JP2006323198A - 表示装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像の切換制御処理を行うことのできる電子ペーパ等において、複写の際のユーザの操作を簡素化することができる表示装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】 所定の強さ以上の輝度が、光センサ104、105又は106のいずれかで検知されると、電源供給コントローラ108が起動する。電源供給コントローラ108は光センサ受信部109を起動させ、光センサ受信部109は各光センサ104、105及び106の状態を把握する。そして、電源供給コントローラ108は、各光センサ104、105及び106の状態に応じて、スキャナ光源120の移動状況を把握し、この結果に基づいて、EPD左パネル102又はEPD右パネル103に電源を供給し、これらにおける表示内容を変更させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 所定の強さ以上の輝度が、光センサ104、105又は106のいずれかで検知されると、電源供給コントローラ108が起動する。電源供給コントローラ108は光センサ受信部109を起動させ、光センサ受信部109は各光センサ104、105及び106の状態を把握する。そして、電源供給コントローラ108は、各光センサ104、105及び106の状態に応じて、スキャナ光源120の移動状況を把握し、この結果に基づいて、EPD左パネル102又はEPD右パネル103に電源を供給し、これらにおける表示内容を変更させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ペーパーライクな表示媒体である電子ペーパ等に好適な表示装置及びその制御方法に関する。
近年の情報化社会の発展に伴い、ディスプレイやハードコピー等の技術の重要性は高まっている。一方、情報伝達の媒体として古くから使用されている紙にも、携帯性や保存性が高いという利点がある。そのため、情報伝達媒体としてCRTやLCD等の表示媒体だけでは不充分であり、最近では、メモリを持ったペーパーライクな表示媒体が開発されている。上記のような表示媒体として、電子ペーパが提案され、電子ペーパ方式として、次のようなものが挙げられる(例えば特許文献1参照)。
(a)白色粒子と絶縁性液体をマイクロカプセル化し電気泳動により画像表示を行う電気泳動方式
(b)樹脂薄膜中に埋め込まれた2色に色分けした微小な球形粒子の回転により画像表示を行うツイストボール方式
(c)導電性トナーと色の異なる絶縁性粒子とを用い、電荷を注入して導電性粒子を動かすことにより画像表示を行うトナーディスプレイ方式
(d)ロイコ染料型リライタブルマーキング材料を用いて熱の制御により発消色を行うサーマルリライタブル方式
(e)強誘電性液晶やコレステリック液晶等のメモリ性を有する液晶を用いて画像を表示する液晶方式
(f)駆動電圧によって色の変化するエレクトロクロミック材料を用いて画像を表示するエレクトロクロミック方式
(b)樹脂薄膜中に埋め込まれた2色に色分けした微小な球形粒子の回転により画像表示を行うツイストボール方式
(c)導電性トナーと色の異なる絶縁性粒子とを用い、電荷を注入して導電性粒子を動かすことにより画像表示を行うトナーディスプレイ方式
(d)ロイコ染料型リライタブルマーキング材料を用いて熱の制御により発消色を行うサーマルリライタブル方式
(e)強誘電性液晶やコレステリック液晶等のメモリ性を有する液晶を用いて画像を表示する液晶方式
(f)駆動電圧によって色の変化するエレクトロクロミック材料を用いて画像を表示するエレクトロクロミック方式
これらの様に、種々ある電子ペーパは、共通して、一度形成した画像を表示し続けるのにエネルギーを必要としないという特徴を有している。また、いずれも視認性(反射型で目が疲れない)があり、さらには、可搬性、屈曲性において良好な性能を持っている。これらの性能を生かして、電子ペーパを看板や電子ブックといった製品へ応用することが進められている。他に、掲示板、壁紙、新聞表示媒体、モバイル端末等、様々な製品への応用が期待されている。
このような一枚の電子ペーパに含まれる複数の表示内容を実際の紙として復元する方法としては、複合複写機にデータ転送を行う方法が考えられる。しかし、この方法では、電子ペーパのデータ形式に対応する複合複写機のみしか紙として復元できないことになる。このように、あらゆる種類の複合複写機において電子ペーパの表示データ情報を簡単にプリントする方法はまだ確立されていない。
また、電子ペーパ内の表示画像情報をプリンタに通信し印刷させるためには、電子ペーパに通信機器を搭載する必要がある。しかし、電子ペーパには、通常の紙と同様に折り曲げ可能であり、軽量であることが要求されるため、このような要求に反するような新しいデバイスを追加することはあまり望ましくない。更に、出力プリンタと通信可能とするためのプリンタドライバをインストールしなければならない。そして、ユーザが複数のプリンタから出力することを可能とするためには、プリンタごとに相違するプリンタドライバを必要とするため、ユーザはメンテナンス負荷を負うことになる。また、電子ペーパにプリンタドライバを変更するための機能も加えなければならない。
