JP2006310133A - 真空遮断器およびその接点のスロークローズ方法並びにそれを用いた接点の摩耗量測定方法および接点間のギャップ長さ設定方法 - Google Patents

真空遮断器およびその接点のスロークローズ方法並びにそれを用いた接点の摩耗量測定方法および接点間のギャップ長さ設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、専用装置を用いることなく、盤内に固定配置された真空遮断器の接点の消耗量を正確に測定することができる真空遮断器のスロークローズ方法、それを用いた接点の摩耗量測定方法および接点間のギャップ長さ設定方法を得る。
【解決手段】調整ボルト22が台車5に固着されたナット23に螺着され、その軸心を接点の開閉方向と平行にして配設されている。レバー20がシャフト19に固着されている。そして、絶縁ロッド18がレバー20の一端に連結され、ピン21がレバー20の他端に取り付けられている。そして、調整ボルトを回して下降させ、ピン21を下降させる。このピン21の下降により、レバー20およびシャフト19が回動し、絶縁ロッド18が上昇される。これにより、可動接点12が固定接点10側に移動し、接点が開極状態から閉極状態に移行する。
【選択図】図2

Description

この発明は、盤内に固定配置された真空遮断器、その接点のスロークローズ方法、それを用いた接点の摩耗量測定方法および接点間のギャップ長さ設定方法に関するものである。
従来のガス絶縁キュービクルでは、SFガス中に配された真空バルブの接点を手動操作によって所定のギャップ長に設定し、接点の耐電圧を調べていた。
この従来のガス絶縁キュービクルにおけるスロークローズ方法では、手動ハンドルによって真空バルブの接点投入用の電磁石装置のプランジャを動かし、このプランジャの動きに連動する開閉レバーとダンパとの間にスペーサを介装することによって接点のギャップ長を所定の値に設定していた(例えば、特許文献1参照)。
この従来のスロークローズ方法では、スペーサに取り付けられた押しボタンを押圧することによってスペーサを開閉レバーとダンパとの間にスライドさせているので、外部からの押しボタン操作によってスペーサを開閉レバーとダンパとの間に介装でき、スペーサの取付作業がより安全になる。また、押しボタンとこの押しボタンのガイド枠との間に復帰ばねを介装しているので、耐電圧試験の後、押しボタンの押圧を止めることで、スペーサが開閉レバーとダンパとの間から自動的に引き出され、スペーサの除去作業がより安全になる。さらに、開閉レバーにピンを突設させるとともに、スペーサに係止部を形成させ、スペーサが開閉レバーとダンパとの間に介装されたときに、係止部をピンに係止させるようにしているので、押しボタンから手を離すことができるようになり、より安全に単電圧試験が実施できる。
特開平11−86696号公報
従来の真空遮断器のスロークローズ方法では、下記の問題があった。
(1)スペーサを開閉レバーとダンパとの間に介装させてギャップ長を設定しているので、ギャップ長の微調整ができない。
(2)手動ハンドルを用いて、てこの原理で接点を移動させているので、ギャップ長の設定作業性が低下する。
(3)スロークローズを行う際に、専用装置が必要となり、高価となっている。
(4)操作機構部の構造が複雑であり、操作機構部を操作するスロークローズ方法は作業性が悪化する。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、専用装置を用いることなく、盤内に固定配置された真空遮断器の接点の消耗量を正確に測定することができる真空遮断器およびその接点のスロークローズ方法、それを用いた接点の摩耗量測定方法および接点間のギャップ長さ設定方法を得ることを目的とする。
この発明は、真空バルブ、軸心を上記真空バルブの接点の開閉方向と直交するように配設されたシャフト、上記シャフトと直交するように該シャフトに固着されたレバー、上記レバーの一端に連結され、上記シャフトの回転に連動して上記接点の開閉方向に移動し、上記真空バルブの接点を開閉する絶縁ロッド、および、回路の投入指令或いは遮断指令の受信時に、上記シャフトを回転駆動して上記真空バルブの接点を開閉する操作機構部を備えた真空遮断器の接点のスロークローズ方法である。そして、回転自在に配設された調整ロッドを回転し、上記調整ロッドに螺合された雌ねじ部材により該調整ロッドの回転運動を直線運動に変換し、変換された上記直線運動を上記レバーの他端に装着された動力受け部材に伝達して上記シャフトを回転させ、上記シャフトの回転に連動して上記絶縁ロッドを上記接点の開閉方向に移動させることによって、上記真空バルブの接点を開極状態から閉極状態に移行させる。
