するものである。このバックランプBL1・BL2・BL3による図柄の照光は図柄を見やすくするための他、告知演出等のために行うものである。遊技中に特定条件を満たしたときに所定のパターンで図柄を照光することにより為し得る。
そして、筐体102内の下部において、ホッパ装置HP、補助貯留部SHP、主電源装置PWUが配置されている。ホッパ装置HPは大量のメダルを貯蔵する構造を有しており、入賞を果たした場合、クレジット分のメダルを排出するボタンを押した場合などに所定枚数のメダルを排出する。補助貯留部SHPはホッパ装置の近傍に配置し、ホッパ装置HPから溢れたメダルを収容する機能を有する。
主電源装置PWUは制御システム全体に電源を供給する装置である。その側面(図2では正面)には、システム電源スイッチBQと、設定スイッチBOが取り付けられており、それらが搭載された電源装置基板500が内蔵されている(図3参照)。電源装置基板500もサブ制御基板300と同様に電気回路基板として形成されている。
システム電源スイッチBQは、本制御システムを起動・停止するために設けられた電源供給用のスイッチである。システム電源スイッチBQをオンすると、リールR1・R2・R3を駆動するモータMT及びリールR1・R2・R3を照射する蛍光灯FL、バックランプBL1・BL2・BL3等に電源が供給される。また、設定スイッチBOは、事業者や管理者が手操作によって出玉率を設定変更するために設けられているスイッチである。
次に、図3のブロック図を参照して制御システムの構成を説明する。
上述の主制御基板700は、本スロットマシン100の動作を統括管理するために設けられ、主制御基板700を中心としてサブ制御基板300、中央表示基板400、電源装置基板500、回胴装置基板600が接続されている。
ここで、主制御基板700には、半導体メモリROM(Read Only Memory)と、マイクロプロセッサMPU(Micro Processing Unit)が搭載されている。当該マイクロプロセッサMPUが、半導体メモリROMに予め記憶されているシステムプログラムとスロットマシンのゲーム用のプログラムを実行し、各基板300、400、500、600を制御する。これにより、本スロットマシン100の動作状況とゲームの進行を統括管理している。
すなわち、遊技者がスタートレバーSTとストップスイッチSP1・SP2・SP3等を操作してゲームを行う。そして、スロットマシンのゲーム用のプログラムで予め決められている複数種類の役の何れかを取得することになる。すると、マイクロプロセッサMPUは、その遊技者の取得した役に対応した制御モードでゲームの進行を制御する。別言すれば、マイクロプロセッサMPUは、遊技者のゲーム操作に応じてスロットマシンのゲーム用のプログラムを実行することによって、遊技の種類を設定し、且つ、進行すべき遊技の状態を制御する。
サブ制御基板300には、半導体メモリROMと、マイクロプロセッサMPUが搭載され、スピーカSR・SL・SWとランプ103a・104a・104bと液晶画面103dと蛍光灯FLとバックランプBL1・BL2・BL3が電気的に接続されている。そしてサブ制御基板300に設けられている電気回路が、主制御基板700からの指示に従ってこれら周辺部品を稼働させることにより、遊技者の視覚や聴覚などに訴える演出等を行うようになっている。
回胴装置基板600は回胴回転装置200に搭載されている。主制御基板700からの指令に従ってモータMTへの駆動電力と駆動タイミングを制御に係る信号を中継することにより、リールR1・R2・R3の回転と制動及び停止の制御がなされる。
中央表示基板400には、上述のメダル貯留装置CR、設定表示素子CTと設定ボタンCSが接続され、更にセレクト機構G0と、ベットスイッチB1・B2・B3、スタートレバーST、ストップスイッチSP1・SP2・SP3、選択ボタンCH、決定ボタンDEが接続されている。メダル貯留装置CRにはクレジット表示素子CDが電気的に接続されている。
そして、中央表示基板400は、ベットスイッチB1・B2・B3、スタートレバーST、ストップスイッチSP1・SP2・SP3が夫々操作されたとき、その操作がなされたことを示す操作信号(符号略)を主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUに転送し、ゲームの進行を制御させる。