従って、現状では、複写機のコピー機能により、電子ペーパの複数ページある表示画像を紙として出力させる場合は、従来の本のコピー時のように、圧板を上げては、ユーザインタフェースを通じて改ページを行う方法しか存在しない。このため、ユーザにとって復元作業は手間のかかるものである。
また、従来の電子ペーパは表示の応答速度が通常の液晶ディスプレイと比較して遅いという問題があるため、短時間で大量の複写を行うことも困難である。
そこで、本発明の目的は、画像の切換制御処理を行うことのできる電子ペーパ等において、複写の際のユーザの操作を簡素化することができる表示装置及びその制御方法を提供することにある。
本願発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
本発明に係る表示装置は、画像を表示する表示手段と、所定強度での光走査を検知する光走査検知手段と、前記表示手段に表示される画像のデータを複数ページ分記憶した複数ページ記憶手段と、前記光走査検知手段による前記所定強度での光走査の検知結果に応じて、前記表示手段において表示されている画像とは異なるページの画像を表示するように前記表示手段における表示内容を切り換える表示内容制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る表示装置の制御方法は、画像を表示する表示手段と、所定強度での光走査を検知する光走査検知手段と、前記表示手段に表示される画像のデータを複数ページ分記憶した複数ページ記憶手段と、を有する表示装置を制御する方法であって、前記光走査検知手段による前記所定強度での光走査の検知結果に応じて、前記表示手段において表示されている画像とは異なるページの画像を表示するように前記表示手段における表示内容を切り換えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、画像を表示する表示手段と、所定強度での光走査を検知する光走査検知手段と、前記表示手段に表示される画像のデータを複数ページ分記憶した複数ページ記憶手段と、を有する表示装置の制御をコンピュータに行わせるプログラムであって、前記コンピュータに、前記光走査検知手段による前記所定強度での光走査の検知結果に応じて、前記表示手段において表示されている画像とは異なるページの画像を表示するように前記表示手段における表示内容を切り換える手順を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、光走査に応じて表示内容が変更されるので、複写機のコピー機能と組み合わせることで、ユーザは表示装置に表示される画像を簡単に実際の紙に出力することができる。また、通信機器を搭載する必要もなければ、プリンタドライバも必要としない。
また、光走査が終了した部分から順次表示内容を変更するように構成することにより、電子ペーパに応用した場合でも、表示応答速度の遅延により複写が遅くなるという不具合を回避することが可能となる。更に、表示手段として不揮発性を有するものを用い、表示内容の変更時のみに電源を供給するように構成することにより、省電力性を向上することができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電子ペーパを示すブロック図である。
本実施形態には、一度表示した画像を電源供給なしで保持することができるEPD(電気泳動現象を利用したディスプレイ)方式の表示部101が設けられている。EPD左パネル102はEPDパネル101の見開き左半分を表示するパネルであり、EPD右パネル103は101の見開き右半分を表示するパネルである。そして、EPDパネル101の左側、中央、右側に、夫々、左端光センサ104、中央光センサ105及び右端光センサ106が埋め込まれている。これらのセンサ104〜106は、一定輝度を超える光を検知するか、又は、検知した状態から一定輝度以下の状態(未検知状態)に遷移した場合に反応する。
また、表示部101には、制御部107が接続されている。制御部107内の電源供給コントローラ108は、EPDパネル101において電子ペーパの改ページに必要とされる電源を供給するタイミングを制御するモジュールである。光センサ受信部109は、左端光センサ104、中央光センサ105及び右端光センサ106から送信された各センサのON/OFF状況を保持する。左端光センサ104、中央光センサ105及び右端光センサ106は状態遷移が起こると常にその状態を送信するように構成されている。従って、光センサ受信部により保持されているON/OFFの状況は常に最新の情報である。また、電源供給コントローラ108は、必要に応じて光センサ受信部109に保持された各センサのON/OFF状態を取得しにいくことができる。この取得がどのようなタイミングで行われるかについては後述する。また、電源供給コントローラ108は、各センサのON/OFF状態に基づいてスキャンの方向を最初に見極めることができ、スキャンの開始後に最初に光が通過したセンサがどれであるかという情報を保持しておくことも可能である。