この発明によれば、調整ロッドの回転運動が雌ねじ部材により直線運動に変換される。そして、真空バルブの接点は、この変換された直線運動により開極状態から閉極状態に移行する。そこで、調整ロッドを回転させるだけで、可動接点を移動させることができるので、特殊な専用装置を用いることなく、可動接点を簡易に、ゆっくり、かつ、正確に移動させることができるとともに、単に調整ロッドの回転を止めることで、可動接点の位置を固定することができる。従って、接点の閉極時点で、可動接点の移動を停止できるので、圧縮ばねに起因する押し込み量の影響を排除でき、接点の摩耗量を正確に測定できる。さらに、調整ロッドを逆回転して接点を閉極時点から開極状態に移行させて接点間のギャップ長さを設定できるので、接点の摩耗具合の影響を排除でき、接点間のギャップ長さを正確に設定できる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る真空遮断器を示す一部破断側面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る真空遮断器の要部を示す一部破断側面図、図3はこの発明の実施の形態1に係る真空遮断器を示す一部破断上面図、図4はこの発明の実施の形態1に係る真空遮断器における調整ボルト周りを示す断面図、図5はこの発明の実施の形態1に係る真空遮断器における操作機構部の動作を模式的に説明する図、図6はこの発明の実施の形態1に係る真空遮断器における接点の接触位置の測定方法を説明する図、図7はこの発明の実施の形態1に係る真空遮断器における接点の開極状態を示す要部断面図、図8はこの発明の実施の形態1に係る真空遮断器における接点の閉極状態を示す要部断面図である。
図1乃至図4において、真空遮断器1は、密閉容器2内に固定状態に設置されている。そして、密閉容器2の扉4があけられた際に、後述する導体13,16、フレキシブル導体15、ブッシング14,17などの受電部が容易に触れられないように仕切り板3により外部から隔離されている。
この真空遮断器1は、台車5に固着された筐体6と、筐体6に取り付けられた真空バルブ7と、台車5に取り付けられた真空バルブ7の操作機構部24と、を備えている。
真空バルブ7は、内部が例えば10−2Pa以下の真空に保持され、軸心を鉛直方向に向けて筐体6に保持された真空容器8と、真空容器8の上部端板を貫通して、同軸に、かつ、気密に取り付けられた固定電極棒9と、固定電極棒9の先端に固着された固定接点10と、真空容器8の下部端板を貫通して、同軸に、気密に、かつ、軸方向に移動可能に取り付けられた可動電極棒11と、固定接点10と相対するように可動電極棒11の先端に固着された可動接点12と、を備えている。そして、固定接点10は、固定電極棒9および導体13を介して密閉容器2に取り付けられたブッシング14に電気的に接続されている。また、可動接点12は、可動電極棒11,フレキシブル導体15および導体16を介して密閉容器2に取り付けられたブッシング17に電気的に接続されている。そして、可動電極棒11は、真空容器8の下部に同軸に配された絶縁ロッド18を介して操作機構部24側に連結されている。
なお、真空容器8の軸心を鉛直方向に向けた事例を記載したが、真空容器8の軸心の方向は鉛直方向に限定されるものではなく、任意の方向であってもよい。
シャフト19は、絶縁ロッド18の軸心と直交するように台車5内に軸支されている。そして、一対のレバー20が所定の隙間を持ってシャフト19に固着されている。この一対のレバー20の一端が絶縁ロッド18の下端に回動自在に連結されている。また、動力受け部材としてのピン21がシャフト19に平行となるように一対のレバー20の他端に取り付けられている。さらに、調整ボルト22が、ピン21の上方の位置で、台車5に固着された雌ねじ部材としてのナット23に螺着されている。この調整ボルト22は、その軸心を絶縁ロッド18、即ち接点の開閉方向と平行に配置されている。この調整ボルト22を回転運動は、ナット23により直線運動に変換される。そこで、調整ボルト22は、ナット23に対して回すことにより下降し、ピン21に当接するようになっている。
