JP2006315088A - Pcdペレット研削砥石およびそれを用いて超硬合金製ワ−クを研削する方法 - Google Patents

Pcdペレット研削砥石およびそれを用いて超硬合金製ワ−クを研削する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 樹脂フィルム押出成形に用いるT−ダイや塗膜流延T−ダイを構成する超硬合金製ブロック材の継ぎ目面となる研削面を砥石車縞跡や傷のない優れた鏡面光沢を有する面に超精密研削加工可能なディスク状ダイヤモンド砥石の提供。
【解決手段】 円盤状基台55の一方の表面に、直径5〜20mm、高さ1〜10mmの円板状ダイヤモンド焼結体ペレット(PCD)50aの複数を同心円上に等間隔に複数設けたディスク状研削砥石50であって、前記円板状ダイヤモンド焼結体ペレットは、平均粒径1〜6μm、JIS粒度2,500〜8,000番のダイヤモンド粒子を樹脂バインダ−で結合し、ペレット状に成型したものを焼結して得たダイヤモンド焼結体ペレットで形成されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、タイバ−カット、コネクタ−等の電子機器部品、塗膜流延ダイ、樹脂フィルム製造用押出機のT−ダイブロックの継ぎ面、鏡等の超硬材料製ワ−ク表面を表面粗さがRa 0.001〜0.004μm、Ry 0.03〜0.05μmの鏡面まで研削可能なペレット状ダイヤモンド焼結体(PCD)研削砥石およびそのPCDペレット研削砥石を用いて超硬材料製ワ−クを研削する方法に関する。
金型のブロック材の平坦化方法として、エメリ−紙を用いてワイヤ−切断された超硬合金製ブロック材(V30,V40,V50)を研磨したり、平面研削装置を用い、クロムメッキステンレス、銅・ニッケルメッキステンレス、ステンレス等の金属製ワ−クを砥石車で平面研削して表面を平滑にすることは実施されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、超精密に研削されたこれらのワ−ク表面の表面粗さは、Ra 0.025〜0.26μm、Ry 0.20〜0.22μm、Rz 0.16〜0.18μm程度であり、時にはワ−ク表面に砥石跡の縞模様が残ることもある。半導体ウエハの保護用フィルムの基材に用いられる樹脂フィルムや導光板偏光フィルム、反射フィルムに用いられる樹脂フィルム、あるいは塗料をT−ダイより流延させて形成させるフィルムは、厚みが3〜8μmと薄いものも要求され、これらフィルムの製造に用いられる押出機のT−ダイ、流延ダイを構成するブロック材もその継ぎ目(併せ面)の表面粗さをより1/10オ−ダ−小さい値の鏡面にし、押出成形された樹脂フィルムに流延斑が残らないことが要求されている。
鏡面の超硬合金の表面を得る研削方法として、鋳鉄ボンド砥石車に電解インプロセスドレッシング(ELID)を付与し、超硬合金(SKD11)をELID研削加工し、Ra0.0088μm、Ry0.076μmの超精密研削ワ−クが得られたことが報告されている(例えば、非特許文献1参照。)。
また、JIS粒度140の粗粒ダイヤモンド焼結砥石(PCD)を円周外縁周りに設けた砥石車を用い、超硬合金製ワ−クを研削方向直角に送り、次いで、超硬合金製ワ−クを間歇的に研削方向平行に送ることを繰返して0.1mmの切り込み量で研削し、Raが5nm(0.005μm)、Ryが30nm(0.030μm)の超平滑研削ワ−クを得たことが報告されている(例えば、非特許文献2参照。)。
