JP2006320930A - ろう付け材およびその製造方法 - Google Patents

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幸雄 倉増
Yoshito Oki
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Akinori Ogasawara
明徳 小笠原
Takayuki Tsuchida
孝之 土田
Mikio Kosaka
幹夫 小坂
Takeshi Minamida
剛 南田
Hiromichi Sano
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Abstract

【課題】 ろう付け時のフラックスの塗布や吹付けを省略しつつ、フラックスを均一に供給して、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面に発生する酸化物を除去する。
【解決手段】 ろう付け時に溶融するろう材2を板状に形成するとともに、この板状のろう材2にフラックス3を一体化させてろう付け材1を構成し、ろう材2は、Cuを22〜37質量%、Siを3〜12質量%含み、残部がAlおよび不可避的不純物からなる組成を有するAl−Cu−Si系合金4より構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金をろう付けする際に用いるろう付け材およびその製造方法に関する。
従来、アルミニウムあるいはアルミニウム合金のろう付けには、アルミニウム合金からなるろう付け材が一般的に用いられている。ろう付け材は、板状、ワイヤー状等種々の形状のものがある。板状のろう付け材の一例として、特許文献1に示すようなものがある。特許文献1のろう付け材は、Al−Cu−Si系合金を用いて板状に形成されており、低融点化が図られている。このろう付け材によれば、ろう付けの対象となるアルミニウムあるいはアルミニウム合金の材質の融点が低い場合でも、ろう付け材の融点をさらに低いものとすることができ、ろう付け時の僅かな温度のバラツキによる対象部材の軟化や、それに伴う変形や強度低下を防止することができる。
特開平7−290273号公報
しかしながら、従来の板状のろう付け材では、酸化物を除去するためのフラックスが一体化されたものはない。よって、そのままでは、ろう付け時に、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面に発生する酸化物を除去することができない。そのため、ろう付け時に、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面にスラリー状のフラックスを塗布したり、ガス状のフラックスを吹付けしたりする等の手間がかっていた。また、ろう付け時の塗布や吹付けではフラックスの供給量の均一化が困難でもあった。
そこで、本発明は前記の問題を解決するために案出されたものであって、ろう付け時のフラックスの塗布や吹付けを省略できるとともに、フラックスを均一に供給でき、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面に発生する酸化物を除去することができるろう付け材およびその製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金をろう付けする際に用いるろう付け材であって、ろう付け時に溶融するろう材を板状に形成するとともに、この板状のろう材にフラックスを一体化させたことを特徴とするろう付け材である。
前記構成によれば、板状のろう材にフラックスを一体化させているので、ろう付け時にフラックスを塗布したり吹付けしたりすることなく、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面にフラックスを均一に供給でき、接合面に発生する酸化物を除去することができる。
請求項2に係る発明は、前記ろう材は、Al−Cu−Si系合金より構成される請求項1に記載のろう付け材である。
請求項3に係る発明は、前記Al−Cu−Si系合金は、Cuを22〜37質量%、Siを3〜12質量%含み、残部がAlおよび不可避的不純物からなる組成を有する請求項2に記載のろう付け材である。
請求項2または請求項3に係る発明によれば、ろう材の低融点化が達成される。
請求項4に係る発明は、前記ろう材は、板状に形成されたAl−Si系合金と、板状に形成されたCuより構成される請求項1に記載のろう付け材である。
