JP2006323753A - クリーニングボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉扉を開放して洗濯物を投入する際、利用者が投入作業を容易に行うことのできるクリーニングボックスを提供する。
【解決手段】扉開放時には扉駆動機構22によって開閉扉21を開放させ、扉閉鎖時には扉駆動機構22によって開閉扉21を閉鎖させるようにしたので、利用者が手動で開閉扉21の開閉操作を行う必要がなく、例えば洗濯物が多いときや他の手荷物がある場合でも、利用者が投入作業を容易に行うことができ、利便性の向上を図ることができる。この場合、会員カードのカード情報がカードリーダ25によって読み取られると、扉駆動機構22によって開閉扉21が開放され、扉閉鎖スイッチ25が操作されると、扉駆動機構22によって開閉扉21が閉鎖される。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばコンビニエンスストア等の店舗に設置され、来店客の洗濯物を預かるためのクリーニングボックスに関するものである。
一般に、洗濯物の引受け及び仕上品の引渡しを人手によって行うクリーニング店を利用する場合には、クリーニング店の営業時間内に来店しなければならないが、利用者の都合上、所定の営業時間内に来店することができず、クリーニング店の利用に不便を来していた。
そこで、利用者が任意に洗濯物を投入可能な洗濯物収納部と、洗濯済みの仕上品を収納する仕上品収納部とを備えたクリーニングボックスをコンビニエンスストア等の店舗に設置し、利用者が洗濯物収納部に洗濯物を投入すると、洗濯業者が洗濯物を回収してクリーニング工場で洗濯した後、洗濯済みの仕上品を仕上品収納部に収納し、利用者が仕上品を仕上品収納部から任意に受け取れるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、前記クリーニングボックスを用いたクリーニングサービスにおいては、会員登録した利用者のみが利用できるように会員カードを発行しており、利用者はカードをクリーニングボックスのカード挿入口に挿入し、カード情報に基づいて利用可能と判定された場合に利用可能となる。即ち、前記クリーニングボックスでは、カードが挿入されて利用可能になると、洗濯物投入口の開閉扉のロックが解除され、利用者によって開閉扉が開放可能となる。
特開2004−192436号公報
しかしながら、前記クリーニングボックスでは、開閉扉のロックが解除されても開閉扉は手動で開放しなければならないため、洗濯物が多いときや他の手荷物がある場合など、利用者が手動による開閉扉の開放に苦労する場合があり、洗濯物投入時の利便性を低下させるという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、開閉扉を開放して洗濯物を投入する際、利用者が投入作業を容易に行うことのできるクリーニングボックスを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、利用者から預けられる洗濯物を収納可能な洗濯物収納部と、洗濯物収納部に設けられた洗濯物投入口を開閉する開閉扉とを備えたクリーニングボックスにおいて、前記開閉扉を駆動する扉駆動手段と、扉開放時には扉駆動手段によって開閉扉を開放させ、扉閉鎖時には扉駆動手段によって開閉扉を閉鎖させる制御手段とを備えている。
これにより、扉駆動手段によって開閉扉が開閉することから、利用者が手動で開閉扉の開閉操作を行う必要がない。
本発明によれば、利用者が手動で開閉扉の開閉操作を行う必要がないので、例えば洗濯物が多いときや他の手荷物がある場合でも、利用者が投入作業を容易に行うことができ、利便性の向上を図ることができる。
図1乃至図8は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1はクリーニングボックスの正面図、図2はその斜視図、図3は洗濯物収納部の側面断面図、図4は仕上品収納部の側面断面図、図5は扉駆動機構の側面図、図6はその動作を示す側面図、図7は制御系を示すブロック図、図8は制御部の動作を示すフローチャートである。
このクリーニングボックスは、コンビニエンスストア等の店舗内に設置可能に形成されたクリーニングボックス本体10を備え、クリーニングボックス本体10は、利用者の洗濯物Aを収納する洗濯物収納部20と、洗濯済みの仕上品Bを収納する仕上品収納部30とを一体に有している。
