JP2006320443A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンドフラップにおいてエンドシール部の存在に起因する装着感の悪化がなく、着用時にエンドフラップが使用者の身体に密着し易い吸収性物品を提供する。
【解決手段】トップシート2、バックシート3及び両シート2,3間に介在された吸収体4を有し、トップシート2及びバックシート3は、吸収体4の長手方向前後縁部41からそれぞれ延出してエンドフラップF1を形成し、エンドフラップF1には、トップシート2及びバックシート3が長手方向前後縁部21,31において互いに接合されたエンドシール部S1を有しており、エンドフラップF1における吸収体4の長手方向前後縁部41とエンドシール部S1との間の領域は、トップシート2とバックシート3とが接合されていない非シール領域Eとなっており、エンドフラップF1におけるバックシート3は、トップシート2側に持ち上げられており、エンドフラップF1におけるトップシート2と吸収体4上のトップシート2との間には段差がない。
【選択図】図2

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー、おりものシート、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
特許文献1には、トップシート(表面層)、バックシート(防漏層)及び両シート間に介在された吸収体(つなぎ層、吸収紙、粉砕パルプ層)を有し、トップシート及びバックシートが、吸収体の長手方向前後縁部からそれぞれ延出してエンドフラップを形成し、エンドフラップには、トップシート及びバックシートが長手方向前後縁部において互いに接合されたエンドシール部を有する生理用ナプキンが開示されている。
特開昭61−176345号公報
しかし、特許文献1記載の生理用ナプキンは、バックシートを、上方に開口した断面コ字状に窪ませて収納部を形成し、そこに吸収体を配設し、吸収体を被覆するように、トップシートをバックシートの開口縁のフランジに溶着固定している。そのため、剛性の高いエンドシール部が吸収体の長手方向前後縁部に近接しており、エンドフラップにおいてエンドシール部の存在に起因して装着感が悪くなっている。
また、特許文献1記載の生理用ナプキンにおいては、トップシートは、その高さのまま面方向に延出されることはなく、実際には、吸収体の端部から下向きに折れ曲がり、エンドフラップの密着性も優れていない。
このように、特許文献1記載の生理用ナプキンでは、エンドフラップにおいてエンドシール部の存在に起因して装着感が悪く、また、着用時にエンドフラップが使用者の身体に密着し難い。
従って、本発明の目的は、エンドフラップにおいてエンドシール部の存在に起因する装着感の悪化がなく、着用時にエンドフラップが使用者の身体に密着し易い吸収性物品を提供することにある。
本発明は、トップシート、バックシート及び両シート間に介在された吸収体を有する吸収性物品であって、前記トップシート及び前記バックシートは、前記吸収体の長手方向前後縁部からそれぞれ延出してエンドフラップを形成し、該エンドフラップには、該トップシート及び該バックシートが長手方向前後縁部において互いに接合されたエンドシール部を有しており、前記エンドフラップにおける前記吸収体の長手方向前後縁部と前記エンドシール部との間の領域は、前記トップシートと前記バックシートとが接合されていない非シール領域となっており、前記エンドフラップにおける前記バックシートは、前記トップシート側に持ち上げられており、前記エンドフラップにおける前記トップシートと前記吸収体上の前記トップシートとの間には段差がない吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、エンドフラップにおいてエンドシール部の存在に起因する装着感の悪化がない。また、着用時にエンドフラップが使用者の身体に密着し易く、違和感や不安感を使用者に与えることがない。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい一実施形態である生理用ナプキンについて図面を参照しながら説明する。
本実施形態の生理用ナプキン1は、図1及び図2に示すように、トップシート2、バックシート3及び両シート2,3間に介在された吸収体4を有している。トップシート2及びバックシート3は、吸収体4の長手方向前後縁部41からそれぞれ延出してエンドフラップF1を形成し、エンドフラップF1には、トップシート2及びバックシート3が長手方向前後縁部21,31において互いに接合されたエンドシール部S1を有している。
