JP2006320628A - 座席 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下部に空気室16を形成し、その空気室16は一方向弁17を介して外気を流入可能であり、その上部に複数の通気路18を有する弾性パッド13を設け、その各通気路18にも一方向弁19を設け、各通気路18間にはその通気路に開口する弾性パイプ20を設ける。パッド13及びパイプ20の膨縮により内蔵ポンプ機能を果たす。座者の動き、自動車などによる外部からの振動により、パッド13及びパイプ20の膨縮によるポンプ作用により、空気室16及び通気路18に吸排気が行われ、座席表面に空気が吹出されて換気がなされる。この換気により、座者とシートSの間に空気の流れがスムースに形成されて空気のこもり・蒸れが解消される。パイプ20は、小さな振動でも膨縮してその換気作用を行う上に、指圧効果も期待できる。
【選択図】図1
Description
その座席が自動車の運転者用の場合、座り心地が悪くなると、通常、運転者は姿勢を変えて座り心地を改善しようとする。このとき、座り直した姿勢が悪ければ、腰痛等を招く問題が生じる恐れがあると共に、前方不注意の姿勢となって、安全な運転ができなくなる恐れがある。また、万が一、追突された場合、姿勢が悪いと、むち打ち症になる可能性が高い。通常、自動車座席は、正常の着席状態において、追突時のむち打ちを有効に防ぐようになっている。
さらに、特許文献5には、その座った者の動きにより換気する技術において、表面シートまでの通気及び特定部位への通気のために、パッドに通気路を設けた技術が開示されている。
また、特許文献3で示される技術は、本来、冷暖気を強制的に座席内に送り込むものであり、その強制送気手段が必要であって、コスト的に問題である。
さらに、特許文献4、5に記載の座った者の動きにより換気する技術は、それらのコスト面は改善されるが、座者の動きに換気度合を委ねているため、十分な換気がなされない。
このようにすれば、座った者の動き、自動車などによる外部からの振動により、座席が膨張収縮し、それに基づき、空気室の吸排気が行われて、座席表面に空気が吹出されて換気がなされる。
この通路によって、通気性が向上されるとともに、特に換気が必要な特定部位へ円滑に通気し得る。
この一方向弁を設けることにより、座席の振動が大きく、弾性パッドが下降するとともに収縮すると、空気室内の空気圧縮により、その空気室の一方向弁が閉じ、通気路の一方向弁は開いて、空気室内の空気が通気路を通って表面シートから吐出するともにパッド内の空気もその圧縮により表面シートから吐出する。
一方、その収縮・下降から、膨張及び上昇に移行すると、空気室内が外気より負圧となり、空気室の一方向弁が開いてその中に空気が流入すると共に、初期には、通気路の一方向弁は大きな空気室の負圧による空気流れで閉じ、表面シートからの空気はパッド内に流入する。すなわち、パッドを復元させるための空気が空気室内に取り込まれることがなく、パッドがスムースに復元する。空気室内とパッド内がほぼ等圧となれば、通気路の一方向弁はフリー(開閉のどちらでもない)の状態となる。
これらの作用により、座席表面と人との間に空気がこもることが円滑に回避され、快適な環境が担保される。
また、各通気路の空気室側にもその通気路への通気を許容する一方向弁を設けることができる。この一方向弁は、弾性パッドの膨張による空気室への吸気時、通気路から空気室への通気を阻止する作用を行う。このため、表面シートからの通気は弾性パッド内にのみに取り込まれ、その通気が弾性パッドにスムースに入り込んでその膨張がスムースに行われるとともに、通気路からパイプ内にはスムースに給気される。
この構成では、弾性パイプがないため、表面シートからの通気が弾性パッド内のみに取り込まれる作用は、その通気が弾性パッドにスムースに入り込んでその膨張がスムースに行われる効果を得ることのみとなる。
この吐き出し時、後述のように通気路18には空気室16から通気がなされるため、その流れに乗ってスムースに吐き出され、吸い込み時には、一方向弁19が通気路18から空気室16への通気を阻止して表面シート14からの通気をパッド13内のみに取り込むため、通気路18からスムースにパイプ20内に給気される。
その動き(振動)が小さい場合、パイプ20の押し潰し及びそれからの復元により通気路18に排気・吸気されて表面シート14から空気が出入りして換気がなされる。
特に、パイプ20による吸排気作用(膨縮作用)は、小さな振動でも行われるため、常時、この換気作用が確実に行われると共に、パイプ20による指圧効果も期待できる。また、通気路18の一方向弁19によりパッド13の復元がスムースになされ、そのパッド13の膨縮による換気作用も円滑になされる。
また、パイプ20は省略することができる。このとき、実施例のパイプ20の部分は弾性パッド13の素材で構成される。
F 車体フレーム
1 着座部
3 背凭れ部
10 座席(シート)取付板
11 シートフレーム
12 シートスプリング
13 パッド
14 表面シート
15 外気通気口
16 空気室
17 一方向弁(第1の一方向弁)
18 通気路
19 一方向弁(第2の一方向弁)
20 パイプ
21 コイルスプリング
Claims (4)
- 内部にポンプ機能及び空気室16を備え、表面シート14を通気性として、前記空気室16はその内部への通気を許容する一方向弁17を介して外気を流入可能となっており、前記ポンプ機能は、座った者の動きにより前記空気室16に空気を吸引すると共にその空気を表面シート14から吹き出するものである座席において、
上記空気室16の上部に弾性パッド13を設け、そのパッド13に前記空気室16から上記表面シート14に至る複数の通気路18を形成し、前記弾性パッド13の各通気路18間にはその通気路18に開口する弾性パイプ20を設け、
座った者の動きによる上記弾性パッド13、弾性パイプ20の膨張によって、上記空気室16に上記一方向弁17を介して空気を吸引させ、弾性パッド13、弾性パイプ20の収縮によって、空気室16から一方向弁17を介した空気の流出を阻止しつつ上記通気路18を介して上記表面シート14に空気を送り込んで吹き出すようにして、上記ポンプ機能を発揮するようにしたことを特徴とする座席。 - 上記各通気路18の空気室16側にはその通気路18への通気を許容する一方向弁19を設けたことを特徴とする請求項1に記載の座席。
- 内部にポンプ機能及び空気室16を備え、表面シート14を通気性として、前記空気室16はその内部への通気を許容する第1の一方向弁17を介して外気を流入可能となっており、前記ポンプ機能は、座った者の動きにより前記空気室16に空気を吸引すると共にその空気を表面シート14から吹き出するものである座席において、
上記空気室16の上部に弾性パッド13を設け、そのパッド13に前記空気室16から上記表面シート14に至る複数の通気路18を形成し、その通気路18の空気室16側にはその通気路18への通気を許容する第2の一方向弁19を設け、
座った者の動きによる上記弾性パッド13の膨張によって、上記第2の一方向弁19を介した上記通気路18からの上記空気室16への吸気を阻止しつつ、その空気室16に上記第1の一方向弁17を介して空気を吸引させ、弾性パッド13の収縮によって、空気室16から第1の一方向弁17を介した空気の流出を阻止しつつ第2の一方向弁19を開放して上記通気路18を介して上記表面シート14に空気を送り込んで吹き出すようにして、上記ポンプ機能を発揮するようにしたことを特徴とする座席。 - 自動車用であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の座席。
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KR200456923Y1 (ko) * | 2008-07-02 | 2011-11-28 | 듀오백코리아 주식회사 | 스폰지 타입의 의자용 쿠션 |
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-
2005
- 2005-05-20 JP JP2005148245A patent/JP4604244B2/ja not_active Expired - Fee Related
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