JP2006322467A - 回動角度調整装置とそれを備えた座椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】可動部材を回動させて回動角度を無段階で調整して固定することが可能な回動角度調整装置を提供することである。
【解決手段】回動角度調整装置1は、棒体10の周りに回動可能なアーム20およびラッチ50と、棒体30の周りに回動可能なアーム角度規制部材40と、アーム角度規制部材40の一方向への回動を付勢する引張バネ60とを備える。曲面部分22以外の外周面21を第2の係止爪部53に係合させてラッチ50を逆方向へ回動させることにより、曲面部分22に引張バネ60の付勢により曲面部分42を当接させ、係止溝43に第1の係止爪部52を係合させてラッチ50を一方向に回動させるとともにアーム角度規制部材40を引張バネ60の付勢に抗して逆の方向へ回動させることにより、曲面部分22を曲面部分42に当接させないようにすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】回動角度調整装置1は、棒体10の周りに回動可能なアーム20およびラッチ50と、棒体30の周りに回動可能なアーム角度規制部材40と、アーム角度規制部材40の一方向への回動を付勢する引張バネ60とを備える。曲面部分22以外の外周面21を第2の係止爪部53に係合させてラッチ50を逆方向へ回動させることにより、曲面部分22に引張バネ60の付勢により曲面部分42を当接させ、係止溝43に第1の係止爪部52を係合させてラッチ50を一方向に回動させるとともにアーム角度規制部材40を引張バネ60の付勢に抗して逆の方向へ回動させることにより、曲面部分22を曲面部分42に当接させないようにすることができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、回動角度調整装置とそれを備えた座椅子に関し、たとえば、座椅子の座部と背もたれ部との間の開閉角度を調整するために用いられる回動角度調整装置に関するものである。
この種の回動角度調整装置は、従来から、図12に示されるような構造を有する。図12に示されるように、和室で使用される座椅子には、座部100に対して背もたれ部200の傾斜角度を調整することができるように角度調整装置2が設けられている。角度調整装置2は、座部100の両側部を支持するように設けられたパイプ201と背もたれ部200の両側部を支持するように設けられたパイプ202との端部を接続するように構成されている。
角度調整装置2に適用される開閉角度調節機構は、たとえば、特開平9−299173号公報、特開平11−37139号公報、特開2001−349351号公報等に開示されているようにラチェット機構を採用している。
このような開閉角度調節機構においては、通常、座椅子の使用者が背もたれ部200を座部100に対して所望の角度に固定して使用している状態では、背もたれ部200は座部100の設置面側(図12では下面側)に向かう方向に(図12では時計回りの方向に)回動せず、座部100の座面側(図12では上面側)に向かう方向に(図12では反時計回りの方向に)のみ回動できるように構成されている。この状態で背もたれ部200を座部100の座面側に回動させると、ラチェット歯の溝と係止爪とが順次係合して背もたれ部200の所定の段階的な傾斜角度を得ることができる。そして、さらに背もたれ部200を座部100の座面側に倒していくと、ラチェット機構が解除される。ラチェット機構が解除されると、背もたれ部200は、図12において反時計回り、または時計回りのいずれの方向にも回動自在になる。しかし、背もたれ部200を座部100の設置面側に向かう方向に大きく回動させていくと、ラチェット機構が作用するようになる。そして、もとの状態と同じようにして、背もたれ部200を座部100の座面側に回動させながら、所定の角度でラチェット歯の溝と係止爪とが係合して傾斜角度を段階的に固定することができる。
しかしながら、このような従来の開閉角度調節機構の場合、背もたれ部200を座部100の座面側に向かう方向に回動させて背もたれ部200の傾斜角度を順次、所定の段階ごとに調整することができるだけである。このため、従来の開閉角度調節機構では、背もたれ部200を回動させて任意の所望の角度に無段階で調整して固定することができないという問題があった。
特開平9−299173号公報
特開平11−37139号公報
特開2001−349351号公報
そこで、この発明の一つの目的は、可動部材を回動させて回動角度を無段階で調整して固定することが可能な回動角度調整装置を提供することである。
また、この発明のもう一つの目的は、背もたれ部を回動させてその傾斜角度を無段階で調整して固定することができるとともに、座椅子の座部と背もたれ部との間の開閉角度を無段階で調整するのに適した回動角度調整装置を提供することである。
