JP2011104632A - リングろう及びその製造方法 - Google Patents

リングろう及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011104632A
JP2011104632A JP2009263453A JP2009263453A JP2011104632A JP 2011104632 A JP2011104632 A JP 2011104632A JP 2009263453 A JP2009263453 A JP 2009263453A JP 2009263453 A JP2009263453 A JP 2009263453A JP 2011104632 A JP2011104632 A JP 2011104632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brazing
ring
plate
flux
cored wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009263453A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5185238B2 (ja
Inventor
Takashi Nakajima
崇志 中島
Shinji Nakadeguchi
真治 中出口
Riichi Kondo
利一 近藤
Hiroaki Takada
浩明 高田
Sunao Saito
直 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009263453A priority Critical patent/JP5185238B2/ja
Publication of JP2011104632A publication Critical patent/JP2011104632A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5185238B2 publication Critical patent/JP5185238B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wire Processing (AREA)

Abstract

【課題】リングろうに必要量だけ充填されたフラックスを効率よくろう付部へ均一に供給し、安定したろう付を行うことができるリングろう及びその製造方法を得ることを目的とする。
【解決手段】所定の幅を有する板状のろう材を丸め、幅方向の端部同士を突き合わせた板材突合せ部2bを有する管状のろう材部2と、ろう材部2内に充填された粉末フラックス3とを備えたパイプからなり、パイプの両端を突き合わせたリング突合せ部2cを有する環に成形されたリングろう1において、板材突合せ部2bのろう材部2の板厚は、板材突合せ部2b以外のろう材部2の板厚より薄くなっているものとする。
【選択図】図2

Description

この発明は、リングろう及びその製造方法に関するものである。
アルミニウム等のように母材表面に強固な酸化膜を有する材料のろう付に際しては、ろう材の母材表面に対する濡れ性を確保するために十分な量のフラックスを母材表面に供給し、ろう材が溶融する前に酸化膜を除去する必要がある。
ろう付時にフラックスを供給する方法には様々な方法があるが、フラックスを含有するワイヤ状ろう材であるフラックスコアードワイヤを用いたろう材が有用である。
このフラックスコアードワイヤは、例えば、特許文献1に示されている断面図のように、円筒状のろう材部の円筒部内にフラックスが包み込まれた形状を有するものが普通であり、このフラックスコアードワイヤの製造方法は、例えば、特許文献2に開示されているように、断面形状が平板状またはU字状の長尺の板材からなるろう材部の上に粉末状のフラックスを供給しつつ板材を丸め加工して板材の端面同士を突き合わせる(以下、この部分を板材突合せ部という)という方法が多く用いられる。
このフラックスコアードワイヤを用いて、アルミニウム円管同士をろう付する際は、所定の長さに切断したフラックスコアードワイヤをリング状に巻いて切断部を突き合わせ(以下、この部分をリング突合せ部という)、リングの内径がアルミニウム円管の外径とほぼ等しくなるように加工したリングろうを用い、そのリングろうをアルミニウム円管の外周のろう付部近傍に差し込んでおき、バーナーや高周波加熱装置等で差し込んだリングろうを加熱してろう付を行う。リングろうの形状は、円環に限られるものではなく、ろう付する管の形状に合わせたもの、例えば、断面形状が扁平な管に対しては扁平な形状に巻かれたリングろうが用いられ、また、一重に巻かれたもの以外に複数回巻かれたものも用いられる。
特開昭61−212500号公報(第1図) 特開平11−347783号公報(第4頁、図4)
上記のようなフラックスコアードワイヤを用いたリングろうで、例えば、アルミニウム管のフレア加工部に他のアルミニウム管を突合せてろう付する場合、ろう材部より融点が低いフラックスがリングろうのリング突合せ部及び板材突合せ部から液状となって排出される。この時、フレア加工部が溶融したフラックスの受け皿となるが、バーナーの火炎強度や加熱場所等の加熱条件によっては、ろう材部の溶融前に大量のフラックスがリングろうのリング突合せ部より一気に噴出し、受け皿であるフレア加工部の外へ少なからず流出することがある。このフラックスの流出が顕著な場合、ろう付部へのフラックスの供給量は本来供給しようとしていたリングろうに充填されていた分量よりも大幅に少なくなる。