また、セレクト機構G0には、メダル投入口MDから投入された投入物を遊技用のメダルか異物かを検知する光学センサ又は機械センサもしくは磁気センサが設けられている。中央表示基板400はこれらのセンサから出力される投入物検出信号(符号略)を主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUへ転送する。遊技用のメダルの投入されたことを示す投入物検出信号を入力すると、マイクロプロセッサMPUがメダルの投入枚数を集計する。一方、異物の投入されたことを示す投入物検出信号を入力するとマイクロプロセッサMPUは異常が発生したと判断し、サブ制御基板300に指令する。サブ制御基板300による制御の下、スピーカSR・SL・SWによる警報音の発生、ランプ103a・104a・104bにて警報表示、または液晶画面103dによる警報画面の表示が行われる。
電源装置基板500には、システム電源スイッチBQと設定スイッチBO等が電気的に接続されている。更に、電源装置基板500には、電源装置PWUで発生される各種電源電圧をホッパ装置HPその他の各装置に配電するための配電回路が形成されている。かかる配電回路からスロットマシン100の動作に必要なシステム電源が各装置に供給されている。
ホッパ装置HPには、払い出し用のメダルがホッパ装置HP内に貯蔵されているか否かを検知するセンサが設けられている。ホッパ装置HPがメダルを排出する際には、該センサから出力されるメダル検出信号(図示略)を電源装置基板500が主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUへ転送する。マイクロプロセッサMPUにおいて、ホッパ装置HPにおけるメダルの貯蔵状況が管理される。
次に、図4のブロック図を用いてスロットマシン100内部で制御される動作の概略を説明する。図4は、スロットマシン100に対し遊技者の遊技操作等に関する入力を行なう入力側と、所定のプログラム処理がなされて処理結果を出力する制御手段50と、その処理結果に応じた動作が実行される出力側を図示したブロック図である。前記プログラム処理は、コンピュータが制御手段50を機能させることにより実行される。
〈動作〉 スロットマシン100の制御手段50は、スロットマシン100の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン100全体を統括制御する手段である。制御手段50は、演算等を行うMPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、MPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM(Random Access Memory)等とを備える。
制御手段50の出力側(図中、右側)には、リールR1・R2・R3、モータMT、ランプ103a・104a・104b、バックランプBL1・BL2・BL3、スピーカSR・SL・SW、液晶画面103dといった周辺機器が設けられ、電気的に接続されている。
さらに、制御手段50の入力側(図中、左側)には、セレクト機構G0、ベットスイッチB1・B2・B3、スタートレバーST、ストップスイッチSP1・SP2・SP3、選択ボタンCH、決定ボタンDEといった周辺機器が設けられ、電気的に接続されている。
通常、遊技者は、メダル投入口MDからメダルを投入するか、又はベットスイッチB1・B2・B3を操作することにより有効ラインを有効化した後、スタートレバーSTを傾倒する。そのとき、スタートレバーSTの傾倒に係る検知信号が発生し、この検知信号を基にしてモータMTが駆動する。これにより、各リールR1・R2・R3が始動する。そして、遊技者はストップスイッチSP1・SP2・SP3を押す。すると、リールR1・R2・R3の回転が停止し、有効ライン上のリールR1・R2・R3の図柄が決定される。有効ライン上に停止したリールR1・R2・R3の図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致するときは入賞となり、所定枚数のメダルが払い出される。
