JP2018176180A - 溶接ワイヤ、ろう部材、及びろう付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接ワイヤの内部に充填されたフラックスを、溶接する金属管の接合予定部位に、均一に供給できるので、無駄なく、安定して溶接できる、溶接ワイヤ、ろう部材、及びろう付方法を提供する。【解決手段】ろう材で形成された管状の線状部材110と、線状部材110の内部に充填されているフラックス120と、を備える溶接ワイヤ100である。線状部材110は、当該線状部材110の伸びる方向に垂直な断面が多角形である多角柱形状に形成される。線状部材110の、当該線状部材110の伸びる方向に平行な面のうち、いずれかひとつの面に、線状部材110の伸びる方向と同一方向に伸びるスリット112であって、線状部材110の伸びる方向と同一方向に伸びて対向する一対の対向部112a,112bにより形成されたスリット112を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、溶接ワイヤ、ろう部材、及びろう付方法に関する。
金属管を接合する溶接方法において、母材に溶融したろう材を付着させる、ろう付溶接が知られている。ろう付溶接の際、母材表面に形成された酸化膜を除去し、母材表面の濡れ性を確保するために、フラックス入りの溶接ワイヤであるフラックスコアードワイヤが用いられている。
例えば、特許文献1に開示されたように、フラックスコアードワイヤを、所望の長さに切断し、切断された端部どうしを突き合わせた環状のろう部材を使用する。また、フラックスコアードワイヤは、帯状のろう材の幅方向の端部どうしを突き合わせた中空状の溶接ワイヤである。溶接の際には、ろう部材を、溶接しようとする金属管の外周に置き、バーナーや高周波誘導加熱装置で加熱して、金属管どうしをろう付する。
一方、加熱炉を使用した溶接方法として、補充用の置きろうを備えるろう材を用いた方法がある。例えば、特許文献2には、2つの金属管を加熱炉内で水平に置いた状態で、2つの金属管の対向する端部の接合予定部位に、ろう部材を置いてろう付する置きろう方式のろう付方法が開示されている。置きろう方式の溶接方法では、2つの金属管は加熱炉内で水平に置かれているので、接合予定部位のろう材は、重力により流れ落ちる。流れ落ちるろう材を補うために、予め接合予定部位の上部に補充用の置きろうを配置している。
特許第5185238号公報 実開平7−33455号公報
特許文献1に開示された溶接方法において、フラックスコアードワイヤが加熱されると、ろう材より融点の低いフラックスが溶融して、環状のろう部材の切断された端部と、帯状のろう部材の幅方向の端部どうしを突き合わせた隙間から、液状となって流出する。しかし、溶接される部材が水平に置かれたとき、環状のろう部材の切断された端部が、下方に位置するときには、流出したフラックスが母材全体にいきわたらず、ろう付不良を起こすことがある。また、帯状のろう部材の幅方向の端部どうしを突き合わせた隙間が、接合予定部位に対向して配置されないときも、流出したフラックスが母材全体にいきわたらず、ろう付不良を起こすことがある。さらに、金属管の端部がフレア加工されているときには、フレア加工された部分に溶解したフラックスが流入し、フラックスを接合予定部位に導入させる。しかし、金属管が加熱炉内で軸が水平に配置されているときは、溶解したフラックスが重力により継手部分の直下に流れ落ち、フレア加工された部分に流入しないことがある。落下量が多い場合には、ろう付部分へのフラックスの供給量が減少し、ろう付部分とろう材との濡れ性が十分に確保できず、ろう付不良が発生する。
さらに、フラックスがろう付部分以外に流出することを想定して、フラックスを増加させる方法が考えられる。しかし、リング状のろう部材においてフラックスを増加させると、ろう材も増加するので材料費が多くかかる。また、フラックスのみを追加で供給する工程を追加すると、手順が複雑となり、フラックスの材料費が多くかかる。
補充用の置きろうを備えるろう材を使用した場合には、当該補充用の置きろうは、流出するろう材を補うためのろう材であり、流出するフラックスは補われていない。したがって、ろう材が溶融する前に、母材にフラックスが十分浸透していなければ、ろう材が十分あっても、ろう材は母材表面から流出し、ろう付不良が発生するという問題点があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、溶接ワイヤの内部に充填されたフラックスを、溶接する金属管の接合予定部位に、均一に、無駄なく、安定して溶接できる、溶接ワイヤ、ろう部材、及びろう付方法を提供することを目的とする。