洗濯物収納部20はクリーニングボックス本体10の幅方向一端側に配置され、その上面は前方に向かって下り傾斜をなすように形成されている。洗濯物収納部20の上面には洗濯物投入口20aが設けられ、洗濯物投入口20aは開閉扉21によって開閉するようになっている。開閉扉21は後端を支軸21aを介してクリーニングボックス本体10に回動自在に支持され、その後端側には開閉扉21を駆動する扉駆動機構22が連結されている。
扉駆動機構22は、開閉扉21の後端に設けた連結部21bに一端側を回動自在に連結された第1のリンク22aと、一端側を第1のリンク22aの他端側に回動自在に連結された第2のリンク22bと、第2のリンク22bの他端側に連結されたモータ22cとからなり、図6に示すようにモータ22cによって第2のリンク22bを回転させることにより、第2のリンク22bに連動する第1のリンク22aによって開閉扉21を回動させるようになっている。即ち、各リンク22a,22bは、モータ22cの一方向の回転運動を往復運動に変換して開閉扉21を開放方向及び閉鎖方向に動作させる連動機構を構成している。
洗濯物投入口20aの後端側及び前端側には、それぞれマイクロスイッチからなる開放検知手段としての扉開放検知器23及び閉鎖検知手段としての扉閉鎖検知器24が設けられ、扉開放検知器23は所定の全開位置まで回動した開閉扉21に接触することにより開閉扉21の開放を検知し、扉閉鎖検知器24は所定の全閉位置まで回動した開閉扉21に接触することにより開閉扉21の閉鎖を検知するようになっている。また、洗濯物投入口20aの前方には、開閉扉21を閉鎖するための扉閉鎖スイッチ25が設けられている。扉閉鎖スイッチ25には開閉扉21の開閉動作異常を表示するための警報ランプ26が一体に設けられ、警報ランプ26は扉閉鎖スイッチ25のスイッチボタンを点灯させるように設けられている。尚、扉閉鎖スイッチ25は、警報ランプ26の点灯を解除する際にも用いられる。
洗濯物収納部20の前面下部には洗濯物取出口20bが設けられ、洗濯物取出口20bは取出扉27によって開閉するようになっている。取出扉27には錠前27aが設けられ、錠前27aは専用の鍵によって手動で解錠されるようになっている。取出扉27の上部には会員カードのカード情報を読み取るカードリーダ28が設けられ、その前面にはカード挿入口28aが設けられている。また、カード挿入口28aの側方には操作手順を表示する操作手順ランプ29が設けられている。
仕上品収納部30はクリーニングボックス本体10の幅方向他端側に配置され、その前面には仕上品受取口30aが設けられている。仕上品受取口30aは受取扉31によって開閉するようになっており、受取扉31の幅方向一端側はクリーニングボックス本体10に回動自在に支持されている。受取扉31には錠前31aが設けられ、錠前31aは専用の鍵によって手動で解錠されるようになっている。受取扉31には仕上品収納部30内を外部から透視可能な透視窓31bが設けられ、透視窓31bは透明板31cによって覆われている。仕上品収納部30内の上下方向複数箇所には仕上品Bを吊り下げ可能な仕上品保持部材32が設けられ、各仕上品保持部材32は両端を仕上品収納部30内の両側面に固定された幅方向に延びるパイプ状部材からなる。
また、本実施形態のクリーニングボックスは、洗濯物投入口20aの開閉扉21の動作を制御する制御部40を備えている。この制御部40はマイクロコンピュータによって構成され、扉駆動機構22、扉開放検知器23、扉閉鎖検知器24、扉閉鎖スイッチ25、警報ランプ26、カードリーダ28及び操作手順ランプ29が接続されている。また、制御部40にはタイマ41が接続されている。
以上のように構成されたクリーニングボックスは、例えばコンビニエンスストアの店舗内に設置され、コンビニエンスストアのクリーニングサービスに用いられる。このクリーニングサービスは会員制になっており、利用者がコンビニエンスストア等で会員登録の手続をすることにより、クリーニングサービスの利用情報や利用者の識別情報等を記憶した会員カードが利用者に発行される。
前記クリーニングボックスを利用する場合には、来店した利用者がカード挿入口28aにカードを挿入し、任意の洗濯物Aを洗濯物収納部20に投入することにより、洗濯物Aが洗濯物収納部20に収納される。その際、操作手順ランプ29の表示により、所定の操作手順が案内される。洗濯物収納部20に収納された洗濯物Aは、所定の洗濯業者によって定期的に回収される。この後、洗濯業者によって洗濯された仕上品Bが仕上品収納部30内に収納され、利用者は店員に仕上品受取口30aの受取扉31を開放してもらい仕上品Bを受け取る。