この発明に従った回動角度調整装置は、第1の回動軸と、この第1の回動軸の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面を有する第1の可動部材と、第2の回動軸と、この第2の回動軸の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面を有する第2の可動部材と、第1の回動軸の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面を有する係止部材と、第2の可動部材の一方向への回動を付勢するように第2の可動部材に取り付けられた付勢部材とを備える。第1の可動部材の外周面と第2の可動部材の外周面とが当接可能に第1の回動軸と第2の回動軸とが離隔して配置されている。第1の可動部材の外周面は、第1の回動軸の軸線に対して平行でかつ第1の回動軸の軸線から離れた位置にある軸線を中心とした第1の円弧に沿って形成された曲面部分を有する。第2の可動部材の外周面は、第2の回動軸の軸線に対して平行でかつ第2の回動軸の軸線から離れた位置にある軸線を中心とした第2の円弧に沿って形成された曲面部分と、係止溝とを有する。第1の円弧は、一方向と逆の方向へ向かうにつれて第1の回動軸の軸線からの距離が小さくなるように形成され、第2の円弧は、一方向へ向かうにつれて第2の回動軸の軸線からの距離が小さくなるように形成されている。係止部材の外周面は、第2の可動部材の係止溝に係合するように配置された第1の係止爪部と、第1の可動部材の曲面部分以外の外周面に係合可能に配置された第2の係止爪部とを有している。第1の可動部材の曲面部分以外の外周面を係止部材の第2の係止爪部に係合させて係止部材を一方向と逆の方向へ回動させることにより、第1の可動部材の曲面部分に付勢部材の付勢により第2の可動部材の曲面部分を当接させることができる。また、第2の可動部材の係止溝に係止部材の第1の係止爪部を係合させて係止部材を一方向に回動させるとともに第2の可動部材を付勢部材の付勢に抗して一方向と逆の方向へ回動させることにより、第1の可動部材の曲面部分を第2の可動部材の曲面部分に当接させないようにすることができる。
この発明に従った回動角度調整装置は上述のように構成されているので、第1の可動部材の曲面部分以外の外周面を係止部材の第2の係止爪部に係合させて係止部材を一方向と逆の方向へ回動させることにより、第1の可動部材の曲面部分に付勢部材の付勢により第2の可動部材の曲面部分を当接させることができる。このとき、第2の可動部材は第2の回動軸の軸線の周りで一方向に回動するように付勢されているので、第1の可動部材を一方向へ回動させても、第1の可動部材の曲面部分が第2の可動部材の曲面部分に当接した状態のままである。
ここで、第1の可動部材の外周面は、第1の回動軸の軸線に対して平行でかつ第1の回動軸の軸線から離れた位置にある軸線を中心とした第1の円弧に沿って形成された曲面部分を有し、第1の円弧は、一方向と逆の方向へ向かうにつれて第1の回動軸の軸線からの距離が小さくなるように形成されている。第2の可動部材の外周面は、第2の回動軸の軸線に対して平行でかつ第2の回動軸の軸線から離れた位置にある軸線を中心とした第2の円弧に沿って形成された曲面部分を有し、第2の円弧は、一方向へ向かうにつれて第2の回動軸の軸線からの距離が小さくなるように形成されている。
このように第1と第2の可動部材の曲面部分が形成されているので、上記の当接した状態が保持されることにより、第2の可動部材は、第1の可動部材の一方向への回動を許容するが、一方向と逆の方向への回動を阻止する。この場合、第1の可動部材を一旦一方向へ回動させると、その変更された回動角度から逆の方向へ回動させることができないので、一方向へ回動させるごとに所望の角度位置で固定することができる。したがって、第1の可動部材を一方向へ回動させて無段階で回動角度を調整して固定することができる。
また、この発明に従った回動角度調整装置は上述のように構成されているので、第2の可動部材の係止溝に係止部材の第1の係止爪部を係合させて係止部材を一方向に回動させるとともに第2の可動部材を付勢部材の付勢に抗して一方向と逆の方向へ回動させることにより、第1の可動部材の曲面部分を第2の可動部材の曲面部分に当接させないようにすることができる。これにより、第1の可動部材をいずれの方向にも回動させることができるので、第1の可動部材を無段階で一方向へ調整して固定する動作を解除することができる。
この発明の回動角度調整装置は、第1の回動軸と第2の回動軸とを支持する支持部材をさらに備え、付勢部材が支持部材に取り付けられているのが好ましい。
この場合、付勢部材により第2の可動部材の一方向への回動が付勢され、係止溝と第1の係止爪部との係合によって第2の可動部材が係止部材を一方向と逆の方向へ回動させないように支持部材は係止部材を保持しているのが好ましい。このようにすることにより、第2の可動部材の回動によって係止部材が回動しないで、第1の可動部材の回動によって係止部材が回動するように構成することができる。
さらにこの場合、この発明の回動角度調整装置は、係止部材と支持部材との間の摩擦力を高めるための部材をさらに備えるのが好ましい。この場合、この摩擦力の作用によって、係止部材が第2の可動部材の回動にともなって回動しないようにすることができ、第1の可動部材の回動にともなって回動することができるように構成することができる。
