JPH0751142A - リクライニング機構付椅子 - Google Patents
リクライニング機構付椅子Info
- Publication number
- JPH0751142A JPH0751142A JP21907693A JP21907693A JPH0751142A JP H0751142 A JPH0751142 A JP H0751142A JP 21907693 A JP21907693 A JP 21907693A JP 21907693 A JP21907693 A JP 21907693A JP H0751142 A JPH0751142 A JP H0751142A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- gas spring
- backrest
- lock
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Chairs Characterized By Structure (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 背もたれ部が弾力性をもって傾斜する状態
と、背もたれ部の傾斜角度が固定される状態とに選択的
に切換えることができるようにする。 【構成】 ロック機構付ガススプリング16のロッド1
8の先端側に設ける取付ブラケット21の内部にレバー
23を設け、該レバー23を回動操作できるようにし、
該レバー23をロック位置またはロック解除位置で位置
決め固定できるようにする。これにより、レバー23を
ロック位置に操作したときにはガススプリング16のロ
ック機構がロック状態となり背もたれ部12の傾斜角度
が固定され、ロック解除位置に操作したときにはガスス
プリング16のロック機構がロック解除状態となり、背
もたれ部12が弾力性をもって揺動するようになる。
と、背もたれ部の傾斜角度が固定される状態とに選択的
に切換えることができるようにする。 【構成】 ロック機構付ガススプリング16のロッド1
8の先端側に設ける取付ブラケット21の内部にレバー
23を設け、該レバー23を回動操作できるようにし、
該レバー23をロック位置またはロック解除位置で位置
決め固定できるようにする。これにより、レバー23を
ロック位置に操作したときにはガススプリング16のロ
ック機構がロック状態となり背もたれ部12の傾斜角度
が固定され、ロック解除位置に操作したときにはガスス
プリング16のロック機構がロック解除状態となり、背
もたれ部12が弾力性をもって揺動するようになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、背もたれ部の傾斜角度
を変えることにより座り具合を調整できるリクライニン
グ機構付椅子に関し、特に、ロック機構付ガススプリン
グのロッドの伸縮により背もたれ部の傾斜角度を調節す
るようにしたリクライニング機構付椅子に関する。
を変えることにより座り具合を調整できるリクライニン
グ機構付椅子に関し、特に、ロック機構付ガススプリン
グのロッドの伸縮により背もたれ部の傾斜角度を調節す
るようにしたリクライニング機構付椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、脚部と、該脚部上に支柱を介し
て設けられた座席部と、下端側が該座席部の下面側に揺
動可能に取付けられ、上端側が該座席部の後端側から上
向きに延びた背もたれ部と、該背もたれ部と座席部との
間に設けられ、ロッドの伸縮により該背もたれ部の傾斜
角を調整するロック機構付ガススプリングとから構成し
てなるリクライニング機構付椅子は、例えば実開平2−
74934号公報等によって知られている。
て設けられた座席部と、下端側が該座席部の下面側に揺
動可能に取付けられ、上端側が該座席部の後端側から上
向きに延びた背もたれ部と、該背もたれ部と座席部との
間に設けられ、ロッドの伸縮により該背もたれ部の傾斜
角を調整するロック機構付ガススプリングとから構成し
てなるリクライニング機構付椅子は、例えば実開平2−
74934号公報等によって知られている。
【0003】そして、この種の従来技術によるリクライ
ニング機構付椅子は、リクライニングする際に、ロック
機構付ガススプリングのロックを解除して使用者が座席
部に座った状態で背もたれ部に体重をかけることによ
り、背もたれ部の傾斜角度を変えて座り具合を調整する
ことができるようになっている。
ニング機構付椅子は、リクライニングする際に、ロック
機構付ガススプリングのロックを解除して使用者が座席
部に座った状態で背もたれ部に体重をかけることによ
り、背もたれ部の傾斜角度を変えて座り具合を調整する
ことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、ロック機構付ガススプリングのロック解除
操作を行いつつ、使用者が背もたれ部に体重をかけたと
きに、このガススプリングのばね力に抗して背もたれ部
が後側に傾斜するに過ぎないため、使用者はこのロック
解除操作を続行しない限り、リンクライニング可能な状
態を保持することができず、例えば両手を離したままの
状態で、リクライニング可能な状態を続行することがで
きないという問題がある。
来技術では、ロック機構付ガススプリングのロック解除
操作を行いつつ、使用者が背もたれ部に体重をかけたと
きに、このガススプリングのばね力に抗して背もたれ部
が後側に傾斜するに過ぎないため、使用者はこのロック
解除操作を続行しない限り、リンクライニング可能な状
態を保持することができず、例えば両手を離したままの
状態で、リクライニング可能な状態を続行することがで
きないという問題がある。
【0005】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は簡単なレバー操作で背もたれ部
の傾斜角度を調整でき、このレバー操作を解除した後に
も、リクライニング可能な状態を保持できると共に、再
びレバー操作を行えばリクライニングを簡単にロックで
き、背もたれ部を所望の傾斜角度に固定できるようにし
たリクライニング機構付椅子を提供することを目的とし
ている。
されたもので、本発明は簡単なレバー操作で背もたれ部
の傾斜角度を調整でき、このレバー操作を解除した後に
