JP2006324847A - サンプルホールド回路、シリアル/パラレル変換回路および表示駆動装置 - Google Patents

サンプルホールド回路、シリアル/パラレル変換回路および表示駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高速にサンプリングし、低速で出力する場合に、オペアンプが高速で動作する必要があるために消費電力が大きくなる。
【解決手段】オペアンプ19を構成するトランジスタ対の特性バラツキ等に起因するオフセット電圧をキャンセルするオフセットキャンセル機能を持つサンプルホールド回路10において、オフセット電圧保持用のキャパシタ17とサンプリングデータ保持用のキャパシタ18を設け、オフセットキャンセル動作とサンプルホールド動作を別々の動作として行うようにすることで、サンプリング動作と出力動作の動作速度が同じでなくて良いようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、サンプルホールド回路、シリアル/パラレル変換回路および表示駆動装置に関する。
図8に、サンプルホールド回路の基本構成を示す。このサンプルホールド回路は、スイッチ101、キャパシタ102およびオペアンプ103を有し、アナログ入力信号Vinをスイッチ101でサンプリングしかつキャパシタ102にホールドし、反転入力端と出力端が接続されたボルテージフォロア回路構成のオペアンプ103を介して出力する構成となっている。
この基本構成のサンプルホールド回路では、オペアンプ103のオフセット電圧、具体的にはオペアンプ103を構成するトランジスタ対の特性バラツキ等に起因するオフセット電圧が出力に重畳されて現れることから知られている。
このように、出力にオフセットを持つサンプルホールド回路を、例えばシリアル/パラレル変換回路の一構成単位として用いた場合、即ち当該サンプルホールド回路を複数個並列的に配置してシリアル/パラレル変換回路を構成した場合、サンプルホールド回路ごとにオペアンプのオフセット電圧にバラツキがあると、パラレル出力の各々の間に誤差が生じることになる。
これに対して、オフセット電圧が出力に重畳されて現れないようにする回路として、図9に示すように、3個のスイッチ201〜203、キャパシタ204およびオペアンプ205からなり、スイッチトキャパシタ回路技術を用いたオフセットキャンセル機能を持つサンプルホールド回路が知られている。
しかしながら、このオフセットキャンセル機能を持つサンプルホールド回路を一構成単位として用いた例えばシリアル/パラレル変換回路において、高速にサンプリングし、低速で出力する場合に、スイッチ201で高速にサンプリングしている時間内に、スイッチ203を高速に動作させてオペアンプ205のオフセット電圧をキャパシタ204に保持する必要があるために、オペアンプ205も高速で動作する必要がある。
オペアンプ205の動作速度を高速にするには、オペアンプ205に流すアイドル電流を上げることになる。すると、サンプルホールド回路個々の消費電力が大きくなり、ひいてはシリアル/パラレル変換回路全体の消費電力が大幅に増えることになる。
一方、オフセットの無い、高速なバッファーアンプ回路として、当該回路が非選択のときに、キャパシタにオペアンプのオフセット電圧を蓄え、回路が選択されて回路出力端子に出力され始めると、回路全体としてキャパシタに蓄えられたオフセット電圧を使って、オフセット電圧が出力されないようにした回路が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−185292号公報
この従来例に係るバッファーアンプ回路は、図10に示すように、5つのスイッチ301〜305、キャパシタ306およびオペアンプ307からなる構成となっている。具体的には、アナログ入力信号Vinは、スイッチ301を介してオペアンプ307の非反転(+)入力端に入力される。オペアンプ307の非反転入力端は、スイッチ302を介して選択的に接地される。
オペアンプ307の反転(−)入力端にはキャパシタ306の一端が接続されている。キャパシタ306の他端は、スイッチ303を介して選択的に接地される。スイッチ304は、キャパシタ306の他端とオペアンプ307の出力端との間に接続されている。スイッチ305は、オペアンプ307の反転入力端と出力端との間に接続されている。
上記構成のバッファーアンプ回路において、当該回路が非選択のときに、スイッチ5によってオペアンプ307の反転入力端と出力端がショートされ、オペアンプ307の非反転入力端がスイッチ302によって接地される。このとき、オペアンプ307の出力端には、当該オペアンプ307のオフセット電圧が出力される。このオフセット電圧は、スイッチ305を介してキャパシタ306に蓄えられる。
バッファーアンプ回路が選択されると、アナログ入力信号Vinがスイッチ301を介してオペアンプ307の非反転入力に印加されるが、スイッチ303によって接地されていたキャパシタ306の他端が、スイッチ304によってオペアンプ307の出力端に接続されるために、オペアンプ307の反転入力端は、キャパシタ306の電荷保存則により、オペアンプ307の出力電圧にオフセット電圧を加えた電位になる。