請求項5に係る発明は、前記Al−Si系合金は、Si含有量が5〜15質量%の組成を有し、前記Cuは、前記ろう材の質量に対するCuの質量が22〜37質量%に相当する請求項4に記載のろう付け材である。
請求項4または請求項5に係る発明によれば、ろう材の低融点化が達成されるとともに、ろう付け材の変形性を高めることができる。
請求項6に係る発明は、前記フラックスは、フッ化セシウムを含むフッ化物系非腐食性フラックスである請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載のろう付け材である。
前記構成によれば、さらなるろう材の低融点化が達成される。
請求項7に係る発明は、前記フラックスは、板状に形成された前記ろう材間に挟まれてなる請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のろう付け材である。
請求項8に係る発明は、前記フラックスは、板状に形成された前記ろう材の表面に添着されてなる請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のろう付け材である。
請求項7または請求項8に係る発明によれば、ろう材を所定の厚さで均等に供給できるとともに、フラックスをろう材の供給量に対して所定の比率で供給できる。
請求項9に係る発明は、板状に形成された前記Al−Si系合金と、板状に形成された前記Cuとは、互いに圧延によりクラッドされている請求項4乃至請求項8のいずれか1項に記載のろう付け材である。
請求項10に係る発明は、板状に形成された前記ろう材部分は、その合計板厚が0.2mm以下の箔である請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のろう付け材である。
前記構成によれば、ろう付け材の変形性をさらに高めることができる。
請求項11に係る発明は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金をろう付けする際に用いられるろう付け材の製造方法であって、Al−Cu−Si系合金より構成される一対の板材間に、フラックスを布設し、前記一対の板材を、その外面側から一対の圧延ロールで圧延して、板状に形成することを特徴とするろう付け材の製造方法である。
前記方法によれば、ろう付け時にフラックスを塗布したり吹付けしたりすることなく、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面にフラックスを均一に供給でき、接合面に発生する酸化物を除去することができるとともに、低温でのろう付けができるろう付け材を大面積で形成することができる。
請求項12に係る発明は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金をろう付けする際に用いられるろう付け材の製造方法であって、Al−Cu−Si系合金より構成される中空の鞘内にフラックスを充填して形成されるろう付けワイヤー材を、その外面側から一対の圧延ロールで圧延して、フラックスを挟んだ状態で板状に形成することを特徴とするろう付け材の製造方法である。
前記方法によれば、ろう付け時にフラックスを塗布したり吹付けしたりすることなく、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面にフラックスを均一に供給でき、接合面に発生する酸化物を除去することができるとともに、低温でのろう付けができるろう付け材を、予め形成されたろう付けワイヤー材を圧縮するといった簡単な加工で形成することができる。
請求項13に係る発明は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金をろう付けする際に用いられるろう付け材の製造方法であって、Al−Si系合金より構成される板材と、Cuより構成される板材の少なくとも一方にフラックスを布設し、前記各板材および前記フラックスを積層させ、その外面側から一対の圧延ロールで圧延して、板状に形成することを特徴とするろう付け材の製造方法である。
前記方法によれば、ろう付け時にフラックスを塗布したり吹付けしたりすることなく、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面にフラックスを均一に供給でき、接合面に発生する酸化物を除去することができるとともに、低温でのろう付けができ、さらに変形性の高いろう付け材を大面積で形成することができる。