も、リクライニング可能な状態を保持できると共に、再
びレバー操作を行えばリクライニングを簡単にロックで
き、背もたれ部を所望の傾斜角度に固定できるようにし
たリクライニング機構付椅子を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用するリクライニング機構付き椅子
は、脚部と、該脚部上に支柱を介して設けられた座席部
と、下端側が該座席部の下面側に揺動可能に取付けら
れ、上端側が該座席部の後端側から上向きに延びた背も
たれ部と、該背もたれ部と座席部との間に設けられ、ロ
ッドの伸縮により該背もたれ部が傾斜するのを許すロッ
ク機構付ガススプリングと、該ガススプリングと座席部
との間に設けられ、該ガススプリングのロック機構を、
前記ロッドの伸縮を禁止するロック位置と伸縮を許すロ
ック解除位置とに切換える切換操作手段と、該切換操作
手段に設けられ、前記ロック機構のロック位置とロック
解除位置とに該切換操作手段を選択的に位置決めする位
置決め手段とから構成している。
ために、本発明が採用するリクライニング機構付き椅子
は、脚部と、該脚部上に支柱を介して設けられた座席部
と、下端側が該座席部の下面側に揺動可能に取付けら
れ、上端側が該座席部の後端側から上向きに延びた背も
たれ部と、該背もたれ部と座席部との間に設けられ、ロ
ッドの伸縮により該背もたれ部が傾斜するのを許すロッ
ク機構付ガススプリングと、該ガススプリングと座席部
との間に設けられ、該ガススプリングのロック機構を、
前記ロッドの伸縮を禁止するロック位置と伸縮を許すロ
ック解除位置とに切換える切換操作手段と、該切換操作
手段に設けられ、前記ロック機構のロック位置とロック
解除位置とに該切換操作手段を選択的に位置決めする位
置決め手段とから構成している。
【0007】
【作用】上記構成により、切換操作手段をロック解除位
置にすると、位置決め手段によって該切換操作手段をこ
のロック解除位置に位置決めでき、ガススプリングのロ
ック機構は解除されたままとなるから、切換操作手段を
操作し続けることなしに、ガススプリングのばね力(弾
性力)を利用して背もたれ部を傾斜、揺動させることが
できる。また、切換操作手段をロック位置にすると、ガ
ススプリングはロック機構によってロックされ、ロッド
の伸縮が禁止されるから、切換操作手段を操作し続ける
ことなしに背もたれ部を所望の傾斜角度に保持して固定
することができる。
置にすると、位置決め手段によって該切換操作手段をこ
のロック解除位置に位置決めでき、ガススプリングのロ
ック機構は解除されたままとなるから、切換操作手段を
操作し続けることなしに、ガススプリングのばね力(弾
性力)を利用して背もたれ部を傾斜、揺動させることが
できる。また、切換操作手段をロック位置にすると、ガ
ススプリングはロック機構によってロックされ、ロッド
の伸縮が禁止されるから、切換操作手段を操作し続ける
ことなしに背もたれ部を所望の傾斜角度に保持して固定
することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図8に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0009】図において、1は脚部、2はその下端側が
該脚部1の中央に固着され上向きに伸長する支柱、3は
該支柱2の上端側に設けられた座席部をそれぞれ示し、
該座席部3は図2,図3に示すように後述の受座ブロッ
ク4,プレート7,クッション部10およびアーム部材
11等から大略構成されている。
該脚部1の中央に固着され上向きに伸長する支柱、3は
該支柱2の上端側に設けられた座席部をそれぞれ示し、
該座席部3は図2,図3に示すように後述の受座ブロッ
ク4,プレート7,クッション部10およびアーム部材
11等から大略構成されている。
【0010】4は支柱2の上端側に設けられた受座ブロ
ックを示し、該受座ブロック4の下側には支柱2の上端
側が嵌合された嵌合穴4Aが穿設され、該嵌合穴4Aの
上側には凹部4Bが受座ブロック4の上面に開口するよ
うに形成されると共に、該凹部4Bと嵌合穴4Aとの間
には小径の挿嵌穴4Cが穿設されている。また、該受座
ブロック4の前側上面には受皿状のばね受部4Dが形成
され、該ばね受部4Dには後述する座ばね6の下端側が
装着されている。さらに、該受座ブロック4には左,右
に離間して一対の軸受穴4E,4Eが穿設され、該各軸
受穴4Eは支柱2の中心軸よりも前側に位置している。
そして、該受座ブロック4の各軸受穴4Eには第1の連
結軸5が挿通され、前記ばね受部4D内にはプレート7
との間に後述する座ばね6が配設されている。
ックを示し、該受座ブロック4の下側には支柱2の上端
側が嵌合された嵌合穴4Aが穿設され、該嵌合穴4Aの
上側には凹部4Bが受座ブロック4の上面に開口するよ
うに形成されると共に、該凹部4Bと嵌合穴4Aとの間
には小径の挿嵌穴4Cが穿設されている。また、該受座
ブロック4の前側上面には受皿状のばね受部4Dが形成
され、該ばね受部4Dには後述する座ばね6の下端側が
装着されている。さらに、該受座ブロック4には左,右
に離間して一対の軸受穴4E,4Eが穿設され、該各軸
受穴4Eは支柱2の中心軸よりも前側に位置している。
そして、該受座ブロック4の各軸受穴4Eには第1の連
結軸5が挿通され、前記ばね受部4D内にはプレート7
との間に後述する座ばね6が配設されている。
【0011】6は受座ブロック4のばね受部4Dとプレ
ート7との間に配設された座ばねを示し、該座ばね6は
比較的大きなばね定数をもったコイルスプリングによっ
て構成され、座席部3が受座ブロック4上で前,後に揺
動するのを一定範囲で許している。また、該座ばね6は
後述するガススプリング16のロッド18が伸縮すると
きにある程度の抵抗力を発生するようになっている。
ート7との間に配設された座ばねを示し、該座ばね6は
比較的大きなばね定数をもったコイルスプリングによっ
て構成され、座席部3が受座ブロック4上で前,後に揺
動するのを一定範囲で許している。また、該座ばね6は
後述するガススプリング16のロッド18が伸縮すると
きにある程度の抵抗力を発生するようになっている。
【0012】7は座席部3の骨組みを形成するプレート
を示し、該プレート7は略正方形の平板状に形成され、
該プレート7の左,右両端側は下向きに直角に折曲げら
れた側壁部7A,7Aとなっている。そして、該プレー
