JP2006311639A - 電動パワーステアリング装置用モータ - Google Patents

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摂 和久
Masabumi Okazaki
正文 岡崎
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Abstract

【課題】モータのならし運転工数が削減されるとともに製造コストが低減され、また例えば通常の「連続据え切り」運転状態のときにおいて、運転者に不快感を与えるようなことがない電動パワーステアリング装置用モータを得る。
【解決手段】この発明に係る電動パワーステアリング装置用モータは、シャフトと、このシャフトに固定されたアマチュアと、前記シャフトの端部に固定された整流子と、この整流子の外周面に先端部が当接したカーボンブラシ9とを備えた電動パワーステアリング装置用モータにおいて、カーボンブラシ9に流れる定格電流が25A〜80Aの範囲、カーボンブラシ9の銅の含有量が35%〜55%の範囲で、カーボンブラシ9の径方向の投影面積に対する、カーボンブラシ9が整流子に当接する面積Sの割合は、4〜8%の範囲である。
【選択図】図3

Description

この発明は、車両のステアリングの操作力をアシストする電動パワーステアリング装置用モータに関するものである。
従来、シャフトと、このシャフトに固定されたアマチュアと、前記シャフトの端部に固定された整流子と、この整流子の外周面に先端部が当接したカーボンブラシとを備えた電動パワーステアリング装置用モータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この電動パワーステアリング装置用モータでは、運転者がステアリングを回転させる際に、整流子に当接したカーボンブラシ介して外部から電流がアマチュアに供給されることで、アマチュアは電磁作用により、シャフトとともに回転するようになっている。
特開2001−8402号公報
上記構成の電動パワーステアリング装置用モータは、例えばステアリングコラムに取り付けされた場合、運転者との距離が近いので、整流子の外周面に対してカーボンブラシが摺動したときに生じる音が運転者に対して騒音として不快感を与えることがある。
この騒音は、整流子の外周面に対してカーボンブラシをある程度の時間摺動させることで低減されるので、事前にモータのならし運転を実施したり、モータと運転者との間に防音材を設ける等の対策を講じており、それだけ工数が掛かり、また製造コストが嵩むといった問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、モータのならし運転工数が削減されるとともに製造コストが低減され、また通常の「連続据え切り」運転状態のときにおいて、運転者に不快感を与えるようなことがない電動パワーステアリング装置用モータを得ることを目的とする。
この発明に係る電動パワーステアリング装置用モータは、シャフトと、このシャフトに固定されたアマチュアと、前記シャフトの端部に固定された整流子と、この整流子の外周面に先端部が当接したカーボンブラシとを備えた電動パワーステアリング装置用モータにおいて、前記カーボンブラシに流れる定格電流が25A〜80Aの範囲、前記カーボンブラシの銅の含有量が35%〜55%の範囲で、前記カーボンブラシの径方向の投影面積に対する、カーボンブラシが前記整流子に当接する面積の割合は、4〜8%の範囲である。
この発明による電動パワーステアリング装置用モータによれば、モータのならし運転工数が削減されるとともに製造コストが低減され、また通常の「連続据え切り」運転状態のときにおいて、運転者に不快感を与えるようなことはない。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1の電動パワーステアリング装置用モータ(以下、モータと略称する)の側断面図である。
このモータでは、有底円筒状のヨーク1の内壁面に周方向に等分間隔をおいて4極の界磁永久磁石2が固定されている。ヨーク1の有底側の軸受収納部3には、第1の軸受4が収納されている。この第1の軸受4には、シャフト5の一端部が回転自在に支持されている。シャフト5の他端部は、第2の軸受13により回転自在に支持されている。シャフト5の中間部ではアマチュア6が固定されている。
ハウジング12は、ヨーク1の開口部を塞いでいるとともにねじ11によりヨーク1と一体化されている。
ハウジング12に装着された第2の軸受13とアマチュア6との間のシャフト5には、整流子7が固定されている。この整流子7の表面には、スプリング8の弾性力によりカーボンブラシ9の先端部が当接している。この直方体形状のカーボンブラシ9はブラシホルダ10内で径方向に往復動可能に収納されている。
シャフト5の第2の軸受13側の先端部には、連結部材14が圧入、固定されている。ハウジング12とヨーク1との間には、グロメット16が設けられており、このグロメット16にリード線15が貫通している。
アマチュア6は、軸線方向に延びており周方向に間隔をおいて形成された複数のスロットを有するコア17と、スロットに導線が重巻方式で巻回されて構成された巻線18とを備えている。
図2は図1のカーボンブラシ9を示す正面図、図3は図2のカーボンブラシ9の底面図である。
このカーボンブラシ9は、銅量が40%含有しており、カーボンブラシ9の径方向の投影面積(a×b)に対する、カーボンブラシ9が整流子7に当接する面積(図3においてハッチングされた領域(2S))の比率α(α=2S/(a×b))は4〜8%の範囲になるように設定されている。
上記構成のモータでは、リード線15から整流子7に当接するブラシ9を介して電流を巻線18に供給することにより、アマチュア6は電磁作用により、シャフト5とともに回転する。
