JP2006325384A - 偏心型ロータおよび該ロータを有する振動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】偏心型ロータおよびかかるロータを有する振動モータを提供する。
【解決手段】偏心型ロータは、挿入孔を有するボードと、ボードの上側で、多数のパターンコイルを有し、複数の層に積層されたパターンコイル層と、ボードの裏面上に形成され、パターンコイルに電気的に連結されて、パターンコイルの整数の倍数に形成される整流子と、を含み、ボードは挿入孔に対して偏心する。偏心型ロータおよびかかるロータを有する振動モータは、小さい容量でありながら、振動量を拡大することができ、かつ製造時間を短縮しつつコストを引き下げることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は偏心型ロータおよび該ロータを有する振動モータに関し、特にパターンコイルを用いた偏心型ロータおよび振動モータに関する。
偏心型ロータを有する振動モータは現在、着信を受ける手段として電気通信機器の寸法が小さくなるにつれ、携帯電話およびPDAその他に広く用いられるようになり、このためより小型でより平坦な振動モータに対する需要は高まっている。
図1は従来の振動モータの構成を示す断面図である。従来の振動モータは底部にブラケット1を有し、シャフト9の一端部はブラケット1の中央部に挿入されるとともに固定され、シャフトの他端部はケース8により固定される。ケース8は外部の干渉から振動モータの他の部分を保護する役割を果たす。微小の厚みを有する可撓性のボード12はブラケット1の上側に配置される。
交互に変わるN、S極を有する多極磁石2は中央部の可撓性のボード12の外周部上に配置され、磁石2の中央部の空隙には一対のブラシ3が下方端部を可撓性のボード12に取り付けられた所望の角度で配置される。シャフト9の所定の位置には、軸受11が挿入され、軸受の外周部に沿って偏心型ロータ10が挿入される。ロータ10の下側にはブラシ3と接触する整流子7が配置される。
図2aは従来の偏心型ロータ10の裏面を示す透視図である。
図2aに示されるように、ロータ10には平坦な環状プレートから切断されたボード4が設けられ、所定の角度に配置された複数の巻きコイル5はボード4の上側に配置される。また、ロータ10の偏心率を高くする錘は巻きコイル5の間のボード4の上側に配置される。巻きコイル5および錘13は、ボード4にプラスチックその他などの材料が鋳造された形で固定される。
図2bは従来の偏心型ロータ10の裏面を示す斜視図である。図2bに示されるように、平坦なプレート形状の整流子7はボード4の裏面上のロータの回転軸の周りに放射状に配置される。
このような振動モータにおいては、外部電源からの電流が可撓性のボード12およびブラシ3から巻きコイル5に入力されると、巻きコイル5と磁石2との間の電気的相互作用によりロータ10が回転する。ブラケット1およびケース8によりその両方の端部が固定されるシャフト9により偏心的に支持されるように、ロータ10が偏心的に動作され、この偏心的な駆動力はシャフト9を介してブラケット1に伝達され、この結果、振動が発生する。
したがって振動モータの振動効果は、錘13などにより不均衡に質量が集中することによるロータ10の偏心が原因で起こることがわかる。したがって、ロータ10の偏心率を高めて、より大きい振動を得ることが求められている。
上述されるように巻きコイル5は従来のロータ10で使用されるが、巻きコイル5は長い製造時間および高コストを伴い、かつ実質的な容量を必要とするため、ロータ10および振動モータの容量を小さくすることを困難にする。さらに、コイルの厚みは通常は約45マイクロメートルから55マイクロメートルの微小なものであり、このためコイルは製造工程中に切れることが多く、巻きコイル5の不適合品率を高くする。
また、巻きコイル5はボード4の中心部から一定の間隔で正確に取り付けられなければならないため、正確な位置調整および巻きコイル5の取り付けは、さらに製造時間および製造コストの増大という問題を招く。