すなわち、オペアンプ307の反転入力端の電位が、出力に追従しかつ常にオフセット電圧分だけ高い電位になる。したがって、オペアンプ307に出力端からは、アナログ入力信号Vinに追従し、かつオフセット電圧がキャンセルされた(引き算された)出力が得られることになる。
しかしながら、上記従来例に係るバッファーアンプ回路は、クロックごとにアナログ入力信号Vinをサンプリングして出力するものではなく、したがってサンプリングごとにオフセット電圧をキャンセルする訳ではないために、キャパシタ206に蓄えられているオフセット電圧がスイッチ305を介して出力側にリークした場合に誤差電圧となるという問題がある。
そこで、本発明は、誤差電圧が無く、低消費電力化が可能なオフセットキャンセル機能を持つサンプルホールド回路、当該サンプルホールド回路を一構成単位とするシリアル/パラレル変換回路および当該シリアル/パラレル変換回路を用いた表示駆動装置を提供することを目的とする。
本発明によるサンプルホールド回路は、第1の入力端に第1の基準電位が与えられるオペアンプと、前記オペアンプの第2の入力端に一端が接続された第1のキャパシタと、前記第1のキャパシタの他端に一端が接続された第2のキャパシタと、入力信号をサンプリングして前記第2のキャパシタの他端に与える第1のスイッチと、前記第2のキャパシタの他端と前記オペアンプの出力端との間に接続された第2のスイッチと、前記オペアンプの第2の入力端と出力端との間に接続された第3のスイッチと、前記第3のスイッチに同期して前記第1,第2のキャパシタの共通接続ノードに第2の基準電位を与える第4のスイッチとを有する構成となっている。
このサンプルホールド回路は、サンプルホールド回路を一構成単位として複数配置してなり、シリアルの入力信号をパラレルの出力信号に変換するシリアル/パラレル変換回路シリアルの信号をパラレルの信号に変換するシリアル/パラレル変換回路において、その一構成単位として用いられる。また、当該サンプルホールド回路を一構成単位とするシリアル/パラレル変換回路は、電気光学素子を含む画素が行列状に2次元配置され、当該行列状配置の画素列ごとに信号線を配線してなる表示装置において、シリアル入力の映像信号をパラレル出力に変換して信号線の各々に供給するのに用いられる。
上記構成のサンプルホールド回路、当該サンプルホールド回路を一構成単位とするシリアル/パラレル変換回路または当該シリアル/パラレル変換回路を用いた表示駆動装置において、サンプルホールド回路は、オペアンプを構成するトランジスタ対の特性バラツキ等に起因するオフセット電圧をキャンセルするオフセットキャンセル機能を持っている。このサンプルホールド回路において、第1のキャパシタがオフセット電圧保持用として、第2のキャパシタがサンプリングデータ保持用としてそれぞれ機能する。これにより、サンプルホールド動作とオフセットキャンセル動作を別々の動作として行うことができるために、サンプリング動作と出力動作の動作速度を同じにしなくて済む。また、サンプルホールド動作とオフセットキャンセル動作が別々の動作であるものの、サンプリング動作ごとにオフセットキャンセル動作が行われる。
本発明によれば、サンプリング動作と出力動作の動作速度を同じにしなくて済むことにより、オペアンプを高速で動作させる必要がないために、低消費電力化を図ることが可能であり、またサンプリング動作ごとにオフセットキャンセル動作が行われるために、オフセット電圧のリークに起因する誤差電圧も無い。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るサンプルホールド回路の回路構成を示す回路図である。
(回路構成)
図1に示すように、本実施形態に係るサンプルホールド回路10は、例えば6個のスイッチ11〜16、2つのキャパシタ17,18およびオペアンプ19を有する構成となっている。
キャパシタ17は、オフセット電圧保持用のキャパシタであり、その一端がオペアンプ19の第2の入力端である反転(−)入力端に接続されている。キャパシタ18は、サンプリングデータ保持用のキャパシタであり、その一端がオフセット電圧保持用のキャパシタ17の他端に接続されている。ここで、キャパシタ17の容量値をCn1、キャパシタ18の容量値をCn2とすると、一例として、Cn1=Cn2の関係に設定されている。
スイッチ11は、アナログ入力信号Vinをサンプリングするスイッチであり、その出力端がサンプリングデータ保持用のキャパシタ18の他端に接続されている。スイッチ12は、スイッチ11とキャパシタ18の共通接続ノードN11に一端が接続され、オペアンプ19の出力端に他端が接続されている。スイッチ13は、オペアンプ19の反転入力端に一端が接続され、オペアンプ19の出力端に他端が接続されている。
スイッチ14は、その出力端がキャパシタ17とキャパシタ18の共通接続ノードN12に接続され、当該接続ノードN12にアナログ入力信号Vinの基準電位Vrfiを選択的に与える。スイッチ15は、その出力端がオペアンプ19の第1の入力端である非反転(+)入力端に接続され、上記基準電位Vrfiを当該入力端に選択的に与える。
スイッチ16は、その出力端がオペアンプ19の非反転入力端に接続され、当該入力端に出力信号Voutの基準電位Vrfoを選択的に与える。ここで、基準電位Vrfoは可変、例えば2値を選択的にとり得るようになっている。一例として、基準電位Vrfiを5[V]としたときに、基準電位Vrfoは5[V]と10[V]の2値を選択的にとるようになっている。
