JP3610049B2 - 回転電機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転電機のブラシの構造に係わり、特にブラシとコンミテータの摺動によって発生するブラシの自励振動及びこの振動により生ずる異音を抑制する改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
回転電機においては、整流作用を得るためにブラシとコンミテータを有するものがある。すなわち、コンミテータ上にブラシが回転摺動することで外部から回転中のコイルに給電する。従来からブラシの保持装置としては、ブラシを収納するブラシホルダ及び上記ブラシをコンミテータへ弾性的に押圧するコイルスプリングが一般的である。
【0003】
コンミテータの回転中、ブラシはブラシとコンミテータの間で作用する摺動抵抗力によって、ブラシホルダの回転方向側面に圧しつけられて作動している。コンミテータと接触するブラシは、ブラシ先端とコンミテータ面との摩擦力に連なって、回転方向に移動する。このときブラシの先端部はブラシホルダとコンミテータの間隙に巻き込まれていく。
【0004】
ブラシは黒鉛と一部銅粉末の混合物で形成されているが、空気中の湿度が下がってくると、摺動抵抗が大きくなり、ブラシの回転方向先端部がブラシケースとコンミテータよって瞬間的に挟み込まれる状態になり、逆にその反動で勢いよくはじき返されて自励振動が発生し、チャープ音と呼ばれる騒音が発生している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図27は従来のブラシとコンミテータの接触する様子を示す電機子コア側から見た回転電機の回転軸に直角な断面方向の要部断面図である。図28は図27のブラシとコンミテータの接触する部分の拡大図である。コンミテータ2は、回転軸1に貫通されて固定され概略円筒状を成している。ブラシ7は概略直方体状をなし、コンミテータ2側の第1面は、コンミテータ2の外周面にならって凹型にへこんでいる。尚、図において、ブラシ7をコンミテータ2方向に押圧するスプリングは省略している。
【0006】
ここで、図27,図28に示されるように、ブラシホルダ8が仮にコンミテータ2の回転方向に対してΔtだけずれた状態で組み付けられた場合、ブラシ7の摺動面は、コンミテータ2の外周面に面当たりすることができない。すなわち、図28の点Sの部分のみで接触することとなり、所謂、片当り状態となる。このような片当り状態となると、自励振動やチャープ音が発生し、モータの特性が悪くなるばかりか、騒音・振動等の不具合が発生するので問題であった。
【0007】
図29は従来のブラシとコンミテータの接触する様子を示す回転電機の回転軸に平行な要部断面図である。図30は図29のブラシとコンミテータの接触する部分の拡大図である。ブラシ7は概略直方体状をなし、コンミテータ2側の第1は、回転電機の回転軸方向において先端部と後端部のみが接触するように中央部が大きくへこむ円弧状をなしている。尚、図において、ブラシ7をコンミテータ2方向に押圧するスプリングは省略されている。図29,図30に示されるように、ブラシホルダ8が仮にコンミテータ2の軸方向に対してΔt度だけ傾いた状態で組み付けられた場合、ブラシ7の摺動面は、コンミテータ2の外周面に正常に接触することができない。すなわち、図30の点Tの部分のみで接触することとなり、所謂、片当り状態となる。このような片当り状態となると、自励振動やチャープ音が発生し、モータの特性が悪くなるばかりか、騒音・振動等の不具合が発生するので問題であった。
【0008】
