JP2006319486A - 交換機及びそれに用いるデータ分配処理方法 - Google Patents

交換機及びそれに用いるデータ分配処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 1回線に集中してデータが入力された場合においてもデータ量を各回線へ分散することが可能な交換機を提供する。
【解決手段】 本発明の交換機は、入力インタフェース部の物理回線に対して入力されてくるデータのデコードを行うヘッダデコード部(#1〜#n)11−1〜11−nと、データを物理回線毎に蓄積するメモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nと、そのメモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nに対するデータの読み書きを制御するメモリ制御部14と、メモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nから読出されたデータを各回線に分配するための分配スイッチ部15とを備え、セルデータが1回線に集中しないようにセルデータの分散を行っている。
【選択図】 図1

Description

本発明は交換機及びそれに用いるデータ分配処理方法に関し、特にATM(Asynchronous Transfer Mode)交換機に入力されるデータレートを調整する方法に関する。
従来、ATM交換機においては、図6に示すように、n回線の入力101〜10nを有し、各回線毎に入力される非同期のセル(データの最小単位:1セル=53Byte)データを受信している。その入力されたセルデータに対しては、ATM交換機内部のシステムクロックと同期をとるために、回線毎のメモリ21−1〜21−nにてクロックの乗せ替えが行われている。
メモリ21−1〜21−nからの読出しは、セルデータ処理部22−1〜22−nによって行われる。これによって、非同期で入力されたセルデータは回線間で同期がとられた形で出力される。
セルデータ処理部22−1〜22−nによって処理されたn回線分の信号121〜12nは、多重を行うMUX(multiplexer:多重)部23へ入力され、n回線分のセルデータの多重が行われる。多重されたセルデータはセルのスイッチングを行うATMスイッチ(SW)24へ送られ、セルデータがスイッチングされる。
これまでの技術では、データレートを調整する方法としてデータのヘッダ(上位5Byteの部分)を参照し、行先毎またはサービスクラス毎にシェーピングをかける方法がある(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平11−98142号公報 特開平6−46076号公報
上述した従来の技術では、物理回線から入力されてきたデータに対してサービスクラス毎のデータレートの調整を行っているので、ある決められた容量の中でしか制御がされておらず、ある1回線のデータレートを超えてしまうようなレートのデータが考慮されていない。
つまり、従来の図6に示す回路構成では、入力されたセルデータが入力回線と同じ回線(回線101のデータは回線111を経由して回線121、回線102のデータは回線112を経由して回線122等)へ出力されているため、セルデータがある回線に集中してしまった場合、その回線だけに負荷をかけてしまい、オーバフローを招くことにもなり、また回線容量以上のデータは処理が不可能になっている。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、1回線に集中してデータが入力された場合においてもデータ量を各回線へ分散することができる交換機及びそれに用いるデータ分配処理方法を提供することにある。
本発明による交換機は、各々に非同期のセルが入力される複数の物理回線と、前記複数の物理回線から受信したデータのクロックの乗せ替えを行う複数の処理手段と、前記複数の処理手段で処理されたセルデータを多重する多重手段と、前記多重手段で多重されたセルデータのスイッチングを行うスイッチング手段とを含む交換機であって、
前記複数の物理回線毎に受信したデータを蓄積する複数のメモリ手段と、前記複数のメモリ手段に対する前記データの読み書きを制御するメモリ制御手段と、前記複数のメモリ手段から読出されたデータを前記複数の処理手段に分配する分配スイッチ手段とを備えている。
本発明によるデータ分配処理方法は、各々に非同期のセルが入力される複数の物理回線と、前記複数の物理回線から受信したデータのクロックの乗せ替えを行う複数の処理手段と、前記複数の処理手段で処理されたセルデータを多重する多重手段と、前記多重手段で多重されたセルデータのスイッチングを行うスイッチング手段とを含む交換機に用いられるデータ分配処理方法であって、前記複数の物理回線毎に受信したデータを蓄積する複数のメモリ手段に対する前記データの読み書きをメモリ制御手段にて制御し、前記複数のメモリ手段から読出されたデータを分配スイッチ手段にて前記複数の処理手段に分配している。
