JP2006313540A - 特に眼科レンズの製造に使用するバイト旋回機器内においてツール(複数の場合もある)の自動キャリブレーションを行う方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】眼科レンズの製造に使用するバイト旋回機器内においてツールの自動キャリブレーションを行う方法
【解決方法】眼科レンズの製造に使用されるバイト旋回機器内の1つの工具を自動キャリブレーションする方法。特別な事前決定した外形の検査片が工具で切削され、次に、精査データを得るべく精査される。その後、この精査データを用いて、必要な、機器のそれぞれ2方向および3方向への工具/機器キャリブレーション修正の数学的および決定論的な識別を行う。最後に、機器の全ての制御および/または調整可能な軸にこれらの修正を数字的に適用することで、機器動作範囲内の全ての作業片に適用可能な工具/機器キャリブレーションを達成でき、2次元工具/機器キャリブレーションと3次元工具/機器キャリブレーションを、有効に実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特定の眼科レンズの製造に使用するバイト(ダイヤモンド)旋回(SPDT)機器内においてツール(複数の場合もある)の自動キャリブレーションを行う方法に関する。このような機器は、例えば本発明者らによる特許文献1に開示されている。
国際公開第02/06005号 米国特許出願公開第5825017号 米国特許出願公開第4656896号 米国特許出願公開第5035554号 米国特許出願公開第4417490号 米国特許出願公開第4083272号 米国特許出願公開第4016784号 SPDTは、一般に眼科眼鏡レンズに使用される非回転対称的な表面を生成するためのよく知られた方法である。典型的には、表面の形状は、円環状または環状であるか、あるいは、進行追加型レンズ(PAL)のような完全な自由形状である。これらSPDT機器が遭遇する1つの共通の問題は、レンズの回転の中心に生じる小さいが許容不能な誤差である。これらの誤差は典型的にキャリブレーションの誤差によって生じるものであり、また、工具を回転の中心からの許容可能な公差に到達できなくしたり、この公差内で停止させる原因となる。
従来技術には、工具/機器キャリブレーションを実現する方法に関する提案が多数ある。第1の非常に一般的な方法では、検査部分の回転が阻止されている間に、工具で検査部分に刻印することによって、中心キャリブレーション(Z方向)までの工具高さが実行される。典型的に2本の線が刻印されるが、1本目は所与の角度位置(B角度)に、次に2本目は第1B角度からの第2固定B角度の180度に刻印される。2本の線の間の距離が、光学顕微鏡で、適切な倍率と測定レティクルにて測定される。次に、工具高さが、測定された2本線間の距離の半分だけ手動で調整され、さらに、線どうしの間に分離が観察されなくなるまでこの手順が繰り返される。最後に、検査レンズが切削され、光学顕微鏡を使用して中心の検査が行われる。この段階において、最終キャリブレーション調整に小規模な調整を行うことができる。
この第1の方法に伴う欠点は、正確性と反復性が可変的であり、速度が遅く予測不能な点である。方法全体にかけての速度とその成功は、一般に作業者の経験と技術に依存する。さらに、これは工具高さのキャリブレーションを行うためだけの方法である。この方法では、工具先端部の中心および/または半径を識別することはできない。この識別は別の方法を使用して達成するしかない。さらに、この第1の方法には、つまり方法の刻印部分の最中に工具を損傷しかねないという別の問題も伴う。最後に、これは部分的な工具キャリブレーションであり、Z高さのみを提供するだけのものであるため、光学顕微鏡を使用した最終的な検査片の検証/調整を追加する必要がある。
例えば、米国ニューハンプシャー州キーンにあるプレシテック社(Precitech,Inc.)の「ナノフォーム(登録商標)シリーズ 操作説明書(NANOFORUM(商標) SERIES OPERATOR’S MANUAL)」に開示されている第2の方法は、機器のスピンドルに対して正確に位置決めした特別なカメラを使用している。カメラの光学軸は概してZ軸と平行する。カメラは、一般に、迅速に機器内への挿入および機器からの取り外しを行えるようにするために運動学的結合界面を使用して、3つの(X、Y、Z)方向全てにおいて、機器スピンドル(ヘッドストック)に対して既知および反復可能な位置に据え付けられている。一般に、カメラ光学は非常に短い焦点被写体深度を使用し、また、この焦点面の位置は、スピンドル回転軸の中心(Z高さ)と完璧に一致するように、事前に調整および固定しておく必要がある。カメラの画像は、作業者が見ることができるよう、コンピュータモニタまたは他の適切な出力装置上に電子的に表示される。カメラ光学は、カメラの(工具のレーキ面上の)焦点を使用して工具のZ高さを回転軸に対して調整できるようにするべく調整および固定される。工具高さは、作業者が調整ねじを工具の焦点が合うまで回すことで、手動調整される。これにより、準備的な工具高さ(Z)キャリブレーションが得られる。この時点で、作業者は自分のX、Yジョグ機能を使用し、工具を画像に関連して移動させて、工具の縁上の3つの異なる点を、画像化システムのクロスヘアと視覚的に整列させることができる。これらの点は、コンピュータシステムによって数字的に記録され、工具の切削縁に対応した最良合致円を計算するために使用される。
焦点で得た工具高さは、準備的な高さ(Z)調整でしかないと言える。優れた工具高さキャリブレーションを得るための最終ステップとして、回転対称的な検査片を切削し、作業者が光学顕微鏡を使用してその中心を観察する。この検査片の中心に何が観察されるかによって、これに対応する工具高さの調整が行われる。通常、この最終的な検査片の切削および観察手順は、作業者が優れたキャリブレーションを達成し満足するまで繰り返される必要がある。
このアプローチに伴う欠点は、その速度と、作業者の関与である。さらに、全く実用的でない、工具縁に沿った多数の点のサブミクロンの正確性での記録を行わないことには、この方法は工具先端部円形性誤差の自動キャリブレーションを実施することはできない。したがって、その標準的な実施では、典型的にはより高価な「制御されたうねり」工具、つまり最良合致円からの逸脱度が低い非常に精密な工具の購入が必要となる。
このアプローチに伴う別の問題は、工具先端部が「鈍縁」を有する場合に確認される。鈍縁工具は、特定タイプの材料が負性の高いレーキ状況に対してより反応する特別な場合に使用される。これらの場合、通常、若干面取りまたは丸みを施した縁処理を使用して、工具先端部の実際の切削点が工具のレーキ面から何ミクロンも下の位置に配置されるようにすることができる。この場合、レーキ面上の焦点を使用した工具高さの測定では、工具が切削を行う真の点の高さは適切に識別されず、また、まさにその縁における正確な焦点を行うことは非常に難しい。
ここでもやはり、第2方法は、円形性誤差のキャリブレーションを行わないため、単に部分的なキャリブレーションでしかなく、さらに、光学顕微鏡を使用した最終的な検査片の検証/調整が必要である。
