JP2006319255A - 多層配線基板の製造方法 - Google Patents

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邦男 日比野
Takahiko Yagi
能彦 八木
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Abstract

【課題】基板との密着性に優れるとともに、微細なビアホールを介して配線基板を多層化できる多層配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】第1の配線パターンとなる第1の凹部130と第1の導電ビアとなる凸部140を有する第1の有底穴150を備える第1の転写型120に第1の導電体160を充填し基板100に当接する工程と、第1の転写型120を剥離する工程と、第2の絶縁性接着層210を形成する工程と、第2の配線パターンとなる第2の凹部を有する第2の転写型に第2の導電体を充填し、第1の導電ビア180の先端部190の一部が第2の導電体に接続するように第2の転写型を当接する工程と、第2の配線パターンを形成し第2の転写型を剥離する工程とにより多層配線基板を作製できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、転写型を用いた積層構造を有する多層配線基板の製造方法に関する。
近年、携帯電話などの電子機器の小型化が急速に進んでおり、それにともなって、電子機器内で使用される、例えばICやLSIなどの半導体素子やその他の電子部品などの小型化も進んでいる。そのため、電子部品が搭載される配線基板の配線パターンに対しても、配線パターンの微細化や低抵抗化、さらに高密度実装による小型化のための積層化が要求されている。
上記配線基板の積層化への要望に応えるため、配線層と絶縁層を交互に数層ないしは数10層積層した回路基板が開発され、さらに回路基板の多層化とともに配線の狭ピッチ化も進んでいる。そのため、絶縁層を介して接続するために絶縁層に形成されるビアホールの微細化が要望され、従来のドリルなどの方法では対応できなくなっている。
そこで、ビアホールに対応したパターンが形成されたマスクを用いて、絶縁性樹脂をスクリーン印刷により、絶縁層を形成するとともにビアホールを形成する回路基板が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、配線層と絶縁層とを交互に積層していくビルドアップ法と呼ばれる方法が開発されている。ビルドアップ法による回路基板の製造は、まず、基板に感光性樹脂を塗布する方法や感光性樹脂のドライフィルムを熱プレスにより基板に積層して絶縁性樹脂層を形成する。その後、フォトリソ法などにより、所定形状を有するマスクパターンを介して、露光と現像により絶縁性樹脂層にビアホールを形成し、例えば無電解めっきなどでビアホールに導電層を充填することにより導電ビアを形成する。さらに、樹脂層の上に導体層を形成し、導体層をフォトリソ法を用いて、配線層を形成し多層構造とするものである。なお、ビアホールをレーザー加工により形成することも示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、表面に導体回路を形成した転写シートを、ビアホールを形成した有機樹脂を含有する軟質状態の絶縁層に圧入して積層し、それらを多層化した多層配線基板が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
また、第1の配線部を有する第1の転写版と、第2の配線部と第2の配線部の上に導電性の突起を有する第2の転写版とを、絶縁性樹脂層を介して対向して配置し、第2の転写版の突起で、絶縁性樹脂層を貫通させて、第1の配線部と第2の配線部を接続して形成する多層配線基板が開示されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平10−107432号公報 特開平11−261190号公報 特開2004−214702号公報 特開2001−77535号公報
しかし、特許文献1に示されている配線基板では、ビアホールを形成する絶縁樹脂層と、絶縁性の基板との密着性を向上させるために熱硬化性樹脂の含有量を増加する必要があるが、それにより絶縁性樹脂層の粘度が低下する。そのため、ビアホールの断面においてだれが発生し、微細で設計通りのビアホールの形状を形成できないという課題がある。さらに、ビアホールが形成された絶縁性樹脂層を熱硬化するときに、さらにビアホールの断面形状のだれが拡大される。一方、ビアホールの断面形状をマスクの形状と同じ形状にするためには、例えばシリカなどの無機フィラーからなる腰切剤の含有量を増加させると効果があるが、逆に絶縁性の基板との密着性が低下し信頼性などに課題を生じる。
そこで、特許文献2に示すような配線基板では、微細なビアホールを絶縁性樹脂層に形成するために、レーザー加工やフォトリソ法でビアホールを形成することが示されている。しかし、ビアホールを形成するために、エキシマレーザーなどの高価な装置を必要とするため、生産性や生産コストなどに課題がある。また、エッチング処理工程などの廃液による環境面での課題もある。さらに、ビアホールの上に形成した配線層の厚みにより、多層化時に配線基板に凹凸が発生するため、厚みを厚くできず、低抵抗化や許容電流の増大などに対応できない。
また、特許文献3に示すような配線基板では、絶縁層に配線層を圧入することにより平坦化を実現しているが、導体回路とビアホールを有する絶縁層を別々に作製し一体化するために工程数が増加する。さらに、圧入によりビアホールの導電層と配線層を接続するため、接続ひずみが発生しやすく長期にわたる接続の信頼性に課題がある。
