JP2006315778A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷物の保護と、機械の破損防止を可能とするインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 記録ヘッドと、記録ヘッドによる被記録媒体への記録領域の下流側に位置し被記録媒体を支持する支持手段と、支持手段を保持する保持部材と、支持手段を保持部材より被記録媒体略搬送方向に突出/退避可能に制御する制御手段と、記録後の被記録媒体を保持する開閉可能な排紙トレイから成り、排紙トレイは支持手段の突出/退避動作に連動して開閉する。
【選択図】 図1

Description

本発明は記録装置において、記録ヘッドによって記録される被記録媒体を搬送するための被記録媒体送り機構に関し、特に記録後の被記録媒体を保持する排紙トレイに関するものである。
一般にインクジェット記録装置は、記録ヘッドから被記録媒体にインクを吐出して記録を行うものであり、記録ヘッドのコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録することができ、ランニングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有している。
上記インクジェット記録装置において、給紙装置によって給紙されてきた記録シートは記録領域においてプラテンによって保持され、記録ヘッドによって記録された後、通紙方向下流側に設けられた排紙手段によって排紙される。
図17、18は従来のインクジェット記録装置の全体構成を示す断面図である。
図17、18において、被記録媒体である記録シートPは、給紙部2に積載されており、給紙ローラー22によって上部から一枚ずつ給紙される。
給紙された記録シートPは、搬送ローラー36とピンチローラー37とによって挟持され、不図示の駆動源によって駆動される搬送ローラー36によってプラテン34上の印字開始位置まで搬送される。
7は、記録ヘッドで、キャリッジ50に着脱可能に取り付けられており、キャリッジ50は、軸81によって軸支され、記録シートPの搬送方向と直交する方向に移動可能となっている。つまり、記録ヘッド7が、記録シートPの搬送方向と直交する方向に移動しながら記録シートPへ印字を行うようになっている。
41は、排紙ローラー軸で、伝達ローラー40を介して搬送ローラー36の回転力によって駆動される。
排紙ローラー軸41には記録シートPを搬送するために幅方向に複数のエラストマーやゴムから成る排紙ローラー41aが設けられている。
42は、排紙ローラー41aと対応して圧接する拍車で、記録後の印字面を転走するため、印字された画像のインクがなるべく転移しないように先端をとがらせた形状となっている。
記録シートPは、先端が排紙ローラー41aと拍車42とで挟持される前は搬送ローラー36とピンチローラー37とで搬送され、後端がピンチローラー37から外れた後は排紙ローラー41aと拍車42とによって搬送され、排紙トレイ100へ排紙、収容されるようになっている。
又、別の従来例としては、特許文献1及び特許文献2をあげることが出来る。
特開平06-179564号公報 特開平09-080841号公報
上述従来例に示す記録装置は排紙トレイ100が外装部材に取付られ開閉可能に構成されており、記録装置を使用する際には排紙トレイ100を開状態にしてから印刷を行うものであり、誤って排紙トレイ100を閉状態で印刷を行ってしまった場合は、記録シートが記録装置から排出されずに記録装置内でジャムとなり、印刷後の記録シートを駄目にしてしまうのは勿論のこと、ジャム処理に時間や手間を浪費し、ジャムした記録シートに記録ヘッドがぶつかって記録ヘッドが破壊されたり、記録装置の各部が損傷してしまい記録装置に多大な影響を与えてしまうものであった。
本発明の記録装置は、記録ヘッドと、記録ヘッドによる被記録媒体への記録領域の下流側に位置し被記録媒体を支持する支持手段と、支持手段を保持する保持部材と、支持手段を保持部材より被記録媒体略搬送方向に突出/退避可能に制御する制御手段と、記録後の被記録媒体を保持する開閉可能な排紙トレイから成り、排紙トレイは支持手段の突出/退避動作に連動して開閉するようにしたものである。