すなわち、本発明の交換機は、入力インタフェース部の物理回線に対して入力されてくるデータのデコードを行うデコード部と、データを物理回線毎に蓄積するメモリ部と、そのメモリ部に対するデータの読み書きを制御するメモリ制御部と、メモリ部から読出されたデータを各回線に分配するための分配スイッチ部とを備えている。
これによって、本発明の交換機では、セルデータが1回線に集中しないようにセルデータの分散を行い、ATM(Asynchronous Transfer Mode)交換機内の回線の負荷を軽減し、さらに一回線当たりの最大データレートをオーバして入力されるようなインタフェースとなった場合においても、入力されるデータを分散することによって輻輳を回避させ、かつ交換機全体の処理能力を最大限活用することが可能となる。
したがって、本発明の交換機では、上記の構成を既存のATM交換機の入力側に接続することで、既存のATM交換機においても1回線で処理可能なデータレートを超えたデータ量を処理することが可能となる。
つまり、本発明の交換機では、1回線に集中してデータが入力された場合においても、データ量を各回線へ分散することが可能となり、交換機内部における特定の回線への負荷の集中を避けることが可能になるとともに、輻輳も回避することが可能となる。
また、本発明の交換機では、物理層のインタフェースフォーマットを変更し、入力側のクロックレートを受信側の交換機の回線のクロックレートよりも高くするといった使用方法であった場合においても、交換機の全回線の総データレート以内であれば、1回線あたりの送信データレートを受信側交換機の能力よりも高くすることが可能となる。
具体的に説明すると、本発明の交換機では、交換機内部における各回線の最大処理レートがm[bps]、n回線で処理できるトータルデータレートがm×n[bps]となる場合、交換機入力回線のトータルデータレートがm×n[bps]以内であれば、ある回線でm[bps]以上のデータレートで入力されたとしても、別回線へデータを分配することによって、セルが損失することなく、処理することが可能となる。尚、分配スイッチ以降のインタフェースを既存のインタフェースとすれば、規格を変更することなく、既存の装置が使用可能となる。
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、1回線に集中してデータが入力された場合においてもデータ量を各回線へ分散することができる
という効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による交換機の構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による交換機はヘッダデコード部(#1〜#n)11−1〜11−nと、受信カウンタ部(#1〜#n)12−1〜12−nと、メモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nと、メモリ制御部14と、分配スイッチ部15と、送信カウンタ部16と、FIFO(First In First Out)メモリ部(#1〜#n)17−1〜17−nと、セルデータ処理部(#1〜#n)18−1〜18−nと、MUX(multiplexer:多重)部19と、ATM(Asynchronous Transfer Mode)スイッチ20とから構成されている。
図2は本発明の一実施例で用いるセルデータの構成を示す図であり、図3は本発明の一実施例における1回線分の受信カウンタ部及びヘッダデコード部の構成を示すブロック図であり、図4は本発明の一実施例におけるメモリ制御部の構成を示すブロック図であり、図5は本発明の一実施例におけるデータの流れを示す図である。これら図1〜図5を参照して本発明の一実施例におけるデータの流れについて説明する。
ヘッダデコード部(#1〜#n)11−1〜11−n及びメモリ制御部14では、入力されてきたデータをそれに付随するデータイネーブルと受信カウンタ部(#1〜#n)12−1〜12−n、もしくはデータの先頭が識別可能な信号と受信カウンタ部(#1〜#n)12−1〜12−n等によって、データが入力されてきたことを認識し、データの最小単位である1セル(53Byte)を認識する。
入力されてくるデータの一例を図2に示す。図2においてはATM標準インタフェース規格であるUTOPIA(Universal Test & OPerations Interface for ATM) Level1のセルフォーマットを示している。つまり、入力データはVPI(Vertual Path Indentifier)、VCI(Vertual Channnel Indentifier)、PT(Payload Type)、CLP(Cell Loss Priority)、HEC(Header Error Check)、48Byte Cell Payloadから構成されている。
この入力データは、まず最初に回線毎に設けられたヘッダデコード部(#1〜#n)11−1〜11−nによってデータの先頭から4Byteまでがデコードされ、有効データであるか無効データ(Unassigned Cell/空きセル/Idle cell)であるかが判定される。
