JP2006312140A - 脱気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 減圧チャンバーを構成する容器と蓋体との間の封止部材の配置を省略できながらも、シール性の低下(気密の低下)が抑制された脱気装置を提供する。
【解決手段】 中心軸に沿って伸長する筒状体である容器、および、筒状体端部の開口部を封止する蓋体を備える減圧チャンバーと、減圧チャンバー外から流入した被脱気液体が内部を通過し、通過後の被脱気液体が減圧チャンバー外へ流出するように、減圧チャンバーの内部に収容された気体透過性チューブとを備える脱気装置であって、容器における開口部近傍の内周面に、中心軸に対して所定の角度θで傾斜し、容器の開口側に進むにつれて中心軸から離れていく第1の斜面が形成されており、蓋体における容器との接触部に、開口部を封止した状態で、中心軸に対して角度θで傾斜し、減圧チャンバーの内部側に進むにつれて中心軸に近づいていく第2の斜面が形成されており、上記開口部は、第1の斜面と第2の斜面とが当接した状態で、容器と蓋体とが接合されることにより封止されている脱気装置とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体に含まれる気体を脱気する脱気装置に関する。
液体中の溶存ガスは、液体が流通する管体の腐食、気泡の発生による圧力や熱交換率の低下、発生した気泡による液体の塗布ムラなどの原因となる。このため、液体の使用方法や使用目的によっては、脱気が必要である。
液体(被脱気液体)の脱気には、例えば、特許文献1に開示されている分離膜モジュール(図2を参照)を応用することができる。図2に示す分離膜モジュール101は、筒状のハウジング102、および、ハウジング102の開口部を封止するフランジ103を備えている。分離膜モジュール101では、気体透過性チューブとしてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)多孔質チューブ109がハウジング102の内部に収容され、PTFE多孔質チューブ109の両端は、それぞれ、被脱気液体の入口(液体入口)105および出口(液体出口)106に接続されている。このような分離膜モジュール101では、液体入口105から被脱気液体を流入させてPTFE多孔質チューブ109内を通液させるとともに、ハウジング102に形成されたガス供給口107および/またはガス排出口108を介してハウジング102内を減圧することにより、被脱気液体の脱気を行うことができる(特許文献1における段落[0017]に記載)。
特開平2002−253936号公報
特許文献1に開示されている分離膜モジュール101では、ハウジング102とフランジ103とは、溶接、接着、ネジ止めなどの方法により、接合される(特許文献1における段落[0018]に記載)。溶接による接合では、ハウジング102とフランジ103との間のシール性は良好であるが、溶接時の熱により、ハウジング102内に収容された部材、例えば、気体透過性チューブに損傷が生じる場合がある。接着による接合では、気体透過性チューブをガス状態で透過した物質により接着剤が劣化し、ハウジング102とフランジ103との間のシール性が低下する場合がある。ネジ止めによる接合では、ハウジング102とフランジ103との間のシール性を保持するために、シールテープ、Oリング、グランドパッキンなどの封止部材の配置が必要である。また、被脱気液体の種類によっては、上記液体に対して化学的な耐性を有する封止部材の使用が要求されるが、適切な封止部材が存在しない、あるいは、存在しても非常に高価である。
そこで本発明では、フランジとは異なる形態で接合する蓋体と容器とを組み合わせることにより、容器と蓋体との間の封止部材の配置を省略できながらも、シール性の低下(気密の低下)が抑制された脱気装置を提供することを目的とする。