また、排紙トレイは支持手段が退避している時は閉状態であり、支持手段が突出している時は開状態であるようにしたものである。
また、被記録媒体を検出する検出手段を備え、検出手段によって被記録媒体を検出した時に排紙トレイは開閉動作が機能するようにしたものである。
また、記録ヘッドは熱エネルギーを用いてインクを吐出して記録を行うヘッドであって、インクに与える熱エネルギーを発生するための電気熱エネルギー変換体を備えているようにしたものである。
以上説明したように、本発明のインクジェット記録装置は排紙トレイを支持手段の突出/退避動作に連動して開閉するようにしたので、誤って排紙トレイ100を閉状態で印刷を行ってしまった場合でも自動的に排紙トレイは開状態となるので、ジャムの発生しない、印刷後に記録シートを駄目にしてしまうことのない、記録装置を破損させることのない安全で信頼性に優れた装置とすることができる。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
本発明の実施例1を図1、図2を用いて説明する。自動給紙装置を有した記録装置1は、給紙部2、送紙部3、排紙部4、キャリッジ部5、クリーニング部6から構成されている。そこで、これらを項目に分けて概略を順次述べていく。なお、図1は記録装置1の全体構成を示す斜視図、図2は記録装置1の側面からの構成断面図で、図1、2を用いて(I)給紙部、(II)送紙部、(III)キャリッジ部、(IV)クリーニング部、(V)排紙部の説明をする。
(I)給紙部
給紙部2は記録紙Pを積載する圧板21と記録紙Pを給紙する給送回転体22がベース20に取り付けられる構成となっている。圧板21には可動サイドガイド23が移動可能に設けられて、記録紙Pの積載位置を規制している。圧板21はベース20に結合された回転軸aを中心に回転可能で、圧板バネ24により給送回転体22に付勢される。給送回転体22と対向する圧板21の部位には、記録紙Pの重送を防止する人工皮等の摩擦係数の大きい材質からなる分離パッド25が設けられている。さらに、ベースには、記録紙Pの一方向の角部を覆い、記録紙Pを一枚ずつ分離するための分離爪26、厚紙等分離爪26が使えないものを分離するためにベース20に一体形成された土手部27、普通紙ポジションでは分離爪26が作用し、厚紙ポジションでは分離爪26が作用しないように切り換えるための切り替えレバー28、圧板21と給送回転体22の当接を解除するリリースカム29、が設けられている。
上記構成において、待機状態ではリリースカム29が圧板21を所定位置まで押し下げている。これにより、圧板21と給送回転体22の当接は解除される。そして、この状態で搬送ローラー36の有する駆動力が、ギア等により給送回転体22及びリリースカム29に伝達されると、リリースカム29は圧板21から離れるので圧板21は上昇し、給送回転体22と記録紙Pが当接し、給送回転体22の回転に伴い記録紙Pはピックアップされ給紙を開始し、分離爪26によって一枚ずつ分離されて送紙部3に送られる。給送回転体22及びリリースカム29とは記録紙Pを送紙部3に送り込むまで回転し、再び記録紙Pと給送回転体22との当接を解除した待機状態となって搬送ローラー36からの駆動力が切られる。
(II)送紙部
送紙部3は記録紙Pを搬送する搬送ローラー36とPEセンサー32を有している。搬送ローラー36には従動するピンチローラー37が当接して設けられている。
ピンチローラー37はピンチローラーガイド30に回動可能に保持され、ピンチローラーガイド30をピンチローラーバネ31で付勢することで、ピンチローラー37を搬送ローラー36に圧接させて記録紙Pの搬送力を生み出している。さらに、記録紙Pが搬送されてくる送紙部3の入口には記録紙Pをガイドする上ガイド33及びプラテン34が配設されている。また、上ガイド33には記録紙Pの先端、後端検出をPEセンサ−32に伝えるPEセンサーレバー35が設けられている。
上記構成において、送紙部3に送られた記録紙Pはプラテン34、ピンチローラーガイド30及び上ガイド33に案内されて、搬送ローラー36とピンチローラー37とのローラー対に送られる。この時、PEセンサ−レバ−35で搬送されてきた記録紙Pの先端を検知して、これにより記録紙Pの印字位置を求めている。また、記録紙Pは不図示のLFモーターによりローラー対36、37が回転することでプラテン34上を搬送される。