ト7の各側壁部7Aには図3に示すように、その前後方
向両端側に位置して取付穴7B,7B、7C,7Cがそ
れぞれ穿設され、該各取付穴7Bにはプレート7の左右
方向に伸長する第2の連結軸8の両端側が取付けられ、
各取付穴7Cには第3の連結軸9の両端側が取付けられ
ている。また、該プレート7の下面中央には座ばね6の
上端側が挿嵌されるばね受部7Dが設けられている。さ
らに、該プレート7の上側には該プレート7を覆うよう
にクッション部10が設けられ、該クッション部10は
座席部3の座面を形成している。
を示し、該プレート7は略正方形の平板状に形成され、
該プレート7の左,右両端側は下向きに直角に折曲げら
れた側壁部7A,7Aとなっている。そして、該プレー
ト7の各側壁部7Aには図3に示すように、その前後方
向両端側に位置して取付穴7B,7B、7C,7Cがそ
れぞれ穿設され、該各取付穴7Bにはプレート7の左右
方向に伸長する第2の連結軸8の両端側が取付けられ、
各取付穴7Cには第3の連結軸9の両端側が取付けられ
ている。また、該プレート7の下面中央には座ばね6の
上端側が挿嵌されるばね受部7Dが設けられている。さ
らに、該プレート7の上側には該プレート7を覆うよう
にクッション部10が設けられ、該クッション部10は
座席部3の座面を形成している。
【0013】11はプレート7の各側壁部7Aと受座ブ
ロック4との間に設けられたアーム部材を示し、該アー
ム部材11は長尺の板材をコ字形状に折曲げることによ
り形成され、該アーム部材11はプレート7の下側で受
座ブロック4の後方から取囲むように配設されている。
そして、該アーム部材11は基端側が連結軸5に枢着さ
れ、先端側が連結軸8に枢着されている。
ロック4との間に設けられたアーム部材を示し、該アー
ム部材11は長尺の板材をコ字形状に折曲げることによ
り形成され、該アーム部材11はプレート7の下側で受
座ブロック4の後方から取囲むように配設されている。
そして、該アーム部材11は基端側が連結軸5に枢着さ
れ、先端側が連結軸8に枢着されている。
【0014】12は座席部3の後側から上向きに延びた
背もたれ部を示し、該背もたれ部12は後述の支持部材
13および背当部14等から大略構成されている。13
は座席部3に背当部14を揺動可能に連結する支持部材
を示し、該支持部材13は図2に示すように、座席部3
の下側中央から後向きに伸長した後、座席部3の後方で
滑らかに屈曲しつつ、座面部3とほぼ直角となるように
上向きに伸長している。そして、該支持部材13の下端
側には図3に示すように、二又状をなす一対の延長部1
3A,13Aが一体形成され、該各延長部13Aはアー
ム部材11を左,右両側から挟むようになっている。
背もたれ部を示し、該背もたれ部12は後述の支持部材
13および背当部14等から大略構成されている。13
は座席部3に背当部14を揺動可能に連結する支持部材
を示し、該支持部材13は図2に示すように、座席部3
の下側中央から後向きに伸長した後、座席部3の後方で
滑らかに屈曲しつつ、座面部3とほぼ直角となるように
上向きに伸長している。そして、該支持部材13の下端
側には図3に示すように、二又状をなす一対の延長部1
3A,13Aが一体形成され、該各延長部13Aはアー
ム部材11を左,右両側から挟むようになっている。
【0015】また、該支持部材13には、各延長部13
Aの基端側に位置して上向きに突出する隆起部13Bが
形成され、該隆起部13Bには軸挿嵌穴13Cが左右方
向に貫通して穿設されている。さらに、該支持部材13
の各延長部13Aにはその長さ方向中間部にそれぞれ軸
取付部13D,13Dが上向きに突出するように形成さ
れている。そして、該支持部材13の軸挿嵌穴13Cに
は連結軸9が回動可能に挿嵌され、各軸取付部13Dは
連結軸5に枢着されている。さらに、該支持部材13の
各延長部13A先端側には、第4の連結軸15の両端側
が取付けられ、該連結軸15は図2に示すように受座ブ
ロック4の下側で後述のガススプリング16を支持して
いる。
Aの基端側に位置して上向きに突出する隆起部13Bが
形成され、該隆起部13Bには軸挿嵌穴13Cが左右方
向に貫通して穿設されている。さらに、該支持部材13
の各延長部13Aにはその長さ方向中間部にそれぞれ軸
取付部13D,13Dが上向きに突出するように形成さ
れている。そして、該支持部材13の軸挿嵌穴13Cに
は連結軸9が回動可能に挿嵌され、各軸取付部13Dは
連結軸5に枢着されている。さらに、該支持部材13の
各延長部13A先端側には、第4の連結軸15の両端側
が取付けられ、該連結軸15は図2に示すように受座ブ
ロック4の下側で後述のガススプリング16を支持して
いる。
【0016】16はプレート7の前方下側に設けられ、
連結軸8,15間に架設されたロック機構付ガススプリ
ング(以下、ガススプリングという)を示し、該ガスス
プリング16は本出願人が先に、例えば特願平5−80
067等で提案したガススプリングからなり、図4に示
すように、内部に加圧ガスが充填された円筒状のシリン
ダ17と、一端側が該シリンダ17内に摺動可能に挿嵌
されたピストン(図示せず)に固着され、他端側が該シ
リンダ17外に伸縮可能に突出したロッド18とから大
略構成されている。
連結軸8,15間に架設されたロック機構付ガススプリ
ング(以下、ガススプリングという)を示し、該ガスス
プリング16は本出願人が先に、例えば特願平5−80
067等で提案したガススプリングからなり、図4に示
すように、内部に加圧ガスが充填された円筒状のシリン
ダ17と、一端側が該シリンダ17内に摺動可能に挿嵌
されたピストン(図示せず)に固着され、他端側が該シ
リンダ17外に伸縮可能に突出したロッド18とから大
略構成されている。
【0017】ここで、該ガススプリング16はシリンダ
17が取付ブラケット20を介して連結軸15に枢着さ
れ、ロッド18の突出端側は後述の取付ブラケット21
を介して連結軸8に枢着されている。そして、該ガスス
プリング16はシリンダ17内のガス圧でロッド18を
常時伸長方向に付勢し、座ばね6に抗して背もたれ部1
2が図1中の矢示A方向に傾斜するように背もたれ部1
2に弾力性を与えている。また、使用者が背もたれ部1
2に体重をかけ、該背もたれ部12が図1中の矢示B方
向に傾斜するときには、ロッド18がシリンダ17内に
縮小し、背もたれ部12が比較的大きな弾力性をもって