また、この発明の回動角度調整装置においては、第2の可動部材の外周面は、第1の可動部材の一方向への回動範囲を限定するために第1の可動部材の外周面に当接して係止する第1の係止部と、第1の可動部材の一方向と逆の方向への回動範囲を限定するために第1の可動部材の外周面に当接して係止する第2の係止部とを有するのが好ましい。
この場合、第1の可動部材を一方向へ回動させると、第2の可動部材の第1の係止部に第1の可動部材の外周面が当接して係止することにより、第1の可動部材が一方向へある限定された範囲まで回動し、次に第2の可動部材の係止溝に係止部材の第1の係止爪部を係合させて係止部材を一方向に回動させることができる。これにより、第2の可動部材を付勢部材の付勢に抗して一方向と逆の方向へ回動させることができる。一方、第2の係止部により、第1の可動部材は逆の方向へある限定された範囲を越えて回動しないようにすることができる。
さらに、この発明の回動角度調整装置においては、第1の可動部材の曲面部分に付勢部材の付勢により第2の可動部材の曲面部分を当接させるために第2の可動部材を一方向へ回動させ、かつ、第1の可動部材の曲面部分を第2の可動部材の曲面部分に当接させないようにするために第2の可動部材を付勢部材の付勢に抗して一方向と逆の方向へ回動させるためのレバーが第2の可動部材に取り付けられているのが好ましい。この場合、レバーを用いて、第1の可動部材を一方向へ回動させて無段階で調整して固定することができる状態と、この状態を解除し、第1の可動部材をいずれの方向にも回動させることができる状態との切り換えを容易に行うことができる。
この発明の回動角度調整装置においては、第1の可動部材の曲面部分には、当該曲面部分に沿って複数の歯部が配列されて形成されているのが好ましい。この場合、第1の可動部材の曲面部分が第2の可動部材の曲面部分に当接した状態を強固に保持することができる。
この発明に従った座椅子は、座部と、背もたれ部と、第1の回動軸と、この第1の回動軸の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面を有する、背もたれ部に取り付けられた第1の可動部材と、第2の回動軸と、この第2の回動軸の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面を有する第2の可動部材と、第1の回動軸の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面を有する係止部材と、第1の回動軸と第2の回動軸とを支持する、座部に取り付けられた支持部材と、第2の可動部材の一方向への回動を付勢するように支持部材と第2の可動部材との間に取り付けられた付勢部材とを備える。第1の可動部材の外周面と第2の可動部材の外周面とが当接可能に第1の回動軸と第2の回動軸とが離隔して配置されている。第1の可動部材の外周面は、第1の回動軸の軸線に対して平行でかつ第1の回動軸の軸線から離れた位置にある軸線を中心とした第1の円弧に沿って形成された曲面部分を有する。第2の可動部材の外周面は、第2の回動軸の軸線に対して平行でかつ第2の回動軸の軸線から離れた位置にある軸線を中心とした第2の円弧に沿って形成された曲面部分と、係止溝とを有する。第1の円弧は、一方向と逆の方向へ向かうにつれて第1の回動軸の軸線からの距離が小さくなるように形成され、第2の円弧は、一方向へ向かうにつれて第2の回動軸の軸線からの距離が小さくなるように形成されている。係止部材の外周面は、第2の可動部材の係止溝に係合するように配置された第1の係止爪部と、第1の可動部材の曲面部分以外の外周面に係合可能に配置された第2の係止爪部とを有する。第1の可動部材の曲面部分以外の外周面を係止部材の第2の係止爪部に係合させて係止部材を一方向と逆の方向へ回動させることにより、第1の可動部材の曲面部分に付勢部材の付勢により第2の可動部材の曲面部分を当接させることができる。また、第2の可動部材の係止溝に係止部材の第1の係止爪部を係合させて係止部材を一方向に回動させるとともに第2の可動部材を付勢部材の付勢に抗して一方向と逆の方向へ回動させることにより、第1の可動部材の曲面部分を第2の可動部材の曲面部分に当接させないようにすることができる。
この発明の座椅子においては、背もたれ部を一方向へ回動させて無段階で回動角度を調整して固定することができる。
以上のように、この発明によれば、可動部材を回動させて回動角度を無段階で調整して固定することが可能な回動角度調整装置を得ることができる。
また、背もたれ部を回動させてその傾斜角度を無段階で調整して固定することが可能な座椅子を得ることができる。
図1は本発明の一つの実施の形態として回動角度調整装置を示す分解斜視図、図2は回動角度調整装置における第1と第2の可動部材の曲面部分の形状を示す側面図、図3はその機構を示す側面図、図4は平面図である。
図1と図3に示すように、回動角度調整装置1は、第1の回動軸としての棒体10と、棒体10の周りに回動可能に配置された第1の可動部材としてのアーム20と、第2の回動軸としての棒体30と、棒体30の周りに回動可能に配置された第2の可動部材としてのアーム角度規制部材40と、棒体10の周りに回動可能に配置された係止部材としてのラッチ50と、アーム角度規制部材40の一方向(図2にて矢印Pで示される方向)への回動を付勢する付勢部材としての引張バネ60と、支持部材としてのフレーム70とから構成されている。