また、各遊技中には種々の演出が行われる。例えば、ランプ103a・104a・104b又はバックランプBL1・BL2・BL3の点灯、スピーカSR・SL・SWからのサウンドの出力、液晶画面103dによる画像表示等である。これらの演出の中には告知演出も含まれている。
制御手段50は、遊技用制御手段60と演出用制御手段70を備える。いずれもMPU、ROM、RAMなどの記憶素子を有して構成されている。
遊技用制御手段60は、遊技の進行に関する制御を行う機能を有し、本実施形態では図3の主制御基板700に設けられており、以下の手段を備える。但し、遊技用制御手段60は、以下に示す手段に限定されるものではない。
(役抽選手段)役抽選手段61は、スタートレバーSTが傾倒されたときに役の抽選を行う機能を有する。役抽選手段61が抽選する役には、複数種類の小役と、再遊技役、特別役、移行役がある。これらの役は入賞することにより、各役に相応の利益が与えられるように機能する。
小役は所定枚数のメダルを払い出す役である。小役の種類に応じて払い出されるメダルの枚数が異なる。再遊技役は当該再遊技役が入賞したときの遊技と同様の遊技を次の遊技でも行う(リプレイ)ことができる役である。
特別役は、所定枚数のメダルを払い出し、かつ、メダルの大量獲得が期待できる特別遊技を行うことができる役である。「特別遊技」とは、役物連続作動装置(レギュラーボーナス(RB)ともいう。)または役物連続作動増加装置(ビッグボーナス(BB)ともいう。)その他の役物作動装置の作動中に行われる遊技である。この特別遊技に係る役物作動装置には、所定の条件を満たすことにより役物連続作動装置が所定回数継続するものなども含まれる。特別役は役物作動装置を作動させる役となる。なお、ここでいう役物連続作動装置は、役物連続作動増加装置未作動中に作動する役物連続作動装置を意味する。
移行役は、所定枚数のメダルを払い出し、かつ、役物連続作動増加装置作動中に役物連続作動装置を作動させる役である。役物連続作動装置が作動すると、役物が連続的に作動し、遊技者は大量のメダルを獲得することができる。
役抽選手段61は特別遊技において設けられる役の抽選を行う機能も有する。そのとき、特別遊技においてそれぞれの役が入賞したときに払い出されるメダルの枚数は、通常遊技におけるそれよりも多くなるように設定されている。なお、「通常遊技」とは、役物作動装置が未作動中に行われる遊技である。
この役抽選手段61は、ハード乱数等といった役抽選用の乱数を発生させる乱数発生手段と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を所定の時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、メダルの投入枚数に対応する抽選テーブルと照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。抽選テーブルは、各々の役の当選領域を定めたテーブルであり、予め遊技用制御手段60に設けられている。例えば、抽出した乱数値が抽選テーブルのビックボーナスの当選領域に属する場合は、ビックボーナスの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
(特定役当選判別手段)特定役当選判別手段62は、役抽選手段61の抽選の結果、特定役(小役、特別役、移行役その他の役抽選手段61が抽選する役をいう。以下同じ。)が当選したか否かを判別する機能を有する。ここで、このような特定役の当選を判別するのは、特定役の当選時、または特定役の当選後に行われる所定ゲーム数の間に、その当選した特定役を遊技者が入賞させやすくするための画像表示、点灯等を行うためである。従って、何らかの役が当選したときは、演出用制御手段70を通じて液晶画面103d、バックランプBL1・BL2・BL3等に所定の演出を行わせる。
