JP2006312378A - 車両の制動力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ニュートラル制御時における車両の後退を抑制し、かつレスポンスよく車両を発進させる。
【解決手段】 ECUは、ニュートラル制御の実行条件が成立した場合(S100にてYES)、ニュートラル制御を開始するステップ(S102)と、路面勾配を検知するステップ(S106)と、自動変速機の出力軸トルクを算出するステップ(S108)と、車両(車輪)のブレーキ力が車両を停止状態に維持するために十分でない場合(S110)、路面勾配および出力軸トルクをパラメータとするマップにしたがって、入力クラッチ(C1)の伝達トルクが減少する過程におけるブレーキ力を増大するステップ(S112)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、車両の制動力制御装置に関し、特に、前進走行ポジションが選択されたときに係合して、動力源からの出力を駆動輪に伝達する摩擦係合要素含む自動変速機を搭載した車両の制動力を制御する技術に関する。
従来より、燃費改善などの目的で、車両の停止時において前進走行ポジションであってもブレーキペダルが踏まれていると、自動変速機のフォワードクラッチを解放状態にしてニュートラルと同じような状態にするニュートラル制御が行なわれる車両がある。たとえば、車両を発進させる際にブレーキペダルから足が離されると、ニュートラル制御から復帰する。このとき、フォワードクラッチが係合する前に車両ブレーキ(車輪に対して設けられたブレーキ)による制動力がなくなると、登坂路などにおいて車両が後退し得る。そのため、車両ブレーキの制動力は、ニュートラル制御と協調して制御される。
特開2003−165360号公報(特許文献1)は、車両の後退を防止することができる自動変速機の制御装置を開示する。この公報に記載の自動変速機の制御装置は、エンジンの回転を変速装置に伝達する流体伝動装置と、走行レンジが選択されたとき係合されて流体伝動装置の出力を駆動輪に伝達するクラッチと、出力油圧を給排してクラッチを係脱させる油圧サーボ装置と、流体伝動装置の入力側回転数を検出する入力側回転数検出装置と、流体伝動装置の出力側回転数を検出する出力側回転数検出装置と、停車状態を検出する停車状態検出部と、運転者の発進意思を検出する発進意思検出部とを含む。走行レンジが選択された状態で停車状態が検出されているとき、油圧サーボ装置の出力油圧をクラッチが僅かにトルクを伝達するインニュートラル油圧に維持するインニュートラル制御が行なわれる。発進意思検出部が運転者の発進意思を検出すると油圧サーボ装置の出力油圧を増加してクラッチを接続するアプライ制御が行なわれる。アプライ制御の開始時に路面の傾斜角度に基づく車両重力の路面方向の分力により車両が後退しない大きさの制動力を生じるブレーキ油圧が車両ブレーキに作用される。
この公報に記載の自動変速機の制御装置によれば、走行レンジが選択されたときに係合されるクラッチを油圧サーボ装置の出力油圧により係脱する。走行レンジが選択された状態で停車状態検出部が停車状態を検出するとき、油圧サーボ装置の出力油圧をクラッチが僅かにトルクを伝達するインニュートラル油圧に維持するインニュートラル制御を行なう。発信意思検出出部が運転者の発進意思を検出すると油圧サーボ装置の出力油圧を増加するとともに、路面の傾斜角度に基づく車両重力の路面方向の分力により車両が後退しない大きさの制動トルクを生じるブレーキ油圧が車両ブレーキに作用される。これにより、車両が登り坂で停車中にアプライ制御を開始したとき、油圧サーボ装置の出力油圧の増加によりクラッチがトルクを伝達する前に車両が路面の傾斜により後退することを確実に防止することができる。
特開2003−165360号公報
しかしながら、上述の公報に記載の自動変速機の制御装置においては、制動トルクが大きいと、車両を発進させる際に制動トルクを低下させるまでに時間がかかり、発進時のレスポンスが悪くなるおそれがあるという問題点があった。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ニュートラル制御時における車両の後退を抑制し、かつレスポンスよく車両を発進させることができる車両の制動力制御装置を提供することである。