請求項14に係る発明は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金をろう付けする際に用いられるろう付け材の製造方法であって、Al−Si系合金にCuがクラッドされて構成される中空の鞘内にフラックスを充填して形成されるろう付けワイヤー材を、その外面側から一対の圧延ロールで圧延して、フラックスを挟んだ状態で板状に形成することを特徴とするろう付け材の製造方法である。
前記方法によれば、ろう付け時にフラックスを塗布したり吹付けしたりすることなく、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面にフラックスを均一に供給でき、接合面に発生する酸化物を除去することができるとともに、低温でのろう付けができ、さらに変形性の高いろう付け材を、予め形成されたろう付けワイヤー材を圧縮するといった簡単な加工で形成することができる。
本発明によれば、ろう付け時のフラックスの塗布や吹付けを省略できるとともに、フラックスを均一に供給でき、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面に発生する酸化物を除去することができるといった優れた効果を発揮する。
次に、本発明に係るろう付け材を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係るろう付け材を実施するための最良の第一の形態を示した(a)は製造状態を示した断面図、(b)はろう付け材を示した斜視図である。
本発明に係るろう付け材は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金をろう付けする際に用いるろう付け材であって、ろう付け時に溶融するろう材に、フラックスを一体化させたことを特徴とする。本発明においては、ろう材とフラックスとを合わせたものをろう付け材という。
図1(b)に示すように、第一の実施の形態では、ろう付け材1は、ろう材2とフラックス3とを有している。ろう材2は一対の板状に形成され、この一対のろう材2間にフラックス3がサンドイッチ状に挟まれて、ろう材2と一体化されている。ろう付け材1は、全体で、例えば0.3mmの板状に形成されている。ろう付け材1の厚さは、0.1〜2.0mmの範囲内で適宜決定される。これは、ろう付け材1の厚さが、0.1mm以下では製造が困難であり、2.0mmを越えると、ろう付け材1が接合面に保持されないという技術的問題が生じるおそれがあるためである。
ろう材2は、Al(アルミニウム)−Cu(銅)−Si(珪素)系合金4より構成されている。Al−Cu−Si系合金4は、Cuを22〜37質量%、Siを3〜12質量%含み、残部がAlおよび不可避的不純物からなる組成を有している。Al−Cu−Si系合金4は、前記のような成分組成とすることで、融点を下げ、ろう付け温度を530〜560℃に下げることができる。なお、ろう材2(Al−Cu−Si系合金)の融点をさらに低下させる目的では、Zn等の元素を含有させることも可能である。しかしながら、Znは、溶融したAl−Cu−Si系合金4の流動性を低下させ、ろう付け部での空孔等の欠陥を発生させる原因を作り出すことがある。このため、Al−Cu−Si系合金4の組成は、Al−Cu−Siの三元合金とし、他は不純物であるのが好ましい。不純物としては、Fe:0.25質量%以下、V:0.2質量%以下、Zn:0.2質量%以下、Mn:0.2質量%以下、Mg:0.2質量%以下、Ti0.2質量%以下が許容される。
フラックス3は、融点が低く、非腐食性に優れたフッ化物系非腐食性フラックスが用いられている。フッ化物系フラックスは、フッ化カリウム系非腐食性フラックス(通称「ノコロック(登録商標)」など)にフッ化セシウム(CsF)を添加することにより得られるものである。フッ化セシウムが添加されたフラックスは、フッ化セシウムが添加されていないものに比べて、融点が低くなる。フッ化物系フラックス中に占めるフッ化セシウムの割合は、コスト的には少ないほど有利であるが、10モル%に満たないと、フラックス3の融点を下げる効果が十分ではないので、530〜560℃でのろう付けが困難となる。したがって、フッ化物系非腐食性フラックス中に占めるフッ化セシウムの割合は、10モル%以上とすることが好ましい。