また、特許文献4に示すような配線基板では、配線部に突起を形成するため、工程が複雑で生産性に課題がある。また、突起で絶縁性樹脂を貫通させて、接続するために、突起の材料や強度などが制限され、微細なビアホールの形成が困難である。さらに、絶縁性樹脂を突起で貫通させるため、絶縁性樹脂中にひずみが残存し、温度サイクルなどの信頼性に課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、基板との密着性に優れるとともに、微細なビアホールを介して配線基板を多層化できる多層配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明の多層配線基板の製造方法は、基板に第1の絶縁性接着層を形成する工程と、第1の配線パターンとなる第1の凹部と、第1の凹部の少なくとも所定の位置に第1の導電ビアとなる凸部を有する第1の有底穴を備える第1の転写型の第1の凹部および第1の有底穴に第1の導電体を充填する工程と、第1の絶縁性接着層に対向して第1の転写型の第1の凹部側を当接する工程と、第1の絶縁性接着層と第1の導電体を加熱し硬化することにより、第1の配線パターンと第1の導電ビアを形成する工程と、第1の転写型を剥離する工程と、少なくとも第1の導電ビアの先端部に到達するように第2の絶縁性接着層を形成する工程と、第2の配線パターンとなる第2の凹部を有する第2の転写型の第2の凹部に第2の導電体を充填する工程と、第2の絶縁性接着層に対向して、第1の導電ビアの先端部の一部が第2の導電体に接続するように第2の転写型の第2の凹部側を当接する工程と、第2の絶縁性接着層と第2の導電体を加熱し硬化することにより、第2の配線パターンを形成する工程と、第2の転写型を剥離する工程とを具備する。
また、本発明の多層配線基板の製造方法は、基板に第1の絶縁性接着層を形成する工程と、第1の配線パターンとなる第1の凹部と、第1の凹部の少なくとも所定の位置に第1の導電ビアとなる凸部を有する第1の有底穴を備える第1の転写型の第1の凹部および第1の有底穴に第1の導電体を充填する工程と、第1の絶縁性接着層に対向して第1の転写型の第1の凹部側を当接する工程と、第1の絶縁性接着層と第1の導電体を加熱し硬化することにより、第1の配線パターンと第1の導電ビアを形成する工程と、第1の転写型を剥離する工程と、少なくとも第1の導電ビアの先端部に到達するように第2の絶縁性接着層を形成する工程と、第2の配線パターンとなる第2の凹部と、第2の凹部の少なくとも所定の位置に第2の導電ビアとなる凸部を有する第2の有底穴を備える第2の転写型の第2の凹部および第2の有底穴に第2の導電体を充填する工程と、第2の絶縁性接着層に対向して、第1の導電ビアの先端部の一部が第2の導電体に接続するように第2の転写型の第2の凹部側を当接する工程と、第2の絶縁性接着層と第2の導電体を加熱し硬化することにより、第2の配線パターンと第2の導電ビアを形成する工程と、第2の転写型を剥離する工程と、少なくとも第2の導電ビアの先端部に到達するように第3の絶縁性接着層を形成する工程と、第3の配線パターンとなる第3の凹部を有する第3の転写型の第3の凹部に第3の導電体を充填する工程と、第3の絶縁性接着層に対向して、第2の導電ビアの先端部の一部が第3の導電体に接続するように第3の転写型の第3の凹部側を当接する工程と、第3の絶縁性接着層と第3の導電体を加熱し硬化することにより、第3の配線パターンを形成する工程と、第3の転写型を剥離する工程とを具備する。
これらの方法により、微細な導電ビアを介した高密度化が可能な多層配線基板を作製できる。そして、導電ビアと配線パターンが同時に形成されるため、位置合わせ精度や接続強度および生産性に優れたものとできる。さらに、導電ビアの先端部の一部を配線パターンに埋設させて接続するため、確実な接続や接続抵抗の変動などが発生しない信頼性に優れた多層配線基板を作製できる。
また、本発明の多層配線基板の製造方法は、基板に第1の絶縁性接着層を形成する工程と、第1の配線パターンとなる第1の凹部と、第1の凹部の少なくとも所定の位置に第1の導電ビアとなる凸部を有する第1の有底穴を備える第1の転写型の第1の凹部および第1の有底穴に第1の導電体を充填する工程と、第1の絶縁性接着層に対向して第1の転写型の第1の凹部側を当接する工程と、第1の絶縁性接着層と第1の導電体を加熱し硬化することにより、第1の配線パターンと第1の導電ビアを形成する工程と、第1の転写型を剥離する工程と、第2の配線パターンとなる第2の凹部を有する第2の転写型の第2の凹部に第2の導電体を充填する工程と、第1の導電ビアの先端部の一部が第2の導電体に接続するように第2の転写型の第2の凹部側を所定の間隔を保って当接する工程と、所定の間隔内に、第2の絶縁性接着層を注入により形成する工程と、第2の絶縁性接着層と第2の導電体を加熱し硬化することにより、第2の配線パターンを形成する工程と、第2の転写型を剥離する工程とを具備する。
また、本発明の多層配線基板の製造方法は、基板に第1の絶縁性接着層を形成する工程と、第1の配線パターンとなる第1の凹部と、第1の凹部の少なくとも所定の位置に第1の導電ビアとなる凸部を有する第1の有底穴を備える第1の転写型の第1の凹部および第1の有底穴に第1の導電体を充填する工程と、第1の絶縁性接着層に対向して第1の転写型の第1の凹部側を当接する工程と、第1の絶縁性接着層と第1の導電体を加熱し硬化することにより、第1の配線パターンと第1の導電ビアを形成する工程と、第1の転写型を剥離する工程と、第2の配線パターンとなる第2の凹部と、第2の凹部の少なくとも所定の位置に第2の導電ビアとなる凸部を有する第2の有底穴を備える第2の転写型の第2の凹部および第2の有底穴に第2の導電体を充填する工程と、第1の導電ビアの先端部の一部が第2の導電体に接続するように第2の転写型の第2の凹部側を所定の間隔を保って当接する工程と、所定の間隔内に、第2の絶縁性接着層を注入により形成する工程と、第2の絶縁性接着層と第2の導電体を加熱し硬化することにより、第2の配線パターンと第2の導電ビアを形成する工程と、第2の転写型を剥離する工程と、第3の配線パターンとなる第3の凹部を有する第3の転写型の第3の凹部に第3の導電体を充填する工程と、第2の導電ビアの先端部の一部が第3の導電体に接続するように第3の転写型の第3の凹部側を所定の間隔を保って当接する工程と、所定の間隔内に、第3の絶縁性接着層を注入により形成する工程と、第3の絶縁性接着層と第3の導電体を加熱し硬化することにより、第3の配線パターンを形成する工程と、第3の転写型を剥離する工程とを具備する。
