JP2006323895A - メディアの種別に応じた再生方法と再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用するメディアの状態(ディスク挿入等)を検出することにより自動的にカレントを切り換えて所定の動作(再生開始等)を行なう。
【解決手段】記録媒体としてハードディスクや光ディスクを備える装置のカレントドライブ切り換え(ST903)および/または記録媒体に関連した所定の動作(ST904)を、装置に装填されたメディアの種別(追記可能か否か等)に応じて(ST902)、装着メディアに対応して行なう。
【選択図】 図9
【解決手段】記録媒体としてハードディスクや光ディスクを備える装置のカレントドライブ切り換え(ST903)および/または記録媒体に関連した所定の動作(ST904)を、装置に装填されたメディアの種別(追記可能か否か等)に応じて(ST902)、装着メディアに対応して行なう。
【選択図】 図9
Description
この発明は、メディアの種別に応じた再生方法と再生装置に関する。
デジタルバーサタイルディスク(DVD)の録画フォーマットには、セル販売されるDVDソフトなどで使用されているDVDビデオフォーマットと、DVDレコーダで使用され編集処理が可能なDVD−VRフォーマットがある。多くのDVDレコーダでは、記録媒体(メディア)として、光ディスク(DVD−RAM、DVD−RW等)の他にハードディスク(HDD)が併用されている。この種のDVD/HDDハイブリッドレコーダでは、これらの種々な記録媒体を適宜使い分けて、記録および/または再生を行えるようになっている(特許文献1参照)。
特開2005−86717号公報(段落0003−0009、図4)
特許文献1では、その背景技術のなかで、追記不可能メディアであるDVDビデオディスクと追記可能メディアであるDVD−RAMやDVD−RWなどの記録媒体のメニュー表示動作に触れている。DVDビデオ再生装置は、再生可能な複数の項目から所望の項目を選択することができるメニュー画面の情報がDVDビデオディスクに記録されていれば、ファイル構造情報に予め指定された再生手順に従って再生を開始し、メニュー画面を表示してDVDビデオディスクの再生を一時的に停止する。また、ユーザがタイトルやチャプタの中の任意の画像をサムネイル画像に指定することができ、DVD−RAMやDVD−RWなどの記録媒体にリアルタイムでコンテンツ情報を記録するDVD−VR規格では、再生時にはメニュー画面にタイトルやチャプタのサムネイル画像が表示される。
このように記録媒体を再生するビデオ再生装置では、記録媒体を再生するとき、自動又は手動によりメニュー画面を表示しているが、前記のように追記不可能メディアと追記可能メディアではメニュー画面が違っている。しかしながら、記録媒体としてハードディスク(HDD)と光ディスク(DVD−RAM等)を備える記録再生装置(DVD/HDDハイブリッドレコーダ)では、カレント(現在アクセス対象となっているデバイス)がHDDドライブの場合、光ディスクをディスクドライブに装填してもそれだけではカレントが切り替わらない。そのため、光ディスクを再生したいときは、まず、カレントドライブを切り換える操作が必要となる。また、メニュー画面を表示させるにあたり、追記可能メディアと追記不可能メディアで操作が異なるという問題もある。
この発明の課題の1つは、使用するメディアの状態(ディスク挿入等)を検出することにより自動的にカレントを切り換えて所定の動作(再生開始、メニュー画面の表示等)を行なうようにすることである。
この発明の一実施の形態に係るメディアの種別に応じた再生方法では、記録媒体としてハードディスクや光ディスクを備える装置のカレントドライブ切り換えや記録媒体に関連した所定の動作(再生開始、メニュー画面の表示等)を、装置に装着(set)、装填(loaded)、または挿入(inserted)されたメディアの種別(追記可能か否か等)に応じて、装着メディアに対応して行なう。
この発明の実施により、ユーザの操作負担を軽減し、わかりやすい記録再生装置(例えばDVD/HDDハイブリッドレコーダ)を得ることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明を適用した映像録画装置(DVD/HDDハイブリッドレコーダ)の実施の一形態を示す図である。この実施の形態では、記録媒体としてDVD−RAM/RW/Rなどの光ディスクとハードディスクの双方を取り扱うことができる装置(HDD付DVD−VRレコーダ)として示しているが、記録媒体として半導体メモリ等を適宜併用してもよい。図1において、各ブロックを大きく分けると、左側には記録部の主なブロックを示し、右側には再生部の主なブロックを示している。
