JP2006325033A - アレイアンテナの校正装置及び校正方法 - Google Patents

アレイアンテナの校正装置及び校正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アンテナ素子間隔の偏差によらず、アレイアンテナの校正を正確に行なえるようにする。
【解決手段】 校正対象の複数のアンテナ素子E0,E1,E2,E3に校正信号を供給する校正信号供給手段16,13,14と、上記校正対象のアンテナ素子E0,E1,E2,E3の両側に位置する各アンテナ素子DA,DBで受信された信号から上記校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段17,18,19と、この校正信号抽出手段17,18,19により抽出された校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子E0,E1,E2,E3から送信されるべき信号の位相を個々に制御する校正制御手段15,20とをそなえるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アレイアンテナの校正装置及び校正方法に関し、より詳細には、アレイアンテナ端での位相差に対する校正技術に関する。
次世代移動通信システムとして、DS-CDMA(Direct Spread Code Division Multiple Access)技術を用いたデジタルセルラー無線通信システムの開発が進められている。CDMA方式は、符号によりチャネルを割り当てて同時通信を行なうアクセス方式であるが、同時通信を行なっている他チャネルからの信号が干渉し、結果として同時通信可能なチャネル数、すなわちチャネル容量が制限される。このチャネル容量を増加するために、干渉を抑制する技術が有効である。
アダプティブアレイアンテナは、環境に応じて適応的に、希望ユーザにはビームを形成する一方、大きな干渉源となるユーザにはヌル点を形成することができるものであり、チャネル容量の増加を可能とする技術である。すなわち、希望ユーザの方向にビームを形成し、大きな干渉源となるユーザの方向にはヌル点を向けることで、希望ユーザからは感度よく電波を受信し、大きな干渉源からは電波を受信しないようにすることができる。これにより、干渉量を減らすことができ、その結果、チャネル容量を増やすことができる。
ところで、アダプティブアレイアンテナは、アンテナ端での位相差を用いてビームを生成している。このため、各無線部における位相変動が発生すると、ビームパターンを正しく制御することが不可能になる。
したがって、ビームパターンを正しく制御するためには、各アンテナ端での位相差を補正する必要がある。この位相差の補正手段は、例えば、キャリブレーション信号を多重化して、その多重化された信号の位相差を検出して補正する。
例えば図9は従来のアレイアンテナ用キャリブレーション装置(校正装置)の一例を示すブロック図で、下記特許文献1の図1に相当する図である。この図9に示す従来装置は、リニアアレイアンテナを構成するアンテナ素子100−1〜100−8,送信機103,校正信号発生器104,加算器105,サーキュレータ106,受信機107,RFスイッチ108,校正係数計算部109,乗算器110,電力合成器111,ユーザ信号多重部112及びユーザ“1”〜“n”に対応するビームフォーマ113などをそなえて構成され、各ビームフォーマ113から送信されたユーザ信号は、ユーザ信号多重部112で多重化された後、乗算器110にて校正係数計算部109で求められた校正係数が乗じられ、さらに、加算器105にて校正信号発生器104で発生した校正信号(キャリブレーション信号)が加算されて送信機103に入力されて対応するアンテナ素子100−1〜100−6から送信される。なお、アレイアンテナの両端に位置するアンテナ素子100−7,100−8は、ダミーアンテナで無反射抵抗器102が接続されている。
ここで、各アンテナ素子100−1〜100−6から送信された信号は、隣接するアンテナ素子に電磁的に結合して伝送されるが、この結合成分はサーキュレータ106により取り出されてRFスイッチ108経由で受信機107により受信される。
例えば、アンテナ素子100−1及び100−3からそれぞれ送信された校正信号C1,C3は、アンテナ素子間の電磁的結合によりアンテナ素子100−2で受信され、その信号C1+C3はサーキュレータ106により取り出されてRFスイッチ108の1つのポートに入力される。同様にしてRFスイッチ108の他の各ポートには信号C2+C4、信号C3+C5、信号C4+C6がそれぞれ入力される。なお、アンテナ素子100−1,100−6に電磁的に結合した信号C3,C5は電力合成器11にて電力合成されてからRFスイッチ108経由で受信機107にて受信される。
そして、RFスイッチ108を順番に切り替えることにより、各ポートに入力した信号を受信機107で復調してベースバンド信号に変換し、校正係数計算部109で各校正信号の位相及び振幅を測定して校正係数が計算される。例えば、校正信号C1〜C6として互いに相関の無い直交する信号パターンを用いることにより、信号C1,C3それぞれの信号パターンで相関処理を行なうことにより、信号C1,C3のそれぞれの位相及び振幅を求めて、信号C1と信号C3の振幅及び位相を揃えるための係数を求める。同様にして、RFスイッチ108を順番に切り替えてゆき、信号C2とC4、信号C3とC5、信号C4とC6、信号C2とC5の振幅及び位相を揃えるための係数をそれぞれ求める。
ついで、このようにして求めた係数から信号C1〜C6すべての位相及び振幅を揃えるための校正係数を求め、この構成係数を乗算器110にて送信信号に乗じることにより各アンテナ素子100−1〜100−6から送信される信号の振幅及び位相特性を揃えることが可能となる。
また、他の従来技術として下記特許文献2により提案されている技術もある。この従来技術は、アレイアンテナの両端に設けた付加アンテナから送信した校正信号のアンテナ素子への結合成分と各アンテナ素子で受信したユーザ信号とに基づいて、各アンテナ素子の位相及び振幅を校正するもので、これにより、アンテナ素子から受信機までの間の伝送路の特性まで考慮することができ、基地局と信号発生器との間の位置関係を把握する必要のない、アレイアンテナの校正装置を実現することが可能になっている。