図31は従来のブラシホルダが回転電機の回転軸に対してΔt度だけ傾いた状態で組み付けられた場合を示すブラシの摺動方向から見た要部断面図である。図32は図31のブラシとコンミテータの接触する部分を示している。図31に示されるように、ブラシ7が回転電機の回転軸に対してΔt度だけ傾いた状態になると、ブラシ7の摺動面は、コンミテータ2の外周面に対し点接触することになる。このような状態となると、ブラシ7の摺動面は、コンミテータ2の外周面に正常に面当たりすることができない。このような状態においても、自励振動やチャープ音が発生し、モータの特性が悪くなるばかりか、騒音・振動等の不具合が発生するので問題であった。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するために考案されたものであり、ブラシの所定の部分の形状を特殊なものとし、ブラシをブラシホルダの中で所定の方向に回動できることにより、ブラシホルダやその他の回転電機を構成する部品の精度や組付け精度の影響による片当り状態を防止する。これにより、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合を改善することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る回転電機は、回転軸、該回転軸に軸方向に貫通して設けられコンミテータ、前記回転軸に固定された電機子コア、及び該電機子コアに巻装された巻線を有する回転子と、前記回転子を収納するヨーク、該ヨークに固定されるマグネット、前記コンミテータと接触する概略直方体形状のブラシ、前記コンミテータと隙間を有し前記ハウジングに固定され前記ブラシを収納し該ブラシを該コンミテータ方向にガイドするブラシホルダ、該ブラシホルダと前記ブラシとの間に縮設され前記ブラシを前記コンミテータ方向に押圧する弾性部材を有する固定子とを備えた回転電機であって、
前記ブラシの前記コンミテータに接触する第1の面が該コンミテータの外周面に接触するように、前記ブラシは、前記ブラシホルダ内において、前記コンミテータの回転軸と平行な軸回りに遊動可能に収納されているとともに、前記ブラシは、前記コンミテータの回転方向の両側面である第2の側面、第3の側面において、中央部に前記ブラシホルダの内面と平行な面を有し、この中央部に対して、コンミテータ側の先端部とコンミテータと反対側の後端側が前記中央部に対してそれぞれ先細りとなるように形成されている。
【0011】
この発明に係る回転電機は、回転軸、該回転軸に軸方向に貫通して設けられコンミテータ、前記回転軸に固定された電機子コア、及び該電機子コアに巻装された巻線を有する回転子と、前記回転子を収納するヨーク、該ヨークに固定されるマグネット、前記コンミテータと接触する概略直方体形状のブラシ、前記コンミテータと隙間を有し前記ハウジングに固定され前記ブラシを収納し該ブラシを該コンミテータ方向にガイドするブラシホルダ、該ブラシホルダと前記ブラシとの間に縮設され前記ブラシを前記コンミテータ方向に押圧する弾性部材を有する固定子とを備えた回転電機であって、前記ブラシの前記コンミテータに接触する第1の面が該コンミテータの外周面に接触するように、前記ブラシは、前記ブラシホルダ内において、前記コンミテータの回転軸を含む面に対して直交する軸回りに遊動可能に収納されているとともに、前記ブラシは、前記コンミテータの軸方向の両側面である第4の側面、第5の側面において、中央部に対して、コンミテータ側の先端部とコンミテータと反対側の後端側が前記中央部に対してそれぞれ先細りとなるように形成されている。
【0012】
この発明に係る回転電機は、回転軸、該回転軸に軸方向に貫通して設けられコンミテータ、前記回転軸に固定された電機子コア、及び該電機子コアに巻装された巻線を有する回転子と、前記回転子を収納するヨーク、該ヨークに固定されるマグネット、前記コンミテータと接触する概略直方体形状のブラシ、前記コンミテータと隙間を有し前記ハウジングに固定され前記ブラシを収納し該ブラシを該コンミテータ方向にガイドするブラシホルダ、該ブラシホルダと前記ブラシとの間に縮設され前記ブラシを前記コンミテータ方向に押圧する弾性部材を有する固定子とを備えた回転電機であって、前記ブラシの前記コンミテータに接触する第1の面が該コンミテータの外周面に接触するように、前記ブラシは、前記ブラシホルダ内において、前記コンミテータの回転軸と直交する軸回りに遊動可能に収納されているとともに、前記ブラシは、前記コンミテータの回転方向の両側面である第2の側面、第3の側面において、中央部に前記ブラシホルダの内面と平行な面を有し、この中央部に対して、コンミテータの軸方向の給電線が設けられている先端側と給電線が設けられていない後端側が前記中央部に対してそれぞれ先細りとなるように形成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の回転電機の実施の形態1を示す断面図である。図2は図1のA−A線に沿う矢視断面図である。図1において、回転電機の回転子10は、回転軸1と、回転軸1に設けられたコンミテータ2と、回転軸1に設けられた電機子コア3と電機子コア3に巻装された巻線4とを有している。回転子10は、軸受12,13によって支持されている。
