JP2006311925A - 金属線材製ピンチ - Google Patents

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博史 大工
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Abstract

【課題】 金属線材の切断端からなる両端が外部に露出することによる危険を防止した金属線材製ピンチを提供する。
【解決手段】 1本の金属線材を屈曲して、コイルばね部2と、1対の挟み部3、3と、1対の指押さえ操作部4、4とを一連に形成した金属線材製ピンチ1において、該線材の両端部に折込部5、5を形成し、これらの折込部5、5を、コイルばね部2の両端開口から挿入して該コイルばね部2内に位置させる。
【選択図】
図1

Description

この発明は、物干器のフレームに吊下げ状に取付けられる洗濯挟み、あるいは書類挟み等の用途に適用されるピンチ、特に1本の金属線材を屈曲して形成される金属線材製のピンチに関する。
従来、この種の金属線材製ピンチとして、下記特許文献1、2に見られるように、ステンレス線等の1本の金属線材を用い、これを屈曲して、中央部のコイルばね部と、該コイルばね部から一側方に突出した1対の挟み部と、他側方に突出した指押さえ操作部とを順次的に一連に形成したものが知られている。
この種のピンチは、1本の長尺の金属線材をその捲回物から巻き戻しながら、屈曲加工と切断加工とを繰返すことで高能率に生産することができる。従って、金属板をプレス加工してつくるピンチや合成樹脂製のピンチに較べて、ばねの組付け等の組立加工の工数がかからないことから比較的コスト安に製作提供できる。また、合成樹脂製の成形ピンチに較べると、格段に耐久性に優れる利点がある。
特許第3460958号公報 実開平4−49091号公報
ところが、従来のこの種の金属線材製のピンチは、金属線材の切断端となる両端が、指押さえ操作部あるいは挟み部の基部近傍の位置に露出して残存する。このため該端が手指に触れると怪我をするおそれがある。のみならず、該端の存する部位から他のピンチの一部が入り込んでピンチ相互が絡まり易いとか、洗濯物等が引掛かるおそれがある等の問題点があった。
この発明は、このような問題点を根本的に解決することを目的とするものである。更に具体的には、金属線材の両端が一切外部に露出せず、従って手指を傷付けたり、他のピンチと絡まり合ったりする危惧を完全に払拭したものとしながら、製造上の簡易性を損なうことなく、しかも他の付加的あるいは補助的な部品を必要とすることもなく、高能率に、従って廉価に製作しうる金属線材製ピンチを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題において、下記の構成をその解決手段とする。
即ち、本発明は、1本の金属線材を屈曲して、コイルばね部と、挟み部と、指押さえ操作部とが連続して形成された金属線材製ピンチにおいて、
前記金属線材の両端部が、前記コイルばね部の両端開口から該コイルばね部内に対向状に折り込まれてなることを特徴とする金属線材製ピンチを要旨とするものである。
これを更に一層具体的な構成で特定すると、本発明は、1本の金属線材の長さ方向の中央部領域によって軸線方向に所定長さを有するコイルばね部が形成され、該コイルばね部の両端から延びた延長部分をもってコ字状ないしU字状の1対の挟み部と、同じく1対の指押さえ操作部とが順次連続状に形成され、更にこの操作部から延びた両端部がコイルばね部の軸線方向と略平行にかつ対向状に折曲げられて1対の折込部が形成され、これらの折込部が前記コイルばね部の両端開口から該コイルばね部内に挿入されていることを特徴とする金属線材製ピンチである。
上記構成において、金属線材は、不錆性であり、かつばね弾性に優れる点で、ステンレス線を用いるのが好適である。
この発明によれば、1本の金属線の屈曲成形品からなるピンチでありながら、その切断端からなる両端が、コイルばね部内に内在され、外部に露出しない。従って、しばしば鋭利な端縁部を含む金属線材の両端に手指が触れて負傷するとか、他の物品が触れて損傷するとか、他のピンチと絡まり易い等の欠点を完璧に解消しうる。
しかも上記両端の隠蔽は、金属線材の両端部を中央部のコイルばね部内に、その両端の開口から折込むことによって達成されているものであるから、他の補助的な部品等を一切要することがなく、従来品同様に金属線材の屈曲成形を主たる製造工程として、単に両端部の折込み部をコイルばね部内に挿入するだけの操作の付加で完成品とすることができる。従って製造工程が簡単であり、生産性に優れ、安価に製作提供することができる。
また、前記に具体的な構成例として特定した構成によれば、ピンチに良好な挟着力を確保しつつ、その開閉操作も支障なく行いうるものとなしうる。即ち、挟み部の一端に折込み部を形成してコイルばね部内に挿入する場合に較べ、ピンチの挟み部にコイルばね部のばね力を効果的に作用せしめて、良好な挟着力を保有するものとなしうる。