基準電位Vrfoを可変としているのは、5[V]振幅の入力信号Vinを10[V]振幅の出力信号Voutにレベルシフト(レベル変換)するためである。すなわち、10[V]の基準電位Vrfoは、シフトするレベルに対応した電位である。レベルシフト動作を行うか否か、即ち基準電位Vrfoを5[V]に設定するか、10[V]に設定するかは、本サンプルホールド回路10の回路動作が始まる前にあらかじめ設定されることになる。
(回路動作)
次に、上記構成のサンプルホールド回路10の回路動作について、図2のタイミングチャートを用いて説明する。ここでは、レベルシフト動作を行う場合、即ちVrfo=10[V]の場合を例に採って説明するものとする。
図2は、6個のスイッチ11〜16をオン/オフ制御する制御パルスφ1〜φ3のタイミング関係を示すタイミングチャートである。図2において、制御パルスφ1はサンプリングパルスであり、スイッチ11をオン/オフ制御する。制御パルスφ2は、スイッチ12,16をオン/オフ制御する。制御パルスφ3は、スイッチ13,14,15をオン/オフ制御する。
先ず、制御パルスφ2が“L”レベル(略接地レベル)にある状態において、制御パルスφ3が“H”レベル(略電源電圧レベル)になることで、スイッチ13,14,15がオン状態になる。スイッチ14がオン状態になることで、キャパシタ17とキャパシタ18の共通接続ノードN12に基準電圧Vrfi(本例では、5[V])が印加される。スイッチ15がオン状態になることで、オペアンプ19の非反転入力端にも基準電圧Vrfiが印加される。
また、スイッチ13がオン状態になることで、オペアンプ19の反転入力端と出力端がショートされ、当該オペアンプ19がボルテージフォロア回路構成となる。このとき、オペアンプ19の出力端には、当該オペアンプ19を構成するトランジスタ対の特性バラツキ等に起因するオフセット電圧が現れる。このオフセット電圧は、スイッチ13を通してキャパシタ17に保持される。
この状態で、サンプリングパルスφ1が“H”レベルになり、スイッチ11がオン状態になることで、アナログ入力信号Vinがサンプリングされ、そのサンプリングデータがキャパシタ18に保持される。
その後、制御パルスφ3が“H”レベルから“L”レベルに遷移し、次いで制御パルスφ2が“L”レベルから“H”レベルに遷移することで、スイッチ12,16がオン状態となる。スイッチ16がオン状態になることで、10[V]の基準電位Vrfoがオペアンプ20の非反転入力端に印加される。
オペアンプ19の非反転入力端の電位が10[V]になることで、オペアンプ19の出力電圧の基準電圧が10[V]になる。これにより、5[V]振幅の入力信号Vinが10[V]振幅の出力信号Voutにレベルシフト(レベル変換)される。
また、スイッチ12がオン状態になることで、キャパシタ18の他端(ノードN11)がオペアンプ19の出力端に接続される。これにより、キャパシタ18の他端には、オペアンプ19のオフセット電圧がキャパシタ17に蓄えられているオフセット電圧に対して逆極性で印加されるため、両オフセット電圧がキャンセルし合う。その結果、本サンプリング回路10からは、オペアンプ19のオフセット電圧を含まない10[V]振幅の出力電圧Voutが導出される。
上述したように、オペアンプ19を構成するトランジスタ対の特性バラツキ等に起因するオフセット電圧をキャンセルするオフセットキャンセル機能を持つサンプルホールド回路10において、オフセット電圧保持用のキャパシタ17とサンプリングデータ保持用のキャパシタ18を設け、オフセットキャンセル動作とサンプルホールド動作を別々の動作として行うようにすることで、サンプリング動作と出力動作の動作速度を同じにしなくて済むことになる。
ここで、例えば、本サンプルホールド回路10を一構成単位として用いてシリアル/パラレル変換回路を構成する場合を考える。このシリアル/パラレル変換回路において、高速にサンプリングし、低速で出力する場合であっても、オフセットキャンセル動作とサンプルホールド動作を別々の動作として行えることで、オペアンプ19を高速で動作させる必要がない。
このように、サンプリング動作が高速であっても、オペアンプ19の動作を低速に抑えることができることで、オペアンプ19に流すアイドル電流が小さくて済むため、本サンプルホールド回路10の消費電流を少なく抑えることができる。したがって、本サンプルホールド回路10を一構成単位とし、当該構成単位を複数個並列的に配置してなるシリアル/パラレル変換回路全体の消費電力の低減に大きく寄与できる。
しかも、本サンプルホールド回路10では、オフセットキャンセル動作とサンプルホールド動作が別々の動作であるものの、サンプリング動作ごとにオフセットキャンセル動作が行われるために、キャパシタ17に蓄えられているオフセット電圧がスイッチ13を介して出力側にリークすることもなく、したがって当該リークに起因する誤差電圧が発生することもない。
また、オペアンプ19の非反転入力端に印加する基準電位Vrfoを可変とし、オペアンプ19の非反転入力端に印加する電位を基準電位Vrfiと基準電位Vrfoを切り替えるだけで信号レベルを簡単にシフトすることができる。したがって、ある振幅の出力信号Voutを得る場合に、入力信号Vinとしては出力信号Voutも小さい振幅のもので良く、当該入力信号Vinを扱う前段の例えばICにレベルシフト回路を設けなくて済むため、当該ICの低コスト化に寄与できる。
