JP2006321341A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ダウンシフトが行なわれなくても、運転者の意図通りに減速する。
【解決手段】 VSC_ECUは、運転者のシフト操作に基づいて変速が行なわれるマニュアルモードが選択され(S100にてYES)、アクセルオフである場合(S102にてYES)、ホイールシリンダの油圧を増大し、車輪のブレーキ力を増大するステップ(S104)を含む、プログラムを実行する。
【選択図】 図4
【解決手段】 VSC_ECUは、運転者のシフト操作に基づいて変速が行なわれるマニュアルモードが選択され(S100にてYES)、アクセルオフである場合(S102にてYES)、ホイールシリンダの油圧を増大し、車輪のブレーキ力を増大するステップ(S104)を含む、プログラムを実行する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、車両の制御装置に関し、特に、車両の走行状態に基づいて自動的に変速が行なわれるオートモードおよび運転者の操作に基づいて変速が行なわれるマニュアルモードのいずれか一方のモードで変速が行なわれる自動変速機を搭載した車両の制御装置に関する。
従来より、車両の走行状態に基づいて自動的に変速が行なわれるオートモードおよび運転者の操作に基づいて変速が行なわれるマニュアルモードのいずれか一方のモードで変速が行なわれる自動変速機が知られている。
特開平6−221417号公報(特許文献1)は、手動変速モード(マニュアルモード)に切り換えた際にダウンシフトが行なわれる車両用自動変速機の変速制御装置を開示する。特許文献1に記載の変速制御装置は、エンジンブレーキの効く状態とエンジンブレーキの効かない状態とを選択可能な変速段を含む複数の変速段に設定可能な車両用自動変速機の変速を制御する。この変速制御装置は、エンジンブレーキの効かない状態の変速段を含む複数の変速段を走行状態に基づいて設定する第1レンジ位置とこの第1レンジ位置に隣接して設けられかつエンジンブレーキの効く状態の変速段のみを設定する第2レンジ位置とをマニュアル操作によって選択可能なシフト装置と、第2レンジ位置が選択されたことを検出するシフト検出部と、シフト装置を第1レンジ位置から第2レンジ位置へ切換えることに伴ってシフト検出部が第2レンジ位置の選択されたことを検出した場合に第2レンジ位置が選択される直前の変速段を検出する変速段検出部と、シフト検出部が第2レンジ位置の選択されたことを検出した場合に変速段検出部で検出された変速段より予め定めた段数だけ低速側のエンジンブレーキの効く状態の変速段への変速を指示する変速指示部とを含む。
この公報に記載の変速制御装置によれば、シフト装置によって第1レンジ位置を選択すると、自動変速機は、エンジンブレーキの効かない状態の変速段を含む複数の変速段のいずれかに走行状態に応じて設定される。シフト装置を第1レンジ位置から第2レンジ位置に切り換えると、第2レンジ位置が選択されたことをシフト検出部が検出するとともに、第2レンジ位置が選択される直前の変速段を変速段検出部が検出する。そして変速指示部は、変速段検出部で検出された変速段より予め定めた段数だけ低速側の変速段でかつエンジンブレーキの効く状態の変速段を設定するように変速指示を行なう。したがって第1レンジ位置からこれに隣接する第2レンジ位置への切り換えである1操作のみによってダウンシフトを実行できる。
特開平6−221417号公報
しかしながら、特開平6−221417号公報に記載の変速制御装置では、たとえば、第2レンジ位置が選択される直前の変速段が1速段であれば、第1レンジ位置から第2レンジ位置に切り換えてもダウンシフトが行なわれることはない。そのため、運転者の意図通りに減速を行なうことができないおそれがあるという問題点があった。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、運転者の意図通りに減速を行なうことができる車両の制御装置を提供することである。
第1の発明に係る車両の制御装置は、自動変速機を搭載した車両を制御する。車両は車両ブレーキの制動力により減速される。制御装置は、車両の走行状態に基づいて自動的に変速が行なわれるオートモードおよび運転者の操作に基づいて変速が行なわれるマニュアルモードのいずれか一方のモードで自動変速機の変速を行なうための変速手段と、アクセルペダルの状態を検出するための検出手段と、マニュアルモードが選択されており、かつアクセルペダルが踏まれていない場合、車両ブレーキの制動力を増大させるように車両ブレーキを制御するための制御手段とを含む。