ヘッダデコード部(#1〜#n)11−1〜11−nは、図3に示すように、シフトレジスタ群11a(シフトレジスタ11a−1〜11a−4)で構成され、受信するデータのクロックで1クロックずつ入力データをシフトする。先頭から4byteまでシフトされた時点で、図2に示すようなVPI/VCI(バーチャルチャネル/バーチャルパス)部を抜き出す。これによって、ヘッダデコード部(#1〜#n)11−1〜11−nは、VPI/VCIを認識する。
無効データとは、図2に示すセルデータの構成の内、VPI/VCI部が両方共に「0」であるデータを示す。ここで、無効データと判定された場合には、メモリ制御部14によって回線毎に設けられたメモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nへの書込みが行われず、有効データと判定された場合には書込みが行われる。
メモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nに書込まれたデータは、メモリ制御部14によってメモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nからそれぞれ1セル単位で、ラウンドロビン(Round Robin)方式(データの最小単位で各メモリから順番に読出しを行う方式)によって読出しが行われる。1セル単位は送信カウンタ16によってメモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nから読出されたデータを読出しクロック毎にカウントすることによって認識する。読出しに関しては、回線クロックレートのn倍(回線数が仮に「4」である場合には4倍)のレートのクロックによって読出さられる。
読出されたデータはメモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nから分配スイッチ部15に送信される。分配スイッチ部15では回線毎のFIFOメモリ部(#1〜#n)17−1〜17−nに対して、メモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nから読出したクロックと同一のクロックで書込む処理が行われ、また書込んだ後に元の回線クロックで読出しが行われるといった各回線へのデータの再分配処理が行われる。
FIFOメモリ部(#1〜#n)17−1〜17−nから出力されたデータは、従来の構成と同様に、セルデータ処理部(#1〜#n)18−1〜18−nで処理が行われ、MUX部19で多重された後、ATMスイッチ20でスイッチングされる。
ヘッダデコード部(#1〜#n)11−1〜11−nでは、データに付随するデータイネーブルと受信カウンタ部(#1〜#n)12−1〜12−n、もしくはデータの先頭が識別可能な信号と受信カウンタ部(#1〜#n)12−1〜12−n等によって、データの先頭から4Byteが認識される。
データイネーブルもしくはデータの先頭を識別する信号を受信した時、受信カウンタ部(#1〜#n)12−1〜12−nが受信しているクロック毎にカウントを開始する。このカウント値によって、図2に示すVPI/VCIの位置を認識することができ、このVPI/VCIの値が両方共に「0」である場合、このデータが無効データとして識別される。
無効データとして識別されると、メモリ制御部14に対してはこのデータ(1セル)をメモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nに書込まないように指示が出される。逆に、VPI/VCIがどちらか一方でも「0」以外であった場合には、メモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nに対して書込みを行うように指示が出される。
ヘッダデコード部(#1〜#n)11−1〜11−n及び受信カウンタ部(#1〜#n)12−1〜12−nについて図3を参照して説明する。図3においては、1つの例として、UTOPIA Level1フォーマット(ATM標準インタフェース規格)でのセルフォーマット(図2参照)の場合におけるヘッダデコード方法を示している。
入力されてくるデータは、シフトレジスタ11a−1〜11a−4に入力される。このシフトレジスタ11a−1〜11a−4では1Byte毎(1クロック毎)にデータをシフトする。受信カウンタ部12ではデータの先頭を示すパルスをトリガにカウントを開始し、このカウント値を基にシフトレジスタ11a−1〜11a−4に先頭から4Byteまで格納されたことを認識する。
これによって、VPI/VCIがどのレジスタに格納されているかが判るため、図2で示したVPI/VCI部の値をVPI/VCI識別部11bで抜き出す。ここで、VPI/VCIが共に「0」であった場合、VPI/VCI識別部11bで無効データと判定し、メモリ制御部14への書込み指示信号をDisableとする。VPI/VCIのどちらか一方でも「0」以外の場合には、メモリ制御部14への書込み指示信号をEnableとする。