上記問題点を解決し、目的を達成するために、本発明に係る溶接ワイヤは、ろう材で形成された管状の線状部材と、線状部材の内部に充填されているフラックスと、を備える溶接ワイヤであって、線状部材は、当該線状部材の伸びる方向に平行な面を備え、当該平行な面に、線状部材の伸びる方向と同一方向に伸びるスリットが形成される。
本発明によれば、溶接ワイヤの内部に充填されたフラックスを、溶接する金属管の接合予定部位に、スリットから均一に供給できるので、無駄なく、安定して溶接できる、溶接ワイヤ、ろう部材、及びろう付方法を提供できる。
本発明の実施の形態1に係る溶接ワイヤを示し、(a)は溶接ワイヤの斜視図、(b)は溶接ワイヤの断面図 実施の形態1に係る溶接ワイヤを製造する溶接ワイヤ製造装置の概念図 ろう部材を示し、(a)は円筒状のろう部材の斜視図、(b)は扁平形状のろう部材の斜視図 2つの金属配管を、ろう部材によりろう付する状態を示す図 図4のX−X’の切断線で切断した断面図 本発明の実施の形態2に係るろう部材を示し、(a)は円筒状のろう部材の斜視図、(b)は扁平形状のろう部材の斜視図、(c)は溶接ワイヤの断面図 実施の形態2における2つの金属配管を、ろう部材によりろう付する状態を示す断面図 (a)〜(e)は、変形例の線状部材を示す図 本発明の実施の形態3に係るろう材の斜視図 2つの金属配管を、ろう部材によりろう付する状態を示す図
以下、本発明の実施の形態にかかる溶接ワイヤ、ろう部材、ろう付方法について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態は、説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であるが、これらの実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
(実施の形態1)
本実施の形態における溶接ワイヤについて、図1を参照して説明する。図1(a)は、本実施の形態に係る溶接ワイヤの外観を示し、図1(b)は、溶接ワイヤの断面を示す図である。
図1に示すように、溶接ワイヤ100は、管状の線状部材110と、線状部材110の内部に充填されているフラックス120と、を備える。
線状部材110は、帯状の金属剛材の幅方向に対向する端部を突き合わせ、内側に管状部111を形成した、中空状の線状部材である。帯状の金属剛材の幅方向に対向する端部は、一対の対向部112a,112bを形成する。
線状部材110の断面は、線状部材110の伸びる方向と垂直な断面が四角形で形成され、線状部材110は、四角柱を伸長した外観を呈する。
線状部材110の、四角柱のいずれか1つの面に、線状部材110の伸びる方向に沿って、スリット112が形成される。スリット112は、一対の対向部112a,112bが対向することにより形成される。一対の対向部112a,112bは、互いに当接している。一対の対向部112a,112bが互いに当接することで、密着したスリット112となる。スリット112から、内部のフラックス120が母材へ流出する。
線状部材110は、ろう付に用いられるろう材から形成される。ろう材は、例えば、Al−12wt%Si合金が用いられる。
フラックス120は、母材表面の酸化膜を除去し、ろう材の母材表面に対する濡れ性を確保するための物質であり、F,K,Cs,Al等の元素を含む化合物から形成される粉末状のフラックスである。
ろう材の材料であるAl−12wt%Si合金の融点は、580℃〜600℃である。フラックスの融点は、F,K,Cs,Al等の元素を含む化合物の粉末状のフラックスである場合は、450℃〜500℃であり、Csを含まないF,K,Al等の元素を含む化合物の粉末状のフラックスは、560℃〜610℃である。ろう材とフラックスを組み合わせるときには、ろう材より融点が低いフラックス120を用いることで、フラックス120は、ろう材より先に溶融して、母材表面の酸化膜や汚れを除去する。
