JP2006320606A - 湾曲した面をもつ被刺繍物用の保持枠 - Google Patents
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Abstract
【課題】 湾曲した面をもつ被刺繍物における湾曲面での刺繍品質の低下を抑止できる保持枠の提供。
【解決手段】 保持部材の円弧上の支持面に、湾曲した面をもつ被刺繍物の一部をその湾曲面に沿うようにして支持させておく。被刺繍物をセットした保持部材に対して、解放位置と把持位置との間で変位する押え手段を、解放位置から保持部材にセットされた被刺繍物を該保持部材の前記円弧状支持面上に押え付けた状態とする把持位置に変位させる。これにより、保持部材にセットされた湾曲面をもつ被刺繍物は、該保持部材の支持面と押え部材との間で保持されるようになる。これにより、被刺繍物の湾曲した面をそのまま維持した状態で被刺繍物を保持してこれに刺繍を施すことができるので、湾曲した面をもつ被刺繍物における湾曲面での刺繍品質の低下を抑止できるようになる。
【選択図】 図4
【解決手段】 保持部材の円弧上の支持面に、湾曲した面をもつ被刺繍物の一部をその湾曲面に沿うようにして支持させておく。被刺繍物をセットした保持部材に対して、解放位置と把持位置との間で変位する押え手段を、解放位置から保持部材にセットされた被刺繍物を該保持部材の前記円弧状支持面上に押え付けた状態とする把持位置に変位させる。これにより、保持部材にセットされた湾曲面をもつ被刺繍物は、該保持部材の支持面と押え部材との間で保持されるようになる。これにより、被刺繍物の湾曲した面をそのまま維持した状態で被刺繍物を保持してこれに刺繍を施すことができるので、湾曲した面をもつ被刺繍物における湾曲面での刺繍品質の低下を抑止できるようになる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、湾曲した面をもつ被刺繍物の湾曲面に対して刺繍機によって刺繍を施す際に、被刺繍物を保持しておくための保持枠に関する。
従来、刺繍機(例えば刺繍ミシンなど)によって湾曲した面をもつ被刺繍物に対して刺繍を施す場合には、刺繍縫い模様に応じて平面駆動される枠駆動部あるいは直線駆動及び回転駆動される駆動環などに、前記被刺繍物をセットした所定形状(例えば円形、角形、角丸矩形、楕円形など)の保持枠を着脱式に取り付けて行うようにしている。刺繍機に取り付け可能な、湾曲した面をもつ被刺繍物を保持するための保持枠としては、下記に示す特許文献1に開示されているものなどがある。この特許文献1に記載されている保持枠(刺繍枠)では、被刺繍物の刺繍範囲とする湾曲面を平坦に保った状態に保持してセットするようにしている。また、保持枠に対する被刺繍物の着脱を容易とするために、被刺繍物を挟み込むようにして固定する所謂バインダ機構によって被刺繍物を保持するようにしている。
特開2001−316969
上述したように、従来の保持枠では、湾曲した面をもつ被刺繍物の刺繍範囲を平坦に保持してセットするようになっている。しかし、もともとは湾曲した面を平坦な面とするようにして被刺繍物を保持するものであるために、湾曲した面を平坦な面にすることに伴いどうしても弛みができてしまい、刺繍範囲にだぶつきが生じてしまう。そのようなだぶついている状態で刺繍範囲に刺繍を施すと、被刺繍物がバタついて刺繍に柄ずれが生じるだけでなく、糸切れなども発生してしまう、という問題があった。
また、従来知られたバインダ機構にて被刺繍物を挟み込むようにして固定する保持枠は被刺繍物の着脱の容易さから非常に便利であるが、従来のバインダ機構では被刺繍物を固定する際に被刺繍物を押える押え片が斜めに上下してしまうため、被刺繍物が横にずれて保持枠に固定されてしまうので都合が悪い。
また、従来知られたバインダ機構にて被刺繍物を挟み込むようにして固定する保持枠は被刺繍物の着脱の容易さから非常に便利であるが、従来のバインダ機構では被刺繍物を固定する際に被刺繍物を押える押え片が斜めに上下してしまうため、被刺繍物が横にずれて保持枠に固定されてしまうので都合が悪い。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、湾曲した面をもつ被刺繍物における湾曲面での刺繍品質の低下を抑止できるようにした、湾曲した面をもつ被刺繍物用の保持枠を提供しようとするものである。
