JP2006310607A - 半導体装置のpn接合面とトレンチの底部との位置関係を評価する評価方法 - Google Patents

半導体装置のpn接合面とトレンチの底部との位置関係を評価する評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 基板表面上に金属配線が形成された後であっても、半導体基板を破壊することなく、PN接合面とトレンチ底部との位置関係を評価できる評価方法を提供する。
【解決手段】 いわゆる間引き構造のトレンチゲート型IGBTに対して、コレクタ電極9に種々の大きさの電圧を印加した状態で、入力容量を複数測定する。IGBTが異常構造の場合、コレクタ電圧が低い範囲では、トレンチ5の両側に位置する2つの領域が導通しているため、一方の領域側と他方の領域側のゲート絶縁膜6a、6bの容量が測定される。そして、コレクタ電圧VCEを大きくした場合、空乏層21がトレンチ底部5aに到達し、2つの領域が絶縁されるため、一方の領域側のゲート絶縁膜6aの容量のみが測定されるため、容量値が大きく低下する。そこで、コレクタ電極9の印加電圧を増加させた場合に、容量値が大きく低下したか否かを調べる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、半導体装置のPN接合面とトレンチ底部との位置関係の評価方法に関するものであり、特に、複数の連続するセル領域から周期的にセル領域が間引かれた部分を有する構造(以下、間引き構造と呼ぶ)のトレンチゲート型の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以下、IGBTと呼ぶ)に対して行うセル領域が間引かれた部分の電気検査に用いて好適である。
従来、半導体層がトレンチによって電気的に2つの領域に分断され、その2つの領域のうちの一方は電極と電気的に接続され、他方は電極と電気的に接続されていない構造の半導体装置がある。
図11に、このような構造のIGBTの断面図を示す。図11に示す断面図は、トレンチを横切るように切断したときの断面図である。図11に示すIGBTは、トレンチゲート型で、間引き構造のIGBTである。
このIGBTは、P型基板1と、P型基板1の表面上に配置されたN型ドリフト層2と、N型ドリフト層2の表面上に配置されたP型ベース領域3と、P型ベース領域3の内部表面側に位置するN型エミッタ領域4と、P型ベース領域3の表面から、N型エミッタ領域4およびP型ベース領域3を貫通して、N型ドリフト層2に到達する深さのトレンチ5と、トレンチ5の内壁上に形成されたゲート絶縁膜6と、トレンチ5の内部であって、ゲート絶縁膜6上に形成されたゲート電極7と、P型ベース領域3の表面上に配置され、P型ベース領域3の一部およびN型エミッタ領域4と電気的に接続されたエミッタ電極8と、P型基板1の裏面に接して配置され、P型基板1と電気的に接続されたコレクタ電極9とを備えている。
このIGBTでは、図中の左右片側半分に示すように、P型ベース領域3は、トレンチ5によって電気的に2つの領域3a、3bに分断されており、この2つの領域3a、3bのうち、一方の領域3aのみに、N型エミッタ領域4とP型ボディ領域10とが形成されている。この一方の領域3aは、P型ボディ領域10を介して、エミッタ電極8と電気的に接続されている。また、N型エミッタ領域4は、一方の領域3aのうち、トレンチ5の近傍の領域に部分的に配置されており、一方の領域3aのトレンチ5に接する部分にチャネルが形成される。このようにIGBT素子が形成される一方の領域3aが図中のセル領域である。
また、上記した2つの領域3a、3bのうち、他方の領域3bは、絶縁膜11により、エミッタ電極8や他の電極と電気的に絶縁されており、電気的にフローティングの状態となっている。この他方の領域3bが、複数の連続したセル領域からセル領域を間引いた領域であり、図中のフローティング領域である(例えば、特許文献1参照)。
また、このような構造の半導体装置におけるN型ドリフト層2およびP型ベース領域3のPN接合面とトレンチ5の底部5aとの位置関係を評価する方法としては、SEM(Scanning Electron Microscopy)、SR(Spread Resistance)、SCM(Scanning Capacitance Microscopy )等の顕微技術を用いて評価する方法がある。例えば、SEMを用いた評価方法では、半導体装置の断面を観察することにより、PN接合面とトレンチ5の底部5aとの位置関係を評価する。