これらの方法により、多層配線間の導電ビアと配線パターンとの界面に、絶縁性樹脂などの残渣がないため、さらに接続の信頼性に優れた多層配線基板を作製できる。
さらに、第2の絶縁性接着層と第2の導電体との第1の相互拡散層を有してもよい。
さらに、第3の絶縁性接着層と第3の導電体との第2の相互拡散層を有してもよい。
これらにより、絶縁性接着層と導電体の接合強度をさらに向上させることができる。
さらに、転写型が、低い弾性率および高い離型性を有する転写型樹脂であってもよい。
さらに、転写型樹脂が、熱硬化性シリコーン樹脂であってもよい。
これらにより、微細な導電ビアを容易に形成することができる。
本発明によれば、微細な導電ビアを介した高密度化を可能にするとともに、導電ビアの先端部の一部を配線パターンに埋設させて接続するため、確実な接続や接続抵抗の変動などが発生しない信頼性に優れた多層配線基板を作製できるという大きな効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同じ構成要素については同じ符号を用い説明を省略する。
(実施の形態1)
図1と図2は、本発明の実施の形態1に係る多層配線基板の製造方法を説明する工程断面図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る多層配線基板の製造に用いられる転写型の透過斜視図である。
まず、図1(a)に示すように、第1の絶縁性接着層110を形成した基板100を用意する。ここで、基板100としては、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させたガラスエポキシ基板、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂やポリイミド樹脂などのフレキシブル基板やセラミックなどの無機基板を用いることができる。
また、第1の絶縁性接着層110は、例えば熱硬化性樹脂を含む接着剤が用いられる。なお、熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂や尿素樹脂などの内の1種もしくは2種以上の混合系が用いられる。特に、エポキシ樹脂は、粘度、硬化反応性や基板100および下記で述べる配線パターンなどとの付着強度を向上させる点から好ましい。
つぎに、図1(b)に示すように、第1の配線パターンとなる第1の凹部130と、第1の凹部130の少なくとも所定の位置に第1の導電ビアとなる凸部140を有する第1の有底穴150が形成された第1の転写型120を用意する。ここで、所定の位置とは、例えば第1の導電ビアに上に、以降の工程で形成される第2の配線パターンと接続される位置である。なお、図1(b)は、例えば、図3に示した第1の転写型のA−A線断面での形状を示したものである。
なお、第1の転写型120は、例えば熱硬化性シリコーン樹脂などからなる、低弾性率で高い離型性を有する転写型樹脂で形成されている。この理由は、第1に、シリコーン樹脂であるために、導電性樹脂やはんだに対する離型性に優れている。第2に、低弾性であるために、複雑な凹部や有底穴の形状でも転写されるとともに、例えば導電ビアに変形やダメージを与えることなく剥離することもできる。さらに、反りのある基板に対しても、容易に反りに応じて変形し転写することが可能となるなどの利点を有するためである。
そして、第1の転写型120に形成される第1の配線パターンに対応する第1の凹部130や第1の有底穴150は、第1の配線パターンや第1の導電ビアの形状に形成された金型でインプリント法や注型法により転写型樹脂に形成できる。具体的には、例えば、金型に熱硬化性シリコーン樹脂などの転写型樹脂を流し込み、温度150℃、0.5時間の条件で硬化することにより形成することができる。
なお、第1の凹部130は、例えば幅5μm〜300μmで厚み5μm〜300μm、アスペクト比0.2〜2.0程度である。また、第1の有底穴150は、例えば直径30μm〜300μmで高さ50μm〜300μm程度である。さらに、第1の転写型120の少なくとも第1の凹部130や第1の有底穴150に、例えばシリコーン系離型剤、フッ素系離型剤などを塗布してもよい。これにより、さらに離型性を高めることができる。
つぎに、図1(c)に示すように、例えばスクリーン印刷などにより、第1の凹部130と第1の有底穴150に第1の導電体160をスキージ170を介して、少なくとも第1の転写型120の第1の凹部130の形成面まで充填する。これにより、図1(d)に示すように、第1の凹部130と第1の有底穴150に第1の導電体160が充填された第1の転写型120が作製される。