さらに、錘13はボード4上の制限された空間内に形成されるが、錘13は巻きコイル5とともに配置されるため、錘13の寸法を大きくするには困難がある。特にロータ10の偏心率を増加させるために、錘13の寸法が大きくされ、巻きコイル5の寸法が小さくされた場合には、ロータ10の性能を低下させる。したがって図2aに示されるように、ロータ10は巻きコイル5間に制限された寸法で配置され、ロータ10の偏心率を高めるには困難がある。
本発明は上述された諸問題を解決するために開発されたものであり、したがって本発明の目的は、振動性能を向上する偏心型ロータを有する偏心型ロータおよび振動モータを提供することである。本発明の他の目的は、製造時間とコストを低減する偏心型ロータを有する偏心型ロータおよび振動モータを提供することである。
上述された目的を達成するために、本発明は以下の構成を含むものである。
本発明の偏心型ロータは、挿入孔を有するボードと、ボードの上側に形成され、多数のパターンコイルを有し、複数の層に積層されるパターンコイル層と、パターンコイルに電気的に連結されパターンコイルの整数倍に形成され、ボード裏面上に形成される整流子と、を含み、かかるボードは挿入孔に対して偏心する。
上述の構成を有する偏心型ロータは、巻きコイルではなく、パターンコイルの複数の層を用いる。このため、偏心型ロータの寸法を小さくすること、および振動量を増加させることが可能であるばかりでなく、さらに製造時間およびコストを低減することができる。
偏心型ロータはさらに、パターンコイル層上に形成される錘、および錘をパターンコイル層に固定する取付部材を含むことにより振動量を増加させることができる。
本発明の他の偏心型ロータは、挿入孔を有する環状ボードと、ボードの上側に形成され、多数のパターンコイルを有し、複数の層に積層されるパターンコイル層と、パターンコイルの整数倍に形成された、ボード裏面上に形成される整流子と、パターンコイル層上の錘と、錘をパターンコイル層に固定する取付部材と、を含む。
パターンコイル層は、基材の両側にパターンコイル層間に絶縁層を設けた態様で、連続的に積層される。
好ましくは、パターンコイルは一定の間隔をもってボード上に放射状に配置され、6または6以上の層が積層されて、偏心型ロータの振動量を増加させる。錘は好ましくは、タングステンなどの比重量が高い材料であり、ボードの外部周縁と位置合わせされて、振動量を最大限にする。錘は扇状の形状で、中央部の角度は180度または180度以下である。
取付部材は低密度プラスチック用樹脂の射出成形を介して容易に形成できる。また、取付部材の厚みは好ましくは、錘の厚みと同等であり、このため、ロータの容量が低減されてもよい。
本発明の実施形態の振動モータは、上述のように構成された偏心型ロータと、ボードの挿入孔を介して挿入されたシャフトと、シャフトの両端部を固定するハウジングと、ハウジングに取り付けられ、かつ少なくとも2つの極を有する磁石と、磁石の中央部の空隙内に形成され、かつ整流子に連結された一対のブラシと、を含む。このように構成された振動モータは偏心型ロータの容量を低減できるのみではなく、振動量を増加することができる。また、巻きコイルが用いられていないため、製造時間およびコストが低減できるというさらなる効果が得られる。
好ましくは、シャフトは軸受に仲介されて偏心型ロータに連結される。これにより、偏心型ロータとシャフトとの間の摩擦を小さくして、ロータの回転を滑らかなものにする。さらに、偏心型ロータの裏面はシャフト上に挿入される座金により支持されて、振動モータが衝撃を受けるような場合には偏心型ロータの移動を防止する。好ましくは、パターンコイルは60度の間隔で配置され、磁石は4つの交番するN/S極により磁化されて、偏心型ロータの振動量を最大限にする。
本発明にしたがったロータを有する偏心型ロータおよび振動モータの実施形態を、添付の図面を参照して以下により詳細に説明する。