ここで、図8のフローチャートを参照し、洗濯物投入時における制御部40の動作を説明する。まず、利用者によってカードが挿入されると(S1)、カードリーダ28によってカード情報が読み取られ(S2)、カード情報に基づいて利用の可否が判定される(S3)。その際、利用不可と判定された場合はカードを返却する(S4)。また、利用可能と判定された場合は、扉駆動機構22を開放方向に作動する(S5)。これにより、開閉扉21が開放方向に回動し、扉開放検知器23によって開閉扉21の開放(全開)が検知されると(S6)、扉駆動機構22を停止する(S7)。次に、利用者が洗濯物Aの投入を完了した後、扉閉鎖スイッチ25を操作すると(S8)、扉駆動機構22を閉鎖方向に作動する(S9)。これにより、開閉扉21が閉鎖方向に回動し、扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖(全閉)が検知されると(S10)、扉駆動機構22を停止し(S11)、カードを返却する(S4)。
このように、本実施形態のクリーニングボックスによれば、扉開放時には扉駆動機構22によって開閉扉21を開放させ、扉閉鎖時には扉駆動機構22によって開閉扉21を閉鎖させるようにしたので、利用者が手動で開閉扉21の開閉操作を行う必要がなく、例えば洗濯物が多いときや他の手荷物がある場合でも、利用者が投入作業を容易に行うことができ、利便性の向上を図ることができる。
この場合、扉開放時は、利用者によってカード挿入口28に挿入されたカードの所定のカード情報がカードリーダ28によって読み取られると、扉駆動機構22によって開閉扉21を開放するようにしたので、カードの挿入操作のみによって開閉扉21の開放動作を開始することができ、洗濯物投入時の作業性をより向上させることができる。
また、扉閉鎖時は、扉閉鎖スイッチ25が操作されると、扉駆動機構22によって開閉扉21を閉鎖するようにしたので、利用者が任意に開閉扉21の閉鎖動作を開始させることができ、投入作業の終了後に速やかに開閉扉21を閉鎖することができる。
更に、扉駆動機構22を、モータ22cの一方向の回転運動を第1及び第2のリンク22a,22bの往復運動に変換して開閉扉21を開放方向及び閉鎖方向に動作させるように構成したので、モータ22cを逆転させることなく開閉扉21を開閉することができ、扉駆動機構22の制御が容易になる。
尚、前記実施形態では、開閉扉21を扉駆動機構22によって回動することにより開閉させるようにしたものを示したが、例えば開閉扉をスライドさせるものなど、開閉扉の開閉構造として他の構成を用いたものであってもよい。
図9及び図10は本発明の第2の実施形態を示すフローチャートで、前記実施形態とは制御部40の動作が一部異なるものである。
本実施形態の扉開放動作では、図9に示すように、利用者によってカードが挿入されると(S20)、カードリーダ28によってカード情報が読み取られ(S21)、カード情報に基づいて利用の可否が判定される(S22)。その際、利用不可と判定された場合はカードを返却する(S23)。また、利用可能と判定された場合は、タイマ41による計時を開始するとともに(S24)、扉駆動機構22を開放方向に作動する(S25)。これにより、開閉扉21が開放方向に回動し、所定時間T1 (例えば6秒)が経過する前に(S26)、扉開放検知器23によって開閉扉21の開放(全開)が検知されると(S27)、扉駆動機構22を停止し(S28)、扉開放動作を終了する。また、前記ステップS27において扉開放検知器23によって開閉扉21の開放が検知されず、時間T1 が経過した場合には(S26)、扉駆動機構22を停止し(S29)、警報ランプ26を点灯する(S30)。この後、警報ランプ26の点灯を解除する場合は、扉閉鎖スイッチ25を所定時間T2 (例えば3秒間)以上押圧し続けると(S31.S32,S33)、警報ランプ26を消灯し(S34)、ステップS24に戻り、再びタイマ41による計時を開始し(S24)、扉駆動機構22を開放方向に作動する(S25)。