ここで、第1の導電体160は、例えば75重量部〜95重量部の導電フィラーと5重量部〜25重量部の熱硬化性樹脂などの導電性樹脂からなる。導電性樹脂の導電フィラーとしては、例えば銀、銅、金、ニッケル、パラジウム、錫などの金属粒子やこれらの合金粒子などが用いられる。さらに、熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂や尿素樹脂などの内の1種もしくは2種以上の混合系が用いられる。特に、第1の絶縁性接着層110と同じ系の熱硬化性樹脂の場合には、第1の導電体160との付着強度を向上させる点から好ましいものである。
つぎに、図1(e)に示すように、第1の絶縁性接着層110が形成された基板100と第1の導電体160が充填された第1の転写型120の第1の凹部130側とを当接する。
そして、基板100と第1の転写型120とを当接し密着させた状態で、第1の絶縁性接着層110および第1の導電体160を、その硬化温度以上の温度で加熱することにより硬化させる。例えば、第1の絶縁性接着層110および第1の導電体160がエポキシ樹脂を含む場合には、硬化温度150℃、硬化時間60分程度である。なお、硬化温度が異なる場合には、いずれかの硬化温度の高い温度で硬化させる。
また、第1の絶縁性接着層110と第1の導電体160とが、互いの硬化温度条件により、その界面近傍で相互に拡散した相互拡散層を形成させてもよい。これにより、付着力がさらに向上し、界面での剥離などが発生しない信頼性に優れたものとできるため好ましいものである。
つぎに、図1(f)に示すように、第1の転写型を剥離することにより、基板100の第1の絶縁性接着層110上に、均一な形状で所定の位置に先端部190を有する第1の導電ビア180を備えた第1の配線パターン200が転写される。
つぎに、図1(g)に示すように、第1の導電ビア180の高さ程度まで、第2の絶縁性接着層210を形成する。この場合、第2の絶縁性接着層210は、第1の導電ビア180よりやわらかく、形状を保持できる粘性を有するものであれば、シート状のものの圧着またはペースト状のものの塗布により形成することができる。なお、第2の絶縁性接着層210の高さは、以降の工程で、第1の導電ビア180の先端部190の一部が接続される部分以外の高さ以上であれば特に限定されない。
以上の工程により、本発明の実施の形態1に係る多層配線基板の中間体250が作製される。
以下に、図2を用いて、図1(g)に示す多層配線基板の中間体250が作製された以降の製造方法について説明する。
つぎに、図2(a)に示すように、所定の位置に第2の配線パターンとなる第2の凹部330が形成された第2の転写型320を用意する。ここで、所定の位置とは、例えば多層配線基板の中間体に形成された第1の導電ビアと接続される位置である。
なお、第2の転写型320は、第1の転写型と同様に、例えば熱硬化性シリコーン樹脂などからなる、低弾性率で高い離型性を有する転写型樹脂で形成されている。
また、第1の転写型と同様に、第2の転写型320に形成される第2の配線パターンに対応する第2の凹部330は、第2の配線パターンの形状に形成された金型でインプリント法や注型法により転写型樹脂に形成できる。そして、第2の凹部330は、例えば幅5μm〜300μmで厚み5μm〜300μm、アスペクト比0.2〜2.0程度である。
つぎに、図2(b)に示すように、例えばスクリーン印刷などにより、第2の凹部330に第2の導電体360をスキージ170を介して、少なくとも第2の転写型320の第2の凹部330の形成面まで充填する。これにより、図1(c)に示すように、第2の凹部330に第2の導電体360が充填された第2の転写型320が作製される。
ここで、第2の導電体360は、第1の導電体と同様な、例えば75重量部〜95重量部の導電フィラーと5重量部〜25重量部の熱硬化性樹脂などからなる導電性樹脂を用いることができる。なお、第2の絶縁性接着層210と同じ系の熱硬化性樹脂を用いれば、第2の導電体360との付着強度を向上させる点などから、さらに好ましいものである。
つぎに、図2(d)に示すように、多層配線基板の中間体250の第2の絶縁性接着層210と第2の導電体360が充填された第2の転写型320の第2の凹部330の形成された面とを位置合わせする。
つぎに、図2(e)に示すように、多層配線基板の中間体250と第2の転写型320とを当接する。このとき、第1の導電ビア180の先端部190の一部を第2の導電体360に埋設させる。
そして、多層配線基板の中間体250の第2の絶縁性接着層210の上に第2の転写型320を当接し密着させた状態で、第2の絶縁性接着層210および第2の導電体360を、その硬化温度以上の温度で加熱することにより硬化させる。例えば、第2の絶縁性接着層210および第2の導電体360が、エポキシ樹脂を含む場合には、硬化温度150℃、硬化時間60分程度である。なお、硬化温度が異なる場合には、いずれかの硬化温度の高い温度で硬化させる。
また、互いの硬化温度条件により、第2の絶縁性接着層210と第2の導電体360の界面近傍に、相互に拡散した相互拡散層を形成させてもよい。これにより、付着力がさらに向上し、界面での剥離などが発生しない信頼性に優れたものとできるため好ましいものである。
つぎに、図2(f)に示すように、第2の転写型を剥離することにより、多層配線基板の中間体250の第1の導電ビア180の上に第2の配線パターン370が形成された多層配線基板400が作製される。
本発明の実施の形態1によれば、転写型により配線パターンと導電ビアを一括に形成できるため、配線パターンと導電ビアとの位置合わせ精度に優れた多層配線基板を生産性よく作製できる。
また、転写型を密着させた状態で、配線パターンや導電ビアを形成できるため、硬化時に、だれなどにより形状が変化しないので、微細で狭ピッチな導電ビアを形成できる。
また、配線パターンと絶縁性接着層を同時に硬化形成できるために、付着強度に優れ、変形などにより配線パターンの剥離などを生じない多層配線基板を作製できる。さらに、相互拡散層を形成することにより、その効果を一段と高めることができる。
