JP2006311666A - 直動アクチュエータの停止保持装置 - Google Patents

直動アクチュエータの停止保持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006311666A
JP2006311666A JP2005128875A JP2005128875A JP2006311666A JP 2006311666 A JP2006311666 A JP 2006311666A JP 2005128875 A JP2005128875 A JP 2005128875A JP 2005128875 A JP2005128875 A JP 2005128875A JP 2006311666 A JP2006311666 A JP 2006311666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic pole
pole shaft
brake
lining material
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005128875A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4558573B2 (ja
Inventor
Katsuhiro Onuki
勝弘 大貫
Susumu Tomioka
進 冨岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miki Pulley Co Ltd
Original Assignee
Miki Pulley Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miki Pulley Co Ltd filed Critical Miki Pulley Co Ltd
Priority to JP2005128875A priority Critical patent/JP4558573B2/ja
Publication of JP2006311666A publication Critical patent/JP2006311666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4558573B2 publication Critical patent/JP4558573B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Springs (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

【課題】機械的な不均一性による軸方向の微動を極力抑えると共に、軸方向外力に対して高い剛性を持たせ、停止時における軸方向に対する微動を少なくして、ブレーキ作動時における位置の固定をより精度良く確実に行う。
【解決手段】ブレーキ本体6と、ブレーキ本体6で開閉操作される一対のグリップアーム7A,7Bを磁極シャフト5と対向状に設けたグリッパー7とで停止保持ブロック8が構成され、その両側には移動テーブル3に連結し且つ磁極シャフト5を挿通させた各固定ブロック9,10を連結させ、各グリップアーム7A,7B間には磁極シャフト5の外周と所定間隙を保持した状態で円弧状の板ばね部材19,20によるライニング材を設け、ライニング材の両端を各固定ブロック9,10で支持して軸方向の外側へ張力を付与し、各グリップアーム7A,7Bが閉じた際にライニング材を介して磁極シャフト5を加圧把持させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、磁極シャフトに永久磁石が内蔵されたシャフト型リニアモータ駆動による直動アクチュエータに係り、特にブレーキ作動を行った際における停止位置を精度良く確実に保持できるようにした直動アクチュエータの停止保持装置に関する。
この種の直動アクチュエータは、例えば特許文献1などに開示されているようなシャフト型リニアモータを用い、磁極シャフトの両端を固定部側の基台上で支持すると共に、電機子コイルを収容したケーシングを可動部側の移動テーブルに取付け、固定部側と可動部側の間にガイドレールとスライダによる案内手段を設けて直線往復移動されるが、走行中の移動テーブルを所望位置に位置決めして停止させたり、停電その他の非常時に移動テーブルを直ちに停止させ、復旧時には直ちに再起動できるブレーキ機構が必要であり、このブレーキ機構として例えば特許文献2,3などに開示されているような提案がある。
特開平10−313566号公報 実開平1−132467号公報 実公昭61−10469号公報
しかしながら、特許文献2又は3などによる従来技術のブレーキ機構を適用すると、電機子コイルと磁極シャフトの間隙を小さく設定したり、磁極シャフトに薄肉パイプを使用した場合に、磁極シャフトの湾曲や撓み変形によって安定した直線往復移動を維持できなくなる恐れがり、これを防止するために間隙を大きく設定したり厚肉パイプを使用した場合には、磁力の低下でリニアモータの性能を低下させると共に、確実なブレーキ作動が得られなくなる。