前記非特許文献は、いずれも砥石車を使用しているが、ワ−ク表面を傷つけることなく安定に良好な研削を行うことの可能なディスク状ダイヤモンドレジノイド研削砥石として、略円盤形状または略円筒形状の基台の上端面に厚みが1〜5mm、直径が380mmの砥石層を付してなるディスク状研削砥石であって、前記砥石層の表面には半径方向に幅2〜5mmの放射状溝が6条形成されており、溝内にはエポキシ系樹脂からなる溝形状維持部材が充填されているダイヤモンド超砥粒を含むレジンボンド研削砥石も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−45913号公報(第3−8頁、図2参照) 新世代加工システム(株)浅見 宗明、理化学研究所 大森 整、山形 豊、守安 精、池上精工(株)三浦 隆寛 著、"テ−ブルトップ超精密4軸加工機の開発"、〔online〕、〔平成17年4月22日検索〕、インタ−ネットURL:http://www.micro.ne.jp/materials/TRIDER-X.html 安井平司著「精密工学会誌」、69巻12号、頁1713、2003年12月刊 特開平11−188642号公報(第2−3頁、図1参照)
非特許文献1に記載されるELID研削加工は、既存の研削装置に電極およびELID電源装置を新たに設ける必要があり、装置改造が必要とされる。非特許文献2の記載の方法は、砥石車の軌跡跡が研削されたワ−ク表面に残り、さらなる仕上研削または仕上研磨が必要である。特許文献2に記載のディスク状ダイヤモンドレジノイド砥石は、既存の縦型研削装置を利用できる利点があるが、研削加工の面粗さの仕上りが前記非特許文献のそれの約10倍と悪く、さらなる仕上研削または仕上研磨が必要である。
本発明は、仕上用の超精密研削加工用砥石としてダイヤモンド砥石車に代えてディスク状のダイヤモンド研削砥石を用いてRa 0.001〜0.004μm、Ry 0.03〜0.05μmの鏡面を有する超硬合金を与えることができるディスク状ダイヤモンド焼結体研削砥石の提供を目的とする。
請求項1の発明は、円盤状基台の一方の表面に、直径5〜20mm、高さ1〜10mmの円板状ダイヤモンド焼結体ペレットの複数を隣接するペレット間の距離を少なくとも3mm以上離して同心円上に等間隔に複数設けたディスク状研削砥石であって、前記円板状ダイヤモンド焼結体ペレットは、平均粒径1〜6μm、JIS粒度2,500〜8,000番のダイヤモンド粒子を樹脂バインダ−で結合し、ペレット状に成型したものを焼結して得たダイヤモンド焼結体ペレット(PCD)で形成されていることを特徴とする、PCDペレット研削砥石を提供するものである。
請求項2の発明は、前記請求項1に記載のPCDペレット研削砥石を用い、これをスピンドル軸にPCDペレット層が下面を向くように取り付け、研削装置のワ−クテ−ブル上に載置された超硬合金製ワ−クの表面に研削剤を供給しつつ、前記スピンドル軸回りに回転するPCDペレット研削砥石のPCDペレットをワ−ク表面に押圧し、PCDペレットの一方向への送りをかけながらワ−クを切り込むことにより超硬合金ワ−ク表面を研削加工する方法を提供するものである。
ダイヤモンド研削砥石車やディスク状ダイヤモンドレジノイド砥石で粗研削加工することによりワ−ク(超硬合金)表面に生じた砥石車跡縞や傷も、本発明のPCDペレット研削砥石による横方向の送りをかけた超精密研削加工により消滅し、超精密研削ワ−クの表面粗さの値は、超精密研削加工前の値の1/3〜1/6程度まで減少した優れた鏡面を呈する。
以下、図を用いて本発明をさらに詳細に説明する。
図1は超精密研削装置の平面図、図2は超精密研削装置の正面図、図3は超精密研削装置の側面図、図4は超精密研削装置のツ−ルヘッド部の部分拡大図、図5はPCDペレット研削砥石の平面図、図6は図5におけるI−I断面図、および、図7は別の態様を示すPCDペレット研削砥石の平面図である。