また、導電ビアの先端部の一部を配線パターンに埋設させて硬化させるため、接続界面に酸化物や残渣物が介在しないので、接触抵抗などの増加やばらつきの少ない接続を実現できる。
(実施の形態2)
図4と図5は、本発明の実施の形態2に係る多層配線基板の製造方法を説明する工程断面図である。
本発明の実施の形態2は、実施の形態1の多層配線基板を、さらに積層した点で異なるものである。
つまり、実施の形態1の図1(g)に示す多層配線基板の中間体250の上にさらに積層するものであり、以下では、図1(g)以降の工程について、図4および図5を用いて説明する。
まず、図4(a)に示すように、第2の配線パターンとなる第2の凹部530と、第2の凹部530の少なくとも所定の位置に第2の導電ビアとなる凸部540を有する第2の有底穴550が形成された第2の転写型520を用意する。ここで、所定の位置とは、例えば第2の導電ビアの上に、以降の工程で形成される第3の配線パターンと接続される位置である。
なお、第2の転写型520は、例えば熱硬化性シリコーン樹脂などからなる、低弾性率で高い離型性を有する転写型樹脂で形成されている。
そして、第2の転写型520に形成される第2の配線パターンに対応する第2の凹部530や第2の有底穴550は、第2の配線パターンや第2の導電ビアの形状に形成された金型でインプリント法や注型法により転写型樹脂に形成できる。
つぎに、図4(b)に示すように、例えばスクリーン印刷などにより、第2の凹部530と第2の有底穴550に第2の導電体560をスキージ170を介して、少なくとも第2の転写型520の第2の凹部530の形成面まで充填する。これにより、図4(c)に示すように、第2の凹部530と第2の有底穴550に第2の導電体560が充填された第2の転写型520が作製される。
ここで、第2の導電体560は、例えば75重量部〜95重量部の導電フィラーと5重量部〜25重量部の熱硬化性樹脂などの導電性樹脂からなる。
つぎに、図4(d)に示すように、多層配線基板の中間体250の第2の絶縁性接着層210と第2の導電体560が充填された第2の転写型520の第2の凹部530の形成された面とを位置合わせする。
つぎに、図4(e)に示すように、多層配線基板の中間体250と第2の転写型520とを当接する。このとき、第1の導電ビア180の先端部の一部を第2の導電体560に埋設させる。
そして、多層配線基板の中間体250と第2の転写型520とを当接し密着させた状態で、第2の絶縁性接着層210および第2の導電体560を、その硬化温度以上の温度で加熱することにより硬化させる。例えば、第2の絶縁性接着層210および第2の導電体560がエポキシ樹脂を含む場合には、硬化温度150℃、硬化時間60分程度である。なお、硬化温度が異なる場合には、いずれかの硬化温度の高い温度で硬化させる。
また、第2の絶縁性接着層210と第2の導電体560とが、互いの硬化温度条件により、その界面近傍で相互に拡散した相互拡散層を形成させてもよい。これにより、付着力がさらに向上し、界面での剥離などが発生しない信頼性に優れたものとできるため好ましいものである。
つぎに、図4(f)に示すように、第2の転写型を剥離することにより、多層配線基板の中間体250の第2の絶縁性接着層210の上に、均一な形状で所定の位置に先端部590を有する第2の導電ビア580を備えた第2の配線パターン600が転写される。
つぎに、図4(g)に示すように、第2の導電ビア580の高さ程度まで、第3の絶縁性接着層610を形成する。この場合、第3の絶縁性接着層610は、第2の導電ビア580よりやわらかく、形状を保持できる粘性を有するものであれば、シート状のものの圧着またはペースト状のものの塗布により形成することができる。なお、第3の絶縁性接着層610の高さは、以降の工程で、第2の導電ビア580の先端部590の一部が接続される部分以外の高さ以上であれば特に限定されない。
以上の工程により、本発明の実施の形態2に係る多層配線基板の中間体650が作製される。
以下に、図5を用いて、図4(g)に示す多層配線基板の中間体650が作製された以降の製造方法について説明する。
つぎに、図5(a)に示すように、所定の位置に第3の配線パターンとなる第3の凹部730が形成された第3の転写型720を用意する。ここで、所定の位置とは、例えば多層配線基板の中間体650に形成された第2の導電ビア580と接続される位置である。
なお、第3の転写型720は、第1の転写型および第2の転写型と同様に、例えば熱硬化性シリコーン樹脂などからなる、低弾性率で高い離型性を有する転写型樹脂で形成されている。
また、第1の転写型および第2の転写型と同様に、第3の転写型720に形成される第3の配線パターンに対応する第3の凹部730は、第3の配線パターンの形状に形成された金型でインプリント法や注型法により転写型樹脂に形成できる。そして、第3の凹部730は、例えば幅5μm〜300μmで厚み5μm〜300μm、アスペクト比0.2〜2.0程度である。
つぎに、図5(b)に示すように、例えばスクリーン印刷などにより、第3の凹部730に第3の導電体760をスキージ170を介して、少なくとも第3の転写型720の第3の凹部730の形成面まで充填する。これにより、図5(c)に示すように、第3の凹部730に第3の導電体760が充填された第3の転写型720が作製される。
ここで、第3の導電体760は、第1の導電体や第2の導電体と同様に、例えば75重量部〜95重量部の導電フィラーと5重量部〜25重量部の熱硬化性樹脂などからなる導電性樹脂を用いることができる。なお、第3の絶縁性接着層610と同じ系の熱硬化性樹脂を用いれば、第3の導電体760との付着強度を向上させる点などから、さらに好ましいものである。