また、扉閉鎖動作では、前記扉開放動作が終了した後、図10に示すように、利用者によって扉閉鎖スイッチ25が操作されると(S35)、タイマ41による計時を開始するとともに(S36)、扉駆動機構22を閉鎖方向に作動する(S37)。これにより、開閉扉21が閉鎖方向に回動し、時間T1 が経過する前に(S38)、扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖(全閉)が検知されると(S39)、扉駆動機構22を停止し(S40)、カードを返却する(S41)。また、前記ステップS39において扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖が検知されず、前記時間T1 が経過した場合には(S38)、扉駆動機構22を停止し(S42)、警報ランプ26を点灯する(S43)。この後、警報ランプ26の点灯を解除する場合は、扉閉鎖スイッチ25を時間T2 以上押圧し続けると(S44.S45,S46)、警報ランプ26を消灯し(S47)、ステップS36に戻り、再びタイマ41による計時を開始し(S36)、扉駆動機構22を閉鎖方向に作動する(S37)。
このように、本実施形態によれば、扉開放時において、開閉扉21の開放動作を開始してから所定時間T1 が経過するまでに扉開放検知器23によって開閉扉21の開放状態が検知されないときは、開閉動作異常として扉駆動機構22を停止するようにしたので、例えば開閉扉21が外部の障害物に接触するなど、開放中の動作が妨げられた場合には、扉駆動機構22を速やかに停止させることができ、扉駆動機構22の故障や開閉扉21の破損を確実に防止することができる。
また、扉閉鎖時において、開閉扉21の閉鎖動作を開始してから所定時間T1 が経過するまでに扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖状態が検知されないときは、開閉動作異常として扉駆動機構22を停止するようにしたので、例えば開閉扉21が外部の障害物に接触するなど、閉鎖中の動作が妨げられた場合には、扉駆動機構22を速やかに停止させることができ、扉駆動機構22の故障や開閉扉21の破損を確実に防止することができる。
更に、開閉動作異常として扉駆動機構22を停止すると、警報ランプ26を点灯するようにしたので、開閉動作異常を利用者や店員が容易に確認することができ、正常動作への復帰作業を速やかに行うことができる。
また、扉閉鎖スイッチ25を所定時間T2 以上押圧し続けると、警報ランプ26の点灯を解除し、扉駆動機構22を閉鎖方向に作動するようにしたので、例えば利用者の洗濯物や手荷物が開閉動作の障害となっていた場合など、利用者や店員によって容易に開閉動作異常を解消可能な場合には、扉閉鎖スイッチ25の操作によって速やかに正常動作に復帰させることができ、故障時以外に長時間使用停止になることがないという利点がある。
図11及び図12は本発明の第3の実施形態を示すフローチャートで、前記実施形態とは制御部40の動作が一部異なるものである。
本実施形態の扉開放動作では、図11に示すように、利用者によってカードが挿入されると(S50)、カードリーダ28によってカード情報が読み取られ(S51)、カード情報に基づいて利用の可否が判定される(S52)。その際、利用不可と判定された場合はカードを返却する(S53)。また、利用可能と判定された場合は、タイマ41による計時を開始するとともに(S54)、扉駆動機構22を開放方向に作動する(S55)。これにより、開閉扉21が開放方向に回動し、所定時間T1 (例えば6秒)が経過する前であって(S56)、扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖が検知されず(S57)、扉開放検知器23によって開閉扉21の開放(全開)が検知されると(S58)、扉駆動機構22を停止し(S59)、扉開放動作を終了する。また、前記ステップS58において扉開放検知器23によって開閉扉21の開放が検知されず、時間T1 が経過した場合には(S56)、扉駆動機構22を停止し(S60)、警報ランプ26を点灯する(S61)。更に、前記ステップS56において時間T1 が経過する前に、扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖が検知されている場合は(S57)、扉駆動機構22を停止し(S60)、警報ランプ26を点灯する(S61)。この後、警報ランプ26の点灯を解除する場合は、扉閉鎖スイッチ25を所定時間T2 (例えば3秒間)以上押圧し続けると(S62.S63,S64)、警報ランプ26を消灯し(S65)、ステップS54に戻り、再びタイマ41による計時を開始し(S54)、扉駆動機構22を開放方向に作動する(S55)。