第1の発明によると、マニュアルモードが選択され、かつアクセルペダルが踏まれていない場合、車両ブレーキの制動力により車両が減速される。これにより、自動変速機がダウンシフトされない場合であっても、車両を減速させることができる。そのため、運転者の意図通りに減速を行なうことができる。その結果、運転者の意図通りに減速を行なうことができる車両の制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る車両の制御装置は、自動変速機と、自動変速機に連結された駆動装置とを搭載した車両を制御する。この制御装置は、車両の走行状態に基づいて自動的に変速が行なわれるオートモードおよび運転者の操作に基づいて変速が行なわれるマニュアルモードのいずれか一方のモードで自動変速機の変速を行なうための変速手段と、アクセルペダルの状態を検出するための検出手段と、マニュアルモードが選択されており、かつアクセルペダルが踏まれていない場合、駆動装置の回転数を低下させるように駆動装置を制御するための制御手段とを含む。
第2の発明によると、マニュアルモードが選択され、かつアクセルペダルが踏まれていない場合、駆動装置の回転数が低下される。これにより、自動変速機がダウンシフトされない場合であっても、たとえば駆動装置がエンジンであれば、エンジンブレーキにより車両を減速させることができる。また、駆動装置が回転電機であれば、回生制動により車両を減速させることができる。そのため、運転者の意図通りに減速を行なうことができる。その結果、運転者の意図通りに減速を行なうことができる車両の制御装置を提供することができる。
第3の発明に係る車両の制御装置においては、第2の発明の構成に加え、駆動装置はエンジンである。制御手段は、エンジンのアイドル回転数を低下させるようにエンジンを制御するための手段を含む。
第3の発明によると、エンジンのアイドル回転数が低下される。これにより、より大きなエンジンブレーキにより車両を減速させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態に係る制御装置を含む車両のパワートレーンについて説明する。本実施の形態に係る制御装置は、図1に示すECU(Electronic Control Unit)1000により実現される。本実施の形態では、自動変速機を、流体継手としてトルクコンバータを備えた、遊星歯車式変速機構を有する自動変速機として説明する。なお、本発明は、遊星歯車式変速機構を有する自動変速機に限定されるものではなく、たとえばベルト式無段変速機などの無段変速機であってもよい。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る制御装置を含む車両のパワートレーンについて説明する。本実施の形態に係る制御装置は、図1に示すECU(Electronic Control Unit)1000により実現される。本実施の形態では、自動変速機を、流体継手としてトルクコンバータを備えた、遊星歯車式変速機構を有する自動変速機として説明する。なお、本発明は、遊星歯車式変速機構を有する自動変速機に限定されるものではなく、たとえばベルト式無段変速機などの無段変速機であってもよい。
図1を参照して、本実施の形態に係る制御装置を含む車両のパワートレーンについて説明する。本実施の形態に係る制御装置は、詳しくは、図1に示すVSC(Vehicle Stability Control)_ECU1030により実現される。
図1に示すように、この車両のパワートレーンは、エンジン100と、トルクコンバータ200と、自動変速機300と、ECU1000とから構成される。
エンジン100の出力軸は、トルクコンバータ200の入力軸に接続される。エンジン100とトルクコンバータ200とは回転軸により連結されている。したがって、エンジン回転数センサ400により検知されるエンジン100の出力軸回転数NE(エンジン回転数NE)とトルクコンバータ200の入力軸回転数(ポンプ回転数)とは同じである。
トルクコンバータ200は、入力軸と出力軸とを直結状態にするロックアップクラッチ210と、入力軸側のポンプ羽根車220と、出力軸側のタービン羽根車230と、ワンウェイクラッチ250を有し、トルク増幅機能を発現するステータ240とから構成される。トルクコンバータ200と自動変速機300とは、回転軸により接続される。トルクコンバータ200の出力軸回転数NT(タービン回転数NT)は、タービン回転数センサ410により検知される。自動変速機300の出力軸回転数NOUTは、出力軸回転数センサ420により検知される。