本発明に係る保持枠は、湾曲した面をもつ被刺繍物の一部をその湾曲面に沿って支持するための円弧状の支持面を有する保持部材と、解放位置と把持位置との間で変位し、把持位置において前記保持部材にセットされた被刺繍物を該保持部材の前記円弧状支持面上に押え付ける押え部材とを具え、前記保持部材にセットされた前記湾曲面をもつ被刺繍物を該保持部材の前記支持面と前記押え部材との間で保持するようにした保持枠である。
本発明によれば、保持部材の円弧上の支持面に湾曲した面をもつ被刺繍物の一部をその湾曲面に沿って支持させておき、該被刺繍物をセットした保持部材に対して、解放位置と把持位置との間で変位する押え手段を前記保持部材にセットされた被刺繍物を該保持部材の前記円弧状支持面上に押え付けた状態とする前記把持位置に変位させることで、前記保持部材にセットされた前記湾曲面をもつ被刺繍物を該保持部材の前記支持面と前記押え部材との間で保持するようにした。これにより、被刺繍物の湾曲した面をそのまま維持した状態で被刺繍物を保持してこれに刺繍を施すことができるので、湾曲した面をもつ被刺繍物における湾曲面での刺繍品質の低下を抑止できるようになる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1〜図4には本発明の一実施例に係る湾曲した面をもつ被刺繍物用の保持枠1が示してあり、図1及び図4は正面図、図2は右側面図、図3は平面図である。図1〜図3では本実施例に係る保持枠1に湾曲した面をもつ被刺繍物Hをセットした状態を示しており(ただし、図3のみにセットされている被刺繍物Hを想像線で示してある)、他方図4では本実施例に係る保持枠1から湾曲した面からなる被刺繍物H(図示せず)を解放した状態を示してある。
本実施例に係る湾曲した面をもつ被刺繍物用の保持枠1は、図1又は図4に示すように内周が被刺繍物の湾曲面にほぼ合致する半円弧状の形状であって、また図2又は図3に示すように特に両端部の張出部2aが大きく張り出すようにして、全体にわたって内周部分が正面(図1及び図4では垂直手前方向、図2では左方向、図3では下方向)に張り出したL字形に形成された保持ベース2を備えている。こうした保持ベース2の鍔部2bの背面には位置決め部材3が固定してあるとともに、一対の連結部材4が固定してある。この位置決め部材3は、当該保持枠1を刺繍機(例えば刺繍ミシン)における所定のセット位置、具体的には刺繍縫い模様に応じて直線及び回転駆動される駆動環18へのセット位置を決めるためのものであり、また一対の連結部材4は前記位置決め部材3によって駆動環18へのセット位置を位置決めした際に、当該保持枠1を駆動環18に対してマグネットにより固定的に取り付けるための、マグネットに吸着される例えば鉄などの強磁性体の部材からなるものである(後述する図5〜図8参照)。
保持ベース2には一対の案内部材5が設けてあり、この案内部材5には図1に示すような縦長の長孔5aが形成してある。押え部材6は保持ベース2の内周に沿って半円弧状に張り出している曲周面の一部と当接するように、全体が保持ベース2と同様の半円弧状に形成されており、この押え部材6と半円弧状に張り出している保持ベース2の一部円弧面(円弧状支持面)とが当接することで、図3に想像線で示すように被刺繍物Hを挟み込んで保持するためのものである。押え部材6は剛体の部材で形成されており、また保持ベース2の円弧状支持面と当接する当接面には、挟み込んだ被刺繍物Hが滑って外れてしまうことを防止するための突起歯7が連続的に間隔をおいて複数形成してある。さらに、押え部材6には一対のピン8が固定してあり、該一対のピン8はそれぞれが案内部材5の長孔5aに対して嵌挿してある。これにより、押え部材6は案内部材5の長孔5aに沿って、その当接面を保持ベース2の円弧状支持面に対峙させた状態のまま上下動(つまり並行移動)させることが可能となっている。
保持ベース2の上部には支持部材9が設けてあり、該支持部材9は一対の軸受部が立設してなるものであって、該一対の軸受部間には支軸10が固定してある。支軸10には操作レバー11が回動自在に支持してあるとともに、トーションバネ12のコイル部が巻装してある。トーションバネ12の一端は押え部材6の略中央部に設けた長孔6aに移動可能な状態に挿入してある一方で、トーションバネ12の他端は操作レバー11に設けた孔(図示せず)に移動不可能な状態に固定してある。これにより、操作レバー11を回動させると、押え部材6が上記したようにその当接面を保持ベース2の円弧状支持面に対峙させた状態のまま上下動されることとなる。すなわち、操作レバー11を回動させることに応じて、押え部材6は図1に示したような被刺繍物をセットした状態にある把持位置と、図4に示したような被刺繍物を解放した状態にある解放位置との間を変位するようになる。操作レバー11には、ユーザが把持して操作しやすいように把持部11aが形成してある。
