JPH08133839A - ダイヤモンド焼結体とその製造方法、ダイヤモンド焼結体工具並びに砥粒 - Google Patents

ダイヤモンド焼結体とその製造方法、ダイヤモンド焼結体工具並びに砥粒

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JPH08133839A
JPH08133839A JP7221547A JP22154795A JPH08133839A JP H08133839 A JPH08133839 A JP H08133839A JP 7221547 A JP7221547 A JP 7221547A JP 22154795 A JP22154795 A JP 22154795A JP H08133839 A JPH08133839 A JP H08133839A
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powder
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diamond
phosphorus
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JP7221547A
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English (en)
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Hitoshi Sumiya
均 角谷
Shuichi Sato
周一 佐藤
Takeshi Nakajima
猛 中島
Yasuyuki Kaneda
泰幸 金田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規なダイヤモンド焼結体とその製造方法、
ダイヤモンド焼結体工具並びに砥粒を提供する。 【解決手段】 ダイヤモンドの体積比率が50〜99.
9%であり、残部結合相がリン系化合物と炭酸系化合物
とから得られる物質を主体とする相から成ることを特徴
とするダイヤモンド焼結体。リン系化合物粉末、炭酸系
化合物粉末、リン−炭酸系化合物粉末及び/又はリン酸
化物−炭酸系化合物粉末並びに酸化物粉末とダイヤ粉末
もしくは黒鉛粉末とを混合原料とするか、リン系化合
物、炭酸系化合物、リン−炭酸系化合物及び/又はリン
酸化物−炭酸系化合物並びに酸化物からなる化合物又は
混合物を予め作成し粉末にしてダイヤ粉末と混合し混合
原料として焼結する、あるいは作成した該粉末を薄片等
にしてダイヤ粉末を組合せ溶浸させることにより焼結体
を合成する。本発明焼結体は工具刃先、粉砕してダイヤ
砥粒として有利に使用できる。 【効果】 耐熱性、耐欠損性、耐摩耗性、耐食性に優
れ、低温、低圧で焼結できるので経済効果も非常に大き
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイヤモド焼結体と
その製造方法、該ダイヤモンド焼結体工具並びに砥粒に
関する。本発明のダイヤモンド焼結体は非鉄金属やセラ
ミックス等の切削工具用素材及び石油堀削用等のドリル
ビットの刃先素材として、あるいは粉砕したものを砥粒
として好適に使用できる。
【0002】
【従来の技術】従来の合成ダイヤモンド焼結体を用いら
れた焼結材により大別すると、焼結結合材として、溶
媒作用のある鉄族金属(Fe,Ni,Co)及び又はそ
の合金を用いたもの、焼結結合材として、炭化ケイ素
(SiC)を用いたもの、焼結結合材として、触媒と
して作用する炭酸塩を用いたもの、の3種類になる。こ
のうちは、に比較して、高温高圧による焼結が必
要となり、製造コストがかなり割高となるため、工業的
に利用されているものは、前記、の鉄系金属又はそ
の合金、並びに炭化ケイ素を用いたものが殆どである。
上記の他、天然のダイヤモンド焼結体(カルボナード)
があるが、成因が明確ではなく、産出量も極く少量の
