JP2006311749A - グロメット - Google Patents

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Masahiro Sora
正浩 空
Michio Hayashi
美智男 林
Yoshinori Ogino
吉規 荻野
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Abstract

【課題】 車両本体とドアとの間等に敷設されるワイヤハーネスの挿入と抜き取りを容易にするために、ワイヤハーネスを保護するグロメットの周方向の一部を軸方向に連続させて分離させた場合に、対向する両面が軸方向に連続して密着した状態を維持し、格別な止水処理を要することなく、グロメット内部への水の浸入を防止する。
【解決手段】 筒状に形成された本体部2を有するグロメット1において、前記本体部2の周方向の一部に、周方向に互いに対向しながら分離した一対のヒレ3、4を軸方向に連続させて形成し、使用状態において前記一対のヒレ3、4の互いに対向する面3a、4aを軸方向に連続させて接着する。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両本体とドアとの間等に敷設、もしくは架設されるワイヤハーネスを保護するグロメットに関するものである。
車両本体とドアとの間等に敷設されるワイヤハーネスを保護するグロメットの、両端部の取付部を除く本体部はワイヤハーネスやその束を拘束した状態でその表面を保護する必要から、ゴム等の弾性体から筒状に形成されるが(特許文献1参照)、弾性体の筒であることから、グロメットの内部にワイヤハーネスやその束を通す際には、グロメット拡径機等の特殊な道具を用いて本体部端部の挿入口を広げる必要がある。
これに対し、グロメット本体部の周方向の一部に、軸方向に連続する切り込みを入れて周方向に分離させ、その分離して対向する部分を互いに係合させれば(特許文献2参照)、切り込み部分を通じてのワイヤハーネスの挿入と抜き取りが可能になり、挿入口を広げる作業が不要になる利点がある。
特開2003−324825号公報(請求項1、図1〜図6) 実開平5−83949号公報(請求項1、図1〜図3)
グロメットの周方向の一部を軸方向に連続させて分離させた場合には、グロメット内部への水の浸入を防止することが新たな課題になるが、特許文献2の請求項1のように対向する面の内の一方の面に形成された突起状の係合部を他方の孔に係合させるのみでは、使用状態で対向する両面が軸方向にずれる可能性があり、両面が軸方向に連続して密着した状態を維持することは難しいため、請求項2のように係合の他に止水処理を付加しない限り、水の浸入防止を図ることはできないと考えられる。
本発明は上記背景より、グロメットの周方向の一部を軸方向に連続させて分離させた場合にも、対向する両面が軸方向に連続して密着した状態を維持でき、格別な止水処理を要することなく、グロメット内部への水の浸入を防止できる構造のグロメットを提案するものである。
請求項1に記載の発明は筒状に形成された本体部を有するグロメットにおいて、前記本体部の周方向の一部に、周方向に互いに対向しながら分離した一対のヒレが軸方向に連続して形成され、使用状態において前記一対のヒレの互いに対向する面が軸方向に連続して接着されていることを構成要件とする。
本体部の周方向の一部に、周方向に対向しながら分離した一対のヒレが軸方向に連続して形成されることで、ワイヤハーネスやその束を一対のヒレが接着される前にヒレ間を通じて本体部の内部に差し込むことが可能であるため、本体部の端部を広げる必要は生じない。
本体部の内部にワイヤハーネスを収納したグロメットの使用状態では一対のヒレの互いに対向する面が軸方向に連続して接着されることで、双方のヒレの面が軸方向に連続して互いに密着した状態になる。双方のヒレが接着された状態からの、ワイヤハーネスの抜き取りはワイヤハーネスを引っ張り、接着部分を強制的に破断させて分離させることにより行われる。
グロメットの使用状態で一対のヒレの面が軸方向に連続して互いに密着した状態になることで、ゴム等から成型されるグロメット本体部が有する弾性の性質と併せ、ワイヤハーネスを収納する前の状態ではグロメットの周方向の一部が軸方向に連続して分離していながらも、使用状態では対向する両面が軸方向に連続して密着した状態を維持でき、格別な止水処理を付加しなくても、グロメット内部への水の浸入を防止する効果が得られる。
