JP2006325033A - アレイアンテナの校正装置及び校正方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 校正対象の複数のアンテナ素子E0,E1,E2,E3に校正信号を供給する校正信号供給手段16,13,14と、上記校正対象のアンテナ素子E0,E1,E2,E3の両側に位置する各アンテナ素子DA,DBで受信された信号から上記校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段17,18,19と、この校正信号抽出手段17,18,19により抽出された校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子E0,E1,E2,E3から送信されるべき信号の位相を個々に制御する校正制御手段15,20とをそなえるように構成する。
【選択図】 図1
Description
したがって、ビームパターンを正しく制御するためには、各アンテナ端での位相差を補正する必要がある。この位相差の補正手段は、例えば、キャリブレーション信号を多重化して、その多重化された信号の位相差を検出して補正する。
例えば、アンテナ素子100−1及び100−3からそれぞれ送信された校正信号C1,C3は、アンテナ素子間の電磁的結合によりアンテナ素子100−2で受信され、その信号C1+C3はサーキュレータ106により取り出されてRFスイッチ108の1つのポートに入力される。同様にしてRFスイッチ108の他の各ポートには信号C2+C4、信号C3+C5、信号C4+C6がそれぞれ入力される。なお、アンテナ素子100−1,100−6に電磁的に結合した信号C3,C5は電力合成器11にて電力合成されてからRFスイッチ108経由で受信機107にて受信される。
また、他の従来技術として下記特許文献2により提案されている技術もある。この従来技術は、アレイアンテナの両端に設けた付加アンテナから送信した校正信号のアンテナ素子への結合成分と各アンテナ素子で受信したユーザ信号とに基づいて、各アンテナ素子の位相及び振幅を校正するもので、これにより、アンテナ素子から受信機までの間の伝送路の特性まで考慮することができ、基地局と信号発生器との間の位置関係を把握する必要のない、アレイアンテナの校正装置を実現することが可能になっている。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、アンテナ素子間隔の偏差によらず、校正を正確に行なえるようにすることを目的とする。
(1)本発明のアレイアンテナの校正装置は、複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正装置であって、校正対象の複数のアンテナ素子に校正信号を供給する校正信号供給手段と、上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段と、該校正信号抽出手段により抽出された該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子から送信されるべき信号の位相を個々に制御する校正制御手段とをそなえたことを特徴としている。
(4)また、本発明のアレイアンテナの校正方法は、複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正方法であって、校正対象の複数のアンテナ素子から校正信号を放射し、上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出し、抽出した該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子から送信されるべき信号の位相を個々に制御することを特徴としている。
図1は本発明の第1実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線送信機の構成(ダウンリンク)を示すブロック図で、この図1に示す無線送信機は、例えば、リニアアレイアンテナを構成する複数(図1では計6本)のアンテナ素子E0,E1,E2,E3,DA,DBと、複数のユーザに対応したビームフォーマ10−1〜10−n(nは2以上の整数)と、信号多重部11と、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3に対応してそれぞれ設けられた複数の移相器12、加算器13及び無線送信部14と、キャリブレーション(校正)制御部15と、キャリブレーション信号生成部16と、RFスイッチ17と、無線受信部18と、キャリブレーション信号抽出部19と、ウエイト生成部20とをそなえて構成されている。ただし、リニアアレイアンテナの両端に位置するアンテナ素子DA,DBは、それぞれ、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からの放射パターンを整形するためのダミーアンテナである。また、アンテナ素子数は上記に勿論限定されない(以下、同様)。
また、キャリブレーション制御部15は、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3についてのキャリブレーションを制御するものであり、キャリブレーション信号生成部16は、このキャリブレーション制御部15による制御の下に必要なキャリブレーション信号を生成して加算器13に供給するもので、アンテナ素子E0,E1,E2,E3毎のキャリブレーション信号を区別できるようにするために、例えば、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3について同じキャリブレーション信号を時分割に生成したり、アンテナ素子E0,E1,E2,E3毎に異なる周波数や符号をもつキャリブレーション信号を生成したりすることができるようになっている。つまり、キャリブレーション信号としては、時間によって放射アンテナ素子を切り替える時分割多重方式、各アンテナ素子から例えば異なる拡散コードで拡散された信号を放射する符号分割多重方式、アンテナ素子毎に周波数を変える周波数分割多重方式などを適用することができる。
