JP2006319593A - 通信端末および通信システムおよび基地局選択方法 - Google Patents

通信端末および通信システムおよび基地局選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 基地局と通信を行う通信端末が移動する場合に、通信する基地局を切替えるハンドオーバー処理をスムーズに行う。
【解決手段】 基地局と通信端末とは、指向性アンテナを備える。基地局は通信端末の移動方向に向かって電波を発信し、通信端末は移動方向の反対方向から基地局の発信した電波を受信する。通信端末は、各基地局が発信した電波の電界強度が強い基地局を選択し、通信する。そのため、ハンドオーバー処理を行うポイントが、従来の基地局の中間地点ではなく、新たに通信を行う基地局付近となる。したがって、ハンドオーバー処理を行う場合の基地局の発信する電波の電界強度に十分な差ができるため、スムーズにハンドオーバー処理を行うことが可能である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、無線LAN(Local Area Network)などにおけるハンドオーバー処理に関するものである。
従来の無線LANなどでは、基地局と通信端末とに備えるアンテナは、無指向性のアンテナを用いていた。そのため、基地局と通信端末とに備えるアンテナは、アンテナを中心として円状に電波を受信する受信エリアと電波を発信するサービスエリアとを有していた。したがって、従来は、2つの基地局が設置されている地点の中間地点でハンドオーバー処理を行っていた。
従来の無線LANなどにおけるハンドオーバー処理を、図を用いて説明する。図10は、従来のアンテナの受信エリアとサービスエリアとを垂直面から示す図である。また、図11は、従来のアンテナの受信エリアとサービスエリアとを水平面から示す図である。
図10と図11とにおいて、従来の通信端末700は、移動する装置に設置されている。ここでは、移動する装置として列車300を例にとって説明する。従来の通信端末700を設置した列車300は、従来の基地局A801の設置地点から従来の基地局B802の設置地点の方向へ移動する。ここで、従来の通信端末700は、電波を受信する範囲である受信エリア710を有する。また、従来の基地局A801は、サービスエリアA811を有し、従来の基地局B802は、サービスエリアB812を有する。従来の通信端末700は、従来の基地局A801の付近では、従来の基地局A801が発信した電波のみ受信するため、従来の基地局A801と通信を行っている。しかし、列車が移動することにより、従来の基地局A801が発する電波と従来の基地局B802が発する電波とを受信し、従来の基地局A801が発する電波の電界強度のレベルよりも、従来の基地局B802が発する電波の電界強度のレベルの方が強くなった場合、従来の通信端末700は、従来の基地局A801から従来の基地局B802へ通信する基地局を切替える。電波の電界強度のレベルは、概ね電波を発信した地点からの距離が遠いほど弱くなる。従来の基地局A801と従来の基地局B802と従来の通信端末700とが備えるアンテナは、無指向性アンテナであった。そのため、従来の基地局A801が発する電波の電界強度よりも、従来の基地局B802が発する電波の電界強度の方が強くなるのは、従来の基地局A801の設置地点と従来の基地局B802の設置地点との中間地点周辺である。つまり、従来は、2つの基地局が設置されている地点の中間地点周辺においてハンドオーバー処理を行っていた。
特開2004−112171号公報では、基地局の選択方法について開示している。しかし、基地局は、基地局を中心に円状にサービスエリアを設定し、通信する構成をとっている。
また、特開2002−111702号公報では、移動体とシームレスな通信を行うシステムについて開示されている。しかし、移動体通信における無線LANのシステム構成でも、基地局のアンテナは無指向性アンテナを用いアンテナを中心に円状のエリアで通信を行っている。同様に、車両に搭載する端末用アンテナも屋根上に設置し端末用アンテナを中心に円状のサービスエリアを確保している。
特開2004−112171号公報 特開2002−111702号公報
従来は、2つの基地局が設置されている地点の中間地点周辺においてハンドオーバー処理を行っていたため、2つの基地局が発する電波の電界強度のレベル差が小さかった。そのため、従来は、電界強度のレベル判定を誤り、ハンドオーバー処理を繰り返す、切り戻り現象が起きるという課題があった。
本発明にかかる通信端末は、移動する装置に備えられ、複数の基地局が発信する電波を受信して、上記複数の基地局の少なくとも1つ以上の基地局を選択し、選択した上記基地局と通信する通信端末において、基地局が発信する電波を上記装置の移動方向と反対方向の所定の範囲から受信する受信部と、上記受信部が受信した電波の強度により、通信する基地局を選択する選択部とを備えることを特徴とする。
本発明にかかる通信端末によれば、指向性アンテナを備えることにより、基地局が発する電波の電界強度のレベル差が大きくなるため、切り戻り現象を起こすことなくハンドオーバー処理を行うことが可能である。
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
実施の形態1.