上記の処理が行われた後、ヘッダデコード部(#1〜#n)11−1〜11−nから指示を受けたメモリ制御部14では、その指示通りにメモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nへの書込みを実施し、または書込みを実施しない動作を行う。
メモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nにはメモリ制御部14内で優先順位を設け、ある回線用のメモリ(#n)に1セル書込みを行うと、読出しは最初に1セル書込まれたメモリ(#n)から順に1セルずつ行い、次の優先順位のメモリに1セル以上書込まれている場合にはそのメモリを読出しに行く。ここでの読出しクロックは、元々の回線で使用されているクロックのn倍である。また、ある回線用のメモリ(#n)にだけ書込みが行われているような場合、その他のメモリには1セル以上のデータがないことになるので、メモリ(#n)から連続して読出すことになる。
優先順位というのは、回線毎に設けるメモリ(#1)〜(#n)全てに1セル以上書込まれている場合において、どのメモリから読出しを開始するかどうかを設計時に決めておくことを示す。さらに、読出す順は常に一番高い優先順位のものからとするが、読出すデータがない場合には次の順位のものから読出す。このように、順番に1セルずつ読出していき、一番低い順位までいったら、また一番高い順位のものからとする。優先順位の決め方には特に定義はなく、設計時に任意に決めるものとする。
メモリ制御部14の動作について説明する。メモリ制御部14の構成を図4に示す。書込み制御信号生成部141−1〜141−nにてメモリに書込まれたセル数を、メモリ(#1〜#n)用カウンタ部143−1〜143−nにてカウントする。この値を基に、読出し制御信号生成部142−1〜142−nにて蓄積数を監視する。ここで、1セル以上蓄積されたことを認識すると、書込み制御信号生成部141−1〜141−nはフラグ監視/読出しトリガ生成部144に読出し可を示すフラグを出力する。
この時、フラグ監視/読出しトリガ生成部144では、フラグが立っているメモリの内、内部で定義してある優先順位の高いメモリから読出しを開始させるトリガ信号を読出し制御信号生成部142−1〜142−nへ出力する。読出し制御信号生成部142−1〜142−nはこのトリガ信号を受け、1セルの読出しを開始する。
1セルの読出しが完了すると、読出し制御信号生成部142−1〜142−nはフラグ監視/読出しトリガ生成部144に読出し完了フラグを返す。これを受けて、フラグ監視/読出しトリガ生成部144はこのメモリより低い順位に定義してあるメモリの読出し可フラグが立っているかどうかを確認する。一番低い順位のメモリまでフラグが立っていない場合には、一番高い順位のメモリのフラグから現在読出し終わったメモリのフラグまで確認する。
全てのフラグが立っていない場合、フラグ監視/読出しトリガ生成部144は読出すデータがないと判断し、読出し動作を止める。仮に、上記の通り、順番にフラグが立っているかどうかを確認した時にフラグが立っている箇所があれば、フラグ監視/読出しトリガ生成部144はその該当メモリに対する読出し制御信号生成部142−1〜142−nへ読出しトリガを出力する。
その後、メモリ制御部14では上記の動作を繰り返し行う。尚、読出し後に、次に読出し可能なメモリを探すフラグ確認動作は、時系列で行わずに、1クロックで行うものとする。
例えば、4回線あった場合の動作について説明する。動作説明のため、仮に、
・優先順位はメモリ(#1)、メモリ(#2)、メモリ(#3)、メモリ(#4)の順とする
・メモリ(#2)とメモリ(#4)とに同時にデータが蓄積
・メモリ(#2)の読出し中に、メモリ(#1)に対してデータが1セル以上蓄積される
・読出された後、データは空
という条件を前提条件とする。
この場合、最初にメモリ(#2)とメモリ(#4)とに対して読出し可のフラグが立つことになるため、優先順位が高いメモリ(#2)から先に読出すことになる。読出しの途中で、メモリ(#1)にデータが1セル以上蓄積されたので、メモリ(#1)に対する読出し可のフラグが内部で生成されるが、メモリ(#2)から1セル読出しが完了すると、次の動作はこれより低い順位のメモリに対し、読出し可のフラグが立っていないかどうか見に行く。
ここで、メモリ(#4)に対して読出し可のフラグが立っていることが分かるため、メモリ(#4)から1セル読出しを開始する。メモリ(#4)から1セル読出した後、このメモリよりも優先順位が低いメモリがないため、一番優先順位の高いメモリ(#1)から順にフラグの有り無しを確認することになる。
この時、メモリ(#1)に対するフラグが立っていることが分かるため、メモリ(#1)からの読出しを開始する。メモリ(#1)から1セル読出しが完了すると、それより低い順位のメモリ(#2)から順にフラグの有り無しを確認する。