溶接ワイヤ100は、線状部材110の伸びる方向に平行な四角柱の面のうち、いずれかひとつの面に、線状部材110の伸びる方向と同一方向に伸びるスリット112が形成されている。円筒状の線状部材で形成された溶接ワイヤを、溶接される母材に巻回すると、円筒の軸がねじれて巻回されることがあり、それによりスリットもねじれる。一方、四角柱状の線状部材110であれば、スリット112が形成された面が溶接される母材に当接されるので、溶接される母材との関係で、スリット112の位置を容易に定めることができる。
次に、本実施の形態における溶接ワイヤ100の製造方法について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、溶接ワイヤ製造装置200は、ろう材により形成された帯状部材201を巻回した供給ボビン202と、帯状部材201をU字状に成形する第1の成形装置203と、U字状に成形された帯状部材201にフラックス120を供給するフラックス供給装置204と、フラックス120が供給されたU字状の帯状部材201を、断面が四角形の溶接ワイヤ100に成形する第2の成形装置205と、溶接ワイヤ100が巻き取られる巻取りボビン206と、を備える。
まず、供給ボビン202が、図示しない駆動装置により回転されて、供給ボビン202に巻回された帯状部材201が、第1の成形装置203に供給される。第1の成形装置203に供給された帯状部材201は、第1の成形装置203により、長手方向に垂直な断面がU字状に曲げられ、フラックス供給装置204に送られる。
そして、フラックス供給装置204が、U字状に曲げられた帯状部材201の開口部に、フラックス120を供給する。フラックス供給装置204は、U字状の空間内に、予め定められた充填率に相当する量のフラックス120を供給する。
さらに、フラックス120が供給されたU字状の帯状部材201は、第2の成形装置205に送られる。第2の成形装置205に送られたU字状の帯状部材201は、U字状の帯状部材201の伸びる方向に垂直な断面が四角形に成形されて、溶接ワイヤ100となり、巻取りボビン206に巻き取られる。
溶接ワイヤ100を、溶接ワイヤ100の伸びる方向に垂直な断面が四角形に成形するには、例えば、フラックス120が充填されたU字状の帯状部材201を、ローラにより円筒状に成形した後、異形ダイスにより伸線して、断面が四角形に成形する。
次に、本実施の形態における溶接ワイヤ100を使用して形成したろう部材について、説明する。ろう部材は、筒状の金属配管どうしを接合するために用いられるものであり、筒状の金属配管の外周に、溶接ワイヤ100を巻回して使用される。
ろう部材300は、図2に示す巻取りボビン206の溶接ワイヤ100から、溶接しようとする部材の径の大きさに応じて、必要な長さが切り取られた溶接ワイヤ100を使用して作成される。
ろう部材300に使用される溶接ワイヤ100は、図1、図3(a)、(b)に示すように、切断されて形成された一端部100aと他端部100bを備える。ろう部材300は、溶接ワイヤ100の一端部100aと他端部100bとを、互いに対向させて丸め、環状に成形することで、形成される。
溶接ワイヤ100の一端部100aと他端部100bとが互いに対向されることで、一端部100aと他端部100bとは突き合わされて、ろう部材300の突合せ部301を形成する。ろう部材300は、一端部100aと他端部100bとは間隔を隔てたクローズドリングでも、一部が切り欠けたオープンリングの形状に形成されてもよい。
ろう部材300の形状は、ろう付される対象の形状に応じて定められる。円筒状の配管どうしをろう付するときには、図3(a)に示すように、円筒状のろう部材300を形成し、扁平な筒状配管どうしをろう付するときには、図3(b)に示すように、扁平な筒状のろう部材300を形成する。
ろう部材300は、溶接ワイヤ100のスリット112が、ろう部材300の内周面に配置されて形成される。
ろう部材300の内部に充填されたフラックス120は、加熱されることで溶融し、スリット112及び突合せ部301から流出して接合される配管の接合予定部位に広がる。
ろう部材300は、内周面にスリット112が形成され、環状の一部に突合せ部301を備える。したがって、ろう部材300の内部に充填されたフラックス120は、加熱されることで、スリット112と突合せ部301から接合予定部位全体に流出し、接合予定部位全体の酸化膜や汚れを除去することができる。
次に、本実施の形態におけるろう部材300を用いた、ろう付方法について、図4、5を用いて説明する。本実施の形態においては、第1の金属配管と第2の金属配管を接合する方法を、空気調和機に搭載される熱交換器における、伝熱管と管継手とを接合する方法を例に説明する。