そこで、本件出願人はシャフト型リニアモータ駆動による直動アクチュエータに対するブレーキ機構として、上記した従来技術の課題を解決し得る提案を先に特願2004−226739号で行ったが、この先行出願では可動子側に装着したブレーキシューを磁極シャフトに対して直接作用させてブレーキ作動とブレーキ解放を行うものであって、多数の永久磁石が内蔵された円筒形の磁極シャフトをブレーキシューで把持してブレーキ作動を行う形態を採ると、仮に磁極シャフトが湾曲したり自重で撓みを生じて変形しても、これらを許容して安定した直線往復移動と確実なブレーキ作動が可能である。
ところが、本件発明者らが上記先行出願の後にさらなる検討を重ねた結果によると、ブレーキ作動時における停止位置をより精度良く確実に行うためには、まだ解決を必要とする課題が残されており、特に機械的な不均一性によると考えられる軸方向の微動を極力抑えると共に、軸方向外力に対して高い剛性を持たせ、停止時における軸方向の微動を少なくする必要があるので、上記先行出願及び特許文献2又は3などによる従来技術では未解決であったこれら課題を解決し得る直動アクチュエータの停止保持装置を提供する。
本発明は、シャフト型リニアモータ駆動で移動テーブルを磁極シャフトに沿って直線往復移動させると共に、ブレーキ作動によって所望位置に停止保持する装置であって、ブレーキ作動又はブレーキ解放作動を行うブレーキ本体と、ブレーキ本体によって開閉操作される一対のグリップアームを磁極シャフトと対向状に設けたグリッパーとで停止保持ブロックが構成され、停止保持ブロックの両側には移動テーブルに連結し且つ磁極シャフトを挿通させた各固定ブロックを連結させ、各グリップアーム間には磁極シャフトの外周と所定間隙を保持した状態で円弧状の板ばね部材によるライニング材を設け、このライニング材の両端を各固定ブロックで支持して軸方向の外側へ張力を付与させ、各グリップアームが閉じた際にライニング材を介して磁極シャフトを加圧把持させることを特徴とする。(請求項1)
請求項1の停止保持装置において、前記両端の各固定ブロック側には、板ばね部材によるライニング材に対して張力を可変できる張力調整部を設けた形態を採ることができる。(請求項2)
請求項1又は2の停止保持装置において、前記板ばね部材によるライニング材の内面には、摩擦係数を0.2程度に設定したコーティング処理を施す形態を採ることができる。(請求項3)
請求項1の発明による直動アクチュエータの停止保持装置では、ブレーキ作動時にグリッパーが閉じた際に、軸方向の外側へ張力を付与させた板ばね部材によるライニング材は各グリップアームの加圧把持面によって加圧され、局部的に撓み変形したライニング材によって磁極シャフトを把持するので、これによって移動テーブルの走行を停止して所定位置に係止保持することができ、ブレーキ解放作動時にグリッパーが開いた際には、局部的に撓み変形したライニング材の復元によって磁極シャフトから離れるので、停止していた移動テーブルは走行を再開する。
このように、各グリップアームの加圧把持面によって磁極シャフトを直接に加圧しない構造を採ると、例えば加工精度や組み付け精度などによってグリップアームの加圧把持面などに機械的な不均一性があった場合でも、それは加圧把持面とライニング材の外周面との間で生ずるものであり、実際に係止保持を行うライニング材の内周面と磁極シャフトの外周面との間には殆ど影響を与えることがないので、軸方向に対する微動を防止することができる
従って、ブレーキ作動時に連結される磁極シャフト−板ばね部材によるライニング材−各固定ブロック−移動テーブルの間における軸方向に対する剛性は、加圧把持面などに機械的な不均一性があった場合でも殆ど低下することがなく、強固な剛性を維持して軸方向の微動を著しく低減させて停止位置をより精度良く確実に行うことができると共に、移動テーブル上のワークを介して軸方向の外力が加わった場合にも停止位置に係止保持することが可能である。
また、請求項2の発明による直動アクチュエータの停止保持装置では、板ばね部材によるライニング材に対して張力の調整を行うことができるので、移動テーブルに対する荷重や移動テーブルの走行速度その他の直動アクチュエータにおける各種の条件に適合させ、最適な張力を付与することができる。
また、請求項3の発明による直動アクチュエータの停止保持装置では、板ばね部材によるライニング材の内面に対して、ブレーキ作動時における停止保持力とブレーキ解放作動時における摺動性とのバランスを考慮して、適正値に設定した。
以下に、シャフト型リニアモータ駆動による直動アクチュエータに対して、本発明を適用した好適な実施形態を示す停止保持装置について、添付した図1〜8の図面に基づいて詳細に説明すると、図1はシャフト型リニアモータ2を直動アクチュエータ1の移動テーブル3に装着した要部斜視図を示し、図2は停止保持装置2Bを含むシャフト型リニアモータ2の要部斜視図を示すが、移動テーブル3は直動アクチュエータ1の固定基台(図示を省略)に案内手段を介して直線往復移動可能に装着されている。