図1の映像録画装置は、2種類のディスクドライブ部を有する。まず、ビデオファイルを構築できる情報記録媒体である第1のメディアとしての光ディスク(DVD−RAM、DVD±RW、DVD±Rなど)1001を回転駆動し、情報の読み書きを実行するディスクドライブ部1002を有する。また、第2のメディアとしてのハードディスク(HDD)を駆動するハードディスクドライブ部2001を有する。データプロセッサ部1003は、ディスクドライブ部1002及びハードディスクドライブ部2001に記録データを供給することができ、また、再生された信号を受け取ることができる。ディスクドライブ部1002は、光ディスク1001に対する回転制御系、レーザ駆動系(波長が650nmの赤色レーザ、あるいは405nmもしくはそれ以下の青色レーザを用いる)、光学系などを有する。データプロセッサ部1003は、記録または再生単位のデータを取り扱うもので、バッファ回路、変調・復調回路、エラー訂正部などを含む。
また図1の映像録画装置は、録画側を構成するエンコーダ部50と、再生側を構成するデコーダ部60と、装置本体の動作を制御するマイクロコンピュータブロック30とを主たる構成要素としている。エンコーダ部50は、入力されたアナログビデオ信号やアナログオーディオ信号をデジタル化するビデオ用及びオーディオ用のアナログデジタルコンバータと、ビデオエンコーダと、オーディオエンコーダとを有する。さらに、副映像エンコーダも含む。エンコーダ部50の出力は、バッファメモリを含むフォーマッタ51にて所定のフォーマット(DVD−RAMフォーマット等)に変換され、先のデータプロセッサ部1003に供給される。エンコーダ部50には、AV入力部41からの外部アナログビデオ信号と外部アナログオーディオ信号、あるいはTVチューナ部42からのアナログビデオ信号とアナログオーディオ信号が入力される。
なお、エンコーダ部50は、直接圧縮されたデジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号が直接入力されるときは、圧縮デジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号を直接フォーマッタ51に供給することもできる。またエンコーダ部50は、アナログデジタル変換されたデジタルビデオ信号やオーディオ信号を、ビデオミキシング部71やオーディオセレクタ76に直接供給することもできる。エンコーダ部50に含まれるビデオエンコーダでは、デジタルビデオ信号はMPEG2(またはMPEG1もしくはMPEG4−AVC)規格に基づいた可変ビットレートで圧縮されたデジタルビデオ信号に変換される。デジタルオーディオ信号は、MPEGまたはAC−3規格に基づいて固定ビットレートで圧縮されたデジタルオーディオ信号、あるいはリニアPCMのデジタルオーディオ信号に変換される。
副映像信号がAV入力部41から入力された場合(例えば副映像信号の独立出力端子付DVDビデオプレーヤからの信号など)、あるいはこのようなデータ構成のDVDビデオ信号が放送されてそれがTVチューナ部42で受信された場合は、DVDビデオ信号中の副映像信号が副映像エンコーダでエンコード(ランレングス符号化)されて副映像のビットマップとなる。エンコードされたデジタルビデオ信号、デジタルオーディオ信号、副映像データは、フォーマッタ51にてパック化され、ビデオパック、オーディオパック、副映像パックとなり、さらにこれらが集合されて、DVD-ビデオ規格で規定されたフォーマット(DVDビデオフォーマット)や、DVD-レコーディング規格で規定されたフォーマット(DVD−VRフォーマット)に変換される。