また、扉閉鎖動作では、前記扉開放動作が終了した後、図12に示すように、利用者によって扉閉鎖スイッチ25が操作されると(S66)、タイマ41による計時を開始するとともに(S67)、扉駆動機構22を閉鎖方向に作動する(S68)。これにより、開閉扉21が閉鎖方向に回動し、時間T1 が経過する前であって(S69)、扉開放検知器23によって開閉扉21の開放が検知されず(S70)、扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖(全閉)が検知されると(S71)、扉駆動機構22を停止し(S72)、カードを返却する(S73)。また、前記ステップS71において扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖が検知されず、時間T1 が経過した場合には(S69)、扉駆動機構22を停止し(S74)、警報ランプ26を点灯する(S75)。更に、前記ステップS69において時間T1 が経過する前に、扉開放検知器23によって開閉扉21の開放が検知されている場合は(S70)、扉駆動機構22を停止し(S74)、警報ランプ26を点灯する(S75)。この後、警報ランプ26の点灯を解除する場合は、扉閉鎖スイッチ25を時間T2 以上押圧し続けると(S76.S77,S78)、警報ランプ26を消灯し(S79)、ステップS67に戻り、再びタイマ41による計時を開始し(S67)、扉駆動機構22を開放方向に作動する(S68)。
このように、本実施形態によれば、扉開放時において、開閉扉21の開放動作を開始した後に扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖が検知されているときは、開閉動作異常として扉駆動機構22を停止するようにしたので、例えば開閉扉21の上に利用者の洗濯物や手荷物が置かれているなど、閉鎖状態のまま開放されない場合には、扉駆動機構22を速やかに停止させることができ、扉駆動機構22の故障や開閉扉21の破損を確実に防止することができる。
また、扉閉鎖時において、開閉扉21の閉鎖動作を開始した後に扉開放検知器23によって開閉扉21の開放が検知されているときは、開閉動作異常として扉駆動機構22を停止するようにしたので、例えば開閉扉21に利用者の洗濯物や手荷物が挟まっているなど、開放状態のまま閉鎖されない場合には、扉駆動機構22を速やかに停止させることができ、扉駆動機構22の故障や開閉扉21の破損を確実に防止することができる。
図13及び図16は本発明の第4の実施形態を示すフローチャートで、前記実施形態とは制御部40の動作が一部異なるものである。尚、図13及び図14のフローチャートは互いに同図に示す番号で連続し、図15及び図16のフローチャートは互いに同図に示す番号で連続するものとする。
本実施形態の扉開放動作では、図13及び図14に示すように、利用者によってカードが挿入されると(S80)、カードリーダ28によってカード情報が読み取られ(S81)、カード情報に基づいて利用の可否が判定される(S82)。その際、利用不可と判定された場合はカードを返却する(S83)。また、利用可能と判定された場合は、タイマ41による計時を開始するとともに(S84)、扉駆動機構22を開放方向に作動する(S85)。これにより、開閉扉21が開放方向に回動し、所定時間T1 (例えば6秒)が経過する前であって(S86)、扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖が検知されず(S87)、扉開放検知器23によって開閉扉21の開放(全開)が検知されると(S88)、扉駆動機構22を停止し(S89)、扉開放動作を終了する。また、前記ステップS88において扉開放検知器23によって開閉扉21の開放が検知されず、時間T1 が経過した場合には(S86)、扉駆動機構22を停止し(S90)、タイマ41による計時を開始する(S91)。更に、前記ステップS86において時間T1 が経過する前に、扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖が検知されている場合も(S87)、扉駆動機構22を停止し(S90)、タイマ41による計時を開始する(S91)。次に、所定時間T3 (例えば3秒)が経過すると(S92)、再び扉駆動機構22を開放方向に作動し(S93)、タイマ41による計時を開始する(S94)。ここで、扉開放検知器23によって開閉扉21の開放が検知されず(S95)、時間T1 が経過した場合には(S96)、扉駆動機構22を停止し(S97)、警報ランプ26を点灯する(S98)。更に、前記ステップS96において時間T1 が経過する前に、扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖が検知されている場合も(S99)、扉駆動機構22を停止し(S97)、警報ランプ26を点灯する(S98)。この後、警報ランプ26の点灯を解除する場合は、扉閉鎖スイッチ25を所定時間T2 (例えば3秒間)以上押圧し続けると(S100.S101,S102)、警報ランプ26を消灯し(S103)、ステップS84に戻り、再びタイマ41による計時を開始し(S84)、扉駆動機構22を開放方向に作動する(S85)。