図2に自動変速機300の作動表を示す。図2に示す作動表によると、摩擦要素であるクラッチ要素(図中のC1〜C4)や、ブレーキ要素(B1〜B4)、ワンウェイクラッチ要素(F0〜F3)が、どのギヤ段の場合に係合および解放されるかを示している。車両の発進時に使用される1速時には、クラッチ要素(C1)、ワンウェイクラッチ要素(F0、F3)が係合する。これらのクラッチ要素の中で、特に、クラッチ要素C1を入力クラッチ310という。この入力クラッチ310は、前進クラッチやフォワードクラッチとも呼ばれ、図2の作動表に示すように、パーキング(P)ポジション、後進走行(R)ポジション、ニュートラル(N)ポジション以外の、車両が前進するための変速段を構成する際に必ず係合状態で使用される。
本実施の形態において、自動変速機300は、車両の走行状態に基づいて自動的に変速が行なわれるオートモードおよび運転者の操作に基づいて変速段または変速レンジが設定されて変速が行なわれるマニュアルモードのいずれか一方の変速モードで制御される。
これらのパワートレーンを制御するECU1000は、エンジン100を制御するエンジンECU1010と、自動変速機300を制御するECT(Electronic Controlled Automatic Transmission)_ECU1020と、VSC(Vehicle Stability Control)_ECU1030とを含む。
図1に戻り、エンジンECU1010には、シフトポジションセンサ430からシフトレバー1012の位置を表す信号が、アクセル開度センサ440からアクセルペダル1014の踏み込み量を表す信号が入力される。
本実施の形態において、運転者はシフトレバー1012を操作することにより、自動変速機300の変速モードを選択する。なお、変速モードを選択する方法はこれに限らない。
ECT_ECU1020には、タービン回転数センサ410からタービン回転数NTを表わす信号が、出力軸回転数センサ420から出力軸回転数NOUTを表わす信号が入力される。また、ECT_ECU1020には、エンジンECU1010から、エンジン回転数センサ400にて検知されたエンジン回転数NEを表わす信号と、スロットルポジションセンサにて検知されたスロットル開度を表わす信号と、シフトポジションセンサ430にて検知されたシフトレバー1012の位置を表す信号と、アクセル開度センサ440にて検知されたアクセルペダル1014の踏み込み量を表す信号とが入力される。
これら回転数センサは、トルクコンバータ200の入力軸、トルクコンバータ200の出力軸および自動変速機300の出力軸に取り付けられた回転検出用ギヤの歯に対向して設けられている。これらの回転数センサは、トルクコンバータ200の入力軸、トルクコンバータ200の出力軸および自動変速機300の出力軸の僅かな回転の検出も可能なセンサであり、たとえば、一般的に半導体式センサと称される磁気抵抗素子を使用したセンサである。
さらに、ECT_ECU1020には、VSC_ECU1030から、Gセンサにて検知された車両加速度を表わす信号と、ブレーキがオン状態であることを表わす信号とが入力される。VSC_ECU1030は、ECT_ECU1020からブレーキ制御信号が入力され、後述する油圧回路を制御して、車両のブレーキを制御する。また、VSC_ECU1030には、エンジンECU1010から、シフトポジションセンサ430にて検知されたシフトレバー1012の位置を表す信号と、アクセル開度センサ440にて検知されたアクセルペダル1014の踏み込み量を表す信号とが入力される。
図3を参照して、車両に制動力を付与するための車両ブレーキの構成について説明する。
図3において、ブレーキペダル2200は、この車両の運転者が操作するブレーキ操作部材である。ブレーキペダル2200は油圧式ブースタ2206を介してマスターシリンダ2208を作動させるようになっている。マスターシリンダ2208の上部にはリザーバ2210が取り付けられており、このリザーバ2210からポンプ2214がブレーキ液を汲み上げてアキュームレータ2216に高圧で蓄えるようにされており、そのアキュームレータ2216にブースタ2206が液通路2218により接続されている。
マスターシリンダ2208の内部の図示しない加圧室は、液通路2212、2244とから成る主液通路によって、前輪2238を制動するブレーキのホイールシリンダに接続されている。一方、加圧室(図示しない)は後輪を制動するブレーキのホイールシリンダに接続されているが、この後輪系統の構成は前輪系統の構成と同一であるため図示および説明を繰返さないで、以下、前輪系統についてのみ説明する。
液通路2212には逆止弁2222と電磁増減圧弁2232とが設けられている。電磁増減圧弁2232は常には液通路2212と2244、すなわちマスターシリンダ2208とホイールシリンダ2240とを連通させる増圧許容状態にあるが、ソレノイド2230に中間的な電流が供給されることによりマスターシリンダ2208とホイールシリンダ2240との連通を遮断する保圧状態に切り換えられ、更にソレノイド2230に大電流が供給されることによってホイールシリンダ2240をリザーバ2210に連通させる減圧許容状態に切り換えられる三位置電磁弁となっている。