つぎに、図5(d)に示すように、多層配線基板の中間体650の第3の絶縁性接着層610と第3の導電体760が充填された第3の転写型720の第3の凹部730の形成された面とを位置合わせする。
つぎに、図5(e)に示すように、多層配線基板の中間体650と第3の転写型720とを当接する。このとき、第2の導電ビア580の先端部590の一部を第3の導電体760に埋設させる。
そして、多層配線基板の中間体650の第3の絶縁性接着層610の上に第3の転写型720を当接し密着させた状態で、第3の絶縁性接着層610および第3の導電体760を、その硬化温度以上の温度で加熱することにより硬化させる。例えば、第3の絶縁性接着層610および第3の導電体760が、エポキシ樹脂を含む場合には、硬化温度150℃、硬化時間60分程度である。なお、硬化温度が異なる場合には、いずれかの硬化温度の高い温度で硬化させる。
また、互いの硬化温度条件により、第3の絶縁性接着層610と第3の導電体760の界面近傍に、相互に拡散した相互拡散層を形成させてもよい。これにより、付着力がさらに向上し、界面での剥離などが発生しない信頼性に優れたものとできるため好ましいものである。
つぎに、図5(f)に示すように、第3の転写型を剥離することにより、多層配線基板の中間体650の第2の導電ビア580の上に第3の配線パターン770が形成された多層配線基板800が作製される。
本発明の実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、簡単な工程で、しかも少ない工程で多層配線基板を生産性よく作製できる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3に係る多層配線基板の製造方法の要部を説明する工程断面図である。
本発明の実施の形態3は、実施の形態1の多層配線基板の製造方法において、第2の絶縁性接着層の形成方法が異なるものである。
以下では、第2の絶縁性接着層の形成工程について説明し、他の工程は概略を示し、説明は省略する。
まず、図6(a)に示すように、実施の形態1の図1(f)に示した状態の配線基板の第1の導電ビア180と図2(c)に示した第2の転写型320の第2の導電体360とを対向させて所定の間隔を保って配置する。このとき、配線基板と第2の転写型320とは、保持装置(図示せず)によって、所定の間隔で互いに保持されている。
ここで、所定の間隔とは、第1の導電ビア180の先端部190の一部が、第2の導電体360に埋設される程度の間隔である。
つぎに、図6(b)に示すように、第1の導電ビア180と第2の導電体360で形成された所定の間隔に、例えばディスペンサなどの塗布装置810で第2の絶縁性接着層210となる、例えばエポキシ樹脂などのペースト状の熱硬化性樹脂を注入する。このとき、第2の絶縁性接着層210となる熱硬化樹脂は、毛細管現象を利用して注入してもよく、さらに注入側以外を減圧することにより注入してもよい。
つぎに、図6(c)に示すように、注入により第2の絶縁性接着層210が形成された状態で、第2の絶縁性接着層210および第2の導電体360を、その硬化温度以上の温度で加熱することにより硬化させる。
つぎに、図6(d)に示すように、第2の転写型を剥離することにより、第1の導電ビア180の上に第2の配線パターン370が形成された多層配線基板850が作製される。
本発明の実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、導電ビアの先端部の一部を配線パターンに接続させた後に、絶縁性接着層を形成するため、接続界面に絶縁性接着層などの残渣物を皆無とできる。その結果、接続の信頼性をさらに向上させた多層配線基板を実現できる。
(実施の形態4)
図7と図8は、本発明の実施の形態4に係る多層配線基板の製造方法の要部を説明する工程断面図である。
本発明の実施の形態4は、実施の形態2の多層配線基板の製造方法において、第2の絶縁性接着層および第3の絶縁性接着層の形成方法が異なるものである。
以下では、第2の絶縁性接着層および第3の絶縁性接着層の形成工程について説明し、他の工程については、概略を示し説明は省略する。
まず、図7(a)に示すように、実施の形態1の図1(f)に示した状態の配線基板の第1の導電ビア180と図4(c)に示した第2の転写型520の第2の導電体560とを対向させて所定の間隔を保って配置する。このとき、配線基板と第2の転写型520とは、保持装置(図示せず)によって、所定の間隔で互いに保持されている。
ここで、所定の間隔とは、第1の導電ビア180の先端部190の一部が、第2の導電体560に埋設される程度の間隔である。
つぎに、図7(b)に示すように、第1の導電ビア180と第2の導電体560で形成された所定の間隔に、例えばディスペンサなどの塗布装置810で第2の絶縁性接着層210となる、例えばエポキシ樹脂などのペースト状の熱硬化性樹脂を注入する。このとき、第2の絶縁性接着層210となる熱硬化樹脂は、毛細管現象を利用して注入してもよく、さらに注入側以外を減圧することにより注入してもよい。
つぎに、図7(c)に示すように、注入により第2の絶縁性接着層210が形成された状態で、第2の絶縁性接着層210および第2の導電体560を、その硬化温度以上の温度で加熱することにより硬化させる。
つぎに、図7(d)に示すように、第2の転写型を剥離することにより、第1の導電ビア180の上に、均一な形状で所定の位置に先端部590を有する第2の導電ビア580を備えた第2の配線パターン600が形成される。
つぎに、図7(e)から図7(g)の工程により、第3の凹部730に第3の導電体760が充填された第3の転写型720が作製される。