ここで図1の装置は、フォーマッタ51でフォーマット化された情報(ビデオ、オーディオ、副映像データなどのパック)及び作成された管理情報を、データプロセッサ部1003を介してハードディスクドライブ部2001あるいはデータディスクドライブ部1002に供給し、ハードディスクあるいは光ディスク1001に記録することができる。またハードディスクあるいは光ディスク1001に記録された情報を、データプロセッサ部1003、ディスクドライブ部1002を介して光ディスク1001あるいはハードディスクに記録することもできる。またハードディスクあるいは光ディスク1001に記録されている複数番組のビデオオブジェクトを、一部削除したり、分割したり、異なる番組のオブジェクトを繋げたり、といった編集処理を行うこともできる。これは、この発明の一実施の形態で利用するDVD−VRフォーマットが、取り扱うデータ単位を定義し、編集を容易にしているからである。
マイクロコンピュータブロック30は、MPU(マイクロプロセッシングユニット)、またはCPU(セントラルプロセッシングユニット)と、制御プログラム等(ファームウエア等)が書きこまれたファームウエアROMと、プログラム実行に必要なワークエリアを提供するためのワークRAMなどを含んでいる。マイクロコンピュータブロック30のMPUは、そのROMに格納された制御プログラムに従い、RAMをワークエリアとして用いて、欠陥場所検出、未記録領域検出、録画情報記録位置設定、UDF記録、AVアドレス設定、履歴情報検索処理などを実行する。
すなわち、マイクロコンピュータブロック30は、システム全体を制御するために必要な情報処理部を有するもので、ファームウエアROM31a、ワークRAM31、ディレクトリ検出部32のほか、図示しないがVMG(全体のビデオ管理情報)情報作成部、コピー関連情報検知部、コピー及びスクランブリング情報処理部(RDI処理部)、パケットヘッダ処理部、シーケンスヘッダ処理部、アスペクト比情報処理部などを備える。さらに、マイクロコンピュータブロック30は、DVD−Rディスクに対してVR記録等を行なう際の区画(Rzone)の処理を行なう処理部36と、履歴情報検索を行なう処理部35と、録画を実行する際の管理情報の制御部34と、編集を実行する際の管理情報の制御部33と、記録可能光ディスク(DVD−R/+R、DVD−RW/+RWなど)の初期化(フォーマッティング)処理部38、記録可能光ディスクのファイナライズ処理部39などを備える。なお、部分使用済みディスクを初期化状態に戻す処理等はその他の処理部37で処理される。
MPUの実行結果のうち、ユーザに通知すべき内容は、映像データ記録再生装置の表示部43に表示されるか、またはモニタディスプレイ75にOSD(オンスクリーンディスプレイ)表示される。またマイクロコンピュータブロック30は、この装置を操作するための操作信号を与えるキー入力部44を有する。このキー入力部44は、例えば映像録画装置の本体上に設けた操作スイッチ類、あるいはリモコン44a装置などに相当する。また、入力部44は、この発明の一実施の形態に係る映像録画装置と有線通信あるいは無線通信あるいは光通信や赤外線通信などの手段を用いて接続されたパーソナルコンピューターであってもよい。いずれの形態であるにせよ、ユーザがこのキー入力部44を操作することにより、入力された映像音声信号の録画処理や、録画されたコンテンツの再生処理、あるいは録画されたコンテンツに対する編集処理などを施すことができる。
なお、マイクロコンピュータブロック30が、ディスクドライブ部1002、ハードディスクドライブ部2001、データプロセッサ部1003、エンコーダ部50および/またはデコーダ部60などを制御するタイミングは、STC(システムタイムクロック)38からの時間データに基づいて実行することができる。録画や再生の動作は、通常はSTC38からのタイムクロックに同期して実行されるが、それ以外の処理はSTC38とは独立したタイミングで実行されてもよい。
デコーダ部60は、パック構造を持つDVDフォーマットの信号から各パックを分離して取り出すセパレータと、パック分離やその他の信号処理実行時に使用するメモリと、セパレータで分離された主映像データ(ビデオパックの内容)をデコードするVデコーダと、セパレータで分離された副映像データ(副映像パックの内容)をデコードするSPデコーダと、セパレータで分離されたオーディオデータ(オーディオパックの内容)をデコードするAデコーダとを有する。またデコードされた主映像にデコードされた副映像を適宜合成し、主映像にメニュー、ハイライトボタン、字幕やその他の副映像を重ねて出力するビデオプロセッサを備えている。