その結果、ろう付部へのフラックスの供給量が減少し、ろう付部全体への供給が不均一になり、ろう付部とろう材との濡れ性が一部または全体で確保されず、ろう付不良が発生するという問題がある。
また、ろう付部の外へのフラックスの流出を想定して必要量よりも大幅にフラックスを増量しておく方法も考えられるが、この場合、ろう材部の溶融時にもろう付部に大量のフラックスが残存することによりろう付不良が発生する可能性があるという問題がある。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、リングろうに必要量だけ充填されたフラックスを効率よくろう付部へ均一に供給し、安定したろう付を行うことができるリングろう及びその製造方法を得ることを目的とするものである。
本発明に係るリングろうは、所定の幅を有する板状のろう材を丸め、幅方向の端部同士を突き合わせた板材突合せ部を有する管状のろう材部と、上記ろう材部内に充填された粉末フラックスとを備えたパイプからなり、上記パイプの両端を突き合わせたリング突合せ部を有する環に成形されたリングろうにおいて、
上記板材突合せ部の上記ろう材部の板厚は、上記板材突合せ部以外の上記ろう材部の板厚より薄くなっているものである。
本発明に係るリングろうの製造方法は、所定の幅を有する長尺の板状のろう材からなるろう材原料板材を供給する第1の工程、
上記第1の工程で供給されたろう材原料板材をU字形状に成形する第2の工程、
上記第2の工程でU字形状に成形されたろう材原料板材のU字形状の内部に粉末フラックスを供給する第3の工程、
上記第3の工程でU字形状の内部に粉末フラックスが供給されたろう材原料板材を円形に丸めて上記ろう材原料板材の幅方向両端を突き合わせ、中空のろう材原料板材の内部に粉末フラックスが包含されたフラックスコアードワイヤを得る第4の工程、
上記第4の工程で得られたフラックスコアードワイヤを所定の長さに切断し、上記切断したフラックスコアードワイヤを環に成形し、上記切断したフラックスコアードワイヤの両端を突き合わせる第5の工程を備えたリングろうの製造方法において、
上記第1の工程で供給するろう材原料板材の幅方向両端の板厚を、上記両端近傍以外の部分の板厚より薄くするものである。
本発明に係るリングろうによれば、所定の幅を有する板状のろう材を丸め、幅方向の端部同士を突き合わせた板材突合せ部を有する管状のろう材部と、上記ろう材部内に充填された粉末フラックスとを備えたパイプからなり、上記パイプの両端を突き合わせたリング突合せ部を有する環に成形されたリングろうにおいて、
上記板材突合せ部の上記ろう材部の板厚は、上記板材突合せ部以外の上記ろう材部の板厚より薄くなっているものであるので、粉末フラックスの溶融液がリング突合せ部から集中して噴出しないようにすることができ、溶融液がろう付部外へ流出するのを抑制し、安定したろう付ができるようになる。
本発明に係るリングろうの製造方法によれば、所定の幅を有する長尺の板状のろう材からなるろう材原料板材を供給する第1の工程、
上記第1の工程で供給されたろう材原料板材をU字形状に成形する第2の工程、
上記第2の工程でU字形状に成形されたろう材原料板材のU字形状の内部に粉末フラックスを供給する第3の工程、
上記第3の工程でU字形状の内部に粉末フラックスが供給されたろう材原料板材を円形に丸めて上記ろう材原料板材の幅方向両端を突き合わせ、中空のろう材原料板材の内部に粉末フラックスが包含されたフラックスコアードワイヤを得る第4の工程、
上記第4の工程で得られたフラックスコアードワイヤを所定の長さに切断し、上記切断したフラックスコアードワイヤを環に成形し、上記切断したフラックスコアードワイヤの両端を突き合わせる第5の工程を備えたリングろうの製造方法において、
上記第1の工程で供給するろう材原料板材の幅方向両端の板厚を、上記両端近傍以外の部分の板厚より薄くするものであるので、上記第4の工程で幅方向の両端を突き合わせた板材突合せ部からも粉末フラックスの溶融液が排出され、上記第5の工程において両端を突き合わせてできるリング突合せ部から溶融液が集中して噴出しないようにすることができ、溶融液がろう付部外へ流出するのを抑制し、安定したろう付ができるようになる。
この発明に係るリングろうの実施の形態1を示す平面図である。 図1の一部の断面を示す断面図である。 実施の形態1のリングろうの元になるフラックスコアードワイヤを製造する製造装置の構成を示す模式図である。 板材供給ボビンから供給されるろう材原料板材の断面図である。 U字加工ローラでU字形状に成形されたろう材原料板材の断面形状を示す断面図である。 リングろうを用いてパイプをろう付する状態を示す斜視図(a)及び断面図(b)である。 板材突合せ部が様々な方向を向いた例を示す断面図である。 この発明の実施の形態2を示す正面図である。 この発明に係るリングろうの実施の形態3を示す斜視図である。 実施の形態3のリングろうを製造するのに用いられる製造装置を示す断面図である。 実施の形態3の切断したフラックスコアードワイヤの正面図(a)及び側面図(b)である。
実施の形態1.