矢示B方向に傾くのを許すようになっている。
17が取付ブラケット20を介して連結軸15に枢着さ
れ、ロッド18の突出端側は後述の取付ブラケット21
を介して連結軸8に枢着されている。そして、該ガスス
プリング16はシリンダ17内のガス圧でロッド18を
常時伸長方向に付勢し、座ばね6に抗して背もたれ部1
2が図1中の矢示A方向に傾斜するように背もたれ部1
2に弾力性を与えている。また、使用者が背もたれ部1
2に体重をかけ、該背もたれ部12が図1中の矢示B方
向に傾斜するときには、ロッド18がシリンダ17内に
縮小し、背もたれ部12が比較的大きな弾力性をもって
矢示B方向に傾くのを許すようになっている。
【0018】一方、該ガススプリング16のロック機構
はシリンダ17内に設けた弁機構(図示せず)と、この
弁機構を開閉操作すべくロッド18から突出したプシュ
ロッド19とから構成されている。そして、このロック
機構は使用者が後述のレバー23でプッシュロッド19
をシリンダ17側に押込むことによりロッド18の伸縮
動作が禁止され(以下、ロック状態という)、この押込
み動作を解除したときにはプッシュロッド19がシリン
ダ17内のガス圧で外向きに押上げられることにより、
ロッド18は伸長動作が許される(以下、ロック状態と
いう)ように構成されている。なお、該ガススプリング
16はロック状態においてもシリンダ17内の加圧ガス
が圧縮される範囲内である程度の弾力性をもってロッド
18の伸縮を許すものである。
はシリンダ17内に設けた弁機構(図示せず)と、この
弁機構を開閉操作すべくロッド18から突出したプシュ
ロッド19とから構成されている。そして、このロック
機構は使用者が後述のレバー23でプッシュロッド19
をシリンダ17側に押込むことによりロッド18の伸縮
動作が禁止され(以下、ロック状態という)、この押込
み動作を解除したときにはプッシュロッド19がシリン
ダ17内のガス圧で外向きに押上げられることにより、
ロッド18は伸長動作が許される(以下、ロック状態と
いう)ように構成されている。なお、該ガススプリング
16はロック状態においてもシリンダ17内の加圧ガス
が圧縮される範囲内である程度の弾力性をもってロッド
18の伸縮を許すものである。
【0019】21はロッド18の突出端側に設けられた
取付ブラケットを示し、該取付ブラケット21は図5に
示すように互いに平行に伸長する一対の取付板21A,
21Aを有して断面U字状に形成され、その基端側がロ
ッド18の突出端側にナット等の取付部材22を介して
取付けられている。また、該取付ブラケット21の基端
側には、ロッド18の突出端側が挿嵌されるロッド挿嵌
穴21Bが穿設されている。そして、該取付ブラケット
21の各取付板21A間にはロッド挿嵌穴21Bを介し
てガススプリング16のプッシュロッド19が突出し、
各取付板21Aの先端側には連結軸8が挿通される挿通
穴21Cが穿設されている。
取付ブラケットを示し、該取付ブラケット21は図5に
示すように互いに平行に伸長する一対の取付板21A,
21Aを有して断面U字状に形成され、その基端側がロ
ッド18の突出端側にナット等の取付部材22を介して
取付けられている。また、該取付ブラケット21の基端
側には、ロッド18の突出端側が挿嵌されるロッド挿嵌
穴21Bが穿設されている。そして、該取付ブラケット
21の各取付板21A間にはロッド挿嵌穴21Bを介し
てガススプリング16のプッシュロッド19が突出し、
各取付板21Aの先端側には連結軸8が挿通される挿通
穴21Cが穿設されている。
【0020】23は取付ブラケット21の各取付板21
A間に設けられ、切換操作手段を構成するレバーを示
し、該レバー23は横断面U字状に形成され、その基端
側が取付ブラケット21に止めピン24を介して矢示
C,D方向に回動可能に連結され、先端側は取付ブラケ
ット21から図4に示すように突出している。また、該
レバー23には図6,図7に示すように、後述するスト
ッパホルダ26のストッパ摺動穴26Bと連通する横穴
23Aが穿設され、該横穴23Aは該ストッパ摺動穴2
6Bより小径に形成されている。さらに、レバー23の
長手方向中央下側には嵌着穴23Bが穿設され、該嵌着
穴23Bにはストッパホルダ26の嵌着用フック26A
がカシメ固定されている。
A間に設けられ、切換操作手段を構成するレバーを示
し、該レバー23は横断面U字状に形成され、その基端
側が取付ブラケット21に止めピン24を介して矢示
C,D方向に回動可能に連結され、先端側は取付ブラケ
ット21から図4に示すように突出している。また、該
レバー23には図6,図7に示すように、後述するスト
ッパホルダ26のストッパ摺動穴26Bと連通する横穴
23Aが穿設され、該横穴23Aは該ストッパ摺動穴2
6Bより小径に形成されている。さらに、レバー23の
長手方向中央下側には嵌着穴23Bが穿設され、該嵌着
穴23Bにはストッパホルダ26の嵌着用フック26A
がカシメ固定されている。
【0021】ここで、該レバー23の下側面にはプッシ
ュロッド19の先端部が当接するようになっており、該
レバー23を矢示C方向に回動操作することにより該プ
ッシュロッド19をシリンダ17側に押込み、ガススプ
リング16をロック状態にする。一方、該レバー23を
矢示D方向に回動操作したときには、プッシュロッド1
9はシリンダ17内の圧力により突出方向に押動され、
ガススプリング16はロック解除状態となる。
ュロッド19の先端部が当接するようになっており、該
レバー23を矢示C方向に回動操作することにより該プ
ッシュロッド19をシリンダ17側に押込み、ガススプ
リング16をロック状態にする。一方、該レバー23を
矢示D方向に回動操作したときには、プッシュロッド1
9はシリンダ17内の圧力により突出方向に押動され、
ガススプリング16はロック解除状態となる。
【0022】25は位置決め手段を構成するストッパ機
構を示し、該ストッパ機構25はストッパホルダ26,
ストッパ27等から大略構成されている。
構を示し、該ストッパ機構25はストッパホルダ26,
ストッパ27等から大略構成されている。
【0023】26はレバー23の長手方向中央に位置し
て該レバー23内に設けられたストッパホルダを示し、
該ストッパホルダ26は樹脂材料等により直方体状のブ
ロックとして形成され、その下側には嵌着用フック26
Aが下向きに突出するように形成されている。また、該