工具/機器キャリブレーションを行うために使用されるこれ以外の光学ベースの方法および装置が、特許文献2、特許文献3に記載されている。しかしながら、これらの方法も上述と同様の欠点を有する。
第3方法は、機器上、または機器外において、工具を異なる方向にて精査するために接触プローブを使用する。特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7を含む種種の書類に、このアプローチのメカニズムおよび応用形について記載されている。しかし、これらの方法のいずれも工具先端半径または円形性をキャリブレートするものではない。さらに、第2方法でも同様に、これはレーキ面のみを機械的に精査するものであるため、工具が鈍縁を有する場合には工具高さを正確に決定することができない。
一般には精密光学表面の形状の正確性を改善に用いられる手法を、上述した全ての方法に適用することができる。この方法は、米国ニューハンプシャー州キーンにあるムーアナノテクノロジーシステムズ社(Moore Nanotechnology Systems、LLC)の文献「作業片の測定・誤差補正システム(WECS(商標))(Workpiece Measurement & Error Compensation System (WECS(商標))」と、さらに、米国ニューハンプシャー州キーンにあるプレシテック社(Precitech Inc.)の「ウルトラコンプ(商標) 形状測定と誤差補正システム(ULTRACOMP(商標) Form Measurement & Error Compensation System)」に記載されている。
典型的に、この技術は「部分依存的」誤差測定および補正手法であり、それ故に、1度に1箇所の外形にしか適用できない。そのため、1つの箇所を切削した後にその部分の誤差が測定され、その後、その箇所を再度切削する時に誤差補正が適用される。外形の異なる別の箇所を切削する場合には、その新規箇所について全手法を繰り返さなければならない。これはつまり、これはあらゆる外形にではなく、むしろ特定の外形に使用することを目的とした汎用機器キャリブレーションである。この手法は、切削する各箇所の外形について繰り返さなければならないという事実のために、速度が遅く、適用に時間がかかるので不利である。さらに、この方法は、中心の片側における誤差しかマッピングできない、つまり、箇所、つまり回転軸に対して傾斜した表面を有する箇所をプリズムで切削する可能性を考慮していない。第3に、これは、Z高さ誤差を含む汎用工具/機器のキャリブレーションに向いたキャリブレーション方法ではない。
この方法を実現する前に、機器を正確に中心へと事前キャリブレーションおよび切削しておく必要がある。
要するに、最新技術は、手動式で、作業者依存型の手法に基づいた方法を使用し、したがって誤差が生じ易く、部分的工具キャリブレーションのみしか提供できず、および/または、その実現および実行に時間がかかるというものである。
したがって、本発明の目的は、特に眼科レンズの製造に使用されるバイト旋回機器内で工具(1つまたは複数)を自動キャリブレーションする方法を提供することであり、この方法により、それぞれ2次元(2D)工具/機器キャリブレーションと3次元(3D)工具/機器キャリブレーションを信頼性が高く経済的な方法で実行することができる。
この目的は、請求項1と請求項9に明記された特徴によって解決される。本発明の利点および適切な開発は、請求項2から8、請求項10から15の主要事項を形成している。
本発明の1つの態様によれば、特に眼科レンズ製造に使用するバイト旋回機器内で少なくとも1つの工具に自動キャリブレーションを行う方法が得られ、この方法では、切削縁が、機器の幅(X)、長さ(Y)、高さ(Z)方向に関連した3次元形状と位置を有する工具上に形成されており、この方法は、
(i)切削縁との正負両方の工具接触角度を要しながら、作業回転軸周囲で回転対称的な外形の検査片を工具で切削することと、
(ii)精査データを得るために正負工具接触角度を必要とする点において検査片の切削外形を精査し、精査データを保存することと、
(iii)X誤差とY誤差を得るべく、精査データを、幅(X)方向および長さ(Y)方向へ切削されるべき外形からの切削外形の逸脱に関連して分析し、誤差を保存することと、さらに、
(iv)X誤差とY誤差を修正するべく機器自動制御することと、
の各ステップを備える。
このように、信頼性が高く経済的な2次元(2D)工具/機器のキャリブレーションが実行される。この方法の特定の利点は、切削および精査された検査片外形により、切削縁の中心の両側における切削縁の外形が、機器のキャリブレーションに考慮されるという事実にある。これは、回転の中心にプリズムを有する(光学)表面を切削する場合に、キャリブレーションにとって特に重要であるが、この際、切削縁は、切削縁の中心の両側における被切削面と切削係合する。
検査片を切削するステップは、利点的に単純な検査片外形として、検査片の面に円形溝を切削することを含むことができる。さらに、検査片の切削外形を精査するステップは、作業回転軸を通過する最中、または作業回転軸の付近にある最中に、検査片の片側から開始して他側へと延びている直線に沿って精査データを記録するステップを、実行が容易な精査手法として含むことができる。検査片の切削外形を精査する場合、精査データを連続方式で記録することが好ましく、つまり、まず最初にプローブを検査片と接触させ、低いが一定の力を用いてこのプローブと検査片の接触を維持しながら、検査片をプローブに関連して移動させる、あるいはプローブを検査片に関連して移動させる。
精査データを分析するステップを考慮する限り、このステップは、実際に切削される検査片を通って切削されているべきである検査片外形の最良の円の合致を決定するために、精査データの最良合致分析を実行し、実際の結果と理論上の結果を比較することにより工具のXオフセットとYオフセットを決定することを含む。この場合、機器を制御するステップは、XオフセットとYオフセットを修正するために、CNCによる機器のX軸、Y軸の制御を行うことを含むことが好ましい。
さらに、精査データを分析するステップは、切削縁の一般的外形を通る最良合致外形を決定するために、精査データの最良合致分析を実行し、また、工具先端半径における逸脱を補正するために、切削縁と検査片の間の工具接触角度の傾斜に関連した、長さ(Y)方向への工具うねり誤差を決定することができる。この場合、機器を制御するステップは、切削する表面上の所与の各点について工具接触角度を識別し、また、関連する工具接触角度における長さ(Y)方向の工具うねり誤差を加算あるいは減算することで、工具を長さ(Y)方向において調整することを含むことが好ましい。
本発明のさらなる態様によれば、特に眼科レンズの製造に使用するバイト旋回機器内の少なくとも1つの工具に対して自動キャリブレーションを行う方法が得られ、この方法では、工具上に、機器の幅(X)、長さ(Y)、高さ(Z)方向に関連した3次元形状と位置とを有する切削縁が形成されており、この方法は、
(i)切削縁と共に、作業回転軸の周囲で回転非対称的形状を形成する検査片を工具で切削することと、
(ii)精査データを得るために、少なくとも作業回転軸周囲における回転方向へ傾斜した部分において、検査片の切削外形を精査し、精査データを保存することと、