なお、本実施形態では、レベルシフト機能を持つサンプルホールド回路10を例に挙げて説明したが、レベルシフト機能を持つことは必須ではなく、レベルシフト機能を持たなくても、オペアンプ19を構成するトランジスタ対の特性バラツキ等に起因するオフセット電圧を低消費電力にてキャンセルするという作用効果を得ることができる。レベルシフトを考慮しない場合には、オペアンプ19の非反転入力端に印加する基準電位Vrfoを基準電位Vrfiに固定とすることで、信号数を減らすことができる。
また、本実施形態では、Cn1=Cn2の関係に設定するとしたが、キャパシタ17,18の各容量値を必ずしも同一に設定する必要はない。例えば、Cn1≦Cn2の関係に設定することで、その容量比で決まる増幅率で信号を増幅することが可能となり、またCn1≧Cn2の関係に設定することで、雑音に強くすることも可能である。
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態に係るサンプルホールド回路の回路構成を示す回路図である。
(回路構成)
図3に示すように、本実施形態に係るサンプルホールド回路20は、例えば6個のスイッチ21〜26、3つのキャパシタ27,28,29およびオペアンプ30を有する構成となっている。
キャパシタ27は、オフセット電圧保持用のキャパシタであり、その一端がオペアンプ30の反転入力端に接続されている。キャパシタ28は、サンプリングデータ保持用のキャパシタであり、その一端がオフセット電圧保持用のキャパシタ27の他端に接続されている。キャパシタ29は、レベルシフト用のキャパシタであり、その一端がオフセット電圧保持用のキャパシタ27の他端に接続されている。ここで、キャパシタ27の容量値をCn1、キャパシタ28の容量値をCn2、キャパシタ29の容量値をCn3とすると、一例として、Cn1=Cn2=Cn3の関係に設定されている。
スイッチ21は、アナログ入力信号Vinをサンプリングするスイッチであり、その出力端がサンプリングデータ保持用のキャパシタ28の他端に接続されている。スイッチ22は、レベルシフト用のキャパシタ29の他端に一端が接続され、オペアンプ30の出力端に他端が接続されている。スイッチ23は、オペアンプ30の反転入力端に一端が接続され、オペアンプ30の出力端に他端が接続されている。
スイッチ24は、その出力端がキャパシタ27とキャパシタ28の共通接続ノードN21に接続され、当該接続ノードN21にアナログ入力信号Vinの基準電位Vrfiを選択的に与える。スイッチ25は、その出力端がスイッチ21の出力端とキャパシタ28の他端の共通接続ノードN22に接続され、基準電位Vrfiを当該ノードN22に選択的に与える。
スイッチ26は、その出力端がスイッチ22とキャパシタ29の共通接続ノードN23に接続され、当該接続ノードN23に出力信号Voutの基準電位Vrfoを選択的に与える。この基準電位Vrfoは、オペアンプ30の非反転(+)入力端にも与えられる。ここで、基準電位Vrfoは可変、例えば2値を選択的にとり得るようになっている。一例として、基準電位Vrfiを5[V]としたときに、基準電位Vrfoは5[V]と10[V]の2値を選択的にとるようになっている。
基準電位Vrfoを可変としているのは、5[V]振幅の入力信号Vinを10[V]振幅の出力信号Voutにレベルシフト(レベル変換)するためである。レベルシフト動作を行うか否か、即ち基準電位Vrfoを5[V]に設定するか、10[V]に設定するかは、本サンプルホールド回路10の回路動作が始まる前にあらかじめ設定されることになる。
(回路動作)
次に、上記構成のサンプルホールド回路20の回路動作について、図4のタイミングチャートを用いて説明する。ここでは、レベルシフト動作を行う場合、即ちVrfo=10[V]の場合を例に採って説明するものとする。この10[V]の基準電位Vrfoは、オペアンプ30の非反転入力端にも固定的に印加される。
図4は、6個のスイッチ21〜26をオン/オフ制御する制御パルスφ1〜φ3のタイミング関係を示すタイミングチャートである。図4において、制御パルスφ1はサンプリングパルスであり、スイッチ21をオン/オフ制御する。制御パルスφ2は、スイッチ22,25をオン/オフ制御する。制御パルスφ3は、スイッチ23,24,26をオン/オフ制御する。
先ず、制御パルスφ2が“L”レベル(略接地レベル)にある状態において、制御パルスφ3が“H”レベル(略電源電圧レベル)になることで、スイッチ23,24,26がオン状態になる。
スイッチ24がオン状態になることで、キャパシタ27とキャパシタ28の共通接続ノードN21に基準電圧Vrfi(5[V])が印加される。スイッチ26がオン状態になることで、キャパシタ29の他端に基準電位Vrfo(10[V])が印加される。このとき、キャパシタ29には基準電位Vrfoと基準電圧Vrfiの差分電圧(5[V])が蓄えられる。この差分電圧がシフトするレベルとなる。
また、スイッチ23がオン状態になることで、オペアンプ30の反転入力端と出力端がショートされ、当該オペアンプ30がボルテージフォロア回路構成となる。このとき、オペアンプ30の出力端には、当該オペアンプ30を構成するトランジスタ対の特性バラツキ等に起因するオフセット電圧が現れる。このオフセット電圧は、スイッチ23を通してキャパシタ27に保持される。