シャフト型リニアモータ2は、ヨーク兼用のケーシング内にリング状の電機子コイルを収容したモータ可動子4と、多数の永久磁石による界磁マグネットを磁極シャフト5に内蔵すると共に、磁極シャフト5の両端を固定基台に支持させたモータ固定子を用い、モータ可動子4の電機子コイルの軸心にモータ固定子の磁極シャフト5を挿通させてシャフトモータ本体2Aが構成されているが、これらの構造は公知のシャフト型リニアモータの場合と同様である。
停止保持装置2Bは、ブレーキ本体6とその前方へ一体に装着されたグリップパー7による停止保持ブロック8と、停止保持ブロック8の両側に段差を持って装着された固定ブロック9,10とを備え、モータ可動子4の一端側に隣接配備すると共に、固定ブロック9,10は磁極シャフト5を挿通した状態で移動テーブル3に固着され、ブレーキ本体6によってブレーキ作動が行われた際には、磁極シャフト5に対するグリップパー7の停止保持によってモータ可動子4及び移動テーブル3の位置が固定される。
停止保持ブロック8は、図3の斜視図及び図4の縦断面図で示すように、上下のグリップアーム7A,7Bの中間部を連結軸11で開閉可能に枢着したグリップパー7を備え、磁極シャフト5を把持する各グリップアーム7A,7Bの内面は、中央を凸状の円弧状面で加圧把持面7a,7bを形成すると共に、両側を凹状の円弧状面にして逃がし面を形成し、中央に設けた加圧把持面7a,7bで磁極シャフト5を把持するようにし、連結軸11より後端側のブレーキ本体6にはグリップアーム7A,7Bを開閉操作する電磁ブレーキを設けている。
ブレーキ本体6には、一方のグリップアーム7Aの後端側に設けたステータ12と、ステータ12内に装着した励磁コイル13と、他方のグリップアーム7Bの後端側に設けたアーマチュア14と、ばね受け部材を介して各グリップアーム7A,7Bの後端間に装着したブレーキばね15を主要部とした無励磁作動型の電磁ブレーキが構成され、ステータ12とアーマチュア14間には、電磁ブレーキの作動でアーマチュア14が可動する調整可能な空隙Gが設けられている。
この停止保持ブロック8では、励磁コイル13に通電されていない時は、ブレーキばね15の付勢力でグリップアーム7A,7Bの後端側は開く方向に作用するので、先端側を閉じる方向に操作してブレーキ作動が行われ、励磁コイル13に通電して電磁石を作動させるとアーマチュア14がステータ12に吸着され、ブレーキばね15の付勢力に抗してグリップアーム7A,7Bの後端側は閉じる方向に作用するので、先端側を開く方向に操作してブレーキ解放作動が行われる。
すなわち、励磁コイル13に対する通電の有無によって、グリップアーム7A,7Bは連結軸11を支点としてハサミのように開閉操作してブレーキ作動又はブレーキ解放作動をさせ、グリップアーム7A,7Bの先端側に設けた加圧把持面7a,7bで磁極シャフト5を把持することによって、移動テーブル3を所望位置に停止保持することができるが、特に磁極シャフト5から離れた位置にグリッパー7を開閉操作する電磁ブレーキを設けた形態を採っているので、リニアモータ以外の構造が異なる場合でも、磁極シャフト5に適合した一種類のブレーキ機構で兼用することが可能であると共に、ブレーキ機構の小型化が可能で、しかも電磁ブレーキによってリニアモータの磁束を乱すこともない。
固定ブロック9,10は、図5で示すように磁極シャフト5の挿通孔16と連通するスライダ案内溝17を設け、このスライダ案内溝17には連結軸11の両端に装着したスライダ18を嵌合して停止保持ブロック8と連結しており、これによってスライダ18は先行出願の場合と同様にライダ案内溝17内を前後方向へ摺動できるので、固定ブロック9,10に対して停止保持ブロック8は連結軸11を中心に上下方向へ首振り状態で揺動可能であると共に、磁極シャフト5と直交する前後方向へ摺動可能である。
このように、停止保持ブロック8を上下方向へ首振り状態で揺動可能に支持すると、磁極シャフト5が湾曲したり自重で撓みを生じて変形している場合でも、グリッパー7が揺動しながら変形に追従できるので、円滑な直線往復移動と確実なブレーキ作動又はブレーキ解放が可能であり、首振りと同時にスライダ18によって前後に摺動可能にすると、組立時の寸法誤差や磁極シャフト5の湾曲又は撓み変形などによる変動に対し、停止保持ブロック8の追随性が一段と向上して変動を効果的に吸収するので、磁極シャフト5との摩擦を低減させて過負荷時の騒音発生を防止できる。
次に、本発明の要旨となる停止保持装置の要部について説明すると、図5及び図6で示すように磁極シャフト5の外周には同心状の円弧に折り曲げ加工した上部側板ばね部材19と下部側板ばね部材20が巻装され、各板ばね部材19,20は両端に突出形成した鍔状の係止部19a,19b,20a,20bを介して、各固定ブロック9,10の間に架設状態で装着されるが、図7〜9で示すように固定ブロック9,10に取り付けた牽引リング21,22及び固定リング23,24によって、軸方向の外側へ張力が付与された状態で装着されると共に、内面が磁極シャフト5の外周面と接触しないように所定間隙Sを保持した状態で巻装されている。