第1の発明に係る車両の制動力制御装置は、自動変速機を搭載した車両の制動力を制御する。自動変速機は、前進走行ポジションが選択されたときに係合して、動力源からの出力を駆動輪に伝達する摩擦係合要素を含む。制動力制御装置は、予め定められた条件が満たされた場合に、摩擦係合要素の伝達トルクを減少するニュートラル制御を実行するための手段と、車両ブレーキの制動力が予め定められた値よりも小さい場合、ニュートラル制御中における車両ブレーキの制動力を、伝達トルクの減少に応じて増大するように、車両ブレーキを制御するための制御手段とを含む。
第1の発明によると、予め定められた条件が満たされた場合、摩擦係合要素の伝達トルクを減少するニュートラル制御が実行される。車両ブレーキの制動力が予め定められた値よりも小さい場合、ニュートラル制御中における車両ブレーキの制動力が、伝達トルクの減少に応じて増大される。これにより、車両の後退を防ぐために必要な力が伝達トルクの減少により不足する分だけ、車両ブレーキの制動力を増大させることができる。そのため、車両ブレーキが必要以上に増大することを抑制し、車両の発進時に速やかに車両ブレーキの制動力を低下させることができる。その結果、ニュートラル制御時における車両の後退を抑制し、かつレスポンスよく車両を発進させることができる車両の制動力制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る車両の制動力制御装置は、第1の発明の構成に加え、登坂路の勾配が大きいほど、制御手段による制動力の増大量を大きくするための手段をさらに含む。
第2の発明によると、登坂路の勾配が大きいほど、制御手段による制動力の増大量が大きくされる。これにより、急勾配の坂道においても車両の後退を抑制することができる。
第3の発明に係る車両の制動力制御装置においては、第1または2の発明の構成に加え、制御手段は、自動変速機の出力軸トルクに応じて、車両ブレーキの制動力を増大するための手段を含む。
第3の発明によると、自動変速機の出力軸トルクに応じて、車両ブレーキの制動力が増大される。摩擦係合要素の伝達トルクの減少は、自動変速機の出力軸トルクの減少として現れる。そのため、自動変速機の出力軸トルクに応じて車両ブレーキの制動力を増大することで、伝達トルクの減少に応じて、車両ブレーキの制動力が増大することができる。これにより、車両の後退を防ぐために必要な力が伝達トルクの減少により不足する分だけ、車両ブレーキの制動力を増大させることができる。そのため、車両ブレーキが必要以上に増大することを抑制し、車両の発進時に速やかに車両ブレーキの制動力を低下させることができる。その結果、ニュートラル制御時における車両の後退を抑制し、かつレスポンスよく車両を発進させることができる。
第4の発明に係る車両の制動力制御装置においては、第1または2の発明の構成に加え、制御手段は、自動変速機の入力軸回転数に応じて、車両ブレーキの制動力を増大するための手段を含む。
第4の発明によると、自動変速機の入力軸回転数に応じて、車両ブレーキの制動力が増大される。摩擦係合要素の伝達トルクの減少は、自動変速機の入力軸回転数の上昇として現れる。そのため、自動変速機の入力軸回転数に応じて車両ブレーキの制動力を増大することで、伝達トルクの減少に応じて車両ブレーキの制動力が増大することができる。これにより、車両の後退を防ぐために必要な力が伝達トルクの減少により不足する分だけ、車両ブレーキの制動力を増大させることができる。そのため、車両ブレーキが必要以上に増大することを抑制し、車両の発進時に速やかに車両ブレーキの制動力を低下させることができる。その結果、ニュートラル制御時における車両の後退を抑制し、かつレスポンスよく車両を発進させることができる。
第5の発明に係る車両の制動力制御装置においては、第1または2の発明の構成に加え、制御手段は、摩擦係合要素を制御するアクチュエータへの指令圧に応じて、車両ブレーキの制動力を増大するための手段を含む。
第5の発明によると、摩擦係合要素を制御するアクチュエータへの指令圧に応じて、車両ブレーキの制動力が増大される。摩擦係合要素の伝達トルクは、摩擦係合要素を制御するアクチュエータへの指令圧に応じた値になる。そのため、摩擦係合要素を制御するアクチュエータへの指令圧に応じて、車両ブレーキの制動力を増大することで、伝達トルクの減少に応じて車両ブレーキの制動力が増大することができる。これにより、車両の後退を防ぐために必要な力が伝達トルクの減少により不足する分だけ、車両ブレーキの制動力を増大させることができる。そのため、車両ブレーキが必要以上に増大することを抑制し、車両の発進時に速やかに車両ブレーキの制動力を低下させることができる。