熱交換器は、フィン積層体、管継手、伝熱管を含み、図4、5は、管継手400に伝熱管500が挿入された状態を示す。
管継手400は、円筒部401と、扁平管部402と、円筒部401と扁平管部402とを接続する接続部403と、フレア部404と、を備える配管である。円筒部401は、断面を円筒に形成された筒状部材であり、一端部が接続部403に接続され、他端部が冷媒配管に接続される。接続部403は、円筒部401と扁平管部402を連続して接続しテーパ形状を有する。扁平管部402は、断面形状が扁平形状の筒状部材である。フレア部404は、扁平管部402の端部から続く、筒状部材であり、端部が径方向に広がる。
伝熱管500は、全長に渡って扁平な断面形状で形成された配管である。伝熱管500の外径は、管継手400の扁平管部402の内径より僅かに小さく形成され、伝熱管500は管継手400に挿入できる。
伝熱管500の内部に、複数の仕切壁501が、伝熱管500の伸びる方向に取り付けられる。仕切壁501により伝熱管500の内部は複数の空間に仕切られる。複数の仕切られた空間は、冷媒流路502を形成する。
管継手400と伝熱管500は、アルミニウムまたはアルミニウム合金を原料とする素材から、塑性加工及び押出しによって形成される。
まず、管継手400と伝熱管500とをろう付により接合するためには、図示しない加熱炉の中に、管継手400と伝熱管500とを、軸を水平に配置する。ここで、加熱炉の中に水平に配置された管継手400と伝熱管500の軸方向を左右方向と定め、左右方向により規定される上下を上下方向と規定する。
加熱炉は、窒素雰囲気の炉内を加熱源により加熱することで内部を高温雰囲気とした炉である。大量生産をする場合には、コンベアタイプの連続炉を用い、少量高品質の製品を生産する場合には、バッチタイプの炉を用いる。
そして、管継手400の軸と伝熱管500の軸を同軸とし、管継手400の扁平管部402に、フレア部404を介して伝熱管500をはめ込む。
さらに、ろう部材300を、伝熱管500に通し、伝熱管500と管継手400のフレア部404との接合予定部位に配置する。
ろう部材300は、外径がフレア部404の内径より小さく、内径が伝熱管500の外径より大きい。ろう部材300は、丸められて、扁平な形状に成形されている。また、ろう部材300の突合せ部301は、伝熱管500の上部と下部の間に配置される。
ろう部材300のスリット112は、ろう部材300の内周面に位置するので、ろう部材300と伝熱管500とは、スリット112と伝熱管500の外表面とが対向して配置される。
そして、この状態で、ろう部材300が加熱炉内でフラックス120の溶融温度まで加熱されると、スリット112と突合せ部301とから、溶融したフラックス120が流出する。流出したフラックス120は、伝熱管500と管継手400の扁平管部402との隙間に毛細管現象により入りこんで、接合予定部位に広がり、接合予定部位の酸化膜や汚れを除去する。
その後、加熱炉の内部が、ろう材の溶融温度まで加熱されると、ろう材で形成された線状部材110が溶融し、接合予定部位に広がり、伝熱管500と管継手400とが接合される。
本実施の形態のろう付方法によれば、断面が四角形のろう部材300の内周面にスリット112を形成し、スリット112を伝熱管500の外周面に対向させて配置してろう付する。したがって、断面が円筒状の環状のろう部材を使用してろう付する方法と比較して、スリット112と伝熱管500の外周面を対向して配置でき、フラックス120の落下する量を最小限に抑えて、フラックス120を接合予定部位まで届けられる。
本実施の形態のろう付方法によれば、フラックス120の落下する量が抑制されて接合予定部位に届くので、線状部材110の内部に充填するフラックス120の量を削減し、材料費を押さえることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、スリット112は、密接したスリットであると説明したが、本発明は、スリット112は、開口するスリットであってもよい。
本実施の形態で使用される溶接ワイヤは、実施の形態1で使用される溶接ワイヤ100と同様に、図6(c)に示すように、管状の線状部材110と、線状部材110の内部に充填されているフラックス120と、を備える。溶接ワイヤ自体の外観は、実施の形態1と同様である。