特開2003−218621号公報 特開2003−92508号公報
しかしながら、上述した従来技術では、いずれも、アンテナ素子間隔が既知であることを前提として、校正信号の位相差検出を行なっているため、アンテナ素子間隔に偏差が存在すると、校正誤差を生じてしまうという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、アンテナ素子間隔の偏差によらず、校正を正確に行なえるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、下記のアレイアンテナの校正装置及び校正方法を要旨とするものである。即ち、
(1)本発明のアレイアンテナの校正装置は、複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正装置であって、校正対象の複数のアンテナ素子に校正信号を供給する校正信号供給手段と、上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段と、該校正信号抽出手段により抽出された該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子から送信されるべき信号の位相を個々に制御する校正制御手段とをそなえたことを特徴としている。
(2)また、本発明のアレイアンテナの校正装置は、複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正装置であって、校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子へ校正信号を供給する校正信号供給手段と、上記校正対象の各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段と、該校正信号抽出手段により抽出された該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子で受信される信号の位相を個々に制御する校正制御手段とをそなえたことを特徴としている。
(3)ここで、上記校正対象の各アンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子は、ダミーアンテナ素子であるのが好ましい。
(4)また、本発明のアレイアンテナの校正方法は、複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正方法であって、校正対象の複数のアンテナ素子から校正信号を放射し、上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出し、抽出した該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子から送信されるべき信号の位相を個々に制御することを特徴としている。
(5)さらに、本発明のアレイアンテナの校正方法は、複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正方法であって、校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子から校正信号を放射し、上記校正対象の各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出し、抽出した該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子で受信される信号の位相を個々に制御することを特徴としている。
上記本発明によれば、ダウンリンク及びアップリンクとも、校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子(例えば、ダミーアンテナ素子)を用いて、校正信号の送受を行なうことにより、アンテナ素子間隔に依存しない正確なキャリブレーションを実現できる。したがって、アンテナ素子間隔偏差を許容することができ、アレイアンテナの歩留まりを低減して製造コストの削減に寄与することができる。
〔1〕第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線送信機の構成(ダウンリンク)を示すブロック図で、この図1に示す無線送信機は、例えば、リニアアレイアンテナを構成する複数(図1では計6本)のアンテナ素子E0,E1,E2,E3,DA,DBと、複数のユーザに対応したビームフォーマ10−1〜10−n(nは2以上の整数)と、信号多重部11と、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3に対応してそれぞれ設けられた複数の移相器12、加算器13及び無線送信部14と、キャリブレーション(校正)制御部15と、キャリブレーション信号生成部16と、RFスイッチ17と、無線受信部18と、キャリブレーション信号抽出部19と、ウエイト生成部20とをそなえて構成されている。ただし、リニアアレイアンテナの両端に位置するアンテナ素子DA,DBは、それぞれ、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からの放射パターンを整形するためのダミーアンテナである。また、アンテナ素子数は上記に勿論限定されない(以下、同様)。
ここで、ビームフォーマ10−i(i=1〜n)は、それぞれ、各ユーザについての指向性をもったビームを形成するユーザ信号を出力するものであり、信号多重部11は、これらのビームフォーマ10−iからの各ユーザ信号を多重化するものであり、移相器12は、それぞれ、この信号多重部11で多重化されたユーザ信号の位相をウエイト生成部20からの重み係数に従って調整するものであり、加算器13は、それぞれ、これらの移相器12による位相調整後の信号(主信号)に、キャリブレーション信号生成部16で生成されたキャリブレーション信号(校正信号)を加算するものであり、無線送信部14は、それぞれ、このようにキャリブレーション信号の加算された信号を所定の変調方式で変調して無線信号にアップコンバートする等の所要の無線送信処理を行なってアンテナ素子E0,E1,E2,E3から送信するものである。
つまり、上記のキャリブレーション信号生成部16,加算器13及び無線送信部14は、校正対象の複数のアンテナ素子E0,E1,E2,E3に校正信号を供給する校正信号供給手段として機能するものである。