図1は、この発明に係るリングろうの実施の形態1を示す平面図であり、図1(a)は円環に成形したリングろう、図1(b)は扁平環に成形したリングろうを示している。図2は、図1の一部の断面を示す断面図である。
図1及び図2に示したように、この実施の形態1におけるリングろう1は、例えば、Al−12wt%Si等のろう材からなるろう材部2と、アルミろう材用フラックスとして一般に用いられるF,Cs,Al等の元素を含む化合物等の粉末フラックス3とを有する。Al−12wt%Siの融点は580℃から600℃の範囲にあり、F,Cs,Al等の元素を含む粉末フラックスの融点は、450℃から500℃の範囲にある。
この実施の形態1におけるリングろう1は、所定の幅を有する板状のろう材を丸めて幅方向の端部同士を突き合わせた板材突合せ部2bを有する管状のろう材部2と、ろう材部2内に充填された粉末フラックス3とを備えたパイプからなり、パイプの両端を突き合わたリング突合せ部2cを有する環に成形されたものであり、また、図2に示したように、ろう材部2の板材突合せ部2bの板厚は板材突合せ部2b以外のろう材部2の板厚より薄くなっているものである。板材突合せ部2bの板厚をどの程度薄くするかは、リングろう1のろう材の種類、管径、管内のフラックスの量、ろう付温度等のろう付条件等で変わるものである。
図3は、この実施の形態1のリングろうの元になるフラックスコアードワイヤを製造する製造装置の構成を示す模式図である。
図3に示したように、順に、ろう材部となるろう材原料板材2aを供給する板材供給ボビン4、ろう材原料板材2aをU字に成形するU字加工ローラ5、フラックス供給口6、円形加工ローラ7、ワイヤ巻取りボビン8を備えている。
この製造装置において、まず、板材供給ボビン4からろう材部2となるろう材原料板材2aを供給する(第1の工程)。次に、第1の工程で供給されたろう材原料板材2aをU字加工ローラ5でU字形状に成形し(第2の工程)、第2の工程で成形されたろう材原料板材2aのU字形状の内部にフラックス供給口6から粉末フラックス3を供給する(第3の工程)。第3の工程でU字形状の内部に粉末フラックス3が供給されたろう材原料板材2aを円形加工ローラ7で丸め、中空のろう材原料板材2aの内部に粉末フラックス3が包含されたフラックスコアードワイヤ1aを得る(第4の工程)。フラックスコアードワイヤ1aは巻取りボビン8で巻き取られる。図4は、板材供給ボビン4から供給されるろう材原料板材2aの断面図であり、板材突合せ部2bとなる幅方向両端は他の部分の板厚より薄くなっている。図5は、U字加工ローラ5でU字形状に成形されたろう材原料板材2aの断面形状を示す断面図である。
以上のような第1〜第4の工程を経て製造されたフラックスコアードワイヤ1aは、次の第5の工程で、リング成形機を用いて所定の長さに切断されるとともに、切断されたフラックスコアードワイヤ1aの両端が突き合わせられて環に成形されることでリングろう1が得られる。
図6は、リングろうを用いてパイプをろう付する状態を示す斜視図(a)及び断面図(b)である。図6は、バーナー9でろう付する例であり、上下方向にろう付するパイプ10,11を配置し、下側のパイプ10における上側のパイプ11とのろう付部にフレア加工部10aを形成する。フレア加工部10aは溶融したフラックスの受け皿となるように成形する。
この実施の形態1によれば、環に成形したリングろう1の全周に亘って形成される板材突合せ部2bにおけるろう材部2の板厚を板材突合せ部2b以外のろう材部2の板厚より薄くしたので、ろう付時における板材突合せ部2bの昇温が他の部分より早くなり、板材突合せ部2bのろう材部2が溶融するタイミングが粉末フラックス3の溶融のタイミングに近づき、早いタイミングで溶融した板材突合せ部2bからも粉末フラックス3の溶融液が均一に排出されるようになるので、粉末フラックス3の溶融液がリング突合せ部2cから集中して噴出しないようにすることができ、溶融液がろう付部外へ流出するのを抑制し、安定したろう付ができるようになる。
また、必要以上の大量の粉末フラックス3をろう部材2に充填する必要がなくなり、必要な量の粉末フラックス3とすることによって、安定したろう付ができるようになる。
図7は、板材突合せ部2bが様々な方向を向いた例を示す断面図であるが、板材突合せ部2bがどの方向を向いていてもこの発明の効果は得られる。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2を示す正面図であり、リングろうの元になるフラックスコアードワイヤを示している。
この実施の形態2では、上記実施の形態1の構成に加えて、図8に示したように、フラックスコアードワイヤ1aに粉末フラックス3の溶融液が排出される貫通孔であるフラックス通過孔2dが一定の間隔で配置されている。フラックス通過孔2dは、直線状のフラックスコアードワイヤ1aの長さ方向に直線状に配置する、あるいは図8に示したように螺旋状に配置する等種々の配置の形態をとり得る。