また、ウエイト生成部20は、このキャリブレーション信号抽出部19で抽出された各キャリブレーション信号の位相差を検出して移相器12へ供給すべき重み係数(ウエイト値)を求めるものである。
キャリブレーション信号生成部16で生成されたキャリブレーション信号は、加算器13により各アンテナ素子E0,E1,E2,E3への主信号に加算(多重化)されて各アンテナ素子E0,E1,E2,E3から放射される。放射されたキャリブレーション信号は、ダミーアンテナ素子DA及びダミーアンテナ素子DBに電磁的に結合し、RFスイッチ経由17で無線受信部18にて受信された後、キャリブレーション信号抽出部19により受信信号から抽出される。抽出されたキャリブレーション信号は、ウエイト生成部20に入力され、ウエイト生成部20は、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からのキャリブレーション信号の位相差を検出して、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3(移相器12)に対する重み係数(ウエイト値)を算出する。
まず、アンテナ素子E0とアンテナ素子E1のキャリブレーション信号の位相差θ01aは下式(1)で表される。
=(ψ0−2πda0/λ+φa)−(ψ1−2πda1/λ+φa)
=(ψ0−2πda0/λ+φa)−(ψ1−2π(da0+d01)/λ+φa)
=ψ0−ψ1+2πd01/λ …(1)
同様に、各アンテナ素子E1-E2間及びE2-E3間のキャリブレーション信号の位相差θ12a,θ23aはそれぞれ下記式(2),(3)により表される。
θ23a=θ2a−θ3a=ψ2−ψ3+2πd23/λ …(3)
次に、図2中に点線矢印60で示すごとく、ダミーアンテナ素子DBにおいて、キャリブレーション信号を受信する(キャリブレーション制御部15の制御によりRFスイッチ17をダミーアンテナ素子DB側に切り替える)。ダミーアンテナ素子DBにおいて受信した各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からのキャリブレーション信号の位相は次表4で表される。
即ち、アンテナ素子E0とアンテナ素子E1のキャリブレーション信号の位相差θ01bは下式(4)で表される。
θ01b=θ0b−θ1b
=(ψ0−2πd0b/λ+φb)−(ψ1−2πd1b/λ+φb)
=(ψ0−2π(d01+d1b)/λ+φb)−(ψ1−2πd1b/λ+φb)
=ψ0−ψ1−2πd01/λ …(4)
同様に、各アンテナ素子E1-E2間及びE2-E3間のキャリブレーション信号の位相差θ12b,θ23bをそれぞれ下式(5)及び(6)に示す。
θ23b=θ2b−θ3b=ψ2−ψ3−2πd23/λ …(6)
次に、ダミーアンテナ素子DAで受信したキャリブレーション信号から上記式(1),(2),(3)により求めた各アンテナ素子間の位相差θ01a,θ12a,θ23aとダミーアンテナ素子DBで受信したキャリブレーション信号から上記式(4),(5),(6)により求めた各アンテナ素子間の位相差θ01b,θ12b,θ23bの和をそれぞれ下記の式(7),(8),(9)により求める。
=2(ψ0−ψ1)
∴ θ01=ψ0−ψ1 …(7)
2θ12=θ12a+θ12b=2(ψ1−ψ2)
∴ θ12=ψ1−ψ2 …(8)
2θ23=θ23a+θ23b=2(ψ2−ψ3)
∴ θ23=ψ2−ψ3 …(9)
以上のようにして、ダミーアンテナ素子DA及びDBを用いて、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3から放射されるキャリブレーション信号を受信してキャリブレーション信号位相差を検出し、当該位相差に基づいて移相器12を個別制御することにより、アンテナ素子間隔偏差によるキャリブレーション誤差を生じることなく、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3のキャリブレーションを正確に行なうことが可能となる。
図3は本発明の第2実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線受信機の構成(アップリンク)を示すブロック図で、この図3に示す無線受信機は、例えば、リニアアレイアンテナを構成する複数(図3では計6本)のアンテナ素子E0,E1,E2,E3,DA,DBと、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3に対応してそれぞれ設けられた複数の無線受信部31及び移相器32と、信号分配部33と、複数のユーザに対応したビームフォーマ34−1〜34−n(nは2以上の整数)と、キャリブレーション(校正)制御部35と、キャリブレーション信号生成部36と、無線送信部37と、RFスイッチ38と、キャリブレーション信号抽出部39と、ウエイト生成部40とをそなえて構成されている。ただし、本例においても、リニアアレイアンテナの両端に位置するアンテナ素子DA,DBは、それぞれ、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からの放射パターンを整形するためのダミーアンテナである。
さらに、キャリブレーション制御部35は、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3についてのキャリブレーションを制御するものであり、キャリブレーション信号生成部36は、このキャリブレーション制御部35による制御の下に必要なキャリブレーション信号を生成するものである。例えば、キャリブレーション信号を放射するダミーアンテナ素子DA及びDBの切り換えを行なったり、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3で受信したキャリブレーション信号の抽出タイミングの制御を行なう。