また、キャリブレーション制御部15は、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3についてのキャリブレーションを制御するものであり、キャリブレーション信号生成部16は、このキャリブレーション制御部15による制御の下に必要なキャリブレーション信号を生成して加算器13に供給するもので、アンテナ素子E0,E1,E2,E3毎のキャリブレーション信号を区別できるようにするために、例えば、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3について同じキャリブレーション信号を時分割に生成したり、アンテナ素子E0,E1,E2,E3毎に異なる周波数や符号をもつキャリブレーション信号を生成したりすることができるようになっている。つまり、キャリブレーション信号としては、時間によって放射アンテナ素子を切り替える時分割多重方式、各アンテナ素子から例えば異なる拡散コードで拡散された信号を放射する符号分割多重方式、アンテナ素子毎に周波数を変える周波数分割多重方式などを適用することができる。
さらに、RFスイッチ(スイッチ部)17は、ダミーアンテナであるアンテナ素子DA,DB(以下、ダミーアンテナ素子DA,DBとも表記する)に電磁的に結合するRF信号をキャリブレーション制御部15による制御に従って選択的に出力して無線受信部18に受信させるものであり、無線受信部18は、ダミーアンテナ素子DA又はDBからRFスイッチ18経由で受信されるRF信号に対して中間周波数(IF)信号及びベースバンド信号へのダウンコンバート処理や所定の復調処理等を含む所要の無線受信処理を行なうものであり、キャリブレーション信号抽出部19は、キャリブレーション制御部15による制御に従って、この無線受信部18から出力されるダミーアンテナ素子DA又はDBでの受信信号からキャリブレーション信号を抽出するものである。
つまり、上記のRFスイッチ17,無線受信部18及びキャリブレーション信号抽出部19は、校正対象のアンテナ素子E0,E1,E2,E3の両側に位置する各ダミーアンテナ素子DA,DBで受信された信号からキャリブレーション信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段として機能するものである。
また、ウエイト生成部20は、このキャリブレーション信号抽出部19で抽出された各キャリブレーション信号の位相差を検出して移相器12へ供給すべき重み係数(ウエイト値)を求めるものである。
ここで、ウエイト生成部20は、上記キャリブレーション信号を各アンテナ素子E0,E1,E2,E3から順番に(時分割に)送信(放射)する場合には、キャリブレーション信号抽出部19で時分割に抽出される各キャリブレーション信号をメモリ等に蓄積しながらキャリブレーション信号位相差を検出し、キャリブレーション信号の周波数や符号をアンテナ素子E0,E1,E2,E3毎に変えて各アンテナ素子E0,E1,E2,E3から同時に送信する場合には、周波数や符号によりキャリブレーション信号抽出部19で抽出される各キャリブレーション信号を周波数又は符号により区別してそれぞれの位相差を検出することになる。
つまり、上記のキャリブレーション制御部15及びウエイト生成部20は、上記キャリブレーション信号位相差に基づいて校正対象のアンテナ素子E0,E1,E2,E3から送信されるべき信号の位相を個々に制御する校正制御手段として機能し、上記のキャリブレーション制御部15,キャリブレーション信号生成部16,RFスイッチ17,無線受信部18,キャリブレーション信号抽出部19及びウエイト生成部20から成るブロックが、本発明のアレイアンテナの構成装置として機能する。
以下、上述のごとく構成された本実施形態の無線送信機におけるダウンリンクのアンテナキャリブレーション動作について詳述する。
キャリブレーション信号生成部16で生成されたキャリブレーション信号は、加算器13により各アンテナ素子E0,E1,E2,E3への主信号に加算(多重化)されて各アンテナ素子E0,E1,E2,E3から放射される。放射されたキャリブレーション信号は、ダミーアンテナ素子DA及びダミーアンテナ素子DBに電磁的に結合し、RFスイッチ経由17で無線受信部18にて受信された後、キャリブレーション信号抽出部19により受信信号から抽出される。抽出されたキャリブレーション信号は、ウエイト生成部20に入力され、ウエイト生成部20は、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からのキャリブレーション信号の位相差を検出して、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3(移相器12)に対する重み係数(ウエイト値)を算出する。
ここで、図2を用いて、ウエイト生成部20での位相差の検出方法について説明する。アンテナ素子間隔を次表1及び図2中に示すように定義し、各部の位相を次表2に示すように定義する。
Figure 2006325033
Figure 2006325033
まず、図2中に実線矢印50で示すごとく、キャリブレーション信号生成部16によってキャリブレーション信号を生成し、加算器13及び無線送信部14を通じてアンテナ素子E0,E1,E2,E3から当該キャリブレーション信号を送出し、ダミーアンテナ素子DAにおいて、キャリブレーション信号を受信した場合(RFスイッチ17をダミーアンテナ素子DA側へ切り替えた場合)について説明する。
ダミーアンテナ素子DAにおいて受信した各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からのキャリブレーション信号の位相は以下の表3に示すように表される。ただし、この表3において、λは波長を表す。
Figure 2006325033
次に、ダミーアンテナ素子DAにおいて受信した各アンテナ素子間キャリブレーション信号の位相差を求める。例として、隣接するアンテナ素子間のキャリブレーション信号の位相差を求める。
まず、アンテナ素子E0とアンテナ素子E1のキャリブレーション信号の位相差θ01aは下式(1)で表される。
θ01a=θ0a−θ1a
=(ψ0−2πda0/λ+φa)−(ψ1−2πda1/λ+φa
=(ψ0−2πda0/λ+φa)−(ψ1−2π(da0+d01)/λ+φa
=ψ0−ψ1+2πd01/λ …(1)