まず、実施の形態1について説明する。実施の形態1では、複数の基地局200と移動する装置に備えられた通信端末100とに指向性アンテナを備えた無線通信システムにおけるアンテナの設置方法と、通信端末100が通信する基地局200を選択する動作について説明する。
初めに、図1に基づいて実施の形態1にかかる無線通信システムの機能について説明する。図1は、実施の形態1にかかる無線通信システムの機能を示す機能ブロック図である。
図1において、通信端末100は、受信部110と選択部120と端末通信部130とを備える。また、基地局200は、発信部210と基地局通信部220とを備える。ここで、基地局200は、複数設置されるものとする。
受信部110は、所定の方向および所定の範囲から複数の基地局200それぞれが発信した電波を受信する。選択部120は、受信部110が受信した電波の強度などから通信する基地局200を選択する。端末通信部130は、選択部120が選択した基地局200と通信する。発信部210は、所定の方向および所定の範囲に向かって電波を発信する。基地局通信部220は、通信端末100と通信する。ここで、所定の方向とは、例えば、通信端末100を備えた装置の移動する方向や、通信端末100を備えた装置の移動する方向と反対方向である。しかし、所定の方向は、これに限られる訳ではなく、任意に設定した方向のどの方向でも構わない。所定の範囲とは、例えば、所定の幅および所定の距離を持った範囲のことをいう。所定の幅とは、例えば、列車300が通過する位置を包含する幅や、列車300に備えられた通信端末100が通過する位置を包含する幅や、列車に備えられた通信端末100が備えた端末アンテナ170が通過する位置を包含する幅などである。また、所定の距離とは、端末アンテナ170と基地局アンテナ270とが電波を受信または発信可能な距離や、基地局アンテナ270の設置間隔や、基地局アンテナ270の設置間隔を少し上回る距離などである。
次に、図2に基づいて実施の形態1にかかる無線通信システムの通信端末100と基地局200との設置方法を説明する。図2は、実施の形態1にかかる無線通信システムの通信端末100と基地局200との設置方法を示す図である。図2においては、基地局200は1つのみ図示しているが、実際には、基地局200は複数設置される。
図2において、通信端末100は、端末アンテナ170を備えている。端末アンテナ170は、受信部110の一例である。また、通信端末100は、列車300に備えられている。一方、基地局200は、基地局アンテナ270を備えている。基地局アンテナ270は、発信部210の一例である。基地局200は、例えば、列車300の移動する線路に沿って設置される。
端末アンテナ170と基地局アンテナ270とは、指向性アンテナである。端末アンテナ170は、列車300の移動方向の反対方向に向かって所定の範囲から電波を受信する。また、基地局アンテナ270は、列車300の移動方向に向かって所定の範囲に電波を発信する。
次に、図3と図4とに基づいて実施の形態1にかかる無線通信システムの動作の概要を説明する。図3は、通信端末100の受信エリアと基地局200のサービスエリアとを垂直面から示す図である。図4は、通信端末100の受信エリアと基地局200のサービスエリアとを水平面から示す図である。ここで、図3と図4とに示す基地局A201と基地局B202とは、基地局200の一例である。受信エリアとは、通信端末100が電波を受信する範囲である。また、サービスエリアとは、基地局200が発信した電波の到達範囲である。
ここで、通信端末100と基地局200とは、図2に示したように設置され、それぞれ図2における説明と同様の方向から電波を受信し、同様の方向に向かって電波を発信しているものとする。図3と図4とに示す受信エリアとサービスエリアとについて説明する。受信エリア150は、通信端末100の受信エリアである。サービスエリア251は、基地局A201のサービスエリアである。また、サービスエリア252は、基地局B202のサービスエリアである。
図3と図4の上部は、列車移動前280の状態を示している。列車移動前280の状態では、受信エリア150は、サービスエリア251の範囲とのみ重なっている。そのため、通信端末100は、基地局A201と通信する。次に、列車300が移動し、図4の下部に示す列車移動後290の状態となった場合、受信エリア150は、サービスエリア251とサービスエリア252と重なる。ここで、通信端末100は、基地局A201と基地局B202とが発信する電波の強度などをから、基地局A201と基地局B202とのどちらと通信するかを選択する。例えば、通常は、電波が発信された位置からの距離が離れるに従い、電波の強度である電界強度のレベルが下がるため、電界強度のレベルが高い方を選択するのであれば、列車移動後290においては、基地局B202と通信することを選択する。つまり、列車移動後290に示すように、列車300が移動し、次に設置されている基地局200のサービスエリアへ入った場合に、ハンドオーバー処理が行われる。