(リール停止制御手段)リール停止制御手段63は、スタートレバーSTの傾倒操作により回転しているリールR1・R2・R3に対し、各遊技(通常遊技、特別遊技など)の遊技状態と、役抽選手段61の抽選結果と、ストップスイッチSP1・SP2・SP3が押下されたときの順番等とから、リールR1・R2・R3の停止位置を決定するとともに、その決定された位置にリールR1・R2・R3を停止制御する機能を有する。遊技用制御手段60には停止位置決定用テーブルが設けられている。停止位置決定用テーブルは、役抽選手段61の抽選結果、及び遊技状態等に対応して設けられており、ストップスイッチSP1・SP2・SP3の操作順番に基づいたリールR1・R2・R3の停止位置を定めたテーブルである。
リール停止制御手段63は、停止位置決定用テーブルを選択し、ストップスイッチSP1・SP2・SP3が押下されたときに、その順番に基づいて停止位置決定用テーブルを参照してリールR1・R2・R3の停止位置を決定する。なお、停止位置決定用テーブルを使用せずにリールR1・R2・R3の停止位置を決定しても良い。例えば、ストップスイッチSP1・SP2・SP3が押下されたときに、停止可能位置を判断し、その停止可能位置の中で、適切な停止位置を決定することも可能である。
そして、リール停止制御手段63は、モータMTを駆動制御して、リールR1・R2・R3が所定位置に停止するように制御する。特に、役抽選手段61で何らかの役が当選したときは、その当選役に対応するリールR1・R2・R3の図柄の組合せができる限り有効ライン上に停止するようにリールの停止制御がなされる。また、役抽選手段61の抽選で非当選のときは、何らかの役の図柄の組合せが有効ライン上に停止しないようにリールの停止制御がなされる。但し、回転しているリールR1・R2・R3に対し、ストップスイッチSP1・SP2・SP3の操作がなされぬまま一定時間経過すると、強制的にリールR1・R2・R3が所定位置に停止するように制御する。次の遊技を行うことができるようにするためである。
(役入賞判別手段)役入賞判別手段64は、リール停止制御手段63の停止制御に基づき全てのリールR1・R2・R3が停止したときに、役を構成する図柄の組合せが有効ライン上に停止したか否か、すなわち役が入賞したか否かを判別するものである。具体的には、有効ライン上の図柄の組合せのうち役を構成するものが有効ラインに停止したか否かを判別する。入賞が果たされると、入賞役に応じて所定枚数のメダルが払い出される。また、演出用制御手段70を通じて液晶画面103d、バックランプBL1・BL2・BL3等により所定の演出が行われる。
演出用制御手段70は、スロットマシン100の制御のうち、特に演出に関する制御を行うものである。本実施形態では図3においてサブ制御基板300に備えられており、以下の手段を備える。但し、演出用制御手段70は、以下に示す手段に限定されるものではない。
(演出データ記憶手段)演出データ記憶手段71は、液晶画面103d、バックランプBL1・BL2・BL3等に演出を実行させる通常の演出データ、または告知演出に係る演出データ等を記憶したものである。なお、記憶される演出データはこれらに限定されるものではない。
(画像表示制御手段)画像表示制御手段72は、役抽選手段61による役抽選、特定役当選判別手段62による特定役の当選の判別又は役入賞判別手段64の入賞の判別の結果、演出データ記憶手段71に記憶された演出データ等に基づいて、遊技中における遊技進行の態様を、液晶画面103dによって画像表示するように制御する機能を有する。その制御のなかには演出としての画像表示も含まれる。
ここで、演出を行うか否かの判断において、画像表示制御手段72は、例えばリールR1・R2・R3の停止時に特定の図柄の組合せが出現したときは、予め定められた演出を一律に画像表示するように制御しても良い。また、役抽選手段61による抽選によって画像表示に用いるべき演出データを選択したりしても良い。
(点灯制御手段)点灯制御手段73は、ランプ103a・104a・104b又はバックランプBL1・BL2・BL3などによる点灯を制御する。役抽選手段61による役抽選、特定役当選判別手段62による特定役の当選の判別又は役入賞判別手段64の入賞の判別の結果、演出データ記憶手段71に記憶された演出データ等に基づいて、遊技中における点灯を用いた演出を制御する機能を有する。その制御のなかには告知演出としての点灯も含まれる。