為、工業用途としては事実上使用されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の合成ダイ
ヤモンド焼結体については、それぞれ以下のような問題
点がある。まず、の鉄族金属又はその合金を焼結結合
材とするダイヤモンド焼結体の場合、700℃以上の高
温にすると、結合材とダイヤモンドが反応し強度が低下
すること、焼結結合材に金属を用いているため耐摩耗性
や強度が低下することが挙げられる。の炭化ケイ素を
焼結結合材とする場合は、破壊し易い炭化物を結合材に
用いている為、耐欠損性に劣ること、ダイヤモンドに対
する溶媒及び触媒作用の無い炭化ケイ素を用いている
為、ダイヤ同士の結合が少なく耐摩耗性に劣ることが挙
げられる。の炭酸塩を焼結結合材とするものの場合
は、炭酸塩が触媒作用を発揮する圧力及び温度が高く、
前記、の焼結体に比較して、焼結可能な体積が減少
すること、超高圧の焼結費用が高額の為、単位体積当り
の焼結体のコストが極めて高くなること、さらに炭酸塩
は触媒作用又は溶媒作用が比較的小さいためダイヤ粒子
同士の結合強度が弱く、耐欠損性に劣ることが挙げられ
る。また、前記の焼結体を酸等に浸けて、鉄系金属並
びに鉄系合金を除去したものがあるが、強度,耐欠損性
共に低く、高温で使用する用途に限定されている。以上
述べた様に、従来のダイヤ焼結体は、 i)耐熱性に劣る
こと、ii)耐欠損性に劣ること、iii)耐摩耗性に劣るこ
と、iv)焼結により高温高圧を必要とし、コスト高にな
ること、の上記 i)〜iv)のいずれかの問題点をそれぞ
れ2つ以上有していた。本発明はこのような現状に鑑
み、上記問題点をいずれも解決できて耐熱性、耐欠損
性、耐摩耗性を有し、且つ比較的低圧低温で合成できる
ダイヤモンド焼結体とその製造方法、該ダイヤモンド焼
結体工具並びに砥粒を提供することを意図したものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として本発明は、ダイヤモンドの体積比率が50
〜99.9%、好ましくは50〜99.5%、更に好ま
しくは70〜99.5%%であり、残部結合相がリン系
化合物と炭酸系化合物とから得られる物質を主体とする
相から成ることを特徴とするダイヤモンド焼結体を提供
する。本発明のダイヤモンド焼結体として、上記残部結
合相がリン系化合物と炭酸系化合物から得られる物質及
び酸化物からなる混合相からなるものは特に好ましい実
施態様の一つである。また本発明のダイヤモンド焼結体
として、上記残部結合相がリン系化合物と炭酸系化合物
とから得られるリン−炭酸系化合物,リン酸化物−炭酸
系化合物及び酸化物からなるものは本発明の他の特に好
ましい実施態様である。本発明のダイヤモンド焼結体に
おいては、前記リン系化合物が希土類元素,アルカリ金
属元素,アルカリ土類金属,周期律表の3B族元素,4
B族元素及び6B族元素からなる群から選ばれる1種以
上を含有することが特に好ましい実施態様のひとつであ
る。
【0005】また、本発明のダイヤモンド焼結体におい
て、前記炭酸系化合物が希土類元素,アルカリ金属元
素,アルカリ土類金属,Mn及びVのうちの1種又は2
種以上を含有することが特に好ましい実施態様の一つで
ある。また、さらに本発明のダイヤモンド焼結体におい
ては、前記リン系化合物と炭酸系化合物とから得られる
物質が、希土類元素,アルカリ金属元素,アルカリ土類
金属,周期律表の3B族元素,4B族元素及び6B族元
素からなる群から選ばれる1種又は2種以上を含有する
ことが特に好ましい実施態様の一つである。本発明のダ
イヤモンド焼結体においては、前記酸化物が希土類元
素,アルカリ金属元素,アルカリ土類金属,周期律表の
3B族元素,4B族元素,6B族元素,4A族元素,鉄
族元素,Mn及びVからなる群から選ばれる1種又は2
種以上を含有することが特に好ましい実施態様の一つで
ある。
【0006】本発明のダイヤモンド焼結体において、前
記リン系化合物と炭酸系化合物とから得られる物質が、