フラックス3の含有量は、ろう材2に対して、3〜50質量%の範囲としたものが好ましい。これは、フラックス3の含有量が3質量%に満たないと、酸化物の悪影響の除去が不完全で、ろう付け性能が低下することがあるためと、フラックス3の含有量が50質量%を超えるほどに多くなると、コストが上昇するばかりでなく、ろう付け後に多量のフラックス残渣や酸化物をろう付け部表面に残して、ろう付け部の外観を損なうことにもなるためである。なお、ろう付け状態等を考慮すると、フラックス3の含有量を10〜40質量%の範囲とすることがさらに好ましい。
なお、フラックスの構成および含有量は、以下に説明する他の実施の形態のフラックスについても同様のものであるので、他の実施の形態においては、フラックスの説明は省略する。
次に、前記構成のろう付け材1の製造方法を説明する。
Al−Cu−Si系合金4からなる一対の板材5,5を準備する。そして、図1(a)に示すように、板材5,5間に、フラックス3を布設してサンドイッチ状に挟みながら積層させる。具体的には、下側の板材5の内側表面に、粉状のフラックスを吹付けする。そして、上側の板材5と合わせてフラックス3を挟み、フラックス3を挟んだ板材5,5を、所定の間隔をあけて配置された一対の圧延ロール6,6間を通過させて圧延する。このとき、ろう材2とフラックス3は圧延されて薄くなるとともに、フラックス3は、板材5,5に押さえ付けられて、板材5と一体化する。製造されるろう付け材1の厚さが薄い場合、例えば箔状のろう付け材(図2参照)7を製造する場合には、圧延ロール6,6は、複数対設けられ、ろう付け材7全体の厚さを段階的に薄くして形成する。
前記の手順でろう付け材1,7が製造されるので、図2に示すように、箔状のろう付け材7も当然に、Al−Cu−Si系合金4からなるろう材2間にフラックス3がサンドイッチ状に挟まれて構成されている。箔状のろう付け材7は、フラックス3を除いた、ろう材2の合計板厚が0.2mm以下に形成されている。
次に、前記構成のろう付け材1およびろう付け材1の製造方法の作用を説明する。
かかるろう付け材1によれば、Al−Cu−Si系合金4からなるろう材2にフラックス3を一体化させたことによって、ろう付け時には、ろう付け材1をろう付け対象部材8,8の接合面9,9に挟み込むだけで、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面9,9に発生する酸化物を除去することができる。すなわち、ろう付け材1を加熱すると、ろう材2が溶融してフラックス3が接合面9,9に露出されて、酸化物を除去するので、従来のようにろう付け時にフラックスを塗布したり吹付けしたりする必要がなく、作業工程が省略されて、効率的なろう付けが可能となる。
また、ろう材2を、Al−Cu−Si系合金4で構成しているので、ろう材2の低融点化が達成される。さらに、板状のAl−Cu−Si系合金4に所定厚さのフラックス3が挟まれているので、フラックス3の均一な供給を達成できる。
さらに、ろう付け材1を板状に形成したことによって、図3(a)に示すように、ろう付け材1は、把持しやすく取り扱いが容易であり、ろう付けの対象部材(アルミニウムあるいはアルミニウム合金)8,8の接合面9,9間に挟むことで固定・保持することができる。そして、ろう付け後は、図3(b)に示すように、対象部材8,8の接合面9,9からはみ出したろう付け材(図示せず)は、溶融して流下し、対象部材8,8の外周形状と同等形状のろう付け部10を形成することができる。
また、ろう付け材1は、Al−Cu−Si系合金4からなる一対の板材5,5間に、フラックス3を布設して、板材5,5を、その外面側から一対の圧延ロール6,6で圧延して、板状に形成することで製造されるので、フラックス3をろう材2に一体化できる。また、板材5,5の大きさを大きくすることで、ろう付け材1を大面積で得ることができる。さらに、圧延ロール6,6、間の間隔を調整して段階的に圧延することで、所望の厚さのろう付け材1を形成することができる。
なお、本実施の形態では、一対のろう材2でフラックス3をサンドイッチ状に挟んだ構成となっているが、これに限られるものではない。例えば、板状のろう材の片面あるいは両面にフラックスを塗布あるいは吹付けする等して、添着する構成であってもよい。本構成によっても、ろう付け時にフラックスを塗布したり吹付けしたりすることなく、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面にフラックスを均一に供給でき、接合面に発生する酸化物を除去することができる。
図4は本発明に係るろう付け材を実施するための最良の第二の形態を示した断面図である。