この状態で、サンプリングパルスφ1が“H”レベルになり、スイッチ21がオン状態になることで、アナログ入力信号Vinがサンプリングされ、そのサンプリングデータがキャパシタ28に保持される。
その後、制御パルスφ3が“H”レベルから“L”レベルに遷移し、次いで制御パルスφ2が“L”レベルから“H”レベルに遷移することで、スイッチ22,25がオン状態となる。スイッチ25がオン状態になることで、キャパシタ28の他端(接続ノードN22)に基準電圧Vrfi(5[V])が印加される。
キャパシタ28の他端電位が基準電位Vrfiになると、キャパシタ28に保持されたサンプリングデータがキャパシタ29にその保持電圧分(5[V])だけレベルシフトされて保持される。また、スイッチ22がオン状態になることで、キャパシタ29の他端がオペアンプ30の出力端に接続される。
これにより、キャパシタ29の他端には、オペアンプ30のオフセット電圧が、キャパシタ27に蓄えられているオフセット電圧に対して逆極性で印加されるため、両オフセット電圧がキャンセルし合う。その結果、本サンプリング回路20からは、オペアンプ30のオフセット電圧を含まない10[V]振幅の出力電圧Voutが導出される。
上述したように、オペアンプ30を構成するトランジスタ対の特性バラツキ等に起因するオフセット電圧をキャンセルするオフセットキャンセル機能を持つサンプルホールド回路20において、オフセット電圧保持用のキャパシタ27とサンプリングデータ保持用のキャパシタ28を設け、オフセットキャンセル動作とサンプルホールド動作を別々の動作として行うようにすることで、第1実施形態に係るサンプルホールド回路10と同様の作用効果を得ることができる。
加えて、レベルシフト用のキャパシタ29を設けるとともに、スイッチ25,26の作用によってレベルシフト動作を行うようにしていることで、第1実施形態に係るサンプルホールド回路10に比べて、精度の良いレベルシフト動作を行うことができるという利点がある。
すなわち、第1実施形態に係るサンプルホールド回路10では、スイッチ15,16の作用によって基準電位Vrfiと基準電位Vrfoを切り替えることでレベルシフト動作を行うようにしていることで、オペアンプ10の非反転入力端の電位が揺れることになるため、精度の良いレベルシフト動作を行うことができない懸念がある。これに対して、本実施形態に係るサンプルホールド回路20では、基準電位Vrfoが固定であり、オペアンプ10の非反転入力端の電位が揺れることがないために、精度の良いレベルシフト動作を行うことができることになる。
なお、本実施形態では、レベルシフト機能を持つサンプルホールド回路20を例に挙げて説明したが、レベルシフト機能を持つことは必須ではなく、レベルシフト機能を持たなくても、オペアンプ30を構成するトランジスタ対の特性バラツキ等に起因するオフセット電圧を低消費電力にてキャンセルできる作用効果を得ることができる。レベルシフトを考慮しない場合には、オペアンプ19の非反転入力端に印加する基準電位Vrfoを基準電位Vrfiに固定とすることで、信号数を減らすことができる。
また、本実施形態では、Cn1=Cn2=Cn3の関係に設定するとしたが、キャパシタ27,28,29の各容量値を必ずしも同一に設定する必要はなく、別々の容量値に設定することで、その容量比で決まる増幅率で信号を増幅することも可能である。
上記各実施形態に係るサンプルホールド回路10,20は、例えば、サンプルホールド回路を一構成単位とし、当該構成単位を複数個並列的に配置してなるシリアル/パラレル変換回路において、その一構成単位として用いて好適なものである。
[シリアル/パラレル変換回路]
図5は、シリアル/パラレル変換回路の構成の一例を示す回路図である。図5に示すように、本例に係るシリアル/パラレル変換回路40は、シリアル入力信号VinをN個のパラレル出力信号Vout#1〜Vout#Nに変換するために、一構成単位であるサンプルホールド回路41−1〜41−NがN個並列的に配置された構成となっている。
このシリアル/パラレル変換回路40において、一構成単位として、即ちサンプルホールド回路41−1〜41−Nの各々として、先述した第1,第2実施形態に係るサンプルホールド回路10,20が用いられる。ここでは、第1実施形態に係るサンプルホールド回路10を用いた場合を例に挙げて説明するものとする。
サンプルホールド回路41−1〜41−Nの各々には、シリアル入力信号Vinが共通に入力されるとともに、基準電位Vrfi,Vrfoが共通に与えられる。また、制御パルスφ2,φ3もサンプルホールド回路41−1〜41−Nの各々に共通に与えられる。一方、サンプリングパルスφ1−1〜φ1−Nはサンプルホールド回路41−1〜41−Nの各々に対応したものであり、これらサンプルホールド回路41−1〜41−Nに対して順に与えられる。
図6は、サンプリングパルスφ1−1〜φ1−Nおよび制御パルスφ2,φ3のタイミングチャートである。
図6のタイミングチャートから明らかなように、サンプルホールド回路41−1〜41−Nの各々は、制御パルスφ3が“H”レベルとなるサンプリング期間内において、例えば5[V]振幅のシリアル入力信号Vinを、サンプリングパルスφ1−1〜φ1−Nに同期してスイッチ11(図1参照)にてサンプリングし、かつサンプリングデータ保持用のキャパシタ17(図1参照)に保持する動作を順に行う。