次に、図5に基づいて実施の形態1にかかる無線通信システムの動作を詳細に説明する。図5は、実施の形態1にかかる無線通信システムの動作を表すフローチャートである。ここでは、通信端末100は、上記で示したように列車300に備えられているものとする。しかし、通信端末100は、これに限られず、列車300以外の車両や装置などに備えられていても構わない。
発信ステップS101では、複数設置されている各基地局200の発信部210は、電波を発信する。発信部210は、継続的に、または、断続的に電波を発信し続ける。発信部210は、所定の方向、所定の範囲に向かって電波を発信するが、ここでは、列車の移動方向に向かって所定の範囲に電波を発信する。
受信ステップS102では、通信端末100の受信部110は、発信部210が発信した電波を受信エリアから受信する。受信部110は、所定の方向、所定の範囲から電波を受信するが、ここでは、列車300の移動方向の反対方向に向かって所定の範囲から電波を受信する。
選択ステップS103では、通信端末100の選択部120は、受信部110が受信した電波の強度などを基準として、通信する基地局200を選択する。ここでは、選択部120は、電波が強い基地局200を選択する。電波が強いとは、受信部110が受信した電波の電界強度のレベルが高いことなどである。
通信ステップS104では、通信端末100の端末通信部130と、選択部120が選択した基地局200の基地局通信部220とは、通信を行う。
一方、受信部110と選択部120とは、受信ステップS102と選択ステップS103とを繰り返す。選択ステップS103において、通信中の基地局200と異なる基地局200を選択した場合にハンドオーバー処理が行われる。
上述したように、通信端末100と基地局200とに指向性アンテナを用いることによって、ハンドオーバー処理を行う位置が従来と異なっている。ハンドオーバー処理を行う前に通信していた基地局200を切替前の基地局200とし、ハンドオーバー処理を行った後に通信する基地局200を切替後の基地局200とした場合、従来は、切替前の基地局200と切替後の基地局200との中間地点付近において、ハンドオーバー処理を行っていた。それに対して、実施の形態1に示した無線通信システムでは、切替後の基地局200の付近においてハンドオーバー処理を行う。
図6に基づいて、実施の形態1における効果について説明する。図6は、従来のハンドオーバー処理を行う場合の電界強度と実施の形態1における無線通信システムのハンドオーバー処理を行う場合の電界強度とを示した図である。ここでは、通常通り、電界強度のレベルは、基地局200からの距離が離れる程弱くなるとする。
図6において、従来の処理500は、基地局A201の位置と基地局B202の位置との中間地点付近において、ハンドオーバー処理を行うハンドオーバーポイントがある。従来の処理500のハンドオーバーポイントでは、基地局Aの電界強度261と基地局Bの電界強度262とのレベルにほとんど差がない。一方、実施の形態1にかかる無線通信システムの処理方式(新方式での処理550)では、基地局B202の位置付近にハンドオーバーポイントがある。新方式での処理550のハンドオーバーポイントでは、基地局Aの電界強度261と基地局Bの電界強度262とのレベルが大きく異なる。
従来は、ハンドオーバーポイントにおいて、切替前の基地局200と切替後の基地局200との電界強度のレベル差が小さいため、地面や建物による反射波などの影響により電界強度のレベルが変動すると、切り戻し現象が発生してしまうという課題があった。しかし、上述した方法によれば、ハンドオーバーポイントにおいて、切替前の基地局200と切替後の基地局200との電界強度のレベル差が十分に大きくなるため、上記の課題を解決することが可能である。
つまり、実施の形態1にかかる無線通信システムの処理では、列車300が切替前の基地局200から離れ電界強度のレベルが下がり、一方で、列車300が切替後の基地局200に近づき電界強度のレベルが上がった時点でハンドオーバー処理を行う。そのため、実施の形態1にかかる無線通信システムの処理では、電界強度のレベルに十分な差があるため、確実にハンドオーバー処理を行うことが可能である。
つまり、実施の形態1は、基地局200は指向性アンテナを用い、列車の進行方向に対して最後尾に向けて電波を放射させる。列車に搭載した端末のアンテナは最後尾に設置し、後ろ向きに指向性アンテナで放射させる構成を用いる。列車が移動し基地局A201から遠く離れサービスエリアが通信端末100の受信エリアと交わらなくなった時点、つまり電界強度が減衰した時点(基地局B202付近)で、基地局B202へのハンドオーバーを行う構成とする。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、複数の方向に向かって通信端末100を備えた装置が移動する場合の無線通信システムについて説明する。