【0017】
一方、回転電機の固定子20は、回転子10を収納するヨーク5と、ヨーク5に固定されたマグネット6と、コンミテータ2と接触するブラシ17と、ブラシ17を収納しさらにブラシ17をガイドするブラシホルダ8と、ブラシホルダ8に収納されブラシ17をコンミテータ2方向に押圧する弾性部材としてのスプリング9を有している。11はヨーク5の蓋となるハウジングである。マグネット6はヨーク5の内壁に固定されている。
【0018】
ブラシホルダ8は、収納する概略直方体形状のブラシ17の振動をハウジング11に伝えないように外形部が樹脂で成型され、内部に概略箱型の箱体8aを有している。箱体8aはブラシ17を収納し且つブラシ17をガイドしている。スプリング9は、ブラシホルダ8内でブラシホルダの底壁とブラシ17の後端との間に縮設され、ブラシ17をコンミテータ2方向に押圧している。スプリング9は、ブラシ17の振動を吸収し、ブラシ17をブラシホルダ8内で安定させる働きがある。ブラシ17から給電線14が延びている。給電線14は回転電機の外周部に設けられたコネクタ15まで延び、コネクタ15を介して図示しない外部電源につながっている。そして、ブラシ17からを介して得られた電力は、コンミテータ2を介して、巻線4に供給される。
【0019】
図3は本実施の形態のブラシの回転電機の電機子コア側から見た上面図である。図4は本実施の形態のブラシとコンミテータの接触する様子を示す電機子コア側から見た回転電機の回転軸に直角な断面方向の要部断面図である。図3において、ブラシ17は、概略直方体状をなし、コンミテータ2側の第1面は、コンミテータ2の外周面にならって凹型にへこんでいる。そしてさらに、本実施の形態のブラシ17は、コンミテータ2の回転方向の両側面である第2,第3の側面において、コンミテータ2と反対側の後端側が中央部に対して先細りとなるように、断面直線状のテーパ面17a,17aが形成されている。
【0020】
図4において、コンミテータ2は、回転軸1に貫通されて固定され概略円筒状を成している。円筒状の外周部には、回転軸に平行な方向に延びる電極2aが全周にわたって設けられている。隣り合う電極2a間には、回転軸に平行な方向に延びる溝2bが形成されている。ブラシ17は、ブラシホルダ8内に収納されている。ブラシホルダ8の箱体8aは、ブラシ17をコンミテータ2方向に移動可能にガイドしている。ブラシ17と箱体8aとの間には、所定の微少な隙間が形成されており、ブラシ17は、箱体8a内に緩やかに収納されている。尚、図4において、ブラシ17をコンミテータ2方向に押圧するスプリングは省略されている。
【0021】
ここで、図4に示されるように、ブラシホルダ8が仮にコンミテータ2の回転方向に対してΔtだけずれた状態で組み付けられた場合を想定する。ブラシ17は、図示しないスプリングによってコンミテータ2方向に押圧するされている。本実施の形態のブラシ17は、コンミテータ2と反対側の後端側にテーパ面17a,17aが形成されているので、コンミテータ2側の一面に形成された凹部がコンミテータ2の外周面に係合しようとして、コンミテータ2の回転軸1と平行な軸回りに小さな角度で回動する。そのため、コンミテータ2側の第1面の凹部はコンミテータ2に密着する。すなわち、片当りしなくなる。
【0022】
このように本実施の形態の回転電機においては、ブラシ17は、ブラシホルダ8内に緩やかに収納され、コンミテータ2の回転軸1と平行な軸回りに小さな角度で回動可能なようにコンミテータ2の回転方向の第2,第3の両側面がコンミテータ2と反対側の後端側において、中央部よりも幅が狭くされている。そのため、ブラシ17の片当りを防止することができ、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合を改善することができる。
【0023】
実施の形態2.