線状部材110の線状部材110の伸びる方向と垂直な断面は、四角形であり、線状部材110は、四角柱を伸長した外観を呈する。
線状部材110の、四角柱のいずれか1つの面に、線状部材110の伸びる方向に、スリット112が形成される。スリット112は、一対の対向部112a,112bが対向して形成される。本実施の形態では、一対の対向部112a,112bは、間隔を空けて対向している。
本実施の形態で用いられる線状部材110とフラックス120は、実施の形態1の線状部材110とフラックス120と同一の材質のものを用いる。
本実施の形態の溶接ワイヤによれば、線状部材110の伸びる方向に平行な四角柱の面のうち、いずれかひとつの面に、線状部材110の伸びる方向と同一方向に伸びるスリット112を備える。したがって、溶接ワイヤを母材に配置するとき、スリット112が形成された面と溶接される母材とが当接されることで、母材との関係で、スリット112の位置を容易に定めることができる。
本実施の形態の溶接ワイヤによれば、一対の対向部112a,112bは、間隔を空けて対向しているので、溶融したフラックス120が排出しやすくなる。
本実施の形態における溶接ワイヤ100の製造方法は、一対の対向部112a,112bを、間隔を空けて形成する以外には、実施の形態1と同一である。
次に、本実施の形態における溶接ワイヤを使用して形成したろう部材について、説明する。実施の形態1と同様に、ろう部材は、筒状の金属配管どうしを接合するために用いられるものであり、筒状の金属配管の外周に、溶接ワイヤを巻回して使用される。
ろう部材300は、図2に示す巻取りボビン206の溶接ワイヤ100から、溶接しようとする部材の径の大きさに応じて、必要な長さを切り取った溶接ワイヤ100を使用して作成される。
ろう部材300は、図6(a)、(b)に示すように、溶接ワイヤ100の一端部100aと他端部100bとを、互いに対向させて形成され、環状の形状を有する。溶接ワイヤ100の一端部100aと他端部100bとが互いに対向することで、一端部100aと他端部100bとは突き合わされて、ろう部材300の突合せ部301を形成する。
ろう部材300の形状は、ろう付される対象の形状に応じて定められる。円筒状の配管どうしをろう付するときには、図6(a)に示すように、円筒状のろう部材300を形成し、扁平な筒状配管どうしをろう付するときには、図6(b)に示すように、扁平な筒状のろう部材300を形成する。
ろう部材300は、溶接ワイヤ100のスリット112が、ろう部材300の内周面に配置して形成される。スリット112は、一対の対向部112a、112bが間隔を空けて形成されている。したがって、環状のろう部材300の内周面に沿って、隙間の空いたスリット112が形成される。
本実施の形態のろう部材300によれば、ろう部材300は、内周面に間隔の空いたスリット112が形成され、環状の一部に突合せ部301を備える。したがって、ろう部材300の内部に充填されたフラックス120は、加熱されることで、スリット112の間隔と突合せ部301から接合予定部位全体に流出し、接合予定部位全体の酸化膜や汚れを除去することができる。また、スリット112は、隙間を空けて形成されるので、フラックス120が加熱されると、スリット112からフラックス120が容易に排出されて、接合予定部位に拡散する。
次に、本実施の形態におけるろう部材300を用いた、ろう付方法について、図7を参照して説明する。本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、空気調和機に搭載される熱交換器における、伝熱管と管継手を接合する方法を例に説明する。管継手と伝熱管構造は、実施の形態1と同様である。
まず、図示しない加熱炉の中に、管継手400と伝熱管500とを、軸が水平に配置する。ここで、加熱炉の中に水平に配置された管継手400と伝熱管500の軸方向を左右方向と定め、左右方向により規定される上下を上下方向と規定する。
そして、管継手400の軸と伝熱管500の軸を同軸とし、管継手400の扁平管部402に、フレア部404を介して伝熱管500をはめ込む。そして、伝熱管500と管継手400のフレア部404との間に、扁平に形成したろう部材300を配置する。
伝熱管500と管継手400の間に配置されたろう部材300は、実施の形態1と同様に、突合せ部301が伝熱管500の上部と下部の間に配置される。
ろう部材300のスリット112がろう部材300の内周面に位置するので、スリット112と伝熱管500の外表面とが対向して配置される。