各板ばね部材19,20は、耐食性を備えたステンレスばね綱を用いるが、磁極シャフト5に近接して配置されるので、磁極シャフト5からの磁束を乱さないように磁性や導電性が少ない材料として、例えばSUS304−CSPなどのステンレス鋼板の使用が望ましく、特に各板ばね部材19,20の内面側は磁極シャフト5の外周面に圧接させてブレーキ作動を行うので、例えば摩擦係数を0.2程度にする必要があり、二硫化モリブデンその他の耐食性コーティング処理を施し、各板ばね部材19,20の外面側はグリップアーム7A,7Bとの摺動性を良くする必要があるので、例えば摩擦係数を0.1以下にするように二硫化モリブデンその他の耐食性コーティング処理を施すと良い。
各板ばね部材19,20を装着する際には、各固定ブロック9,10の外側へ係止部19a,19b,20a,20bを突出させ、牽引リング21,22のフランジ部21a,22aを当該固定ブロック9,10の外側と各係止部19a,19b,20a,20bとの間に挿入し、各板ばね部材19,20の両端を係止すると共に、牽引リング21,22の外側に配置した固定リング23,24のフランジ部23a,24aとの間で各係止部19a,19b,20a,20bを狭持させ、固定リング23,24に設けた通孔から牽引リング21,22に設けたねじ孔に固定ボルト25を螺合して両者をねじ止めする。
また、固定リング23,24にねじ止めするための通孔の他に張力調整用の通孔26を設けると共に、牽引リング21,22には張力調整用の通孔26と連通する張力調整用のねじ孔27を設け、張力調整用の通孔26を介して張力調整用のねじ孔27に張力調整ねじ28を螺合させ、この張力調整ねじ28を締め付けて先端を各固定ブロック9,10の側面に圧接させると牽引リング21,22が外側へ移動すると共に、フランジ部21a,22aで各係止部19a,19b,20a,20bは外側に引き寄せられので、これによって各板ばね部材19,20は軸方向の外側へ張力が付与された状態で装着され、この張力は張力調整ねじ28の締め付け力によって調整することができる。
このように、停止保持装置のライニング部材として上部側板ばね部材19と下部側板ばね部材20を用いると共に、各板ばね部材19,20を軸方向の外側へ張力が付与された状態で装着することにより、各板ばね部材19,20は軸方向に対する剛性を著しく高めることができると共に、軸方向と直交する上下方向に曲げようとする加圧力に対しては比較的柔軟に対応することが可能であるから、停止保持ブロック8のブレーキ本体6によるブレーキ作動又はブレーキ解放作動でグリッパー7を開閉操作を行った際に、各板ばね部材19,20を介して磁極シャフト5の停止保持を行うことができる。
すなわち、ブレーキ作動時にグリップアーム7A,7Bの先端側が閉じた際に、中央の内面に設けた加圧把持面7a,7bによって各板ばね部材19,20を上下方向から加圧させ、局部的に撓み変形した各板ばね部材19,20によって磁極シャフト5を把持し、これによって移動テーブル3を停止して所定位置に停止保持することができ、ブレーキ解放作動時にグリップアーム7A,7Bの先端側が開いた際には、局部的に撓み変形した各板ばね部材19,20の復元によって磁極シャフト5から離れるので、停止していた移動テーブル3は走行を再開できる状態になる。
特に、上記上部側板ばね部材19と下部側板ばね部材20を停止保持装置に用いたライニング構造によると、例えば加工精度や組み付け精度などによってグリップアーム7A,7Bの加圧把持面7a,7bなどに機械的な不均一性があった場合でも、それは加圧把持面7a,7bと各板ばね部材19,20の外周面との間で生ずるものであり、実際に停止保持を行う各板ばね部材19,20の内周面と磁極シャフト5の外周面との間には殆ど影響を与えることがなく、軸方向に対する微動を防止することができる。
従って、ブレーキ作動時に連結される磁極シャフト5−各板ばね部材19,20−各固定ブロック9,10−移動テーブル3の間における軸方向に対する剛性は、加圧把持面7a,7bなどに機械的な不均一性があった場合でも殆ど低下することがなく、強固な剛性を維持して軸方向の微動を著しく低減させて停止位置をより精度良く確実に行うことができると共に、移動テーブル3上のワークを介して軸方向の外力が加わった場合にも所望の位置に停止保持することが可能である。
なお、この停止保持装置では磁極シャフト5に過大な荷重が印加されて撓んだり、真直度が著しく悪い場合には、磁極シャフト5の外周面に各板ばね部材19,20の内面が接触する恐れがあるので、移動テーブル3上に載置するワークが重量物であったり、直線往復移動する距離が長くて長尺の磁極シャフト5を使用する際には、例えば本件出願人が特願2003−395299号で提案した先行出願の空隙保持装置などの場合と同様の考えに基づき、磁極シャフト5の外周面と各板ばね部材19,20の内面との間に、一定の間隙を保持する空隙保持リングを装着することができる。