図4に示すように、本実施の形態のろう付け材11は、フラックス12が塊状に形成されて、Al−Cu−Si系合金より構成されるろう材14内に分散して配置されている。ろう材14は、ろう付け材11の厚さ方向に二層に形成され、その外側面から圧延ロール(図示せず)にて圧延されて、塊状のフラックス12を覆うように形成されている。各フラックス12は、互いに同等の形状および体積に形成されている。フラックス12は、隣り合うフラックス12同士が所定の間隔を隔てるように、例えば平面視千鳥状に配置されており、ろう付け時に、フラックス12がろう付け対象部材(図示せず)の接合面全体に亘って均一に広がるように構成されている。
図5は本発明に係るろう付け材を実施するための最良の第三の形態を示した(a)は製造状態を示したろう付けワイヤー材の断面図、(b)はろう付け材を示した断面図、(c)は製造状態を示した斜視図である。
図5に示すように、第三の実施の形態では、ろう付け材16は、Al−Cu−Si系合金からなる中空の鞘17内にフラックス18を充填して形成されるろう付けワイヤー材(図5(a)参照)19を、その外面側から一対の圧延ロール(図5(c)参照)21で圧延して、フラックス18を挟んだ状態で板状に形成することを特徴とする。すなわち、ろう付け材16は、鞘17を変形させて構成されるろう材22が、フラックス18を覆う扁平チューブ形状となっている。
ろう材22は、Al−Cu−Si系合金より構成されている。Al−Cu−Si系合金は、Cuを22〜37質量%、Siを3〜12質量%含み、残部がAlおよび不可避的不純物からなる組成を有している。これは、第一の実施の形態と同様の組成であり、ろう材22も第一の実施の形態のろう材2と同等の作用効果を得ることができる。フラックス18についても、第一の実施の形態のフラックス3と同等の組成のものが用いられている。
次に、前記構成のろう付け材16の製造方法を説明する。
まず、ろう付けワイヤー材19を準備する。ろう付けワイヤー材19は、そのままでもろう付け材として使用可能な、直径1mm〜2mmの汎用品を用いる。そして、図5(a)に示すように、ろう付けワイヤー材19を、その外面側から圧縮する。具体的には、図5(c)に示すように、ろう付けワイヤー材19を、一対の圧延ロール21間を通過させて、ろう付けワイヤー材19を挟み込んで、圧延加工を行う。このとき、ろう材22とフラックス18は圧延されて変形するとともに薄くなる。前記直径のろう付けワイヤー材19を利用すると、幅が5mm〜7mm程度のろう付け材16を得ることができる。
製造されるろう付け材16の厚さが薄い場合、例えば箔状のろう付け材(図示せず)を製造する場合には、圧延ロール21,21は、その間隔が徐々に狭くなるように複数対設けられ、ろう付け材全体の厚さを段階的に薄くして形成する。
本製造方法によれば、第一の実施の形態の製造方法で得られる作用効果のほかに、予め形成されたろう付けワイヤー材19を圧延加工で圧縮するといった簡単な加工で、板状のろう付け材16を製造することができ、製造効率の大幅な向上を図れる。また、フラックス18は、扁平チューブ形状のろう材22内に収容されているので、フラックス18とろう材22との一体性が高い。
なお、本製造方法で得られるろう付け材16は、直径が1〜2mm程度のろう付けワイヤー材19を圧延して形成しているため、図1の製造方法で得られるろう付け材1と比較して幅が狭い。しかし、汎用品よりも直径が大きいろう付けワイヤー材を別途製作すれば、幅広のろう付け材を製造することが可能である。また、本製造方法で得られたろう付け材16を、幅方向に複数並列させて使用すれば、接合面の面積が、ろう付け材16の幅よりも広い場合でも使用することが可能となる。
図6は本発明に係るろう付け材を実施するための最良の第四の形態を示した(a)は製造状態を示した断面図、(b)はろう付け材を示した斜視図である。
図6に示すように、第四の実施の形態に係るろう付け材23は、ろう付け時に溶融するろう材24とフラックス25とで構成されている。ろう材24は、板状に形成されたAl−Si系合金26と、板状のCu27より構成されている。Cu27は、Al−Si系合金26とクラッドされて板状に形成されている。Cu27は、Al−Si系合金26の、ろう付け材23の厚さ方向中心側に配置されており、Al−Si系合金26が、ろう付け材23の表面材を構成している。Cu27の、ろう付け材23の厚さ方向中心側面には、フラックス25が所定厚さで板状に布設されている。すなわち、ろう付け材23は、厚さ方向外側から中心に向かってAl−Si系合金26、Cu27、フラックス25の順で積層されている。ろう付け材23は、全体で、例えば厚さ0.3mmの板状に形成されている。