なお、記録ヘッド7はインクタンクが着脱可能に構成された交換容易なインクジェット記録ヘッドが用いられている。この記録ヘッド7は、ヒータ等によりインクに熱を与えることが可能となっている。そして、この熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化によって記録ヘッド7のノズル70からインクが吐出されて記録紙P上に画像が形成される。
(III)キャリッジ部
キャリッジ部5は、記録ヘッド7を取り付けるキャリッジ50を有している。そしてキャリッジ50は、記録紙Pの搬送方向にたいして直交方向に往復走査させるためのガイド軸81及びキャリッジ50の後端を保持して記録ヘッド7と記録紙Pとの隙間を維持するガイドレール82によって支持されている。なお、これらガイド軸81及びガイドレール82はシャーシー8に取り付けられている。また、キャリッジ50はシャーシー8に取り付けられたキャリッジモーター80によりタイミングベルト83を介して駆動される。このタイミングベルト83は、アイドルプーリー84によって張設、支持されている。さらに、キャリッジ50には、電気基板9から記録ヘッド7ヘッド信号を伝えるためのフレキシブル基板56を備えている。
上記構成において、記録紙Pに画像形成する時は、画像形成する行位置(記録紙Pの搬送方向の位置)にローラー対36、37が記録紙Pを搬送すると共にキャリッジモーター80によりキャリッジ50を画像形成する列位置(記録紙Pの搬送方向と直角な位置)に移動させて、記録ヘッド7を画像形成位置に対向させる。その後、電気基板9からの信号により記録ヘッド7が記録紙Pに向けてインクを吐出して画像が形成される。
また、キャリッジ50への記録ヘッド7の着脱や、記録ヘッド7へのインクタンクの着脱は、不図示の操作キーを押すとキャリッジ50が所定の位置へ移動し、その位置で各着脱操作を行うようになっている。
(IV)クリ−ニング部
クリーニング部6は、記録ヘッド7のクリーニングを行うポンプ60と記録ヘッド7の乾燥を抑えるためのキャップ61及び搬送ローラー36からの駆動力を給紙部2及びポンプ60にきり換える駆動切り替えアーム62から構成されている。駆動切り替えアーム62が給紙、クリーニング以外の時は、搬送ローラー36の軸心を中心に回転する遊星ギア(不図示)を所定位置に固定しているので、給紙部2及びポンプ60に駆動力は伝達されない。キャリッジ50が移動することで、駆動切り替えアーム62を矢印A方向に移動させると、遊星ギアがフリーになるので搬送ローラー36の正転、逆転に応じて遊星ギアが移動し、搬送ローラー36が正転したときは給紙部2に駆動力が伝達され、逆転したときはポンプ60に駆動力が伝達されるようになっている。
(V)排紙部
排紙部4には2本の排紙ローラー41、41Aが設けられ、搬送ローラー36と排紙ローラー41に当設する伝達ローラー40と排紙ローラー41と排紙ローラー41Aに当設する伝達ローラー40Aが設けられている。従って、搬送ローラー36の駆動力が伝達ローラー40を介して排紙ローラー41に伝達され、伝達ローラー41Aによって排紙ローラー41Aに伝達される。
また、排紙ローラー41、41Aに従動して回転可能な如く拍車42、42Aが排紙ローラー41、41Aに当接され、拍車42、42Aにはクリーニングローラー44が回転可能に当接されている。以上の構成によって、キャリッジ部5で画像形成された記録紙Pは、前記排紙ローラー41、41aと拍車42、42aとに挟まれ、搬送されて排紙トレー100に排出される。
排紙ローラー41Aの下流側には記録後の排紙される記録紙Pを支持する後述の排紙サポート104が設けられ、排紙サポート104は案内部材102に回転可能に取付けられ、案内部材102はプラテン34から突出/プラテン34へ退避可能となっている。すなわち、案内部材102が直線動作することに伴って排紙サポート104は回転動作するようになっている。
次に本発明に係る記録紙の記録領域の下流側に位置し被記録媒体を支持する支持手段の構成及び動作を図3〜図12を用いて説明する。