エンドフラップF1における吸収体4の長手方向前後縁部41とエンドシール部S1との間の領域は、トップシート2とバックシート3とが接合されていない非シール領域Eとなっている。エンドフラップF1におけるバックシート3は、エンドシール部S1によってトップシート2側に持ち上げられており、エンドフラップF1におけるトップシート2と吸収体4上のトップシート2との間には段差がなく、また、略平坦に形成されている。
尚、以下の説明において、「長手方向」及び「幅方向」というときは、それぞれ「吸収性物品の長手方向」及び「吸収性物品の幅方向」を意味する。「上面」及び「下面」というときは、それぞれ「肌当接面(側の面)」及び「非肌当接面(側の面)」を意味する。
更に詳述すると、本実施形態の生理用ナプキン1は、図1及び図2に示すように、液透過性のトップシート2、液保持性の吸収体4及び液不透過性のバックシート3を備えている。吸収体4は、トップシート2とバックシート3との間に介在されている。
トップシート2及びバックシート3は、平面視で同形で、それぞれ長手方向前後縁部21,31が半円形状で、幅方向両側縁部が幅方向内方に向けて湾曲した形状となっており、吸収体4よりも長さ及び幅が大きくなっている。
トップシート2は、吸収体4の上面全域を被覆しており、バックシート3は、吸収体4の下面全域を被覆している。トップシート2及びバックシート3は、平面視で吸収体4の長手方向前後縁部41及び幅方向両側縁部から延出している。トップシート2の上面には、幅方向両側縁部から吸収体4の幅方向両側縁部上に亘って、サイド防漏壁を形成する一対のサイド防漏部材5が設けられている。
吸収体4の長手方向前後縁部41から延出したトップシート2及びバックシート3は、エンドフラップF1を形成し、エンドフラップF1でそれらの長手方向前後縁部21,31において互いに接合されて、半円弧状のエンドシールS1を形成している。吸収体4の幅方向両側縁部から延出したトップシート2及びバックシート3は、サイドフラップF2を形成し、サイドフラップF2でそれらの幅方向両側縁部において、サイド防漏部材5と共に互いに接合されて、幅方向内方に向けて湾曲したサイドシール部S2を形成している。
バックシート3の下面には、下着止着用の粘着部(図示せず)が設けられている。
一対のサイド防漏部材5,5の間の領域の長手方向中央部においては、トップシート2及び吸収体4が、陸上トラック状の中央シール部S3により接合されている。
サイド防漏部材5の長手方向前後縁部は、長手方向に延びる防漏壁シール部S4によりトップシート2に接合されている。防漏壁シール部S4の存在しないサイド防漏部材5の長手方向中央部には、幅方向内方に開口したポケットが形成される。
エンドフラップF1における吸収体4の長手方向前後縁部41とエンドシール部S1との間の領域は、トップシート2とバックシート3とが接合されていない非シール領域Eとなっている。
非シール領域Eの長手方向長さL1は、吸収体4の厚みL2よりも大きいことが好ましい。より具体的には、非シール領域Eの長手方向長さL1は、吸収体4の厚みL2の2.5倍以上であることが好ましく、3.0倍以上であることがより好ましい。また、非シール領域Eの長手方向長さL1は、吸収体4の厚みL2よりも3.0mm以上大きいことが好ましい。
トップシート2の長手方向の曲げ剛性は、バックシート3の長手方向の曲げ剛性よりも大きいことが好ましい。より具体的には、トップシート2の長手方向の曲げ剛性は、バックシート3の長手方向の曲げ剛性の1.5倍以上であることが好ましく、2.0倍以上であることがより好ましい。また、トップシート2の長手方向の曲げ剛性は、バックシート3の長手方向の曲げ剛性よりも1.5g以上大きいことが好ましい。ここでいう曲げ剛性は、JIS L1096−1990 E法(ハンドルオメータ法)に準拠して測定される。吸収性物品を、幅5cm、長さ10cmの大きさに裁断し、トップシート及びバックシートを、なるべく変形を加えないように注意しながら取り出して試験片とする。次に大栄科学精器製作所製ハンドルオメータを使用し、スリット間20mmの試料台上に試験片を載せて曲げ剛性を測定し、3回測定した平均値を算出して曲げ剛性値とする。