(iii)X誤差、Y誤差、Z誤差を得るべく幅(X)、長さ(Y)、高さ(Z)方向において切削されているはずである外形からの切削外形の逸脱に関連して、精査データを分析し、誤差を保存することと、さらに、
(iv)X誤差、Y誤差、Z誤差について修正を行うために機器を自動制御することと、
の各ステップを備える。
このように、信頼性が高く経済的な3次元(3D)工具/機器キャリブレーションが実行される。この方法の特別な利点は、検査片外形を切削および精査することにより、中心への工具キャリブレーションに関する遥かに多くの情報をえることができるために、Z方向における誤差の補正も行えるという事実にある。
この場合、検査片を切削するステップは、検査片の面上で、X−Z面内の2本の軸に沿って非軸対称である外形を切削することを含むことができる。さらに、検査片の外形の切削を精査するステップは、検査片を作業回転軸周囲で、好ましくは360度の角度にまで回転させている間に、作業回転軸からの所与の半径距離における精査データを記録するステップを、実行し易い精査手法として含むことができる。
ここでも、検査片の切削外形を精査する場合に、精査データが連続方式で記録されることが好ましい。精査データを分析するステップに関して、作業回転軸内の位相誤差からZ誤差が決定されることが好ましい。
工具を装備し、機器のY軸に対して傾斜した高速工具軸を有する高速工具装置を備える機器を制御するステップを考慮する限り、このステップは、Z誤差を修正するために、Z誤差補正のための特別な手段を要することなく、CNCによって高速工具軸(および/またはY軸)を制御することを含むことが好ましい。
両方の場合(2Dおよび3Dキャリブレーション)において、検査片の切削外形を精査するステップは、最終的に、検査片を、好ましくは機器に据え付けられており、また、機器の長さ(Y)方向に沿った測定が可能な機械プローブによって精査することを含む。
以降で、実施形態の好ましい例に基づき、添付の線図的図面を参照しながら本発明をより詳細に説明する。
図1は、特にプラスチック眼科レンズLに表面加工を施すための、CNC制御されたバイト旋回機器10を示す。バイト旋回機器10は、加工範囲14を画定するフレーム12を有する。図1中の加工範囲14の左側において、フレーム12の上方面に、水平に延び、相互に対して平行した2本の案内レール16が取り付けられている。割り当てられたCNC駆動および制御要素(図示せず)によって、X軸の両方向への水平変位が可能なXキャリッジ18が、2本の案内レール16上に滑動可能に据え付けられている。Xキャリッジ18の上方面には、水平に、相互に対して平行に、また案内レール16に対して垂直に延びたさらに2本の案内レール20が取り付けられている。交差滑動テーブル配置において、割り当てられたCNC駆動および制御要素(やはり図示せず)によってY軸の両方向へ水平に変位可能なYキャリッジ22が上記さらに2本の案内レール20上に滑動可能に据え付けられている。Yキャリッジ22の下方面には、電気モータ26の手段によって、作業回転軸Bの周囲で、CNCで制御された速度と回転角度にて回転するよう駆動することが可能な作業スピンドル24が取り付けられている。作業回転軸Bは概してY軸と整列している。眼科レンズLの処方面を加工するために、成形片(図示せず)上で成形されたこの処方面が、加工範囲14内へと延びている作業スピンドル24の端部上に既知の方法で、作業スピンドル24と同軸回転できるように据え付けられている。最後に、符号Zを付した矢印は、X軸とY軸の両方に対して垂直なバイト旋回機器10の高さ方向を示している。
図1中の加工範囲14の右側において、水平方向に対して加工範囲14へ傾斜したフレーム12の上方面30上に、いわゆる「高速工具」装置28が据え付けられている。例えば国際公開第02/06005号で知られているように、高速工具装置28は作動装置32とシャトル34を備える。シャトル34は、作動装置32により、CNCで制御されたストロークにて、高速工具軸F1の両方向へと軸方向へ移動することが可能である(別の高速工具軸を追加できるが、しかし本発明では不要である、これらの軸をF2、F3、その他と呼び、またこれらは一般的に高速工具軸F1と平行に据え付けられている)。レンズ回転工具挿入部36(一般にはダイアモンド工具)が、技術上知られている方法でシャトル334に固定されている。これに関連して、各々の高速工具軸は、通常、1つの切削挿入部を保持しているが、高速工具シャトルが2頭型挿入部ホルダを設けるよう改造されている場合には、第2挿入部を据え付けることも可能であることに留意されたい。
図2から図5に、レンズ旋回工具挿入部36のさらなる詳細を示す。レンズ旋回工具挿入部36は基本本体38を備えており、この基本本体によってレンズ旋回工具を高速工具装置28のシャトル34上に取り外し可能に固定することができる。基本本体38の上方面には工具または切削先端部40が取り付けられている。工具先端部40はレーキ面42と切削縁44とを有し、切削面44は理論上は円形で、上述したように、レーキ面42の下に配置することもできる(鈍縁)。切削縁44を円形にて示しているが、これは別の画定可能な外形であってもよい。図3では、参照符号46は工具先端部40の、つまり切削縁44の中心を示しており、その一方で、参照符号48は、工具先端部40の、つまり切削縁44の半径を示している。以降では、図4、図5に示す、バイト旋回危機10の座標のシステム内におけるZ方向における切削縁44の高さを工具高さ50と呼ぶ。
バイト旋回機器10の構造に関連して、作業片Lを精査するための機械プローブ(図示せず)が図1中の加工範囲14の右側に設けられることを記載する。あるいは、適切な光学プローブを使用することもできる。プローブ(機械または光学)はY軸に沿って測定を行うことが可能である。F1軸の横に据え付けることが好ましく、また、一般にはその測定軸がX−Y平面と平行し、あるいはX−F1平面と平行する。プローブ高さは、概してX−B平面上で中心決めされる、つまり、作業片回転中心上で中心決めされるはずである。もしくは、プローブ先端部をF1軸またはF2軸のいずれか一方上に、より厳密には高速工具装置28のシャトル34上に据え付けて、機械プローブとして使用することができる。
主に本発明は、工具先端部40の位置の、作業片Lの回転の中心に対する、また、回転の中心における作業片Lの表面の中心に対するキャリブレーションに関連している。これは3次元的な問題であるため、キャリブレーションは、3つの次元全てにおいて工具先端位置誤差を考慮し、これを調整する必要がある。次に、単に誤差と、3つの次元X、Y、Zの各々においてこの誤差が与える影響とを例証する。
まず第一に、図6から図9を参照して、X方向における誤差について説明する。本質的に、X方向はクロスフィードまたは螺旋状インフィード方向と呼ばれることがより一般的である。所与のレンズLでは、工具先端部40は、通常、レンズLの外径のすぐ外側のX位置にて開始するよう位置決めされ、次に、レンズLの回転の中心に到達するまで中心に向かってフィードする。これは図6に例証されており、ここで、切削開始時における工具先端部40の位置には参照符号52を、切削終了時における工具先端部40の位置には参照符号54を付している。あるいは、工具先端部40のインフィードをレンズLの中心にて開始し、レンズLの縁にて終了することもできる。