図3は記録装置1の全体構成を示す斜視図で、図4は記録装置1が記録状態にある記録要部を示す模式的な斜視図で、図5は記録時のコックリングの発生状態を示す装置手前から見た正面図で、図6は記録装置1の排紙サポート機構の全体構成を示す下方から見た斜視図で、図7は図6の部分拡大図で、図8は記録装置1の排紙サポート機構の駆動部を示す部分拡大図で、図9〜11は記録装置1の排紙サポート機構動作時の様子を示す側面からの構成断面図で、図12は記録装置1の排紙サポート動作制御のフローチャートである。
図3〜12において搬送部は、上述の構成で動作するものである。
図3においてプラテン34の上面には記録紙Pの搬送方向に延びる凸リブ34aが形成され、記録紙Pの幅方向に所定間隔で複数設けられている。
プラテン34の下流側には凸リブ34aに対応して排紙ローラー41a、41Aaが設けられ、排紙ローラー41a、41Aaと当接して従動回転する拍車42、42Aが複数設けられ、拍車42Aの下流側には対応する排紙サポート104〜108が設けられている。
搬送ローラー36の駆動力は図2に示す伝達ローラー40、40Aによって排紙ローラー41、41Aに伝達される。
以上のように記録紙Pは記録領域において搬送ローラー36とピンチローラー37及び排紙ローラー41と拍車42とで記録紙Pと記録ヘッド7との間隔を適正に保つように構成され、排紙ローラー41、41Aと拍車42、42Aとで挟持して搬送される。
また、記録紙搬送方向においてプラテンの凸リブ34aと拍車42、42Aと排紙サポート104〜108を同軸上に配置することで記録時のコックリングを効率良くプラテン34の凸リブ34aと凸リブ34aとの間に下凸で発生させるようにしている(図5)。
次に排紙サポート機構の構成について説明する。
図3において排紙ローラー41Aの下流側には排紙サポート104〜108が設けられ、案内部材102、103によってプラテン34に支持され、プラテン34から突出/プラテン34へ退避可能となっている。
排紙サポート104〜108は記録紙Pの幅方向に5ヶ所に設けられ、プラテン34より突出した状態において記録紙Pを記録領域での水平面よりも上方へ案内支持する。
記録紙PがA4幅サイズにおいては排紙サポート104、105、106で支持し、A3幅サイズにおいては排紙サポート107、108も使用して104〜108の全てで支持し、それぞれにおいて記録紙Pの中心付近が自重で下方へ下がるように記録紙にコシを与えるようにしている。
つまり、A3幅サイズを基本にして、排紙サポート104と108及び、105と107は同様の形状とし、排紙サポートがプラテンより突出した状態で、排紙サポートの下流側最上端部(記録紙支持部)の高さ位置は104(108)>105(107)となっている。
A4幅サイズにおいては排紙サポート104、105、106で支持するが、同様の高さ位置で105と106の関係は105よりも若干106の方が高い位置にあり、105(107)<106となっている。
本実施例では記録紙Pに低又は中濃度の印字を行った場合はA3幅サイズにおいて排紙サポート104、106、108で記録紙Pを支持し、高濃度の印字を行った際に排紙サポート104(108)の内側で記録紙Pが座屈して折れ曲がるのを防ぐために排紙サポート105、107によって記録紙を支持するように設けてある。
従って、本実施例では上述のように105(107)<106としたが、105(107)=106や若干の差であれば105(107)>106としても良いものである。
排紙サポート104、105は図9に示す案内部材102の軸102cを中心に回転可能に支持され、同様に排紙サポート106、107、108は案内部材103の軸103c(不図示)を中心に回転可能に支持されている。
続いて排紙サポート104〜108で同様なため代表して排紙サポート104を用いて説明する。
図9に示すように排紙サポート104は下流側の記録紙支持部である上部形状が下流側へ向かって徐々に傾斜して高くなる形状をしており、記録後の記録紙先端が該傾斜部と係合し、該傾斜部に沿って支持されて滑らかに搬送されるようになっている。
また、排紙サポート104の上流側には後述のプラテン34のカムレール34-1〜34-4と当接して排紙サポート104の下流側の記録紙支持部104bの高さ位置を決めるためにカム山104aを有している。