本発明の脱気装置は、中心軸に沿って伸長する筒状体である容器、および、前記筒状体端部の開口部を封止する蓋体を備える減圧チャンバーと、前記減圧チャンバー外から流入した被脱気液体が内部を通過し、かつ、通過後の前記被脱気液体が前記減圧チャンバー外へ流出するように、前記減圧チャンバーの内部に収容された気体透過性チューブと、を備える脱気装置であって、前記容器における前記開口部近傍の内周面に、前記中心軸に対して所定の角度θで傾斜し、かつ、前記容器の開口側に進むにつれて前記中心軸から離れていく第1の斜面が形成されており、前記蓋体における前記容器との接触部に、前記開口部を封止した状態で、前記中心軸に対して前記角度θで傾斜し、かつ、前記減圧チャンバーの内部側に進むにつれて前記中心軸に近づいていく第2の斜面が形成されており、前記開口部は、前記第1の斜面と前記第2の斜面とが当接した状態で、前記容器と前記蓋体とが接合されることにより、封止されていることを特徴としている。
本発明によれば、減圧チャンバーを構成する容器および蓋体として、所定の角度および方向を有する第1の斜面が開口部近傍の内周部に形成された容器と、所定の角度および方向を有する第2の斜面が容器との接触部に形成された蓋体とを用い、上記第1および第2の斜面が互いに当接した状態で容器と蓋体とを接合させた構造を有する脱気装置とすることにより、容器と蓋体との間の封止部材の配置を省略できながらも、脱気装置のシール性の低下(気密の低下)を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の説明において、同一の部材に同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
図1に本発明の脱気装置の一例を示す。図1に示す脱気装置1は、中心軸6に沿って伸長し、両方の端部に開口部が存在する筒状体である容器2、ならびに、当該開口部を封止する蓋体3(3aおよび3b)を備える減圧チャンバー4と、減圧チャンバー4の内部に収容された気体透過性チューブ5とを備えている。気体透過性チューブ5は、減圧チャンバー4外から流入した被脱気液体が内部を通過し、かつ、通過後の被脱気液体が減圧チャンバー4外へ流出するように、蓋体3aに形成された流入口11および流出口12と接続されている。容器2には、減圧装置と接続される接続口13が形成されている。
脱気装置1では、接続口13に減圧装置を接続し、減圧チャンバー4内を所定の圧力に減圧した状態で、気体透過性チューブ5内に被脱気液体を流通させることにより、被脱気液体の脱気を行うことができる。
ここで、図1に示す脱気装置1では、容器2における上記開口部近傍の内周面に、中心軸6に対して所定の角度(斜度)θで傾斜し、かつ、容器2の開口側に進むにつれて中心軸6から離れていく第1の斜面7が形成されている。また、蓋体3aおよび3bの側面に、容器2および蓋体3が減圧チャンバー4を構成した状態で(容器2における上記開口部を封止した状態で)、中心軸6に対して上記所定の角度(斜度)θで傾斜し、かつ、減圧チャンバー4の内部側に進むにつれて中心軸6に近づいていく第2の斜面8が形成されている。容器2における上記開口部は、第1の斜面7と第2の斜面8とが当接した状態で、容器2および蓋体3(3aおよび3b)とが接合されることにより、封止されている。
このような構成では、減圧チャンバー4内を減圧した際に、蓋体3が減圧チャンバー4の内部に向かって押しつけられるとともに、第1の斜面7と第2の斜面8とをより密着させる方向へ力が働く。このため、容器2と蓋体3との間の封止部材の配置を省略できながらも、減圧チャンバー4のシール性の低下(気密の低下)が抑制された脱気装置1とすることができる。
図1に示す脱気装置1では、第1の斜面7および第2の斜面8は、それぞれ、頂角が角度θである円錐の側面の一部であり、第1の斜面7は容器2を周回するように、第2の斜面8は蓋体3を周回するように、形成されている。本発明の脱気装置において、第1の斜面7および第2の斜面8は、必ずしも円錐の側面の一部でなくてもよいが、このような構成とすることにより、減圧チャンバー4のシール性の低下をより抑制できる。
図1に示す脱気装置1では、第2の斜面8が蓋体3の側面に形成されているが、第2の斜面8は、蓋体3における容器2との接触部に形成されていればよい。
本発明の脱気装置では、容器2と蓋体3とを接合するために、特許文献1に開示されているような分離膜モジュールのように、必ずしも溶接または接着を行わなくてよい。例えば、図1に示す脱気装置1では、容器2における開口部近傍の内周面の形状が円筒状であり、当該内周面に第1のネジ部21が形成されている。また、筐体3における側面の形状が円筒状であり、当該側面に第2のネジ部22が形成されている。第1のネジ部21および第2のネジ部22は、ともに、中心軸6に沿った面に形成されている。容器2と蓋体3とは、第1のネジ部21および第2のネジ部22が螺合することにより、接合されている。この接合方法では、溶接の場合とは異なり、容器2と蓋体3との再分離が容易であるため、例えば、気体透過性チューブ5の交換が容易となる。また、接着の場合に見られるような、被脱気液体によるシール性の低下を抑制できる。