このシャフト5の先端部は、連結部材14の圧入孔19に圧入され、また連結部材14の係合部20に入力軸(図示せず)がスプライン結合されているので、シャフト5の回転トルクは入力軸に確実に伝達され、ステアリング(図示せず)の操舵力のアシストに供される。
図4は、本願発明者が上記比率αと、騒音(dB)、定格電流通電許容時間(sec)との関係を実験により求めたときの特性図である。なお、この特性図は、カーボンブラシ9の銅の含有量が40%、定格電流が45Aのときの実験結果を示す図である。
この図から、カーボンブラシ9が整流子7の表面に当接する面積が大きくなる、即ち上記比率αが大きくなるに従って、騒音が大きくなり、騒音を小さく抑えるためには、できるだけ比率αの値を小さくすることが望ましいことが分かる。
一方、カーボンブラシ9と整流子7との間では、電圧降下が起こり、カーボンブラシ9が発熱する。そして、「連続据え切り」の状態においてモータに定格電流を流し続けると、この電圧降下によりカーボンブラシ9が発熱し続け、樹脂で成形されたブラシホルダ10が溶融してしまう恐れがある。
実際には、「連続据え切り」の状態のときには、このような事態を避けるために、ECU(Electronic Control Unit)により、アマチュア6に流れる電流値、時間を制御している。
カーボンブラシ9と整流子7との間での電圧降下は、上記比率αの値が小さくなるに従って大きくなるので、上記比率αが小さくなるに従って、アマチュア6に流れる電流値を小さくせざるを得ない、即ちステアリングの操舵力のアシスト力が小さくならざるを得ない。
本願発明者は、比率αの上限値が8%までは、運転者には、騒音と感じる音は発生することなく、また比率αの下限値が3%までは、「連続据え切り」運転のときにおいて、運転者に不快感を与えるようなことがないことが分かった。
なお、図4では、カーボンブラシ9の銅の含有量が40%、定格電流が45Aの条件下での特性図であるが、カーボンブラシ9の銅の含有量が35%〜55%の範囲、定格電流25A〜80Aの範囲では、カーボンブラシ9の銅の含有量が40%、定格電流が45Aのときと同様に、比率αが3〜8%の範囲で、運転者には、騒音と感じる音は発生することなく、また通常の「連続据え切り」運転のときにおいて、運転者に不快感を与えることなく「連続据え切り」運転をすることができることが分かった。
以上説明したように、このモータによれば、カーボンブラシ9に流れる定格電流が25A〜80Aの範囲、カーボンブラシ9の銅の含有量が35%〜55%の範囲で、カーボンブラシ9の径方向の投影面積に対して、カーボンブラシ9が整流子7に当接する面積の割合は、4〜8%の範囲であるので、事前にモータのならし運転を実施したり、モータと運転者との間に防音材を設ける等の対策を講じる必要性が無く、モータのならし運転工数が削減され、また製造コストが低減される。
また、通常の「連続据え切り」運転のときにおいて、運転者に不快感を与えるようなことなく「連続据え切り」運転をすることができる。
実施の形態2.
図5は実施の形態2におけるモータのカーボンブラシ21を示す正面図、図6は図5のカーボンブラシ21の底面図である。
この実施の形態では、カーボンブラシ21の整流子7側の端部であって、シャフト5の軸線方向の両縁部のそれぞれの外側では面取り部22が形成されている。
なお、他の構成は、実施の形態1と同一である。
この実施の形態のモータによれば、実施の形態1のものと同様の効果を得ることができるとともに、カーボンブラシ21の両縁部に、傾斜面である面取り部22が形成されているので、カーボンブラシ21の縁部での欠け破損が低減される。
なお、カーボンブラシ21の面取り部22は、金型によりカーボンブラシ21を成形する際に、一方向に型を抜くことができる形状であり、わざわざ面取り切削加工の作業が不要であり、実施の形態1のカーボンブラシ9と同様の工程で製造される。
なお、上記各実施の形態では、整流子7の外周面にカーボンブラシ9が、所謂2点、同一面積で当接した電動パワーステアリング装置用モータについて説明したが、当接面積がそれぞれ異なる電動パワーステアリング装置用モータであってもよいし、さらに片側1点当接の電動パワーステアリング装置用モータであってもよい。
この発明の実施の形態1の電動パワーステアリング装置用モータの側断面図である。 図1のカーボンブラシを示す正面図である。 図2のカーボンブラシの底面図である。 比率αと、騒音(dB)、定格電流通電許容時間(sec)との関係特性図である。 この発明の実施の形態2の電動パワーステアリング装置用モータのカーボンブラシを示す正面図である。 図5のカーボンブラシの底面図である。
符号の説明
5 シャフト、6 アマチュア、7 整流子、9,21 カーボンブラシ、22 面取り部。

Claims (2)

  1. シャフトと、このシャフトに固定されたアマチュアと、前記シャフトの端部に固定された整流子と、この整流子の外周面に先端部が当接したカーボンブラシとを備えた電動パワーステアリング装置用モータにおいて、
    前記カーボンブラシに流れる定格電流が25A〜80Aの範囲、前記カーボンブラシの銅の含有量が35%〜55%の範囲で、前記カーボンブラシの径方向の投影面積に対する、カーボンブラシが前記整流子に当接する面積の割合は、4〜8%の範囲であることを特徴とする電動パワーステアリング装置用モータ。
  2. 前記カーボンブラシの前記整流子側であって、前記シャフトの軸線方向の縁部の外側では面取り部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置用モータ。
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