つぎに、図8(a)に示すように、図7(d)に示した状態の配線基板の第2の導電ビア580と図7(g)に示す第3の転写型720の第3の導電体760とを対向させて所定の間隔を保って配置する。このとき、配線基板と第3の転写型720とは、保持装置(図示せず)によって、所定の間隔で互いに保持されている。
ここで、所定の間隔とは、例えば加圧装置(図示せず)により、第2の導電ビア580の先端部590の一部が、第3の導電体760に埋設された程度の間隔である。
つぎに、図8(b)に示すように、第2の導電ビア580と第3の導電体760で形成された所定の間隔に、例えばディスペンサなどの塗布装置810で第3の絶縁性接着層610となる、例えばエポキシ樹脂などのペースト状の熱硬化性樹脂を注入する。このとき、第3の絶縁性接着層610となる熱硬化樹脂は、毛細管現象を利用して注入してもよく、さらに注入側以外を減圧することにより注入してもよい。
つぎに、図8(c)に示すように、注入により第3の絶縁性接着層610が形成された状態で、第3の絶縁性接着層610および第3の導電体760を、その硬化温度以上の温度で加熱することにより硬化させる。
つぎに、図8(d)に示すように、第3の転写型を剥離することにより、第2の導電ビア580の上に、所定の位置に均一な形状で第3の配線パターン770を備えた多層配線基板1000が作製される。
本発明の実施の形態4によれば、実施の形態2と同様の効果が得られるとともに、導電ビアの先端部の一部を配線パターンに接続させた後に、各絶縁性接着層を形成するため、接続界面に絶縁性接着層などの残渣物を皆無とできる。その結果、接続の信頼性をさらに向上させた多層配線基板を実現することができる。
なお、本発明の各実施の形態では、転写型に形成された断面形状が三角形の有底穴で説明してきたが、これに限定されない。例えば、図9に示すように、各種形状の有底穴であってもよく、さらに先頭部を有するものであればよく、同様の効果を得ることができる。
また、本発明の各実施の形態を、相互に適用できることはいうまでもない。例えば、実施の形態1の製造方法で作製した多層配線基板に、実施の形態3の製造方法を用いて、さらに積層させた多層配線基板を作製してもよい。さらに、その逆の製造方法で多層配線基板を作製することもできる。
また、本発明の実施の形態では、2段構成までの多層配線基板について説明してきたが、これに限定されるものではなく、多数の積層構成を同様の製造方法で形成できることはいうまでもない。
本発明によれば、微細な配線パターンや導電ビアなどが要望される微細なピッチを有する大規模集積化回路や撮像素子などを高密度で実装する多層配線基板を製造する技術分野において有用である。
本発明の実施の形態1に係る多層配線基板の製造方法を説明する工程断面図 本発明の実施の形態1に係る多層配線基板の製造方法を説明する工程断面図 本発明の実施の形態1に係る多層配線基板の製造に用いられる転写型の透過斜視図 本発明の実施の形態2に係る多層配線基板の製造方法を説明する工程断面図 本発明の実施の形態2に係る多層配線基板の製造方法を説明する工程断面図 本発明の実施の形態3に係る多層配線基板の製造方法の要部を説明する工程断面図 本発明の実施の形態4に係る多層配線基板の製造方法の要部を説明する工程断面図 本発明の実施の形態4に係る多層配線基板の製造方法の要部を説明する工程断面図 本発明の各実施の形態に適用できる有底穴の形状の一例を示す斜視図
符号の説明
100 基板
110 第1の絶縁性接着層
120 第1の転写型
130 第1の凹部
140,540 凸部
150 第1の有底穴
160 第1の導電体
170 スキージ
180 第1の導電ビア
190,590 先端部
200 第1の配線パターン
210 第2の絶縁性接着層
250,650 多層配線基板の中間体
320,520 第2の転写型
330,530 第2の凹部
360,560 第2の導電体
370,600 第2の配線パターン
400,800,850,1000 多層配線基板
550 第2の有底穴
580 第2の導電ビア
610 第3の絶縁性接着層
720 第3の転写型
730 第3の凹部
760 第3の導電体
770 第3の配線パターン
810 塗布装置

Claims (8)

  1. 基板に第1の絶縁性接着層を形成する工程と、
    第1の配線パターンとなる第1の凹部と、前記第1の凹部の少なくとも所定の位置に第1の導電ビアとなる凸部を有する第1の有底穴を備える第1の転写型の前記第1の凹部および前記第1の有底穴に第1の導電体を充填する工程と、
    前記第1の絶縁性接着層に対向して前記第1の転写型の前記第1の凹部側を当接する工程と、
    前記第1の絶縁性接着層と前記第1の導電体を加熱し硬化することにより、前記第1の配線パターンと前記第1の導電ビアを形成する工程と、
    前記第1の転写型を剥離する工程と、
    少なくとも前記第1の導電ビアの先端部に到達するように第2の絶縁性接着層を形成する工程と、
    第2の配線パターンとなる第2の凹部を有する第2の転写型の前記第2の凹部に第2の導電体を充填する工程と、
    前記第2の絶縁性接着層に対向して、前記第1の導電ビアの前記先端部の一部が前記第2の導電体に接続するように前記第2の転写型の前記第2の凹部側を当接する工程と、
    前記第2の絶縁性接着層と前記第2の導電体を加熱し硬化することにより、前記第2の配線パターンを形成する工程と、
    前記第2の転写型を剥離する工程とを含むことを特徴とする多層配線基板の製造方法。
  2. 基板に第1の絶縁性接着層を形成する工程と、
    第1の配線パターンとなる第1の凹部と、前記第1の凹部の少なくとも所定の位置に第1の導電ビアとなる凸部を有する第1の有底穴を備える第1の転写型の前記第1の凹部および前記第1の有底穴に第1の導電体を充填する工程と、
    前記第1の絶縁性接着層に対向して前記第1の転写型の前記第1の凹部側を当接する工程と、