電磁増減圧弁2232をバイパスするバイパス通路2224が設けられ、ホイールシリンダ2240のブレーキ液はこのバイパス通路2224を経てマスターシリンダ2208へ環流し得るようにされている。
なお、マスターシリンダ2208とホイールシリンダ2240の間のバイパス通路2224には、ブレーキをかけたときに、そのままホイールシリンダ2240にブレーキ液を閉じ込めておける機能を備えたリニア弁2228が備えられている。このリニア弁2228は単なるオン/オフの2通りの制御に限られたものではなく、弁の開閉制御を自在の位置に制御でき、リニアに可変できる機能を備えている。このリニア弁2228があることにより、たとえばブレーキペダル2200を一気に離した状態のときでも、ブレーキ油圧を徐々に解放する制御が可能である。
なお、ブレーキ油圧を保持している間に、ブレーキの油圧低下による制動力の低下を防ぐために、リニア弁2228をバイパスする形でホイールシリンダ2240を加圧可能な加圧弁2229が設置されている。
通路2212の逆止弁2222を経た後の部分には、電磁閉開弁2220を介してアキュームレータ2216が接続されている。電磁閉開弁2220は常にはアキュームレータ2216と液通路2212との連通を遮断する状態にあるが、電磁増減圧弁2232の作動開始と同時に開状態とされ、アキュームレータ2216から高圧のブレーキ液が電磁増減圧弁2232に供給されるようになっている。このアキュームレータ2216から供給される高圧のブレーキ液がマスターシリンダ2208に流入することは、逆止弁2222によって阻止される。
回転速度センサ2236は、前輪2238の回転速度を検出し、ブレーキスイッチ2095は、ブレーキペダル200が踏み込まれたことを検出し、ロードセル2202は、ブレーキペダル2200の操作力を検出する。VSC_ECU1030は、上記センサやスイッチからの信号やECT_ECU1020からのブレーキ制御信号等に基づいて電磁増減圧弁2232、リニア弁2228、電磁開閉弁2220に制御信号を出力して、ホイールシリンダ2240の油圧すなわち車輪のブレーキ力を制御する。
図4を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるVSC_ECU1030で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、VSC_ECU1030は、シフトポジションセンサ430から送信された信号に基づいて、マニュアルモードが選択されたか否かを判別する。マニュアルモードが選択された場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。そうでない場合(S100にてNO)、この処理は終了する。
S102にて、VSC_ECU1030は、アクセル開度センサ440から送信された信号に基づいて、アクセルペダル1014が踏み込まれていないか踏み込まれているか(アクセルオフであるか否か)を判別する。アクセルペダル1014が踏み込まれていない場合(S102にてYES)、処理はS104に移される。そうでない場合(S102にてNO)、この処理は終了する。
S104にて、VSC_ECU1030は、電磁増減圧弁2232、リニア弁2228、電磁開閉弁2220に制御信号を出力して、ホイールシリンダ2240の油圧すなわち車輪のブレーキ力を増大する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置であるVSC_ECU1030を搭載した車両の動作について説明する。
車両の走行中、運転者がシフトレバー1012を操作し、マニュアルモードを選択し(S100にてYES)、アクセルペダル1014から足を離すと(S102にてYES)、ホイールシリンダ2240の油圧が増大され、車輪のブレーキ力が増大される(S104)。これにより、車両ブレーキによる制動力が増大される。そのため、自動変速機300のダウンシフトが行なわれなくても、運転者の意図通りに車両を減速させることができる。
以上のように、本実施の形態に係る制御装置であるVSC_ECUによると、マニュアルモードが選択され、アクセルオフである場合、車輪のブレーキ力が増大され、車両が減速される。これにより、自動変速機のダウンシフトが行なわれなくても、運転者の意図通りに車両を減速させることができる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。前述の第1の実施の形態においては、車輪のブレーキ力を増大させることで車両を減速させていたが、本実施の形態においては、エンジンのアイドル回転数を低下させることで車両を減速させる。