そして、サンプリング期間の終了後に制御パルスφ2に同期して、オペアンプ19(図1参照)を構成するトランジスタ対の特性バラツキ等に起因するオフセット電圧をキャンセルしつつレベルシフトした例えば10[V]振幅の出力信号Vout#1〜Vout#Nにパラレルに出力する。
このように、シリアル/パラレル変換回路40において、一構成単位として先述した第1,第2実施形態に係るサンプルホールド回路10,20を用いることで、上述した動作説明から明らかなように、これらサンプルホールド回路10,20ではサンプルホールド動作とオフセットキャンセル動作を別々の動作として行えることから、高速にサンプリングし、低速で出力することができ、オペアンプ(19,30)の動作を低速に抑えることができるために、サンプルホールド回路41−1〜41−N個々の消費電力、ひいてはシリアル/パラレル変換回路40全体の消費電力を大幅に低減できる。
因みに、サンプルホールド動作とオフセットキャンセル動作を別々の動作として行うことができない従来技術では、高速なサンプリング動作に同期して出力も高速に行いつつ順に出力されるパラレルデータを一旦ラッチ回路に保持し、当該ラッチ回路から低速で出力することになるために、オペアンプを高速に動作させることに伴って消費電力が増大したり、ラッチ回路を設けることに伴って回路規模が大きくなったりする。
これに対して、本例に係るシリアル/パラレル変換回路40では、高速サンプリングに対して出力を低速にできることで、シリアル/パラレル変換回路40の出力側にラッチ回路を設ける必要がなくなるために、本シリアル/パラレル変換回路40の回路規模の簡略化を図ることができる利点もある。
なお、ここでは、一例として、先述した第1,第2実施形態に係るサンプルホールド回路10,20をシリアル/パラレル変換回路の一構成単位として用いる場合を適用例として説明したが、この適用例に限られるものではなく、サンプルホールド回路を用いる回路全般に適用可能である。
上記適用例に係るシリアル/パラレル変換回路は、例えば液晶セルやEL(electro luminescence)素子などの電気光学素子を含む画素が行列状に2次元配置され、当該行列状配置の画素列ごとに信号線を配線してなる画素アレイ部の各信号線に対して、シリアル入力の映像信号をパラレル変換して供給する表示駆動装置に用いることができる。
[液晶表示装置]
図7は、画素の電気光学素子として例えば液晶セルを用いてなるアクティブマトリクス型液晶表示装置の全体構成の概略を示すシステム構成図である。
図7に示すように、本例に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置50は、画素アレイ部51に加えて、当該画素アレイ部51の各画素を駆動する周辺回路、例えば垂直駆動回路52および水平駆動回路53を具備し、これら周辺回路が画素アレイ部51と同一の基板(以下、「液晶パネル」と記述する)54上に形成された構成となっており、当該液晶パネル54の外部に設けられた映像信号アナログバッファ部55からパラレルにN系統の映像信号SIG#1〜SIG#Nが、制御回路部56から各種の制御パルスがそれぞれ入力されるようになっている。
画素アレイ部51は、電気光学素子である液晶セルを含む画素60が、透明絶縁基板、例えば第1のガラス基板(図示せず)上に行列状(m行、n列)に2次元配置され、この行列状の画素配置に対して画素行ごとに走査線57−1〜57−mが配線され、画素列ごとに信号線58−1〜58−nが配線された構成となっている。第1のガラス基板に対して、第2のガラス基板が所定の間隙を持って対向配置され、これら2枚のガラス基板間の間隙に液晶材料が封止されることによって上記液晶パネル54が構成されている。
垂直駆動回路52は、画素アレイ部51の例えば左側に配置されている。なお、ここでは、画素アレイ部51の左側に垂直駆動回路52を配置する構成を例に挙げて示したが、画素アレイ部51の右側側に、あるいは画素アレイ部51の左右両側に垂直駆動回路52を配置する構成を採ることも可能である。垂直駆動回路52は、シフトレジスタやバッファ回路等によって構成され、制御回路部56から供給される制御パルス(図示せず)に同期して垂直走査パルスを順に出力し、画素アレイ部51の走査線57−1〜57−mに与えることによって画素60を行単位で順次選択する。
ここで、本例に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置50では、液晶パネル54上の信号線58−1〜58−nを駆動する水平駆動回路53の駆動方式として、信号線58−1〜58−nを映像信号アナログバッファ部55の1系統の出力に対して例えば互いに隣り合うx本ずつ(xは2以上の整数)を組(単位)にして割り当て、このx本の信号線をx時分割にて順次選択する一方、その選択した信号線に対して映像信号アナログバッファ部55の各出力毎に時系列で出力される映像信号を時分割で振り分けて供給することによって各信号線を駆動する、いわゆるセレクタ駆動方式(時分割駆動方式)を採用している。ここでは、一例として、x=4、即ち4時分割駆動としている。
4時分割駆動を行う水平駆動回路53は、液晶パネル54の外部に設けられた映像信号アナログバッファ部55から、n本の信号線58−1〜58−nに対してN(=n/4)系統の映像信号SIG#1〜SIG#Nがパラレル入力される。このN系統の映像信号SIG#1〜SIG#Nは、組となる4本の信号線分の信号が1H(Hは水平走査期間)毎に時系列で並んだ時系列信号として入力される。