図5は実施の形態2のブラシの回転電機の電機子コア側から見た上面図である。図6は実施の形態2のブラシとコンミテータの接触する様子を示す電機子コア側から見た回転電機の回転軸に直角な断面方向の要部断面図である。図5及び図6において、本実施の形態のブラシ27は、コンミテータ2の回転方向の両側面である第2,第3の側面において、コンミテータ2側の先端側とコンミテータ2と反対側の後端側が中央部に対してそれそれ先細りとなるように、断面直線状のテーパ面27a,27a及び27b,27bがそれぞれ形成されている。そのため、ブラシ27はさらに回動しやすくなり、コンミテータ2側の第1面の凹部はさらに密着しやすくなるので、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合をさらに改善することができる。
【0024】
尚、断面直線状のテーパ面27a,27a及び27b,27bは、型によって形成されても切削等の追加工によって形成されても良いが、コンミテータ2側の凹部の両端に形成される凸部は、コンミテータ2の回転時に電極2a間の溝2bに引っかからないように滑らかな形状とされる必要がある。
【0025】
実施の形態3.
図7は実施の形態3のブラシの回転電機の電機子コア側から見た上面図である。図8は実施の形態3のブラシとコンミテータの接触する様子を示す電機子コア側から見た回転電機の回転軸に直角な断面方向の要部断面図である。図7及び図8において、本実施の形態のブラシ37は、コンミテータ2の回転方向の両側面である第2,第3の側面において、コンミテータ2側の先端側とコンミテータ2と反対側の後端側が中央部に対してそれそれ先細りとなるように、断面円弧状のテーパ面37a,37a及び37a,37aがそれぞれ形成されている。そのため、ブラシ37はさらに回動しやすくなり、コンミテータ2側の第1面の凹部はさらに密着しやすくなるので、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合をさらに改善することができる。
尚、断面円弧状のテーパ面37a,37a及び37b,37bは、型によって形成されても切削等の追加工によって形成されても良いが、コンミテータ2側の凹部の両端に形成される凸部は、コンミテータ2の回転時に電極2a間の溝2bに引っかからないように滑らかな形状とされる必要がある。
【0026】
実施の形態4.
図9は実施の形態4のブラシの形状を示す説明図である。図10は実施の形態4のブラシとコンミテータの接触する様子を示す電機子コア側から見た回転電機の回転軸に直角な断面方向の要部断面図である。図9及び図10において、本実施の形態のブラシ47は、コンミテータ2の回転方向の幅が全体的に小さく形成されている。そして、コンミテータ2の回転方向の両側面である第2,第3の側面において、半球状の突起47a,47aが設けられている。そのため、ブラシ47は、箱体8a内で突起47aを支点として回動する。そのため、ブラシ47の凹部はコンミテータ2にさらに密着しやすくなり、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合をさらに改善することができる。
【0027】
実施の形態5.