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。前述の第1の実施の形態においては、車輪のブレーキ力を増大させることで車両を減速させていたが、本実施の形態においては、エンジンのアイドル回転数を低下させることで車両を減速させる。
本実施の形態に係る制御装置は、詳しくは、エンジンECU1010により実現される。また、本実施の形態においては、前述の第1の実施の形態と異なるプログラムを実行する。それ以外のハードウェア構成については前述の第1の実施の形態と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
図5を参照して、本実施の形態に係るVSC_ECU1030で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、前述の第1の実施の形態と同じ処理については、同一のステップ番号を付し、それらについての説明はここでは繰返さない。
S200にて、VSC_ECU1030は、エンジン100のアイドル回転数を低下する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置であるエンジンECU1010を搭載した車両の動作について説明する。
車両の走行中、運転者がシフトレバー1012を操作し、マニュアルモードを選択し(S100にてYES)、アクセルペダル1014から足を離すと(S102にてYES)、エンジン100のアイドル回転数が低下される(S200)。これにより、エンジンブレーキによる制動力が増大される。そのため、自動変速機300のダウンシフトが行なわれなくても、運転者の意図通りに車両を減速させることができる。
以上のように、本実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUによると、マニュアルモードが選択され、アクセルオフである場合、エンジンのアイドル回転数が低下され、車両が減速される。これにより、自動変速機のダウンシフトが行なわれなくても、運転者の意図通りに車両を減速させることができる。
なお、モータジェネレータからの駆動力により走行可能な車であれば、モータジェネレータの回転数を低下させ(モータジェネレータの負荷を増大させ)、回生制動により、車両を減速させてもよい。
また、車輪のブレーキは油圧ブレーキに限られず、電気式ブレーキやハイブリッド車両における回生ブレーキであってもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 エンジン、300 自動変速機、430 シフトポジションセンサ、440 アクセル開度センサ、1000 ECU、1010 エンジンECU、1012 シフトレバー、1014 アクセルペダル、1020 ECT_ECU、1030 VSC_ECU。
Claims (3)
- 自動変速機を搭載した車両の制御装置であって、前記車両は車両ブレーキの制動力により減速され、
前記車両の走行状態に基づいて自動的に変速が行なわれるオートモードおよび運転者の操作に基づいて変速が行なわれるマニュアルモードのいずれか一方のモードで前記自動変速機の変速を行なうための変速手段と、
アクセルペダルの状態を検出するための検出手段と、
前記マニュアルモードが選択されており、かつ前記アクセルペダルが踏まれていない場合、前記車両ブレーキの制動力を増大させるように前記車両ブレーキを制御するための制御手段とを含む、車両の制御装置。 - 自動変速機と、前記自動変速機に連結された駆動装置とを搭載した車両の制御装置であって、
前記車両の走行状態に基づいて自動的に変速が行なわれるオートモードおよび運転者の操作に基づいて変速が行なわれるマニュアルモードのいずれか一方のモードで前記自動変速機の変速を行なうための変速手段と、
アクセルペダルの状態を検出するための検出手段と、
前記マニュアルモードが選択されており、かつ前記アクセルペダルが踏まれていない場合、前記駆動装置の回転数を低下させるように前記駆動装置を制御するための制御手段とを含む、車両の制御装置。 - 前記駆動装置はエンジンであって、
前記制御手段は、前記エンジンのアイドル回転数を低下させるように前記エンジンを制御するための手段を含む、請求項2に記載の車両の制御装置。
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JP2009085328A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置 |
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