優れたレンズ外形を得るためには、工具先端部40をX方向におけるレンズLの中心に位置決めすることが極めて重要であることが明白である。図7および図8ではこれをさらに明瞭に見ることができ、これらの図中では、xは真の中心の位置、つまりレンズLの回転軸の位置を示し、一方dは、工具先端部40全体が正確にXにある場合における、工具先端部40の外形上の中心46とレンズ回転軸(x)との間の差異(逸脱誤差)を示している。その一方で、図7は左側への逸脱dを示し、図8は右側への逸脱dを示す。いずれの場合も、実線56は、完璧なキャリブレーション、つまりX=Xを行ったレンズLの理論上の表面を示し、破線58は、x=x+d(図7)、またはx=x−d(図8)である場合の劣ったキャリブレーション行ったレンズLの実際の表面を示す。符号60の場合では、工具先端部40が、材料が切削縁44の反対側から工具先端部40下に強制移動される場所である中心を超えている状況もある。
上述の図面は凹面を示しているが、凸面でも類似の誤差が生じる。明瞭性のために、上述の誤差を「1次」誤差と呼ぶ。
工具位置決めのX方向への誤差によって生じるさらに別の明瞭な状況が、切削された表面が回転の中心、つまり回転軸に対して傾斜した表面(部分)にプリズムを有する場合にも生じる。これを「2次」誤差と呼び、図9中に図示しているが、この図9では、理論的に完璧な工具先端部とキャリブレーションを符号62(実線円)で示し、粗悪なキャリブレーションにより生じた中心の移動を符号64(破線円)で示す。さらに、180度の回転角度におけるレンズLの表面を符号66で示し、0度の回転角度におけるレンズLの表面を符号68で示す。破線69は工具経路を示す。黒い太線は、レンズLの最終的な仕上がり表面を示し、細い実線はレンズLの望ましい表面を示す。
図9から明白となるように、工具先端部40は、ゼロ度の回転角度で要望よりも深く、また、180度の回転角度で要望よりも高く切削する。回転の中心における断絶70は、X方向への逸脱誤差に直接起因する。
次に、図10、図11を参照しながら、Z方向への誤差について説明する。Z方向には概して2タイプの誤差が見られ、第1の最も単純なものは中心誤差までの工具高さである。これは単に、アンカット(または部分カット)中心ピーク72を回転の中心に残すものである。これは、図10に示すレンズLのY−Z平面断面図で容易に例証される。工具先端部40の切削縁44は、レンズLの回転の中心に対して高過ぎても(右側のレンズL)、または低過ぎても(左側のレンズ)構わない(図では非常に誇張してある)。
再び図10は、「1次」誤差と呼ばれるものを本質的に示し、また、レンズLが回転の中心にプリズムを有する場合にやはり「2次」誤差が生じる。この場合、図11に示すように、誤差は図9を参照して記述した外観と類似するが、しかし、90度のB軸角度で回転されている。
図11では、理論上完璧な工具とキャリブレーションを74(実線)で示し、粗悪なキャリブレーションによって生じた切削縁44の位置の移動を符号76(破線)で示す。さらに、レンズLの270度の回転角度における表面を符号78で示し、また、レンズLの90度の回転角度における表面を80で示す。破線81は工具経路を示す。ここでも、黒い太線はレンズLの最終仕上げ表面を、細い実線はレンズLの望ましい表面を示す。
図11で明白であるとおり、工具36は90度の回転角度で要望よりも深く、また、270度の角度で要望よりも高く切削する。やはりここでも、回転の中心における断続82はZ方向への逸脱誤差に直接起因していることに留意されたい。
次に、図12、図13を参照しながら、Y方向への誤差について説明する。ここでもやはり、「1次」および「2次」誤差はY方向において著しい。「1次」誤差は、単にレンズLの厚みに影響する。しかし、「2次」誤差は、中心におけるプリズムが表面内に切削された際に生じる。別の軸方向から生じる「2次」誤差の場合と同様に、これらの誤差は、一般的にその「1次」相対物よりも遥かに小さい。これをさらに例証するために、約数ミクロンから最大で100ミクロン以上までの小さな厚み誤差によって、レンズLの光学が著しい影響を受けることはないことが理解されるだろう。眼科レンズの厚みの標準的な工業公差は、レンズLの見た目および/または構造強度の実質的な面を考慮した上で、一般に+/−0.1mm(100ミクロン)に制限される。しかし、この程度の厚み変化に伴うパワーの変化は、+20ジオプトリから−20ジオプトリまでの間の全てのパワーの0.01ジオプトリ未満である。
しかし、レンズLの中心にプリズムが存在する場合には、最終的な仕上げ面の中心に、公称とは異なるY軸位置決めの違いに起因する小さく許容できない誤差が容易に生じる可能性がある。誤差の大きな原因は、工具半径48(さらに図3も参照)と最良に適合する円との違いにある。図12は、切削先端部40の縁円形性が最良に合致する円84とどのように異なるか(工具のうねり)を例証しており、ここで、参照符号86は真の円形形状からの一般的な逸脱を示しており、この逸脱は非常に容易に最大5ミクロンにまでなる。これに関しては、誤差を明瞭性の理由から拡大して示しているが、典型的な誤差は数ミクロンを越えることはないことに留意されたい。
工具形状の誤差による影響を、誤差を大幅に誇張した状態で最終的に図13に示す。図13では、理論的に完璧な工具(公称工具直径)とキャリブレーションを符号88の実線で示している。実際の工具形状と実際の切削経路を点線90、91でそれぞれ示す。仕上げ面を黒い太線で表しており、また、やはり回転の中心に断絶性92が現れている。
以降では、図14から図18を参照しながら、上述したX方向とY方向における誤差を修正することができる、X方向とY方向における2次元(2D)工具キャリブレーションの方法を説明する。
2Dキャリブレーション概念の第1ステップでは、図14に示すような回転対称的な検査片94の切削を行う。この検査片94の特定の特徴は、工具先端部46の中心のX方向に向かう両側で工具先端部40の切削縁44が検査片94と切削係合するよう(図3を参照)検査片94の外形を作成するために、正負両方の工具接触角度(図14に示す角度θ)を要することである。図14に示す実施形態の例では、検査片94の表面に事前画定された円形溝96が切削される。図示の検査片は作業回転軸Bの周囲で回転対称的である。溝96は、完全に丸い工具先端部40を有する工具36、または周知であり精密な外形の工具で切削した場合には底部が丸くなる(円環状レンズ形状)と仮定して切削され、回転の中心を走行する半径軸に関連して見られるようになる。
次に、検査片94の断面図である図15に示すように、検査片94は、切削面の形状を測定するために、上述したとおりに旋回機器10に設置できる精査プローブ98で精査され、この精査データが保存される。図15は、球状のプローブ先端部100を設けたプローブ98を使用して検査片94の外形、特に溝96の外形を測定する。基本的に、プローブの先端部100が検査片94の表面に触れると、各々の精査点において機器軸の位置が記憶されることで、この場合のプローブ面周辺の2次元情報が得られる。