保持ベース2に設けられているロック部材13は、操作レバー11を図1に示すような回動位置で保持するためのものである。このロック部材13の受け部13aに操作レバー11を係合させることにより、ロックレバー11を前記回動位置で保持することができるようになっている。ロック部材13にて操作レバー11を保持した状態では押え部材6が下端位置(上記した把持位置)に位置することになって、この押え部材6が下端位置に位置した状態にある時はトーションバネ12の付勢力によって押え部材6が強く保持ベース2の円弧状支持面に押し当てられた状態となっている。このようにして、保持ベース2に押え部材6を押し当てることで、図3に想像線で示すように保持ベース2と押え部材6とで被刺繍物Hを挟み込んで保持する。図3に示すように、被刺繍物Hを支持する保持ベース2の表面には、被刺繍物Hの滑りを防止するための滑り止め材14が貼付してある。この滑り止め材14としては、例えばゴムシート、メッシュシート、紙やすりなど、被刺繍物Hの滑りを防止するものであればどのようなものを使用してもよい。
図3又は図4に示すように、保持ベース2には支持部材9とともに板バネ15が固定してある。この板バネ15の一方の先端は、トーションバネ12の押え部材6側の先端部付近と当接してあり、押え部材6全体を上方へ持ち上げる付勢力が常に作用するようになっている。これにより、図1に示す状態において操作レバー11を操作してロック部材13の受け部13aとの係合を外すと、板バネ15の付勢によって押え部材6が図4に示すような上限位置(上記した解放位置)まで持ち上げられることとなる。さらに、保持ベース2には、前後の位置調整可能に当接部材16が固定してある。この当接部材16はL字状に形成してあり、被刺繍物Hを保持ベース2にセットするときに被刺繍物Hを当接部材16に当てることによって、セットする被刺繍物Hのセンタ割り出しや前後方向のセット位置などを決める位置決めができるだけでなく、被刺繍物Hの左右両端の載置位置が異なる状態つまり左右で傾きをもった状態に固定されることのないようにセットすることが簡単にできるようになっている。
次に、本発明に係る保持枠の取付け構造について、その実施例を説明する。図5には本発明に係る保持枠1を取り付け可能な単頭式刺繍ミシンの一実施例が示してあり、この刺繍ミシンは1つのシリンダベッド17、駆動環18、支承板21を具えている。駆動環18は、直線駆動(前後動)されるとともに回転駆動されるようになっており、この駆動環18に保持枠1を着脱式に取り付けることができるようになっている。すなわち、湾曲した面を持つ被刺繍物に刺繍を施す場合には、刺繍縫い模様に応じて回転駆動及び回転軸方向に前後動される駆動環18に、被刺繍物をセットした保持枠1を取り付けて行う。
図6は刺繍ミシンの駆動環18の正面図であり、図7は駆動環18の平面図である。図8は、保持枠1を前記駆動環18に取り付けた状態を示す平面図である。これらの各図に示すように、駆動環18には保持枠1の位置決め部材3と係合する係合部材19が設けてあるとともに、所定の大きさからなる一対のマグネット20が外周に設けてある。保持枠1の位置決め部材3を駆動環18の係合部材19に係合させると、保持枠1の連結部材4がマグネット20に吸着されて、保持枠1が駆動環18の所定の取り付け位置に固定的に取り付けられることとなる。すなわち、駆動環18に設置される前記マグネット20は、保持枠1の位置決め部材3を駆動環18の係合部材19に係合させた場合に、保持枠1の連結部材4と対向する位置に位置するように設けてある。支承板21は図示しない縫い針の通過を許容する間隙を空けて一対設けてあり、この支承板21は駆動環18とともに前後動されるようになっている。さらに、支承板21は、保持枠1を駆動環18に取り付けたときに、被刺繍物Hの下面を支承するようになっている。該支承板21の形状は被刺繍物Hの湾曲面にほぼ合致する形状に形成してあり、被刺繍物Hを安定的に支承することができる。
次に、上述したような構成をした本発明に係る保持枠1への被刺繍物Hのセット動作の手順、及び該保持枠1の刺繍ミシンに対する取り付け動作の手順について、あわせて説明する。図9は、被刺繍物Hを表した斜視図である。図9(a)に周知の帽子Cを示し、図9(b)に前記帽子Cの一部を構成する被刺繍物Hのみを示している。すなわち、ここに示した被刺繍物Hは、図9(a)で示す周知の帽子Cを製作するための扇形状のパーツC1を2個縫い合わせたもので全体に湾曲した形状となっており、帽子Cはこうした扇形状のパーツC1を2個縫い合わせたものを複数個(図では3個)縫い合せることによって形成されている。