同様に、各アンテナ素子E1-E2間及びE2-E3間のキャリブレーション信号の位相差θ12a,θ23aはそれぞれ下記式(2),(3)により表される。
θ12a=θ1a−θ2a=ψ1−ψ2+2πd12/λ …(2)
θ23a=θ2a−θ3a=ψ2−ψ3+2πd23/λ …(3)

次に、図2中に点線矢印60で示すごとく、ダミーアンテナ素子DBにおいて、キャリブレーション信号を受信する(キャリブレーション制御部15の制御によりRFスイッチ17をダミーアンテナ素子DB側に切り替える)。ダミーアンテナ素子DBにおいて受信した各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からのキャリブレーション信号の位相は次表4で表される。
Figure 2006325033
次に、ダミーアンテナ素子DAと同様に、アンテナ素子間キャリブレーション信号の位相差、例えば、隣接するアンテナ素子間のキャリブレーション信号の位相差を求める。
即ち、アンテナ素子E0とアンテナ素子E1のキャリブレーション信号の位相差θ01bは下式(4)で表される。
θ01b=θ0b−θ1b
=(ψ0−2πd0b/λ+φb)−(ψ1−2πd1b/λ+φb
=(ψ0−2π(d01+d1b)/λ+φb)−(ψ1−2πd1b/λ+φb
=ψ0−ψ1−2πd01/λ …(4)

同様に、各アンテナ素子E1-E2間及びE2-E3間のキャリブレーション信号の位相差θ12b,θ23bをそれぞれ下式(5)及び(6)に示す。
θ12b=θ1b−θ2b=ψ1−ψ2−2πd12/λ …(5)
θ23b=θ2b−θ3b=ψ2−ψ3−2πd23/λ …(6)

次に、ダミーアンテナ素子DAで受信したキャリブレーション信号から上記式(1),(2),(3)により求めた各アンテナ素子間の位相差θ01a,θ12a,θ23aとダミーアンテナ素子DBで受信したキャリブレーション信号から上記式(4),(5),(6)により求めた各アンテナ素子間の位相差θ01b,θ12b,θ23bの和をそれぞれ下記の式(7),(8),(9)により求める。
2θ01=θ01a+θ01b=(ψ0−ψ1+2πd01/λ)+(ψ0−ψ1−2πd01/λ)
=2(ψ0−ψ1
∴ θ01=ψ0−ψ1 …(7)

2θ12=θ12a+θ12b=2(ψ1−ψ2
∴ θ12=ψ1−ψ2 …(8)

2θ23=θ23a+θ23b=2(ψ2−ψ3
∴ θ23=ψ2−ψ3 …(9)