(音出力制御手段)音出力制御手段74は、スピーカSR・SL・SWによる音の出力を制御する。役抽選手段61による役抽選、特定役当選判別手段62による特定役の当選の判別又は役入賞判別手段64の入賞の判別の結果、演出データ記憶手段71に記憶された演出データ等に基づいて、遊技中における音を用いた演出を制御する機能を有する。その制御のなかには告知演出としての音出力も含まれる。特に、告知演出として視覚障害者用に音出力されるものがある。詳しくは後述する。
(停止順番登録手段)停止順番登録手段75はリールR1・R2・R3を停止する順番を登録する機能を有する。つまり、遊技者、特に、視覚障害者の遊技者がストップスイッチSP1・SP2・SP3を押下する順番をスロットマシン100に登録させるものである。選択ボタンCHを所定回入力してリールR1・R2・R3を停止する順番(6通りのうち一つ)を選択する。その後、決定ボタンDEを入力すると、選択したリールの停止順番が停止順番登録手段75に登録される。
〈視覚障害者用スロットマシン〉 遊技の状態を把握する場合の視覚障害者と健常者の間に生じる不平等を是正するために、回転しているリールR1・R2・R3に描かれている、役を構成する図柄の位置を、スピーカSR・SL・SWより出力される音により告知する方法を採る。視覚障害者の遊技者はその音を頼りにしてストップスイッチSP1・SP2・SP3を押下することにより、リール停止制御手段63による制御の下、所望の図柄を有効ライン上に揃えることができる。
このとき、告知対象とする図柄と、その図柄を告知するタイミング、そして、その図柄に対して出力する音を予め決めておく必要がある。図5、図6を参照してそれらを決定する方法について説明する。図5は、リールR1・R2・R3に描かれている、役を構成する図柄のリール配列図及びスピーカSR、SL、SWが出力する音との関係を表す図である。リールR1・R2・R3が回転することにより表示窓WDには1番目から21番目の図柄が順に表示されることになる。21番目の図柄の後には1番目の図柄が表示されることになる。又、図6は役の図柄の構成及び当該役に対する配当に関する一覧表である。なお、小役を構成する図柄は「ベル」、「スイカ」、「チェリー」とし、再遊技役を構成する図柄は「リプレイ」とする。また、特別役のうちBBを構成する図柄は「赤7」または「白7」とし、RBを構成する図柄は「BAR」とする。ビッグボーナス中にJAC INするための図柄、及びJAC GAME中に揃う図柄はともに「リプレイ」とする(図6参照)。
告知対象とする図柄は、図5に描かれている図柄(63個)のうち任意に指定すれば良い。指定するためにはホール側で適宜取り決めても良いが、遊技者が選択ボタンCH、決定ボタンDEを入力する方法でも良い。全ての図柄を指定する必要は無いが、指定した図柄(以下、「指定図柄」という。)としては、R1〜R3の各リールにおいて小役および特別役に係る図柄、つまり、「ベル」、「スイカ」、「チェリー」、「赤7」、「白7」、「BAR」をそれぞれ1つずつにすると良い。
ここで個々の図柄を指定するのも良いが、複数の図柄をまとめて指定する方法をとると良い。例えば、図5においてリールR1の13番目から15番目の図柄は「スイカ」、「チェリー」、「ベル」であり、小役の図柄が連続している。したがって、斜線で印したようにこの3つを小役に係る図柄としてまとめて指定すれば良い。リール停止制御手段63による制御により何れの図柄も揃えることができる配列であるからである。
また、特別役うちBBに係る図柄である「赤7」、「白7」に関しては、「赤7」だけ指定すれば良い。図6に示すように「赤7」も「白7」も同じ性質を有しているからである。
上記措置を採ることにより、リールR1における指定図柄は図5の斜線で印したものになる。つまり、BBに係る指定図柄は19番目の「赤7」であり、RBに係る指定図柄は7番目の「BAR」であり、小役に係る指定図柄は13番目から15番目の「スイカ」、「チェリー」、「ベル」をまとめたものである。指定する方法はこれに限定されないが、出力する音が重ならないことを考慮して、斜線で印した領域が重ならないように留意した。
なお、他のリールR2、R3に関しても図柄を指定する方法は同様であるので、その説明を省略する。
次に告知対象とする図柄、つまり、指定図柄を告知するタイミングについてであるが、指定図柄が入賞可能な位置に移動したときに告知すると良い。リールR1・R2・R3の回転する速度、視覚障害者が告知を認識してからストップスイッチSP1、SP2、SP3を押すまでの期間、そして、リール停止制御手段63による制御によるリールの停止タイミングを考慮すると、指定図柄が入賞可能な位置に移動した時に音を出力するようにすれば良い。