図11は実施の形態5のブラシの側面図である。図12は実施の形態5のブラシとコンミテータの接触する様子を示す回転電機の回転軸に平行な要部断面図である。図11において、ブラシ57は、コンミテータ2側の第1面は、回転電機の回転軸方向において先端部と後端部のみが接触するように中央部が大きくへこむ円弧状をなしている。そしてさらに、本実施の形態のブラシ57は、コンミテータ2の軸方向の両側面である第4,第5の側面において、コンミテータ2と反対側の後端側が中央部に対して先細りとなるように、断面直線状のテーパ面57a,57aが形成されている。
【0028】
図12において、コンミテータ2は、回転軸1に貫通されて固定され概略円筒状を成している。円筒状の外周部には、回転軸に平行な方向に延びる電極2aが全周にわたって設けられている。隣り合う電極2a間には、回転軸に平行な方向に延びる溝2bが形成されている。ブラシ57は、ブラシホルダ8内に収納されている。ブラシホルダ8の箱体8aは、ブラシ57をコンミテータ2方向に移動可能にガイドしている。ブラシ57と箱体8aとの間には、所定の微少な隙間が形成されており、ブラシ57は、箱体8a内に緩やかに収納されている。尚、図12において、ブラシ57をコンミテータ2方向に押圧するスプリングは省略されている。
【0029】
ここで、図12に示されるように、ブラシホルダ8が仮にコンミテータ2の回転方向に対して所定の角度だけずれた状態で組み付けられた場合を想定する。ブラシ57は、図示しないスプリングによってコンミテータ2方向に押圧するされている。本実施の形態のブラシ57は、コンミテータ2と反対側の後端側にテーパ面57a,57aが形成されているので、軸方向の先端部と後端部が両方ともコンミテータ2に接触しようとして、コンミテータ2の回転軸1を含む面に対して直交する軸回りに小さな角度で回動する。そのため、コンミテータ2側の第1面の先端部と後端部は両方ともコンミテータ2に密着する。すなわち、片当りしなくなる。
【0030】
このように本実施の形態の回転電機においては、ブラシ57は、コンミテータ2の回転軸2を含む面に対して直交する軸回りに小さな角度で回動可能なように、コンミテータ2の軸方向の第4,第5の両側面がコンミテータ2と反対側の後端側において、中央部よりも幅が狭くされている。そのため、ブラシ57の片当りを防止することができ、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合を改善することができる。
【0031】
実施の形態6.
図13は実施の形態6のブラシの側面図である。図14は実施の形態6のブラシとコンミテータの接触する様子を示す回転電機の回転軸に平行な要部断面図である。図13及び図14において、本実施の形態のブラシ67は、コンミテータ2の軸方向の両側面である第4,第5の側面において、コンミテータ2側の先端側とコンミテータ2と反対側の後端側が中央部に対してそれぞれ先細りとなるように、断面直線状のテーパ面67a,67a及び67b,67bが形成されている。そのため、ブラシ67はさらに回動しやすくなり、コンミテータ2側の第1面の先端部と後端部はさらに密着しやすくなり、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合をさらに改善することができる。
【0032】
実施の形態7.
図15は実施の形態7のブラシの側面図である。図16は実施の形態7のブラシとコンミテータの接触する様子を示す回転電機の回転軸に平行な要部断面図である。図15及び図16において、本実施の形態のブラシ77は、コンミテータ2の軸方向の両側面である第4,第5の側面において、コンミテータ2側の先端側とコンミテータ2と反対側の後端側が中央部に対してそれぞれ先細りとなるように、断面円弧状のテーパ面77a,77a及び77b,77bが形成されている。そのため、ブラシ77はさらに回動しやすくなり、コンミテータ2側の第1面の先端部と後端部はさらに密着しやすくなり、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合をさらに改善することができる。
【0033】
実施の形態8.
図17は実施の形態8のブラシの側面図である。図18は実施の形態8のブラシとコンミテータの接触する様子を示す回転電機の回転軸に平行な要部断面図である。図17及び図18において、本実施の形態のブラシ87は、コンミテータ2の軸方向の幅が全体的に小さく形成されている。そして、コンミテータ2の軸方向の両側面である第4,第5の側面において、半球状の突起87a,87aが設けられている。そのため、ブラシ87は、箱体8a内で突起87aを支点として回動する。ブラシ87はさらに回動しやすくなり、コンミテータ2側の第1面の先端部と後端部はさらに密着しやすくなり、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合をさらに改善することができる。
【0034】
実施の形態9.