この実施の形態2におけるフラックスコアードワイヤ1aの製造は、上記実施の形態1で説明したろう材原料板材2aに予め供給方向に一定の間隔でフラックス通過孔2dとなる孔を空けておき、上記実施の形態1と同様の工程を経て製造される。フラックス通過孔2dの径は、フラックスコアードワイヤ1aの外径の1/10程度とする。
この実施の形態2によれば、粉末フラックス3の溶融液は、リング突合せ部2cの隙間、板材突合せ部2bの溶融によってできた隙間から排出されるのに加えて、一定の間隔で配置したフラックス通過孔2dからもろう付部に均一に排出されるので、粉末フラックス3の溶融液がリング突合せ部2cから集中して噴出しないようにしてろう付部外へ流出するのを抑制し、安定したろう付ができるようになる。
実施の形態3.
図9は、この発明に係るリングろうの実施の形態3を示す斜視図、図10は、この実施の形態3のリングろうを製造するのに用いられる製造装置を示す断面図であり、図10(b)は図10(a)のA−A断面を示している。図11は、図10の製造装置で製造・切断されたフラックスコアードワイヤ1aを示す正面図(a)及び側面図(b)である。
この実施の形態3におけるリングろうは、図9に示したように、上記実施の形態1または2のリングろう1のリング突合せ部2c近辺を押し潰して押し潰し部2eを設けたものである。
図10に示したように、押し潰し部2eは、押し潰し金型12でフラックスコアードワイヤ1aの一部を所定の長さの間隔で切断すると同時に、切断部の近傍を押し潰して、図11に示したような、両端に押し潰し部2eを有するフラックスコアードワイヤ1aを得る。両端の押し潰し部2eの断面は、フラックスコアードワイヤ1aの押し潰していない部分の断面より小さくして、リングろう1としたときに、押し潰し部が押し潰していない部分の外にはみ出さないようにしている。このフラックスコアードワイヤ1aを環に成形し、図9に示したリングろう1を得る。
この実施の形態3によれば、粉末フラックス3の溶融液が排出されるリング突合せ部2cを押し潰し部2eで閉じたので、粉末フラックス3の溶融液は板材突合せ部2bから、または板材突合せ部2bとフラックス通過孔2dからろう付部に対して均一に排出されるようになり、安定したろう付ができるようになる。
また、両端の押し潰し部2eが、押し潰していない部分の外にはみ出ないようにしているので、ろう付の際、リングろう1をろう付部に容易に挿入することができる。また、アルミニウム円管等のろう付部材とリングろう1とを密着させた状態に容易にできるので、ろう付部材とリングろう1との伝熱量がろう付部内においてばらつかないようにすることができる。
この発明に係るリングろう及びその製造方法は、アルミニウム等のように母材表面に強固な酸化膜を有する材料のろう付を安定に実施し、ろう付不良を低減するものとして有効に利用することができる。
1 リングろう、1a フラックスコアードワイヤ、2 ろう材部、
2a ろう材原料板材、2b 板材突合せ部、2c リング突合せ部、
2e 押し潰し部、2d フラックス通過孔、3 粉末フラックス、
4 板材供給ボビン、5 U字加工ローラ、6 フラックス供給口、
7 円形加工ローラ、8 ワイヤ巻取りボビン、9 バーナー、10,11 パイプ、
10a フレア加工部、12 押し潰し金型、ワイヤ切断カッター。

Claims (8)

  1. 所定の幅を有する板状のろう材を丸め、幅方向の端部同士を突き合わせた板材突合せ部を有する管状のろう材部と、上記ろう材部内に充填された粉末フラックスとを備えたパイプからなり、上記パイプの両端を突き合わせたリング突合せ部を有する環に成形されたリングろうにおいて、
    上記板材突合せ部の上記ろう材部の板厚は、上記板材突合せ部以外の上記ろう材部の板厚より薄くなっていることを特徴とするリングろう。
  2. 上記ろう材部に、上記環に沿って一定の間隔で、上記粉末フラックスが溶融した際の溶融液が排出される貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリングろう。
  3. 上記リング突合せ部の近傍が押し潰されて、上記管状のろう材部の長さ方向端部が閉じられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリングろう。
  4. 上記押し潰されたろう材部の断面が、押し潰されていないろう材部の断面より小さいことを特徴とする請求項3に記載のリングろう。
  5. 所定の幅を有する長尺の板状のろう材からなるろう材原料板材を供給する第1の工程、
    上記第1の工程で供給されたろう材原料板材をU字形状に成形する第2の工程、
    上記第2の工程でU字形状に成形されたろう材原料板材のU字形状の内部に粉末フラックスを供給する第3の工程、