この例では、回転の中心を通過している(またはその付近にある)最中に、検査片94の片側から始まり検査片94の他側へと延びている直線に沿って精査データを記録するだけで十分である。これは、作業回転軸B上にその位置を維持しながらX軸を移動している最中に実施される。こうすることにより、X方向における中心46の片側上の切削縁44の範囲によってのみでなく、X方向における中心46の他側上の切削縁44の範囲によっても切削された検査片外形を表す精査データが得られる。これは検査片94の片側、例えば図15中の検査片94の中心線の左側のみを精査するだけでも得られるが、作業回転軸Bに関連したプローブ98の位置における誤差を補正できるようにするためには、検査片94の両側を精査することが好ましい。あるいは、検査片94をまず記述したとおりに、つまり検査片94の両側において精査した後に、検査片94を180度回転させて再度精査することも可能である。この方法は、例えば、切削後に検査片94が機器10から取り除かれて機器10の外で精査される際に起こり得る、作業回転軸Bに対する検査片94の傾斜した位置によって生じる誤差を補正できるという利点を提供する。さらなる代替形として、螺旋状の精査経路の後、X軸動作中にB軸動作を追加することができる。
これに関連し、一般に、好ましい精査方法は、まずプローブ98を検査片94と接触され、弱いが一定の力を用いてプローブと検査片94の接触を維持し、次に、1本またはそれ以上の機器軸を移動することで検査片94をプローブ98に関連して移動させ、検査片94を連続的に精査できるようにすることからなる点をさらに述べるべきである。この工程の最中に、関連する全ての軸のエンコーダ位置が(ハードウェア・ラッチングを用いて)同時に記録される。個々の点が2本、3本またはそれ以上の軸の同時における別個位置を備えた状態で、数千個の点を数秒のうちに記録することができる。
上述の応用形が、米国特許出願公開第5785651号の文献に記載の「距離測定共焦点顕微鏡(Distance Measuring Confocal Microscope)」、またはフランスのスティル社(Stil S.A.)より市販されている「共焦点色変位センサ(Confocal Chromatic Displacement Sensor)」のような光学プローブを使用して、非接触方式にて達成することができる。
さらに、各点ベースでの精査を行うことも可能であるが、この場合には、機器プローブを測定中の検査片と物理的に接触させ、プローブと検査片の接触が検出されると、関連する全ての軸の位置(エンコーダ読み取り)が同時に記録(ラッチ)される。その後、プローブが検査片の表面から上昇され、軸が移動され、この工程を繰り返すことで新規のプローブ点が得られ、それによって検査片の段階的な精査が可能になる。
図15に関して、参照符号102が、工具接触角度θがゼロである、つまり外形切削の傾斜がゼロである切削部分底部の点(切削部分の中心)を示す点についてまだ述べていなかった。
2次元キャリブレーション概念のさらなるステップでは、取得した精査データが、X方向およびY方向におけるキャリブレーション誤差に関連して、また任意で、特にY方向における切削縁44の形状誤差(工具半径逸脱または工具うねり)に関連して分析される。これについて、以降で図16から図18を参照しながら説明する。
まず、図16に示すように精査データがプローブ円104と合致させられる、つまり、既知の円のプローブ点との合致が実行される。次に、プローブ円104の中心106が、理論上の切削部112と合致し完璧なキャリブレーションであると考慮される理想のプローブ円110の中心108と比較される。理想のプローブ円110は理論上の切削部112の中心と同一の中心108を有し、また、理想のプローブ円110は、理論上の切削部112の半径から球形のプローブ先端部100の半径を減算したものである。理想のプローブ円110の中心108に関連するプローブ円104の中心106の位置の差によって、X方向およびY方向にキャリブレーション誤差が生じる。図16では、これらの誤差を「Xオフセット」および「Yオフセット」と示している。
プローブ円104の合致後に、切削縁44の形状誤差に関する追加の情報を得ることができる。旋回工具挿入部36の半径48における誤差(図3を参照)によって、複数のプローブ点を通る円の半径において誤差が生じる。最良に合致した円84(図12)との誤差から、旋回工具挿入部36のうねりを見つけることができる。
図17、図18に示す2つのグラフは、図14から図16による円形溝96が切削された検査片94から収集した実際の精査データから得たものである。これらのグラフでは、最良に合致した円104よりも上の、Y方向におけるプローブ98の高さw(mm)を、切削部102の中心からの角度θ(度)の関数として示している。図17は、図15中の検査片94の中心線の右側にある円形溝96の精査結果を示し、図18は、図15中の検査片94の中心線の左側にある溝96の精査結果を示す。これらのグラフから、中心の右側、次に左側から測定した、最良に合致した円104からの逸脱が極めて明白である。2つのグラフはミラー対称であることに留意されたい。これは、この精査技術の使用に伴う優れた測定反復性と正確性を表している。
これに関連して、プローブ98は正確な球状ボール先端部100を必要とする(推測する)ことを述べなければならない。ここでは、非常に正確で高品質のプローブ先端部を購入することも、反対に、高価でないボール先端部を使用して、正確性の高い検査球体または他の適切な基準外形の精査を行うことも可能である。次に、この結果を用いて、ボール先端部の任意の不正確性を修正することができる。
検査片94の精査中に得たデータをさらに用いて最良の合致分析を実行することにより、汎用工具先端部40外形(図12に示すような工具先端半径48と円との最良の合致)を通る最良の合致円84を決定し、そして、工具うねり誤差、つまり、工具先端部40と検査片94の間の接線角度θの傾斜に関連した、工具先端部半径48の最良合致円84からの逸脱を決定することが可能である(図17、図18を参照)。
最後に、上述の分析の結果は適切なメモリレジスタおよび/またはデータファイルに保存され、X誤差とY誤差、「1次」誤差と「2次」誤差の両方を修正するべく、バイト旋回機器10のX軸とY軸を適宜制御するために使用できる。
より厳密に言えば、工具中心46を回転中心(作業回転軸B)距離誤差に修正するためにXオフセットとYオフセットが提供される。切削縁44の形状誤差を修正するためには、まず第1に、各計算点について工具先端部40の接触点における角度θ(切削する表面の傾斜)が識別される。第2に、各計算点について、Y方向における工具の高さが、検査片94の精査中に得たデータに基づいて決定されたうねり誤差の量によって調整される。換言すれば、工具先端部(Y高さ)の誤差は、切削する(光学)表面の所与の点における理論上の工具位置を決定し、この点の接線角度θを計算し、工具誤差ファイル内の関連する接線角度θにおける最良合致84先端半径からの真の工具先端部40の逸脱を加算(または減算)することで修正できるものである。
同様に、単純な第1ステップの工具キャリブレーションとして、2つの異なるキャリブレーション要素を得ることができる。1つ目はX軸とY軸、つまり工具の中心46と作業回転の中心(作業回転軸B)の間の関係に関連した工具キャリブレーションであり、2つ目は、工具先端部半径の逸脱のそれぞれ工具丸み測定/キャリブレーションに関連する。要するに、これらのキャリブレーションを達成するには、以下のステップを実行する必要がある。