図1に示す脱気装置1では、第2のネジ部22が蓋体3の側面に形成されているが、第2のネジ部22は、蓋体3における容器2との接触部に形成されていればよい。
容器2と蓋体3とは、図1に示すように螺合により接合されているだけではなく、嵌合により接合されていても、螺合および嵌合の併用により接合されていてもよい。嵌合による接合を行うには、例えば、互いに対応する嵌合部が各々形成された容器2および蓋体3とすればよい。嵌合部は、上述した第1および第2のネジ部と同様の場所に形成されていればよい。
シール性の発現がより容易であること、容器2と蓋体3との再分離がより容易であることなどから、容器2と蓋体3とは、螺合により接合されていることが好ましい。
第1の斜面7は、容器2の開口部近傍の内周面における任意の場所に形成されていればよいが、当該内周面に第1のネジ部21がともに形成されている場合、第1のネジ部21に対して容器2の開口側に第1の斜面7が形成されていても、開口側とは反対側に第1の斜面7が形成されていてもよい。減圧チャンバー4のシール性の低下をより抑制できることから、第1のネジ部21に対して容器2の開口側に第1の斜面7が形成されていることが好ましい。嵌合部が形成された容器2における、嵌合部および第1の斜面7の位置関係についても同様である。
本発明の脱気装置では、第1の斜面7および第2の斜面8以外に、互いに当接した状態にある面が容器2および蓋体3に存在してもよい。上記面の構成によっては、減圧チャンバー4のシール性の低下をより抑制できる。図1に示す脱気装置1では、蓋体3の側面に鍔部23が形成されており、鍔部23における面9と、容器2における面8とが互いに当接した状態にある。
容器2の形状は、第1の斜面7が形成されている限り特に限定されないが、螺合による容器2と蓋体3との接合を行うためには、容器2の内周面における第1のネジ部21を形成する部分の形状が円筒状である必要がある。
容器2の外周面の形状は特に限定されず、例えば、円筒状であっても角筒状であってもよい。当該外周面が円筒状である場合、減圧チャンバー4の強度を向上できるし、当該外周面が角筒状である場合、複数の脱気装置1を並べて配置する場合に、設置面積を省スペース化できる。
また、図1に示す脱気装置1のように、両方の端部に開口部が形成された容器2であってもよいし、一方の端部のみに開口部が形成された容器2(この場合、容器2は有底筒状体である)であってもよい。両方の端部に開口部が形成された容器2は、例えば、長尺のパイプを所定の長さで切断して得ることができるため、このような容器2とすることにより、脱気装置1の生産性を向上できる。
角度(斜度)θは、通常、2°〜88°の範囲であればよく、減圧チャンバー4のシール性の低下をより抑制するためには、5°〜80°の範囲が好ましい。
容器2に用いる材料は、金属(特に、化学的な耐性に優れることからステンレスが好ましい)、ガラス、プラスチックなどであればよく、プラスチックには、通常、フッ素樹脂やポリオレフィンが用いられる。フッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)などを用いればよく、ポリオレフィンとしては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などを用いればよい。なかでも、安価であり、耐薬品性、リサイクル性および加工性に優れることから、ポリプロピレンからなる容器2であることが好ましい。
蓋体3の形状は、容器2の開口部を封止できる形状であり、第1の斜面7と当接する第2の斜面8が形成されている限り、特に限定されない。
蓋体3に用いる材料は、容器2に用いる材料と同様であればよい。
図1に示す脱気装置1では、減圧装置と接続するための接続口13が容器2に設けられているが、蓋体3に接続口13が設けられていてもよい。