    上記第3の工程でU字形状の内部に粉末フラックスが供給されたろう材原料板材を円形に丸めて上記ろう材原料板材の幅方向両端を突き合わせ、中空のろう材原料板材の内部に粉末フラックスが包含されたフラックスコアードワイヤを得る第4の工程、
    上記第4の工程で得られたフラックスコアードワイヤを所定の長さに切断し、上記切断したフラックスコアードワイヤを環に成形し、上記切断したフラックスコアードワイヤの両端を突き合わせる第5の工程を備えたリングろうの製造方法において、
    上記第1の工程で供給するろう材原料板材の幅方向両端の板厚を、上記両端近傍以外の部分の板厚より薄くすることを特徴とするリングろうの製造方法。
  6. 上記第1の工程で供給するろう材原料板材に、長さ方向に一定の間隔で貫通孔を設けることを特徴とする請求項5に記載のリングろうの製造方法。
  7. 上記第5の工程において、上記フラックスコアードワイヤを所定の長さに切断する際に、同時に上記切断する部分の近傍部を押し潰し、上記切断するフラックスコアードワイヤの両端を閉じることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のリングろうの製造方法。
  8. 上記押し潰す上記近傍部の断面が、押し潰していない上記フラックスコアードワイヤの断面より小さくなるようにすることを特徴とする請求項7に記載のリングろうの製造方法。
JP2009263453A 2009-11-19 2009-11-19 リングろう及びその製造方法 Expired - Fee Related JP5185238B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009263453A JP5185238B2 (ja) 2009-11-19 2009-11-19 リングろう及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009263453A JP5185238B2 (ja) 2009-11-19 2009-11-19 リングろう及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011104632A true JP2011104632A (ja) 2011-06-02
JP5185238B2 JP5185238B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=44228739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009263453A Expired - Fee Related JP5185238B2 (ja) 2009-11-19 2009-11-19 リングろう及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5185238B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107617829A (zh) * 2017-10-31 2018-01-23 珠海格力电器股份有限公司 一种钎焊环及钎焊系统
CN108080817A (zh) * 2017-12-29 2018-05-29 郑州机械研究所有限公司 一种螺旋态钎料饼的制备装置及制备方法
CN108274142A (zh) * 2017-12-29 2018-07-13 郑州机械研究所有限公司 一种圆形钎料饼及其制备方法
JP2018176180A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 三菱電機株式会社 溶接ワイヤ、ろう部材、及びろう付方法
CN109483080A (zh) * 2018-11-20 2019-03-19 格力电器(合肥)有限公司 一种药芯焊环结构及其加工方法和钎焊方法
WO2022137761A1 (ja) 2020-12-23 2022-06-30 第一稀元素化学工業株式会社 フラックスコアードリング
CN115255709A (zh) * 2022-09-06 2022-11-01 郑州机械研究所有限公司 具有钎剂导流作用的药芯钎料环的制备方法及药芯钎料环
CN115488543A (zh) * 2022-09-06 2022-12-20 郑州机械研究所有限公司 一种药芯焊环及其制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0623581A (ja) * 1992-07-08 1994-02-01 Taruchin Kk 複合部品、その製造方法及び製造装置
JPH0733455U (ja) * 1993-11-05 1995-06-20 昭和アルミニウム株式会社 置きろう