また、扉閉鎖動作では、前記扉開放動作が終了した後、図15及び図16に示すように、利用者によって扉閉鎖スイッチ25が操作されると(S104)、タイマ41による計時を開始するとともに(S105)、扉駆動機構22を閉鎖方向に作動する(S106)。これにより、開閉扉21が閉鎖方向に回動し、所定時間T1 (例えば6秒)が経過する前であって(S107)、扉開放検知器23によって開閉扉21の開放が検知されず(S108)、扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖(全閉)が検知されると(S109)、扉駆動機構22を停止し(S110)、カードを返却する(S111)。また、前記ステップS109において扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖が検知されず、時間T1 が経過した場合には(S107)、扉駆動機構22を停止し(S112)、タイマ41による計時を開始する(S113)。更に、前記ステップS107において時間T1 が経過する前に、扉開放検知器23によって開閉扉21の開放が検知されている場合も(S108)、扉駆動機構22を停止し(S112)、タイマ41による計時を開始する(S113)。次に、所定時間T3 (例えば3秒)が経過すると(S114)、扉駆動機構22を再び閉鎖方向に作動し(S115)、タイマ41による計時を開始する(S116)。ここで、扉閉鎖検知器24によって開閉扉21の閉鎖が検知されず(S117)、時間T1 が経過した場合には(S118)、扉駆動機構22を停止し(S119)、警報ランプ26を点灯する(S120)。更に、前記ステップS118において時間T1 が経過する前に、扉開放検知器24によって開閉扉21の開放が検知されている場合も(S121)、扉駆動機構22を停止し(S119)、警報ランプ26を点灯する(S120)。この後、警報ランプ26の点灯を解除する場合は、扉閉鎖スイッチ25を所定時間T2 (例えば3秒間)以上押圧し続けると(S122.S123,S124)、警報ランプ26を消灯し(S125)、ステップS105に戻り、再びタイマ41による計時を開始し(S105)、扉駆動機構22を閉鎖方向に作動する(S106)。
このように、本実施形態によれば、扉開放時において、開閉動作異常として扉駆動機構22を停止した後、所定時間T3 が経過した後に再び扉駆動機構22を開放方向に作動し、それでもなお、開閉動作異常が解消されなければ扉駆動機構22を停止して警報ランプ26を点灯するようにしたので、例えば開閉扉21の上に置いた洗濯物等を速やかに取除いた場合など、扉駆動機構22の最初の作動停止から再度の作動開始までの間に開閉動作異常が解消された場合には、所定の操作を行うことなく正常動作に復帰することができ、店員や利用者を煩わせることがないという利点がある。
また、扉閉鎖時において、開閉動作異常として扉駆動機構22を停止した後、所定時間T3 が経過した後に再び扉駆動機構22を閉鎖方向に作動し、それでもなお、開閉動作異常が解消されなければ扉駆動機構22を停止して警報ランプ26を点灯するようにしたので、例えば開閉扉21に挟まった洗濯物等を速やかに取除いた場合など、扉駆動機構22の最初の作動停止から再度の作動開始までの間に開閉動作異常が解消された場合には、所定の操作を行うことなく正常動作に復帰することができ、店員や利用者を煩わせることがないという利点がある。
本発明の第1の実施形態を示すクリーニングボックスの正面図 クリーニングボックスの斜視図 洗濯物収納部の側面断面図 仕上品収納部の側面断面図 扉駆動機構の側面図 扉駆動機構の動作を示す側面図 制御系を示すブロック図 制御部の動作を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態を示すフローチャート 本発明の第4の実施形態を示すフローチャート 本発明の第4の実施形態を示すフローチャート 本発明の第4の実施形態を示すフローチャート 本発明の第4の実施形態を示すフローチャート
符号の説明
20…洗濯物収納部、20a…洗濯物投入口、21…開閉扉、22…扉駆動機構、23…扉開放検知器、24…扉閉鎖検知器、25…扉閉鎖スイッチ、26…警報ランプ、28…カードリーダ、40…制御部。