x 〔Ny CO3 (Pa b z 〕(ただし、Mは希土
類元素,アルカリ元素,アルカリ土類元素,Pb,M
n,又はVからなる単一元素又は固溶体であり、Nは希
土類元素,周期律表の3B族元素,4B族元素,6B族
元素又は4A族元素の酸化物又は金属元素の酸化物から
なる群のうちの1種類の元素又は酸化物を含有してなる
化合物であり、x,y,zは夫々1≦x≦7,1≦y≦
6,1≦z≦6の範囲内にあり、aが1又は2であり、
且つbが2,3,4,5又は7である)で表されるリン
灰石族であるものは特に好ましい実施態様として挙げら
れる。
【0007】本発明はさらに、リン系化合物粉末、炭酸
系化合物粉末、リン−炭酸系化合物粉末及び/又はリン
酸化物−炭酸系化合物粉末並びに酸化物粉末とダイヤモ
ンド粉末とを混合し、得られた混合粉末を原料粉末とし
てダイヤモンドの安定領域下で焼結することを特徴とす
る上記のいずれかのダイヤモンド焼結体の製造方法を提
供する。本発明はまたさらに、リン系化合物、炭酸系化
合物、リン−炭酸系化合物及び/又はリン酸化物−炭酸
系化合物並びに酸化物からなる化合物又は混合物を予め
作成して粉末にし、該粉末とダイヤモンド粉末とを混合
した混合原料をダイヤモンドの安定領域下で焼結するこ
とを特徴とする上記のいずれかのダイヤモンド焼結体の
製造方法を提供する。本発明はまたさらに、リン系化合
物粉末、炭酸系化合物粉末、リン−炭酸系化合物粉末及
び/又はリン酸化物−炭酸系化合物粉末並びに酸化物粉
末からなる粉末、またはリン系化合物、炭酸系化合物、
リン−炭酸系化合物及び/又はリン酸化物−炭酸系化合
物並びに酸化物からなる化合物又は混合物を予め作成し
て粉末にし、当該粉末からなる薄片、薄板又は焼結体保
持板とダイヤモンド粉末又は黒鉛粉末を組合せ、ダイヤ
モンド安定領域下で溶浸させることによりダイヤモンド
を焼結することを特徴とするダイヤモンド焼結体の製造
方法を提供する。本発明は、上記のいずれかのダイヤモ
ンド焼結体を切削刃先又は掘削刃先に用いたことを特徴
とする切削,研削又は掘削用ダイヤモンド焼結体工具を
提供する。さらに本発明は上記のいずれかのダイヤモン
ド焼結体が粉砕されてなることを特徴とする砥粒を提供
する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、リン系化合物と炭酸系
化合物とから得られる物質を主体とする相を結合相とす
るダイヤモンド焼結体であり、またリン系化合物と炭酸
系化合物からなる化合物を焼結結合材に用いて、あるい
はこれにさらに酸化物を加えてなるものを焼結結合材に
用いて焼結した、ダイヤモンド焼結体である。 1)リン系化合物の添加効果について:リン系化合物は
ダイヤモンド合成の触媒又は溶媒として作用し、ダイヤ
モンドの焼結を促進する。また希土類元素等が炭化する
のを弱め、当該元素の焼結作用を助長する。リン系化合
物の形態効果について説明すると、一般に本願発明に係
るリン系化合物は、Pa b の一般式で記述できる。多
種存在する酸化リンのなかで、Pab におい、aが1
又は2,且つbが2,3,4,5又は7である組合せの
場合に溶媒作用を有し、ダイヤモンドの焼結に作用する
ことを、本発明者らは見いだした。また本発明者らは、
オルソリン酸(H3 PO4 )のほか次亜リン酸(例えば
2 PO3 )、メタリン酸(HPO3 )の場合も有効に
作用することを見いだした。これらのほかピロリン酸、
トリリン酸、トリメタリン酸、テトラメタリン酸などの
ポリリン酸も有効に作用する。
【0009】2)希土類元素の添加効果について:希土
類元素は炭素の溶解作用を有するためダイヤモンド合成
の溶媒として作用し、ダイヤモンド焼結を促進する。た
だし、従来の溶媒では希土類元素の炭化物が多量に形成
されて、溶媒としての作用を阻害されていた。
【0010】3)炭酸の添加効果について:炭酸はダイ
ヤモンド合成の溶媒として働くだけでなく、リン系化合
物と共存又は化合物を形成して融点を下げ、合成温度を
低下させる。また希土類元素等が炭化するのを弱める効