以上のようにして、ダミーアンテナ素子DA及びDBを用いて、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3から放射されるキャリブレーション信号を受信してキャリブレーション信号位相差を検出し、当該位相差に基づいて移相器12を個別制御することにより、アンテナ素子間隔偏差によるキャリブレーション誤差を生じることなく、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3のキャリブレーションを正確に行なうことが可能となる。
〔2〕第2実施形態の説明
図3は本発明の第2実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線受信機の構成(アップリンク)を示すブロック図で、この図3に示す無線受信機は、例えば、リニアアレイアンテナを構成する複数(図3では計6本)のアンテナ素子E0,E1,E2,E3,DA,DBと、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3に対応してそれぞれ設けられた複数の無線受信部31及び移相器32と、信号分配部33と、複数のユーザに対応したビームフォーマ34−1〜34−n(nは2以上の整数)と、キャリブレーション(校正)制御部35と、キャリブレーション信号生成部36と、無線送信部37と、RFスイッチ38と、キャリブレーション信号抽出部39と、ウエイト生成部40とをそなえて構成されている。ただし、本例においても、リニアアレイアンテナの両端に位置するアンテナ素子DA,DBは、それぞれ、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からの放射パターンを整形するためのダミーアンテナである。
ここで、無線受信部31は、それぞれ、対応するアンテナ素子E0,E1,E2,E3で受信した無線信号について、IF帯、ベースバンド帯へのダウンコンバートや所定の復調処理等を含む所要の無線受信処理を施すものであり、移相器32は、それぞれ、これらの無線受信部31から出力される信号の位相をウエイト生成部40からのウエイト値に従って調整するものである。
また、信号分配部33は、移相器32により位相調整された各アンテナ素子E0,E1,E2,E3で受信した信号(ユーザ多重信号)を各ビームフォーマ34−i(i=1〜n)に分配するものであり、ビームフォーマ34−iは、それぞれ、各ユーザについての指向性をもったビームを形成するユーザ信号を受信するものである。
さらに、キャリブレーション制御部35は、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3についてのキャリブレーションを制御するものであり、キャリブレーション信号生成部36は、このキャリブレーション制御部35による制御の下に必要なキャリブレーション信号を生成するものである。例えば、キャリブレーション信号を放射するダミーアンテナ素子DA及びDBの切り換えを行なったり、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3で受信したキャリブレーション信号の抽出タイミングの制御を行なう。
また、無線送信部37は、このキャリブレーション信号生成部36で生成されたキャリブレーション信号を所定の変調方式で変調して無線信号にアップコンバートする等の所要の無線送信処理を行なうものであり、RFスイッチ(スイッチ部)38は、この無線送信部37からのキャリブレーション信号をダミーアンテナ素子DA,DBのいずれかに選択的に供給するものである。
つまり、上記のキャリブレーション信号生成部36,無線送信部37及びRFスイッチ38は、校正対象のアンテナ素子E0,E1,E2,E3の両側に位置する各ダミーアンテナ素子DA,DBへキャリブレーション信号を供給する校正信号供給手段として機能するものである。
さらに、キャリブレーション信号抽出部39は、キャリブレーション制御部35の制御の下に、各無線受信部31の出力からキャリブレーション信号を抽出するものであり、ウエイト生成部40は、キャリブレーション制御部35の制御の下に、キャリブレーション信号抽出部39により抽出された各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からのキャリブレーション信号の位相差を検出して移相器32へ供給すべき重み係数(ウエイト値)を求めるものである。
つまり、上記のキャリブレーション制御部35及びウエイト生成部40は、上記キャリブレーション信号位相差に基づいて校正対象のアンテナ素子E0,E1,E2,E3で受信される信号の位相を個々に制御する校正制御手段として機能し、上記のキャリブレーション制御部35,キャリブレーション信号生成部36,無線送信部37,RFスイッチ38,キャリブレーション信号抽出部39及びウエイト生成部40から成るブロックが、本発明のアレイアンテナの校正装置として機能する。
以下、上述のごとく構成された本実施形態の無線受信機におけるアップリンクのアンテナキャリブレーション動作について詳述する。
キャリブレーション信号生成部36で生成されたキャリブレーション信号は、無線送信部37及びRFスイッチ38を通じて、ダミーアンテナ素子DA又はダミーアンテナ素子DBから放射され、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3で受信される。各アンテナ素子E0,E1,E2,E3で受信されたキャリブレーション信号は、無線受信部31で復調された後、キャリブレーション信号抽出部39にて抽出され、ウエイト生成部40にて抽出されたキャリブレーション信号の位相差が求められて、移相器32のためのウエイト値が算出される。
ここで、図4を用い、ウエイト生成部40での位相差の検出方法について説明する。なお、アンテナ素子間隔は前記の表1及び図4中に示すように定義し、各部の位相を次表5に示すように定義する。
Figure 2006325033
まず、図4中に点線矢印80で示すごとく、キャリブレーション制御部35によりRFスイッチ38を一方のダミーアンテナ素子DA側に切り替えて、ダミーアンテナ素子DAからキャリブレーション信号を放射する。
各アンテナ素子E0,E1,E2,E3において受信したダミーアンテナ素子DAからのキャリブレーション信号の位相は次表6により表される。
Figure 2006325033
次に、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からのキャリブレーション信号(アンテナ素子E0-E1間、アンテナ素子E1-E2間、アンテナ素子E2-E3間)の位相差θ01a,θ12a,θ23aをそれぞれ下記の式(10),(11),(12)により求める。

θ01a=θ0a−θ1a
=(ψ0−2πda0/λ+φa)−(ψ1−2πda1/λ+φa
=(ψ0−2πda0/λ+φa)−(ψ1−2π(da0+d01)/λ+φa
=ψ0+2πd01/λ−ψ1 …(10)
θ12a=θ1a−θ2a=ψ1+2πd12/λ−ψ2 …(11)
θ23a=θ2a−θ3a=ψ2+2πd23/λ−ψ3 …(12)