更に、金属線材にステンレス線を用いる場合にあっては、発錆のおそれがなく、かつばね力を恒久的に発現保持せしめ得て、耐久性に優れたものとなしうる。
次に、この発明の最も好ましい実施形態を添付図面に基いて説明する。
図1〜図4に示すこの発明の実施例において、ピンチ(1)は1本の金属線材(S)、とくに丸形のステンレス線によってつくられている。この所定長の金属線材の長さ方向の中央部領域をもって、ピンチ(1)の中央部に位置するコイルばね部(2)が形成されている。このコイルばね部(2)は、例えば直径(外周直径)10〜15mm、好ましくは12〜13mm、巻き数3〜7巻き、好ましくは4〜5巻きで、軸線方向長さが、7〜15mm、好ましくは10〜12mm程度に形成される。
コイルばね部(2)の両端から延びた延長部分をもって、1対の挟み部(3)(3)と、1対の指押さえ操作部(4)(4)とが順次的に連続状に形成されている。
挟み部(3)は、コイルばね部(2)の両端の真下位置から下方に垂直に延びた垂下部(3a)と、この垂下部(3a)の下端から水平に延びた水平部(3b)と、該水平部の先端側からコイルばね部(2)の長さ方向の中央部外面に向かって斜め上方に延びた斜行部(3c)とにより、正面視コ字状に形成されている。従って、2つの挟み部(3)(3)同士は、下端の水平部(3b)(3b)が線接触状態に弾力的に当接したものとなされている。他に好ましい変形例の1つとして、挟み部(3)(3)は、垂下部(3d)と斜行部(3c)の下端部同士が互いに当接するように、それらの下端部が屈曲状に形成されても良い。また、挟み部(3)(3)は、ピンチ(1)の用途に応じて、正面視U字状、あるいはV字状等に形成されても良い。
指押さえ操作部(4)は、前記斜行部(3c)の上端から更に上方に延びて、正面視逆U字状に形成されたものであり、コイルばね部(2)をはさんで前記挟み部(3)とは反対方向に、即ち上方に向かって側面視拡開V字状に配置されている。この指押さえ操作部(4)は、逆U字状に限らず、コ字状、逆V字状等に形成されても良い。
指押さえ操作部(4)の一方の下向き脚部(4c)、即ち前記斜行部(3c)の延長線上の上向き脚部(4a)から逆U字状の折返し部(4b)を介して下向きに延びた下向き脚部(4c)は、コイルばね部(2)の端面中心部に向かって伸びている。そして、その先端から延びた金属線材(S)の両端部が、コイルばね部(2)の軸線方向と略平行に、かつ対向状に折曲げられて、1対の折込み部(5)(5)を形成している。この折込み部(5)の長さは、コイルばね部(2)の軸線方向の長さをより短く、その約1/2の長さを有する。
また、この折込部(5)(5)は、コイルばね部(2)、挟み部(3)及び指押さえ操作部(4)の屈曲成形加工に続いて、図5に示すようにコイルばね部(2)の外側の位置で屈曲成形されるものである。そして図5に示すような屈曲成形加工後に、上記折込部(5)(5)は、それぞれコイルばね部(2)の両端開口から、該ばね部内に挿入されて、ピンチ(1)の完成品となされている。従って金属線材(S)の両端は、コイルばね部(2)内に位置し、外部には全く露出しないものとなされている。
上記のピンチ(1)は、コイルばね部(2)のばね力で挟み部(3)(3)に挟着力を発現する一方、指押さえ操作部(4)(4)をコイルばね部(2)のばね力に抗して近接方向に押し狭めることにより、一直線上に伸びた斜行部(3c)と下向き脚部(4a)との間の境界部分がコイルばね部(2)の外面との当接部をてこの支点として、挟み部(3)(3)を開放方向に作動せしめるものである。
本発明は、洗濯挟み、書類挟み等に利用される。
この発明に係る金属線材製ピンチの斜視図である。 同じくその側面図である。 同じくその正面図である。 図2のA−A線の断面図である。 線材の両端の折込み部をコイルばね部内に挿入する前の状態を示した製作途上の状態の斜視図である。
符号の説明
1・・・ピンチ
2・・・コイルばね部
3・・・挟み部
4・・・指押さえ操作部
5・・・折込み部
S・・・金属線材

Claims (3)

  1. 1本の金属線材を屈曲して、コイルばね部と、挟み部と、指押さえ操作部とが連続して形成された金属線材製ピンチにおいて、
    前記金属線材の両端部が、前記コイルばね部の両端開口から該コイルばね部内に対向状に折り込まれてなることを特徴とする金属線材製ピンチ。
  2. 1本の金属線材の長さ方向の中央部領域によって軸線方向に所定長さを有するコイルばね部が形成され、該コイルばね部の両端から延びた延長部分をもってコ字状ないしU字状の1対の挟み部と、同じく1対の指押さえ操作部とが順次連続状に形成され、更にこの操作部から延びた両端部がコイルばね部の軸線方向と略平行にかつ対向状に折曲げられて1対の折込部が形成され、これらの折込部が前記コイルばね部の両端開口から該コイルばね部内に挿入されていることを特徴とする金属線材製ピンチ。
  3. 金属線材がステンレス線からなる請求項1または2に記載の金属線材製ピンチ。
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