初めに、実施の形態2にかかる無線通信システムの機能について説明する。実施の形態2にかかる無線通信システムの構成は、図1に示す実施の形態1の無線通信システムと同様である。そのため、ここでは、実施の形態1との機能の相違点のみを説明する。
受信部110は、電波を受信する方向によって、異なる周波数の電波を受信する。発信部210は、発信する方向によって、異なる周波数の電波を発信する。ここでは、受信部110が電波を受信する方向と発信部210が電波を発信する方向とが対向する場合、受信部110が受信する電波と発信部210が発信する電波とは同じ周波数であるとする。実施の形態1で説明した無線通信システムのように、受信部110が移動方向の反対方向から電波を受信し、発信部210が移動方向に向かって電波を発信する場合には、受信部110の電波を受信する方向と発信部210が電波を発信する方向とは対向する。したがって、この場合には、受信部110は、発信部210が発信した電波を受信することが可能である。
次に、図7に基づいて通信端末100を備えた装置が複数の方向に移動する場合の無線通信システムにおけるアンテナの設置方法について説明する。図7は、通信端末100を備えた装置が2つの方向に向かって移動する場合の無線通信システムの受信エリアとサービスエリアとを水平面から表した図である。
図7において、各基地局200は、A方向とB方向との2つの方向へ向かって電波を発信する。基地局A201は、A方向のサービスエリア251AとB方向のサービスエリア251Bとを持つ。基地局B202は、A方向のサービスエリア252AとB方向のサービスエリア252Bとを持つ。基地局C203は、B方向のサービスエリア253Bと図示していないA方向のサービスエリア253Aとを持つ。A方向とは、列車300Aの移動方向であり、B方向とは、列車300Bの移動方向である。ここで、移動方向とは、厳密に移動方向と同一でなくても構わない。例えば、図7においてB方向のサービスエリアは、B方向に向かって少し左を向いている。
通信端末100は列車300Aと列車300Bとに備えられている。通信端末100は、実施の形態1と同様に列車300の移動方向と反対方向から電波を受信する。言い換えると、列車300Aが備えた通信端末100は、A方向と反対方向から電波を受信する。また、列車300Bが備えた通信端末100は、B方向と反対方向から電波を受信する。列車300Aが備えた通信端末100は、受信エリア150Aを持つ。また、列車300Bが備えた通信端末100は、受信エリア150Bを持つ。上記と同様に、移動方向と反対方向についても、厳密に移動方向と反対方向と同一でなくても構わない。例えば、図7において列車300Bが備えた通信端末100の受信エリア150Bは、B方向と反対方向に向かって少し左を向いている。
ここで、各基地局200がA方向に発信する電波の周波数と、A方向に移動する列車300Aが備えた通信端末100が受信する電波の周波数とは、同じである。同様に、各基地局200がB方向に発信する電波の周波数と、B方向に移動する列車300Bが備えた通信端末100が受信する電波の周波数とは、同じである。
上記のように通信端末100の受信する電波と、基地局200の発信する電波との周波数を移動方向によって変えることで、複数の移動方向へ移動する装置に備えられた通信端末100でも実施の形態1と同様の効果を発揮することが可能である。
図8は、通信端末100を備えた装置が2つの方向に移動する場合の無線通信システムのサービスエリアを水平面から表す、図7と異なる基地局200の設置例を示した図である。図8では、基地局200を移動方向毎に分けて設置している。このため、基地局200は、電波の発信する方向毎に周波数を切替えして発信できる必要はなく、設置後は、同一の周波数のみを発信できればよい。
また、基地局200を設置する位置は、図示した位置に限られるわけではない。例えば、図7において、列車300Aと列車300Bとが移動する線路の間の位置に設置しても構わない。
つまり、実施の形態2では、上り、下り複線の軌道を走行する列車300Aと列車300Bとに対して、1基地局200に対して2台のアンテナを設置し異なった周波数を用いて通信させる。上りと下り列車300Aと列車300Bとの通信で干渉を起こさないように、基地局200からは、例えば、F1とF2の周波数が異なる2波をアンテナの向きを概ね180度反対方向に放射し、上り列車300Aに対してはF2の周波数を、下り列車300BにはF1の周波数を用いて通信する。基地局200からF1上り列車300AはF1周波数を送受信する通信端末100を搭載し、基地局A201のサービスエリアで通信し、ハンドオーバー後に基地局B202サービスエリアで送受信する。図8のように基地局200のアンテナだけを上り線と下り線に分離して設置する構成もある。