シャフト型リニアモータを直動アクチュエータの移動テーブルに装着した要部斜視図を示す。 停止保持装置を含むシャフト型リニアモータの要部斜視図を示す。 停止保持装置における停止保持ブロックの斜視図を示す。 停止保持装置における停止保持ブロックの縦断面図を示す。 停止保持装置から停止保持ブロックを取り外した状態における固定ブロックを斜視図で示す。 磁極シャフトに巻装した上部側板ばね部材と下部側板ばね部材を斜視図で示す。 停止保持装置から停止保持ブロックを取り外した状態における固定ブロックを分解斜視図で示す。 固定ブロックに対する上部側板ばね部材と下部側板ばね部材の装着状態を要部縦断面図で示す。 移動テーブルに取り付けた停止保持装置を縦断面図で示す。
符号の説明
1 直動アクチュエータ
2 シャフト型リニアモータ
2A シャフトモータ本体
2B 停止保持装置
3 移動テーブル
4 モータ可動子
5 磁極シャフト
6 ブレーキ本体
7 グリップパー
7A,7B グリップアーム
7a,7b 加圧把持面
8 停止保持ブロック
9,10 固定ブロック
11 連結軸
12 ステータ
13 励磁コイル
14 アーマチュア
15 ブレーキばね
16 挿通孔
17 スライダ案内溝
18 スライダ
19 上部側板ばね部材(ライニング材)
19a,19b 係止部
20 下部側板ばね部材(ライニング材)
20a,20b 係止部
21,22 牽引リング
21a,22a フランジ部
23,24 固定リング
23a,24a フランジ部
25 固定ボルト
26 張力調整用の通孔
27 張力調整用のねじ孔
28 張力調整ねじ

Claims (3)

  1. シャフト型リニアモータ駆動で移動テーブルを磁極シャフトに沿って直線往復移動させると共に、ブレーキ作動によって所望位置に停止保持する装置であって、ブレーキ作動又はブレーキ解放作動を行うブレーキ本体と、ブレーキ本体によって開閉操作される一対のグリップアームを磁極シャフトと対向状に設けたグリッパーとで停止保持ブロックが構成され、停止保持ブロックの両側には移動テーブルに連結し且つ磁極シャフトを挿通させた各固定ブロックを連結させ、各グリップアーム間には磁極シャフトの外周と所定間隙を保持した状態で円弧状の板ばね部材によるライニング材を設け、このライニング材の両端を各固定ブロックで支持して軸方向の外側へ張力を付与させ、各グリップアームが閉じた際にライニング材を介して磁極シャフトを加圧把持させることを特徴とする直動アクチュエータの停止保持装置。
  2. 前記両端の各固定ブロック側には、板ばね部材によるライニング材に対して張力を可変できる張力調整部を設けた請求項1に記載した直動アクチュエータの停止保持装置。
  3. 前記板ばね部材によるライニング材の内面には、摩擦係数を0.2程度に設定したコーティング処理を施す請求項1又は2に記載した直動アクチュエータの停止保持装置。
JP2005128875A 2005-04-27 2005-04-27 直動アクチュエータの停止保持装置 Active JP4558573B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005128875A JP4558573B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 直動アクチュエータの停止保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005128875A JP4558573B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 直動アクチュエータの停止保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006311666A true JP2006311666A (ja) 2006-11-09
JP4558573B2 JP4558573B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=37477865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005128875A Active JP4558573B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 直動アクチュエータの停止保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4558573B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009017643A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Nippon Pulse Motor Co Ltd シャフト型リニアモータのブレーキ装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06197513A (ja) * 1992-12-25 1994-07-15 Mitsubishi Electric Corp 産業ロボット用走行装置
JPH0819244A (ja) * 1995-05-29 1996-01-19 Smc Corp アクチュエータ