タイマ116は電源供給コントローラ108からの要求により、スタート、再スタート及びリセットが可能である。電源110は電源供給コントローラ108から電源供給の要求がきた時に、ある一定値で電源を供給する電源ユニットである。改ページ用電源供給部111は、電源供給コントローラ108からEPD左パネル102又はEPD右パネル103の表示を変更する要求が来たときに、要求のあったパネルに対して表示変更に必要な電源を送る役割を果たすモジュールである。
複数ページ記憶部114は、表示部111に表示される複数の画像のデータを、例えばページ単位で記憶している。左パネル表示制御部112及び右パネル表示制御113は、いずれも、改ページ用電源供給部111から電源が供給されると、複数ページ記憶部114に次のページのデータ情報を取得しにいき、EPD左パネル102、EPD右パネル103に夫々取得した情報を流し、表示を行うモジュールである。手動改ページボタン115は、ユーザが改ページを行う際に操作するボタンである。
本実施形態に係る電子ペーパには、複合複写機等のコピー機との通信に用いられる回路等は設けられておらず、電子子ペーパに含まれる表示内容を紙として復元する際には、汎用されているコピー機に搭載されたスキャナ光源120から光が照射され、その反射光が読み取られる。
図2は、EPD方式の表示部101を示す断面図である。表示部201は、スイッチング素子として薄膜トランジスタが設けられたTFT部202、接着剤層203、トナーをカプセル化したディスプレイ媒体204、及び樹脂素材205を備える。ディスプレイ媒体204においては、2枚のプラスチックフィルムの間に帯電したトナーが封じ込められている。そして、TFT部202がディスプレイ媒体204に電場を印加すると、ディスプレイ媒体204内の帯電したトナーが極性に応じてどちらかの電極上に静電吸着し、その表面を被う。ここで、一方の電極を面積の小さな黒色、他方を面積の大きな白色にしておけば、コントラストを発生させて画像を形成することができる。このように、EPD方式の表示部101は、トナーの面内分布を電気的に変化させて画像を形成する。なお、画像が形成された後には、電源の供給が断たれても、電極表面に吸着されたトナーはその状態を保持するため、表示画像には不揮発性がある。
ここで、ディスプレイ媒体204について説明する。ディスプレイ媒体204としては、種々のものを選択して用いることができる。ここでは、そのうちの4種について説明する。
図3aは、電気泳動ディスプレイ130を示す模式図である。バインダ132は、複数の粒子136及び染色懸濁流体138が充填された少なくとも1つのカプセル134を含む。粒子136は、例えばチタニア粒子である。適切な極性の直流電界がカプセル134に印加される場合には、粒子136がディスプレイの視覚面へと移動して、光を散乱する。印加された電界が逆転される場合には、粒子136はディスプレイの背面に移動し、そしてディスプレイの視覚面は、暗く見える。
図3bは、他の電気泳動ディスプレイ140を示す模式図である。電気泳動ディスプレイ140では、第1のセットの粒子142及び第2のセットの粒子144がカプセル141内に含まれている。第1のセットの粒子142及び第2のセットの粒子144は、対照をなす光学特性を有する。例えば、第1のセットの粒子142及び第2のセットの粒子144は、相異なる電気泳動移動度を有し得る。また、第1のセットの粒子142及び第2のセットの粒子144は、互いに対照をなす色を有し得る。例えば、第1のセットの粒子142は白で、第2のセットの粒子144は黒であり得る。カプセル141は実質的に透明な流体をさらに含む。また、カプセル141を間に挟んで電極146及び146´が配置されている。電極146、146´は、電圧源48に接続されており、カプセル141に交流(AC)電界又は直流(DC)電界を提供し得る。カプセル141に電界を印加すると、第1のセットの粒子142は電極146´に向かって移動するのに対し、第2のセットの粒子144は電極146に向かって移動する。
図3cは、懸濁粒子ディスプレイ150を示す模式図である。懸濁粒子ディスプレイ150は、透過な流体154中に針状の粒子152を含む。粒子152は、電極156及び156´間にAC電界が印加されると、その長軸が向く方向を変化させる。即ち、AC電界が印加されると、粒子152は表示面に対して垂直に方向付けされて、ディスプレイは透明に見える。一方、AC電界が取り除かれると、粒子152は不規則に方向付けられて、ディスプレイ150は不透明に見える。
図3dは、複数の重クロム球体を含むディスプレイ160を示す模式図である。重クロム球体161は、第1の色の正に帯電された半球162及び第2の色の負に帯電された半球164を液状媒体166内に含む。電極168及び168’のペアを介して球体161に電界が印加されると、球体161が回転して2つの半球162、164のうち1つの色が表示される。
なお、図3a〜図3dに示した電気泳動ディスプレイは例であって、他の電気泳動ディスプレイが用いられてもよい。また、液晶表示装置、反射型液晶表示装置、透過型液晶表示装置、半透過型液晶表示装置、コレステリック液晶表示装置、乾式トナー表示装置又は有機EL表示装置等が用いられてもよい。