また、実施の形態1と実施の形態2とでは、いずれも通信端末100を備える移動する装置として、列車300を例に取って説明した。しかし、通信端末100を備える移動する装置は、これに限られるわけではない。例えば、通信端末100は、車などに備えられていても構わない。通信端末100が車に備えられている場合には、列車300の線路に当たるものを高速道路や幹線道路などの道路とすることで、実施の形態1と実施の形態2とをそのまま応用することが可能である。また、列車300や車などの車両に限らず、船や飛行機、工場などのベルトコンベアに設置される装置などが備えていても構わない。また、通信端末100を携帯電話などとすることで、人が携帯して移動する場合に応用することも可能である。
実施の形態1と実施の形態2とでは、上述したように、ハンドオーバー処理がスムーズに行える。そのため、実施の形態1と実施の形態2とでは、例えば、列車内で電子広告やニュース、行き先案内など大容量のデータを地上から送信することが可能になる。また、事故時などにカメラで撮影した画像データを列車から地上への送信できることで、サービス機能の増大や情報伝達を迅速に実施することができる。
図9は、実施の形態における通信端末100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図9において、通信端末100は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)911を備えている。CPU911は、バス912を介してROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、LCD(Liquid Crystal Display)表示装置901、タッチパネル902、マウス903、磁気ディスク装置920と接続されている。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920は、不揮発性メモリの一例である。
通信ボード915は、無線アンテナ943等に接続されている。
また、例えば、通信ボード915などは、受信部110の一例である。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム(OS)921、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923は、CPU911、OS921、により実行される。
上記プログラム群923には、上述した実施の形態の説明において「〜部」として説明した機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、上述した実施の形態の説明において、「〜の選択」として説明したものが、「〜ファイル」として記憶されている。
また、上述した実施の形態の説明において説明したフローチャートの矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体に記録される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
また、上述した実施の形態の説明において「〜部」として説明したものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、ハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
また、上述した実施の形態を実施するプログラムは、また、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体による記録装置を用いて記憶されても構わない。
図9は、通信端末100と同様に基地局200についてのハードウェア構成の一例を示す図でもある。
実施の形態1にかかる無線通信システムの機能を示す機能ブロック図である。 実施の形態1にかかる無線通信システムの通信端末100と基地局200との設置方法を示す図である。 通信端末100の受信エリアと基地局200とのサービスエリアを垂直面から示す図である。 通信端末100の受信エリアと基地局200とのサービスエリアを水平面から示す図である。 実施の形態1にかかる無線通信システムの動作を表すフローチャートである。 従来のハンドオーバー処理を行う場合の電界強度と実施の形態1における無線通信システムのハンドオーバー処理を行う場合の電界強度とを示した図である。 通信端末100を備えた装置が2つの方向に向かって移動する場合の無線通信システムの受信エリアとサービスエリアとを水平面から表した図である。 通信端末100を備えた装置が2つの方向に移動する場合の無線通信システムの受信エリアとサービスエリアとを水平面から表す、図7と異なる基地局の設置例を示した図である。 実施の形態における通信端末100のハードウェア構成の一例を示す図である。 従来のアンテナの受信エリアとサービスエリアとを垂直面から示す図である。 従来のアンテナの受信エリアとサービスエリアとを水平面から示す図である。
符号の説明