そしてまた、上流側下部にはボス104bを有し、図10、11に示すバネ114が掛けられ、バネ114の他端が案内部材102に接地されることで、カム山104aとカムレール34−1〜34−4が常時安定して当接するようになっている。
以上のように排紙サポート104、105は案内部材102に回動可能に支持され、排紙サポート106、107、108は案内部材103に回動可能に支持される。
案内部材102の両側にはプラテン34に設けられたガイド溝34cと係合する凸形状のガイドレール102bが設けられ、案内部材102はガイドレール102bとプラテン34のガイド溝34c内を摺動しながら直線的に移動する。
案内部材103についても同様であるが、案内部材103には凸形状のガイドレール103cが3ヶ所に設けられ、それぞれプラテン34のガイド溝34cと係合するようになっている。
案内部材102の下部には1ヶ所にラック102aが設置され、案内部材103の下部には2ヶ所にラック103a、103bが設けられている。
また、プラテン34の下方にはプラテン34に設けられた軸受け部34bで回転可能に支持される駆動軸109が設けられ、駆動軸109に設けられたピニオンギア109a〜109cと前述の案内部材102、103のラック102a、103a、103bとが係合することで案内部材102、103は移動される。
ここで、ピニオンギア109aはラック102aと噛み合い、ピニオンギア109bはラック103aと噛み合い、ピニオンギア109cはラック103bと噛み合うようになっている。
以上のように案内部材102、103は駆動軸109の回転によってプラテン34から突出/プラテン34へ格納されるように直線運動をするが、案内部材102、103はプラテン34に対して不図示の所望の位置で突き当たり位置決めされるようになっている。
駆動軸109の端部にはギア109dが設けられ、伝達ギア110と噛み合い、伝達ギア110と同軸上に設置された伝達ギア111がモータ112のモータギア113と噛み合うように伝達ギア110、伝達ギア111はプラテン34に設置の軸受け34dに回転可能に支持されている。
ところで、伝達ギア110と伝達ギア111の間には不図示のバネによって付勢されるトルクリミッタ(不図示)が内蔵されているので、モータ112で駆動されて各ギアによって伝達されて案内部材102、103が移動して突き当たって停止する時にもピニオンギア109a、109b、109cとラック102a、103a、103bとの間で歯飛びが発生することはない。
次に排紙サポート104〜108の動作について説明する。
モータ112が起動されるとモータギア113が回転し、伝達ギア111に駆動が伝わり伝達ギア111と当接する伝達ギア110によってギア109dを通じて駆動軸109が回転される。
駆動軸109に設けられたピニオンギア109a〜109cと噛み合うラック102a、103a、103bによって案内部材102、103は直線的に移動を開始する。
図9〜11において、図9は排紙サポート104が突出され記録紙Pを支持している状態であり、図10は排紙サポート104の下流側の記録紙支持部104bが最下点にあり案内部材102がプラテン34から突出又はプラテン34へ格納される途中位置の状態を示す図であり、図11は案内部材102がプラテン34へ格納されている状態を示す図である。
以下、排紙サポート104〜108において動作は同様であるため、代表して排紙サポート104を用いて説明する。
図11において案内部材102は所定位置でプラテン34に格納され、排紙サポート104は案内部材102へ収納されてバネ114によってカム山104aはプラテン34のカムレール34−4に当接し、待機している。
駆動軸109のピニオンギア109aが回動すると係合するラック102aによって案内部材102は突出し始め、排紙サポート104のカム山104aはバネ114の力に抗してプラテン34のカムレール34−4、34−3を摺動する。(図10)