ストッパホルダ26には該ストッパホルダ26の一側面
にのみ開口したストッパ摺動穴26Bが横方向に形成さ
れている。そして、該ストッパホルダ26は嵌着用フッ
ク26Aをレバー23の嵌着穴23Bにカシメ固定する
ことによりレバー23内に固着されている。
て該レバー23内に設けられたストッパホルダを示し、
該ストッパホルダ26は樹脂材料等により直方体状のブ
ロックとして形成され、その下側には嵌着用フック26
Aが下向きに突出するように形成されている。また、該
ストッパホルダ26には該ストッパホルダ26の一側面
にのみ開口したストッパ摺動穴26Bが横方向に形成さ
れている。そして、該ストッパホルダ26は嵌着用フッ
ク26Aをレバー23の嵌着穴23Bにカシメ固定する
ことによりレバー23内に固着されている。
【0024】27はストッパホルダ26のストッパ摺動
穴26B内に摺動可能に設けられたストッパを示し、該
ストッパ27はその基端側がストッパ摺動穴26Bの内
径とほぼ同一の外径をもって形成された摺接部27Aと
なり、先端は該摺接部27Aより小径に形成されている
と共にレバー23の横穴22Bより小径に形成された球
形状の係合突起27Bとなっている。
穴26B内に摺動可能に設けられたストッパを示し、該
ストッパ27はその基端側がストッパ摺動穴26Bの内
径とほぼ同一の外径をもって形成された摺接部27Aと
なり、先端は該摺接部27Aより小径に形成されている
と共にレバー23の横穴22Bより小径に形成された球
形状の係合突起27Bとなっている。
【0025】また、ストッパホルダ26のストッパ摺動
穴26B内には、ストッパ27の摺接部27Aとの間に
付勢ばね28が設けられ、該付勢ばね28はストッパ2
7の係合突起27Bをストッパ摺動穴26Bの開口部か
らレバー23の横穴22Bを介して外向に突出するよう
に付勢している。なお、該ストッパ27は摺接部27A
と係合突起27Bとの間に形成された段部27Cが、レ
バー23の横穴23Aの周縁に当接することにより、ス
トッパ摺動穴26B内から抜け落ちないようになってい
る。
穴26B内には、ストッパ27の摺接部27Aとの間に
付勢ばね28が設けられ、該付勢ばね28はストッパ2
7の係合突起27Bをストッパ摺動穴26Bの開口部か
らレバー23の横穴22Bを介して外向に突出するよう
に付勢している。なお、該ストッパ27は摺接部27A
と係合突起27Bとの間に形成された段部27Cが、レ
バー23の横穴23Aの周縁に当接することにより、ス
トッパ摺動穴26B内から抜け落ちないようになってい
る。
【0026】ここで、前記取付ブラケット21の各取付
板21Aのうちストッパ27の係合突起27Bの先端部
が当接している側(図6において右側)の取付板21A
内側面には係合凹部21A1 が形成されている。そし
て、レバー23を図4中の矢示C方向に回動操作してプ
ッシュロッド19をシリンダ17側に押込んで、ガスス
プリング16をロック状態にする位置(以下、ロック位
置という)で、図7に示すように該ストッパ27の係合
突起27Bが付勢ばね28の付勢力により係合凹部21
A1 内に強く係合するようになっている。即ち、レバー
23を矢示C方向に回動操作してロック位置に位置決め
するときには、ストッパ27が付勢ばね28に付勢され
て取付板21Aの係合凹部21A1 内に係合することに
より、レバー23はプッシュロッド19がシリンダ17
内のガス圧によって上向きに押されるのを抑止してロッ
ク位置で固定されるようになる。
板21Aのうちストッパ27の係合突起27Bの先端部
が当接している側(図6において右側)の取付板21A
内側面には係合凹部21A1 が形成されている。そし
て、レバー23を図4中の矢示C方向に回動操作してプ
ッシュロッド19をシリンダ17側に押込んで、ガスス
プリング16をロック状態にする位置(以下、ロック位
置という)で、図7に示すように該ストッパ27の係合
突起27Bが付勢ばね28の付勢力により係合凹部21
A1 内に強く係合するようになっている。即ち、レバー
23を矢示C方向に回動操作してロック位置に位置決め
するときには、ストッパ27が付勢ばね28に付勢され
て取付板21Aの係合凹部21A1 内に係合することに
より、レバー23はプッシュロッド19がシリンダ17
内のガス圧によって上向きに押されるのを抑止してロッ
ク位置で固定されるようになる。
【0027】一方、ロック位置にあるレバー23を矢示
D方向に回動操作したときは、図6に示すようにストッ
パ27は付勢ばね28に抗してストッパホルダ26のス
トッパ摺動穴26B内に押込まれるように取付板21A
の係合凹部21A1 から抜け出し、レバー23の矢示D
方向への回動を許すようになる。そして、ストッパ27
が取付板21Aの係合凹部21A1 から抜け出すと、プ
ッシュロッド19がシリンダ17内のガス圧により突出
方向に押出され、それに伴ってレバー23も矢示D方向
に回動され、ガススプリング16はロック解除状態とな
る(以下、このときのレバー23の位置をロック解除位
置という)。
D方向に回動操作したときは、図6に示すようにストッ
パ27は付勢ばね28に抗してストッパホルダ26のス
トッパ摺動穴26B内に押込まれるように取付板21A
の係合凹部21A1 から抜け出し、レバー23の矢示D
方向への回動を許すようになる。そして、ストッパ27
が取付板21Aの係合凹部21A1 から抜け出すと、プ
ッシュロッド19がシリンダ17内のガス圧により突出
方向に押出され、それに伴ってレバー23も矢示D方向
に回動され、ガススプリング16はロック解除状態とな
る(以下、このときのレバー23の位置をロック解除位
置という)。
【0028】29はプレート7の下側に設けられ、レバ
ー23と共に切換操作手段を構成する操作レバーを示
し、該操作レバー29は図1に示すように、その一端側
がレバー23の先端側に固着され、他端側がプレート7
の左右方向に伸長し、プレート7から側方に突出してい
る。そして、該操作レバー29の他端側には把手30が
設けられている。また、該操作レバー29は図1および
図8に示すようにその長手方向中間部が取付部材31に
よりプレート7の下側で前,後に揺動可能に支持されて
いる。そして、該操作レバー29は使用者が把手30を
図1中の矢示E,F方向に操作することにより、該取付
部材31を支点にして前,後に揺動し、レバー23を矢