その結果、ニュートラル制御時における車両の後退を抑制し、かつレスポンスよく車両を発進させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る制動力制御装置を含む車両のパワートレーンについて説明する。本実施の形態に係る制動力制御装置は、図1に示すECU(Electronic Control Unit)1000により実現される。本実施の形態では、自動変速機を、遊星歯車式変速機構を有する自動変速機として説明する。なお、本発明は、遊星歯車式変速機構を有する自動変速機に限定されるものではなく、たとえばベルト式無段変速機などの無段変速機であってもよい。
図1に示すように、この車両のパワートレーンは、エンジン100と、トルクコンバータ200と、自動変速機300と、ECU1000とから構成される。
エンジン100の出力軸は、トルクコンバータ200の入力軸に接続される。エンジン100とトルクコンバータ200とは回転軸により連結されている。したがって、エンジン回転数センサ400により検知されるエンジン100の出力軸回転数NE(エンジン回転数NE)とトルクコンバータ200の入力軸回転数(ポンプ回転数)とは同じである。
トルクコンバータ200は、入力軸と出力軸とを直結状態にするロックアップクラッチ210と、入力軸側のポンプ羽根車220と、出力軸側のタービン羽根車230と、ワンウェイクラッチ250を有し、トルク増幅機能を発現するステータ240とから構成される。トルクコンバータ200と自動変速機300とは、回転軸により接続される。トルクコンバータ200の出力軸回転数NT(タービン回転数NT)は、タービン回転数センサ410により検知される。自動変速機300の出力軸回転数NOUTは、出力軸回転数センサ420により検知される。
図2に自動変速機300の作動表を示す。図2に示す作動表によると、摩擦係合要素であるクラッチ要素(図中のC1〜C4)や、ブレーキ要素(B1〜B4)、ワンウェイクラッチ要素(F0〜F3)が、どのギヤ段の場合に係合および解放されるかを示している。車両の発進時に使用される1速時には、クラッチ要素(C1)、ワンウェイクラッチ要素(F0、F3)が係合する。これらのクラッチ要素の中で、特に、クラッチ要素C1を入力クラッチ(C1)310という。この入力クラッチ(C1)310は、前進クラッチやフォワードクラッチとも呼ばれ、図2の作動表に示すように、パーキング(P)ポジション、後進走行(R)ポジション、ニュートラル(N)ポジション以外の、車両が前進するための変速段(1st〜4th)を構成する際に係合状態で使用される。
前進走行(D)ポジションであって、車両の状態が予め定められた条件(アクセルオフかつブレーキオンかつブレーキマスターシリンダ圧が所定値以上かつ車速が所定値以下)を満足して停止状態にあると判定されると、入力クラッチ(C1)310を所定のスリップ状態にして、ニュートラルに近い状態にする、所謂、ニュートラル制御が行なわれる。
これらのパワートレーンを制御するECU1000は、エンジン100を制御するエンジンECU1010と、自動変速機300を制御するECT(Electronic Controlled Automatic Transmission)_ECU1020と、VSC(Vehicle Stability Control)_ECU1030とを含む。
ECT_ECU1020には、タービン回転数センサ410からタービン回転数NTを表わす信号が、出力軸回転数センサ420から出力軸回転数NOUTを表わす信号が入力される。また、ECT_ECU1020には、エンジンECU1010から、エンジン回転数センサ400にて検知されたエンジン回転数NEを表わす信号と、スロットルポジションセンサにて検知されたスロットル開度を表わす信号とが入力される。
これら回転数センサは、トルクコンバータ200の入力軸、トルクコンバータ200の出力軸および自動変速機300の出力軸に取り付けられた回転検出用ギヤの歯に対向して設けられている。これらの回転数センサは、トルクコンバータ200の入力軸、トルクコンバータ200の出力軸および自動変速機300の出力軸の僅かな回転の検出も可能なセンサであり、たとえば、一般的に半導体式センサと称される磁気抵抗素子を使用したセンサである。
さらに、ECT_ECU1020には、VSC_ECU1030から、Gセンサ430にて検知された車両加速度を表わす信号と、ブレーキがオン状態であることを表わす信号とが入力される。VSC_ECU1030は、ECT_ECU1020からブレーキ制御信号が入力され、後述する油圧回路を制御して、車両のブレーキを制御する。