果を有する。
【0011】4)アルカリ金属元素,アルカリ土類元
素,周期律表の3B族元素,4B族元素又は6B族元素
を含有してなる化合物の添加効果について:まず第1の
効果は、当該化合物は耐薬品性に優れ、かつ強度も高
く、結合材が劣化しないという効果を奏する。特に腐食
性の環境で用いる掘削や切削においてその効果が高い。
また、当該化合物の熱膨張係数は5×10-6とダイヤモ
ンドの熱膨張係数2〜3×10-6に近く、高温で使用し
ても焼結体内で熱応力が発生せず、耐熱性に優れてい
る。第2の効果は当該化合物とすることにより、高圧下
では融点が低くなり、低温で焼結することが可能とな
る。結合相を単一の化合物にしても、複数の化合物にし
ても同様に効果がある。低圧低温で合成できることによ
り製造費用が大幅に低減できるという大きな工業的メリ
ットが生じる。
【0012】5)酸化物特にアルカリ金属元素,アルカ
リ土類元素,3B族元素,4B族元素又は6B族元素の
酸化物,鉄族酸化物又は4A族酸化物、Mn又はVの酸
化物の添加効果について:これらの酸化物の添加効果
は、焼結温度を低下するとともに、結合相の耐蝕性や強
度を向上する点にある。
【0013】6)Mx 〔Ny CO3 (Pa b 2 〕で
表されるリン灰石族が結合相に存在することの効果につ
いて:結合相に当該化合物を用いることの第1の効果
は、当該化合物の融点が低く、従来の炭酸塩触媒に比較
して、500〜600℃近くも低温でダイヤモンドを焼
結でき、圧力も1.5GPa(15000気圧)強低減
することができる点である。このように低圧低温で合成
できることは、焼結体の製造コスト低減に大きく寄与
し、安価な製品を提供できる。また、当該化合物は酸や
アルカリに強く、耐蝕性に優れており、石油掘削等のド
リルビットの刃先には特に適している。さらに当該化合
物の強度も高く結合相に用いることにより耐欠損性が向
上する。
【0014】本発明者等は当該化合物が形成できる条件
が以下であることを見いだした。すなわち、Mx 〔Ny
CO3 (Pa b 2 〕において、Mは希土類元素,ア
ルカリ元素,アルカリ土類元素,Pb,Mn又はVから
選ばれる単一元素又は固溶体であり、Nは希土類元素、
3B族元素,4B族元素,6B族元素,4A族元素及び
これら元素の酸化物並びに金属元素酸化物からなる群か
ら選ばれる1種以上の元素又は酸化物を含有した化合物
であり、かつ 1≦x≦7,1≦y≦6,1≦z≦6
の範囲にあることである。
【0015】本発明の焼結材の各成分、化合物について
更に具体的に説明する。本発明にいうリン系化合物とは
具体的には例えば、P2 O,P2 3 ,P2 4 ,P2
5 ,H3 PO4 等の酸化リンやリン酸類、K3
4 ,K2 HPO4,KH2 PO4 ,Na2 HPO4
nH2 O,Ba3 (PO4 2 ,BaHPO 4 ,Ca
(H2 PO4 2 等のK,Na,Ba,Ca塩、さらに
はLi,Rb,Cs,Fr,Be,Mg,Sr,Ra,
Re,Rn,Os,Co,Rh,Ir,Ni,Pd,P
t,Pb等の塩でもよい。
【0016】本発明にいう炭酸系化合物とは具体的には
例えば、CaCO3 ,SrCO3 ,BaCO3 ,MgC
3 ,Na2 CO3 ,K2 CO3 ,Li2 CO3 ,Cs
2 CO3 ,NaHCO3 ,KHCO3 ・2H2 O,Li
HCO3 ,CsHCO3 ,La2 (CO3 2 ,Ce2
(CO3 2 ,Nd2 (CO3 2 ,Gd2 (CO3
2 ,Eu2 (CO3 2 等を挙げることができる。
【0017】本発明にいうリン系化合物に含有される希
土類元素,アルカリ金属元素,アルカリ土類元素,周期
律表の3B族元素,4B族元素,6B族元素,Mn及び
Vからなる群から選ばれる1種又は2種以上の元素にお
いて、希土類元素としては、ランタノイドのLa,C
e,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,D
y,Ho,Er,Tm,Yb,Lu及びアクチノイドの