図1、図2および図3に示す超精密研削装置1において、2はフレ−ム、3は該フレ−ム上に設けられたワ−クテ−ブル、4はコラム、5はツ−ルヘッド、50はディスク状PCDペレット研削砥石、6は取付部材、7は左右移動ツ−ルテ−ブル、8はツ−ルテ−ブル7を左右に走行させる移動駆動装置、9は研削液供給管(図示されてない)、10はドレッサ、11はサ−ボモ−タ、12はエア−シリンダ、13はNC制御盤、および、14はワ−クである。前記ツ−ルヘッド5は取付部材6によりコラム4の前面壁にボルト61で固定されており、コラム4は左右移動ツ−ルテ−ブル7上に固定され、ツ−ルテ−ブル移動駆動装置8の駆動により図1および図2で仮想線で示されるように左右に移動する。このコラム4の移動によりコラム4に取り付けられているツ−ルヘッド5も図1および図2で仮想線で示されるように左右に移動する。
図4に示すように、ツ−ルヘッド5はスピンドル軸51の下端に軸承されたディスク状PCDペレット研削砥石50を備える。スピンドル軸51はサ−ボモ−タ11の回転駆動をモ−タ軸53に取り付けられたタイミングプ−リ54a、タイモングベルト54b、スピンドル軸51に取り付けられたタイミングプ−リ−54cを経由して伝達され、スピンドル軸51の軸心回りに回転する。スピンドル軸51の回転駆動装置54は、これらサ−ボモ−タ11、プ−リ−54a,54c、タイミングベルト54bにより構成される。
スピンドル軸51は又、エア−シリンダ12の駆動により上下方向に昇降可能となっており、超精密研削加工時にスピンドル軸51の先端で軸承された基台55の下面に設けられたディスク状PCDペレット50aでワ−ク14表面を押圧・摺擦、切り込みを行う。
図5乃至図7に示すように、ディスク状ディスク状PCDペレット研削砥石50は、直径50〜300mmの円盤状基台55の一方の表面に、直径5〜20mm、高さ1〜10mmの円板状ダイヤモンド焼結体ペレットの複数を隣接するペレット間の距離を少なくとも3mm以上離して同心円上に等間隔に複数設けたディスク状研削砥石であって、前記円板状ダイヤモンド焼結体ペレットは、平均粒径1〜6μm、JIS粒度2,500〜8,000番のダイヤモンド粒子を樹脂バインダ−で結合し、ペレット状に成型したものを焼結して得たダイヤモンド焼結体ペレット(PCD)で形成され、このペレット50aはエポキシ樹脂接着剤、ポリイミド樹脂接着剤等の耐熱性接着剤で円盤状基台55に固定される。ペレット固定後、このペレットの高さを同一とするため、ダイヤモンドドレッサを用いてドレッシングし、ペレット面を面一とする。
円盤状基台55の中央部下面には、研削装置の砥石スピンドル軸51に嵌合する円筒状空所55aと、研削装置の砥石フランジに設けられた止めピンが装着される空所55cが、中央部上面にはPCDペレット研削砥石をスピンドル軸51に固定する止め具が挿入できる円筒状空所55bが設けられている。
図5および図6に示すPCDペレット研削砥石50は、直径60mm、高さ16mmの円盤状基台55の中心より50mm半径の所に直径10mm、高さ5mmのダイヤモンド焼結体ペレット(PCD)12個を同心円状に等間隔に設置したものである。図7に示すPCDペレット研削砥石50は、直径150mm、高さ16mmの円盤状基台55の中心より140mm半径の所に直径10mm、高さ5mmのダイヤモンド焼結体ペレット(PCD)24個、110mm半径の所に直径10mm、高さ5mmのダイヤモンド焼結体ペレット(PCD)16個、および80mm半径のところに直径10mm、高さ5mmのダイヤモンド焼結体ペレット(PCD)10個を同心円状に等間隔に設置したものである。隣接するペレット間の距離を3mm以上とすることにより研削時の研削液のワ−ク上での滞留を防ぎ、研削屑によりワ−クに傷が付くのを防ぐ。が好ましい。
前記のダイヤモンド焼結体ペレット50aは、例えば、平均粒径1〜6μm、JIS粒度2,500〜8,000番のダイヤモンド粒子を少量(8〜20容量%)の樹脂バインダ−で結合し、これを黒鉛型に充填し、パルス電流を流しながら通電加圧し、1,280〜1,380℃まで昇温し、同温度で2〜10分間焼結し、ついで冷却して製造する。このペレット燒結体は、Hv硬度が約7,500〜8,200であり、ダイヤモンドのHv硬度が約1,200、超硬合金(WC−10wt%Co)のHv硬度が約2,200と比較すると硬いものである。