棒体10は、フレーム70の軸孔71に挿入されて固定されている。棒体30は、フレーム70の軸孔72に挿入されて固定されている。したがって、フレーム70は棒体10と棒体30とを支持している。
アーム20は、棒体10の周りでの回動方向に沿った外周面21を有する。外周面21は、第1の回動軸としての棒体10の軸線に対して平行で、かつ、棒体10の軸線から離れた位置にある軸線11(図2)を中心とした第1の円弧に沿って形成された曲面部分22を有する。曲面部分22には、曲面部分22に沿って複数の歯部23が配列されて形成されている。アーム20の軸孔24には棒体10が挿入される。
アーム角度規制部材40は、棒体30の周りでの回動方向に沿った外周面41を有する。外周面41は、第2の回動軸としての棒体30の軸線に対して平行で、かつ、棒体30の軸線から離れた位置にある軸線31を中心とした第2の円弧に沿って形成された曲面部分42と、係止溝43とを有する。また、外周面41は、アーム20の一方向(図3にて矢印Pで示される方向)への回動範囲を限定するためにアーム20の外周面21に当接して係止する第1の係止部としてのストッパ44と、アーム20の一方向と逆の方向(図3にて矢印Qで示される方向)への回動範囲を限定するためにアーム20の外周面21に当接して係止する第2の係止部としてのストッパ45とを有する。アーム角度規制部材40の一方端にはレバー90が取り付けられている。アーム角度規制部材40の軸孔46には棒体30が挿入される。
ここで、図2に示すように、アーム20の外周面21は、棒体10の軸線に対して平行でかつ棒体10の軸線から離れた位置にある軸線11を中心とした第1の円弧に沿って形成された曲面部分22を有する。第1の円弧は、矢印Qで示される方向へ向かうにつれて棒体10の軸線からの距離が、たとえばR1からR2になるように小さくなるように形成されている。アーム角度規制部材40の外周面41は、棒体30の軸線に対して平行でかつ棒体30の軸線から離れた位置にある軸線31を中心とした第2の円弧に沿って形成された曲面部分42を有する。第2の円弧は、矢印Pで示される方向へ向かうにつれて棒体30の軸線からの距離が、たとえばR1からR2になるように小さくなるように形成されている。なお、図1、図3、図5〜図11における軸線31は、便宜上、図2における軸線31と異なった位置に示されている。また、図1、図3、図5〜図11においては軸線11の位置を示していない。
ラッチ50は、棒体10の周りでの回動方向に沿った外周面51を有する。外周面51は、アーム角度規制部材40の係止溝43に係合するように配置された第1の係止爪部52と、アーム20の曲面部分22以外の外周面21に係合可能に配置された第2の係止爪部53とを有する。第1の係止爪部52と第2の係止爪部53は、アーム20に向かって延びた突出片として形成されている。ラッチ50の軸孔55には棒体10が挿入される。
引張バネ60は、一方端がアーム角度規制部材40のバネ係止孔47に引っ掛けられて取り付けられ、他方端がフレーム70のバネ係止部73に引っ掛けられて取り付けられている。
図3と図4に示すように、アーム角度規制部材40が棒体30の周りで回動することができるようにフレーム70の内側面の間に配置され、アーム20が棒体10の周りで回動することができるようにフレーム70の内側面の間に配置されている。棒体10と棒体30とは、アーム20の外周面21とアーム角度規制部材40の外周面41とが当接することができるように離隔して配置されている。
アーム20とフレーム70の内側面との間にラッチ50が配置され、ラッチ50の第1の係止爪部52がアーム角度規制部材40の係止溝43に係合するように配置されている。ラッチ50はフレーム70の内側面に接触するように配置され、フレーム70の内側面との間における摩擦力を高めるために、摩擦部54がフレーム70の内側面に向かって突出するように形成され、フレーム70の内側面が粗面化されている。さらにラッチ50とフレーム70の内側面との間における摩擦力を高めるために摩擦部材としてのラッチ圧接バネリング80がラッチ50をフレーム70の内側面に向かって押圧するようにアーム20とラッチ50との間に配置されている。このようにして、係止部材としてのラッチ50には引張バネ60による付勢力に打ち克つだけの摩擦力が付与されている。
このようにすることによって、図3に示すように、付勢部材としての引張バネ60によりアーム角度規制部材40は矢印Pで示される方向へ回動するように付勢されても、係止溝43と第1の係止爪部52とが係合することによってアーム角度規制部材40がラッチ50を矢印Qで示される方向へ回動させることがないように、フレーム70はラッチ50を保持している。
本発明の回動角度調整装置1は以上のように構成されているので、アーム20の曲面部分22以外の外周面21をラッチ50の第2の係止爪部53に係合させてラッチ50を矢印Qで示される方向へ回動させることにより、アーム20の曲面部分22に引張バネ60の付勢によりアーム角度規制部材40の曲面部分42を当接させることができる。また、アーム角度規制部材40の係止溝43にラッチ50の第1の係止爪部52を係合させてラッチ50を矢印Pで示される方向に回動させるとともにアーム角度規制部材40を引張バネ60の付勢に抗して矢印Qで示される方向へ回動させることにより、アーム20の曲面部分22をアーム角度規制部材40の曲面部分42に当接させないようにすることができる。