デコーダ部60の出力ビデオ信号は、ビデオミキシング部71に入力される。ビデオミキシング部71では、テキストデータの合成が行われる。またビデオミキシング部71には、TVチューナ42やA/V入力部41からの信号を直接取り込むラインもまた接続されている。ビデオミキシング部71には、バッファとして用いるフレームメモリ72が接続されている。ビデオミキシング部71の出力がアナログ出力の場合はI/F(インタフェース)73を介して外部出力され、デジタル出力の場合はデジタルアナログ変換器74を介して外部へ出力される。
デコーダ部60の出力オーディオ信号は、セレクタ76を介してデジタルアナログ変換器77でアナログ変換され外部に出力される。セレクタ76は、マイクロコンピュータブロック30からのセレクト信号により制御される。これによりセレクタ76は、TVチューナ42やA/V入力部41からのデジタル信号を直接モニタする時、エンコーダ部50をスルーした信号を直接選択することも可能である。
なお、エンコーダ部50のフォーマッタ51では、録画中、各切り分け情報を作成し、定期的にマイクロコンピュータブロック30のMPUへ送る(GOP先頭割り込み時などの情報)。切り分け情報としては、VOBUのパック数、VOBU先頭からのIピクチャのエンドアドレス、VOBUの再生時間などである。同時に、アスペクト情報処理部からの情報を録画開始時にMPUへ送り、MPUはVOBストリーム情報(STI)を作成する。ここでSTIは、解像度データ、アスペクトデータなどを保存し、再生時、各デコーダ部ではこの情報を元に初期設定が行われる。
また図1の装置では、ビデオファイルは1ディスクに1ファイルとしている。またデータをアクセス(シーク)している間に、途切れないで再生を続けるために、最低限連続する情報単位(サイズ)を決めている。この単位をCDA(コンティギュアス・データ・エリア)という。CDAサイズは、ECC(エラー訂正コード)ブロック(16セクタ)の倍数であり、ファイルシステムではこのCDA単位で記録を行っている。
データプロセッサ部1003は、エンコーダ部50のフォーマッタからVOBU単位のデータを受け取り、CDA単位のデータをディスクドライブ部1002あるいはハードディスクドライブ部2001に供給している。またマイクロコンピュータブロック30のMPUは、記録したデータを再生するのに必要な管理情報を作成し、データ記録終了のコマンドを認識すると、作成した管理情報をデータプロセッサ部1003に送る。これにより、管理情報がディスクに記録される。従って、エンコードが行われているとき、エンコーダ部50からマイクロコンピュータブロック30のMPUは、データ単位の情報(切り分け情報など)を受け取る。また、マイクロコンピュータブロック30のMPUは、記録開始時には光ディスク及びハードディスクから読み取った管理情報(ファイルシステム)を認識し、各ディスクの未記録エリアを認識し、データ上の記録エリアをデータプロセッサ部1003を介してディスクに設定している。
以下、図を参照してこの発明の実施の形態の動作を説明する。以下の説明においては、この発明の一実施の形態に係る映像録画装置は、次のような構成を取るものとしている。すなわち、この映像録画装置は、DVD録画規格(DVD−VR規格)に基づいたDVD録画装置である。この場合、DVDディスク(通常はDVD−RAMディスクまたはDVD−RWディスクであるが、DVD−Rへのビデオレコーディングも可能)上にはDVD−VRフォーマットと呼ばれるデータフォーマットで録画される。加えて、この映像録画装置は、DVDビデオ規格(DVDビデオ規格)に基づいてDVDディスクへ録画する機能も有するものとする。この場合は、DVDディスク(DVD−Rディスク等)上にはDVDビデオフォーマットと呼ばれるデータフォーマットで録画される。
この発明の一実施の形態に係る映像録画装置では、書換え可能なDVD−RAMディスクやDVD−RWディスクだけでなく、ライトワンスメディアであるDVD−Rディスクも使用できる。これらDVDディスクに対して録画を実施する際のフォーマットは、DVDディスクの種類毎に一意に固定されるものではなく、例えばDVD−Rに対して、DVD−VRフォーマットまたはDVDビデオフォーマットのいずれのフォーマットによっても録画が実施できるものとする。