次に、図柄に対して出力する音であるが、視覚障害者が聞き分けられるような、指定図柄の役に応じた音をそれぞれ用意して出力する。小役に係る指定図柄はひとまとめにしたが、そのひとまとめにしたものに対する専用の音を一つ用意すれば良い。
図5を参照して具体的に一例を説明すると、斜線で印した指定図柄において、まず、リールR1の19番目の「赤7」は、その図柄が表示窓WDから1、2コマ上に移動した時、つまり、リールR1の18番目の「BAR」、17番目の「リプレイ」が表示窓WDに表示されている時に、スピーカSR・SL・SWにより「赤7」専用の音(「A音」とする。)を出力させると良い。また、リールR1の7番目の「BAR」は、その図柄が表示窓WDから1、2コマ上に移動した時、つまり、リールR1の6番目の「ベル」、5番目の「チェリー」が表示窓WDに表示されている時に、スピーカSR・SL・SWにより「BAR」専用の音(「B音」とする。)を出力させると良い。また、リールR1の13番目から15番目の「スイカ」、「チェリー」、「ベル」は、それらの図柄が表示窓WDから1、2コマ上に移動した時、つまり、リールR1の12番目の「リプレイ」、11番目の「スイカ」が表示窓WDに表示されている時に、スピーカSR・SL・SWにより小役専用の音(「C音」とする。)を出力させると良い。なお、これらの音の出力は音出力制御手段74により制御されている。
このように取り決めておけば、視覚障害者であってもA音〜C音を聞き分けて回転しているリールR1・R2・R3の様子がわかり、ストップスイッチSP1・SP2・SP3を押下すべきタイミングを認識することができる。
ここで、役抽選手段61により役が当選したときは、その役、つまり、当選役に係る図柄に対応する音を強調して出力すると良い。音を強調して出力する方法としては、リールR1・R2・R3が回転しているときに当選役に係る図柄に対応する音のみを出力して、その他の音は出力しないようにしても良いし、当選役に係る図柄に対応する音はその他の音に比べて大きく出力するようにしても良い。
例えば、小役が当選したときは、リールR1の12番目の「リプレイ」、11番目の「スイカ」が表示窓WDに表示されている時に、スピーカSR・SL・SWによりC音のみを出力、またはC音をA音、B音よりも大きく出力させれば良い。視覚障害者の遊技者は小役が当選したという遊技の状況を把握することができる。
また、スピーカSR・SL・SWは、リールR1・R2・R3のうち次に停止対象となるリールに描かれた指定図柄に対応する各音(A音〜C音)を順番に出力すると良い。これにより、視覚障害者の遊技者は停止させたいと所望するリールに対応するストップスイッチを順番に押すだけで済む。
遊技者はいわゆる順押し(リールをR1→R2→R3の順に停止させること)だけでなく、それとは異なる順番で停止させたいときがある。そのとき、そのような順番に対応するために全てのリールに対応する音を出力すると、視覚障害者の遊技者は聞こえている音がどのリールに対応する音であるのかがわからなくなる。その一方、そのような事態を回避するためにリールの停止順番を固定し、その順番に対応するように音を出力していくことは、その他の順番でリールを停止することができなくなることを意味する。これでは、視覚障害者は遊技を十分に楽しむことができない。
そこで、視覚障害者がリールの停止順番を予め設定することができる手段を設ける。具体的には、選択ボタンCHを入力してリールの停止順番を選択し、決定ボタンDEを入力して選択したリールの停止順番を設定する。停止順番登録手段75がその設定内容を登録する。音出力制御手段74はその設定内容を読み取り、スピーカSR・SL・SWによる音出力を制御する。スピーカSR・SL・SWは音出力制御手段74の制御の下、設定されたリールの停止順番に沿ってA音〜C音を出力する。
視覚障害者の遊技者は、自身で選択したリールの停止順番に基づいて音が出力されていることを把握した上で、ストップスイッチSP1、SP2、SP3をその順番に合わせて押すことができる。