示C,D方向に回動させるようになっている。
ー23と共に切換操作手段を構成する操作レバーを示
し、該操作レバー29は図1に示すように、その一端側
がレバー23の先端側に固着され、他端側がプレート7
の左右方向に伸長し、プレート7から側方に突出してい
る。そして、該操作レバー29の他端側には把手30が
設けられている。また、該操作レバー29は図1および
図8に示すようにその長手方向中間部が取付部材31に
よりプレート7の下側で前,後に揺動可能に支持されて
いる。そして、該操作レバー29は使用者が把手30を
図1中の矢示E,F方向に操作することにより、該取付
部材31を支点にして前,後に揺動し、レバー23を矢
示C,D方向に回動させるようになっている。
【0029】本実施例によるリクライニング機構付椅子
は上述のような構成を有するものであり、当該椅子の使
用者が背もたれ部12をリクライニングフリーの状態と
するために、操作レバー29を図1中の矢示F方向に押
動し、レバー23が図6に示すロック解除位置となった
ときには、使用者が背もたれ部12に体重をかけること
によりガススプリング16のロッド18が大きく縮小す
るようになり、使用者は背もたれ部12を矢示B方向に
後方へと大きく傾斜させることができる。そして、使用
者が背もたれ部12への体重のかけ具合を調整するよう
に、例えば前方に身体を移動させると、ガススプリング
16のロッド18はガス圧によって自動的に伸長し、こ
れに応じて背もたれ部12が矢示A方向に前方へと傾斜
し、使用者の背中に背もたれ部12を追従させることが
できる。
は上述のような構成を有するものであり、当該椅子の使
用者が背もたれ部12をリクライニングフリーの状態と
するために、操作レバー29を図1中の矢示F方向に押
動し、レバー23が図6に示すロック解除位置となった
ときには、使用者が背もたれ部12に体重をかけること
によりガススプリング16のロッド18が大きく縮小す
るようになり、使用者は背もたれ部12を矢示B方向に
後方へと大きく傾斜させることができる。そして、使用
者が背もたれ部12への体重のかけ具合を調整するよう
に、例えば前方に身体を移動させると、ガススプリング
16のロッド18はガス圧によって自動的に伸長し、こ
れに応じて背もたれ部12が矢示A方向に前方へと傾斜
し、使用者の背中に背もたれ部12を追従させることが
できる。
【0030】次に、使用者が背もたれ部12の傾斜角度
を調整するリクライニングの調整動作について説明す
る。
を調整するリクライニングの調整動作について説明す
る。
【0031】まず、操作レバー29を前述の如く矢示F
方向に押動してレバー23を矢示D方向に回動させた状
態では、ガススプリング16はロック解除状態のままと
なり、背もたれ部12を矢示A,B方向に自由に揺動
(傾斜)できるから、使用者は自分の好みに応じて背も
たれ部12の傾斜角度の調整(リクライニング調整)を
簡単に行うことができる。
方向に押動してレバー23を矢示D方向に回動させた状
態では、ガススプリング16はロック解除状態のままと
なり、背もたれ部12を矢示A,B方向に自由に揺動
(傾斜)できるから、使用者は自分の好みに応じて背も
たれ部12の傾斜角度の調整(リクライニング調整)を
簡単に行うことができる。
【0032】次に、背もたれ部12が好みの角度になっ
た状態で使用者が操作レバー29を図1中の矢示E方向
に押動操作すると、これに連動してレバー23が矢示C
方向に回動操作され、ストッパ27が図7に示すように
取付ブラケット21の係合凹部21A1 内に係合し、レ
バー23はこのロック位置で固定される。これにより、
ガススプリング16のプッシュロッド19は、レバー2
3によりシリンダ17側に押込まれたまま固定され、ガ
ススプリング16はロック状態となり、背もたれ部12
は現状の傾斜角度に固定されるようになる。なお、この
場合、ガススプリング16は大きなばね定数を持ったガ
スばねとして作動し、背もたれ部12が矢示A,B方向
に大きな弾力性をもって前後に揺動するのを許す。
た状態で使用者が操作レバー29を図1中の矢示E方向
に押動操作すると、これに連動してレバー23が矢示C
方向に回動操作され、ストッパ27が図7に示すように
取付ブラケット21の係合凹部21A1 内に係合し、レ
バー23はこのロック位置で固定される。これにより、
ガススプリング16のプッシュロッド19は、レバー2
3によりシリンダ17側に押込まれたまま固定され、ガ
ススプリング16はロック状態となり、背もたれ部12
は現状の傾斜角度に固定されるようになる。なお、この
場合、ガススプリング16は大きなばね定数を持ったガ
スばねとして作動し、背もたれ部12が矢示A,B方向
に大きな弾力性をもって前後に揺動するのを許す。
【0033】かくして、本実施例によれば、ガススプリ
ング16の取付ブラケット21にレバー23を設けると
共に、該レバー23にはストッパ機構25を設け、該ス
トッパ機構25のストッパ27を取付ブラケット21の
係合凹部21A1 内に係脱可能に係合させることによ
り、レバー23および操作レバー29をロック位置また
はロック解除位置に位置決めし、ガススプリング16を
ロック状態またはロック解除状態のいずれかに選択的に
保持するようにしたから、使用者は操作レバー29の把
手30を一度矢示F方向に押動操作すれば、把手30か
らてを離したままでもレバー23を介してガススプリン
グ16をロック解除状態に保持でき、使用者は自分の好
みの角度まで背もたれ部12を傾斜させ、背伸び等を自
由に行うことができる。
ング16の取付ブラケット21にレバー23を設けると
共に、該レバー23にはストッパ機構25を設け、該ス
トッパ機構25のストッパ27を取付ブラケット21の
係合凹部21A1 内に係脱可能に係合させることによ
り、レバー23および操作レバー29をロック位置また
はロック解除位置に位置決めし、ガススプリング16を
ロック状態またはロック解除状態のいずれかに選択的に
保持するようにしたから、使用者は操作レバー29の把
手30を一度矢示F方向に押動操作すれば、把手30か
らてを離したままでもレバー23を介してガススプリン
グ16をロック解除状態に保持でき、使用者は自分の好
みの角度まで背もたれ部12を傾斜させ、背伸び等を自
由に行うことができる。
【0034】また、使用者が背もたれ部12の傾斜角度
を所望の角度に保持したいときには、操作レバー29の