100 通信端末、110 受信部、120 選択部、130 端末通信部、150 受信エリア、170 端末アンテナ、200 基地局、201 基地局A、202 基地局B、210 発信部、220 基地局通信部、251 A方向のサービスエリア、252 B方向のサービスエリア、261 基地局Aの電界強度、262 基地局Bの電界強度、270 基地局アンテナ、300 列車、500 従来の処理、550 新方式での処理、700 従来の通信端末、710 従来の受信エリア、801 従来の基地局A、802 従来の基地局B、811 従来のサービスエリアA、812 従来のサービスエリアB、901 LCD、902 タッチパネル、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群、931 電話器、932 FAX機、940 インターネット、941 ゲートウェイ、942 LAN。

Claims (7)

  1. 移動する装置に備えられ、複数の基地局が発信する電波を受信して、上記複数の基地局の少なくとも1つ以上の基地局を選択し、選択した上記基地局と通信する通信端末において、
    基地局が発信する電波を上記装置の移動方向と反対方向の所定の範囲から受信する受信部と、
    上記受信部が受信した電波の強度により、通信する基地局を選択する選択部と
    を備えることを特徴とする通信端末。
  2. 上記受信部は、電波を受信する方向によって異なる周波数の電波を受信することを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  3. 複数の基地局と、移動する装置に備えられ、上記複数の基地局の少なくとも1つ以上の基地局を選択し、選択した上記基地局と通信する通信端末とを有する通信システムにおいて、
    上記複数の基地局それぞれは、
    上記装置の移動方向へ向かって所定の範囲に上記端末と通信するための電波を発信する発信部を備え、
    上記通信端末は、
    上記発信部が発信する電波を上記装置の移動方向と反対方向の所定の範囲から受信する受信部と、
    上記受信部が受信した電波の強度により、通信する基地局を選択する選択部と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  4. 上記発信部は、電波を発信する方向によって異なる周波数の電波を発信し、
    上記受信部は、電波を受信する方向によって異なる周波数の電波を受信することを特徴とする請求項3記載の通信システム。
  5. 上記受信部は、上記発信部が電波を発信する方向と上記受信部が電波を受信する方向とが対向する場合、上記発信部が発信する電波の周波数と同一の周波数の電波を受信することを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 移動する装置に備えられ、複数の基地局が発信する電波を受信して、上記複数の基地局の少なくとも1つ以上の基地局を選択し、選択した上記基地局と通信する通信端末の基地局選択方法において、
    基地局が発信する電波を上記装置の移動方向と反対方向の所定の範囲から受信する受信ステップと、
    上記受信ステップで受信した電波の強度により、通信する基地局を選択する選択ステップと
    を備えることを特徴とする基地局選択方法。
  7. 複数の基地局と、移動する装置に備えられ、上記複数の基地局の少なくとも1つ以上の基地局を選択し、選択した上記基地局と通信する通信端末とを有する通信システムの基地局選択方法において、
    上記複数の基地局それぞれは、
    上記装置の移動方向へ向かって所定の範囲に上記端末と通信するための電波を発信する発信ステップを備え、
    上記通信端末は、
    上記発信ステップで発信する電波を上記装置の移動方向と反対方向の所定の範囲から受信する受信ステップと、
    上記受信ステップが受信した電波の強度により、通信する基地局を選択する選択ステップと
    を備えることを特徴とする基地局選択方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009246860A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsubishi Electric Corp 無線通信システムおよびアクセスポイント制御装置
JP2015139168A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 三菱電機株式会社 移動局、通信装置、移動体通信システム
JPWO2015002023A1 (ja) * 2013-07-02 2017-02-23 株式会社テクトム 車載器、その制御方法および制御プログラム

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