図19は実施の形態9のブラシの正面図である。図20は実施の形態9のブラシが回転電機の回転軸に平行な方向に矯正される様子を示す要部断面図である。図19において、本実施の形態のブラシ97は、コンミテータ2の回転方向の両側面である第2,第3の側面において、コンミテータ2の軸方向の給電線14が設けられてない後端側において、中央部に対して先細りとなるように、断面直線状のテーパ面97a,97aが形成されている。
尚、断面直線状のテーパ面97a,97a及び97b,97bは、型によって形成されても切削等の追加工によって形成されても良いが、コンミテータ2側の凹部の両端に形成される凸部は、コンミテータ2の回転時に電極2a間の溝2bに引っかからないように滑らかな形状とされる必要がある。
【0035】
図20において、コンミテータ2は、回転軸1に貫通されて固定され概略円筒状を成している。ブラシ97は、ブラシホルダ8内に収納されている。ブラシホルダ8の箱体8aは、ブラシ97をコンミテータ2方向(すなわち、図20の紙面に垂直な方向)に移動可能にガイドしている。ブラシ97と箱体8aとの間には、所定の微少な隙間が形成されており、ブラシ97は、箱体8a内に緩やかに収納されている。
【0036】
ここで、図20に示されるように、ブラシホルダ8が仮に回転電機の回転軸に対してΔt度だけ傾いた状態で組み付けられた場合を想定する。ブラシ97は、図示しないスプリングによってコンミテータ2方向に押圧するされている。本実施の形態のブラシ97は、コンミテータ2の軸方向の給電線14が設けられてない後端側に断面直線状のテーパ面97a,97aが形成されているので、コンミテータ2の回転軸2と直交する軸回りに小さな角度で回動する。そのため、ブラシホルダ8が仮に回転電機の回転軸に対してΔt度だけ傾いた状態であっても、ブラシ97は回転電機の回転軸に対して平行となり、摺動面が正常状態で接触する。
【0037】
このように本実施の形態の回転電機においては、ブラシ97は、コンミテータ2の回転軸と直交する軸回りに小さな角度で回動するように、コンミテータ2の回転方向の第2,第3の両側面がコンミテータ2軸方向の少なくとも給電線14が設けられてない後端側において、中央部よりも幅が狭くされている。そのため、ブラシ57の片当りを防止することができ、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合を改善することができる。
【0038】
実施の形態10.
図21は実施の形態10のブラシの正面図である。図22は実施の形態10のブラシが回転電機の回転軸に平行な方向に矯正される様子を示す要部断面図である。図21及び図22において、本実施の形態のブラシ107は、コンミテータ2の回転方向の両側面である第2,第3の側面において、コンミテータ2の軸方向の給電線14が設けられている先端側と給電線14が設けられていない後端側において、中央部に対してそれぞれ先細りとなるように、断面直線状のテーパ面107a,107a及び107b,107bが形成されている。そのため、ブラシ107はさらに回動しやすくなり、ブラシ107の片当りを防止することができ、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合を改善することができる。
尚、断面直線状のテーパ面107a,107a及び107b,107bは、型によって形成されても切削等の追加工によって形成されても良いが、コンミテータ2側の凹部の両端に形成される凸部は、コンミテータ2の回転時に電極2a間の溝2bに引っかからないように滑らかな形状とされる必要がある。
【0039】
実施の形態11.
図23は実施の形態11のブラシの正面図である。図24は実施の形態11のブラシが回転電機の回転軸に平行な方向に矯正される様子を示す要部断面図である。図23及び図24において、本実施の形態のブラシ117は、コンミテータ2の回転方向の両側面である第2,第3の側面において、コンミテータ2の軸方向の給電線14が設けられている先端側と給電線14が設けられていない後端側において、中央部に対してそれぞれ先細りとなるように、断面円弧状のテーパ面117a,117a及び117b,117bが形成されている。そのため、ブラシ117はさらに回動しやすくなり、ブラシ117の片当りを防止することができ、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合を改善することができる。
尚、断面円弧状のテーパ面117a,117a及び117b,117bは、型によって形成されても切削等の追加工によって形成されても良いが、コンミテータ2側の凹部の両端に形成される凸部は、コンミテータ2の回転時に電極2a間の溝2bに引っかからないように滑らかな形状とされる必要がある。
【0040】
実施の形態12.