そして、この状態で、加熱炉内でろう部材300を加熱すると、間隔の空いたスリット112と突合せ部301とから、フラックス120が溶融して流出し、伝熱管500と管継手400との隙間に毛細管現象により入りこんで、接合予定部位に広がり、接合予定部位の酸化膜や汚れを除去する。
その後、加熱炉の内部が、ろう材の溶融温度まで加熱されると、ろう材で形成された線状部材110が溶融し、接合予定部位に広がり、フラックス伝熱管500と管継手400とが接合される。
本実施の形態のろう付方法によれば、スリット112と伝熱管500の外周面は対向して配置され、フラックス120の落下する量を最小限に抑えて、フラックス120を接合予定部位まで届けられる。
本実施の形態のろう付方法によれば、フラックス120の落下する量が抑制されて接合予定部位に届くので、線状部材110の内部に充填するフラックス120の量を削減し、材料費を押さえることができる。
(変形例)
実施の形態2では、間隙のあるスリット112により、フラックス120の排出を促しているが、実施の形態1の当接するスリット112に加えて、線状部材110にフラックス120が流出するフラックス通過孔を形成して、フラックス120の排出を促してもよい。
図8(a)〜(e)は、線状部材110のスリット112の一部を拡大した図である。図8(a)〜(d)は、フラックス通過孔が、スリット112に沿って形成された切欠部である場合、図8(e)は、フラックス通過孔が、スリット112に沿って形成された貫通孔である場合を示す図である。
図8(a)は、スリット112に沿って形成された切欠部113を示す。切欠部113は、線状部材110のスリット112のいずれか一方の対向部112a、112bに、スリット112に沿っての伸びる長孔形状の切欠部であり、スリット112が伸びる方向に一定の間隔で形成される。フラックス120は、切欠部113から、スリット112の伸びる方向に流出する。
図8(b)は、スリット112に沿って形成された切欠部114を示す。切欠部114は、線状部材110のスリット112を横切って形成された長孔状の切欠部であり、スリット112の伸びる方向に沿って一定の間隔で形成される。フラックス120は、切欠部114からスリット112の伸びる方向と直交する方向に流出する。
図8(c)は、スリット112に沿って形成された切欠部115を示す。切欠部115は、スリット112の一対の対向部112a、112bのそれぞれに、スリット112と直交する方向に位置をずらして形成された長孔状の切欠部であり、スリット112の伸びる方向に沿って一定の間隔で形成される。フラックス120は、切欠部115からスリット112の伸びる方向と直交する方向に流出する。
図8(d)は、スリット112に沿って形成された切欠部116を示す。切欠部116は、スリット112の一対の対向部112a、112bのそれぞれに、スリット112と直交する方向に位置をずらして形成された、半円形状の切欠部であり、スリット112の伸びる方向に沿って一定の間隔で形成される。フラックス120は、切欠部116から放射状に流出する。
図8(e)は、スリット112に沿って形成された貫通孔117を示す。貫通孔117は、スリット112から、スリット112と直交する方向に間隔を隔てて形成され、スリット112の伸びる方向に沿って一定の間隔で形成される。貫通孔117は、スリット112の一方の側の線状部材110に形成されてもよいし、スリット112を挟んで、両方の側の線状部材110に形成されてもよい。また、スリット112を挟んで、両方の側の線状部材110に貫通孔117を形成した場合には、双方の貫通孔117は、対向する位置に形成してもよいし、ずらして形成してもよい。フラックス120は、貫通孔117から放射状に流出する。
本変形例によれば、スリット112に沿って、一定の幅または同一面積で形成された切欠部113、114、115、116を形成したので、フラックス120が接合予定部位に向けて均等に流出する。
本変形例によれば、スリット112に沿って、スリット112が孔の一部を形成しない貫通孔117を形成した。スリット112が孔の一部を形成しないため、貫通孔117の寸法は、線状部材110に孔を空けた時に、決定される。したがって、貫通孔117の大きさは予め定められた大きさに保持でき、貫通孔117から流出するフラックス120の量を適正な量にできる。