グロメットの使用状態において一対のヒレの互いに対向する面が軸方向に連続して接着されていることで、双方のヒレが対向する方向に分離しようとする力や軸方向にずれようとする力を受けたときの力に対しては、双方のヒレを含む本体部が軸方向に連続して弾性変形することにより分散して負担することができ、本体部が変形能力を持たない場合のようにヒレ間の接着面に力が集中的に作用することはないため、外力に対して双方のヒレの密着状態を維持する効果が高い。
特に請求項2に記載のように一対のヒレの互いに対向する面が全面において接着されていれば、ヒレ間の接着面に外力が作用しても、双方のヒレの全面が分離しようとする力と軸方向にずれようとする力を負担できるため、対向する面の密着状態の維持効果とそれによる水の浸入防止効果が一層向上する。
一対のヒレの接着状態は具体的には請求項3に記載のように溶着により、または請求項4に記載のように接着剤、もしくは粘着剤により得られる。溶着は熱溶着、超音波溶着、または振動溶着により行われる。
ワイヤハーネスを収納したグロメットの使用状態では、双方のヒレには車両本体の振動に伴う力として、上記のように対向する方向に分離しようとする力と軸方向にずれようとする力が作用する程度であるから、上記のいずれの接着方法によっても使用状態においては、双方のヒレはこれらの力に対し、ワイヤハーネスの表面を保護し、水の浸入を阻止するのに十分な接着強度を保有する。
上記の通り、本発明では周方向に互いに対向しながら分離した一対のヒレの互いに対向する面が使用状態において軸方向に連続して接着されることで、使用状態で対向する両面が軸方向に連続して密着した状態を維持できるため、格別な止水処理を付加しなくても、グロメット内部への水の浸入防止効果を得ることができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明は図1、図2に示すように筒状に形成された本体部2を有するグロメット1において、本体部2の周方向の一部に、周方向に互いに対向しながら分離した一対のヒレ3、4が軸方向に連続して形成され、使用状態において前記一対のヒレ3、4の互いに対向する面3a、4aが軸方向に連続して接着されているグロメット1である。
グロメット1の本体部2は例えばオレフィン系、あるいはスチレン系等の熱可塑性エラストマーその他のゴム等から成型され、高い弾性変形能力を有する。本体部2の両端には車両本体やドアへの取り付けのための、図示しない取付部が形成される。図面では本体部2を伸縮自在にするために蛇腹状に形成しているが、同一断面のまま軸方向に連続させることもある。また本体部2の断面は必ずしも円形である必要はなく、任意の形状に形成される。
一対のヒレ3、4の対向する面3a、4aは本体部2内にワイヤハーネスやその束を収納した状態で、図3に示すように熱溶着、超音波溶着、または振動溶着等の溶着により、または図4、図5に示すように接着剤、もしくは粘着剤の塗布、付着、または充填、注入等により接着させられる。
熱溶着の場合、溶着は図3−(a)に示すように双方のヒレ3、4の対向する面3a、4aを互いに対向させたまま重ね合わせ、対向する面3a、4a側を加熱しながら、または加熱した状態で対向する向きに圧力を加えて対向する面3a、4a側を溶融させることにより行われ、(b)に示すようにそのまま冷却するまで加圧することにより対向する面3a、4aが接着させられる。
超音波溶着、または振動溶着の場合、溶着は図3−(a)と同様に双方のヒレ3、4の対向する面3a、4aを互いに対向させたまま重ね合わせ、ヒレ3、4に対向する向きの圧力を加えながら、双方のヒレ3、4に往復運動による、もしくは超音波による振動を与えて対向する面3a、4aに摩擦熱を発生させ、対向する面3a、4a側を溶融させることにより行われ、図3−(b)のようにそのまま冷却するまで加圧することにより対向する面3a、4aが接着させられる。