排紙サポート104の下流側の記録紙支持部104bが排紙ローラー41Aaを過ぎ、カム山104aがカムレールの斜面34−2と当接するとカム山104aは下方へ下げられ、排紙サポート104の下流側の記録紙支持部104bが徐々に上方へ上げられ、カム山104aがカムレールの最下流面34−1と当接した状態で記録紙支持部104bは最上位置となり、案内部材102はプラテン34の所定位置に突き当たって停止し、排紙サポート104の記録紙支持部104bも所定位置で保持される。
そして記録紙Pは先端が拍車42を過ぎた後、排紙サポート47の上傾斜面に当接し、傾斜面に沿って搬送され、下流側最上端部47aで支持される。(図9)
ここで、排紙サポート104〜108の突出/退避タイミングについて説明する。
排紙サポート104〜108の突出/退避タイミングは、制御手段によって行われ、記録紙のサイズや記録領域と同期して制御されるが、図12に示すフローチャート内容で制御される。
被記録媒体として普通紙使用の場合は、排紙サポート104〜108は記録ヘッドによる印字開始前に突出し、記録終了後の排紙時で記録紙後端が略排紙ローラー41a位置で退避されるようになっている。
このように普通紙においては、厚さが薄いため、記録濃度が高い画像を印字した場合に記録紙先端が自重で下方へ垂れ下がるのを防ぐために記録紙の先端から排紙サポート104〜108で支持する必要がある。
そして普通紙は紙自体のコシが弱いため紙幅方向においてそれぞれの排紙サポート104〜108の高さ関係を上述のようにしてあるため、排紙サポート104〜108にならって記録紙を中央が下凸方向にわん曲させて支持することがし易く、記録紙後端領域印字時においても排紙サポート104〜108で支持することが可能である。これは上述のスミアーに対して有効である。
一方、被記録媒体として光沢紙やコート紙使用の場合は、排紙サポート104〜108は記録紙の裏面に当接するタイミングで突出し、記録紙後端が搬送ローラーとピンチローラーとに挟時されている状態で退避されるようになっている。
ここで排紙サポート104〜108が突出/退避するタイミングは記録ヘッドによる印字の改行時に行われるようになっている。
そして、光沢紙やコート紙使用時は普通紙使用時に比べて、排紙サポート104〜108の動作速度は遅く、ゆっくりと動作するようになっている。
このように、コシの強い光沢紙やコート紙においては、排紙サポート104〜108が予め突出していると、排紙サポート104〜108に記録紙Pの先端が当接した際に記録画像の乱れが発生するのを防ぐためである。
また、普通紙に比べて排紙サポートの動作速度を遅くすることも記録紙へ与える衝撃を和らげ、画像乱れを防ぐためである。
以上説明したような構成、動作で排紙サポート機構は機能されるものである。
次に本発明に関わる被記録媒体を支持する支持手段と排紙トレイの関係動作について説明する。
図13は支持手段が突出して排紙トレイが開状態を示す側面図で、図14は支持手段が退避して排紙トレイが閉状態を示す側面図である。
図13、14において、排紙サポート104、案内部材102が突出すると、案内部材102の先端が検出スイッチ201に当接し、スイッチ201がONとなり、駆動源である専用のモータ202によってギア203が回動し、排紙トレイ100が開く(図13)。
排紙サポート104、案内部材102が退避すると検出スイッチ201がOFFとなり、モータ202によってギア203が回動し、排紙トレイ100は閉じられる(図14)。
支持手段である排紙サポート104、案内部材102は上述のPEセンサーレバー35によって記録紙を検出した場合に動作するようになっている。
従って、排紙トレイ100もPEセンサーレバー35によって記録紙を検出した場合に動作することになる。
ここで、不図示の制御回路によって排紙トレイ100の開閉動作は記録装置の電源ON後、及び印刷終了してから所定時間経過後の最初のみ有効となっている。
本実施例に示す排紙トレイ100の開閉動作は、図15、16に示すように、駆動軸109のギアとギア203とを伝達ベルト204で連結させ駆動軸109の回転をベルト203によって伝達し、排紙トレイ100を開閉させるようにしたものである。
このような構成にすることで実施例1で述べた専用モータ202を必要としないためコストに有利な構成とすることができる。
尚、本発明では伝達手段としてベルト204を用いたがギアによる伝達機構としても良い。
以下、その動作については第1の実施例で述べたものと略同様である。