エンドフラップF1におけるバックシート3は、エンドシール部S1によってトップシート2側に持ち上げられている。その結果、エンドフラップF1の厚みは、吸収体4の長手方向前後縁部41からトップシート2又はバックシート3の長手方向前後縁部21,31に向けて漸次薄くなっている。
バックシート3がトップシート2側に持ち上げられる構成は、主として、エンドフラップF1における非シール領域Eの存在、非シール領域Eの長手方向長さL1と吸収体4の厚みL2との大小関係の規定、トップシート2の長手方向の曲げ剛性とバックシート3の長手方向の曲げ剛性との大小関係の規定によって実現される。
そして、エンドフラップF1におけるバックシート3がトップシート2側に持ち上げられているため、エンドフラップF1におけるトップシート2と吸収体4上のトップシート2との間には段差がない状態となる。「段差がない」とは、巨視的にみてトップシート2の上面が面一であることを意味する。
また、エンドシール部S1は、エンドシール形成時にトップシート2を引き伸ばしながらバックシート3と接合するため、バックシート2を持ち上げる効果をより高めていると同時に、巨視的にみてトップシート2の上面の面一な形状維持に有効である。さらに、中央シール部S3や防漏壁シール部S4によって、トップシート2を引き伸ばす領域が限定されるため、部分的に大きな引き伸ばし性が働き、より強い引き上げ力が得られる。このように、トップシート2の引き伸ばしを部分的に大きくするように、吸収体4の縁部近傍に接着剤やシール部形成による固定領域(点)を形成しておくことが好ましい。
前述したエンドフラップF1の構造(吸収性物品の長手方向の構造)は、サイドフラップF2の構造(吸収性物品の幅方向の構造)にも採用されている。
例えば、サイドフラップF2においては、吸収体4の幅方向両側縁部とサイドシール部S2との間の領域は、トップシート2とバックシート3とが接合されていない非シール領域(図示せず)となっている。エンドフラップF1におけるバックシート3は、サイドシール部S2によってトップシート2側に持ち上げられており、サイドフラップF2におけるトップシート2と吸収体4上のトップシート2との間には段差がない。また、サイドフラップF2における前記非シール領域の幅方向長さが吸収体4の厚みよりも大きくなっている。更に、トップシート2の幅方向の曲げ剛性がバックシート3の幅方向の曲げ剛性よりも大きくなっている。
トップシート2は、エンドシール部S1によってバックシート3を持ち上げ可能な物性を有していることが好ましい。そのようなシートとしては、例えば、面方向(水平方向)に伸縮性を有するシートが挙げられる。面方向に伸縮性を有するシートには、本来的に伸縮性を有するシートと、引張力を付与することにより一時的に伸縮性を有するシートの両者が包含される。
本来的に伸縮性を有するシートとしては、例えば、図3に示すように、上面側の第1繊維層61と下面側の第2繊維層62とからなり、第1繊維層61と第2繊維層62とが部分的に熱融着されて熱融着部(接合部)63が形成されており、第1繊維層61は、熱融着部63以外の部位において、圧縮弾性を有する多数の凸部64を形成している凹凸シートが挙げられる。
前記凹凸シートは、繊維集合体からなる第1繊維層61及び第2繊維層62を、熱エンボスにより所定のパターンで部分的に熱融着させた後、第2繊維層62を水平方向に熱収縮させて得られる。
より詳細に説明すると、熱エンボスによる熱融着は、例えば、多数のエンボスピンが規則的に配設されたエンボス面(エンボスロールの周面等)を、第1繊維層61と第2繊維層62との積層体の第1繊維層61側に圧接させ、各ピンに熱圧された部位における、第1繊維層61及び/又は第2繊維層62の構成繊維を溶融させて行われる。第2繊維層62の熱収縮は、例えば、第2繊維層62を熱収縮性繊維から構成するか又は第2繊維層62中に熱収縮性繊維を含ませておき、第1繊維層61と第2繊維層62とを熱融着させると同時、或いは両者を熱融着させた後に、第2繊維層62を加熱処理することにより行われる。多数の凸部64は、第2繊維層62を水平方向に熱収縮させることにより、第1繊維層61の熱融着部63以外の部位が凸形に変形して生じたものである。
多数の熱融着部63は、図3に示すように、散点状且つ千鳥状に規則的に形成されており、熱融着部63同士間の距離はほぼ一定である。
各凸部64は、それぞれドーム状をなしており、その内部は第1繊維層61を構成する繊維で満たされている。また、各凸部64が形成された部分における第1繊維層61と第2繊維層62との界面は接合はされていないが密着した状態とされている。