− 正負両方の工具接触角度θを要する回転対称的な外形の検査片94を切削する(図14)。
− 上述の検査片94の外形を精査し、得られた精査データを保存する(図15)。
− 実際の外形を通る理論上の検査片外形112の最良合致を決定するために、精査データの最良合致分析を実行する(図16)。
− 実際の結果と理論上の結果を比較することによりXオフセットを決定し、実際の結果を理論上の結果と比較することによりYオフセットを決定する(図16)。
− 汎用工具先端部40の外形を通る最良合致円84を決定するために(工具先端部半径の円との最良合致)、精査データの最良合致分析を実行する。
− 工具先端部40と検査片94の間の接線角度θの傾斜に関連したY方向への工具うねり誤差を決定するために、精査データを分析する(結果は図17、図18のものと類似する)。
− 上述の分析結果を適切なメモリレジスタおよび/またはデータファイルに保存する。
− 機器のX軸とY軸を適切に制御することで結果を使用して、X軸とY軸を修正する。
この時点で、上述した2次元キャリブレーションはZ軸誤差を修正しないことを述べる。このアルゴリズムは、中心までの事前キャリブレーションされたZ工具高さを仮定する。これに続く3次元(3D)キャリブレーションはZ高さキャリブレーションを含む。
より複雑な検査片を切削することにより、工具の中心へのキャリブレーションに関する遥かに多くの情報を得ることができる。この場合、回転非対称である検査片の切削および精査を行うと、3つ、つまりX、Y、Zの次元全てにおけるキャリブレーション誤差に関する情報が得られる。ここで重要な態様は、追加のZ次元キャリブレーションが得られることである。
図19、図20は、フル3D誤差測定を提供するために使用できる、回転非対称な形状を有する検査片114の例を示す。図19、図20に示す面は、2本の水平軸に沿って軸対称的であるが、しかし、同様の結果を達成するために使用できる軸対称的でない面−例えば「虫」または「ソーセージ」形状−、あるいは反対に、同様の結果を達成するために、図14の回転対称的な面のような異なる面と共に使用される、1本の水平軸に沿った軸対称的な面、例えば作業回転軸に関連して傾斜した平面が考えられるだろう。
図19、図20に示した面は次式で表すことができる。
Figure 2006313540
の場合
Figure 2006313540
であり、それ以外の場合は
Figure 2006313540
である。
この場合、
a 半径方向(p)への隆起部116の幅を制御する定数、
h 表面よりも上に位置する特徴(1つまたは複数)の高さを制御する定数、
p 回転の中心からの半径距離、
B 回転軸周囲の角度、さらに、
n 隆起部116の数(整数、提示の場合ではn=2)、である。
図20に示す検査片114の非回転対称的な面の側面図から、Z方向における誤差(工具高さキャリブレーションにおいて「Z誤差」と呼ぶ)が、どのようにB軸における回転(位相)誤差として示されるものへと導かれるかが明白となる。図20では、理論的に完璧にキャリブレーションされた旋回工具36を実線で表し、一方で、粗悪なキャリブレーションによって生じた旋回工具のZ方向への移動を破線で表している。
図21は、(誤差のない)Yプロットと、図19、図20に示した外形所与の定数半径pにおけるB角度との対比を表し、図22は、検査片114が作業回転軸B周囲で回転している際の、所与の定数半径pにおけるこの外形の精査を表している。Zキャリブレーションに必要な精査データを得るには、検査片114を例えば10度のような短いセクタにかけて精査すれば十分であり、さらに、傾斜面を精査するのであれば、理論上では1点の精査さえ行えば事足りる。しかし、検査片114が作業回転軸B周囲で完全に1回転する間に精査を行うことは、精査の結果の検証を可能にするより多くのデータが得られるため好ましい。やはりここでも、図22中の破線は「Z誤差」を有する形状を指し、実線は理論上完璧な形状を表している。Bpe(半径内)は、図20による「Z誤差」をpで割ったものと等しい位相誤差を示し、すなわち次式のとおりである。
Figure 2006313540
これにより、3次元合致を2ステップまたは1ステップ方式で実行することができ、以降でこれについて説明する。
2ステップ方式の3次元合致を考慮する限り、まず2Dにて先に解法が見つかった場合には、この2D解法に関係なく3次元への解法を達成することができる。この場合、同時方程式の解法は2Dの場合に限定され、また、別のステップでは解法は3次元の場合に限定され、精査データも異なる。これらのキャリブレーションを達成するためには以下のステップを実行する必要がある。
− 適切な回転非対称的外形を有する検査片114を切削する。
− 検査片外形の高い点に向かう直線に沿って、例えば図19中のB=90度に沿って検査片114を精査し、精査データを保存する。
− (i)汎用工具先端部40の外形(最良合致する工具先端半径)、(ii)最良合致工具先端半径の中心からレンズ回転(X方向)の中心までの距離、(iii)旋回工具36と検査片114の間の接線角度θの傾斜に関連するY誤差を決定するために、精査データを分析する(結果は図17、図18のものと類似)。
− 例えば形状のピーク(隆起部116)上の固定の半径pにて回転されている検査片114を精査し、精査データを保存する。
− 切磋縁44から作業回転軸Bの中心までのZ方向距離を決定するために、精査データを分析する。
− 上の分析の結果を保存する。
1ステップ方式の3D合致は、最小二乗法または他の数学的合致アルゴリズムを用いて実行できる。例えば最小二乗法ルーチンを使用して、工具位置を定義するパラメータと半径を合致させることが可能である。1つの典型的な方法は、機器位置と面のキャリブレーションパラメータの関数として書かれた精査値Yの方程式を用いるというものである。
Figure 2006313540
この場合、
calc 計算した精査値、
Xi プローブiにおけるX軸の位置、
Bi プローブiにおけるB軸の位置、
ΔX Xキャリブレーション誤差、
ΔY Yキャリブレーション誤差、
ΔZ Zキャリブレーション誤差、
Δr 工具先端半径誤差、である。
次に、最小二乗法ルーチン(または他の誤差最小化アルゴリズム)が、合致パラメータの値(ΔX、ΔY、ΔZ、Δrの最良値)を見付け、これにより次式で定義される最小誤差Qが得られる。
Figure 2006313540
この推測を実行するためには、螺旋状パターンの精査のような精査データを表面にかけて得る必要がある。
工具うねりを関数W対θでモデリングすることができ、この場合、θは工具先端部40における接触角度であり(図14を参照)、「W」は図17、図18に見られるような最良合致円104からの逸脱である。この関数は下記のベキ級数であってよく、
Figure 2006313540
または、1組の点(W、θ)であってよい。他のパラメータの合致後に、図17または図18のいずれか一方に示すような誤差に関数を合致させることで修正値を見つけることができる。
最小二乗法合致の後に工具先端部40のうねりを見つける代わりに、工具先端部40の形状を定義する関数を含めることが可能である。第2プロセスの代わりに、ベキ級数の係数、または合致における点が、最小二乗法合致の出力として見付かる。