Al−Si系合金26は、Si含有量が5〜15質量%のものであり、Cu27は、Cu27およびAl−Si系合金26の全体の質量(ろう材23の質量)に対するCu27の質量が22〜37質量%に相当するように構成されている。このような組成によれば、ろう付け加熱時に、Al−Si系合金26とCu27とを反応(共融)させて、融点が525℃のAl−Cu−Si三元系共晶ろうを生成させることができる。この結果、530〜560℃の低い温度範囲で容易にろう付けできる。SiとCuの少なくとも一方の量が、前記の数値範囲を外れると、生成するろう組成と、Al−Cu−Si三元系共晶組成(Cu;26.7質量%、Si;5.3質量%)との差が大きくなりすぎ、530〜560℃の温度範囲でのろう付けが困難となる。
フラックス25は、前記のフラックス3,12,18と同様に融点が低く、非腐食性に優れたものが用いられる。
図6(a)に示すように、ろう付け材23を製造するに際しては、Al−Si系合金26による合金板材28と、Cu27によるCu板材29とを予めクラッドして一対準備する。合金板材28としては、JIS A4343,A4045,A4047,4N43,4N45等が使用できる。
次に、一対の合金板材28とCu板材29とのクラッド材を、互いにCu板材29が対向するように、間隔をあけてそれぞれ配置する。このとき、下側の合金板材28とCu板材29とのクラッド材は、略水平になるように配置する。これとともに、下側のCu板材29の上面に、フラックス25を所定厚さで布設(塗布または吹付け)する。
このように厚さ方向外側から中心に向かって合金板材28、Cu板材29、フラックス25と積層させた状態で、所定の間隔をあけて配置された一対の圧延ロール6,6間を通過させて圧延する。このとき、合金板材28とCu板材29は、圧延されて薄くなる。
製造されるろう付け材23の厚さが薄い場合、例えば箔状のろう付け材(図7参照)31を製造する場合には、圧延ロール6,6は、複数対設けられ、ろう付け材全体の厚さを段階的に薄くして形成する。
前記の手順でろう付け材23,31は製造されるので、図7に示すように、箔状のろう付け材31も当然に、Al−Si系合金26、Cu27、フラックス25より構成される。箔状のろう付け材31は、フラックス25を除いた、Al−Si系合金26とCu27との合計板厚が0.2mm以下に形成される。
なお、Al−Si系合金26、Cu27、フラックス25の配列順序は、前記構成に限られるものではなく、他の配列順序であっても差し支えない。他の配列順序としては、例えば、(1)Al−Si系合金、フラックス、Cu、(2)Al−Si系合金、フラックス、Cu、フラックス、Al−Si系合金、(3)Cu、Al−Si系合金、フラックス、Al−Si系合金、Cu、等の配列が考えられる。また、ろう付け材の表面にフラックスが塗布や吹付け等によって添着されるものであってもよい。
次に、前記構成のろう付け材23およびろう付け材23の製造方法の作用を説明する。
かかるろう付け材23によれば、第一の実施の形態と同様に、ろう付け時に、フラックスを塗布しなくても、ろう付け材23をろう付け対象部材の接合面に挟み込むだけで、アルミニウムあるいはアルミニウム合金の接合面に発生する酸化物を除去することができる。したがって、作業工程が省略されて、効率的なろう付けが可能となるとともに、ろう材24の低融点化が達成される。さらに、ろう付け材23は、板状で把持しやすく取り扱いが容易であり、ろう付けの対象部材の接合面間に挟むことで固定・保持することができる。また、かかる製造方法によれば、ろう付け材23を大面積で得ることができる。
本実施の形態によれば、特に、ろう材24がAl−Si系合金26と、Cu27とで別層に構成されて、圧延加工で一体化されているので、変形性が高い。これは、Al−Si系合金26と、Cu27はともに良好な塑性加工性を有しており、圧延加工後も良好な塑性加工性を維持しているためである。したがって、接合面が平面状でなく凹凸を有する場合であっても、ろう付け材23を接合面に追従させることができ、ろう付け材23が接合面全ての部分に行き渡り、ろう付け性を大幅に向上させることができる。
図8は本発明に係るろう付け材を実施するための最良の第五の形態を示した(a)は製造状態を示したろう付けワイヤー材の断面図、(b)はろう付け材を示した断面図、(c)は製造状態を示した斜視図である。
図8に示すように、第五の実施の形態では、ろう付け材33は、Al−Si系合金34にCu35がクラッドされてなる中空の鞘36内にフラックス37を充填して形成されるろう付けワイヤー材(図8(a)参照)38を、その外面側から一対の圧延ロール(図8(c)参照)21で圧延して、フラックス37を挟んだ状態で板状に形成することを特徴とする。すなわち、ろう付け材33は、鞘36を変形させて構成されるろう材39が、フラックス37を覆う扁平チューブ形状となっている。