図3は、本発明の実施形態にしたがった振動モータを示す断面図である。図3に示されるように、本発明の実施形態にしたがった振動モータは、ブラケット22とケース23とを有するハウジング21と、ハウジング21に固定されるシャフト31と、軸受35の仲介によりシャフト31に挿入される偏心型ロータ33と、偏心型ロータ33の裏面を支持するシャフト31に挿入される座金37と、ブラケット22に取り付けられるドーナツ形の磁石25と、ブラケット22上に配置されるプリント回路板27と、偏心型ロータ33の裏面と接触し、プリント回路板27からの電流を偏心型ロータ33に伝達するブラシ29と、を含む。
ハウジング21は内部に、磁石25と、プリント回路板27と、ブラシ29と、シャフト31と、偏心型ロータ33と、軸受35と、座金37とを有し、ブラケット22およびケース23から構成される。
図3に示されるように、ブラケット22の中央部はブラケット溝部22aを形成し、この溝部内にシャフト31の一端部が挿入される。シャフト31の下方端部はブラケット溝部22aに挿入されて固定される。ブラケット22の上側にはプリント回路板27が配置され、プリント回路板27上にはドーナツ形の磁石25が配置される。ブラケット22はケース23に連結される。
ケース23の中央部にはケース溝部23aが形成され、この溝部内にシャフト31の他端部が挿入される。シャフト31の上方端部は、ケース溝部23a内に挿入され固定される。ケース23の裏面は、偏心型ロータ33の取付部材335から一定の距離だけ離間される。
磁石25はブラケット22の上側に配置される。磁石25はドーナツ形で、その内部空隙にはブラシ29およびシャフト31が配置される。磁石25は少なくとも2つの極を有する。偏心型ロータ33の電磁力を増加させるために、磁石25は4または4以上の極を有することが好ましい。磁石25は同じ規模の交番するN極およびS極を有する。磁石25は磁場を形成する。かかる磁場は、偏心型ロータ33のパターンコイル332により発生した電場と相互作用し、フレミングの左手の法則にしたがって電磁力を発生し、偏心型ロータ33を作動させる。
シャフト31の両端部はケース溝部23aおよびブラケット溝部22aに圧入され固定される。これにより、偏心型ロータ33の回転中に偏心型ロータ33を支持する役割を果たす。シャフト31の所定の位置上には、軸受35が挿入されるとともに固定されて、偏心型ロータ33の回転を滑らかなものとする。軸受31はシャフト31に挿入され、座金37により支持される。ついで、偏心型ロータ33の挿入孔331aに配置された取付部材335により、偏心型ロータ33に連結される。
前述の一対のブラシ29は磁石25内に配置される。ブラシはそれぞれ、その一端部をプリント回路板27に電気的に連結され、他端部は偏心型ロータ33の他の側の整流子(図4bの333または図7bの333’)に接触する。ブラシ29はプリント回路板27から電流を整流子333に伝達する役割を担う。
座金37はシャフト31に挿入され、固定される。座金37は偏心型ロータ33の裏面または軸受35と接触し、偏心型ロータ33を支持する役割を担う。したがって、振動モータ上に外部衝撃がかかる場合においてさえも、偏心型ロータ33は座金37により支持されるため、偏心型ロータ33がその本来の位置から移動することはない。
図4aおよび図4bは本発明の実施形態にしたがった偏心型ロータ33の上側および裏面を示す透視図および斜視図である。
図4aおよび図4bが示すように、偏心型ロータ33は、ボード331を含む。このボードには、シャフト31が挿入される挿入孔331aが形成され、パターンコイル層338の複数の層がボード331の上側に形成され、錘334はパターンコイル層338の上に形成され、取付部材335は錘334をパターンコイル層338に固定し、平坦な板状の整流子333はボード331の他の側面上の周縁部に沿って挿入孔331aの周囲に形成される。
シャフト31はボード331を介して挿入され、このボード上にはパターンコイル層338が形成され、ボード331は錘334を支持する。ボード331の中央部には、挿入孔331aが穿孔され、この孔を介してシャフト31が挿入される。ボード331上にはパターンコイル層338が形成されるが、ボードは、シャフト31が固定され、かつ回転する際に偏心率を生成するのであれば任意の形状でよい。たとえば、ボード331は環状または半環状断面を有してもよい。すなわち、半環状断面を有するためにボード331が形成されたのち、ボード31の形状に対応するパターンコイル層338を形成することにより、偏心率がもたらされてもよい。また、磁石25により生成される磁場と相互作用する電場の規模を増大させるために、図7aおよび図7bに示される実施形態のように、ボード31は環状形状であってもよい。