上述のように構成された回動角度調整装置1を用いて回動角度を調整する場合の動作について説明する。
図5〜図11は、本発明の回動角度調整装置1の動作を順に示す側面図である。
まず、初期状態では、図5に示すように、引張バネ60の付勢によりアーム角度規制部材40の曲面部分42はアーム20の曲面部分22に当接した状態にある。このため、アーム20は矢印Pで示される方向には自由に回動させることができるが、引張バネ60の付勢により矢印Qで示される方向には回動させることができないようになっている。ここで、たとえば、水平面とアーム20とのなす角度θ0は12度、水平面と第1の係止爪部52および第2の係止爪部53の端縁を結ぶ線とのなす角度α0は22度26分である。
次に、図6に示すように、アーム20を矢印Pで示す方向に回動させ、たとえば、角度θ(58度)まで回動させて停止させると、矢印Qで示される方向には回動させることができないので、角度θで固定される。
その後、図7に示すように、アーム20を矢印Pで示す方向にさらに回動させ、たとえば、角度θ1(97度)まで回動させることができる。角度θ0から角度θ1までの角度範囲では、アーム20を矢印Pで示す方向に順次回動させて無段階で所望の角度でアーム20をフレーム70に対して固定することができる。
さらに、図8に示すように、アーム20を矢印Pで示す方向にさらに回動させると、アーム角度規制部材40の係止溝43にラッチ50の第1の係止爪部52を係合させてラッチ50を矢印Pで示される方向に回動させるとともにアーム角度規制部材40を引張バネ60の付勢に抗して矢印Qで示される方向へ回動させる。このとき、第1の係止爪部52は矢印Rで示される方向に移動し、係止溝43の壁面を矢印Sで示される方向に押圧する。これにより、アーム20の曲面部分22にアーム角度規制部材40の曲面部分42を当接させないようにすることができる。この場合、摩擦部54およびラッチ圧接バネリング80により、ラッチ50はフレーム70の内側側面に強く摩擦接触しているため、引張バネ60による付勢力に打ち克ってラッチ50が矢印Pで示される方向に回動させられているので、ラッチ50に直接、力を加えない限り、ラッチ50は元の位置に戻ることはなく、その結果、アーム角度規制部材40も元の位置に戻らない。アーム20は、矢印Pで示される方向、または、矢印Qで示される方向のいずれにも回動させることができるが、矢印Pで示される方向への回動は、アーム20の外周面21がアーム角度規制部材40のストッパ44に当接することにより規制される。この状態では、たとえば、角度α1は19度26分である。
そして、図9に示すように、アーム20を矢印Qで示す方向に回動させて、初期の状態すなわち、アーム20とフレーム70とがほぼ水平になる状態まで戻すことができる。このとき、たとえば、角度α2は16度26分である。
その後、図10に示すように、アーム20を矢印Qで示す方向に回動させると、アーム20の曲面部分22以外の外周面21がラッチ50の第2の係止爪部53に係合する。この状態でラッチ50を矢印Qで示される方向へ回動させると、ラッチ50の第1の係止爪部52がアーム角度規制部材40の係止溝43の壁面を押圧している力が解放される。これにより、アーム20の曲面部分22に第2の可動部材の曲面部分を当接させることができる。このとき、たとえば、角度α1は19度26分である。
さらに、図11に示すように、アーム20を矢印Qで示す方向に回動させると、引張バネ60の付勢によりアーム角度規制部材40の曲面部分42はアーム20の曲面部分22に当接した状態になる。このため、アーム20は矢印Pで示される方向には自由に回動させることができるが、引張バネ60の付勢により矢印Qで示される方向には回動させることができないようになる。ここで、たとえば、角度θ0は12度、角度α0は22度26分である。すなわち、回動角度調整装置1は図4で示される初期状態に戻る。なお、この場合、ストッパ45により、アーム20は矢印Qで示される方向へある限定された範囲を越えて回動しないようになっている。
この発明に従った回動角度調整装置1は上述のように動作するように構成されているので、アーム20の曲面部分22以外の外周面21をラッチ50の第2の係止爪部53に係合させてラッチ50を矢印Qで示される方向へ回動させることにより、アーム20の曲面部分22に引張バネ60の付勢によりアーム角度規制部材40の曲面部分42を当接させることができる。このとき、アーム角度規制部材40は棒体30の軸線の周りで矢印Pで示される方向に回動するように付勢されているので、アーム20を矢印Pで示される方向へ回動させても、アーム20の曲面部分22がアーム角度規制部材40の曲面部分42に当接した状態のままである。
