JP2006319188A - コイル挿入方法およびコイル挿入装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 押さえピンの移動量を検出するセンサによって挿入不良となるコイルを選別することを可能にしたコイル挿入方法およびコイル挿入装置を提供すること。
【解決手段】 空芯コイル5の空芯をガイドした中芯軸4の外周部に、バネ3bで拘束し真空引き用穴9を有した押さえピン10を配した吸着ブロック2をシリンダ1で連結し、さらに押さえピン10の移動量を検出するセンサ11で構成されたコイル挿入装置で、吸着ブロック2が下降し、バネ3aで拘束した中芯軸4が空芯コイル5をガイドしながらポットコア6の中芯7に空芯コイル5を移動して空芯コイル5をポットコア6に挿入する方法である。また、姿勢がみだれた空芯コイル5をポットコア6に挿入する場合、吸着ブロック2が下降している最中に、空芯コイル5が中芯7にぶつかり、さらに挿入していくと、押さえピン10が移動し、センサ11で検出することで、挿入エラーを検出し、挿入不良を選別することを可能とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、空芯コイルを中芯があるコアに挿入するコイル挿入方法およびその挿入装置に関するものである。
図3は、従来のコイル挿入装置およびコイル挿入方法の一連の動作を説明するために示した概略図である。図面を参照しながら説明する。バネ3aで拘束された中芯軸4を内蔵し、真空引き用穴9を有した吸着ブロック2を真空引きして空芯コイル5を吸着し、搬送治具8に位置決めされた中芯7を有するポットコア6に空芯コイル5を挿入するよう構成されたコイル挿入装置で(図3(a))、吸着ブロック2が下降し(図3(b))バネ3aで拘束した中芯軸4で空芯コイル5をガイドしながらポットコア6の中芯7に空芯コイル5の空芯部分が当接するように移動して(図3(c))、吸着ブロック2が上昇する前に真空引きから大気に切り替えることで、中芯軸4から空芯コイル5を切り離し、空芯コイル5をポットコア6に挿入し組立てていた(図3(d))。また、その他の組立方法の一例として、特許文献1に開示されているように、エアノズルから空芯コイルにエアを吹き付けることにより、空芯コイルを巻軸から落下させて受け取りピンに嵌合する方法も提案されている。
しかしながら、図3に示すシリンダ1は、吸着ブロック2を上下するだけの推力が必要なために空芯コイル5をポットコア7に挿入していく際に、空芯コイル5の吸着力を減少し、空芯コイル5の見掛け上の荷重を小さくすることが出来なくなる。
図4は、従来の空芯コイルとポットコアの組を直線的に複数個並べた場合のコイル挿入方法およびコイル挿入装置を示した概略図である。図4に示すように、空芯コイル5を直線的に複数個並べた場合は、シリンダ1は大きな推力が必要となり、空芯コイル5の姿勢がみだれたものがあると、ポットコア6の中芯7の角部に空芯コイル5の空芯部が接触してシンリンダ1の推力が集中し、コイルの傷や断線及びポットコアのカケが発生するという問題があった。また、特許文献1に記載の空芯コイルの分離装置では、空芯コイルのコイル部の径が小さいと、エアを吹き付けても巻軸の途中に引っ掛かってしまうという問題があり、空芯コイルが迅速に分離できないという欠点があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、ポットコアへコイルを挿入する荷重を小さくし、迅速に挿入でき、さらに押さえピンの移動量を検出するセンサによって挿入不良となるコイルを選別することを可能にしたコイル挿入方法およびコイル挿入装置を提供することにある。
本発明は、前記課題の解決のため、巻線された空芯コイルを保持し、搬送して所定位置に挿入するコイル挿入方法において、空芯コイルをガイドした中芯軸の外周部に、バネで押さえた真空引き用穴を有した押さえピンを配し、真空引き用穴から真空引きすることにより、空芯コイルを吸着し、シリンダに連結した吸着ブロックに固定し、吸着保持しながら中芯軸を下降し、所定位置に挿入することを特徴とするコイル挿入方法である。
また、押さえピンの移動量をセンサにより検出することを特徴とするコイル挿入方法である。
さらに本発明は、巻線された空芯コイルを保持し、搬送して所定位置に挿入するコイル挿入装置において、空芯コイルをガイドした中芯軸の外周部に、バネで押さえた真空引き用穴を有した押さえピンを配し、前記真空引き用穴から真空引きすることにより、空芯コイルを吸着し、シリンダに連結した吸着ブロックに固定し、吸着保持しながら中芯軸を下降し、所定位置に挿入するコイル挿入部から構成されたことを特徴とするコイル挿入装置である。
また、押さえピンの移動量を検出するセンサを配したことを特徴とするコイル挿入装置である。
また、コイル挿入部が、直線的に複数個並べて配置されたことを特徴とするコイル挿入装置である。
従って、本発明によれば、空芯コイルをガイドした中芯軸の外周に、バネで拘束し真空引き用穴を有した押さえピンを配したことで、ポットコアへ空芯コイルを挿入する荷重を小さくし、さらに押さえピンの移動量を検出するセンサによって挿入不良となる空芯コイルを選別することを可能にしたコイル挿入方法およびコイル挿入装置を提供することができる。
次に、本発明によるコイル挿入方法およびコイル挿入装置の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わるコイル挿入装置およびコイル挿入方法の一連の動作を説明するために示した概略図である。空芯コイル5の空芯をガイドした中芯軸4の外周に、バネ3bで拘束し真空引き用穴9を有し独立して移動する押さえピン10を配した吸着ブロック2をシリンダ1で連結し、さらに押さえピン10の移動量を検出するセンサ11で構成されたコイル挿入装置で(図1(a))、吸着ブロック2が下降し(図1(b))バネ3aで拘束した中芯軸4が空芯コイル5をガイドしながらポットコア6の中芯7に中心軸4が当接するよう空芯コイル5を移動して空芯コイル5をポットコア6に挿入し組立てる(図1(c))。しかしながら、姿勢がみだれた空芯コイル5をポットコア6に挿入する場合、吸着ブロック2が下降している最中に、空芯コイル5が中芯7にぶつかり(図1(d))、さらに挿入していくと、押さえピン10が姿勢をみだした空芯コイル5の一部にぶつかって、押さえピン10のみがシリンダ1方向に移動し、センサ11で検出することで、挿入エラーを検出し、挿入不良を選別することが可能となる(図1(e))。