Ac,Th,Pa,U,Np,Pu,Am,Cm,B
k,Cf,Es,Fm,Md,No,Lrが挙げられ
る。また、希土類元素は合金に含まれていてもよく、こ
のような合金としては例えばCeTl,CeIn,Al
Ce,LaGe等の合金が挙げられる。また該アルカリ
元素としては、Li,Na,K,Cs,Rb,Frが挙
げられ、アルカリ土類元素としては、例えばBe,M
g,Ca,Sr,Ba,Raが挙げられ、周期律表の3
B族元素としてはAl,B,Ga,In,Tl、周期律
表の4B族元素としてはSi,Ge,Sn,Pbが挙げ
られ、6B族元素としてはS,Se,Te,Poが挙げ
られる。また、これらは酸化物であってもよい。
【0018】本発明の炭酸系化合物に含まれることので
きるアルカリ金属元素、アルカリ金属土類元素、希土類
元素としては上述したと同様のものが挙げられる。
【0019】また、本発明にいう酸化物としては、前記
した希土類元素,アルカリ金属元素、アルカリ土類元
素、周期律表の3B族元素、4B族元素、6B族元素、
鉄族元素、4A族元素、Mn及びVの酸化物が挙げら
れ、該鉄族元素としては、Fe,Co,Ni、4A族元
素としてはTi,Zr,Hf等が挙げられる。
【0020】以上のように本発明のダイヤモンド焼結体
における結合相は、リン系化合物、炭酸系化合物、リン
系化合物と炭酸系化合物との化合物もしくは複合体、ま
たは前記化合物もしくは複合体と金属の酸化物等からな
る単相もしくは複合相である。本発明における、M
x 〔Ny CO3 (Pa b z 〕の具体的な例として
は、例えばCa2 ・Ce2 (CO3 2 (PO4 2
Sr2 ・La2 ・CO3 ・(P2 7 ),Ba4 ・Nd
・CO3 ・(PO4 3 ,Mg5 ・La・(CO3 2
(PO4 3 ,Ca・CeO2 ・CO3 ・P2 5 ,N
2 (La2 3 )・CO3 ・(P2 5 2 ,Ce2
・Al・(CO3 3 (H2 PO2 3 ,La 2 ・Ce
2 ・(CO3 3 (PO4 2 ,Ce3 ・SiO2
(CO3 2 ・PO4 等が挙げられる。
【0021】本発明のダイヤモンド焼結体において、ダ
イヤモンドは50〜99.9体積%とするが、この理由
は50%未満では耐摩耗性に劣り、99.9%を越える
と焼結性が低下するからである。その好ましい範囲は5
0〜99.5体積%、特に70〜99.5体積%であ
る。ダイヤモンド原料としては、単結晶ダイヤモンド粉
末(砥粒等)及び多結晶ダイヤモンドの粉末を用いるこ
とができる。粉末の粒径は0.01〜200μm程度で
ある。また、ダイヤモンド粉末にかえて黒鉛粉末を用い
ることもできる。また、焼結結合材の粉末は0.01〜
30μm程度、好ましくは0.1〜10μm程度が普通
であるが、ダイヤモンド原料粉末より小さいのが好まし
い。
【0022】本発明のダイヤモンド焼結体の製造方法と
しては、前記リン系化合物、炭酸系化合物、酸化物の粉
末を混合し、さらにダイヤモンド粉末を加え、十分混合
した後、超高圧高温下で焼結する方法と、常圧下で予め
リン炭酸化合物又はリン酸化合物−炭酸化合物及び酸化
物からなる化合物を作成しておき、該化合物を粉末にし
ダイヤモンド粉末と十分混合した後、超高圧・高温下で
焼結する方法が有効である。さらに、常圧下で予めリン
炭酸化合物又はリン酸化合物−炭酸化合物及び酸化物か
らなる化合物を作成しておき、該化合物を粉末にしたも
のを薄片、薄板あるいは焼結体保持板状に形成し、これ
にダイヤモンド又は黒鉛粉末を組み合わせてダイヤモン
ドの安定領域下に保持し溶浸させることによる方法も採
用できる。本発明の製造方法によれば、従来の炭酸塩溶
媒より低圧低温の、例えば5GPa,1200℃程度で
焼結しても、ダイヤモンド焼結体として実用に供するこ
とができる硬度8,000kg/mm2 前後、好ましく
は8,000〜18,000kg/mm2 前後のダイヤ
モンド焼結体を得ることができる。本発明のダイヤモン
ド焼結体は切削,研削用工具又は掘削用工具の刃先とし
て、さらには粉砕したものをダイヤモンド砥粒として、