次に、図4中に実線矢印70で示すごとく、キャリブレーション制御部35によりRFスイッチ38を他方のダミーアンテナ素子DB側に切り替えることで、ダミーアンテナ素子DBから放射され、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3において受信したキャリブレーション信号の位相は次表7により表される。
Figure 2006325033
次に、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からのキャリブレーション信号の位相差θ01b,θ12b,θ23bをそれぞれ下記の式(13),(14),(15)により求める。

θ01b=θ0b−θ1b
=(ψ0−2πd0b/λ+φb)−(ψ1−2πd1b/λ+φb
=(ψ0−2π(d01+d1b)d0b/λ+φb)−(ψ1−2πd1b/λ+φb
=ψ0−2πd01/λ−ψ1 …(13)
θ12b=θ1b−θ2b=ψ1−2πd12/λ−ψ2 …(14)
θ23b=θ2b−θ3b=ψ2−2πd23/λ−ψ3 …(15)

次に、ダミーアンテナ素子DAから放射されたキャリブレーション信号から上記式(10),(11),(12)により求めた各アンテナ素子間の位相差θ01a,θ12a,θ23aとダミーアンテナ素子DBから放射されたキャリブレーション信号から上記式(13),(14),(15)により求めた各アンテナ素子間の位相差θ01b,θ12b,θ23bの和をそれぞれ下記の式(16),(17),(18)により求める。

2θ01=θ01a+θ01b=(ψ0−ψ1+2πd01/λ)+(ψ0−ψ1−2πd01/λ)
=2(ψ0−ψ1
∴ θ01=ψ0−ψ1 …(16)

2θ12=θ12a+θ12b=2(ψ1−ψ2
∴ θ12=ψ1−ψ2 …(17)

2θ23=θ23a+θ23b=2(ψ2−ψ3
∴ θ23=ψ2−ψ3 …(18)