図3を参照して、自動変速機300の油圧制御装置において入力クラッチ(C1)310を係合させる油圧回路について説明する。
プライマリレギュレータバルブ2050は、ライン圧コントロールソレノイド2052によって制御され、オイルポンプ2019によって発生された元圧をライン圧PLに調圧する。このライン圧PLは、マニュアルバルブ2054に導かれる。マニュアルバルブ2054は、シフトレバー2044と機械的に接続され、ここでは、前進ポジション、たとえば、前進走行(D)ポジション、あるいはマニュアルの1st、2nd等が選択されたときにライン圧PLを入力クラッチ(C1)310側に連通させる。
マニュアルバルブ2054と入力クラッチ(C1)310との間には大オリフィス2056と切換弁2058が介在されている。切換弁2058はソレノイド2060によって制御され、大オリフィス2056を通過してきたオイルを選択的に入力クラッチ(C1)310に導いたり遮断したりする。
切換弁2058をバイパスするようにしてチェックボール2062と小オリフィス2064が並列に組み込まれており、切換弁2058がソレノイド2060によって遮断されたときには大オリフィス2056を通過してきたオイルは更に小オリフィス2064を介して入力クラッチ(C1)310に到達するようになっている。なお、チェックボール2062は入力クラッチ(C1)310の油圧がドレンされるときに、このドレンが円滑に行われるように機能する。
切換弁2058と入力クラッチ(C1)310との間の油路2066には、オリフィス2068を介してアキュームレータ2070が配置されている。このアキュームレータ2070はピストン2072およびスプリング2074を備え、入力クラッチ(C1)310にオイルが供給されるときに、スプリング2074によって決定される所定の油圧にしばらく維持されるように機能し、入力クラッチ(C1)310の係合時の発生するショックを低減する。
図4を参照して、車両を制動するためのブレーキの構成について説明する。
図4において、ブレーキペダル2200は、この車両の運転者が操作するブレーキ操作部材である。ブレーキペダル2200は油圧式ブースタ2206を介してマスターシリンダ2208を作動させるようになっている。マスターシリンダ2208の上部にはリザーバ2210が取り付けられており、このリザーバ2210からポンプ2214がブレーキ液を汲み上げてアキュームレータ2216に高圧で蓄えるようにされており、そのアキュームレータ2216にブースタ2206が液通路2218により接続されている。
マスターシリンダ2208の内部の図示しない加圧室は、液通路2212、2244とから成る主液通路によって、前輪2238を制動するブレーキのホイールシリンダに接続されている。一方、加圧室(図示しない)は後輪を制動するブレーキのホイールシリンダに接続されているが、この後輪系統の構成は前輪系統の構成と同一であるため図示および説明を繰返さないで、以下、前輪系統についてのみ説明する。
液通路2212には逆止弁2222と電磁増減圧弁2232とが設けられている。電磁増減圧弁2232は常には液通路2212と2244、すなわちマスターシリンダ2208とホイールシリンダ2240とを連通させる増圧許容状態にあるが、ソレノイド2230に中間的な電流が供給されることによりマスターシリンダ2208とホイールシリンダ2240との連通を遮断する保圧状態に切り換えられ、更にソレノイド2230に大電流が供給されることによってホイールシリンダ2240をリザーバ2210に連通させる減圧許容状態に切り換えられる三位置電磁弁となっている。
電磁増減圧弁2232をバイパスするバイパス通路2224が設けられ、ホイールシリンダ2240のブレーキ液はこのバイパス通路2224を経てマスターシリンダ2208へ環流し得るようにされている。
なお、マスターシリンダ2208とホイールシリンダ2240の間のバイパス通路2224には、ブレーキをかけたときに、そのままホイールシリンダ2240にブレーキ液を閉じ込めておける機能を備えたリニア弁2228が備えられている。このリニア弁2228は単なるオン/オフの2通りの制御に限られたものではなく、弁の開閉制御を自在の位置に制御でき、リニアに可変できる機能を備えている。