ここで、メモリ(#2)、メモリ(#3)、メモリ(#4)とフラグを確認し、どこにもフラグが立っていないことが分かると、またメモリ(#1)、メモリ(#2)、メモリ(#3)、メモリ(#4)の順でフラグの確認を行い、どこにもフラグが立っていないことが分かるると、読出し動作を停止する。
次に、メモリから読出された後の処理について説明する。メモリ部(#1〜#n)13−1〜13−nから読出したデータは、セルの先頭を示す信号を付加して分配スイッチ部15へ送信される。分配スイッチ部15では、そのセルの先頭を示す信号から53Byte分をある回線のFIFOメモリ(#n)へ出力する。
ある回線のFIFOメモリ(#n)へ1セル書込みが行われると、分配スイッチ部15に入力されてくる次の1セルはその次の回線のFIFOメモリ(#n+1)へ書込まれる。最後の回線のFIFOメモリに書込みが行われると、次に書込まれるFIFOメモリは一番最初の回線のFIFOメモリ(#1)に書込みが行われる。上記のように、1セル単位で書込みを行うFIFOメモリを切替えていくことによって、1セル単位で各回線にデータの分配が行われるようになる。
読出しに関しては、ある回線のFIFOメモリ(#n)へデータの書込みが開始されると、その直後にFIFOメモリ(#n)から元の回線のクロックレートでデータの読出しを開始する。読出しはFIFOメモリ(#n)にデータがなくなるまで行われる。この読出したデータには、データイネーブルもしくはデータの先頭を示す信号が付加されて交換機へと送信され、交換機によってセルデータのスイッチングが行われる。
動作例として、回線数が「4」である場合のデータの流れを図5に示す。図5においては、入力されてきたデータが一旦メモリに蓄積され、1セルずつ順番に読出され、分配スイッチ部15によって各回線へ再分配されている様子を表している。
この場合、データ量は回線#1が一番多く(一番負荷がかかっている)、回線#3が一番少ない状態となっている。最初の入力では、メモリ(#1)〜(#3)までは1セル目が有効データ(1A、1B、1C)であり、同時に入力されている。メモリ(#4)への最初の入力は無効セル(UC=VPI/VCI共に「0」)となっているため、廃棄される。
これらのデータがメモリ(#1)〜(#3)に1セル蓄積されると、優先順位の関係からメモリ(#1)のデータがまず読出される。その後、メモリ(#2)、メモリ(#3)のデータが1セルずつ順に読出されている。メモリ(#4)に1セル以上のデータが蓄積されていれば、次はメモリ(#4)のデータを読出すことになるが、この例では1セル目を廃棄しているため、読出すデータが蓄積されていない。このため、2セル目が入力されてくるまで待つことになる。
2セル目の入力はメモリ(#1)及びメモリ(#4)のみ有効データであり、その他は無効データとなっている。この時の動作としては、最初に優先順位が高いメモリ(#1)からデータを読出し、その次の順位であるメモリ(#2)、さらにメモリ(#3)にデータがないことによって、次は有効データがあるメモリ(#4)からデータが読出される。
上記のように、順番に読出されたデータが時系列で分配スイッチ部15に送られ、分配スイッチ部15では送られてきた順に1セルずつ各回線へ再分配を行っている。この動作によって、入力されてきた時点で回線使用率に違いがあったものが(この例では回線1=4セル/回線2=3セル/回線3=1セル/回線4=3セル)、分配スイッチ部15の出力では均等になっている(各回線=3セル)。これによって、本実施例では、各回線へ負荷が分散されたことになる。
このように、本実施例では、一回線に集中してデータが入力された場合においてもデータ量を各回線へ分散することが可能となり、交換機内部における特定の回線への負荷の集中を避けることが可能となり、輻輳も回避することができる。
また、本実施例では、物理層のインタフェースフォーマットを変更し、入力側のクロックレートを受信側の交換機の回線のクロックレートよりも高くするといった使用方法であった場合においても、交換機の全回線の総データレート以内であれば、1回線あたりの送信データレートを受信側交換機の能力よりも高くすることが可能となる。
具体的には、交換機内部における各回線の最大処理レートがm[bps]、n回線で処理できるトータルデータレートがm×n[bps]となる場合、交換機入力回線のトータルデータレートがm×n[bps]以内であれば、ある回線でm[bps]以上のデータレートで入力されたとしても、別回線へデータを分配することによって、セルの損失を招くことなく、処理を行うことが可能となる。尚、分配スイッチ部15以降のインタフェースを既存のインタフェースとすれば、規格を変更することなく、既存の装置が使用可能となる。
本発明の一実施例による交換機の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例で用いるセルデータの構成を示す図である。 本発明の一実施例における1回線分の受信カウンタ部及びヘッダデコード部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例におけるメモリ制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例におけるデータの流れを示す図である。 従来の交換機の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11−1〜11−n ヘッダデコード部(#1〜#n)