次に、上述のように構成された電子ペーパの動作について説明する。図4は、本発明の実施形態に係る電子ペーパの動作を示すフローチャートである。ここでは、複合複写機等のスキャナ光源120の動作にのみ反応して改ページ描画を行う処理の流れについて説明する。
ステップS501は初期状態であり、ユーザは、手動改ページボタン115を操作することにより、コピーしようとするページのうちで最初のものを電子ペーパに表示させておく。電子ペーパは不揮発性という特徴を持っているため、この初期状態では、電子ペーパ内の電源110は、改ページ用電源供給部111への電源の供給を遮断しておく。また、初期状態(ステップS501)では、各光センサ104、105及び106が、光の検知を行っている。
そして、ステップS502において、所定の強さ(例えば、通常の複写機等に搭載されているスキャナの光の強さ程度)以上の輝度が、光センサ104、105又は106のいずれかで検知されると、電源供給コントローラ108が起動する(ステップS503)。一方、所定の強さ以上の輝度が検知されなければ、そのまま処理を終了する(ステップS518)。電源供給コントローラ108が起動すると(ステップS503)、電源供給コントローラ108は光センサ受信部109を起動させ、光センサ受信部109は各光センサ104、105及び106の状態を把握する。この結果、電源供給コントローラ108は各光センサ104、105及び106の状態に関する情報を取得できるようになる。
ステップS504では、電源コントローラ108が取得した情報が、中央光センサ105のみ又は複数センサであるか、これら以外であるかを判別する。そして、中央光センサ105のみ又は複数のセンサによる情報であると判断した場合には、入射した光がスキャナ光源120以外からのものであると判断し、改ページ処理を終了し、タイマ116をリセットした(ステップS516)後、電源供給コントローラ108に登録されている光センサ情報をリセットする(ステップS517)。そして、ステップS518にて、起動していた電源供給コントローラ108を停止させてから処理を終了とする。
一方、中央光センサ105のみ又は複数のセンサによる情報のいずれでもなく、左端光センサ104又は右端光センサ106のみからの情報であると判断した場合には、ステップS505において、光の検知のあった左端光センサ104又は右端光センサ106を電源供給コントローラ108が記憶する。この場合、記憶された光センサ、即ち登録のあった光センサの方からスキャンが行われているということになる。次に、ステップS506にて、電源供給コントローラ108はタイマ116をスタートさせる。
次に、ステップS507において、タイマ116がスタートしてから所定の時間であるA秒が経過する前に、中央光センサ105がスキャナ光源を検知したか否かの判断を行う。所定の時間(A秒)は、例えば通常のスキャナの光源が端から中央に移動するのに十分な時間である。そして、A秒以内に検知されなかった場合は、移動してきたスキャナに、なんらかの理由で異常処理が起きたと判断し、改ページ処理を終了し、タイマ116をリセットした(ステップS516)後、電源供給コントローラ108に登録されている光センサ情報をリセットする(ステップS517)。そして、S518にて、起動していた電源供給コントローラ108を停止させてから処理を終了とする。
一方、A秒以内に検知された場合には、ステップS508において、ステップS505で登録された光センサが未だに光を検知しているか確認する。この結果、未だに光を検知している場合には、複数の光センサが光を検知していることになり、スキャナ光源によるものではないと判断する。このため、改ページ処理を終了し、タイマ116をリセットした(ステップS516)後、電源供給コントローラ108に登録されている光センサ情報をリセットする(ステップS517)。そして、ステップS518にて、起動していた電源供給コントローラ108を停止させてから処理を終了とする。
登録された光センサが既に光を検知していない場合には、登録された光センサ側からスキャナが中央センサ105まで移動してきたと判断することができる。この場合、ステップS509において、電源供給コントローラ108がタイマ116を再スタートさせた後、ステップS510にて、EPD左パネル102又はEPD右パネル103のうちで既にスキャナが通過したパネルでの改ページを行う。
ここで、登録のあった光センサが左端光センサ104であった場合の改ページの方法について説明する。この場合には、ステップS510にて、先ず、登録のあった光センサが左端光センサ104であることを電源供給コントローラ108が改ページ用電源供給部111に伝達する。改ページ用電源供給部111はこの情報を受けると、左パネル表示制御部112に、改ページするために必要な電源供給を行う。左パネル表示制御部112はこの電源供給を受けると、現在のページのアドレスに基づいて次のページのアドレスを割り出し、複数ページ記憶部114に次のページを示すアドレスを渡し、複数ページ記憶部114から、次のページの表示情報を取得する。そして、左パネル表示制御部112は、取得した次のページの表示情報に基づいて、EPD左パネル102の改ページを実行し、電子ペーパの左半分の表示を更新する。このとき、左パネル表示制御部112は、改ページするために必要な電源供給しか行っていないので、表示の更新が終わったところで左パネル表示制御部112からの電源供給も終了する。但し、電子ペーパは不揮発性を持っているため、電源の供給が終了しても、更新された画像は保持される。