水平駆動回路53は、N系統の映像信号SIG#1〜SIG#Nに対応して設けられたN本の信号伝送線531−1〜531−NおよびN個のスイッチ回路532−1〜532−Nと、4時分割駆動に対応して設けられた4本のスイッチ制御線533−1〜533−4および4個のバッファ534−1〜534−4を有する構成となっている。
この水平駆動回路53において、N本の信号伝送線531−1〜531−Nは、N系統の映像信号SIG#1〜SIG#NをN個のスイッチ回路532−1〜532−Nにそれぞれ伝送する。水平駆動回路53にはさらに、液晶パネル54の外部に設けられた制御回路部56から4つのスイッチドライブパルスHSW1〜HSW4が入力される。この4つのスイッチドライブパルスHSW1〜HSW4は、4個のバッファ534−1〜534−4を介して4本のスイッチ制御線533−1〜533−4にそれぞれ与えられる。
スイッチ回路532−1は、4時分割に対応した4個の水平スイッチHS1,HS2,HS3,HS4からなり、これら水平スイッチHS1,HS2,HS3,HS4の各一端が信号伝送線531−1に共通に接続され、各他端が信号線58−1,58−2,58−3,58−4にそれぞれ接続された構成となっている。スイッチ回路532−2〜532−Nも、スイッチ回路532−1と同様の構成となっている。
これらN個のスイッチ回路532−1〜532−Nの各水平スイッチとしては、NチャネルMOSトランジスタからなるNMOSスイッチ、PチャネルMOSトランジスタからなるPMOSスイッチ、あるいはNチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタとが並列接続されてなるトランスファスイッチなどのスイッチ素子を用いることができる。
N個のスイッチ回路532−1〜532−Nは、液晶パネル54の外部から入力され、バッファ534−1〜534−4を介してスイッチ制御線533−1〜533−4に与えられるスイッチドライブパルスHSW1,HSW2,HSW3,HSW4に同期して、組となる4本の信号線を時分割にて順次選択し、その選択した信号線に対して映像信号SIG#1〜SIG#Nの各々を時分割で振り分けて供給する。
映像信号アナログバッファ部55は本発明に係る表示駆動装置に相当し、シリアル/パラレル変換回路551およびN個のバッファ552−1〜552−Nからなる構成となっている。シリアル/パラレル変換回路551は、シリアル入力の映像信号Vinをパラレル出力のN系統の映像信号SIG#1〜SIG#Nに変換する。このN系統の映像信号SIG#1〜SIG#Nは、バッファ552−1〜552−Nをそれぞれ介して液晶パネル54に入力される。
この映像信号アナログバッファ部(表示駆動装置)55において、シリアル/パラレル変換回路551として、先述した適用例に係るシリアル/パラレル変換回路40、即ち一構成単位として先述した第1,第2実施形態に係るサンプルホールド回路10,20を用いたシリアル/パラレル変換回路40が用いられる。
この場合、4時分割駆動であることから、サンプルホールド回路10,20では、1H(1水平走査期間)において図2、図3の一連の動作が4回繰り返して行われることになる。これにより、シリアル/パラレル変換回路551からは、N系統の映像信号SIG#1〜SIG#Nとして、組となる4本の信号線分の信号が1Hごとに時系列で並んだ時系列信号が出力されることになる。
このように、平面型表示装置、例えば液晶表示装置50の信号線58−1〜58−nの各々に(本例では、スイッチ回路532−1〜532−Nを介して)、シリアル入力の映像信号VinをN系統の映像信号SIG#1〜SIG#Nにパラレル変換して供給する表示駆動装置、即ち映像信号アナログバッファ部55において、一構成単位として先述した第1,第2実施形態に係るサンプルホールド回路10,20を用いたシリアル/パラレル変換回路40を用いることで、当該シリアル/パラレル変換回路40では消費電力を低減できるとともに、回路規模の簡略化を図ることができるために、表示装置全体の低消費電力化および回路規模の縮小化に大きく寄与できることになる。
なお、本例では、映像信号アナログバッファ部55を液晶パネル54の外部に設けた構成の液晶表示装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、映像信号アナログバッファ部55を液晶パネル54の内部に設けた構成の液晶表示装置にも同様に適用可能である。
また、表示装置の駆動方式についても、セレクタ駆動方式の表示装置への適用に限られるものではなく、シリアル入力の映像信号VinをN系統の映像信号SIG#1〜SIG#Nにパラレル変換して供給する表示駆動装置を備えた表示装置全般に適用可能である。