なお、トレンチ深さの測定方法としては、例えば、以下の2つの方法がある。第1の方法として、シリコン基板上にあらかじめ深くて末広がりのディテクター部としての溝を形成しておき、この部分の周囲に深さ測定用のトレンチを形成する。そして、トレンチ底部がディテクター部に到達しているトレンチと、トレンチパターンにおけるディテクター部とからの距離に基づいて、トレンチ深さを算出する方法等がある(特許文献2参照)。
また、第2の方法として、トレンチが形成された基板上に型取り溶液を滴下することで、トレンチの形状に沿った突出部を有するネガレプリカを形成し、そのネガレプリカに基づいて、トレンチ深さを算出する方法がある(特許文献3参照)。
2003−204066号公報 特許第2783309号公報 2003−124279号公報
上記した顕微技術を用いた評価方法は、サンプルの被測定部分を分断する破壊測定であり、一度、分析すると他の分析ができないという問題がある。
また、特許文献2、3に記載の方法は、半導体基板を破壊することなくトレンチ深さを算出することができるが、基板表面上に金属配線が形成される前に行われるものであり、基板表面上に金属配線が形成された後においては、利用できない。
なお、上記した問題は、評価対象がIGBT以外の他の半導体装置の場合においても同様に発生する問題である。
本発明は、上記点に鑑み、基板表面上に金属配線が形成された後であっても、半導体基板を破壊することなく、PN接合面とトレンチ底部との位置関係を評価できる評価方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第3電極(9)へ電圧を印加した状態で、第1電極(7)と第2電極(8)との間における絶縁膜(6)の容量を測定する。そして、測定結果と、容量の大きさと第3電極(9)への印加電圧の大きさの関係とに基づいて、位置関係を評価することを特徴としている。
ここで、絶縁膜の容量の大きさと第3電極への印加電圧の大きさの関係について、トレンチの底部がPN接合面に到達している場合と到達していない場合との間に違いがある。すなわち、トレンチが到達していない場合のみ、PN接合面付近で形成される空乏層が伸びてトレンチの底部に達する前後において、測定される絶縁膜の部分が異なるため、第3電極への印加電圧がある大きさのときを境にして、大きな容量変化が生じる。
また、絶縁膜の容量の大きさと第3電極への印加電圧の大きさの関係について、トレンチの底部がPN接合面に到達していない場合、トレンチの底部とPN接合面との間のPN接合面に対して垂直な方向での距離と、上記した容量変化が起きるときの第3電極への印加電圧との大きさとに一定の関係がある。
したがって、本発明のように、これらの関係を利用することで、トレンチが第2半導体層の表面から接合界面まで到達しているか否か、接合界面からトレンチ底部までの距離がどれくらいか等のPN接合面とトレンチの底部との相対的な位置関係の評価を行うことができる。
また、本発明の評価方法では、第1電極(7)と第2電極(8)との間における絶縁膜(6)の容量を測定することとしているので、基板表面上に金属配線が形成された後であっても、半導体基板を破壊することなく、PN接合面とトレンチ底部との位置関係を評価できる。
なお、請求項1に記載の発明に記載中の「容量の大きさと第3電極への印加電圧の大きさの関係に基づいて」には、測定した容量の絶対値に基づくことも含まれる。
請求項1に記載の発明に関して、具体的には、例えば、請求項2に示すように、第3電極(9)へ異なる大きさの電圧を印加した状態で、第1電極(7)と第2電極(8)との間における絶縁膜(6)の容量を、複数測定する。
続いて、測定結果同士における変化量が、絶縁膜(6)のうち、一方の領域(3a)に接する部分(6a)と他方の領域(3b)に接する部分(3b)の両方の容量と、一方の領域(3a)に接する部分(6a)のみの容量との差に相当する大きさであるか否かを判定する。そして、その判定結果より、他方の領域(3b)における第2電極(8)との電気的な接続状態を評価することができる。
これは、上記したように、絶縁膜の容量の大きさと第3電極への印加電圧の大きさの関係において、PN接合面にトレンチが到達していない場合では、一方の領域と他方の領域とは、トレンチの下側で連結し、導通しているため、絶縁膜(6)のうち、一方の領域(3a)に接する部分(6a)と他方の領域(3b)に接する部分(3b)の両方の容量が測定される。そして、第3電極(9)への印加電圧がある大きさのとき、空乏層がトレンチの底部に達し、一方の領域と他方の領域とが絶縁されるため、絶縁膜のうちの一方の領域(3a)に接する部分(6a)の容量のみが測定されるからである。