いずれも有利に使用できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるところはない。 〔実施例1〕(NH4 2 Ce(NO3 6 ・H2 Oと
Na2 HPO4 ・12H2 Oを水溶液中で反応させ、C
3 (PO4 4 ・8H2 Oを沈殿させて、合成した。
当該化合物を乾燥し、そこにCaCO3 粉末及びFe2
3 粉末を7:2:1の割合で混合した。混合粉末(5
体積%)にサイズ5μm、のダイヤモンド粉末(95体
積%)を良く混合して原料粉末とし、該原料粉末を型押
しした。該型押し体を超高圧反応容器内で5.5GP
a,1300℃で30分間保持した。得られたダイヤモ
ンド焼結体のビッカース硬度は15000kg/mm2
あり、十分に焼結していることが確認できた。得られた
ダイヤモンド焼結体を1200℃のN2 雰囲気下で30
分間保持し、冷却後ビッカース硬度を測定すると、依然
として15000kg/mm2 あったので、変化がな
く、本焼結体が耐熱性に優れていることを確認した。
【0024】〔実施例2〕(NH4 2 Ce(NO3
6 ・H2 OとNa2 HPO4 ・12H2 Oを水溶液中で
反応させ、Ce3 (PO4 4 ・8H2 Oを沈殿させ
て、合成した。当該化合物を乾燥し、そこにCaCO3
粉末及びFe2 3 粉末を5:3:2の割合で混合し
た。混合粉末(3体積%)にサイズ1〜2μm、のダイ
ヤモンド粉末(97体積%)を良く混合して原料粉末と
し、該原料粉末を型押しした。該型押し体を超高圧反応
容器内で5.5GPa,1300℃で15分間保持し
た。得られたダイヤモンド焼結体のヌープ硬度は820
0kg/mm2 あり、十分に焼結していることが確認で
きた。得られたダイヤモンド焼結体を1200℃のN2
雰囲気下で30分間保持し、冷却後ヌープ硬度を測定す
ると、依然として8200kg/mm2 あったので、変
化がなく、本焼結体が耐熱性に優れていることを確認し
た。
【0025】〔実施例3〕実施例2において(NH4
2 Ce(NO3 6 ・H2 Oに変えて、CeHP 2 7
・3H2 Oを強熱させ、Ce2 3 ・2P2 5 を得
て、前記Ce2 (PO4 4 ・8H2 Oに代えて用いた
他は実施例2と同様の条件にしてダイヤモンド焼結体を
製造した。いずれの場合も実施例2と同様の結果が得ら
れた。
【0026】〔実施例4〕実施例1において、LaPO
4 ・5H2 OとSrCO3 を混合し加熱したところ、L
3 Sr2 (CO3 2 (PO4 3 が合成できた。当
該化合物を粉末にし、CaO粉末と8:2(体積比)の
割合で良く混合した。該混合粉末0.5体積%に対しダ
イヤモンド粉末99.5体積%を加え、良く混合し型押
しした。得られた型押し体を超高圧反応容器内で5.2
GPa,1200℃の圧力温度条件で60分間保持し、
焼結させた。得られたダイヤモンド焼結体のビッカース
硬度は18000kg/mm2 あり、十分に焼結してい
ることが確認できた。得られたダイヤモンド焼結体を円
形のチップに加工し、台金にロウ付けし、砂岩及び頁岩
を切削した。切削条件は100m/minである。チッ
ピングもなく削れ、耐欠損性に優れていることが確認で
きた。さらに、上記La3 Sr2 (CO3 2 (P
4 3 粉末50体積%と20μmのダイヤモンド粉末
50体積%とを混合し、上記と同一の条件で焼結したと
ころビッカース硬度が8000kg/mm2 の焼結体が
得られた。
【0027】〔実施例5〕実施例2において、LaPO
4 ・5H2 OとSrCO3 を混合し加熱したところ、L
3 Sr2 (CO3 2 (PO4 3 が合成できた。当
該化合物を粉末にし、CaO粉末と6:4(体積比)の
割合で良く混合した。該混合粉末0.2体積%に対しダ
イヤモンド粉末99.8体積%を加え、良く混合し型押
しした。得られた型押し体を超高圧反応容器内で5.2
GPa,1200℃の圧力温度条件で15分間保持し、
焼結させた。得られたダイヤモンド焼結体のヌープ硬度