本発明の第1実施形態に係るサンプルホールド回路の回路構成を示す回路図である。 第1実施形態に係るサンプルホールド回路の回路動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係るサンプルホールド回路の回路構成を示す回路図である。 第2実施形態に係るサンプルホールド回路の回路動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明に係るシリアル/パラレル変換回路の回路構成の一例を示す回路図である。 シリアル/パラレル変換回路の回路動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置の全体構成の概略を示すシステム構成図である。 サンプルホールド回路の基本構成を示す回路図である。 オフセットキャンセル機能を持つサンプルホールド回路の回路構成を示す回路図である。 従来例に係るバッファーアンプ回路の回路構成を示す回路図である。
符号の説明
10,20…サンプルホールド回路、11〜16,21〜26…スイッチ、17,27…オフセット電圧保持用のキャパシタ、18,28…サンプリングデータ保持用のキャパシタ、19,30…オペアンプ、29…オフセットキャンセル用のキャパシタ、40…シリアル/パラレル変換回路、50…アクティブマトリクス型液晶表示装置、60…画素

Claims (6)

  1. 第1の入力端に第1の基準電位が与えられるオペアンプと、
    前記オペアンプの第2の入力端に一端が接続された第1のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタの他端に一端が接続された第2のキャパシタと、
    入力信号をサンプリングして前記第2のキャパシタの他端に与える第1のスイッチと、
    前記第2のキャパシタの他端と前記オペアンプの出力端との間に接続された第2のスイッチと、
    前記オペアンプの第2の入力端と出力端との間に接続された第3のスイッチと、
    前記第3のスイッチに同期して前記第1,第2のキャパシタの共通接続ノードに第2の基準電位を与える第4のスイッチと
    を有することを特徴とするサンプルホールド回路。
  2. 前記第1の基準電位は、前記第2の基準電位と同電位である
    ことを特徴とする請求項1記載のサンプルホールド回路。
  3. 前記第3のスイッチに同期して前記オペアンプの第1の入力端に前記第2の基準電位を与える第5のスイッチと、
    前記第2のスイッチに同期して前記オペアンプの第1の入力端に、シフトするレベルに対応した第3の基準電位を与える第6のスイッチとをさらに有する
    ことを特徴とする請求項2記載のサンプルホールド回路。
  4. 前記第1のキャパシタの他端に一端が接続された第3のキャパシタと、
    前記第2のスイッチに同期して前記第2のキャパシタの他端に前記第2の基準電位を与える第5のスイッチと、
    前記第3のスイッチに同期して前記第3のキャパシタの他端に前記第1の基準電位を与える第5のスイッチとをさらに有し、
    前記第1の基準電位は、シフトするレベルに対応した電位であり、
    前記第2のスイッチは、前記第3のキャパシタの他端と前記オペアンプの出力端との間に接続されている
    ことを特徴とする請求項1記載のサンプルホールド回路。
  5. サンプルホールド回路を一構成単位として複数配置してなり、シリアルの入力信号をパラレルの出力信号に変換するシリアル/パラレル変換回路であって、
    前記サンプルホールド回路は、
    第1の入力端に第1の基準電位が与えられるオペアンプと、
    前記オペアンプの第2の入力端に一端が接続された第1のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタの他端に一端が接続された第2のキャパシタと、
    入力信号をサンプリングして前記第2のキャパシタの他端に与える第1のスイッチと、
    前記第2のキャパシタの他端と前記オペアンプの出力端との間に接続された第2のスイッチと、
    前記オペアンプの第2の入力端と出力端との間に接続された第3のスイッチと、
    前記第3のスイッチに同期して前記第1,第2のキャパシタの共通接続ノードに第2の基準電位を与える第4のスイッチとを有する
    ことを特徴とするシリアル/パラレル変換回路。
  6. サンプルホールド回路を一構成単位として複数配置してなり、シリアルの入力信号をパラレルの出力信号に変換するシリアル/パラレル変換回路を備え、
    電気光学素子を含む画素が行列状に2次元配置され、当該行列状配置の画素列ごとに信号線を配線してなる画素アレイ部の各信号線に対して、前記シリアル/パラレル変換回路から出力されるパラレル信号を供給する表示駆動装置であって、
    前記サンプルホールド回路は、
    第1の入力端に第1の基準電位が与えられるオペアンプと、
    前記オペアンプの第2の入力端に一端が接続された第1のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタの他端に一端が接続された第2のキャパシタと、
    入力信号をサンプリングして前記第2のキャパシタの他端に与える第1のスイッチと、
    前記第2のキャパシタの他端と前記オペアンプの出力端との間に接続された第2のスイッチと、
    前記オペアンプの第2の入力端と出力端との間に接続された第3のスイッチと、
    前記第3のスイッチに同期して前記第1,第2のキャパシタの共通接続ノードに第2の基準電位を与える第4のスイッチとを有する
    ことを特徴とする表示駆動装置。
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