気体透過性チューブ5には、脱気装置に一般的に用いられるチューブを用いればよい。具体的には、例えば、PTFE、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)などのフッ素樹脂類からなるチューブ、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン類からなるチューブを用いればよい。単位容積あたりの膜面積を広くするためには、多数本の中空糸体を集束したチューブであることが好ましく、この場合、1つの中空糸体の径は、通常、内径にして数十μm〜数mm程度の範囲であり、その集束本数は、通常、数本〜数百本程度の範囲である。気体透過性チューブ5の端部において、中空糸体同士が、フッ素樹脂などの熱融着性を有する樹脂によって互いに接合されていてもよい。
気体透過性チューブ5の流出口11および流入口12への接続には、一般的な方法を用いればよい。例えば、図1に示すように、気体透過性チューブ5の端部に、袋ナット14を用いて接続部材15を固定した後に、気体透過性チューブ5を固定した接続部材15を、ナット16を用いて蓋体3の開口部に固定すればよい。これらの部材は、化学的な耐性に優れることから、フッ素樹脂からなることが好ましい。なお、気体透過性チューブ5が接続部材15に固定された状態を、脱気エレメントと称する場合がある。
減圧チャンバー4内に気体透過性チューブ5を収容する方法は、減圧チャンバー4外から流入した被脱気液体が内部を通過し、かつ、通過後の被脱気液体が減圧チャンバー4外へ流出するように収容されている限り、特に限定されない。
気体透過性チューブ5が接続される流出口11および/または流入口12は、容器2に形成されていてもよい。
減圧チャンバー4内において気体透過性チューブ5が収容される形状は特に限定されないが、脱気装置1の脱気能力を向上できることから、多重コイル状に収容されていることが好ましい。
本発明の脱気装置は、上述した部材以外にも、必要に応じて任意の部材を含んでいてもよい。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。本発明は、以下に示す実施例に限定されない。
本実施例では、図1に示すような脱気装置1を作製し、そのシール性を評価した。
最初に、本実施例において評価した各サンプルの作製方法を示す。
(実施例サンプル1)
最初に、ポリプロピレンからなる円筒状のパイプ(内径:10cm)を、長さ27cmで切断し、その開口部近傍の内周面に、図1に示すように第1の斜面7および第1のネジ部21を形成し、容器2とした。このとき、第1の斜面7と中心軸6との成す角度θを60°とし、第1のネジ部21のピッチは2.0mmとした。また、容器2の側面に、減圧装置を接続する接続口13を形成した。
次に、ポリプロピレンを押出成形および切削し、第2の斜面8および第2のネジ部22が側面に形成された、図1に示す形状を有する一対の蓋体3aおよび3bを形成した。一方の蓋体3aには、流入口11および流出口12を形成した。
次に、上述のように形成した容器2と蓋体3bとを、第1の斜面7と第2の斜面8とが当接するように螺合させ、一方の開口部が封止された減圧チャンバー4を形成した。
次に、形成した減圧チャンバー4内に、PTFEからなる中空糸体(内径0.95mm、厚さ0.13mm、長さ3.5m)125本を集束した気体透過性チューブを収容した。収容は、気体透過性チューブの端部にPFA粉末を散布した後に熱処理し(370℃、10分)、中空糸体の端部を互いに接合させた状態で行った。また、PTFEからなる袋ナット14、接続部材15およびナット16を用いて、気体透過性チューブ5と、蓋体3aに形成された流入口11および流出口12とを接続した。
最後に、容器2における未封止の開口部と、蓋体3aとを、第1の斜面7と第2の斜面8とが当接するように螺合させ、図1に示すような脱気装置1を形成して、サンプル1とした。
(実施例サンプル2)
サンプル1と同様に、脱気装置1を形成してサンプル2とした。ただし、角度θを85°とした。
(実施例サンプル3)
サンプル1と同様に、脱気装置1を形成してサンプル3とした。ただし、角度θを5°とした。
(比較例サンプル)
サンプル1と同様に、脱気装置を形成した。ただし、角度θを90°とし、第1の斜面7および第2の斜面8が形成されていない比較例サンプルとした。