把手30を矢示E方向に押動してレバー23を矢示C方
向に回動すれば、ストッパ27が取付ブラケット21の
係合凹部21A1 に係合し、ガススプリング16はロッ
ク状態となって、背もたれ部12の傾斜角度を好みの角
度に固定することができ、傾斜角度の調整を簡単に行う
ことができる。
を所望の角度に保持したいときには、操作レバー29の
把手30を矢示E方向に押動してレバー23を矢示C方
向に回動すれば、ストッパ27が取付ブラケット21の
係合凹部21A1 に係合し、ガススプリング16はロッ
ク状態となって、背もたれ部12の傾斜角度を好みの角
度に固定することができ、傾斜角度の調整を簡単に行う
ことができる。
【0035】従って、本実施例では、操作レバー29を
一度矢示F方向に押動操作して手を離したまま、椅子に
座った姿勢で座り心地を確かめながら、背もたれ部12
の傾斜角度を自由に調整でき、その後、操作レバー29
を矢示E方向に押動してガススプリング16をロック状
態に固定するようにすれば、好みに合わせて簡単にかつ
的確に背もたれ部12の傾斜角度を決めることができ
る。
一度矢示F方向に押動操作して手を離したまま、椅子に
座った姿勢で座り心地を確かめながら、背もたれ部12
の傾斜角度を自由に調整でき、その後、操作レバー29
を矢示E方向に押動してガススプリング16をロック状
態に固定するようにすれば、好みに合わせて簡単にかつ
的確に背もたれ部12の傾斜角度を決めることができ
る。
【0036】また、ロック機構を有するガススプリング
16を用いて背もたれ部12の傾斜角度を調整するよう
にしたから、ガススプリング16がロック解除状態のと
きには背もたれ部12の傾斜角度をスムーズに調整でき
ると共に、ガススプリング16をロック状態とするとき
には背もたれ部12を所望の傾斜角度に固定できる。そ
して、このロック状態ではガススプリング16に封入し
た加圧ガスの圧縮作用によって背もたれ部12にある程
度の弾力性を与えることができ、座ったときに背中の当
り具合を堅めに設定して、座り心地を大幅に向上させる
ことができる。
16を用いて背もたれ部12の傾斜角度を調整するよう
にしたから、ガススプリング16がロック解除状態のと
きには背もたれ部12の傾斜角度をスムーズに調整でき
ると共に、ガススプリング16をロック状態とするとき
には背もたれ部12を所望の傾斜角度に固定できる。そ
して、このロック状態ではガススプリング16に封入し
た加圧ガスの圧縮作用によって背もたれ部12にある程
度の弾力性を与えることができ、座ったときに背中の当
り具合を堅めに設定して、座り心地を大幅に向上させる
ことができる。
【0037】さらに、背もたれ部12の傾斜角度を調整
する機能(リクライニング機能)と弾力性をもたらすス
プリング機能とをガススプリング16を設けるだけで簡
単にかつ安価に実現することができ、製造コストを大幅
に削減できる上に、メンテナンス,修理等を効率よく行
うことができる。
する機能(リクライニング機能)と弾力性をもたらすス
プリング機能とをガススプリング16を設けるだけで簡
単にかつ安価に実現することができ、製造コストを大幅
に削減できる上に、メンテナンス,修理等を効率よく行
うことができる。
【0038】なお、前記実施例ではレバー23により、
プッシュロッド19が図6に示すように上向きに突出す
るのを許したときに、ガススプリング16をロック解除
状態とし、図7に示すようにプッシュロッド19を押込
んだときにガススプリング16をロック状態とするもの
として述べたが、これに替えて、プッシュロッド19が
上向きに突出したときに、ガススプリング16をロック
状態とし、押込んだときにロック解除状態としてなるロ
ック機構付ガススプリングに適用していもよい。
プッシュロッド19が図6に示すように上向きに突出す
るのを許したときに、ガススプリング16をロック解除
状態とし、図7に示すようにプッシュロッド19を押込
んだときにガススプリング16をロック状態とするもの
として述べたが、これに替えて、プッシュロッド19が
上向きに突出したときに、ガススプリング16をロック
状態とし、押込んだときにロック解除状態としてなるロ
ック機構付ガススプリングに適用していもよい。
【0039】また、前記実施例では、取付ブラケット2
1の取付板21Aに単一の係合穴21A1 を形成するも
のとして述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図6
に示すストッパ27の係合突起27Bが係合するように
取付板21Aに他の係合凹部を形成してもよい。さら
に、本発明による位置決め手段は前記実施例のストッパ
機構に限るものではなく、例えば、操作レバー29をロ
ック位置とロック解除位置とに位置決めする他のストッ
パ機構を座席部3の下面側に設けるようにしてもよい。
1の取付板21Aに単一の係合穴21A1 を形成するも
のとして述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図6
に示すストッパ27の係合突起27Bが係合するように
取付板21Aに他の係合凹部を形成してもよい。さら
に、本発明による位置決め手段は前記実施例のストッパ
機構に限るものではなく、例えば、操作レバー29をロ
ック位置とロック解除位置とに位置決めする他のストッ
パ機構を座席部3の下面側に設けるようにしてもよい。
【0040】また、前記実施例では、座席部3が支柱2
に固定された椅子を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限らず、座席部3が支柱2上で回転する機構を有す
るものにも適用でき、さらに、支柱2にガススプリング
等を用いることにより、座席部3の高さ調整機構を有す
る椅子にも適用できる。
に固定された椅子を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限らず、座席部3が支柱2上で回転する機構を有す
るものにも適用でき、さらに、支柱2にガススプリング
等を用いることにより、座席部3の高さ調整機構を有す
る椅子にも適用できる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、背も
たれ部と座席部との間に、ロッドの伸縮により背もたれ
部が傾斜するのを許すロック機構付ガススプリングを設