要するに、上述した合致結果は以下のとおり使用される。
− ΔZによって、切削が中心へ移動するように機器10を調整する。
− 逸脱ΔXとΔYを切削経路の計算に含める。
− 各計算点について、工具36の接点における角度θ(作業片表面の傾斜)を識別する。
− 各計算点について、検査片114の精査の最中に測定した誤差の量によって、工具36の(Y方向への)高さを調整する(つまりW対θ)。調整量は、ベキ級数から、または点間の補間によって見つけられる。
Zキャリブレーション誤差によるバイト旋回機器10の調整を考慮する限り、これは、図1に示す高速工具装置28のCNC制御されたF1軸を用いることで容易に実行できる点をまだ述べていなかった。高速工具装置28はフレーム12の傾斜面30上に据え付けられているため、高速工具装置28の軸F1と作業スピンドル24のY(水平軸)が相互に対して傾斜しており、これにより、旋回工具36をF1方向へ移動させるべく駆動すると、レンズLに関連してZ方向にも移動する。
最後に、高速工具装置28は直線高速工具装置として記述されているが、基本的に、標準(「遅速」)の旋回装置、または国際公開第99/33611号の文献より知られている回転高速工具装置に関連して、提案された工具の2Dおよび3Dキャリブレーションも実行できることが当業者には明白であることをしなければならない。さらに、上述の工具装置の他にも、キャリブレートされる機器は1つまたはそれ以上の工具装置(複数の場合もある)、例えば旋回工具装置、フライス工具装置、研磨工具装置、その他を備えるグループから選択した工具装置を有することができる。
特に眼科レンズの製造に使用されるバイト旋回機器内の少なくとも1つの工具を自動キャリブレーションする方法が提案されるが、この方法では、特別な事前決定した外形の検査片が工具で切削され、次に、精査データを得るべく精査される。この方法はその後、この精査データを用いて、必要な、機器のそれぞれ2方向(X、Y)および3方向(X、Y、Z)への工具/機器キャリブレーション修正の数学的および決定論的な識別を行う。最後に、機器の全ての制御可能および/または調整可能な軸(B、F1、X、Y)にこれらの修正を数字的に適用することで、機器動作範囲内の全ての作業片に適用可能な(球形)工具/機器キャリブレーションを達成できる。その結果、2次元(2D)工具/機器キャリブレーションと3次元(3D)工具/機器キャリブレーションのそれぞれを、信頼性が高く経済的な方法で実行することができる。
本発明による工具/機器キャリブレーションを実行できるバイト旋回機器を、線図的斜視図で示し、特に、本願明細書全体において使用されている軸の慣性を表している。 図1によるバイト旋回機器内に使用している旋回工具の線図平面図を、迫真性に関連して比率拡大して示している。 図2に示した旋回工具の切削縁を、図2中の詳細部分IIIによって拡大した拡大平面図である。 図2に示した旋回工具を図2中の下から見た状態の線図的側面図である。 図2に示した旋回工具を、図4中の左側から見た状態の線図的正面図である。 バイト旋回機器およびその旋回工具の作業スピンドルの線図的平面図であり、この場合、X方向への誤差を説明する目的から、作業スピンドルに取り付けられたレンズ(断面図にて示す)と旋回工具は旋回係合した状態にある。 X方向への誤差を例証する目的から、図6による旋回工具の工具先端部と、切削レンズの表面との線図である。 X方向への誤差を例証する目的から、図6による旋回工具の工具先端部と、切削レンズの表面との線図である。 X方向への誤差を例証する目的から、図6による旋回工具の工具先端部と、切削レンズの表面との線図である。 バイト旋回機器およびその旋回工具の作業スピンドルの線図的側面図を示し、ここで、Z方向への誤差を説明するために、切削の最後における、作業スピンドルに据え付けたレンズ(断面で示す)と旋回工具とを示している。 Z方向への誤差を例証するために、図10による旋回工具と、切削したレンズの表面との線図である。 Y方向への誤差を例証するために、旋回工具の切削縁を、迫真性に関連して比率拡大した拡大平面図である。 Y方向への誤差を例証するために、旋回工具の工具先端部と、切削したレンズの表面との線図である。 XおよびY方向における2D工具キャリブレーションの第1ステップとして、所定の外形を有する検査片の旋回を例証するスケッチである。 X方向およびY方向における2D工具キャリブレーションの第2ステップとして、完璧な形状からの逸脱を測定するための、図14による検査片の精査を例証するスケッチである。 X方向およびY方向における2D工具キャリブレーションの第3ステップとして、図15による検査片の精査により取得したデータが、X方向とY方向へのキャリブレーション誤差に関連してどのように分析されるかを例証するスケッチである。 図14から図16に表す円形溝を設けている検査片から収集した実際の精査データから得たグラフであり、工具先端部外形の最適合致縁からの逸脱によるY方向への誤差(工具うねり)を例証している。 図14から図16に表す円形溝を設けている検査片から収集した実際の精査データから得たグラフであり、工具先端部外形の最適合致縁からの逸脱によるY方向への誤差(工具うねり)を例証している。 X方向、Y方向、Z方向への3D工具キャリブレーションに使用できる、回転非対称な形状を有する検査片の例の斜視図である。 図19による検査片の側面図である。 図19、図20に示す検査片の外形の所与の定数半径pにおけるB角度に対するYプロットの図であり、これらは、B軸における回転(位相)誤差がZ方向への誤差によってどのような影響を受けるかについての例証である。 図19、図20に示す検査片の外形の所与の定数半径pにおけるB角度に対するYプロットの図であり、これらは、B軸における回転(位相)誤差がZ方向への誤差によってどのような影響を受けるかについての例証である。
符号の説明
10…バイト旋回機器、12…フレーム、14…作業範囲、16…案内レール、18…Xキャリッジ、20…案内レール、22…Yキャリッジ、24…作業スピンドル、26…電気モータ、28…高速工具装置、30…傾斜面、32…作動装置、34…シャトル、36…レンズ旋回工具挿入部、38…基本本体、40…工具先端部、42…レーキ面、44…切削縁、46…工具先端部の中心、48…工具先端部の半径、50…工具高さ、52…切削の開始、54…切削の終了、56…理論上の完璧なキャリブレーションを施した表面、58…実際の粗悪なキャリブレーションを施した表面、60…材料が工具の下へ強制移動された状況、62…理論上の完璧な工具およびキャリブレーション、64…粗悪なキャリブレーションによって生じる中心の移動、66…180度の回転角度における表面、68…0度の回転角度における表面、69…工具経路、70…中心における断続性、72…中心ピーク、74…理論上完璧な工具およびキャリブレーション、76…粗悪なキャリブレーションによって生じた縁位置の移動、78…270度の回転角度における表面、80…90度の回転角度における表面、81…工具経路、82…中心における断続性、84…最良合致円、86…真の円形形状からの逸脱、88…理論上の完璧な工具およびキャリブレーション、90…実際の工具形状、91…実際の切削経路、92…中心における断続性、94…検査片、96…溝、98…プローブ、100…プローブ先端部、102…工具接触角度がゼロである検査片の点、104…プローブ円、106…中心、108…中心、110…理想のプローブ円、112…理論上の切削、114…検査片、116…隆起部、θ…工具接触角度、p…回転の中心からの半径距離、d…逸脱誤差、x…レンズ回転軸によって定義された中心、L…眼鏡レンズ、B…作業回転軸、Bpe…位相誤差、X…作業直線軸、Y…作業直線軸、Z…高さ方向、F1…高速工具軸