リニア弁2228があることにより、たとえばブレーキペダル2200を一気に離した状態のときでも、ブレーキ油圧を徐々に解放する制御が可能である。すなわち、本実施の形態においては、リニア弁2228を制御することにより、ブレーキ力を減少するタイミングやブレーキ力の大きさを制御する。
なお、ブレーキ油圧を保持している間に、ブレーキの油圧低下による制動力の低下を防ぐために、リニア弁2228をバイパスする形でホイールシリンダ2240を加圧可能な加圧弁2229が設置されている。
通路2212の逆止弁2222を経た後の部分には、電磁閉開弁2220を介してアキュームレータ2216が接続されている。電磁閉開弁2220は常にはアキュームレータ2216と液通路2212との連通を遮断する状態にあるが、電磁増減圧弁2232の作動開始と同時に開状態とされ、アキュームレータ2216から高圧のブレーキ液が電磁増減圧弁2232に供給されるようになっている。このアキュームレータ2216から供給される高圧のブレーキ液がマスターシリンダ2208に流入することは、逆止弁2222によって阻止される。
回転速度センサ2236は、前輪2238の回転速度を検出し、ブレーキスイッチ2095は、ブレーキペダル200が踏み込まれたことを検出し、ロードセル2202は、ブレーキペダル2200の操作力を検出する。VSC_ECU1030は、上記センサやスイッチからの信号やECT_ECU1020からのブレーキ制御信号等に基づいて電磁増減圧弁2232、リニア弁2228、電磁開閉弁2220に制御信号を出力して、ホイールシリンダ2240の油圧すなわち車輪のブレーキ力を制御する。本実施の形態においては、ニュートラル制御により入力クラッチ(C1)310の伝達トルクが減少される過程において、車輪のブレーキ力が増大するように補正される。
図5を参照して、VSC_ECU1030のメモリに記憶される自動変速機300の出力軸トルクと車輪のブレーキ力の増大量との関係を示す。
図5に示すように、自動変速機300の出力軸トルクが低いほど、ブレーキ力が大きく補正される。すなわち、ニュートラル制御の実行に伴ない入力クラッチ(C1)310が係合状態から半係合状態に移行することにより伝達トルクが減少するにつれ、ブレーキ力が大きくされる。また、路面の勾配が大きい場合(図5における破線)は、小さい場合(図5における実線)に比べてブレーキ力が大きくされる。なお、図5に示す自動変速機300の出力軸トルクと車輪のブレーキ力との関係は一例であって、このような図に限定されるものではない。
図6を参照して、本実施の形態に係る制動力制御装置であるECU1000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、ECU1000は、ニュートラル制御の実行条件が成立したか否かを判別する。たとえば、前進走行(D)ポジションであって、アクセルオフかつブレーキオンかつブレーキマスターシリンダ圧が所定値以上かつ車速が所定値以下である場合、ニュートラル制御の実行条件が成立したと判別される。ニュートラル制御の実行条件が成立した場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
S102にて、ECU1000は、ニュートラル制御を開始する。S104にて、ECU1000は、車輪のブレーキ力の補正条件が成立しているか否かを判別する。ここで、車輪のブレーキ力の補正条件とは、たとえば車両ブレーキが正常であるという条件である。車両ブレーキが正常であるか否かは、たとえばイグニッションスイッチをオフからオンにしたシステム起動時において、VSC_ECU1030がブレーキ油圧を検知することにより診断され、診断結果がメモリに記憶される。なお、車両ブレーキが正常であるか否かを診断する方法について、公知の一般的な技術を利用すればよいため、ここではさらなる詳細な説明は繰り返さない。ECU1000は、メモリに記憶された診断結果に基づいて、車輪のブレーキ力の補正条件が成立しているか否かを判別する。車輪のブレーキ力の補正条件が成立している場合(S104にてYES)、処理はS106に移される。もしそうでないと(S104にてNO)、この処理は終了する。
S106にて、ECU1000は、路面勾配を検知する。路面勾配は、Gセンサ430により検知される加速度に基づいて検知される。
S108にて、ECU1000は、自動変速機300の出力軸トルクを算出する。出力軸トルクは、エンジン回転数NEとタービン回転数NTとから算出されるトルクコンバータ200のスリップ状態、トルクコンバータ200の容量係数などから算出される。なお、出力軸トルクを算出する方法については、公知の一般的な技術を利用すればよいため、ここではそのさらなる詳細な説明は繰り返さない。