さらに、キャリブレーション信号抽出部39は、キャリブレーション制御部35の制御の下に、各無線受信部31の出力からキャリブレーション信号を抽出するものであり、ウエイト生成部40は、キャリブレーション制御部35の制御の下に、キャリブレーション信号抽出部39により抽出された各アンテナ素子E0,E1,E2,E3からのキャリブレーション信号の位相差を検出して移相器32へ供給すべき重み係数(ウエイト値)を求めるものである。
キャリブレーション信号生成部36で生成されたキャリブレーション信号は、無線送信部37及びRFスイッチ38を通じて、ダミーアンテナ素子DA又はダミーアンテナ素子DBから放射され、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3で受信される。各アンテナ素子E0,E1,E2,E3で受信されたキャリブレーション信号は、無線受信部31で復調された後、キャリブレーション信号抽出部39にて抽出され、ウエイト生成部40にて抽出されたキャリブレーション信号の位相差が求められて、移相器32のためのウエイト値が算出される。
各アンテナ素子E0,E1,E2,E3において受信したダミーアンテナ素子DAからのキャリブレーション信号の位相は次表6により表される。
θ01a=θ0a−θ1a
=(ψ0−2πda0/λ+φa)−(ψ1−2πda1/λ+φa)
=(ψ0−2πda0/λ+φa)−(ψ1−2π(da0+d01)/λ+φa)
=ψ0+2πd01/λ−ψ1 …(10)
θ12a=θ1a−θ2a=ψ1+2πd12/λ−ψ2 …(11)
θ23a=θ2a−θ3a=ψ2+2πd23/λ−ψ3 …(12)
次に、図4中に実線矢印70で示すごとく、キャリブレーション制御部35によりRFスイッチ38を他方のダミーアンテナ素子DB側に切り替えることで、ダミーアンテナ素子DBから放射され、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3において受信したキャリブレーション信号の位相は次表7により表される。
θ01b=θ0b−θ1b
=(ψ0−2πd0b/λ+φb)−(ψ1−2πd1b/λ+φb)
=(ψ0−2π(d01+d1b)d0b/λ+φb)−(ψ1−2πd1b/λ+φb)
=ψ0−2πd01/λ−ψ1 …(13)
θ12b=θ1b−θ2b=ψ1−2πd12/λ−ψ2 …(14)
θ23b=θ2b−θ3b=ψ2−2πd23/λ−ψ3 …(15)
次に、ダミーアンテナ素子DAから放射されたキャリブレーション信号から上記式(10),(11),(12)により求めた各アンテナ素子間の位相差θ01a,θ12a,θ23aとダミーアンテナ素子DBから放射されたキャリブレーション信号から上記式(13),(14),(15)により求めた各アンテナ素子間の位相差θ01b,θ12b,θ23bの和をそれぞれ下記の式(16),(17),(18)により求める。
2θ01=θ01a+θ01b=(ψ0−ψ1+2πd01/λ)+(ψ0−ψ1−2πd01/λ)
=2(ψ0−ψ1)
∴ θ01=ψ0−ψ1 …(16)
2θ12=θ12a+θ12b=2(ψ1−ψ2)
∴ θ12=ψ1−ψ2 …(17)
2θ23=θ23a+θ23b=2(ψ2−ψ3)
∴ θ23=ψ2−ψ3 …(18)
以上のようにして、ダミーアンテナ素子DA及びDBを用いて、キャリブレーション信号を放射し、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3で当該キャリブレーション信号を受信してキャリブレーション信号位相差を検出することにより、アンテナ素子間隔偏差によるキャリブレーション誤差を生じることなく、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3のキャリブレーションを正確に行なうことが可能となる。
図5は本発明の第3実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線送信機の構成(ダウンリンク)を示すブロック図で、この図5に示す無線送信機は、図1に示す構成に比して、RFスイッチ17を用いる代わりに、ダミーアンテナDA及びDBのそれぞれについて、無線受信部18A,18B及びキャリブレーション信号抽出部19A,19Bをそなえている点が異なる。
〔4〕第4実施形態の説明
図6は本発明の第4実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線受信機の構成(アップリンク)を示すブロック図で、この図6に示す無線受信機は、図3に示す構成に比して、RFスイッチ38を用いる代わりに、ダミーアンテナDA及びDBのそれぞれについて、無線送信部37A,37Bをそなえている点が異なる。
〔5〕第5実施形態の説明
図7は本発明の第5実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線送信機の構成(ダウンリンク)を示すブロック図で、この図7に示す無線送信機は、図1により前述した構成に比して、ダミーアンテナDA,DB以外のアンテナ素子E0,E1,E2,E3をもキャリブレーション信号を受信するアンテナ素子として用いるべく、アンテナ素子E0,E1,E2,E3毎に受信信号の一部を分岐する分岐手段としてのサーキュレータ21が設けられるとともに、RFスイッチ17に代えて、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3(サーキュレータ21)及びダミーアンテナ素子DA,DBからの受信信号を選択的に無線受信部18へ出力するRFスイッチ17′が設けられている点が異なる。なお、この図7において、既述の符号と同一符号を付したものは、それぞれ、既述のものと同一若しくは同様のものである。