このように作製した各脱気装置サンプルにおける流入口11、流出口12および接続口13を、それぞれ、バルブを介して真空ポンプに接続し、気体透過性チューブ5の内部を含む減圧チャンバー4の内部全体を、5.3kPa(絶対圧)になるまで減圧した。減圧後、上記バルブを閉じ、減圧チャンバー4内部の圧力の時間変化を測定した。
その結果、バルブを閉じてから5分後の減圧チャンバー4内部の圧力は、実施例サンプル1〜3では変化が見られなかったが、比較例サンプルでは6.8kPa(絶対圧)と、減圧チャンバー4内部の真空度が低下した。
本発明によれば、減圧チャンバーを構成する容器と蓋体との間の封止部材の配置を省略できながらも、シール性の低下(気密の低下)が抑制された脱気装置を提供できる。
本発明の脱気装置の一例を模式的に示す断面図である。 脱気装置に応用可能な従来の分離膜モジュールの一例を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 脱気装置
2 容器
3、3a、3b 蓋体
4 減圧チャンバー
5 気体透過性チューブ
6 中心軸
7 第1の斜面
8 第2の斜面
9、10 面
11 流入口
12 流出口
13 接続口
14 袋ナット
15 接続部材
16 ナット
21 第1のネジ部
22 第2のネジ部
23 鍔部
101 分離膜モジュール
102 ハウジング
103 フランジ
105 液体入口
106 液体出口
107 ガス供給口
108 ガス排出口
109 ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)多孔質チューブ

Claims (11)

  1. 中心軸に沿って伸長する筒状体である容器、および、前記筒状体端部の開口部を封止する蓋体を備える減圧チャンバーと、
    前記減圧チャンバー外から流入した被脱気液体が内部を通過し、かつ、通過後の前記被脱気液体が前記減圧チャンバー外へ流出するように、前記減圧チャンバーの内部に収容された気体透過性チューブと、を備える脱気装置であって、
    前記容器における前記開口部近傍の内周面に、前記中心軸に対して所定の角度θで傾斜し、かつ、前記容器の開口側に進むにつれて前記中心軸から離れていく第1の斜面が形成されており、
    前記蓋体における前記容器との接触部に、前記開口部を封止した状態で、前記中心軸に対して前記角度θで傾斜し、かつ、前記減圧チャンバーの内部側に進むにつれて前記中心軸に近づいていく第2の斜面が形成されており、
    前記開口部は、前記第1の斜面と前記第2の斜面とが当接した状態で、前記容器と前記蓋体とが接合されることにより、封止されていることを特徴とする脱気装置。
  2. 前記第1の斜面および前記第2の斜面は、頂角を前記角度θとする円錐の側面の一部であり、
    前記第1の斜面は、前記容器を周回するように形成されており、
    前記第2の斜面は、前記蓋体を周回するように形成されている請求項1に記載の脱気装置。
  3. 前記蓋体の側面に、前記第2の斜面が形成されている請求項1に記載の脱気装置。
  4. 前記容器と前記蓋体とが、螺合および嵌合から選ばれる少なくとも1つの方法により、接合されている請求項1に記載の脱気装置。
  5. 前記容器における開口部近傍の内周面に、第1のネジ部が形成されており、
    前記蓋体における前記容器との接触部に、第2のネジ部が形成されており、
    前記容器と前記蓋体とは、前記第1のネジ部および前記第2のネジ部が螺合することにより、接合されている請求項1に記載の脱気装置。
  6. 前記所定の角度が、2°〜88°の範囲である請求項1に記載の脱気装置。
  7. 前記第1の斜面および前記第2の斜面以外に、互いに当接した状態にある面が前記容器および前記蓋体に存在する請求項1に記載の脱気装置。
  8. 前記容器および前記蓋体から選ばれる少なくとも1つが、フッ素樹脂およびポリオレフィンから選ばれる少なくとも1つの材料からなる請求項1に記載の脱気装置。
  9. 前記容器および前記蓋体から選ばれる少なくとも1つが、ポリプロピレンからなる請求項8に記載の脱気装置。
  10. 前記気体透過性チューブが、フッ素樹脂からなる請求項1に記載の脱気装置。
  11. 前記フッ素樹脂が、ポリテトラフルオロエチレンである請求項10に記載の脱気装置。
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