本発明に係る保持枠1に図9(b)に示したような湾曲面をもつ被刺繍物Hをセットするときには、まず操作レバー11を操作して押え部材6が図4に示すような上限位置にある状態としておく。そして、上限位置にある押え部材6と保持ベース2との間に被刺繍物Hを差し入れる。この際には、被刺繍物Hを保持ベース2に設けられた両当接部材16に当ててセット位置を位置決めするとともに、保持ベース2の両端部に形成された張出部2a上に被刺繍物Hの一部の周縁部を支持させるようにして、被刺繍物Hを傾きの無い状態で載置する。この張出部2aは、刺繍範囲に対応した開口部を形成する。次に、操作レバー11を(図4において)反時計方向に回動すると押え部材6が下降し、該下降した押え部材6と保持ベース2とで間に差し入れておいた被刺繍物Hを挟み込んで保持する。このとき、押え部材6にはトーションバネ12の付勢が作用するとともに、押え部材6の突起歯7が被刺繍物Hに食い込むことによって、被刺繍物Hは保持枠1に強固に保持されることとなる。
上記のようにして被刺繍物Hをセットした保持枠1を、駆動環18に取り付ける。このとき、保持枠1の駆動環18への取り付けはマグネット20による吸着によって行うため、保持枠1を駆動環18に向かって押し出すだけで駆動環18に取り付けることができる。保持枠1を駆動環18に取り付けた後、刺繍ミシンを駆動すれば駆動環18が回転及び前後動され、保持枠1にセットされた被刺繍物Hへの刺繍が行われることとなる。被刺繍物Hへの刺繍が終了したら、保持枠1を駆動環18から取り外し、他の被刺繍物Hがセットされた別の保持枠1を駆動環18に取り付けて刺繍を行う。この保持枠1を駆動環18から取り外す際においても、保持枠1の駆動環18への取り付けはマグネット20の吸着によって行っているため、保持枠1を手前に引けば駆動環18から簡単に取り外すことができる。
以上のように、本発明に係る保持枠1は、湾曲した面をもつ被刺繍物Hを、保持ベース2の円弧状の支持面と、同様な円弧状の押え部材6とで挟み込むようにして保持するようにしたことから、被刺繍物の湾曲した面をそのまま維持した状態で被刺繍物を保持することができ、刺繍部分に弛みがなく柄ずれや糸切れが発生することがない。
また、操作レバー11の回動に応じて上下動する剛体の部材からなる押え部材6と保持ベース2とで被刺繍物Hを挟み込む所謂バインダ機構によって被刺繍物Hを固定するようにし、該バインダ機構は案内部材5(長孔5a)及びピン8によって押え部材6が保持ベース2の円弧状支持面に対して真直ぐ上下動(つまり並行移動)するようにしたことから、被刺繍物Hを固定するときにずれることがなく、被刺繍物Hのセットを正確な位置に容易に行えることとなる。
さらに、保持枠1の駆動環18への取り付けをマグネット20の吸着によって行うようにしたため、保持枠1の駆動環18への着脱が容易に行えることとなる。
また、操作レバー11の回動に応じて上下動する剛体の部材からなる押え部材6と保持ベース2とで被刺繍物Hを挟み込む所謂バインダ機構によって被刺繍物Hを固定するようにし、該バインダ機構は案内部材5(長孔5a)及びピン8によって押え部材6が保持ベース2の円弧状支持面に対して真直ぐ上下動(つまり並行移動)するようにしたことから、被刺繍物Hを固定するときにずれることがなく、被刺繍物Hのセットを正確な位置に容易に行えることとなる。
さらに、保持枠1の駆動環18への取り付けをマグネット20の吸着によって行うようにしたため、保持枠1の駆動環18への着脱が容易に行えることとなる。
なお、押え部材6の左右両端部を保持ベース2よりも縮径として、被刺繍物Hを保持するときに押え部材6の左右両端部を押し広げるようにしてもよい。これによって、押え部材6の左右両端部は復元力によってより強固に被刺繍物Hを保持することとなる。なお、この場合、案内部材5の長孔5aの下端部付近を押え部材6の左右両端部の広がりを許容する形状とする必要がある。
なお、押え部材6の突起歯7は必ずしも必要ではなく、また押え部材6の形状も上述した実施例に示したものに限定されるものでない。
なお、保持枠1に設けられる一対の案内部材5と支持部材9とは、一体に形成してあってもよい。