ダイヤモンド粒子としては、天然ダイヤモンド(D)、合成ダイヤモンド(SD)、Co,Cu,W,Pt,Al等の金属で被覆された合成ダイヤモンド(SDC)が使用できる。バインダ−樹脂としては、ベ−クライト樹脂(フェノ−ル樹脂)、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アセタ−ル樹脂等の熱硬化性樹脂が使用できる。このダイヤモンド焼結体(PCD)ペレットは、結合度L〜P、集中度55〜125の物性を示す。
研削液供給ノズル9は、前記ワ−クテ−ブル3上に載置されたワ−ク表面とこれに対向する前記PCDペレット研削砥石50のPCDペレット50a面間に研削液を供給する。
ワ−ク14素材の超硬材料としては、組成がWC−Co、WC−Ni−Cr、WC−TaC−Co、WC−TiC−Co等の超硬合金(JIS記号でV30,V40,V50等のダイ用超硬合金)、S45C、SKD11等のステンレスが挙げられる。
超精密研削装置1を用いて超硬合金製ワ−ク表面を超精密研削加工するには、ワ−クテ−ブル3上に治具により固定されたワ−ク14の表面に研削液供給ノズル9より水溶性研削液を供給しつつ、800〜1,800min−1で回転しているスピンドル軸51に軸承されているPCDペレット研削砥石50を図に示されていないサ−ボモ−タの駆動によりボ−ルネジを回転させ、ボ−ルネジに取り付けられ、ツ−ルテ−ブル7底面に固定されている螺合体を移動させることによりPCDペレット研削砥石50を一方向(図2では左側より右側方向)へ300〜1,200mm/分の速度で移動させつつワ−ク表面にPCDペレットを当接させ、摺擦させて、切り込み量1〜5μmの超精密研削加工を行う。
ワ−クテ−ブル3の右側(図2の右側仮想線位置)でスピンドル軸51が逆方向(右側より左側方向)へ反転する際、PCDペレット50aがワ−ク表面から僅か(1〜20μm)に離れる距離スピンドル軸51上昇させ、ワ−ク研磨開始点位置(図2の中央の実線位置)までPCDペレット研削砥石50を左側方向へ移動させ、研削開始点位置までPCDペレット研削砥石50が戻ったら、再び、スピンドル軸51を下降させることにより切り込みを掛けて、右方向への超精密研削加工を繰り返す。
前述のワ−クの一方向超精密研削加工を数回ないし数百回繰り返し、切り込み量が所望の切り込み量(例えば、1μm)の値となったらスピンドル軸をエア−シリンダ12駆動で上昇させ、研削開始点まで戻し、超精密研削加工を終了する。
参考例1
ワ−クとして、長さ1250mm、幅380mm、高さ220mmの超硬合金(V40)製ブロック材を用い、このブロック材の幅部分の継ぎ目部分(図3で断面斜線を施した部分の表面部分)60mm幅、長さ1250mmを#1500番ダイヤモンドレジノイド砥石車(SD 1500 N 75 B B 3)で砥石回転速度1500min−1で切り込み量500μmの研削(粗研削)加工した。粗研削された面には砥石車の縞跡が残っていた。研削面の表面粗さ(Fプロファイル)は、Raが0.0147μm、Ryが0.128μmであった。
実施例1
図1に示す超精密研削装置のスピンドル軸51に、PCDペレット研削砥石50を軸承させた。この研削砥石50は、図7に示す直径150mm、高さ16mmの円盤状基台55の一方の表面に、直径10mm、高さ5mmのPCDペレット複数を同心円状に3周配置(PCDペレット研削砥石50の研削面に対するPCDペレット50aが占める面積割合は、24%)したPCDペレット研削砥石であって、前記PCDペレットは、平均粒径2μm、JIS粒度6,000番の合成ダイヤモンドをベ−クライト樹脂結合材を用いて成型したものを1380℃で焼結して製造した結合度L、集中度100のPCDペレットである。