JPH08103067A (ja) * 1995-05-29 1996-04-16 Smc Corp リニアアクチュエータ
JPH08251904A (ja) * 1995-03-10 1996-09-27 Shinko Electric Co Ltd リニアモータ用ブレーキ
JPH08275453A (ja) * 1995-03-31 1996-10-18 Oriental Motor Co Ltd 円筒型リニアパルスモータのブレーキ機構
JPH09224366A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Yaskawa Electric Corp リニアモータ
JP2005226824A (ja) * 2004-01-15 2005-08-25 Miki Pulley Co Ltd シャフト型リニアモータのブレーキ装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06197513A (ja) * 1992-12-25 1994-07-15 Mitsubishi Electric Corp 産業ロボット用走行装置
JPH08251904A (ja) * 1995-03-10 1996-09-27 Shinko Electric Co Ltd リニアモータ用ブレーキ
JPH08275453A (ja) * 1995-03-31 1996-10-18 Oriental Motor Co Ltd 円筒型リニアパルスモータのブレーキ機構
JPH0819244A (ja) * 1995-05-29 1996-01-19 Smc Corp アクチュエータ
JPH08103067A (ja) * 1995-05-29 1996-04-16 Smc Corp リニアアクチュエータ
JPH09224366A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Yaskawa Electric Corp リニアモータ
JP2005226824A (ja) * 2004-01-15 2005-08-25 Miki Pulley Co Ltd シャフト型リニアモータのブレーキ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009017643A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Nippon Pulse Motor Co Ltd シャフト型リニアモータのブレーキ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4558573B2 (ja) 2010-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5307803B2 (ja) 電磁駆動装置
KR100869435B1 (ko) 브레이크 부착 모터와 이를 구비한 로보트 장치
CN100385134C (zh) 带释放装置的钳式制动器
JP4558573B2 (ja) 直動アクチュエータの停止保持装置
US5497860A (en) Electromagnetic brake with improved magnet structure
JP2005288586A (ja) ワーク位置決め装置
JP2009113200A (ja) ワーク位置決め装置
JP2008039107A (ja) ディスクブレーキ装置
JP4041813B2 (ja) シャフト型リニアモータのブレーキ装置
JP2010284719A (ja) 打ち抜き装置
JP2009108928A (ja) 無励磁作動ブレーキの手動解放装置
JP3500402B2 (ja) リニアアクチュエータ
JP5449223B2 (ja) 電磁ブレーキ装置
JP4837639B2 (ja) ブレーキ装置
JP2016036229A (ja) リニアアクチュエータのブレーキ装置
JP4009286B2 (ja) 巻上機用の制動装置
JP5273502B2 (ja) シャフト型リニアモータのブレーキ装置
JP4132823B2 (ja) エレベーター巻上機の電磁制動装置
JP2010276060A (ja) ブレーキ付きリニアモータ装置
JP4859773B2 (ja) ブレーキ装置
EP1897835A1 (en) Brake device for elevator
JP2010242939A (ja) 動力伝達装置及びベルト研磨機
WO2024075488A1 (ja) ボールねじ装置および直動機構
JPWO2007108112A1 (ja) エレベータ用巻上機のブレーキ装置
JP4461375B2 (ja) モータの軸受構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100715

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4558573

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250