ここで、アーム20の外周面21は、棒体10の軸線に対して平行でかつ棒体10の軸線から離れた位置にある軸線11を中心とした第1の円弧に沿って形成された曲面部分22を有し、第1の円弧は、矢印Qで示される方向へ向かうにつれて棒体10の軸線からの距離が小さくなるように形成されている。アーム角度規制部材40の外周面41は、棒体30の軸線に対して平行でかつ棒体30の軸線から離れた位置にある軸線31を中心とした第2の円弧に沿って形成された曲面部分42を有し、第2の円弧は、矢印Pで示される方向へ向かうにつれて棒体30の軸線からの距離が小さくなるように形成されている。
このようにアーム20の曲面部分22とアーム角度規制部材40の曲面部分42が形成されているので、上記の当接した状態が保持されることにより、アーム角度規制部材40は、アーム20の矢印Pで示される方向への回動を許容するが、矢印Qで示される方向への回動を阻止する。この場合、アーム20を一旦、矢印Pで示される方向へ回動させると、その変更された回動角度から矢印Qで示される逆の方向へ回動させることができないので、矢印Pで示される方向へ回動させるごとに所望の角度位置で固定することができる。したがって、アーム20を矢印Pで示される方向へ回動させて無段階で回動角度を調整して固定することができる。
また、この発明に従った回動角度調整装置1は上述のように構成されているので、アーム角度規制部材40の係止溝43にラッチ50の第1の係止爪部52を係合させてラッチ50を矢印Pで示される方向に回動させるとともにアーム角度規制部材40を引張バネ60の付勢に抗して矢印Qで示される逆の方向へ回動させることにより、アーム20の曲面部分22をアーム角度規制部材40の曲面部分42に当接させないようにすることができる。これにより、アーム20をいずれの方向にも回動させることができるので、アーム20を無段階で矢印Pで示される方向へ調整して固定する動作を解除することができる。
さらに、この発明の回動角度調整装置1では、引張バネ60によりアーム角度規制部材40の矢印Pで示される方向への回動が付勢され、係止溝43と第1の係止爪部52との係合によってアーム角度規制部材40がラッチ50を矢印Qで示される逆の方向へ回動させないようにフレーム70はラッチ50を保持している。このようにすることにより、アーム角度規制部材40の回動にともなってラッチ50が回動しないようにすることができ、アーム20の回動にともなってラッチ50が回動することができるように構成することができる。
この場合、この発明の回動角度調整装置1は、ラッチ50とフレーム70との間の摩擦力を高めるための部材としてラッチ圧接バネリング80をさらに備えることにより、この摩擦力の作用によって、ラッチ50がアーム角度規制部材40の回動にともなって回動しないようにすることができ、アーム20の回動にともなって回動することができるように構成することができる。
また、この発明の回動角度調整装置1においては、アーム角度規制部材40の外周面41は、アーム20の矢印Pで示される方向への回動範囲を限定するためにアーム20の外周面21に当接して係止するストッパ44と、アーム20の矢印Qで示される方向への回動範囲を限定するためにアーム20の外周面21に当接して係止するストッパ45とを有する。このため、アーム20を矢印Pで示される方向へ回動させると、アーム角度規制部材40のストッパ44にアーム20の外周面21が当接して係止することにより、アーム20が矢印Pで示される方向へある限定された範囲まで回動し、次にアーム角度規制部材40の係止溝43にラッチ50の第1の係止爪部52を係合させてラッチ50を矢印Pで示される方向に回動させることができる。これにより、アーム角度規制部材40を引張バネ60の付勢に抗して矢印Qで示される方向へ回動させることができる。一方、ストッパ45により、アーム20は矢印Qで示される方向へある限定された範囲を越えて回動しないようにすることができる。
さらに、この発明の回動角度調整装置1においては、アーム20の曲面部分22に引張バネ60の付勢によりアーム角度規制部材40の曲面部分42を当接させるために、アーム角度規制部材40を矢印Pで示される方向へ回動させ、かつ、アーム20の曲面部分22をアーム角度規制部材40の曲面部分42に当接させないようにするために、アーム角度規制部材40を引張バネ60の付勢に抗して矢印Qで示される方向へ回動させるためのレバー90がアーム角度規制部材40に取り付けられている。このため、レバー90を用いて、アーム20を矢印Pで示される方向へ回動させて無段階で調整して固定することができる状態と、この状態を解除し、アーム20をいずれの方向にも回動させることができる状態との切り換えを容易に行うことができる。
なお、この発明の回動角度調整装置1においては、アーム20の曲面部分22には、曲面部分22に沿って複数の歯部23が配列されて形成されているので、アーム20の曲面部分22がアーム角度規制部材40の曲面部分42に当接した状態を強固に保持することができる。
一つの例として、以上のように構成された回動角度調整装置1を図12に示されるような座椅子2の回動部に適用することができる。