図25は実施の形態12のブラシの正面図である。図26は実施の形態12のブラシが回転電機の回転軸に平行な方向に矯正される様子を示す要部断面図である。図25及び図26において、本実施の形態のブラシ127は、コンミテータ2の回転方向の幅が全体的に小さく形成されている。そして、コンミテータ2の回転方向の両側面である第2,第3の側面において、半球状の突起127a,127aが設けられている。そのため、ブラシ127は、箱体8a内で突起127aを支点として回動する。そのため、ブラシ127の片当りを防止することができ、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合を改善することができる。
【0041】
尚、上述の実施の形態1〜4、5〜8、及び9〜12のグループに各々述べられているテーパ面及び突起は、任意に組み合わされて形成されも良い。このような構成とすることにより、ブラシホルダ8がどの方向に傾いて取り付けられたとしても、ブラシはこの傾きを吸収して正常な方向に向くことができることとなる。
【0042】
【発明の効果】
この発明に係る回転電機では、ブラシがブラシホルダの中で所定の方向に回動することができ、ブラシホルダが傾いて取り付けられたとしても、ブラシはこの傾きを吸収してブラシのコンミテータに接触する第1の面を該コンミテータの外周面に正しく接触させることができる。これによって、回転電機の特性の悪化や騒音・振動等の不具合が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の回転電機の実施の形態1を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う矢視断面図である。
【図3】実施の形態1のブラシの回転電機の電機子コア側から見た上面図である。
【図4】実施の形態1のブラシとコンミテータの接触する様子を示す電機子コア側から見た回転電機の回転軸に直角な断面方向の要部断面図である。
【図5】実施の形態2のブラシの回転電機の電機子コア側から見た上面図である。
【図6】実施の形態2のブラシとコンミテータの接触する様子を示す電機子コア側から見た回転電機の回転軸に直角な断面方向の要部断面図である。
【図7】実施の形態3のブラシの回転電機の電機子コア側から見た上面図である。
【図8】実施の形態3のブラシとコンミテータの接触する様子を示す電機子コア側から見た回転電機の回転軸に直角な断面方向の要部断面図である。
【図9】実施の形態4のブラシの形状を示す説明図である。
【図10】実施の形態4のブラシとコンミテータの接触する様子を示す電機子コア側から見た回転電機の回転軸に直角な断面方向の要部断面図である。
【図11】実施の形態5のブラシの側面図である。
【図12】実施の形態5のブラシとコンミテータの接触する様子を示す回転電機の回転軸に平行な要部断面図である。
【図13】実施の形態6のブラシの側面図である。
【図14】実施の形態6のブラシとコンミテータの接触する様子を示す回転電機の回転軸に平行な要部断面図である。
【図15】実施の形態7のブラシの側面図である。
【図16】実施の形態7のブラシとコンミテータの接触する様子を示す回転電機の回転軸に平行な要部断面図である。
【図17】実施の形態8のブラシの側面図である。
【図18】実施の形態8のブラシとコンミテータの接触する様子を示す回転電機の回転軸に平行な要部断面図である。
【図19】実施の形態9のブラシの正面図である。
【図20】実施の形態9のブラシが回転電機の回転軸に平行な方向に矯正される様子を示す要部断面図である。
【図21】実施の形態10のブラシの正面図である。
【図22】実施の形態10のブラシが回転電機の回転軸に平行な方向に矯正される様子を示す要部断面図である。
【図23】実施の形態11のブラシの正面図である。
【図24】実施の形態11のブラシが回転電機の回転軸に平行な方向に矯正される様子を示す要部断面図である。
【図25】実施の形態12のブラシの正面図である。
【図26】実施の形態12のブラシが回転電機の回転軸に平行な方向に矯正される様子を示す要部断面図である。
【図27】従来のブラシとコンミテータの接触する様子を示す電機子コア側から見た回転電機の回転軸に直角な断面方向の要部断面図である。
【図28】図27のブラシとコンミテータの接触する部分の拡大図である。