    前記第1の絶縁性接着層と前記第1の導電体を加熱し硬化することにより、前記第1の配線パターンと前記第1の導電ビアを形成する工程と、
    前記第1の転写型を剥離する工程と、
    少なくとも前記第1の導電ビアの先端部に到達するように第2の絶縁性接着層を形成する工程と、
    第2の配線パターンとなる第2の凹部と、前記第2の凹部の少なくとも所定の位置に第2の導電ビアとなる凸部を有する第2の有底穴を備える第2の転写型の前記第2の凹部および前記第2の有底穴に第2の導電体を充填する工程と、
    前記第2の絶縁性接着層に対向して、前記第1の導電ビアの前記先端部の一部が前記第2の導電体に接続するように前記第2の転写型の前記第2の凹部側を当接する工程と、
    前記第2の絶縁性接着層と前記第2の導電体を加熱し硬化することにより、前記第2の配線パターンと前記第2の導電ビアを形成する工程と、
    前記第2の転写型を剥離する工程と、
    少なくとも前記第2の導電ビアの先端部に到達するように第3の絶縁性接着層を形成する工程と、
    第3の配線パターンとなる第3の凹部を有する第3の転写型の前記第3の凹部に第3の導電体を充填する工程と、
    前記第3の絶縁性接着層に対向して、前記第2の導電ビアの前記先端部の一部が前記第3の導電体に接続するように前記第3の転写型の前記第3の凹部側を当接する工程と、
    前記第3の絶縁性接着層と前記第3の導電体を加熱し硬化することにより、前記第3の配線パターンを形成する工程と、
    前記第3の転写型を剥離する工程とを含むことを特徴とする多層配線基板の製造方法。
  3. 基板に第1の絶縁性接着層を形成する工程と、
    第1の配線パターンとなる第1の凹部と、前記第1の凹部の少なくとも所定の位置に第1の導電ビアとなる凸部を有する第1の有底穴を備える第1の転写型の前記第1の凹部および前記第1の有底穴に第1の導電体を充填する工程と、
    前記第1の絶縁性接着層に対向して前記第1の転写型の前記第1の凹部側を当接する工程と、
    前記第1の絶縁性接着層と前記第1の導電体を加熱し硬化することにより、前記第1の配線パターンと前記第1の導電ビアを形成する工程と、
    前記第1の転写型を剥離する工程と、
    第2の配線パターンとなる第2の凹部を有する第2の転写型の前記第2の凹部に第2の導電体を充填する工程と、
    前記第1の導電ビアの先端部の一部が前記第2の導電体に接続するように前記第2の転写型の前記第2の凹部側を所定の間隔を保って当接する工程と、
    前記所定の間隔内に、第2の絶縁性接着層を注入により形成する工程と、
    前記第2の絶縁性接着層と前記第2の導電体を加熱し硬化することにより、前記第2の配線パターンを形成する工程と、
    前記第2の転写型を剥離する工程とを含むことを特徴とする多層配線基板の製造方法。
  4. 基板に第1の絶縁性接着層を形成する工程と、
    第1の配線パターンとなる第1の凹部と、前記第1の凹部の少なくとも所定の位置に第1の導電ビアとなる凸部を有する第1の有底穴を備える第1の転写型の前記第1の凹部および前記第1の有底穴に第1の導電体を充填する工程と、
    前記第1の絶縁性接着層に対向して前記第1の転写型の前記第1の凹部側を当接する工程と、
    前記第1の絶縁性接着層と前記第1の導電体を加熱し硬化することにより、前記第1の配線パターンと前記第1の導電ビアを形成する工程と、
    前記第1の転写型を剥離する工程と、
    第2の配線パターンとなる第2の凹部と、前記第2の凹部の少なくとも所定の位置に第2の導電ビアとなる凸部を有する第2の有底穴を備える第2の転写型の前記第2の凹部および前記第2の有底穴に第2の導電体を充填する工程と、
    前記第1の導電ビアの先端部の一部が前記第2の導電体に接続するように前記第2の転写型の前記第2の凹部側を所定の間隔を保って当接する工程と、
    前記所定の間隔内に、第2の絶縁性接着層を注入により形成する工程と、
    前記第2の絶縁性接着層と前記第2の導電体を加熱し硬化することにより、前記第2の配線パターンと前記第2の導電ビアを形成する工程と、
    前記第2の転写型を剥離する工程と、
    第3の配線パターンとなる第3の凹部を有する第3の転写型の前記第3の凹部に第3の導電体を充填する工程と、
    前記第2の導電ビアの前記先端部の一部が前記第3の導電体に接続するように前記第3の転写型の前記第3の凹部側を所定の間隔を保って当接する工程と、
    前記所定の間隔内に、第3の絶縁性接着層を注入により形成する工程と、
    前記第3の絶縁性接着層と前記第3の導電体を加熱し硬化することにより、前記第3の配線パターンを形成する工程と、
    前記第3の転写型を剥離する工程とを含むことを特徴とする多層配線基板の製造方法。
  5. 前記第2の絶縁性接着層と前記第2の導電体との第1の相互拡散層を有することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の多層配線基板の製造方法。
  6. 前記第3の絶縁性接着層と前記第3の導電体との第2の相互拡散層を有することを特徴とする請求項2または請求項4に記載の多層配線基板の製造方法。
  7. 転写型が、低い弾性率および高い離型性を有する転写型樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の多層配線基板の製造方法。
  8. 前記転写型樹脂が、熱硬化性シリコーン樹脂であることを特徴とする請求項7に記載の多層配線基板の製造方法。
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