登録のあった光センサが右端光センサ106であった場合には、同様の処理が右パネル表示制御部113及びEPD右パネル103を主として行われる。
次に、ステップS511において、ステップPS507と同様に、タイマ116が再スタートしてからA秒が経過する前に、登録されている光センサとは反対側の光センサ(登録が左端光センサ104であれば、右端光センサ106であり、登録が右端光センサ106であれば、左端光センサ104)がスキャナ光源を検知したか否かの判断を行う。そして、A秒以内に光を検知されなかった場合は、ステップS519にて、ステップS510で改ページが行われたパネルの表示を元に戻す処理を行う。この処理は、例えばステップS510の処理と同様に行うことができる。異なる点は、複数ページ記憶部114へ渡すアドレスが現在表示している画像の前のアドレスということだけである。例えば、EPD左パネル102を1ページ戻す場合、左パネル表示制御部112は、現在のページのアドレスに基づいて前のページのアドレスを割り出し、複数ページ記憶部114に前のページを示すアドレスを渡し、複数ページ記憶部114から、前のページの表示情報を取得するのである。その後、ステップS510と同様にして電源に関する処理を行う。戻しページ処理が完了すると、タイマ116をリセットした(ステップS516)後、電源供給コントローラ108に登録されているセンサ情報をリセットする(ステップS517)。そして、ステップS518にて、起動していた電源供給コントローラ108を停止させてから処理を終了とする。
一方、A秒以内に検知された場合には、ステップS512において、中央光センサ105がスキャナ光源を未だに検知しているか確認する。中央光センサ105が未だに光を検知している場合には、複数の光センサが光を検知していることになり、スキャナ光源によるものではないと判断する。このため、ステップS519にて戻しページ処理を行い、更にステップS516〜S518の処理を行う。
中央光センサ105が既に光を検知していない場合には、ステップS505で登録された光センサとは反対側の光センサまでスキャナが移動してきたと判断することができる。この場合、ステップS513において、電源供給コントローラ108がタイマ116を再スタートさせた後、ステップS514にて、登録のあった光センサとは反対側のEPDパネルの表示を更新する処理(改ページ)を行う。この処理は、ステップS510と同様にして行われる。これらの処理の結果、EPD左パネル102及びEPD右パネル103の各1ページ分の改ページ処理が終了する。
その後、ステップS515において、タイマ116が再スタートしてからA秒が経過する前に、ステップS505にて登録のあった光センサがスキャナ光源を検知したか否かの判断を行う。A秒以内に検知された場合は、コピー(複写)が終了しておらず、ユーザが改ページして表示しようとするページがまだ残っていると判断し、ステップS506に戻る。そして、再びその時点で表示されているページの改ページ処理を行う。
一方、A秒以内に検知されなかった場合には、コピーが終了し、ユーザが改ページ処理を終了させたと判断し、タイマ116をリセットした(ステップS516)後、電源供給コントローラ108に登録されているセンサ情報をリセットする(ステップS517)。そして、ステップS518にて、起動していた電源供給コントローラ108を停止させてから処理を終了とする。
このような本実施形態によれば、複写機のコピー機能と組み合わせることで、ユーザは電子ペーパ内にある複数の表示画像を簡単に実際の紙として出力することができる。また、この実施形態には、通信機器を搭載する必要もなければ、プリンタドライバも必要としない。
また、現在の電子ペーパは表示の応答速度が通常の液晶ディスプレイと比較して遅いという問題があるため、電子ペーパの表示内容の更新がコピー機のスキャンするタイミングに追いつかないという懸念があるが、本実施形態では、スキャンの終わった部分から先に描画を更新するため、電子ペーパは表示応答速度の遅延を表示方法でカバーすることが可能である。
更に、電子ペーパは表示の不揮発性を特徴とし、また、本実施形態では、改ページ時のみしか電力を消費しないように構成されているため、省電力性にも優れている。
また、本発明の実施形態は、例えばコンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
101:EPDパネル
102:EPD左パネル
103:EPD右パネル
104:左端光センサ
105:中央光センサ
106:右端光センサ
107:制御部
108:電源供給コントローラ
109:光センサ受光部
110:電源
111:改ページ用電源供給部
112:左パネル表示制御部
113:右パネル表示制御部
114:複数ページ記憶部
115:手動改ページボタン
116:タイマ
120:スキャナ光源
102:EPD左パネル