この適用例では、図12に示されるように座部100と背もたれ部200とを備えた座椅子2において、棒体10(図1)の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面21を有するアーム20を背もたれ部200に取り付け、棒体30と、棒体30の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面41を有するアーム角度規制部材40と、棒体10の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面51を有するラッチ50とを設け、棒体10と棒体30とを支持するフレーム70を座部100に取り付け、アーム角度規制部材40の矢印Pで示される方向への回動を付勢するようにフレーム70とアーム角度規制部材40との間に取り付けられた引張バネ60とを設けることにより構成される。必要に応じて、ラッチ圧接バネリング80をアーム20とラッチ50との間に配置し、レバー90を取り付けてもよい。
この発明の座椅子においては、背もたれ部を矢印Pで示される方向へ回動させて無段階で回動角度を調整して固定することができる。
なお、上記の実施の形態では、本発明の回動角度調整装置の適用例として座椅子の座部と背もたれ部との間の開閉角度を調整するために用いた例を示したが、これに限定されるものではない。本発明の回動角度調整装置は、折り曲げ動作、開閉動作、回動角度の調整動作を伴う種々の機械、器具、装置等に適用することができる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものである。
1:回動角度調整装置、10,30:棒体、11:軸線、20:アーム、21:外周面、22:曲面部分、23:歯部、31:軸線、40:アーム角度規制部材、41:外周面、42:曲面部分、43:係止溝、44:ストッパ、45:ストッパ、50:ラッチ、51:外周面、52:第1の係止爪部、53:第2の係止爪部、54:摩擦部、60:引張バネ、70:フレーム、80:ラッチ圧接バネリング、90:レバー。
Claims (8)
- 第1の回動軸と、
この第1の回動軸の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面を有する第1の可動部材と、
第2の回動軸と、
この第2の回動軸の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面を有する第2の可動部材と、
前記第1の回動軸の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面を有する係止部材と、
前記第2の可動部材の一方向への回動を付勢するように前記第2の可動部材に取り付けられた付勢部材とを備え、
前記第1の可動部材の外周面と前記第2の可動部材の外周面とが当接可能に前記第1の回動軸と前記第2の回動軸とが離隔して配置されており、
前記第1の可動部材の外周面は、前記第1の回動軸の軸線に対して平行でかつ前記第1の回動軸の軸線から離れた位置にある軸線を中心とした第1の円弧に沿って形成された曲面部分を有し、
前記第2の可動部材の外周面は、前記第2の回動軸の軸線に対して平行でかつ前記第2の回動軸の軸線から離れた位置にある軸線を中心とした第2の円弧に沿って形成された曲面部分と、係止溝とを有し、
前記第1の円弧は、一方向と逆の方向へ向かうにつれて前記第1の回動軸の軸線からの距離が小さくなるように形成され、
前記第2の円弧は、一方向へ向かうにつれて前記第2の回動軸の軸線からの距離が小さくなるように形成され、
前記係止部材の外周面は、前記第2の可動部材の係止溝に係合するように配置された第1の係止爪部と、前記第1の可動部材の曲面部分以外の外周面に係合可能に配置された第2の係止爪部とを有しており、
前記第1の可動部材の曲面部分以外の外周面を前記係止部材の第2の係止爪部に係合させて前記係止部材を一方向と逆の方向へ回動させることにより、前記第1の可動部材の曲面部分に前記付勢部材の付勢により前記第2の可動部材の曲面部分を当接させることができ、かつ、
前記第2の可動部材の係止溝に前記係止部材の第1の係止爪部を係合させて前記係止部材を一方向に回動させるとともに前記第2の可動部材を前記付勢部材の付勢に抗して一方向と逆の方向へ回動させることにより、前記第1の可動部材の曲面部分を前記第2の可動部材の曲面部分に当接させないようにすることができる、回動角度調整装置。 - 前記第1の回動軸と前記第2の回動軸とを支持する支持部材をさらに備え、前記付勢部材が前記支持部材に取り付けられている、請求項1に記載の回動角度調整装置。
- 前記付勢部材により前記第2の可動部材の一方向への回動が付勢され、前記係止溝と前記第1の係止爪部との係合によって前記第2の可動部材が前記係止部材を一方向と逆の方向へ回動させないように前記支持部材は前記係止部材を保持している、請求項2に記載の回動角度調整装置。
- 前記係止部材と前記支持部材との間の摩擦力を高めるための部材をさらに備える、請求項3に記載の回動角度調整装置。
- 前記第2の可動部材の外周面は、前記第1の可動部材の一方向への回動範囲を限定するために前記第1の可動部材の外周面に当接して係止する第1の係止部と、前記第1の可動部材の一方向と逆の方向への回動範囲を限定するために前記第1の可動部材の外周面に当接して係止する第2の係止部とを有する、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載に回動角度調整装置。