本発明の実施形態において、ボード31は半環状形であるように形成され、かつパターンコイル層338はこれに対応して形成される。
図4bに示されるように、整流子333は平坦な板状の形状をした配線盤であり、ボード331の他の側の挿入孔331aの周囲に、その周縁に沿って一定の間隔で配置される。各整流子333はパターンコイル332に連結され、電流をパターンコイル332に提供する。このため整流子333の数は好ましくは、単一の層においてパターンコイル332の整数倍の数である。たとえば、1つのパターンコイル層でのパターンコイルの数が6である場合、6または12の整流子333が形成されてもよい。
整流子333はそれぞれ導電性のパターン336によりパターンコイル332に電気的に連結され、整流子333はブラシ29と接触する。したがってブラシ29を介して入力された電流は整流子333を通過し、パターンコイル332に入力される。
パターンコイル層338はフォトリソグラフィまたは厚膜厚膜法により形成されたパターン状のコイルである。図5に示されるように、各パターンコイル層338には複数のパターンコイル332が一定の間隔で形成されている。
図6は本発明の実施形態にしたがったパターンコイル層338を示す断面図である。図6に示されるように、パターンコイル層は、基本材料として作用する基材338aと、基材338aのいずれかまたは両方の側に積層され、パターンコイルが上に形成される銅箔338bと、銅箔338b上に積層される絶縁層338cと、を含む。
基材338aはエポキシ樹脂その他により形成され、銅箔338bを支持する役割を担う。パターンコイル332はエッチングまたは腐食により銅箔338b上に形成される。各銅箔338bは絶縁層により絶縁される。
パターンコイル層338の多層構造は、銅箔338bと絶縁層338cとを繰り返し積層することにより形成されてもよい。当然ながら、これがパターンコイル層338を積層するための唯一の方法ではなく、パターンコイル層と絶縁層とを基材の一つの側に連続的に積層することにより、パターンコイル層338が形成されてもよい。
パターンコイル層338は極めて薄く、厚みは0.02ミリメートルから0.05ミリメートル(および幅は0.03ミリメートルから0.07ミリメートル)であるため、複数の層を積層しても大きい容量をもたらすことがないという利点がある。パターンコイル層338は好ましくは、パターンコイル338により発生する電場を増大させるために、6または6以上の層により形成される。
パターンコイル332は導電性のパターン336を介して伝達された電流から電場を形成し、かつ磁石25とともに電磁力を発生する。パターンコイル332はボード331の形状に対応して配置される。パターンコイル層338の層の数は、振動の所望の規模およびパターンコイルの断面寸法により決定される。
図5に示されるように、単一のパターンコイル層338は好ましくは、複数のパターンコイル332により形成されて、偏心型ロータ33に印加されるトルクを上昇させる。
パターンコイル332は、従来の巻きコイルと比較するとより容量の小さい層により形成されるため、錘334は図4aに示されるように、より大きく作成されてもよい。また、パターンコイル332には従来のプリント回路板を製造するための機械設備を用いてもよく、このため、製造時間が短縮されるとともに製造コストが縮小されるといった利点がある。
錘334は扇状で、パターンコイル332の上方部に配置される。錘334は偏心型ロータ33の偏心率を上げる役割を担う。すなわち、中央部の挿入孔331aの周りの半環状形状を有するボード331により、およびかかるボード331の形状に対応して形成されたパターンコイル層338により生成された偏心率に対して、錘334が加えられ、これが偏心率のさらなる上昇をもたらすこととなる。