103:EPD右パネル
104:左端光センサ
105:中央光センサ
106:右端光センサ
107:制御部
108:電源供給コントローラ
109:光センサ受光部
110:電源
111:改ページ用電源供給部
112:左パネル表示制御部
113:右パネル表示制御部
114:複数ページ記憶部
115:手動改ページボタン
116:タイマ
120:スキャナ光源
Claims (10)
- 画像を表示する表示手段と、
所定強度での光走査を検知する光走査検知手段と、
前記表示手段に表示される画像のデータを複数ページ分記憶した複数ページ記憶手段と、
前記光走査検知手段による前記所定強度での光走査の検知結果に応じて、前記表示手段において表示されている画像とは異なるページの画像を表示するように前記表示手段における表示内容を切り換える表示内容制御手段と、
を有することを特徴とする表示装置。 - 前記表示手段における表示内容を切り換える際に必要とされる電源を供給する表示内容切り換え用電源供給手段を有し、
前記表示内容制御手段は、光走査検知手段が前記所定強度での光走査を検知してから所定期間の間のみ、前記表示内容切り換え用電源供給手段から前記表示手段への電源供給を許可することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記光走査検知手段は、
複数個の光センサと、
前記複数個の光センサによる検知結果に基づいて前記光センサに光を照射している光源の位置を判断する光源位置判断手段と、
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。 - 前記複数個の光センサは、前記表示手段の内部及び周囲に散在しており、
前記表示内容制御手段は、前記表示手段のうちで、前記光走査検知手段により前記所定強度での光走査が行われたと判断された部分における表示内容を切り換えることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。 - 前記表示内容制御手段は、前記複数個のセンサのうちの2個以上において前記所定強度での光の照射が検知された場合には、前記表示内容の切り換えを行わないことを特徴とする請求項3又は4に記載の表示装置。
- 前記表示内容制御手段は、前記光源位置判断手段による判断結果に基づいて、前記光源が所定時間内に予め定められた距離を移動していない場合には、前記表示内容の切り換えを行わないことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記表示手段は、電気的駆動信号の供給切断後も表示状態を維持する不揮発性を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記表示手段は、液晶表示装置、反射型液晶表示装置、透過型液晶表示装置、半透過型液晶表示装置、コレステリック液晶表示装置、乾式トナー表示装置及び有機EL表示装置からなる群から選択されたいずれか1種であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
- 画像を表示する表示手段と、
所定強度での光走査を検知する光走査検知手段と、
前記表示手段に表示される画像のデータを複数ページ分記憶した複数ページ記憶手段と、
を有する表示装置を制御する方法であって、
前記光走査検知手段による前記所定強度での光走査の検知結果に応じて、前記表示手段において表示されている画像とは異なるページの画像を表示するように前記表示手段における表示内容を切り換えることを特徴とする表示装置の制御方法。 - 画像を表示する表示手段と、
所定強度での光走査を検知する光走査検知手段と、
前記表示手段に表示される画像のデータを複数ページ分記憶した複数ページ記憶手段と、
を有する表示装置の制御をコンピュータに行わせるプログラムであって、
前記コンピュータに、前記光走査検知手段による前記所定強度での光走査の検知結果に応じて、前記表示手段において表示されている画像とは異なるページの画像を表示するように前記表示手段における表示内容を切り換える手順を実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005147067A JP2006323198A (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | 表示装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006323198A true JP2006323198A (ja) | 2006-11-30 |
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ID=37542921
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2005
- 2005-05-19 JP JP2005147067A patent/JP2006323198A/ja active Pending
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