は8600kg/mm2 あり、十分に焼結していること
が確認できた。得られたダイヤモンド焼結体を円形のチ
ップに加工し、台金にロウ付けし、砂岩及び頁岩を切削
した。切削条件は100m/minである。チッピング
もなく削れ、耐欠損性に優れていることが確認できた。
さらに、上記La3 Sr2 (CO3 2 (PO4 3
末50体積%と20μmのダイヤモンド粉末50体積%
とを混合し、上記と同一の条件で焼結したところヌープ
硬度が7400kg/mm2 の焼結体が得られた。
【0028】〔実施例6〕実施例4のSrCO3 に変え
て、他のアルカリ金属元素炭酸塩であるNa2 CO3
アルカリ土類元素炭酸塩であるBaCO3 を用いて、以
下同様に行って本発明のダイヤモンド焼結体を作成し、
同様にチップに加工して切削試験を行ったところ、いず
れも耐欠損性に優れていることが確認できた。
【0029】〔実施例7〕Nd2 3 ・2P2 5 ,C
aCO3 ,SrCO3 ,Na2 SO2 及びSiO 2 とを
混合し加熱することにより、Nd2 Ca3 CO3 (PO
4 3 ,Ca3 (PO4 3 及び酸化物からなる複合相
が得られた。当該複合相を粉末にしたもの10体積%に
8μmのダイヤモンド粉末90体積%を良く混合し、得
られた混合粉末原料を型押しした。該型押し体を超高圧
反応容器内で5.4GPa,1350℃の圧力温度条件
で30分間保持し、焼結させた。得られたダイヤモンド
焼結体のビッカース硬度を測定したところ14500k
g/mm2 であった。また、酸,アルカリを浸透させて
も殆ど腐食されず、耐蝕性に優れていることが判明し
た。
【0030】〔実施例8〕Nd2 3 ・2P2 5 ,C
aCO3 ,SrCO3 ,Na2 SO2 及びSiO 2 とを
混合し加熱することにより、Nd2 Ca3 CO3 (PO
4 3 ,Ca3 (PO4 3 及び酸化物からなる複合相
が得られた。当該複合相を粉末にしたもの5体積%に5
μmのダイヤモンド粉末95体積%を良く混合し、得ら
れた混合粉末原料を型押しした。該型押し体を超高圧反
応容器内で5.4GPa,1350℃の圧力温度条件で
15分間保持し、焼結させた。得られたダイヤモンド焼
結体のヌープ硬度を測定したところ8000kg/mm
2 であった。また、酸,アルカリを浸透させても殆ど腐
食されず、耐蝕性に優れていることが判明した。
【0031】〔実施例9〕実施例7で得られたダイヤモ
ンド焼結体を粉砕し、平均粒径20μmの砥粒にした。
当該砥粒を用いて、気相合成ダイヤモンドの平板をラッ
ピングしたところ、十分に使用できるものであった。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のダイヤモ
ンド焼結体は耐欠損性、耐腐食性、耐熱性、耐摩耗性に
優れ、また本発明の製法により非鉄金属溶媒では不可能
であった低圧低温でのダイヤモンド焼結体が製造可能と
なった。これはダイヤモンド焼結体の製造コスト低減を
もたらし、産業上の効果が非常に大きい。また、本発明
のダイヤモンド焼結体を刃先に用いた切削,研削又は掘
削用ダイヤモンド焼結体工具、あるいはダイヤモンド焼
結体を粉砕してなる砥粒はいずれもその用途に有効に使
用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金田 泰幸 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤモンドの体積比率が50〜99.
    9%であり、残部結合相がリン系化合物と炭酸系化合物
    とから得られる物質を主体とする相から成ることを特徴
    とするダイヤモンド焼結体。
  2. 【請求項2】 ダイヤモンドの体積比率が50〜99.
    9%であり、残部結合相がリン系化合物と炭酸系化合物
    とから得られる物質の1種以上並びに酸化物からなる混
    合相であることを特徴とするダイヤモンド焼結体。
  3. 【請求項3】 ダイヤモンドの体積比率が50〜99.