上述で説明したフラックス通過孔は、溶接ワイヤ100を製造する際に形成する。例えば、図2に示す供給ボビン202から引き出された帯状部材201の幅方向の対向する一対の対向部112a、112bに、フラックス通過孔を形成した後、帯状部材201を第1の成形装置203によって、長手方向に直交する断面をU字状に形成する。そして、フラックス供給装置204がU字状の帯状部材201にフラックス120を供給し、第2の成形装置205で断面を四角形に成形して溶接ワイヤ100を形成する。
(実施の形態3)
実施の形態1では、溶接ワイヤ100の突合せ部301は、金属配管の上部と下部の間に位置していたが、金属配管の上部に突合せ部301が位置してもよい。
本実施の形態におけるろう部材300について、図9を参照して説明する。
ろう部材300は、図9に示すように、実施の形態1で使用された断面が四角形で、スリット112は一対の対向部112a、112bが互いに当接する溶接ワイヤを使用して形成される。ろう部材300は、溶接ワイヤの一端部100aと他端部100bとが、互いに対向して丸められ、環状に成形することで、形成される。溶接ワイヤの一端部100aと他端部100bとは、互いに対向されて、一端部100aと他端部100bとは突き合わされ、ろう部材300に突合せ部301を形成する。
ろう部材300の形状は、ろう付する対象の形状に応じて定められる。本実施の態様では、扁平な筒状配管どうしをろう付するときに使用する、扁平な筒状のろう部材300によりろう付する。
ろう部材300は、線状部材110のスリット112が、ろう部材300の内周面に配置されて形成される。スリット112は、一対の対向部112a、112bが当接され形成される。
次に、本実施の形態におけるろう部材300を用いた、ろう付方法について、図10を参照して説明する。本実施の形態においても、実施の形態1、2と同様に、空気調和機に搭載される熱交換器における、伝熱管と管継手を接合する方法を例に説明する。管継手と伝熱管の構造は、実施の形態1、2と同様である。
まず、図示しない加熱炉の中に、管継手400と伝熱管500とを水平に配置する。ここで、加熱炉の中に水平に配置された管継手400と伝熱管500の軸方向を左右方向と定め、左右方向により規定される上下を上下方向と規定する。
そして、管継手400の軸と伝熱管500の軸を同軸とし、管継手400の扁平管部402に、フレア部404を介して伝熱管500をはめ込み、伝熱管500と管継手400のフレア部404との間に、扁平に形成したろう部材300を配置する。
管継手400と伝熱管500との間に配置されたろう部材300は、突合せ部301が、管継手400と伝熱管500の上部に配置される。
また、ろう部材300のスリット112は、ろう部材300の内周面に配置されるので、スリット112と、伝熱管500の外表面とが対向して配置される。
そして、この状態で加熱炉によりろう部材300を加熱すると、スリット112と、突合せ部301とから、フラックス120が溶融して流出し、伝熱管500と管継手400との隙間に毛細管現状により入りこむ。入り混んだフラックス120は、接合予定部位の酸化膜と汚れを除去する。このとき、突合せ部301は、管継手400と伝熱管500の上部に配置されるので、突合せ部301から流出したフラックス120は、管継手400伝熱管500の上部から下部に向けて重力により流れる。
フラックス120が流出した後に、線状部材110を形成するろう材が溶解して、接合予定部位に流出して、管継手400と伝熱管500を接合する。
本実施の形態のろう付方法によれば、ろう部材300の突合せ部301を、管継手400と伝熱管500の上部に配置してろう付したので、突合せ部301から流出するフラックス120を、管継手400と伝熱管500の上部から下部に向けて重力により流すことができ、接合予定部位に向けて全体に流布することができる。したがって、接合予定部位に届かずに流れ落ちるフラックス120の量を実施の形態1、2のろう付方法より削減できる。
実施の形態1では、溶接ワイヤ100は、帯状部材201をU字状に曲げて、U字状の空間にフラックス120を充填することで、形成されたが、本発明は、このような方法に限定されない。例えば、アルミニウムを押出成形して中空の線状部材を形成し、中空の部分にフラックスを充填してもよい。そして、溶接ワイヤの伸びる方向に沿って、四角柱の何れかの面にスリットを形成してもよい。
実施の形態1では、フラックス120は、粉末状の形態で使用すると説明したが、スラリー状の形態でもよい。