例えば、アンテナ素子E0,E1のキャリブレーションを行なう場合には、その両端に位置するアンテナ素子DA,E2を用いてキャリブレーションを行なうことができる。即ち、アンテナ素子E0,E1から放射した信号をダミーアンテナ素子DAで受信し、同様に、アンテナ素子E0,E1から放射した信号をアンテナ素子E2で受信することで、第1実施形態と同様にして、キャリブレーション信号位相差を検出し、当該位相差に基づいて移相器12を個別制御することにより、アンテナ素子間隔偏差によるキャリブレーション誤差を生じることなく、各アンテナ素子のキャリブレーションを正確に行なうことが可能となる。
図8は本発明の第6実施形態としてのアレイアンテナの校正装置が適用される無線受信機の構成(アップリンク)を示すブロック図で、この図8に示す無線受信機は、図3により前述した構成に比して、ダミーアンテナDA,DB以外のアンテナ素子E0,E1,E2,E3をもキャリブレーション信号を送信(放射)するアンテナ素子として用いるべく、アンテナ素子E0,E1,E2,E3毎に受信信号と干渉させずにキャリブレーション信号の送信を可能にするためのサーキュレータ41が設けられるとともに、RFスイッチ38に代えて、各アンテナ素子E0,E1,E2,E3(サーキュレータ41)及びダミーアンテナ素子DA,DBへ無線送信部37からのキャリブレーション信号を選択的に出力するRFスイッチ38′が設けられている点が異なる。なお、この図8において、既述の符号と同一符号を付したものは、それぞれ、既述のものと同一若しくは同様のものである。
例えば、アンテナ素子E0,E1のキャリブレーションを行なう場合には、その両端に位置するアンテナ素子DA,E2を用いてキャリブレーションを行なうことができる。即ち、アンテナ素子DAから放射した信号をアンテナ素子E0,E1で受信し、同様に、アンテナ素子E2から放射した信号をアンテナ素子E0,E1で受信することで、第2実施形態と同様にして、キャリブレーション信号位相差を検出し、当該位相差に基づいて移相器32を個別制御することにより、アンテナ素子間隔偏差によるキャリブレーション誤差を生じることなく、各アンテナ素子のキャリブレーションを正確に行なうことが可能となる。
〔7〕付記
(付記1)
複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正装置であって、
校正対象の複数のアンテナ素子に校正信号を供給する校正信号供給手段と、
上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段と、
該校正信号抽出手段により抽出された該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子から送信されるべき信号の位相を個々に制御する校正制御手段とをそなえたことを特徴とする、アレイアンテナの校正装置。
該校正信号抽出手段が、
上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号を選択的に出力するスイッチ部と、
該スイッチ部の出力信号を受信する無線受信部と、
該無線受信部で受信された信号から該校正信号を抽出する校正信号抽出部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載のアレイアンテナの校正装置。
該校正信号抽出手段が、
上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子毎に設けられ、当該アンテナ素子で受信された信号を受信する無線受信部と、
該無線受信部毎に設けられ、当該無線受信部で受信された信号から該校正信号を抽出する校正信号抽出部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記1記載のアレイアンテナの校正装置。
該校正信号抽出手段が、
上記校正対象の複数のアンテナ素子で受信された信号からも該校正信号を抽出すべく構成されたことを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正装置であって、
校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子へ校正信号を供給する校正信号供給手段と、
上記校正対象の各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段と、
該校正信号抽出手段により抽出された該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子で受信される信号の位相を個々に制御する校正制御手段とをそなえたことを特徴とする、アレイアンテナの校正装置。
該校正信号供給手段が、
該校正信号を生成する校正信号生成部と、
該校正信号生成部で生成された該校正信号を無線信号により送信する無線送信部と、
該無線送信部からの該無線信号を上記校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子へ選択的に出力するスイッチ部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記5記載のアレイアンテナの校正装置。
該校正信号供給手段が、
該校正信号を生成する校正信号生成部と、
上記校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子毎に設けられ、該校正信号生成部で生成された該校正信号を無線信号によりそれぞれ当該アンテナ素子へ送信する無線送信部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記5記載のアレイアンテナの校正装置。