なお、本発明において、第3電極の印加電圧の大きさは、少なくとも、トレンチがPN接合面に到達していない場合に、上記した容量変化が生じる範囲の大きさとすることが必要である。
また、例えば、請求項3に示すように、第3電極(9)に電圧を印加した状態で、第1電極(7)と第2電極(8)との間における絶縁膜(6)の容量を測定する。そして、接合面(3c)付近で生じる空乏層(21)がトレンチ(5)の底部(5a)に到達することで測定容量が変化するときの第3電極(9)への印加電圧の大きさに基づいて、PN接合面(3c)からトレンチ(5)の底部(5a)までのPN接合面(3c)に垂直な方向における距離を算出することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明の評価方法を、間引き構造のトレンチゲート型IGBTに対してのセル領域が間引かれた部分(他方の領域3b)における電気検査方法に適用した例である。
まず、本実施形態における評価対象となるIGBTの構造について説明する。図1に、本発明の第1実施形態における評価対象となるIGBTの平面レイアウト図を示す。図1中のA−A線断面の構造は、図11に示す断面構造と同じであるため、以下では断面構造の説明を省略する。また、図1では、図11中のエミッタ電極8、絶縁膜11を省略している。
本実施形態では、IGBTの平面レイアウトを、図1に示すように、P型ベース領域3におけるトレンチ5によって電気的に分断された2つの領域のうちの一方の領域3aと他方の領域3bとが、ストライプ状に交互に配置され、複数の他方の領域3bが、それぞれ、トレンチ5で完全に囲まれたレイアウトとしている。
また、本実施形態では、図11に示す構造において、例えば、P型基板1として、シリコン(Si)基板が用いられており、P型ベース領域3は、不純物拡散層で構成されている。ゲート絶縁膜6として、シリコン酸化膜(SiO膜)が用いられている。また、ゲート電極7として、高濃度にリン(P)がドーピングされ低抵抗化されたポリシリコン(Poly−Si)が用いられている。
ここで、図2に正常構造の例を示し、図3に異常構造の例を示す。なお、図2、3は、図11中の領域Bの部分拡大図であり、図11と同様の構成部には図11と同一の符号を付している。
IGBTが正常構造の場合、図2に示すように、トレンチ5は、P型ベース領域3の表面からN型ドリフト層2に向かって伸びており、その深さがP型ベース領域3を貫通する深さであって、トレンチ5の底部5a(以下、トレンチ底部5aと呼ぶ)がN型ドリフト層2に到達している。すなわち、正常構造の場合では、トレンチ底部5aがN型ドリフト層2とP型ベース領域3とによるPN接合面3cよりもN型ドリフト層2側に位置している。
この場合では、他方の領域3bがトレンチ5によって一方の領域3aと電気的に分断されているため、他方の領域3bは電気的にフローティングとなっている。
これに対して、IGBTが異常構造の場合、図3に示すように、トレンチ5は、P型ベース領域3の表面からN型ドリフト層2に向かって伸びているが、P型ベース領域3よりも浅くなっている。すなわち、異常構造の場合では、トレンチ底部5aがPN接合面3cよりもP型ベース領域3側に位置している。
この場合、他方の領域3bは一方の領域3aと電気的に分断されておらず、一方の領域3aと電気的に導通しているため、他方の領域3bはフローティングとなっていない。
なお、図2、3中のN型ドリフト層2は、図2、3中では省略しているP型基板1を介して、コレクタ電極9と電気的に接続されている。
また、本実施形態と本発明の対応関係は、以下の通りである。N型が第1導電型に相当し、P型が第2導電型に相当する。N型ドリフト層2が第1半導体層に相当し、P型ベース領域3が第2半導体層に相当する。また、ゲート絶縁膜6が絶縁膜に相当し、ゲート電極7が第1電極に相当し、エミッタ電極8が第2電極に相当し、コレクタ電極9が第3電極に相当する。
次に、上記した構造のIGBTに対して行う他方の領域3bのフローティング検査方法を説明する。このフローティング検査とは、製造したIGBTに対して、他方の領域3bが電気的にフローティングになっているかを検査するものである。
本実施形態では、製造したIGBTが、図3のような異常構造を有していないかを、IGBTの入力容量を測定することにより、検査する。図4に、IGBTの入力容量を測定するための測定回路図を示す。この測定回路では、図4に示すように、コレクタ−エミッタ間にコンデンサを配置していている。
具体的には、図4に示すように、コレクタ−エミッタ間に数V〜数百Vの逆方向電圧VCEを印加した状態で、各印加電圧時における入力容量(エミッタ−ゲート間の容量CGEとコレクタタ−ゲート間の容量CGCの合計)を、複数測定する。この入力容量の測定では、一般的な測定方法を採用することができる。
そして、その測定結果と、入力容量の大きさとコレクタ電圧VCEの大きさの関係とに基づいて、他方の領域3bがフローティングであるか否かを判定する。
すなわち、図4に示す回路により、正常構造の場合と異常構造の場合の入力容量を測定すると、異常構造の場合のみ、後述するように、コレクタ電圧を徐々に大きくした場合、コレクタ電圧がある大きさのときを境にして、入力容量が大きく変化する。そこで、コレクタ電圧を徐々に大きくしながら入力容量を複数測定し、測定した入力容量に生じる大きな変化の有無を調べる。その結果、大きな容量変化があれば、他方の領域3bはフローティングではなく、IGBTは異常構造であると判定できる。一方、大きな容量変化がなければ、他方の領域3bはフローティングであり、IGBTは正常構造であると判定できる。
ここで、IGBTが正常構造の場合と異常構造の場合とにおける入力容量の大きさとコレクタ電圧との関係を説明する。図5に、正常構造と異常構造のIGBTについて、コレクタ電圧VCEを0〜300Vの範囲で変化させたときの入力容量の測定結果を示す。
なお、図5中の正常品A、Bは正常構造のIGBTのことであり、異常品は、異常構造のIGBTのことである。また、正常品Aは、PN接合面3cからトレンチ底部5aまでのPN接合面3cに対して垂直な方向での距離が、正常品Bよりも大きいものである。また、正常品A、Bおよび異常品は、トレンチ底部5aとPN接合面3cとの位置関係が異なる以外は、同様の条件のものである。
図5に示すように、正常構造の場合では、コレクタ電圧を0Vから徐々に大きくしたとき、1〜10Vの間で入力容量がわずかに低下するが、その後、入力容量は300Vまでほぼ一定値となる。すなわち、図5から、コレクタ電圧と入力容量との関係において、コレクタ電圧が1〜10Vの間にのみ、下に向けて凸形状の変化点が存在することがわかる。
一方、異常構造の場合では、コレクタ電圧を0Vから徐々に大きくしたとき、1〜10Vの間で、正常構造の場合と同様に、入力容量がわずかに低下する。そして、コレクタ電圧が40Vから150Vにかけて、大きく入力容量が低下する。すなわち、図5から、コレクタ電圧と入力容量との関係において、コレクタ電圧が1〜10Vの間に、下に向けて凸形状の変化点が存在し、コレクタ電圧が40〜150Vの間に、上に向けて凸形状の変化点が存在することがわかる。
異常構造の場合、例えば、コレクタ電圧が40Vのとき、入力容量は約2.7×E −9 nFであるが、コレクタ電圧が150Vのとき、約2×E −9 nFとなっている。なお、コレクタ電圧が40〜150Vの範囲での入力容量の低下量は、コレクタ電圧が1〜10Vの範囲での入力容量の低下量よりも大きく、また、測定誤差の範囲よりも当然に大きい。
したがって、コレクタ電圧の大きさを、異常構造の場合に入力容量が大きく変化するような電圧範囲、例えば数十V〜数百Vの範囲で異ならせ、製造したIGBTの入力容量を複数測定する。そして、上記した入力容量の大きな変化が生じたか否かを調べることにより、他方の領域3bがフローティングであるかの検査を行うことができる。
次に、異常構造の場合のみ、上記したように、コレクタ電圧を増加させたときに入力容量の大きな変化が生じる理由を説明する。
図6、7に正常構造、異常構造それぞれのIGBTの入力容量を測定しているときの概念図を示す。なお、図6、7は、それぞれ、図2、3に対応する図であり、図2、3と同じ構造部には、図2、3と同一の符号を付している。また、各図の(a)、(b)は、それぞれ、コレクタ電圧VCEを0V、数百Vにしたときの測定状況を示している。
IGBTが正常構造の場合、図6(a)、(b)に示すように、IGBTの入力容量を測定したとき、エミッタ−ゲート間の容量CGEとして、ゲート絶縁膜6のうち、一方の領域3aに接している一方の領域側のゲート絶縁膜6aの容量のみが測定される。
このため、コレクタ電圧VCEを大きくしたときであっても、図6(b)に示すように、エミッタ−ゲート間の容量CGEとして、一方の領域側のゲート絶縁膜6aが測定されるので、入力容量の変化が小さく、入力容量は、ほぼ一定の大きさとなる。
なお、コレクタ−エミッタ間に逆方向電圧を印加した場合であって、その印加電圧を増加させた場合、PN接合面3cの近傍に生じる空乏層21がPN接合面3c付近からP型ベース領域3の表面側(図中上側)に成長する。このため、コレクタ電圧を増加させた場合、エミッタ−ゲート間の容量CGEがわずかに低下する。また、図5中、コレクタ電圧VCEが1〜10Vの間のときに入力容量が低下する理由は、ゲート−コレクタ間の容量CGCのうちの空乏層容量が減少するためであると推測される。
一方、IGBTが異常構造の場合、図7(a)に示すように、コレクタ電圧VCEが低い範囲では、トレンチ5の下側に、他方の領域3bと一方の領域3aとのリークパスが存在し、フローティングとなっていない。このため、IGBTの入力容量を測定したとき、エミッタ−ゲート間の容量CGEとして、一方の領域側のゲート絶縁膜6aの容量だけでなく、他方の領域3bに接して形成されている他方の領域側のゲート絶縁膜6bの容量も測定される。
そして、図7(b)に示すように、コレクタ電圧VCEが40V〜150Vの範囲内のある大きさのとき、空乏層21がトレンチ底部5aに到達するため、トレンチ5の下側に存在していたリークパスが消滅する。このため、エミッタ−ゲート間の容量CGEとして、一方の領域側のゲート絶縁膜6aの容量のみが測定されるようになる。
この理由により、異常構造では、コレクタ電圧を増加させながら入力容量を測定した場合、コレクタ電圧VCEがある大きさ(空乏層21がトレンチ5に到達する大きさ)を超えたとき、入力容量が大きく低下する。

次に、本実施形態の主な特徴を説明する。本実施形態では、上記したように、間引き構造のトレンチゲート型IGBTに対して、エミッタ電極8を接地電位としてコレクタ電極9に種々の大きさの電圧を印加した状態で、入力容量を複数測定する。そして、コレクタ電極9の印加電圧を徐々に増加させた場合に、容量値が大きく低下するという変化の有無を調べることにより、他方の領域3bのフローティング検査を行うようにしている。
これにより、基板表面上に金属配線が形成された後であっても、半導体基板を破壊することなく、他方の領域3bのフローティング検査を行うことができる。
そして、本実施形態の方法によれば、図8、9に示すようなIGBTの異常構造を検出することができる。なお、図8、9は、異常構造の例を示す斜視図であり、図11中の領域Cに相当する図である。また、図8、9では、図11と同様の構成部には図11と同一の符号を付しており、説明の便宜上、N型ドリフト層2、P型ベース領域3、トレンチ5のみを示している。
図8に示す異常構造は、他方の領域3bを完全に取り囲んで配置されているトレンチ5の深さが均一で、トレンチ底部5aがPN接合面3cに到達していない構造である。また、図9に示す異常構造は、他方の領域3bを取り囲んで配置されているトレンチ5の一部分5cにおいて、トレンチ底部5aがPN接合面3cに到達していない構造である。なお、図9に示す異常構造の検出は、測定精度を高くすることで可能となる。
また、本実施形態と異なる他のフローティング検査方法としては、フローティング電位となる他方の領域3bにコンタクトを設け、このコンタクトと電気的に接続された検査パッドと、エミッタ電極8との間における電気抵抗を測定する方法がある。
しかし、この方法では、コンタクトや、このコンタクトと検査用パッドとを電気的に接続するための引き回し配線等の特別な構造を設ける必要があり、マスクパターンの複雑化、有効セル面積が狭くなってしまう等の問題点があった。
これに対して、本実施形態の検査方法は、入力容量を測定することから、コンタクトや引き回し配線等の検査のための特別な構造をIGBTに設ける必要がない。このため、上記した問題点を解消することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、他方の領域3bのフローティング検査、すなわち、PN接合面3cとトレンチ底部5aとの深さ方向での位置関係において、トレンチ底部5aがPN接合面3cに到達しているか否かを評価する方法を例として説明した。
これに対して、本実施形態では、例えば、間引き構造のトレンチゲート型IGBTが、図8に示すように、トレンチ5が均一の深さで、トレンチ底部5aがPN接合面3cに到達していない異常構造の場合に、PN接合面3cからトレンチ底部5aまでのPN接合面3cと垂直な方向での距離を算出する方法を説明する。
図10に、評価対象となる半導体装置の部分斜視図を示す。図10に示す構造は、図8と同じであり、図11中の領域Cに相当するものである。図10では、図11と同様の構成部には図11と同一の符号を付している。
図10に示すように、PN接合面3cに対して垂直な方向(図中上下方向)において、PN接合面3cからトレンチ底部5aまでの距離をW0、P型ベース領域3内の空乏層21の端からトレンチ底部5aまでの距離をWVCEとする。
そして、IGBTの入力容量を測定した場合、第1実施形態で説明したように、コレクタ電圧VCEが小さく、WVCE>0のときでは、エミッタ−ゲート間の容量CGEとして、一方の領域側のゲート絶縁膜6aの容量と、他方の領域側のゲート絶縁膜6bの容量との両方が測定される。一方、コレクタ電圧VCEを増加させ、WVCE<0となったときでは、エミッタ−ゲート間の容量CGEとして、一方の領域側のゲート絶縁膜6aの容量のみが測定される。すなわち、コレクタ電圧VCEの大きさをWVCE=0となるときの電圧とした場合を境にして、入力容量が大きく変化する。
そこで、本実施形態では、まず、第1実施形態と同様に、IGBTの入力容量を複数測定し、入力容量の変化点(WVCE=0)となるときのコレクタ電圧VCEの大きさを求める。そして、そのときのコレクタ電圧VCEの大きさから、以下に説明するように、距離W0を算出する。
ここで、入力容量の変化が生じるときのコレクタ電圧VCEの大きさと、PN接合面3cとトレンチ底部5aの距離W0との間に、一定の関係がある。距離W0が小さいほど、入力容量の変化が生じるときのコレクタ電圧VCEは小さいという関係である。したがって、N型ドリフト層2およびP型ベース領域3の不純物濃度等のIGBTのトレンチ深さ以外の諸条件が一定の場合において、上記した関係をあらかじめ調査しておく。
これにより、入力容量の変化が生じるときのコレクタ電圧の大きさと、上記した関係とに基づいて、PN接合面3cからトレンチ底部5aまでのPN接合面3cと垂直な方向での距離W0を算出することができる。
本実施形態においても、IGBTの入力容量を測定し、その測定結果に基づいて、PN接合面3cからトレンチ底部5aまでの距離W0を算出するようにしているので、第1実施形態と同様の効果を有している。
(他の実施形態)
(1)第1実施形態では、コレクタ電圧VCEの大きさを数V〜数百Vの範囲で変化させて、入力容量を測定する場合を例として説明したが、入力容量の測定数は任意に変更可能である。
例えば、測定数を2つとすることもできる。異常構造の場合において、コレクタ電圧VCEの大きさを、空乏層21がトレンチ底部5aに到達すると予想される前後の大きさとしたときの入力容量を比較することで、入力容量の変化の有無がわかるからである。なお、この場合、コレクタ電圧VCEの大きさは、異常構造の場合におけるトレンチ底部5aの位置範囲を想定して決定することが好ましい。
(2)第1実施形態では、測定した複数の入力容量を比較して、コレクタ電圧VCEを増加させた場合における入力容量の大きな変化の有無を判定することにより、フローティング検査を行う場合を例として説明したが、入力容量の大きさとコレクタ電圧VCEの大きさとの関係に基づいていれば、他の方法により、フローティング検査を行うこともできる。
例えば、第2実施形態のように、入力容量の変化が生じるときのコレクタ電圧VCEの大きさから、PN接合面3cからトレンチ底部5aまでのPN接合面3cと垂直な方向での距離W0を算出し、その距離W0の正負からフローティング検査を行うこともできる。
また、例えば、コレクタ電圧VCEが所定の大きさのときの入力容量の絶対値から、フローティング検査を行うこともできる。
これは、図5からわかるように、コレクタ電圧VCEが0〜40Vの範囲のとき、異常構造では、トレンチ5の両側に位置するゲート絶縁膜6a、6bの容量が測定されるため、異常品の入力容量は、正常品の入力容量よりも大きい。一方、コレクタ電圧VCEが100V以上のときでは、異常構造の方が、正常構造よりもトレンチ底部5aとPN接合面3cとの距離が大きく、一方の領域側のゲート絶縁膜6aが短いため、異常品の入力容量は、正常品の入力容量よりも小さいからである。
したがって、コレクタ電圧VCEが0〜40Vもしくは100V以上の範囲のときの入力容量を測定し、その測定結果が適正範囲内であるか否かを判定することにより、フローティング検査を行うことができる。なお、適正範囲とは、コレクタ電圧VCEが0〜40Vもしくは100V以上の範囲のときの正常構造の場合における入力容量の大きさの範囲である。
(3)上記した各実施形態では、IGBTの入力容量(CGE+CGC)を測定する場合を例として説明したが、エミッタ−ゲート間の容量CGEのみを測定することもできる。上記したように、異常構造の場合では、コレクタ電圧VCEを変化させながらエミッタ−ゲート間の容量CGCを測定したとき、大きな容量変化が生じるからである。
(4)上記した各実施形態では、コレクタ電圧VCEの大きさを数V〜数百Vの範囲で変化させる場合を例として説明した。これに対して、コレクタ電圧VCEを変化させる範囲は、異常構造の場合に、空乏層21がトレンチ底部5aに到達すると想定される電圧の前後であれば、N型ドリフト層2、P型ベース領域3の不純物濃度等の諸条件に応じて、任意に変更が可能である。
(5)上記した各実施形態では、P型ベース領域3を第2半導体層の例として説明したが、他の領域を第2半導体層とすることもできる。すなわち、間引き構造のトレンチゲート型IGBTにおいて、P型ベース領域3と異なる領域に対して形成されたトレンチについての評価方法として、本発明を適用することもできる。また、上記した各実施形態のIGBTに対して導電型をすべて反対としたIGBTを評価対象とすることもできる。
また、上記した各実施形態では、間引き構造のトレンチゲート型IGBTを評価対象とする場合を例として説明したが、これに限らず、MOS等の他の半導体装置を評価対象とすることもできる。
この場合、半導体装置の構造としては、少なくとも以下の構成を備えていればよい。すなわち、導電型が異なる2つの第1半導体層と第2半導体層が接合されていること、第2半導体層の表面から第1半導体層に向かって伸びるようにトレンチが形成されていること、トレンチ内に絶縁膜を介して、第1電極が形成されていること、トレンチを挟んで対向している領域のうち、一方の領域が第2電極と電気的に接続されており、他方の領域が第2電極と電気的に接続されていない、もしくは、他方の領域が、トレンチの下側で連結している一方の領域を介してのみ電気的に接続されていること、第1半導体層が第3電極と電気的に接続されていることである。
本発明の第1実施形態における評価対象となるIGBTの平面レイアウトを示す図である。 図1中のIGBTにおける正常構造を示す図である。 図1中のIGBTにおける異常構造を示す図である。 IGBTの入力容量を測定するための測定回路図である。 正常構造と異常構造のIGBTについて、コレクタ電圧VCEが0〜300Vの範囲のときの入力容量の測定結果を示す図である。 IGBTが正常構造の場合における入力容量の測定状況の概念図であり、(a)はコレクタ電圧VCEが0Vのとき、(b)はコレクタ電圧VCEが数百Vのときを示している。 IGBTが異常構造の場合における入力容量の測定状況の概念図であり、(a)はコレクタ電圧VCEが0Vのとき、(b)はコレクタ電圧VCEが数百Vのときを示している。 図1中のIGBTにおける異常構造の例を示す図である。 図1中のIGBTにおける異常構造の例を示す図である。 本発明の第2実施形態における評価方法を説明するためのIGBTの部分斜視図である。 間引き構造のトレンチゲート型IGBTの断面図である。
符号の説明
1…P型基板、2…N型ドリフト層、3…P型ベース領域、
3a…P型ベース領域3で、トレンチ5で分断された2つの領域のうちの一方の領域、
3b…P型ベース領域3で、トレンチ5で分断された2つの領域のうちの他方の領域、
3c…PN接合面、4…N型エミッタ領域、
5…トレンチ、5a…トレンチ底部、
6…ゲート絶縁膜、
6a…一方の領域側のゲート絶縁膜、6b…他方の領域側のゲート絶縁膜、
7…ゲート電極、8…エミッタ電極、
9…コレクタ電極、10…P型ボディ領域、
21…空乏層。

Claims (3)

  1. 第1導電型の第1半導体層(2)と、
    前記第1半導体層(2)の表面上に配置された第2導電型の第2半導体層(3)と、
    前記第2半導体層(3)に、前記第2半導体層(3)の表面から前記第前記第1半導体層(2)に向かって伸びているトレンチ(5)と、
    前記トレンチ(5)の内壁上に形成された絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(5)の内部であって、前記絶縁膜(6)上に形成された第1電極(7)と、
    前記第2半導体層(3)における前記トレンチ(5)を挟んで対向して配置されている2つの領域(3a、3b)のうちの一方の領域(3a)に対して電気的に接続されており、前記2つの領域(3a、3b)のうちの他方の領域(3b)に対して、電気的に接続されていない、もしくは、前記トレンチ(5)の下側で結合されている前記一方の領域(3a)を介してのみ、電気的に接続されている第2電極(8)と、
    前記第1半導体層(2)と電気的に接続された第3電極(9)とを備える半導体装置に対して行う前記第1半導体層(2)および前記第2半導体層(3)のPN接合面(3c)と、前記トレンチ(5)の底部(5a)との位置関係の評価方法であって、
    前記第3電極(9)へ電圧を印加した状態で、前記第1電極(7)と前記第2電極(8)との間における前記絶縁膜(6)の容量を測定し、
    測定結果と、前記容量の大きさと前記第3電極(9)への印加電圧の大きさの関係とに基づいて、前記位置関係を評価することを特徴とする半導体装置のPN接合面とトレンチの底部との位置関係の評価方法。
  2. 第1導電型の第1半導体層(2)と、
    前記第1半導体層(2)の表面上に配置された第2導電型の第2半導体層(3)と、
    前記第2半導体層(3)に形成され、前記第2半導体層(3)の表面から前記第前記第1半導体層(2)に到達する深さのトレンチ(5)と、
    前記トレンチ(5)の内壁上に形成された絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(5)の内部であって、前記絶縁膜(6)上に形成された第1電極(7)と、
    前記第2半導体層(3)が前記トレンチ(5)によって電気的に2つの領域(3a、3b)に分断されており、前記2つの領域(3a、3b)のうちの一方の領域(3a)と電気的に接続され、前記2つの領域(3a、3b)のうちの他方の領域(3b)と電気的に接続されていない第2電極(8)と、
    前記第1半導体層(2)と電気的に接続された第3電極(9)とを備える半導体装置に対して行う前記第1半導体層(2)および前記第2半導体層(3)のPN接合面(3c)と、前記トレンチ(5)の底部(5a)との位置関係の評価方法であって、
    前記第3電極(9)へ異なる大きさの電圧を印加した状態で、前記第1電極(7)と前記第2電極(8)との間における前記絶縁膜(6)の容量を、複数測定し、
    測定結果同士における変化量が、前記絶縁膜(6)のうち、前記一方の領域(3a)に接する部分(6a)と前記他方の領域(3b)に接する部分(3b)の両方の容量と、前記一方の領域(3a)に接する部分(6a)のみの容量との差に相当する大きさであるか否かを判定し、
    その判定結果より、前記他方の領域(3b)における前記第2電極(8)との電気的な接続状態を評価することを特徴とする半導体装置のPN接合面とトレンチの底部との位置関係の評価方法。
  3. 第1導電型の第1半導体層(2)と、
    前記第1半導体層(2)の表面上に配置された第2導電型の第2半導体層(3)と、
    前記第2半導体層(3)の内部に形成され、前記第2半導体層(3)の表面から前記第1半導体層に向かって伸びており、前記第2半導体層(3)よりも浅いトレンチ(5)と、
    前記トレンチ(5)の内壁上に形成された絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(5)の内部であって、前記絶縁膜(6)上に形成された第1電極(7)と、
    前記第2半導体層(3)における前記トレンチ(5)を挟んで対向して配置されている2つの領域(3a、3b)のうちの一方の領域(3a)と電気的に接続され、かつ、前記2つの領域(3a、3b)のうちの他方の領域(3b)と前記トレンチ(5)の下側で結合されている前記一方の領域(3a)のみを介して電気的に接続されている第2電極(8)と、
    前記第1半導体層(2)と電気的に接続された第3電極(9)とを備える半導体装置に対して行う前記第1半導体層(2)および前記第2半導体層(3)のPN接合面(3c)と、前記トレンチ(5)の底部(5a)との位置関係の評価方法であって、
    前記第3電極(9)に電圧を印加した状態で、前記第1電極(7)と前記第2電極(8)との間における前記絶縁膜(6)の容量を測定し、
    前記接合面(3c)付近で生じる空乏層(21)が前記トレンチ(5)の底部(5a)に到達することで測定容量が変化するときの前記第3電極(9)への印加電圧の大きさに基づいて、前記PN接合面(3c)から前記トレンチ(5)の底部(5a)までの前記PN接合面(3c)に垂直な方向における距離を算出することを特徴とする半導体装置のPN接合面とトレンチの底部との位置関係の評価方法。
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