以上のようにして、ダミーアンテナ素子DA及びDBを用いて、キャリブレーション信号を放射し、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3で当該キャリブレーション信号を受信してキャリブレーション信号位相差を検出することにより、アンテナ素子間隔偏差によるキャリブレーション誤差を生じることなく、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3のキャリブレーションを正確に行なうことが可能となる。
〔3〕第3実施形態の説明
図5は本発明の第3実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線送信機の構成(ダウンリンク)を示すブロック図で、この図5に示す無線送信機は、図1に示す構成に比して、RFスイッチ17を用いる代わりに、ダミーアンテナDA及びDBのそれぞれについて、無線受信部18A,18B及びキャリブレーション信号抽出部19A,19Bをそなえている点が異なる。
ここで、無線受信部18A,18B自体は、いずれも、既述の無線受信部18と同一若しくは同様の機能を有するものであり、キャリブレーション信号抽出部19A,19B自体も、既述のキャリブレーション信号抽出部19と同一若しくは同様の機能を有するものである。つまり、本例の構成は、図1により前述した構成で無線受信部18及びキャリブレーション信号抽出部19がRFスイッチ17の切り替えによりダミーアンテナ素子DA,DBに対して兼用(共用)になっていたのに対し、専用の無線受信部18A,18B及びキャリブレーション信号抽出部19A,19Bとしたものである。
このような構成によっても、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。即ち、ダミーアンテナ素子DA及びDBを用いて、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3から放射されるキャリブレーション信号を受信してキャリブレーション信号位相差を検出し、当該位相差に基づいて移相器12を個別制御することにより、アンテナ素子間隔偏差によるキャリブレーション誤差を生じることなく、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3のキャリブレーションを正確に行なうことが可能となる。
なお、ダミーアンテナ素子DA,DB以外のアンテナ素子数に関わらず、無線受信部は図5に示すように2つで実現可能である。
〔4〕第4実施形態の説明
図6は本発明の第4実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線受信機の構成(アップリンク)を示すブロック図で、この図6に示す無線受信機は、図3に示す構成に比して、RFスイッチ38を用いる代わりに、ダミーアンテナDA及びDBのそれぞれについて、無線送信部37A,37Bをそなえている点が異なる。
ここで、無線送信部37A,37B自体は、いずれも、既述の無線送信部37と同一若しくは同様の機能を有するものである。つまり、本例の構成は、図3により前述した構成で無線送信部37がRFスイッチ38の切り替えによりダミーアンテナ素子DA,DBに対して兼用(共用)になっていたのに対し、専用の無線送信部37A,37Bとしたものである。
このような構成によっても、上述した第2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。即ち、ダミーアンテナ素子DA及びDBを用いて、キャリブレーション信号を放射し、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3で当該キャリブレーション信号を受信してキャリブレーション信号位相差を検出することにより、アンテナ素子間隔偏差によるキャリブレーション誤差を生じることなく、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3のキャリブレーションを正確に行なうことが可能となる。キャリブレーション信号として、時間によって放射アンテナ素子を切り換える時分割多重方式、各アンテナ素子から例えば異なる拡散コードで拡散された信号を放射する符号分割方式、アンテナ素子毎に周波数を変える周波数多重方式などを適用することができる。
なお、ダミーアンテナ素子DA,DB以外のアンテナ素子数に関わらず、無線送信部は図5に示すように2つで実現可能である。
〔5〕第5実施形態の説明
図7は本発明の第5実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線送信機の構成(ダウンリンク)を示すブロック図で、この図7に示す無線送信機は、図1により前述した構成に比して、ダミーアンテナDA,DB以外のアンテナ素子E0,E1,E2,E3をもキャリブレーション信号を受信するアンテナ素子として用いるべく、アンテナ素子E0,E1,E2,E3毎に受信信号の一部を分岐する分岐手段としてのサーキュレータ21が設けられるとともに、RFスイッチ17に代えて、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3(サーキュレータ21)及びダミーアンテナ素子DA,DBからの受信信号を選択的に無線受信部18へ出力するRFスイッチ17′が設けられている点が異なる。なお、この図7において、既述の符号と同一符号を付したものは、それぞれ、既述のものと同一若しくは同様のものである。
このような構成を採ることにより、ダミーアンテナDA,DB以外のアンテナ素子E0,E1,E2,E3でもキャリブレーション信号を受信することが可能となるので、より柔軟にアンテナ素子E0,E1,E2,E3のキャリブレーションを行なうことができる。
例えば、アンテナ素子E0,E1のキャリブレーションを行なう場合には、その両端に位置するアンテナ素子DA,E2を用いてキャリブレーションを行なうことができる。即ち、アンテナ素子E0,E1から放射した信号をダミーアンテナ素子DAで受信し、同様に、アンテナ素子E0,E1から放射した信号をアンテナ素子E2で受信することで、第1実施形態と同様にして、キャリブレーション信号位相差を検出し、当該位相差に基づいて移相器12を個別制御することにより、アンテナ素子間隔偏差によるキャリブレーション誤差を生じることなく、各アンテナ素子のキャリブレーションを正確に行なうことが可能となる。
〔6〕第6実施形態の説明
図8は本発明の第6実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線受信機の構成(アップリンク)を示すブロック図で、この図8に示す無線受信機は、図3により前述した構成に比して、ダミーアンテナDA,DB以外のアンテナ素子E0,E1,E2,E3をもキャリブレーション信号を送信(放射)するアンテナ素子として用いるべく、アンテナ素子E0,E1,E2,E3毎に受信信号と干渉させずにキャリブレーション信号の送信を可能にするためのサーキュレータ41が設けられるとともに、RFスイッチ38に代えて、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3(サーキュレータ41)及びダミーアンテナ素子DA,DBへ無線送信部37からのキャリブレーション信号を選択的に出力するRFスイッチ38′が設けられている点が異なる。なお、この図8において、既述の符号と同一符号を付したものは、それぞれ、既述のものと同一若しくは同様のものである。
このような構成を採ることにより、ダミーアンテナDA,DB以外のアンテナ素子E0,E1,E2,E3からもキャリブレーション信号を送信することが可能となるので、より柔軟にアンテナ素子E0,E1,E2,E3のキャリブレーションを行なうことができる。
例えば、アンテナ素子E0,E1のキャリブレーションを行なう場合には、その両端に位置するアンテナ素子DA,E2を用いてキャリブレーションを行なうことができる。即ち、アンテナ素子DAから放射した信号をアンテナ素子E0,E1で受信し、同様に、アンテナ素子E2から放射した信号をアンテナ素子E0,E1で受信することで、第2実施形態と同様にして、キャリブレーション信号位相差を検出し、当該位相差に基づいて移相器32を個別制御することにより、アンテナ素子間隔偏差によるキャリブレーション誤差を生じることなく、各アンテナ素子のキャリブレーションを正確に行なうことが可能となる。
以上のように、ダウンリンク及びアップリンクとも、キャリブレーション信号を受信及び送信するアンテナ素子として、放射パターンを整形するために通常設けられるダミーアンテナ素子DA,DBを用いて、2方向からキャリブレーションを行なうことにより、アンテナ素子間隔に依存しない正確なキャリブレーションを実現できる。したがって、アンテナ素子間隔偏差を許容することができ、アレイアンテナの歩留まりを低減して製造コストの削減に寄与することができる。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。
〔7〕付記
(付記1)
複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正装置であって、
校正対象の複数のアンテナ素子に校正信号を供給する校正信号供給手段と、
上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段と、
該校正信号抽出手段により抽出された該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子から送信されるべき信号の位相を個々に制御する校正制御手段とをそなえたことを特徴とする、アレイアンテナの校正装置。
(付記2)
該校正信号抽出手段が、
上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号を選択的に出力するスイッチ部と、
該スイッチ部の出力信号を受信する無線受信部と、
該無線受信部で受信された信号から該校正信号を抽出する校正信号抽出部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記3)
該校正信号抽出手段が、
上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子毎に設けられ、当該アンテナ素子で受信された信号を受信する無線受信部と、