第1繊維層61の構成繊維は、実質的に熱収縮性を有しないか、又は後述する第2繊維層62の構成繊維の熱収縮温度以下で熱収縮しないものであることが好ましい。
第2繊維層62の構成繊維としては、熱可塑性ポリマー材料からなり且つ熱収縮性を有するものが好適である。また、該構成繊維は、収縮後にもエラストマー的挙動を示すものであることが好ましい。そのような繊維の例としては、潜在捲縮性繊維が挙げられる。第2繊維層62中の潜在捲縮性繊維の含有割合は40〜100重量%であることが好ましい。潜在捲縮性繊維は、加熱される前は、従来の不織布用の繊維と同様に取り扱うことができ、且つ所定温度での加熱によって螺旋状の捲縮が発現して収縮する性質を有する繊維である。潜在捲縮性繊維を用いることで、熱収縮性とエラストマー的挙動の両者を同時に発現させることができる。
潜在捲縮性繊維は、例えば収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維からなる。その例としては、特開平9−296325号公報や特許第2759331号明細書に記載のものが挙げられる。第2繊維層62は、例えば、このような潜在捲縮性繊維を含ませておき、第1繊維層61との熱融着と同時又はその後に、加熱により該繊維の捲縮を発現させ、収縮させる。このように、トップシート2は、構成繊維の一部に潜在捲縮性繊維を用いて形成することもできる。
また、引張力を付与することにより一時的に伸縮性を有するトップシート2を得るには、エンドシール部S1及び/又はサイドシール部S2を形成する前に、トップシート2に対し、長手方向のみに、又は長手方向及び幅方向に引っ張り力を付与すればよい。
バックシート3としては特に制限はなく、本実施形態においては防漏性のフィルムシートが用いられている。吸収体4としては公知のものが用いられている。サイド防漏部材5としては、不織布やフィルムシート、紙等が挙げられ、防漏性の観点から液不透過性又は難透過性である疎水性不織布、防漏性のフィルムシート等が好ましく用いられ、本実施形態においては疎水性不織布が用いられている。
本実施形態の生理用ナプキン1の一製造方法について図4を参照しながら説明する。
まず、バックシート3の上面(トップシート2側の面)に、ホットメルト系接着剤(図示せず)を塗工する。次に、図4(a)に示すように、トップシート2とバックシート3との間に吸収体4を介在させる。
次いで、図4(b)に示すように、吸収体4の長手方向前後縁部41から延出しているトップシート2の長手方向前後縁部21とバックシート3の長手方向前後縁部31とを、プレス加工する。その際、ヒートシールにより、エンドシール部S1を形成し、図4(c)に示すように、トップシート2の長手方向前後縁部21とバックシート3の長手方向前後縁部31とが接合されてエンドフラップF1が形成される。
プレス加工の際、トップシート2及びバックシート3は、厚み方向中央部に引っ張られる。トップシート2は、面方向に伸縮性を有しているため、プレス加工を終えた後、面方向に収縮する。一方、バックシート3は、面方向にほとんど伸縮性を有していないため、面方向にはほとんど収縮しない。
その結果、エンドフラップF1におけるトップシート2は、その面方向の収縮力により、エンドフラップF1におけるバックシート3をトップシート2側に持ち上げながら、上方に持ち上がる。そして、エンドフラップF1におけるトップシート2と吸収体4上のトップシート2とは段差がない状態となり、また略平坦に形成される。
同様に、ヒートシールにより、サイドフラップF2には、サイドシール部S2が形成され、一対のサイド防漏部材5,5の間の領域には、中央シール部S3が形成され、サイド防漏部材5には、防漏壁シール部S4が形成される。
このように構成された本実施形態の生理用ナプキン1によれば、エンドフラップF1において、吸収体4の長手方向前後縁部41とエンドシール部S1との間に、段差がなく、また略平坦な非シール領域Eがあるため、エンドシール部S1の剛性が緩和され、エンドシール部S1の存在に起因する装着感の悪化がない。また、エンドフラップF1におけるトップシート2と吸収体4上のトップシート2とが段差なく形成されるため、着用時にエンドフラップF1が使用者の身体に密着し、その結果、違和感や不安感、例えば、エンドフラップF1が身体に密着していないことに起因するエンドフラップF1からの漏れに対する違和感や不安感を使用者に与えることがない。