Claims (15)

  1. 特に眼科レンズ(L)製造に使用するバイト旋回機器(10)内で少なくとも1つの工具(36)に自動キャリブレーションを行う方法であり、切削縁(44)が、前記機器(10)の幅(X)、長さ(Y)、高さ(Z)方向に関連した3次元形状と位置を有する前記工具(36)上に形成されており、前記方法は、
    (i)前記切削縁(44)との正負両方の工具接触角度(θ)を要しながら、作業回転軸(B)周囲で回転対称的な外形の検査片(94)を前記工具(36)で切削することと、
    (ii)精査データを得るために正負工具接触角度(θ)を必要とする点において前記検査片(94)の切削外形を精査し、前記精査データを保存することと、
    (iii)X誤差とY誤差を得るべく、前記精査データを、幅(X)方向および長さ(Y)方向へ切削されるべき外形からの切削外形の逸脱に関連して分析し、前記誤差を保存することと、さらに、
    (iv)前記X誤差とY誤差を修正するべく前記機器(10)を自動制御することと、
    の各ステップを備える、自動キャリブレーションを行う方法。
  2. 前記検査片(94)を切削する前記ステップは、前記検査片(94)の面に円形溝(96)を切削することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記検査片(94)の切削外形を精査する前記ステップは、前記作業回転軸(B)を通過している、またはこれに近接している間に、前記検査片(94)の片側上から他側へと延びている直線に沿って、精査データを記録することを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記検査片(94)の切削外形を精査する前記ステップは、精査データを連続した方法で記録することを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記精査データを分析する前記ステップは、実際に切削される検査片(94)を通って切削されているべきである検査片(94)外形の最良の円の合致を決定するために、前記精査データの最良合致分析を実行し、実際の結果と理論上の結果を比較することにより前記工具(36)のXオフセットとYオフセットを決定することを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記機器(10)を制御する前記ステップは、XオフセットとYオフセットを修正するために、CNCによる前記機器(10)のX軸、Y軸の制御を行うことを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記精査データを分析する前記ステップは、前記切削縁(44)の一般的外形を通る最良合致外形(84)を決定するために、精査データの最良合致分析を実行し、また、前記切削縁(44)と前記検査片(94)の間の工具接触角度(θ)の傾斜に関連した、長さ(Y)方向への工具(36)うねり誤差を決定することを含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記機器(10)を制御する前記ステップは、切削する表面上の所与の各点について工具接触角度(θ)を識別し、また、関連する工具接触角度(θ)における長さ(Y)方向の工具(36)うねり誤差を加算あるいは減算することで、前記工具(36)を長さ(Y)方向において調整することを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 特に眼科レンズ(L)の製造に使用するバイト旋回機器(10)内の少なくとも1つの工具(36)に対して自動キャリブレーションを行う方法であり、前記工具(36)上に、前記機器(10)の幅(X)、長さ(Y)、高さ(Z)方向に関連した3次元形状と位置とを有する切削縁(44)が形成されており、前記方法は、
    (i)前記切削縁(44)と共に、作業回転軸(B)の周囲で回転非対称的形状を形成する検査片(114)を前記工具(36)で切削することと、
    (ii)精査データを得るために、少なくとも前記作業回転軸(B)周囲における回転方向へ傾斜した部分において、前記検査片(114)の切削外形を精査し、前記精査データを保存することと、
    (iii)X誤差、Y誤差、Z誤差を得るべく幅(X)、長さ(Y)、高さ(Z)方向において切削されているはずである外形からの切削外形の逸脱に関連して、前記精査データを分析し、前記誤差を保存することと、さらに、
    (iv)前記X誤差、Y誤差、Z誤差について修正を行うために前記機器(10)を自動制御することと、
    の各ステップを備える、方法。
  10. 前記検査片(114)を切削する前記ステップは、前記検査片(114)の面上で、X−Z面内の2本の軸に沿って軸対称的である外形を切削することを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記検査片(114)の外形の切削を精査する前記ステップは、前記検査片(114)を作業回転軸(B)周囲で、好ましくは360度の角度にまで回転させている間に、作業回転軸(B)からの所与の半径距離(p)における精査データを記録することを含む、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記検査片(114)の切削外形を精査する前記ステップは、精査データを連続方式で記録することを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記精査データを分析する前記ステップは、作業回転軸(B)における位相誤差(Bpe)からZ誤差を決定することを含む、請求項9から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記機器(10)は、前記工具(36)を装備し、前記機器(10)のY軸に対して傾斜した高速工具軸(F1)を有する高速工具装置(28)を備えており、前記機器(10)を制御する前記ステップは、Z誤差を修正するために、CNCによって前記高速工具軸(F1)を制御することを含む、請求項9から13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記検査片(94、114)の切削外形を精査するステップは、前記検査片を、好ましくは前記機器(10)に据え付けられており、また、前記機器(10)の長さ(Y)方向に沿った測定が可能な機械プローブ(98)によって精査することを含む、請求項1から14のいずれか1項に記載の方法。
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