上記校正対象の各アンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子が、ダミーアンテナ素子であることを特徴とする、付記1〜7のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
(付記9)
該校正信号供給手段が、
該校正信号として、時分割多重方式、符号分割多重方式及び周波数分割多重方式のいずれかによる信号を供給すべく構成されたことを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正装置。
複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正方法であって、
校正対象の複数のアンテナ素子から校正信号を放射し、
上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出し、
抽出した該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子から送信されるべき信号の位相を個々に制御することを特徴とする、アレイアンテナの校正方法。
複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正方法であって、
校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子から校正信号を放射し、
上記校正対象の各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出し、
抽出した該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子で受信される信号の位相を個々に制御することを特徴とする、アレイアンテナの校正方法。
上記校正対象の各アンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子が、ダミーアンテナ素子であることを特徴とする、付記10又は11に記載のアレイアンテナの校正方法。
(付記13)
該校正信号として、時分割多重方式、符号分割多重方式及び周波数分割多重方式のいずれかによる信号を供給することを特徴とする、付記10〜12のいずれか1項に記載のアレイアンテナの校正方法。
DA,DB ダミーアンテナ素子
10−1〜10−n,34−1〜34−n ビームフォーマ
11 信号多重部
12,32 移相器
13 加算器
14,37,37A,37B 無線送信部
15,35 キャリブレーション制御部
16,36 キャリブレーション信号生成部
17,17′,38,38′ RFスイッチ
18,18A,18B,31 無線受信部
19,19A,19B,39 キャリブレーション信号抽出部
20,40 ウエイト生成部
21,41 サーキュレータ
33 信号分配部
Claims (5)
- 複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正装置であって、
校正対象の複数のアンテナ素子に校正信号を供給する校正信号供給手段と、
上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段と、
該校正信号抽出手段により抽出された該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子から送信されるべき信号の位相を個々に制御する校正制御手段とをそなえたことを特徴とする、アレイアンテナの校正装置。 - 複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正装置であって、
校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子へ校正信号を供給する校正信号供給手段と、
上記校正対象の各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出する校正信号抽出手段と、
該校正信号抽出手段により抽出された該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子で受信される信号の位相を個々に制御する校正制御手段とをそなえたことを特徴とする、アレイアンテナの校正装置。 - 上記校正対象の各アンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子が、ダミーアンテナ素子であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のアレイアンテナの校正装置。
- 複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正方法であって、
校正対象の複数のアンテナ素子から校正信号を放射し、
上記校正対象のアンテナ素子の両側に位置する各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出し、
抽出した該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子から送信されるべき信号の位相を個々に制御することを特徴とする、アレイアンテナの校正方法。 - 複数のアンテナ素子から成るアレイアンテナの校正方法であって、
校正対象の複数のアンテナ素子の両側に位置するアンテナ素子から校正信号を放射し、
上記校正対象の各アンテナ素子で受信された信号から該校正信号をそれぞれ抽出し、
抽出した該校正信号の位相差に基づいて上記校正対象のアンテナ素子で受信される信号の位相を個々に制御することを特徴とする、アレイアンテナの校正方法。
Priority Applications (3)
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