鞘36は、外周部に位置するAl−Si系合金34の内側にCu35がクラッドされて構成されている。鞘36内にはフラックス37が充填されており、鞘36の両端を閉じることでフラックス37が閉じ込められている。ろう材39を構成するAl−Si系合金34とCu35の組成は、第四の実施の形態と同様である。フラックス37の組成は、第四の実施の形態のフラックス25と同様である。よって、Al−Si系合金34にCu35がクラッドされてなるろう材39は、第四の実施の形態のろう材22と同等の作用効果を得ることができる。
次に、前記構成のろう付け材33の製造方法を説明する。
まず、直径1mm〜2mmのろう付けワイヤー材38を準備する。ろう付けワイヤー材38は、以下の工程により製造される。まず、Al−Si系合金からなる2枚の板材間に、Cu35からなる所定厚さの板材を挟んで、先端を溶接固定し、加熱しながらクラッド圧延し、中間焼鈍、冷間圧延、最終焼鈍を施して、鞘材を形成する。この鞘材を所定の幅と長さに切断し、鋼製丸棒に二〜三重に巻き付けて、鞘を形成する。この鞘の一端をペンチで閉じて、鞘の内部にフラックスを充填した後、他端を閉じて、ろう付けワイヤー材38が完成する。
なお、本発明に係るろう付け材33の製造方法は、予め製造されたろう付けワイヤー材38を利用するので、ろう付けワイヤー材38の製造工程は含まない。
そして、図8(a)に示すように、ろう付けワイヤー材38を、その外面側から圧縮する。具体的には、図8(c)に示すように、ろう付けワイヤー材38を、一対の圧延ロール21間を通過させて、ろう付けワイヤー材38を挟み込んで、圧延加工を行う。このとき、ろう材39とフラックス37は圧延されて薄くなる。前記直径のろう付けワイヤー材38を利用すると、幅が5mm〜7mm程度のろう付け材33を得ることができる。
製造されるろう付け材33の厚さが薄い場合、例えば箔状のろう付け材(図示せず)を製造する場合には、圧延ロール21,21は、複数対設けられ、ろう付け材全体の厚さを段階的に薄くして形成する。
本製造方法によれば、第四の実施の形態の製造方法で得られる作用効果のほかに、予め形成されたろう付けワイヤー材38を圧縮するといった簡単な加工で、板状のろう付け材16を製造することができ、製造効率の大幅な向上を図れる。また、フラックス37は、扁平チューブ形状のろう材39内に収容されているので、フラックス37とろう材39との一体性が高い。
なお、実施の形態では、Al−Si系合金34の内側にCu35がクラッドされてろう材39が構成されているが、配列はこれに限られるものではない。例えば、Al−Si系合金34の外側にCu35がクラッドされた構成のろう付け材(図9参照)41、外周側からAl−Si系合金34、Cu35、Al−Si系合金34の順でクラッドされた構成のろう付け材(図10参照)43、外周側からCu35、Al−Si系合金34、Cu35の順でクラッドされた構成のろう付け材(図11参照)45等が想定されるが、いずれでも構わない。
本製造方法で得られるろう付け材33は、図6の製造方法で得られるろう付け材23と比較して幅が狭い。しかし、直径が大きいろう付けワイヤー材を別途製作すれば、幅広のろう付け材を製造することが可能である。また、本製造方法で得られたろう付け材33を、幅方向に複数並列させて使用すれば、接合面の面積が、ろう付け材33の幅よも広い場合でも使用することが可能となる。
本発明に係るろう付け材を実施するための最良の第一の形態を示した(a)は製造状態を示した断面図、(b)はろう付け材を示した斜視図である。 箔状のろう付け材を示した斜視図および部分拡大図である。 ろう付け材の使用状態を示した(a)は斜視図、(b)は側面図である。 本発明に係るろう付け材を実施するための最良の第二の形態を示した断面図である。 本発明に係るろう付け材を実施するための最良の第三の形態を示した(a)は製造状態を示したろう付けワイヤー材の断面図、(b)はろう付け材を示した断面図、(c)は製造状態を示した斜視図である。 本発明に係るろう付け材を実施するための最良の第四の形態を示した(a)は製造状態を示した断面図、(b)はろう付け材を示した斜視図である。 箔状のろう付け材を示した斜視図および部分拡大図である。 本発明に係るろう付け材を実施するための最良の第五の形態を示した(a)は製造状態を示したろう付けワイヤー材の断面図、(b)はろう付け材を示した断面図、(c)は製造状態を示した斜視図である。 (a)他の形態のろう付けワイヤー材を示した断面図、(b)は他の形態のろう付け材を示した断面図である。 (a)他の形態のろう付けワイヤー材を示した断面図、(b)は他の形態のろう付け材を示した断面図である。 (a)他の形態のろう付けワイヤー材を示した断面図、(b)は他の形態のろう付け材を示した断面図である。