また、以下の説明においては、この発明の一実施の形態に係る映像録画装置は、先に説明した図1のブロック図で示されるような、DVDとHDDの2つの録画メディアを有するハイブリッド録画機であるとし、DVDとHDD相互間での映像情報のダビング(あるいはムーブ)が可能であるとする。ただし、この発明の実施の形態の内容は、HDDとDVDドライブがそれぞれ1台のハイブリッド録画機だけに適用されるものではなく、複数台のDVDディスクドライブ(あるいはリムーバブル記録メディアを扱う複数台の装置)を有した録画機(パーソナルコンピュータをソフトウエア等でレコーダとして機能させるものも含む)に対しても適用できる。
図2は、図1の装置(図2では102)に対して追記可能なメディアまたは追記不可能なメディアが装填されたときの表示例を説明する図である。また、図9は、メディア(光ディスク)装填時の処理の一例を説明するフローチャート図である。
例えばファイナライズ済みのDVD−RWなどのメディア1001が記録再生装置102内のディスクドライブ部1002に装填される(ステップST901)。すると、記録再生装置102は、このメディア1001が市販のDVDビデオやファイナライズ済みのDVD−RW/Rのように追記(録画などの書き込み)できないメディア1001Bであるかを判断する(ステップST902)。この場合は追記できないメディア1001Bである(ステップST902ノー)。記録再生装置102がHDD付きDVDレコーダなどのように複数種別のメディアに対応している場合、カレント装置が装填されたメディア側に切り換えられる(ステップST903)。すると、記録再生装置102は、カレントドライブとなったディスクドライブ部1002に装填されているメディア1001Bの再生を自動的に開始する(ステップST904)(図2の202参照)。一方、追記可能なメディア1001Aである場合(ステップST902イエス)は、このメディアが挿入されただけではカレントの自動切り換えはなされず、何もせずに次のユーザ操作を待つ状態へ移行する(図2の201参照)。
図3は、追記可能なメディアまたは追記不可能なメディアが装填されている図1の装置(図2では102)に対してリモコン44aでカレント切り換えが指示されたときの表示例を説明する図である。また、図5は追記可能メディアに対する書き込み済みコンテンツ一覧表示の一例を説明する図であり、図6は追記不可能メディアに対するトップメニュー表示の一例を説明する図である。さらに、図10は、メディア(光ディスク)装填後にリモコン操作等に応じて行われる処理の一例を説明するフローチャート図である。
いま、記録再生装置102のカレント装置が、リモコン44aなどのキー入力受付(ステップST1001)により切り換えられたとする(ステップST1002)。具体的には、例えばHDD部2001がカレントであるときにリモコン44a上のDVD選択ボタン(図示せず)が押されたことにより、カレント装置がHDD部2001からディスクドライブ部1002に切り換わったとする。
記録再生装置102は、カレント装置が切り換わった時点でディスクドライブ部1002に装填されているメディアが市販のDVDビデオやファイナライズ済みDVD−RW/Rのように追記(録画などの書き込み)できないメディア1001Bであるか否かを判断する(ステップST1003)。カレント装置のメディアが追記できないメディア1001Bである場合は(ステップST1003ノー)、メディアに記録されたトップメニュー(ファイルシステムの管理階層上最上位にあるルートメニュー:具体例は図5)が映像装置(モニタ)75上で自動的に表示される(ステップST1004)(図3の601参照)。一方、カレント装置のメディアが追記できるメディア1001Aである場合は(ステップST1003イエス)、書き込み済みコンテンツ一覧(具体例は図6)が映像装置(モニタ)75上で自動的に表示される(ステップST1005)(図3の501参照)。
図4は、追記可能なメディアまたは追記不可能なメディアが装填されている図1の装置(図2では102)に対してリモコンでメニュー操作が指示されたときの表示例を説明する図である。また、図7は追記可能メディアに対する操作一覧表示の一例を説明する図であり、図8は追記不可能メディアに対するメニュー表示の他例を説明する図。さらに、図11は、メディア(光ディスク)装填後にリモコン操作等に応じて行われる処理の他例(図7のような操作一覧を自動的に表示する処理例)を説明するフローチャート図である。
いま、リモコン44a上の操作一覧キー(図示せず)のオンにより、ディスクドライブ部1002のディスクに対する操作一覧表示がユーザから要求されたとする。すると、このキー入力受付(ステップST1101)により、記録再生装置102のカレント装置がディスクドライブ部1002に切り換わる(ステップST1102)。ここで、操作一覧とは、記録再生装置102のメニュー画面701(図7)に対応する。