け、該ガススプリングと座席部との間には、該ガススプ
リングのロック機構をロック位置とロック解除位置とに
切換える切換操作手段を設け、さらに、該切換操作手段
を前記ロック機構のロック位置とロック解除位置とに選
択的に位置決めする位置決め手段を設ける構成したか
ら、前記切換操作手段によりロック機構付ガススプリン
グのロック機構をロック解除位置にすれば、例えば使用
者が切換操作手段からてを離した状態でも、ガススプリ
ングのロック機構は解除されたままとなり、背もたれ部
を自由な傾斜角度に適宜に変えることができる。また、
切換操作手段をロック位置に切換操作すれば、この状態
でガススプリングはロック状態となり、背もたれ部の傾
斜角度調整を所望の角度に固定でき、傾斜角度の調整を
簡単に行うことができる。
たれ部と座席部との間に、ロッドの伸縮により背もたれ
部が傾斜するのを許すロック機構付ガススプリングを設
け、該ガススプリングと座席部との間には、該ガススプ
リングのロック機構をロック位置とロック解除位置とに
切換える切換操作手段を設け、さらに、該切換操作手段
を前記ロック機構のロック位置とロック解除位置とに選
択的に位置決めする位置決め手段を設ける構成したか
ら、前記切換操作手段によりロック機構付ガススプリン
グのロック機構をロック解除位置にすれば、例えば使用
者が切換操作手段からてを離した状態でも、ガススプリ
ングのロック機構は解除されたままとなり、背もたれ部
を自由な傾斜角度に適宜に変えることができる。また、
切換操作手段をロック位置に切換操作すれば、この状態
でガススプリングはロック状態となり、背もたれ部の傾
斜角度調整を所望の角度に固定でき、傾斜角度の調整を
簡単に行うことができる。
【図1】本発明の実施例によるリクライニング機構付椅
子を示す斜視図である。
子を示す斜視図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向縦断面図である。
【図3】図2中の矢示III −III 方向横断面図である。
【図4】ガススプリングおよび操作レバー等を示す一部
破断の外観図である。
破断の外観図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向拡大断面図である。
【図6】図4中の矢示VI−VI方向拡大断面図である。
【図7】レバーをロック位置にした状態を示す図6と同
様の断面図である。
様の断面図である。
【図8】操作レバー等を座席部のプレートに取付けた状
態を示す図1中の要部拡大断面図である。
態を示す図1中の要部拡大断面図である。
1 脚部 2 支柱 3 座席部 4 受座ブロック 7 プレート 11 アーム部材 12 背もたれ部 13 支持部材 16 ロック機構付ガススプリング 18 ロッド 19 プッシュロッド(ロック機構) 21 取付ブラケット 23 レバー(切換操作手段) 25 ストッパ機構(位置決め手段) 26 ストッパホルダ 27 ストッパ 28 付勢ばね 29 操作レバー(切換操作手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 脚部と、該脚部上に支柱を介して設けら
れた座席部と、下端側が該座席部の下面側に揺動可能に
取付けられ、上端側が該座席部の後端側から上向きに延
びた背もたれ部と、該背もたれ部と座席部との間に設け
られ、ロッドの伸縮により該背もたれ部が傾斜するのを
許すロック機構付ガススプリングと、該ガススプリング
と座席部との間に設けられ、該ガススプリングのロック
機構を、前記ロッドの伸縮を禁止するロック位置と伸縮
を許すロック解除位置とに切換える切換操作手段と、該
切換操作手段に設けられ、前記ロック機構のロック位置
とロック解除位置とに該切換操作手段を選択的に位置決
めする位置決め手段とから構成してなるリクライニング
機構付椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21907693A JPH0751142A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | リクライニング機構付椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21907693A JPH0751142A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | リクライニング機構付椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0751142A true JPH0751142A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16729889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21907693A Pending JPH0751142A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | リクライニング機構付椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751142A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100771416B1 (ko) * | 2007-06-25 | 2007-10-30 | 주식회사 대하정공 | 의자 어셈블리 |
KR100791454B1 (ko) * | 2007-06-22 | 2008-01-03 | 주식회사 대하정공 | 의자 어셈블리 |
-
1993
- 1993-08-11 JP JP21907693A patent/JPH0751142A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100791454B1 (ko) * | 2007-06-22 | 2008-01-03 | 주식회사 대하정공 | 의자 어셈블리 |
KR100771416B1 (ko) * | 2007-06-25 | 2007-10-30 | 주식회사 대하정공 | 의자 어셈블리 |
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