次に、具体的な実施例を挙げ、本発明のコイル挿入方法およびコイル挿入装置について、さらに詳しく説明する。
図2は、本発明の実施例に係わる空芯コイルとポットコアの組を直線的に複数個並べた場合のコイル挿入方法およびコイル挿入装置を示した概略図である。従来例の図4で示したように、空芯コイルとポットコアの組を直線的に複数個並べた場合は、シリンダ1は大きな推力が必要となり、空芯コイル5の姿勢がみだれた組があると、ポットコア6の中芯7の角部に空芯コイル5の空芯部が接触し、ここにシリンダ1の推力が集中し、コイルの傷や断線及びポットコアのカケが発生する問題があった。しかし、このような場合は、図2に示すように、押さえピン10が独立して移動し、拘束しているバネ3bのみの荷重が挿入時にかかり、なおかつ、このバネの反力は小さくできることから、全体として、シリンダ1の推力が小さくて済む。さらに、センサ11で空芯コイル5の姿勢異常を検知することで挿入が中断されることにより、コイルの傷や断線及びポットコアのカケの発生が抑えられるようになった。
本発明の図2と従来例の図4に示すコイル挿入装置を各々用意し、空芯コイルとポットコアの組を直線的に6組並べて配置して、100回繰り返し挿入した場合、従来例では20%の不良率が発生したが、押さえピンを配した本発明では1%の不良率となり、不良発生率は大幅に低減された。また、本発明の場合では、センサにより不良箇所が瞬時にわかるため、従来例では、不良箇所を特定するのに時間を要していたが、この位置特定に要する時間短縮が図れて作業効率の向上と不良低減を実現できた。また、不良箇所を瞬時に特定することで、不良発生の原因究明の手がかりを即時に求めることができ、不良解析の時間短縮が可能となり、不良解析の効率を向上させることができた。
1 シリンダ
2 吸着ブロック
3a,3b バネ
4 中芯軸
5 空芯コイル
6 ポットコア
7 中芯
8 搬送治具
9 真空引き用穴
10 押さえピン
11 センサ
2 吸着ブロック
3a,3b バネ
4 中芯軸
5 空芯コイル
6 ポットコア
7 中芯
8 搬送治具
9 真空引き用穴
10 押さえピン
11 センサ
Claims (5)
- 巻線された空芯コイルを保持し、搬送して所定位置に挿入するコイル挿入方法において、前記空芯コイルをガイドした中芯軸の外周部に、バネで押さえた真空引き用穴を有した押さえピンを配し、前記真空引き用穴から真空引きすることにより、前記空芯コイルを吸着し、シリンダに連結した吸着ブロックに固定し、吸着保持しながら前記中芯軸を下降し、前記所定位置に挿入することを特徴とするコイル挿入方法。
- 前記押さえピンの移動量をセンサにより検出することを特徴とする請求項1に記載のコイル挿入方法。
- 巻線された空芯コイルを保持し、搬送して所定位置に挿入するコイル挿入装置において、前記空芯コイルをガイドした中芯軸の外周部に、バネで押さえた真空引き用穴を有した押さえピンを配し、前記真空引き用穴から真空引きすることにより、前記空芯コイルを吸着し、シリンダに連結した吸着ブロックに固定し、吸着保持しながら前記中芯軸を下降し、前記所定位置に挿入するコイル挿入部から構成されたことを特徴とするコイル挿入装置。
- 前記押さえピンの移動量を検出するセンサを配したことを特徴とする請求項3に記載のコイル挿入装置。
- 前記コイル挿入部が、直線的に複数個並べて配置されたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のコイル挿入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005141324A JP2006319188A (ja) | 2005-05-13 | 2005-05-13 | コイル挿入方法およびコイル挿入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005141324A JP2006319188A (ja) | 2005-05-13 | 2005-05-13 | コイル挿入方法およびコイル挿入装置 |
Publications (1)
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JP2006319188A true JP2006319188A (ja) | 2006-11-24 |
Family
ID=37539577
Family Applications (1)
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JP2005141324A Pending JP2006319188A (ja) | 2005-05-13 | 2005-05-13 | コイル挿入方法およびコイル挿入装置 |
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JP (1) | JP2006319188A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8840821B2 (en) | 2011-08-03 | 2014-09-23 | Denso Corporation | Method of manufacturing molded article including component insert-molded in resin mixed with solid powder |
CN104376998A (zh) * | 2014-11-28 | 2015-02-25 | 苏州市吴中区大陆电子设备厂 | 一种自动压紧垫块装置 |
CN104377001A (zh) * | 2014-11-28 | 2015-02-25 | 苏州市吴中区大陆电子设备厂 | 一种设有自动压紧垫块装置的高电压变压器绕组 |
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2005
- 2005-05-13 JP JP2005141324A patent/JP2006319188A/ja active Pending
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