記録再生装置102は、カレント装置が切り換わった時点でディスクドライブ部1002に装填されているメディアが市販のDVDビデオやファイナライズ済みDVD−RW/Rのように追記(録画などの書き込み)できないメディア1001Bであるか否かを判断する(ステップST1103)。カレント装置のメディアが追記できないメディア1001Bである場合は(ステップST1103ノー)、そのメディアに既に記録されたコンテンツに関するメニュー(図8:必ずしもトップメニューに限られない)が映像装置(モニタ)75上で自動的に表示される(ステップST1104)(図4の801参照)。一方、カレント装置のメディアが追記できるメディア1001Aである場合は(ステップST1103イエス)、操作一覧(記録再生装置102のメニュー画面701:図7参照)が映像装置(モニタ)75上で自動的に表示される(ステップST1105)(図4の701参照)。
以上述べた処理は、記録再生装置(DVDレコーダ)で使用可能な各種メディア(機器内蔵のDVDディスクドライブやHDDに限らず半導体メモリや外部接続された機器の録画メディアも含む)について対応することが可能である。
なお、この発明の実施において用いられる映像録画装置(または同等機能を持つパーソナルコンピュータ)は、HDDとDVDドライブがそれぞれ1台の場合に限られない。例えば複数のHDDおよび/または複数のDVDディスクドライブを装備したハイブリッドレコーダにおいて、これらのHDDとDVDドライブとの間で任意にカレントドライブを切り換える場合にもこの発明を適用できる。
<実施の形態による効果>
(1)記録再生装置の操作は全般に複雑であるが、HDD付きDVDレコーダなどのように複数種別のメディアが取り扱われる場合、操作はより一層複雑になる。このような装置において、ディスクをドライブ装置に装填(挿入)するといった単純操作だけで、装填されたディスクの種別(追記可能なメディアか否か等)あるいはその状態(ファイナライズされているか否か等)に応じて、カレント装置(HDDやDVDドライブ等)を自動的に切り換え、切り換えられたカレント装置内のメディアに応じたメニュー表示を自動的に行うことができる。
(1)記録再生装置の操作は全般に複雑であるが、HDD付きDVDレコーダなどのように複数種別のメディアが取り扱われる場合、操作はより一層複雑になる。このような装置において、ディスクをドライブ装置に装填(挿入)するといった単純操作だけで、装填されたディスクの種別(追記可能なメディアか否か等)あるいはその状態(ファイナライズされているか否か等)に応じて、カレント装置(HDDやDVDドライブ等)を自動的に切り換え、切り換えられたカレント装置内のメディアに応じたメニュー表示を自動的に行うことができる。
(2)記録再生装置のカレント装置以外(例えばカレントがHDDならDVDドライブ)に追記(録画等の書き込み)ができないメディアが挿入された場合、ユーザがカレント切り換え操作をしなくても、自動的にカレントがDVDドライブに切り替わり挿入されたメディアの再生を開始できる(図9参照)。このようにカレント切り換えを伴う操作が自動化されたため、ユーザの操作が簡単になる。
(3)カレントに切り換えられたドライブに挿入されているメディアの種別に応じた動作を自動的に行う(図10参照)ため、ユーザの操作が簡単になる。
(4)カレントの自動切り換え機能によりユーザによる操作が減ることから、リモコン等の操作キーの数を削減できる。そのため操作の簡単なリモコンを作成することができる。
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、現在または将来の実施段階では、その時点で利用可能な技術に基づき、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。例えば、DVDドライブとHDDを備えたパーソナルコンピュータにおいても、この発明を用いたソフトウエアをインストールすることにより、この発明を実施することができる。また、この発明の実施において利用可能な記録媒体は、レコーダ内蔵のHDDや光ディスクに限らない。IEEE1394やUSB等のパソコンインターフェースを介して接続された外部機器の記憶装置も、この発明で扱う「カレントドライブ」の一部として利用できる。