本発明のインクジェット記録装置の一実施例の全体構成を示す斜視図である。 本発明のインクジェット記録装置の一実施例の側面からの構成断面図である。 本発明のインクジェット記録装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明のインクジェット記録装置が記録状態にある記録要部を示す模式的な斜視図。 本発明に係わる記録装置の記録時のコックリングの発生状態を示す装置手前から見た正面図である。 本発明に係わる記録装置の排紙サポート機構の全体構成を示す下方から見た斜視図。 本発明に係わる記録装置の図6の部分拡大図である。 本発明に係わる記録装置の排紙サポート機構の駆動部を示す部分拡大図である。 本発明に係わる記録装置の排紙サポート機構動作時の様子を示す側面からの構成断面図である。 本発明に係わる記録装置の排紙サポート機構動作時の様子を示す側面からの構成断面図である。 本発明に係わる記録装置の排紙サポート機構動作時の様子を示す側面からの構成断面図である。 本発明に係わる排紙サポート動作制御のフローチャートである。 本発明に係わる支持手段が突出して排紙トレイが開状態を示す側面図である。 本発明に係わる支持手段が退避して排紙トレイが閉状態を示す側面図である。 その他の実施例の支持手段が突出して排紙トレイが開状態を示す側面図である。 その他の実施例の支持手段が退避して排紙トレイが閉状態を示す側面図である。 従来のインクジェット記録装置の全体構成を示す斜視図である。 従来のインクジェット記録装置の側面からの構成断面図である。
符号の説明
1 記録装置
2 給紙部
3 送紙部
4 排紙部
5 キャリッジ部
6 クリーニング部
7 記録ヘッド
8 シャーシ
20 ベース
21 圧板
22 給送回転体
24 圧板バネ
34 プラテン
34a 凸リブ
34b 軸受け
34c カイド溝
34d 軸受け
34−1 カムレール
34−2 カムレール
34−3 カムレール
36 搬送ローラー
37 ピンチローラー
40 伝達ローラー
41 排紙ローラー
41A 排紙ローラー
42 拍車
42A 拍車
50 キャリッジ
81 ガイド軸
100 排紙トレイ
102 案内部材
102a ラック
102b ガイドレール
102c 軸
103 案内部材
103a ラック
103b ラック
103c ガイドレール
104 排紙サポート
104a カム山
104b 記録紙支持部
105 排紙サポート
106 排紙サポート
107 排紙サポート
108 排紙サポート
109 駆動軸
109a ギア
109b ギア
109c ギア
109d ギア
110 伝達ギア
111 伝達ギア
112 モーター
113 モーターギア
114 バネ
120 ローラー
201 検出スイッチ
202 モータ
203 ギア
204 伝達ベルト

Claims (4)

  1. 記録ヘッドと、該記録ヘッドによる被記録媒体への記録領域の下流側に位置し被記録媒体を支持する支持手段と、該支持手段を保持する保持部材と、前記支持手段を前記保持部材より被記録媒体略搬送方向に突出/退避可能に制御する制御手段と、記録後の被記録媒体を保持する開閉可能な排紙トレイから成り、該排紙トレイは前記支持手段の突出/退避動作に連動して開閉することを特徴とする記録装置。
  2. 前記排紙トレイは前記支持手段が退避している時は閉状態であり、前記支持手段が突出している時は開状態であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 被記録媒体を検出する検出手段を備え、該検出手段によって被記録媒体を検出した時に前記排紙トレイは開閉動作が機能することを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記記録ヘッドは熱エネルギーを用いてインクを吐出して記録を行うヘッドであって、インクに与える熱エネルギーを発生するための電気熱エネルギー変換体を備えていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の記録装置。
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