Claims (11)

  1. 利用者から預けられる洗濯物を収納可能な洗濯物収納部と、洗濯物収納部に設けられた洗濯物投入口を開閉する開閉扉とを備えたクリーニングボックスにおいて、
    前記開閉扉を駆動する扉駆動手段と、
    扉開放時には扉駆動手段によって開閉扉を開放させ、扉閉鎖時には扉駆動手段によって開閉扉を閉鎖させる制御手段とを備えた
    ことを特徴とするクリーニングボックス。
  2. 所定の情報を記憶したカードを読み取るカード情報読取手段を備え、
    前記制御手段を、カード情報読取手段によって所定のカード情報が読み取られると扉駆動手段によって開閉扉を開放するように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のクリーニングボックス。
  3. 前記開閉扉を閉鎖させる扉閉鎖スイッチを備え、
    前記制御手段を、扉閉鎖スイッチが操作されると扉駆動手段によって開閉扉を閉鎖するように構成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載のクリーニングボックス。
  4. 前記開閉扉が所定位置まで開放されたことを検知する開放検知手段を備え、
    前記制御手段を、扉駆動手段の開放方向への作動を開始してから所定時間が経過するまでに開放検知手段によって開閉扉の開放が検知されないときは、開閉動作異常として扉駆動手段の作動を停止するように構成した
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のクリーニングボックス。
  5. 前記開閉扉が所定位置まで閉鎖されたことを検知する閉鎖検知手段を備え、
    前記制御手段を、扉駆動手段の開放方向への作動を開始した後に閉鎖検知手段によって扉の閉鎖状態が検知されているときは、開閉動作異常として扉駆動手段の作動を停止するように構成した
    ことを特徴とする請求項4記載のクリーニングボックス。
  6. 前記開閉扉が所定位置まで閉鎖されたことを検知する閉鎖検知手段を備え、
    前記制御手段を、扉駆動手段の閉鎖方向への作動を開始してから所定時間が経過するまでに閉鎖検知手段によって開閉扉の閉鎖が検知されないときは、開閉動作異常として扉駆動手段の作動を停止するように構成した
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のクリーニングボックス。
  7. 前記開閉扉が所定位置まで開放されたことを検知する開放検知手段を備え、
    前記制御手段を、扉駆動手段の閉鎖方向への作動を開始した後に開放検知手段によって扉の開放状態が検知されているときは、開閉動作異常として扉駆動手段の作動を停止するように構成した
    ことを特徴とする請求項6記載のクリーニングボックス。
  8. 前記制御手段を、前記開閉動作異常として扉駆動手段の作動を停止すると所定の警報手段を作動するように構成した
    ことを特徴とする請求項4、5、6または7記載のクリーニングボックス。
  9. 前記制御手段を、前記開閉動作異常として扉駆動手段の作動を停止した後、所定時間が経過した後に扉駆動手段の作動を開始し、更に所定時間が経過した後に開閉動作異常が解消されない場合は、扉駆動手段の作動を停止して所定の警報手段を作動するように構成した
    ことを特徴とする請求項4、5、6または7記載のクリーニングボックス。
  10. 前記制御手段を、所定のスイッチの操作状態が所定時間以上継続されると、警報手段の作動を停止するように構成した
    ことを特徴とする請求項8または9記載のクリーニングボックス。
  11. 前記扉駆動手段を、駆動源としてのモータと、モータの一方向の回転運動を往復運動に変換して開閉扉を開放方向及び閉鎖方向に動作させる連動機構とから構成した
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10記載のクリーニングボックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013017949A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Taiwa Seiki:Kk コイン精米機の玄米投入口用自動扉開閉装置

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