また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
30…マイクロコンピュータブロック、31…ワークRAM、31a…ファームウエアROM、32…ディレクトリ検出部、33…編集時の管理情報制御部、34…録画時の管理情報制御部、35…履歴情報検索処理部、36…区画処理部、38…初期化処理部、39…ファイナライズ処理部、41…AV入力部、42…TVチューナ、43…表示部、44…キー入力部、50…エンコーダ部、51…フォーマッタ、52…バッファメモリ、60…デコーダ部、1001…光ディスク、1002…ディスクドライブ部、1003…データプロセッサ部、2001…ハードディスクドライブ部。
Claims (5)
- 記録メディアが固定されあるいは着脱可能な第1のドライブおよび記録メディアが着脱可能な第2のドライブを有する装置で用いられる方法であって、現在アクセス対象となっているものをカレントとしたときに前記第1または第2のドライブがカレントとなるように構成されたものにおいて、
前記第1のドライブがカレントであるときに前記第2のドライブに追記不可能なメディアが装填されたときは、自動的に前記第2のドライブをカレントに切り換えて、装填された前記追記不可能なメディアの再生を開始する方法。 - 記録メディアが固定されあるいは着脱可能な第1のドライブおよび記録メディアが着脱可能な第2のドライブを有する装置で用いられる方法であって、現在アクセス対象となっているものをカレントとしたときに前記第1または第2のドライブがカレントとなるように構成されたものにおいて、
前記第2のドライブがカレントとなるような切り換え操作がなされた際に、この第2のドライブに追記不可能なメディアが既に装填されていたならば、その追記不可能なメディアの記録状態に対応したトップメニューを表示し、
前記第2のドライブがカレントとなるような切り換え操作がなされた際に、この第2のドライブに追記可能なメディアが既に装填されていたならば、その追記可能なメディアに書き込み済みのコンテンツ一覧を表示する方法。 - 記録メディアが固定されあるいは着脱可能な第1のドライブおよび記録メディアが着脱可能な第2のドライブを有する装置で用いられる方法であって、現在アクセス対象となっているものをカレントとしたときに前記第1または第2のドライブがカレントとなるように構成されたものにおいて、
前記第2のドライブがメニュー操作対象となるような切り換え操作がなされた際に、この第2のドライブに追記不可能なメディアが既に装填されていたならば、その追記不可能なメディアの記録状態に対応したメニューを表示し、
前記第2のドライブがメニュー操作対象となるような切り換え操作がなされた際に、この第2のドライブに追記可能なメディアが既に装填されていたならば、その追記可能なメディアを用いて行う装置機能一覧を表示する方法。 - 請求項3に記載の方法において、前記装置機能一覧が、以下の機能項目のうちの少なくとも1つを含む:
前記第2のドライブに装填された前記追記可能なメディアに録画するコンテンツを電子番組表から捜す機能項目と、
前記第2のドライブに装填された前記追記可能なメディアに録画予約する機能項目と、
前記第2のドライブに装填された前記追記可能なメディアに対して録画予約済みの番組の一覧を表示する機能項目と、
前記第2のドライブに装填された前記追記可能なメディアに対して録画済みの番組を編集する機能項目と、
前記第2のドライブに装填された前記追記可能なメディアを用いてダビング処理を行なう機能項目と、
前記第2のドライブに装填された前記追記可能なメディアを初期化する機能項目。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の方法を用いる装置であって、前記第1および第2のドライブのうちの少なくとも1つを用いて記録または再生を行なうように構成された記録再生装置。
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JP2010165429A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-29 | Toshiba Corp | ディスク再生装置とディスク再生制御方法 |
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