また、バックシート3が下面側(トップシート2とは反対側)に戻ろうとする張力により、トップシート2はその構成繊維がほぐれ、厚み方向に伸び、エンドフラップ部F1におけるトップシート2とバックシート3とで囲まれた空間を埋める役割を果たす。
本発明の吸収性物品は、前記実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
例えば、エンドフラップF1は、エンドフラップF1におけるトップシート2と吸収体4上のトップシート2とが段差がなく形成されると共に、更に使用者の身体側に向かって傾斜していてもよい。このような構成によれば、使用者の身体との密着性が良好となり、漏れに対する安心感が一層向上する。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキン以外に、パンティライナー、おりものシート、失禁パッド等にも適用することができる。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態である生理用ナプキンを示す平面図である。 図2は、図1に示すII−II断面図である。 図3は、図1に示す生理用ナプキンにおけるトップシートを示す図で、(a)は縦断面斜視図、(b)は(a)に示すB−B断面図である。 図4(a)〜(c)は、図1に示す生理用ナプキンにおけるエンドシール部の形成方法を順次示す断面図(図2対応図)である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 トップシート
21,31,41 長手方向前後縁部
3 バックシート
4 吸収体
5 サイド防漏部材
E 非シール領域
F1 エンドフラップ
F2 サイドフラップ
S1 エンドシール部
S2 サイドシール部

Claims (6)

  1. トップシート、バックシート及び両シート間に介在された吸収体を有する吸収性物品であって、
    前記トップシート及び前記バックシートは、前記吸収体の長手方向前後縁部からそれぞれ延出してエンドフラップを形成し、該エンドフラップには、該トップシート及び該バックシートが長手方向前後縁部において互いに接合されたエンドシール部を有しており、
    前記エンドフラップにおける前記吸収体の長手方向前後縁部と前記エンドシール部との間の領域は、前記トップシートと前記バックシートとが接合されていない非シール領域となっており、
    前記エンドフラップにおける前記バックシートは、前記トップシート側に持ち上げられており、
    前記エンドフラップにおける前記トップシートと前記吸収体上の前記トップシートとの間には段差がない吸収性物品。
  2. 前記非シール領域の長手方向長さが前記吸収体の厚みよりも大きい請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記トップシートは、面方向に伸縮性を有する請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記トップシートの長手方向の曲げ剛性が前記バックシートの長手方向の曲げ剛性よりも大きい請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記トップシートは、構成繊維の一部に潜在捲縮性繊維を用いて形成されている請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
  6. 前記トップシート及び前記バックシートは、前記吸収体の幅方向両側縁部からそれぞれ延出してサイドフラップを形成し、該サイドフラップには、該トップシート及び該バックシートが幅方向両側縁部において互いに接合されたサイドシール部を有しており、
    前記サイドフラップにおける前記吸収体の幅方向両側縁部と前記サイドシール部との間の領域は、前記トップシートと前記バックシートとが接合されていない非シール領域となっており、
    前記サイドフラップにおける前記バックシートは、前記トップシート側に持ち上げられており、
    前記サイドフラップにおける前記トップシートと前記吸収体上の前記トップシートとの間には段差がない請求項1〜5の何れかに記載の吸収性物品。


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