実施の形態3では、実施の形態1で使用したスリット112の一対の対向部112a、112bが互いに当接するろう部材300を用いたが、本発明は、実施の形態2で説明した、一対の対向部112a、112bの間に間隙があるろう部材300を用いてもよい。また、変形例で説明した、スリット112に沿って形成された切欠部113〜116、又は貫通孔117が形成されたろう部材300を用いてもよい。
実施の形態1〜3は、金属配管として、伝熱管500と管継手400を接合する例を用いて説明したが、本発明は、金属配管を接合するものであれば、いかなる金属配管であってもよい。
実施の形態1〜3では、扁平形状のろう部材300を用いたろう付方法を説明したが、円筒形状のろう部材300を用いても、同様なろう付方法を実現することができる。
実施の形態1〜3では、溶接ワイヤ100は、断面が四角形であると説明したが、少なくとも線状部材110の伸びる方向に平行な面を備える溶接ワイヤであればよい。例えば、断面が五角形、六角形の多角形や、半円形の溶接ワイヤを使用することができる。そして、溶接ワイヤの、平行な面にスリットが形成されればよい。
実施の形態1〜3では、ろう付方法として、加熱炉を用いてろう部材300を加熱して溶融させると説明したが、本発明は、加熱炉によりろう部材300を加熱する方法に限定されず、例えば、バーナー、高周波誘導加熱装置によって、ろう部材300を加熱してもよい。
100 溶接ワイヤ、100a 一端部、100b 他端部、110 線状部材、111 管状部、112 スリット、112a,112b 対向部、113,114,115,116 切欠部、117 貫通孔、120 フラックス、200 溶接ワイヤ製造装置、201 帯状部材、202 供給ボビン、203 第1の成形装置、204 フラックス供給装置、205 第2の成形装置、206 巻取りボビン、300 ろう部材、301 突合せ部、400 管継手、401 円筒部、402 扁平管部、403 接続部、404 フレア部、500 伝熱管、501 仕切壁、502 冷媒流路

Claims (8)

  1. ろう材で形成された管状の線状部材と、前記線状部材の内部に充填されているフラックスと、を備える溶接ワイヤであって、
    前記線状部材は、当該線状部材の伸びる方向に平行な面を備え、当該平行な面に、前記線状部材の伸びる方向と同一方向に伸びるスリットが形成された、
    溶接ワイヤ。
  2. 前記スリットは、密接しているスリットである、
    請求項1に記載の溶接ワイヤ。
  3. 前記スリットは、開口しているスリットである、
    請求項1に記載の溶接ワイヤ。
  4. 前記線状部材は、前記スリットから前記スリットに直交する方向に向けて切り欠かれた切欠部を備えた、
    請求項2に記載の溶接ワイヤ。
  5. 前記線状部材は、前記スリットから間隔を隔てた位置に形成されている貫通孔を備えた、
    請求項2に記載の溶接ワイヤ。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の溶接ワイヤを使用したろう部材であって、
    一端部と他端部とを有する前記溶接ワイヤの、前記一端部と前記他端部が対向した環状の形状を有し、
    前記一端部と前記他端部が対向して突き合う突合せ部を備え、
    前記溶接ワイヤのスリットは、前記ろう部材の内周面に沿って配置された、
    ろう部材。
  7. 第1の金属配管と第2の金属配管を、請求項6に記載のろう部材を使用してろう付するろう付方法であって、
    前記第1の金属配管と前記第2の金属配管との何れか一方の金属配管を、他方の金属配管に挿入する工程と、
    前記ろう部材を、前記第1の金属配管と前記第2の金属配管との接合予定部位に、配置する工程と、
    前記ろう部材を加熱して、前記第1の金属配管と前記第2の金属配管とを接合する工程と、を備える、
    ろう付方法。
  8. 前記ろう部材を配置する工程は、
    前記第1の金属配管及び前記第2の金属配管を、加熱炉の内部に、軸を水平に配置し、
    前記ろう部材の突合せ部を、前記第1の金属配管及び前記第2の金属配管の上部に配置して、前記ろう部材を前記接合予定部位に配置する工程である、
    請求項7に記載のろう付方法。
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