符号の説明
1,11,16,23,33 ろう付け材
2,14,22,24 ろう材
3,12,18,25,37 フラックス
4 Al−Cu−Si系合金
6,21 圧延ロール
7,31 ろう付け材(箔状)
17,36 鞘
19,38 ろう付けワイヤー材
26,34 Al−Si系合金材
27,35 Cu

Claims (14)

  1. アルミニウムあるいはアルミニウム合金をろう付けする際に用いるろう付け材であって、
    ろう付け時に溶融するろう材を板状に形成するとともに、この板状のろう材にフラックスを一体化させたことを特徴とするろう付け材。
  2. 前記ろう材は、Al−Cu−Si系合金より構成されることを特徴とする請求項1に記載のろう付け材。
  3. 前記Al−Cu−Si系合金は、Cuを22〜37質量%、Siを3〜12質量%含み、残部がAlおよび不可避的不純物からなる組成を有することを特徴とする請求項2に記載のろう付け材。
  4. 前記ろう材は、板状に形成されたAl−Si系合金と、板状に形成されたCuより構成されることを特徴とする請求項1に記載のろう付け材。
  5. 前記Al−Si系合金は、Si含有量が5〜15質量%の組成を有し、
    前記Cuは、前記ろう材の質量に対するCuの質量が22〜37質量%に相当することを特徴とする請求項4に記載のろう付け材。
  6. 前記フラックスは、フッ化セシウムを含むフッ化物系非腐食性フラックスであることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載のろう付け材。
  7. 前記フラックスは、板状に形成された前記ろう材間に挟まれてなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のろう付け材。
  8. 前記フラックスは、板状に形成された前記ろう材の表面に添着されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のろう付け材。
  9. 板状に形成された前記Al−Si系合金と、板状に形成された前記Cuとは、互いに圧延によりクラッドされていることを特徴とする請求項4乃至請求項8のいずれか1項に記載のろう付け材。
  10. 板状に形成された前記ろう材部分は、その合計板厚が0.2mm以下の箔であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のろう付け材。
  11. アルミニウムあるいはアルミニウム合金をろう付けする際に用いられるろう付け材の製造方法であって、
    Al−Cu−Si系合金より構成される一対の板材間に、フラックスを布設し、
    前記一対の板材を、その外面側から一対の圧延ロールで圧延して、板状に形成することを特徴とするろう付け材の製造方法。
  12. アルミニウムあるいはアルミニウム合金をろう付けする際に用いられるろう付け材の製造方法であって、
    Al−Cu−Si系合金より構成される中空の鞘内にフラックスを充填して形成されるろう付けワイヤー材を、その外面側から一対の圧延ロールで圧延して、フラックスを挟んだ状態で板状に形成することを特徴とするろう付け材の製造方法。
  13. アルミニウムあるいはアルミニウム合金をろう付けする際に用いられるろう付け材の製造方法であって、
    Al−Si系合金より構成される板材と、Cuより構成される板材の少なくとも一方にフラックスを布設し、
    前記各板材および前記フラックスを積層させ、その外面側から一対の圧延ロールで圧延して、板状に形成することを特徴とするろう付け材の製造方法。
  14. アルミニウムあるいはアルミニウム合金をろう付けする際に用いられるろう付け材の製造方法であって、
    Al−Si系合金にCuがクラッドされて構成される中空の鞘内にフラックスを充填して形成されるろう付けワイヤー材を、その外面側から一対の圧延ロールで圧延して、フラックスを挟んだ状態で板状に形成することを特徴とするろう付け材の製造方法。
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