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0623581A (ja) * 1992-07-08 1994-02-01 Taruchin Kk 複合部品、その製造方法及び製造装置
JPH0733455U (ja) * 1993-11-05 1995-06-20 昭和アルミニウム株式会社 置きろう

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018176180A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 三菱電機株式会社 溶接ワイヤ、ろう部材、及びろう付方法
CN107617829A (zh) * 2017-10-31 2018-01-23 珠海格力电器股份有限公司 一种钎焊环及钎焊系统
CN108080817A (zh) * 2017-12-29 2018-05-29 郑州机械研究所有限公司 一种螺旋态钎料饼的制备装置及制备方法
CN108274142A (zh) * 2017-12-29 2018-07-13 郑州机械研究所有限公司 一种圆形钎料饼及其制备方法
CN108274142B (zh) * 2017-12-29 2023-09-26 郑州机械研究所有限公司 一种圆形钎料饼及其制备方法
CN109483080A (zh) * 2018-11-20 2019-03-19 格力电器(合肥)有限公司 一种药芯焊环结构及其加工方法和钎焊方法
WO2022137761A1 (ja) 2020-12-23 2022-06-30 第一稀元素化学工業株式会社 フラックスコアードリング
CN115255709A (zh) * 2022-09-06 2022-11-01 郑州机械研究所有限公司 具有钎剂导流作用的药芯钎料环的制备方法及药芯钎料环
CN115488543A (zh) * 2022-09-06 2022-12-20 郑州机械研究所有限公司 一种药芯焊环及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5185238B2 (ja) 2013-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5185238B2 (ja) リングろう及びその製造方法
US8740041B2 (en) Extruded brazing ring with integrated flux
CN101875159B (zh) 低温钎焊用锌基药芯焊丝及其制造方法
JP5828652B2 (ja) プラズマミグ溶接トーチ
US9737931B2 (en) Method for producing platinum group alloy
US7423232B2 (en) Method for resistance welding/brazing a tube to a member
US20040188389A1 (en) Method for resistance welding a tube to a member
CN204913086U (zh) 一种三胀铜钎焊接口对接管
JPH08215743A (ja) 多重巻金属管およびその製造方法ならびに装置
KR100877360B1 (ko) 이음부가 없이 플럭스가 내재된 알루미늄계 브레이징용접재 및 그 제조방법
US20110049220A1 (en) Assembly for head welding
JP6890457B2 (ja) ワイヤろう材、ろう部材、及びろう付け方法
JP2018176193A (ja) 電縫管溶接装置
CN102152125B (zh) 一种热轧不锈钢复合钢板制成复合管的生产方法及装置
JP2007237207A (ja) 電縫管の製造方法
JP2010125490A (ja) I型継手の溶接方法及びそのi型溶接継手並びにそれを用いた溶接構造物
JP6377048B2 (ja) 異種金属接合体の製造方法
JP2022039778A (ja) ロウ部材およびロウ付け方法
JP6112511B2 (ja) 牽引フックの製造法
CN115246027B (zh) 管道组件、发动机及管道组件焊接工艺
KR101657817B1 (ko) 클래드 강관용 판재 제조방법과 그 제조장치 및 클래드 강관
JP6928947B2 (ja) 鋼管製造設備及び鋼管の製造方法
JP6643759B2 (ja) 嵌合部材、環状部材、接合済部材及び接合済部材の製造方法
JP6693601B2 (ja) 電縫溶接用給電コイル及びこれを用いた造管設備
JP2003236680A (ja) アルミニウム合金製広幅材の製造方法及び製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130117

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees