JP2006310925A - オフセット値算出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 位置検出用のMR素子から出力される正弦波信号のオフセット値をより正確に求めることができるオフセット値算出方法を提供する。
【解決手段】 位置検出の対象物を一定速度で移動させたとき、MR素子から出力される正弦波信号のレベルを示すデータMRA,MRBを、正弦波信号の周期に比べて非常に短い所定サンプリング周期Δtで取得し、該取得したデータMRA(n),MRB(n)に基づいて正弦波信号の2階微分値に相当する微分パラメータDDMRA,DDMRBを算出し、該微分パラメータDDMRA,DDMRBを用いて、取得した複数のデータのそれぞれに対応してオフセット値データtmpA,tmpBを算出し、オフセット値データtmpA,tmpBを平均化することによりオフセット値P,Qを算出する.
【選択図】 図3

Description

本発明は、磁気抵抗素子(以下「MR素子」という)の出力信号のオフセット値を算出するためのオフセット値算出方法に関する。
ビデオカメラの光学系のレンズ位置を検出する位置検出器に用いられるMR素子の出力信号は、直流成分に正弦波信号が重畳されたものであるため、レンズ位置の検出を行うためには、直流成分の大きさを示すオフセット値を求める必要がある。
特許文献1には、MR素子から出力される正弦波信号の1周期に対応する距離以上、位置検出の対象物を移動させて、MR素子から出力される正弦波信号の最大値と最小値を計測し、その最大値と最小値の平均値としてオフセット値を求める手法が示されている。
特許第3173531号公報
しかしながら、特許文献1に示された手法では、正弦波信号の1周期分以上のデータのうち、オフセット値の算出に使用されるのは、最大値と最小値のみであるため、オフセット値の算出精度が十分ではなかった。
本発明はこの点に着目してなされたものであり、MR素子から出力される正弦波信号のオフセット値をより正確に求めることができるオフセット値算出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、ビデオカメラ光学系の位置検出系に適用され、磁気抵抗素子から出力される正弦波信号に基づいて、対象物の位置を求めるために前記正弦波信号のオフセット値を算出するためのオフセット値算出方法であって、前記対象物を前記正弦波信号の1周期以上移動させ、前記正弦波信号を所定サンプリング周期で取得し、該取得したサンプリングデータに基づいて前記正弦波信号の2階微分値に相当する微分パラメータを算出し、該微分パラメータを用いて、前記取得したサンプリングデータのそれぞれに対応したデータを算出して平均化することにより前記オフセット値を算出することを特徴とするオフセット値算出方法を提供する。
上記所定サンプリング周期は、例えば前記正弦波信号周期の1/100程度に設定される。
請求項1に記載の発明によれば、所定サンプリング周期で取得したサンプリングデータに基づいて、正弦波信号の2階微分値に相当する微分パラメータが算出され、この微分パラメータを用いて、取得したサンプリングデータのそれぞれに対応したデータを算出して平均化することにより、オフセット値が算出されるので、オフセット値の算出精度を高め、より正確なオフセット値を得ることができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかるオフセット値算出方法を適用した、ビデオカメラのレンズ駆動装置の構成を示すブロック図である。この装置は、レンズ10を含む光学系1を備えており、光学系1は、レンズ10を駆動するリニアモータ3と、レンズ10の位置を検出するための2つのMR素子を有する位置検出ユニット2とを備えている。位置検出ユニット2からは、2つのMR素子の出力信号SA及びSBが出力され、それぞれ増幅器4,5により増幅されて、制御ユニット6に供給される。
制御ユニット6は、マルチプレクサ11と、サンプルホールド回路12と、A/D変換器13と、CPU(Central Processing Unit)14とを備えている。信号SA,SBは、マルチプレクサ11により選択されて、サンプルホールド回路12に入力される。A/D変換器13は、サンプルホールド回路12の出力信号のレベルをデジタル値(以下「MR素子出力値」という)MRA及びMRBに変換し、CPU14に入力する。CPU14は、MR素子出力値MRA,MRBを用いて、光学系1のレンズ位置を検出しつつ、駆動回路7を介してリニアモータ3を駆動し、レンズ10の位置制御を行う。CPU14は、さらにマルチプレクサ11、サンプルホールド回路12、及びA/D変換器13の制御を行う。
図2は、レンズ10を一定速度vで駆動したときに、2つのMR素子から出力される信号SA,SBの例を示す波形図である。MR素子は、信号SA,SBが、位相が90度ずれた正弦波となるように配置されている。信号SA,SBは、直流オフセット電圧に正弦波信号が重畳された信号であり、これらの信号から位置を正確に検出するために、それぞれのオフセット電圧(以下「オフセット値」という)を正確に求める必要がある。
ここで、信号レベル、すなわちMR素子出力値MRA,MRBが、それぞれ下記式(1),(2)で表せるものとする。
MRA=A・sin(2πX/λ)+P (1)
MRB=A・sin(2πX/λ)+Q (2)
式(1),(2)において、Aは一定値、λは図2の波形1周期に対応する距離(波長)、Xはレンズ10に位置座標、P及びQはオフセット値である。
MR素子出力値MRA,MRBの時間についての2階微分値は、それぞれ下記式(3)、(4)で与えられる。
Figure 2006310925