- 前記第1の可動部材の曲面部分に前記付勢部材の付勢により前記第2の可動部材の曲面部分を当接させるために前記第2の可動部材を一方向へ回動させ、かつ、前記第1の可動部材の曲面部分を前記第2の可動部材の曲面部分に当接させないようにするために前記第2の可動部材を前記付勢部材の付勢に抗して一方向と逆の方向へ回動させるためのレバーが前記第2の可動部材に取り付けられている、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の回動角度調整装置。
- 前記第1の可動部材の曲面部分には、当該曲面部分に沿って複数の歯部が配列されて形成されている、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の回動角度調整装置。
- 座部と背もたれ部とを備えた座椅子であって、
第1の回動軸と、
この第1の回動軸の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面を有する、前記背もたれ部に取り付けられた第1の可動部材と、
第2の回動軸と、
この第2の回動軸の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面を有する第2の可動部材と、
前記第1の回動軸の周りに回動可能に配置され、この回動方向に沿った外周面を有する係止部材と、
前記第1の回動軸と前記第2の回動軸とを支持する、前記座部に取り付けられた支持部材と、
前記第2の可動部材の一方向への回動を付勢するように前記支持部材と前記第2の可動部材との間に取り付けられた付勢部材とを備え、
前記第1の可動部材の外周面と前記第2の可動部材の外周面とが当接可能に前記第1の回動軸と前記第2の回動軸とが離隔して配置されており、
前記第1の可動部材の外周面は、前記第1の回動軸の軸線に対して平行でかつ前記第1の回動軸の軸線から離れた位置にある軸線を中心とした第1の円弧に沿って形成された曲面部分を有し、
前記第2の可動部材の外周面は、前記第2の回動軸の軸線に対して平行でかつ前記第2の回動軸の軸線から離れた位置にある軸線を中心とした第2の円弧に沿って形成された曲面部分と、係止溝とを有し、
前記第1の円弧は、一方向と逆の方向へ向かうにつれて前記第1の回動軸の軸線からの距離が小さくなるように形成され、
前記第2の円弧は、一方向へ向かうにつれて前記第2の回動軸の軸線からの距離が小さくなるように形成され、
前記係止部材の外周面は、前記第2の可動部材の係止溝に係合するように配置された第1の係止爪部と、前記第1の可動部材の曲面部分以外の外周面に係合可能に配置された第2の係止爪部とを有しており、
前記第1の可動部材の曲面部分以外の外周面を前記係止部材の第2の係止爪部に係合させて前記係止部材を一方向と逆の方向へ回動させることにより、前記第1の可動部材の曲面部分に前記付勢部材の付勢により前記第2の可動部材の曲面部分を当接させることができ、かつ、
前記第2の可動部材の係止溝に前記係止部材の第1の係止爪部を係合させて前記係止部材を一方向に回動させるとともに前記第2の可動部材を前記付勢部材の付勢に抗して一方向と逆の方向へ回動させることにより、前記第1の可動部材の曲面部分を前記第2の可動部材の曲面部分に当接させないようにすることができる、座椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005143387A JP2006322467A (ja) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | 回動角度調整装置とそれを備えた座椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2006322467A true JP2006322467A (ja) | 2006-11-30 |
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ID=37542309
Family Applications (1)
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---|---|
JP (1) | JP2006322467A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101718296A (zh) * | 2008-10-08 | 2010-06-02 | 株式会社比可力 | 角度调节配件 |
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2005
- 2005-05-17 JP JP2005143387A patent/JP2006322467A/ja active Pending
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CN101718296A (zh) * | 2008-10-08 | 2010-06-02 | 株式会社比可力 | 角度调节配件 |
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