図4は双方のヒレ3、4の対向する面3a、4aの少なくともいずれか一方に予め接着された接着シート(両面テープ)5を用いた場合の接着例を示す。この場合、図4−(a)に示すように両面に接着剤6や粘着剤が塗布された、もしくは付着した接着シート5を予め対向する面4a(3a)に接着しておき、対向する面3a(4a)との接着時に剥離紙5aを剥がし、(b)に示すように双方のヒレ3、4に対向する向きの圧力を加え、接着シート5、5の接着面を互いに接着させることにより接着が行われる。図4に示す方法によれば、双方のヒレ3、4の接着時には単純に突き合わせて圧力を加えるのみで接着が完了するため、接着作業性がよい利点がある。
図4では対向する面3a、4aの内、一方の面3aにのみ、その全面に接着シート5を接着しているが、対向する面3a、4aは軸方向に連続して接着されていればよいため、両面3a、4aの内の少なくともいずれか一方の面3a(4a)の、全面の内の一部の面にのみ接着シート5を接着する場合の他、双方の面3a、4aの全面、または一部の面に接着する場合もある。接着シート5に塗布等される接着剤6や粘着剤の種類は問われないが、接着面における防水性を確保する上ではブチル系、もしくはアクリル系等の接着剤6や粘着剤の使用が適当である。
図5は接着剤6や粘着剤の充填、または注入によって対向する面3a、4aを接着させる場合の接着例を示す。この場合、図5−(a)に示すように対向する面3a、4aの少なくともいずれか一方の面には接着剤6を本体部2の長さ方向に行き渡らせるための充填溝7が形成される。
接着剤6や粘着剤は対向する面3a、4aが突き合わせられる前にこの充填溝7に充填させられ、充填後に図5−(b)に示すように対向する面3a、4aが密着させられ、そのまま対向する向きに圧力が与えられることにより接着が完了する。この場合も、接着剤6や粘着剤の種類は問われないが、接着面における防水性を確保する上ではブチル系、もしくはアクリル系等の接着剤6や粘着剤の使用が適当である。
図5では対向する面3a、4aの内、一方の面4aにのみ直線状に充填溝7を形成しているが、双方の面3a、4aに互い違いになるように充填溝7を形成する他、充填溝7を波形等に形成することもある。充填溝7を形成する場合、接着剤6や粘着剤は対向する面3a、4aの全面の内、充填溝7の形成箇所において軸方向に連続して双方の面3a、4aに接着されるが、対向する面3a、4aの密着時に充填溝7から面3a、4aに回りこむことにより充填溝7の部分より広範囲に亘って面3a、4aに接着されることも期待される。
グロメットの本体部と一対のヒレとの関係を示した斜視図である。 図1の側面図である。 (a)は一対のヒレを溶着によって接着させる場合の接着時の様子を示した斜視図、(b)は接着状態を示した斜視図である。 (a)は一対のヒレを接着シートを用いて接着させる場合の接着時の様子を示した斜視図、(b)は接着状態を示した斜視図である。 (a)は一対のヒレを接着剤の充填によって接着させる場合の接着時の様子を示した斜視図、(b)は接着状態を示した斜視図である。
符号の説明
1………グロメット
2………本体部
3………(一方の)ヒレ
3a……対向する面
4………(他方の)ヒレ
4a……対向する面
5………接着シート
5a……剥離紙
6………接着剤
7………充填溝



Claims (4)

  1. 筒状に形成された本体部を有するグロメットにおいて、前記本体部の周方向の一部に、周方向に互いに対向しながら分離した一対のヒレが軸方向に連続して形成され、使用状態において前記一対のヒレの互いに対向する面が軸方向に連続して接着されていることを特徴とするグロメット。
  2. 前記一対のヒレの互いに対向する面は全面において接着されていることを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
  3. 前記一対のヒレの互いに対向する面は溶着により接着されていることを特徴とする請求項1、もしくは請求項2に記載のグロメット。
  4. 前記一対のヒレの互いに対向する面は接着剤、もしくは粘着剤により接着されていることを特徴とする請求項1、もしくは請求項2に記載のグロメット。




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* Cited by examiner, † Cited by third party
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