    9%であり、残部結合相がリン系化合物と炭酸系化合物
    とから得られるリン−炭酸系化合物,リン酸化物−炭酸
    系化合物及び酸化物からなることを特徴とする請求項1
    記載のダイヤモンド焼結体。。
  4. 【請求項4】 前記リン系化合物が希土類元素,アルカ
    リ金属元素,アルカリ土類金属,周期律表の3B族元
    素,4B族元素及び6B族元素からなる群から選ばれる
    1種以上を含有することを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のダイヤモンド焼結体。
  5. 【請求項5】 前記炭酸系化合物が希土類元素,アルカ
    リ金属元素、アルカリ土類金属、Mn及びVのうちの1
    種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載のダイヤモンド焼結体。
  6. 【請求項6】 前記リン系化合物と炭酸系化合物とから
    得られる物質が、希土類元素,アルカリ金属元素,アル
    カリ土類金属,周期律表の3B族元素,4B族元素及び
    6B族元素からなる群から選ばれる1種又は2種以上を
    含有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    ダイヤモンド焼結体。
  7. 【請求項7】 前記酸化物が希土類元素,アルカリ金属
    元素,アルカリ土類金属,周期律表の3B族元素,4B
    族元素,6B族元素,4A族元素,鉄族元素,Mn及び
    Vからなる群から選ばれる1種又は2種以上を含有する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のダイヤモ
    ンド焼結体。
  8. 【請求項8】 前記リン系化合物と炭酸系化合物とから
    得られる物質が、M x 〔Ny CO3 (Pa b z
    (ただし、Mは希土類元素,アルカリ元素,アルカリ土
    類元素,Pb,Mn,又はVからなる単一元素又は固溶
    体であり、Nは希土類元素,周期律表の3B族元素,4
    B族元素,6B族元素又は4A族元素の酸化物又は金属
    元素の酸化物からなる群のうちの1種類の元素又は酸化
    物を含有してなる化合物であり、x,y,zは夫々1≦
    x≦7,1≦y≦6,1≦z≦6の範囲内にあり、aが
    1又は2であり且つbが2,3,4,5又は7である)
    で表されるリン灰石族であることを特徴とする請求項
    1,請求項2,請求項3,請求項6のいずれかに記載の
    ダイヤモンド焼結体。
  9. 【請求項9】 リン系化合物粉末、炭酸系化合物粉末、
    リン−炭酸系化合物粉末及び/又はリン酸化物−炭酸系
    化合物粉末並びに酸化物粉末とダイヤモンド粉末もしく
    は黒鉛粉末とを混合し、得られた混合粉末を原料粉末と
    してダイヤモンドの安定領域下で焼結することを特徴と
    する請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のダイヤ
    モンド焼結体の製造方法。
  10. 【請求項10】 リン系化合物、炭酸系化合物、リン−
    炭酸系化合物及び/又はリン酸化物−炭酸系化合物並び
    に酸化物からなる化合物又は混合物を予め作成して粉末
    にし、該粉末とダイヤモンド粉末又は黒鉛粉末とを混合
    した混合原料をダイヤモンドの安定領域下で焼結するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載のダイヤモンド焼結体の製造方法。
  11. 【請求項11】 リン系化合物粉末、炭酸系化合物粉
    末、リン−炭酸系化合物粉末及び/又はリン酸化物−炭
    酸系化合物粉末並びに酸化物粉末からなる粉末、または
    リン系化合物、炭酸系化合物、リン−炭酸系化合物及び
    /又はリン酸化物−炭酸系化合物並びに酸化物からなる
    化合物又は混合物を予め作成して粉末にし、当該粉末か
    らなる薄片、薄板又は焼結体保持板とダイヤモンド粉末
    又は黒鉛粉末を組合せ、ダイヤモンド安定領域下で溶浸
    させることによりダイヤモンドを焼結することを特徴と
    する請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のダイヤ
    モンド焼結体の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項11のいずれか
    に記載されるダイヤモンド焼結体を刃先に用いたことを
    特徴とする切削,研削又は掘削用ダイヤモンド焼結体工
    具。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項11のいずれか
    に記載されるダイヤモンド焼結体を粉砕されてなること
    を特徴とする砥粒。
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