【図29】従来のブラシとコンミテータの接触する様子を示す回転電機の回転軸に平行な要部断面図である。
【図30】図29のブラシとコンミテータの接触する部分の拡大図である。
【図31】従来のブラシホルダが回転電機の回転軸に対してΔt度だけ傾いた状態で組み付けられた場合を示すブラシの摺動方向から見た要部断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸、2 コンミテータ、3 電機子コア、4 巻線、5 ヨーク、6マグネット、8 ブラシホルダ、9 スプリング(弾性部材)、10 回転子、11 ハウジング、12,13 軸受12、14 給電線、15 コネクタ、17,27,37,47,57,67,77,87,97、107,117,127 ブラシ、20 固定子。
Claims (3)
- 回転軸、該回転軸に軸方向に貫通して設けられコンミテータ、前記回転軸に固定された電機子コア、及び該電機子コアに巻装された巻線を有する回転子と、
前記回転子を収納するヨーク、該ヨークに固定されるマグネット、前記コンミテータと接触する概略直方体形状のブラシ、前記コンミテータと隙間を有し前記ハウジングに固定され前記ブラシを収納し該ブラシを該コンミテータ方向にガイドするブラシホルダ、該ブラシホルダと前記ブラシとの間に縮設され前記ブラシを前記コンミテータ方向に押圧する弾性部材を有する固定子と
を備えた回転電機であって、
前記ブラシの前記コンミテータに接触する第1の面が該コンミテータの外周面に接触するように、
前記ブラシは、前記ブラシホルダ内において、前記コンミテータの回転軸と平行な軸回りに遊動可能に収納されているとともに、
前記ブラシは、前記コンミテータの回転方向の両側面である第2の側面、第3の側面において、中央部に前記ブラシホルダの内面と平行な面を有し、この中央部に対して、コンミテータ側の先端部とコンミテータと反対側の後端側が前記中央部に対してそれぞれ先細りとなるように形成されていることを特徴とする回転電機。 - 回転軸、該回転軸に軸方向に貫通して設けられコンミテータ、前記回転軸に固定された電機子コア、及び該電機子コアに巻装された巻線を有する回転子と、
前記回転子を収納するヨーク、該ヨークに固定されるマグネット、前記コンミテータと接触する概略直方体形状のブラシ、前記コンミテータと隙間を有し前記ハウジングに固定され前記ブラシを収納し該ブラシを該コンミテータ方向にガイドするブラシホルダ、該ブラシホルダと前記ブラシとの間に縮設され前記ブラシを前記コンミテータ方向に押圧する弾性部材を有する固定子と
を備えた回転電機であって、
前記ブラシの前記コンミテータに接触する第1の面が該コンミテータの外周面に接触するように、
前記ブラシは、前記ブラシホルダ内において、前記コンミテータの回転軸を含む面に対して直交する軸回りに遊動可能に収納されているとともに、
前記ブラシは、前記コンミテータの軸方向の両側面である第4の側面、第5の側面において、中央部に対して、コンミテータ側の先端部とコンミテータと反対側の後端側が前記中央部に対してそれぞれ先細りとなるように形成されていることを特徴とする回転電機。 - 回転軸、該回転軸に軸方向に貫通して設けられコンミテータ、前記回転軸に固定された電機子コア、及び該電機子コアに巻装された巻線を有する回転子と、
前記回転子を収納するヨーク、該ヨークに固定されるマグネット、前記コンミテータと接触する概略直方体形状のブラシ、前記コンミテータと隙間を有し前記ハウジングに固定され前記ブラシを収納し該ブラシを該コンミテータ方向にガイドするブラシホルダ、該ブラシホルダと前記ブラシとの間に縮設され前記ブラシを前記コンミテータ方向に押圧する弾性部材を有する固定子と
を備えた回転電機であって、
前記ブラシの前記コンミテータに接触する第1の面が該コンミテータの外周面に接触するように、
前記ブラシは、前記ブラシホルダ内において、前記コンミテータの回転軸と直交する軸
回りに遊動可能に収納されているとともに、前記ブラシは、前記コンミテータの回転方向の両側面である第2の側面、第3の側面において、中央部に前記ブラシホルダの内面と平行な面を有し、この中央部に対して、コンミテータの軸方向の給電線が設けられている先端側と給電線が設けられていない後端側が前記中央部に対してそれぞれ先細りとなるように形成されていることを特徴とする回転電機。
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