S110にて、ECU1000は、ブレーキ力が車両を停止状態に維持するために十分か否かを判別する。ブレーキ力が車両を停止状態に維持するために十分であるか否かは、たとえば、勾配および出力軸トルクをパラメータとするマップから算出される値よりも、ブレーキ力(ブレーキ油圧)が小さいか否かにより判別される。ブレーキ力が車両を停止状態に維持するために十分である場合(S110にてYES)、処理はS114に移される。もしそうでないと(S110にてNO)、処理はS112に移される。
S112にて、ECU1000は、ブレーキ力を増大する。ブレーキ力は、図5に示すマップにしたがって増大される。その後、処理はS108に戻される。
S114にて、ECU1000は、ニュートラル制御実行条件が成立しているか否かを判別する。ニュートラル制御実行条件が成立している場合(S114にてYES)、処理はS114に戻される。もしそうでないと(S114にてNO)、処理はS116に移される。S116にて、ECU1000は、ブレーキ力を減少する。その後、この処理は終了する。
以上のような構造、およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制動力制御装置であるECU1000の動作について、図7を参照して説明する。
車両の走行中に、図7の時間T(1)において運転者がブレーキペダル2200を操作し、時間T(2)において車両が停止することにより、ニュートラル制御の実行条件が成立した場合(S100にてYES)、ニュートラル制御が開始される(S102)。ニュートラル制御により、入力クラッチ(C1)310の係合圧、すなわち伝達トルクが減少される。
入力クラッチ(C1)310の伝達トルクが減少すると、エンジン100から車輪に伝達される駆動力、すなわち自動変速機300の出力軸トルクが減少される。この場合、車輪に伝達される駆動力の減少により、登り坂などの路面において車両が後退するおそれがある。したがって、入力クラッチ(C1)310の伝達トルクが減少される過程(図7の時間T(2)からT(4)の期間)におけるブレーキ力を増大し、車両ブレーキの制動力により、車両の後退を抑制する必要がある。
そのため、車両ブレーキが正常であり、車輪のブレーキ力の補正条件が成立している場合(S104にてYES)、路面の勾配が検知され(S106)、自動変速機300の出力軸トルクが算出される(S108)。車両のブレーキ力が車両を停止状態に維持するために十分でない場合(S110にてNO)、車両が停止しているにも関わらずタービン回転数NTが上昇し始め、実際に伝達トルクが減少することにより出力軸トルクが減少し始めた状態であるといえる図7の時間T(3)から車両のブレーキ力が増大される(S112)。これにより、登り坂などにおいてニュートラル制御が実行された場合における車両の後退を抑制することができる。
ニュートラル制御により、出力軸トルクは時間の経過とともに徐々に減少するため、ブレーキ力の増大後、再び出力軸トルクが算出され(S108)、車両のブレーキ力が車両を停止状態に維持するために十分であるか否かが判別される(S110)。
最終的な出力軸トルクにおいて、車両のブレーキ力が車両を停止状態に維持するために十分であると判定されるまで、出力軸トルクの減少に応じてブレーキ力が増大される(S112)。ここでは、図7の時間T(4)において、出力軸トルクが最終的な値に到達し、この出力軸トルクにおいて、車両を停止状態に維持するために十分な値までブレーキ力が増大されたと想定する。
その後、図7の時間T(5)において、ニュートラル制御実行条件が成立しなくなった場合(S114にてNO)、ニュートラル制御からの復帰制御、すなわち入力クラッチ(C1)310の係合が開始され(S116)、ブレーキ力が低下される(S118)。
このとき、入力クラッチ(C1)310の伝達トルクが大きいほど、すなわち出力軸トルクが大きく、駆動力により車両の後退を抑制しようとする力が大きいほど、ブレーキ力の増大量は小さく抑制される。そのため、ブレーキ力が必要以上に増大されることを抑制し、再発進時においてブレーキ力を速やかに低下させることができる。その結果、レスポンスよく車両を再発進させることができる。