該無線受信部毎に設けられ、当該無線受信部で受信された信号から該校正信号を抽出する校正信号抽出部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記4)
該校正信号抽出手段が、
上記校正対象の複数のアンテナ素子で受信された信号からも該校正信号を抽出すべく構成されたことを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記5)
複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正装置であって、
校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子へ校正信号を供給する校正信号供給手段と、
上記校正対象の各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段と、
該校正信号抽出手段により抽出された該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子で受信される信号の位相を個々に制御する校正制御手段とをそなえたことを特徴とする、アレイアンテナの校正装置。
(付記6)
該校正信号供給手段が、
該校正信号を生成する校正信号生成部と、
該校正信号生成部で生成された該校正信号を無線信号により送信する無線送信部と、
該無線送信部からの該無線信号を上記校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子へ選択的に出力するスイッチ部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記5記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記7)
該校正信号供給手段が、
該校正信号を生成する校正信号生成部と、
上記校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子毎に設けられ、該校正信号生成部で生成された該校正信号を無線信号によりそれぞれ当該アンテナ素子へ送信する無線送信部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記5記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記8)
上記校正対象の各アンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子が、ダミーアンテナ素子であることを特徴とする、付記1〜7のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記9)
該校正信号供給手段が、
該校正信号として、時分割多重方式、符号分割多重方式及び周波数分割多重方式のいずれかによる信号を供給すべく構成されたことを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記10)
複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正方法であって、
校正対象の複数のアンテナ素子から校正信号を放射し、
上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出し、
抽出した該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子から送信されるべき信号の位相を個々に制御することを特徴とする、アレイアンテナの校正方法。
(付記11)
複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正方法であって、
校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子から校正信号を放射し、
上記校正対象の各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出し、
抽出した該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子で受信される信号の位相を個々に制御することを特徴とする、アレイアンテナの校正方法。
(付記12)
上記校正対象の各アンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子が、ダミーアンテナ素子であることを特徴とする、付記10又は11に記載のアレイアンテナの校正方法。
(付記13)
該校正信号として、時分割多重方式、符号分割多重方式及び周波数分割多重方式のいずれかによる信号を供給することを特徴とする、付記10〜12のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正方法。
本発明の第1実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線送信機の構成(ダウンリンク)を示すブロック図である。 図1に示す無線送信機(ダウンリンク)のアンテナ校正(キャリブレーション)方法を説明するための図である。 本発明の第2実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線受信機の構成(アップリンク)を示すブロック図である。 図3に示す無線受信機(アップリンク)におけるアンテナ校正(キャリブレーション)方法を説明するための図である。 本発明の第3実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線送信機の構成(ダウンリンク)を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線受信機の構成(アップリンク)を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線送信機の構成(ダウンリンク)を示すブロック図である。 本発明の第6実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線受信機の構成(アップリンク)を示すブロック図である。 従来のアンテナキャリブレーション方法を説明すべく無線送信機の構成を示すブロック図である。
符号の説明
E0,E1,E2,E3 アンテナ素子
DA,DB ダミーアンテナ素子
10−1〜10−n,34−1〜34−n ビームフォーマ
11 信号多重部
12,32 移相器
13 加算器
14,37,37A,37B 無線送信部
15,35 キャリブレーション制御部
16,36 キャリブレーション信号生成部
17,17′,38,38′ RFスイッチ
18,18A,18B,31 無線受信部
19,19A,19B,39 キャリブレーション信号抽出部
20,40 ウエイト生成部
21,41 サーキュレータ
33 信号分配部

Claims (5)

  1. 複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正装置であって、
    校正対象の複数のアンテナ素子に校正信号を供給する校正信号供給手段と、
    上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段と、
    該校正信号抽出手段により抽出された該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子から送信されるべき信号の位相を個々に制御する校正制御手段とをそなえたことを特徴とする、アレイアンテナの校正装置。
  2. 複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正装置であって、
    校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子へ校正信号を供給する校正信号供給手段と、
    上記校正対象の各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段と、
    該校正信号抽出手段により抽出された該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子で受信される信号の位相を個々に制御する校正制御手段とをそなえたことを特徴とする、アレイアンテナの校正装置。
  3. 上記校正対象の各アンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子が、ダミーアンテナ素子であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のアレイアンテナの校正装置。
  4. 複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正方法であって、
    校正対象の複数のアンテナ素子から校正信号を放射し、
    上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出し、
    抽出した該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子から送信されるべき信号の位相を個々に制御することを特徴とする、アレイアンテナの校正方法。
  5. 複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正方法であって、
    校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子から校正信号を放射し、
    上記校正対象の各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出し、
    抽出した該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子で受信される信号の位相を個々に制御することを特徴とする、アレイアンテナの校正方法。
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