なお、押え部材6の突起歯7は必ずしも必要ではなく、また押え部材6の形状も上述した実施例に示したものに限定されるものでない。
なお、保持枠1に設けられる一対の案内部材5と支持部材9とは、一体に形成してあってもよい。
なお、押え部材6は剛体の部材で形成されることに限らず、ベルト状のフレキシブルな部材で形成し、これを留め具などで保持ベース2などに留めることで被刺繍物Hを保持するようにしてあってもよい。しかし、上述したように押さえ部材6を剛体の部材で形成しておき、これをバインダ機構で動作させるようにした方が、ワンタッチ操作で被刺繍物を保持することができるので簡単かつ便利であってよい。
なお、円弧の形状(角度)はほぼ半円弧状に限らず、180度未満の適宜の角度、あるいは90度未満の適宜の角度など、用途に応じて様々に異ならせてよい。
なお、保持ベース2の連結部材4をマグネットで構成し、駆動環18側の対向する位置に鉄などの強磁性体を配置しておくようにしてもよい。ただし、駆動環18側にマグネット20を配置するようにした方が、保持ベース2の取り付けが正確な位置に容易に行えるので有利である。
なお、円弧の形状(角度)はほぼ半円弧状に限らず、180度未満の適宜の角度、あるいは90度未満の適宜の角度など、用途に応じて様々に異ならせてよい。
なお、保持ベース2の連結部材4をマグネットで構成し、駆動環18側の対向する位置に鉄などの強磁性体を配置しておくようにしてもよい。ただし、駆動環18側にマグネット20を配置するようにした方が、保持ベース2の取り付けが正確な位置に容易に行えるので有利である。
1…保持枠、2…保持ベース、2a…張出部、2b…鍔部、3…位置決め部材、4…連結部材、5…案内部材、5a…長孔、6…押え部材、7…突起歯、8…ピン、9…支持部材、10…支軸、11…操作レバー、11a…把持部、12…トーションバネ、13…ロック部材、13a…受け部、14…滑り止め材、15…板バネ、16…当接部材、17…シリンダベッド、18…駆動環、19…係合部材、20…マグネット、21…支承板、H…被刺繍物、C…帽子、C1…扇形状のパーツ
Claims (4)
- 湾曲した面をもつ被刺繍物の一部をその湾曲面に沿って支持するための円弧状の支持面を有する保持部材と、
解放位置と把持位置との間で変位し、把持位置において前記保持部材にセットされた被刺繍物を該保持部材の前記円弧状支持面上に押え付ける押え部材と
を具え、前記保持部材にセットされた前記湾曲面をもつ被刺繍物を該保持部材の前記支持面と前記押え部材との間で保持するようにした保持枠。 - 前記押え部材を前記解放位置と把持位置との間で駆動する押え駆動機構をさらに具える請求項1に記載の保持枠。
- 前記押え部材は円弧状に湾曲した剛体からなり、
前記押え駆動機構は、前記押え部材を前記解放位置と把持位置のいずれかに設定するための操作レバーと、前記把持位置に設定された前記押え部材を前記保持部材の前記円弧状支持面に対して付勢するバネとを含むことを特徴とする請求項2に記載の保持枠。 - 前記押え部材を前記解放位置と把持位置との間で変位するとき、前記保持部材の前記円弧状支持面に対して該押え部材が並行移動するように案内する案内手段をさらに具える請求項1乃至3のいずれかに記載の保持枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005147850A JP2006320606A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 湾曲した面をもつ被刺繍物用の保持枠 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2006320606A true JP2006320606A (ja) | 2006-11-30 |
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ID=37540702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005147850A Withdrawn JP2006320606A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 湾曲した面をもつ被刺繍物用の保持枠 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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