錘334は好ましくは、タングステンなどの比重量が高い金属により形成されるが、これらの物質に限定されるものではない。錘334の寸法は従来のロータのように巻きコイルにより制限されるものではないため、偏心率を上げるために寸法をさらに大きくしてもよい。
偏心率は、錘334の中央部の角度が180度のときに最も大きくなるが、中央部の角度は必要に応じて変化されてもよい。しかしながら、仮に錘334の中央部の角度が180度以上である場合、180度以上の角度の質量は偏心率を相殺するため、中央部の角度は180度または180度以下であることが好ましい。また、錘334は、好ましくは、さらに偏心率をあげるため、ボード331の最も外側の外周部、すなわち、ボード331の外周縁部に位置合わせされる。錘334は、パターンコイル332に取付部材335により取り付けられる。
取付部材335はプラスチック用樹脂を射出成形した生成物である。取付部材はパターンコイル332に射出され、錘334をパターンコイル332に取り付ける。さらに、取付部材335はまたボード331の挿入孔331aに挿入され、軸受35をボード331に連結する。図4aに示されるように、取付部材335の中央部の角度は180度を超えないことが好ましい。これはつまり、中央部の角度が180度を超えた場合、180度以上の角度の質量が偏心率を相殺するためである。取付部材335の高さは偏心型ロータ33の厚みを薄くするために、錘334の厚みと同様になるように作成されてもよい。または、図8に示されるように、偏心率をさらに上げるとともに、錘334をよりしっかりと固定するために錘334の厚みより厚くなるように作成されてもよい。
図7aおよび図7bは、本発明の他の実施形態にしたがった偏心型ロータの上側および裏面を示す透視図および斜視図である。図7aおよび図7bに示された偏心型ロータ33’は、ボード331’およびパターンコイル層338’の構成以外は、図4aおよび4bに示された偏心型ロータ33に等しい。よって以下、ボード331’およびパターンコイル層338’のみを説明する。ボード331’は中央部として挿入孔331a’を有する環状断面を含む。ボード331’を環状形状にすることで、ボード331’上に形成されるパターンコイル層338もまた環状形状を有してもよく、このことにより偏心型ロータ33’のトルクはさらに大きくなされてもよい。ボード331’は挿入孔331a’を中心とする偏心率を有していないため、錘334’は偏心率を生じさせる必要がある。
図9に示されるように、パターンコイル層338’は環状ボード331’上に等間隔で配置される。複数のパターンコイル(332a、332b、332c、332d、332e、332f)は単一のパターンコイル層338’上に60度の間隔で配置される。このため磁石25は好ましくは、電磁力を増加するために4つの交番する極を有する。当然ながら、必要に応じて層上に配置されるパターンコイル332’を変えてもよい。また、各パターンコイル332’は整流子333’に電気的に連結される。整流子333’の数は、パターンコイル332’の数の整数倍である。
特定の例示的な実施形態を参照しながら、発明の技術的概念を説明してきたが、実施形態により説明された本発明はこれらに限定されるものではない。本発明の分野を専門とする者であれば、本発明の技術的概念を逸脱することなく、種々の異なる実施形態を実施することが可能であることを理解されたい。
前述された構成によって本発明は以下の効果をもたらすことができる。
本発明は、容量が小さく、かつ振動性能が高い偏心型ロータを有する偏心型ロータおよび振動モータを提供する効果を備える。
本発明は、製造コストが少なく、かつ製造時間が短縮された偏心型ロータを有する偏心型ロータおよび振動モータを提供する効果を備える。