以上のように、本実施の形態に係る制動力制御装置であるECUによれば、入力クラッチ(C1)の伝達トルク(係合圧)の減少に応じて、ブレーキ力が増大される。これにより、登り坂などにおいてニュートラル制御が実行された場合に、車両の後退を抑制することができる。また、ブレーキ力が入力のクラッチ(C1)の伝達トルクの減少に応じて増大されるので、必要以上にブレーキ力が増大されることを抑制することができる。そのため、車両の再発進時においてブレーキ力を速やかに低下させ、レスポンスよく車両を再発進させることができる。
<その他の実施の形態>
前述の実施の形態においては、自動変速機300の出力軸トルクに基づいてブレーキ力を増大させていたが、自動変速機300の入力軸回転数、すなわちタービン回転数NTや、入力クラッチ(C1)310の係合圧制御指示値に基づいてブレーキ力を増大するようにしてもよい。
また、前述の実施の形態においては、ニュートラル制御の実行開始後に、ブレーキ力を増大させていたが、図8に示すように、時間T(2)においてニュートラル制御実行条件が成立した場合、ブレーキ力を増大させた後、時間T(6)においてニュートラル制御を実行するようにしてもよい。また、ブレーキ力を増大させると同時にニュートラル制御を開始するようにしてもよい。
そして、ブレーキ力を増大させた後、またはブレーキ力を増大させると同時にニュートラル制御を開始するとともに、その後の入力クラッチ(C1)310の伝達トルクの減少に応じてブレーキ力を再び増大するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲はした説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御ブロック図である。 図1に示す自動変速機の作動表である。 自動変速機の油圧回路を示す図である。 車両のブレーキの油圧回路を示す図である。 入力クラッチ(C1)の伝達トルクが減少する過程におけるブレーキ力の増大量と出力軸トルクとの関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制動力制御装置であるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 ブレーキ力の推移を示すタイミングチャート(その1)である。 ブレーキ力の推移を示すタイミングチャート(その2)である。
符号の説明
100 エンジン、200 トルクコンバータ、210 ロックアップクラッチ、220 ポンプ羽根車、230 タービン羽根車、240 ステータ、250 ワンウェイクラッチ、300 自動変速機、310 入力クラッチ、400 エンジン回転数センサ、410 タービン回転数センサ、420 出力軸回転数センサ、1000 ECU、1010 エンジンECU、1020 ECT_ECU、1030 VSC_ECU、1040 Gセンサ。

Claims (5)

  1. 自動変速機を搭載した車両の制動力制御装置であって、前記自動変速機は、前進走行ポジションが選択されたときに係合して、動力源からの出力を駆動輪に伝達する摩擦係合要素を含み、
    予め定められた条件が満たされた場合に、前記摩擦係合要素の伝達トルクを減少するニュートラル制御を実行するための手段と、
    車両ブレーキの制動力が予め定められた値よりも小さい場合、前記ニュートラル制御中における前記車両ブレーキの制動力を、伝達トルクの減少に応じて増大するように、前記車両ブレーキを制御するための制御手段とを含む、車両の制動力制御装置。
  2. 前記制動力制御装置は、登坂路の勾配が大きいほど、前記制御手段による制動力の増大量を大きくするための手段をさらに含む、請求項1に記載の車両の制動力制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記自動変速機の出力軸トルクに応じて、前記車両ブレーキの制動力を増大するための手段を含む、請求項1または2に記載の車両の制動力制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記自動変速機の入力軸回転数に応じて、前記車両ブレーキの制動力を増大するための手段を含む、請求項1または2に記載の車両の制動力制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記摩擦係合要素を制御するアクチュエータへの指令圧に応じて、前記車両ブレーキの制動力を増大するための手段を含む、請求項1または2に記載の車両の制動力制御装置。
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