したがって、下記式(5)、(6)に示すように、2階微分値に定数{λ/(2πv)}2を乗算して、MR素子出力値MRA,MRBに加算することにより、オフセット値P、Qを算出することができる。
Figure 2006310925
そこで本実施形態では、MR素子出力値MRA,MRBの2階微分値をそれぞれ下記式(7)、(8)で近似し、微分パラメータDDMRA,DDMRBを算出する。そして、微分パラメータDDMRA,DDMRBを下記式(9)、(10)に適用し、オフセット値P、Qを算出するようにしている。
Figure 2006310925
P=MRA(n)+DDMRA (9)
Q=MRB(n)+DDMRB (10)
ここで、Δtはサンプリング周期、nはサンプリング周期Δtで離散化したサンプリング時刻である。
図3は、CPU14においてオフセット値P、Qを算出する処理のフローチャートである。この処理は、サンプリング周期Δt(例えば40マイクロ秒)毎に実行される。
ステップS11では、カウンタi、積算値p、qを「0」に設定する初期化を行う。積算値p、qは、MR素子出力値MRA,MRBをサンプリングする毎に、前記式(9)、(10)により算出されるオフセット値を積算したものあり、本実施形態では、この積算値p、qをデータ数で除算して平均化することにより、オフセット値P、Qが算出される。
ステップS12ではリニアモータ3を、レンズ10が正方向に一定速度vで移動するように駆動する。そして、カウンタiを「1」だけインクリメントし(ステップS13)、MR素子出力値MRA,MRBをサンプリングする(ステップS14)。次いで、図4に示す積算値算出処理を実行する(ステップS15)。
図4のステップS31では、前記式(9)により、当該サンプリング点におけるオフセット値データtmpAを算出し、ステップS32ではオフセット値データtmpAを積算して積算値pを算出する。
ステップS33では、前記式(10)により、当該サンプリング点におけるオフセット値データtmpBを算出し、ステップS34では、オフセット値データtmpBを積算して積算値qを算出する。
図3に戻り、カウンタiの値が最大値iMAX以上であるか否かを判別し(ステップS16)、この答が否定(NO)である間は前記ステップS12に戻る。カウンタiの値が最大値iMAXに達すると、ステップS17に進み、カウンタiの値を「0」に初期化する。
ステップS18ではリニアモータ3を、レンズ10が逆方向に一定速度vで移動するように駆動する。そして、カウンタiを「1」だけインクリメントし(ステップS19)、MR素子出力値MRA,MRBをサンプリングする(ステップS20)。次いで、図4に示す積算値算出処理を実行する(ステップS21)。これにより、リニアモータ3を逆方向に駆動したときも、正方向に駆動したときと同様に、積算値p、qが算出される。
ステップS22では、カウンタiの値が最大値iMAX以上であるか否かを判別し、この答が否定(NO)である間は前記ステップS18に戻る。カウンタiの値が最大値iMAXに達すると、ステップS23に進み、積算値p、qをデータ数(2・iMAX)で除算することにより、オフセット値P、Qを算出する。
CPU14は、このようにして算出されるオフセット値P、Qを用いて、レンズ10の位置検出を行う。
以上のように、本実施形態では、リニアモータ3を定速駆動したときに、MR素子から出力される正弦波信号の周期に比べて非常に短いサンプリング周期Δtで取得したMR素子出力値MRA,MRBに基づいて、正弦波信号の2階微分値に相当する微分パラメータDDMRA,DDMRBが算出され、この微分パラメータDDMRA,DDMRBを用いて、取得した複数のMR素子出力値MRA,MRBのそれぞれに対応してオフセット値データtmpA,tmpBが算出され、このオフセット値データtmpA,tmpBを平均化することによりオフセット値P、Qが算出されるので、オフセット値P、Qの算出精度を高め、より正確なオフセット値を得ることができる。
本発明の一実施形態にかかるオフセット値算出方法を適用した、ビデオカメラのレンズ駆動装置の構成を示すブロック図である。 MR素子から出力される信号の波形図である。 オフセット値を算出する演算処理のフローチャートである。 図3の処理で実行される積算値算出処理のフローチャートである。
符号の説明
1 光学系
2 MR素子ユニット
3 リニアモータ
6 制御ユニット
10 レンズ
14 CPU

Claims (1)

  1. ビデオカメラ光学系の位置検出系に適用され、磁気抵抗素子から出力される正弦波信号に基づいて、対象物の位置を求めるために前記正弦波信号のオフセット値を算出するためのオフセット値算出方法であって、
    前記対象物を前記正弦波信号の1周期以上移動させ、前記正弦波信号を所定サンプリング周期で取得し、
    該取得したサンプリングデータに基づいて前記正弦波信号の2階微分値に相当する微分パラメータを算出し、
    該微分パラメータを用いて、前記取得したサンプリングデータのそれぞれに対応したデータを算出して平均化することにより前記オフセット値を算出することを特徴とするオフセット値算出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20140052150A (ko) * 2012-10-19 2014-05-07 삼성전자주식회사 위치 검출 장치 및 제어 방법
WO2015141115A1 (ja) * 2014-03-17 2015-09-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器
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