11a シフトレジスタ群
11a−1〜11a−4 シフトレジスタ
11b VPI/VCI識別部
12,12−1〜12−n 受信カウンタ部(#1〜#n)
13−1〜13−n メモリ部(#1〜#n)
14 メモリ制御部
15 分配スイッチ部
16 送信カウンタ部
17−1〜17−n FIFOメモリ部(#1〜#n)
18−1〜18−n セルデータ処理部(#1〜#n)
19 MUX部
20 ATMスイッチ
141−1〜141−n 書込み制御信号生成部
142−1〜142−n 読出し制御信号生成部
143−1〜143−n メモリ(#1〜#n)用カウンタ部
144 フラグ監視/読出しトリガ生成部

Claims (10)

  1. 各々に非同期のセルが入力される複数の物理回線と、前記複数の物理回線から受信したデータのクロックの乗せ替えを行う複数の処理手段と、前記複数の処理手段で処理されたセルデータを多重する多重手段と、前記多重手段で多重されたセルデータのスイッチングを行うスイッチング手段とを含む交換機であって、
    前記複数の物理回線毎に受信したデータを蓄積する複数のメモリ手段と、前記複数のメモリ手段に対する前記データの読み書きを制御するメモリ制御手段と、前記複数のメモリ手段から読出されたデータを前記複数の処理手段に分配する分配スイッチ手段とを有することを特徴とする交換機。
  2. 前記複数の物理回線から受信したデータのデコードを行って当該データが有効データであるか無効データであるかを判定する判定手段を含み、
    前記メモリ制御手段は、前記判定手段の判定結果を基に前記複数の物理回線から受信したデータの前記複数のメモリ手段各々への書込みを制御することを特徴とする請求項1記載の交換機。
  3. 前記メモリ制御手段は、最初に前記データが書込まれたメモリ手段から順に当該データの読出しを行うように制御することを特徴とする請求項2記載の交換機。
  4. 前記メモリ制御手段は、ラウンドロビン方式にて前記複数のメモリ手段からの読出しを行うように制御することを特徴とする請求項3記載の交換機。
  5. ATM(Asynchronous Transfer Mode)交換機であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載の交換機。
  6. 各々に非同期のセルが入力される複数の物理回線と、前記複数の物理回線から受信したデータのクロックの乗せ替えを行う複数の処理手段と、前記複数の処理手段で処理されたセルデータを多重する多重手段と、前記多重手段で多重されたセルデータのスイッチングを行うスイッチング手段とを含む交換機に用いられるデータ分配処理方法であって、前記複数の物理回線毎に受信したデータを蓄積する複数のメモリ手段に対する前記データの読み書きをメモリ制御手段にて制御し、前記複数のメモリ手段から読出されたデータを分配スイッチ手段にて前記複数の処理手段に分配することを特徴とするデータ分配処理方法。
  7. 前記複数の物理回線から受信したデータのデコードを行って当該データが有効データであるか無効データであるかを判定し、
    前記メモリ制御手段がその判定結果を基に前記複数の物理回線から受信したデータの前記複数のメモリ手段各々への書込みを制御することを特徴とする請求項6記載のデータ分配処理方法。
  8. 前記メモリ制御手段が、最初に前記データが書込まれたメモリ手段から順に当該データの読出しを行うように制御することを特徴とする請求項7記載のデータ分配処理方法。
  9. 前記メモリ制御手段が、ラウンドロビン方式にて前記複数のメモリ手段からの読出しを行うように制御することを特徴とする請求項8記載のデータ分配処理方法。
  10. 前記交換機が、ATM(Asynchronous Transfer Mode)交換機であることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか記載のデータ分配処理方法。
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JPH04180321A (ja) * 1990-11-15 1992-06-26 Oki Electric Ind Co Ltd 非同期デジタル信号多重処理回路
JPH07154395A (ja) * 1993-12-01 1995-06-16 Toshiba Corp 交換装置
JPH11266266A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Toshiba Corp Atm交換システムの回線対応装置およびatm多重分離制御方法

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