従来の振動モータを示す断面図である。 従来の偏心型ロータの上側を示す透視図である。 従来の偏心型ロータの裏面を示す斜視図である。 本発明の実施形態にしたがった振動モータを示す断面図である。 本発明の実施形態にしたがった偏心型ロータの上側を示す透視図である。 本発明の実施形態にしたがった偏心型ロータの裏面を示す斜視図である。 本発明の実施形態にしたがったパターンコイル層を示す平面図である。 本発明の実施形態にしたがったパターンコイル層を示す断面図である。 本発明の実施形態にしたがった偏心型ロータの上側を示す透視図である。 本発明の実施形態にしたがった偏心型ロータの裏面を示す斜視図である。 本発明の実施形態にしたがった振動モータを示す断面図である。 本発明の実施形態にしたがったパターンコイル層を示す平面図である。
符号の説明
21 ハウジング
25 磁石
27 プリント回路板
29 ブラシ
31 シャフト
33 偏心型ロータ
331 ボード
333 整流子
334 錘
335 取付部材
332 パターンコイル
338 パターンコイル層
35 軸受
37 座金

Claims (15)

  1. 偏心型ロータであって、
    挿入孔を有するボードと、
    前記ボードの上側に形成され、多数のパターンコイルを有し、複数の層に積層されたパターンコイル層と、
    前記ボードの裏面上に形成され、前記パターンコイルに電気的に連結されて、前記パターンコイルの整数倍に形成される整流子と、を含み、
    前記ボードは前記挿入孔に対して偏心する偏心型ロータ。
  2. 偏心型ロータであって、
    前記パターンコイル層上の錘と、
    前記錘を前記パターンコイル層に固定する取付部材と、
    をさらに含む請求項1に記載の偏心型ロータ。
  3. 偏心型ロータであって、
    挿入孔を有する環状ボードと、
    前記ボードの上側に形成され、多数のパターンコイルを有し、複数の層に積層されたパターンコイル層と、
    前記ボードの裏面上に形成され、前記パターンコイルに電気的に連結されて、前記パターンコイルの整数倍に形成される整流子と、
    前記パターンコイル層上の錘と、
    前記錘を前記パターンコイル層に固定する取付部材と、
    を含む偏心型ロータ。
  4. 前記パターンコイル層は、基材の両側に連続的に積層され、前記パターンコイル層間に絶縁層を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の偏心型ロータ。
  5. 前記パターンコイルは放射状に一定の間隔で配置される請求項1に記載の偏心型ロータ。
  6. 前記パターンコイルは6または6以上の層に積層された請求項1または3のいずれかに記載の偏心型ロータ。
  7. 前記錘はタングステンで構成される請求項2または3のいずれかに記載の偏心型ロータ。
  8. 前記錘は前記ボードの前記外周縁部に位置合わせされる請求項2または3のいずれかに記載の偏心型ロータ。
  9. 前記錘は扇状で、中央部の角度が180度または180度以下である請求項2または3のいずれかに記載の偏心型ロータ。
  10. 前記取付部材の厚みは、前記錘の厚みと同じである請求項2または3のいずれかに記載の偏心型ロータ。
  11. 前記取付部材は射出成形により形成されたプラスチック樹脂である請求項2または3のいずれかに記載の偏心型ロータ。
  12. 振動モータであって、
    前記ボードの前記挿入孔を介して挿入されたシャフトと、
    前記シャフトの両端部を固定するハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられ、少なくとも2つの極を有する磁石と、
    前記磁石の中央部の空隙内に形成され、前記整流子に連結された一対のブラシと、
    を含み、請求項1または3のいずれかに記載の前記偏心型ロータを有する振動モータ。
  13. 前記シャフトは軸受を仲介にして前記挿入孔に挿入される請求項12に記載の振動モータ。
  14. 前記偏心型ロータは前記シャフトに挿入された座金により支持される請求項12に記載の振動モータ。
  15. 前記パターンコイルは60度の間隔で配置され、かつ前記磁石は4つの交番するN/S極により磁化される請求項12に記載の振動モータ。
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