なお、上述した形態は本発明を実施するための最良の形態ではあるがこれに限定する主旨ではない。従って、本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形することが可能である。
例えば、スピーカSR・SL・SWが出力する音(A音〜C音)は、効果音のようなものでも良いが、視覚障害者にわかりやすい音声ガイドのような音であっても良い。
スロットマシンに限定するものではなく例えば、スロットマシン以外の箱形形状の遊技機、或いは弾球遊技機に用いても良い。
本スロットマシン100の外部構造を表した正面図である。 本スロットマシン100の内部構造を表した正面図である。 本スロットマシン100に設けられている制御システムの構成を表したブロック図である。 入力側と、制御手段50と、出力側を図示したブロック図であり、本スロットマシン100内部で制御される動作の概略を説明するものである。 リールR1・R2・R3に描かれている、役を構成する図柄のリール配列図及びスピーカSR、SL、SWが出力する音との関係を表す図である。 役の図柄の構成及び当該役に対する配当に関する一覧表である。
符号の説明
100 スロットマシン
101 フロントドア
102 筐体
103 上部パネル部
103a ランプ
103b、c 放音部
103d 液晶画面
104 中部パネル部
104a、b ランプ
104c 操作部
104d 枠体
105 下部パネル部
106 排出口
107 受皿
108 放音部
200 回胴回転装置
300 サブ制御基板
400 中央表示基板
500 電源装置基板
600 回胴装置基板
700 主制御基板
R1、R2、R3 リール
FL 蛍光灯
MT モータ
BL1、BL2、BL3 バックランプ
ST スタートレバー
SP1、SP2、SP3 ストップスイッチ
B1、B2、B3 ベットスイッチ
CH 選択ボタン
DE 決定ボタン
CR メダル貯留装置
CD クレジット表示素子
MD メダル投入口
WD 表示窓
KY 鍵穴
SR、SL、SW スピーカ
CT 設定表示素子
CS 設定ボタン
PWU 主電源装置
HP ホッパ装置
SHP 補助貯留部
BQ システム電源スイッチ
BO 設定スイッチ
50 制御手段
60 遊技用制御手段
61 役抽選手段
62 特定役当選判別手段
63 リール停止制御手段
64 役入賞判別手段
70 演出用制御手段
71 演出データ記憶手段
72 画像表示制御手段
73 点灯制御手段
74 音出力制御手段
75 停止順番登録手段

Claims (5)

  1. 二以上の種類の図柄が描かれている複数のリールと、
    所定の音を出力する音出力手段と、
    前記音出力手段による音の出力を制御する音出力制御手段を有し、
    前記リールが回転することにより前記図柄を移動表示させることを特徴とするスロットマシンにおいて、
    前記図柄のうち二以上指定したものである指定図柄が入賞可能な位置に移動したときに、前記音出力手段は、前記音出力制御手段の制御により当該指定図柄に対応する各音を出力することを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記指定図柄は、入賞したときに所定枚数のメダルを払い出す小役および特別遊技に移行させる特別役に係る図柄であることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 抽選により当選役の決定を行う役抽選手段を有し、
    前記音出力手段は、前記音出力制御手段の制御により前記当選役に係る図柄に対応する音を強調して出力することを特徴とする請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記音出力手段は、前記リールのうち次に停止対象となるリールに描かれた指定図柄に対応する各音を順番に出力することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のスロットマシン。
  5. 前記リールの停止順番を登録する停止順番登録手段を有することを特徴とする請求項4に記載のスロットマシン。
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