このディスク状ダイヤモンドビトリファイドボンド研削砥石を備える超精密研削装置を用い、参考例1で得た粗研削面のワ−クの継ぎ目部(幅60mm、長さ1250mm)を5μmの切り込み量で超精密研削加工した(スピンドル回転数200min−1、水溶性研削液を使用。)。超精密研削加工面の表面粗さ(Fプロファイル)は、Raが0.0043μm、Ryが0.052μm、Rzが0.0284μmであった。ワ−クの前記砥石車縞跡は超精密研削加工により消滅しており、優れた鏡面を示していた。
比較例1
図1に示す超精密研削装置のスピンドル軸51にディスク状ダイヤモンドビトリファイドボンド砥石を軸承させた。この砥石は、砥石の中心点を通る深さ2mmの溝3条を表面に有する厚み5mm、直径120mmのディスク状ダイヤモンドビトリファイドボンド砥石層を直径120mmの円盤状基台の一方の表面に設けたものである。前記円板状ダイヤモンド超砥粒ビトリファイド砥石層は、平均粒径2μm、JIS粒度6,000番、結合度N、集中度120、ビトリファイドボンドの砥石で形成されている。
このディスク状ダイヤモンドビトリファイドボンド研削砥石をスピンドル軸に軸承した超精密研削装置を用い、参考例1で得た粗研削面のワ−クの継ぎ目部(幅60mm、長さ1250mm)を10μmの切り込み量で超精密研削加工した(スピンドル回転数200min−1、水溶性研削液を使用。)。超精密研削加工面の表面粗さ(Fプロファイル)は、Raが0.0072μm、Ryが0.068μm、Rzが0.0312μmであった。ワ−クの前記砥石車縞跡は超精密研削加工により消滅し、ワ−ク表面は鏡面を呈するが、3箇所に微細な傷が見受けられた。
本発明のPCDペレット研削砥石は、加工された超硬合金製ワ−クの表面粗さの値が、粗研削面のそれに較べて1/6〜1/3倍と非常に小さく、傷のない優れた光沢鏡面を呈する。
超精密研削装置の平面図である。 超精密研削装置の正面図である。 超精密研削装置の側面図である。 超精密研削装置のツ−ルヘッド部の部分拡大図である。 本発明のPCDペレット研削砥石の平面図である。 図5におけるI−I断面図である。 別の態様を示すPCDペレット研削砥石の平面図である。
符号の説明
1 超精密研削装置
2 フレ−ム
3 ワ−クテ−ブル
4 コラム
5 ツ−ルヘッド
50 ディスク状PCDペレット研削砥石
50a PCDペレット
55 円盤状基台
6 取付部材
7 左右移動ツ−ルテ−ブル
8 ツ−ルテ−ブル移動駆動装置
11 サ−ボモ−タ
12 エア−シリンダ
13 NC制御盤
14 ワ−ク(T−ダイブロック材)

Claims (2)

  1. 円盤状基台の一方の表面に、直径5〜20mm、高さ1〜10mmの円板状ダイヤモンド焼結体ペレットの複数を隣接するペレット間の距離を少なくとも3mm以上離して同心円上に等間隔に複数設けたディスク状研削砥石であって、前記円板状ダイヤモンド焼結体ペレットは、平均粒径1〜6μm、JIS粒度2,500〜8,000番のダイヤモンド粒子を樹脂バインダ−で結合し、ペレット状に成型したものを焼結して得たダイヤモンド焼結体ペレットで形成されていることを特徴とする、PCDペレット研削砥石。
  2. 請求項1に記載のPCDペレット研削砥石を用い、これをスピンドル軸にPCDペレット層が下面を向くように取り付け、研削装置のワ−クテ−ブル上に載置された超硬合金製ワ−クの表面に研削剤を供給しつつ、前記スピンドル軸回りに回転するPCDペレット研削砥石のPCDペレットをワ−ク表面に押圧し、PCDペレットの一方向への送りをかけながらワ−クを切り込むことにより超硬合金ワ−ク表面を研削加工する方法。
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