なお、調整ボルト22の軸心を接点の開閉方向と平行に配置した事例を記載したが、調整ボルト22の軸心の方向は、台車5上の調整ボルト22の装着位置とピン21との相対位置で決まるものであり、接点の開閉方向と平行なものに限定されるものではなく、任意の方向のものを適宜に選択し得るものである。但し、図2に示すように、調整ボルト22の軸心を接点の開閉方向と平行に配置することにより、その他の方向に軸心を有するものに比べて、真空遮断器の前面側からの視認・調整操作を容易に行うことが可能となる。
なお、密閉容器2内には、真空遮断器1のほかに電圧変成器(PT)や変流器(CT)などの種々の高圧機器が収納される場合にもあるが、それらの図示は省略されている。また、各図では、説明の便宜上、単相の真空遮断器を示している。
つぎに、図5を示される操作機構部24の動作に基づいて真空バルブ7の接点の開閉動作を説明する。
まず、回路の投入指令が出されると、投入コイル25が励磁され、投入ロッド26が押し出される。これにより、投入ラッチ27が軸28周りに時計回りに回動し、投入ラッチ27と投入ラッチローラ29との係合が外れる。そこで、投入ばね30の蓄勢力により、大歯車31と一体に構成された投入カム32が軸33周りに時計回りに回動する。そして、投入カム32が出力ローラ34を押し下げ、出力レバー35が軸36周りに反時計回りに回動する。この出力レバー35の回動により、シャフト19に固着されているレバー37がシャフト19とともにシャフト19の軸心周りに反時計回りに回動する。このシャフト19の回動によりレバー20がシャフト19の軸心周りに反時計回りに回動する。そこで、絶縁ロッド18が上方に押し上げられ、可動接点12が固定接点10に接触し、真空バルブ7の接点が閉極される。そして、出力レバー35のピン38が爪39に係止され、出力レバー35の時計回りに回動が阻止される。これにより、真空バルブ7が遮断されることがない。
この投入動作が完了すると、電動機(図示せず)が作動し、投入ばね30が蓄勢され、初期状態に戻る。ここで、可動接点12が作用力の大きな圧接ばね40により固定接点10に押圧される。これにより、真空バルブ7の接点間に大きな接触圧が発生し、大電流が安定して通電される。
ついで、回路の遮断指令が出されると、引き外しコイル41が励磁され、引き外しロッド42が押し出される。これにより、ピン38と爪39との係合が外れ、出力レバー35が戻しばね43の蓄勢力により軸36周りに時計回りに回動する。この出力レバー35の回動により、シャフト19に固着されているレバー37がシャフト19とともにシャフト19の軸心周りに時計回りに回動する。このシャフト19の回動によりレバー20がシャフト19の軸心周りに時計回りに回動する。そこで、絶縁ロッド18が下方に押し下げられ、可動接点12が固定接点10から離反し、真空バルブ7の接点が開極される。そして、絶縁ロッド18、シャフト19、出力レバー35などが初期状態に戻る。
ここで、真空バルブ7の接点の開閉により、固定接点10と可動接点12との接触部に摩耗が生じる。この摩耗は、固定接点10と可動接点12との接触圧を低減させるように作用し、最悪の場合、大電流を安定して通電できなくなる。そこで、メンテナンス時に、固定接点10および可動接点12の摩耗量を測定することが必要となる。
また、真空遮断器1は、大電流を安定して通電するために、作用力の大きな接圧ばね40を用い、真空バルブ7の接点間に大きな接触圧を発生させている。この接圧ばね40の作用により、可動接点12が固定接点10に接触した後も、押し込み力が可動接点12を介して固定接点10に加わる。そこで、操作機構部24により接点を閉極する場合、絶縁ロッド18は、可動接点12が固定接点10に接触した後、さらに押し込み方向に所定量移動してしまうので、絶縁ロッド18の位置から接点の接触位置を正確に測定できない。言い換えれば、操作機構部24を用いて接点を閉極する場合では、シャフト19が、可動接点12が固定接点10に接触した後、さらに所定角度回動してしまうので、シャフト19の回動角度から接点の接触位置を正確に測定できない。
このことから、固定接点10および可動接点12の消耗量を測定するためには、接点の接触後の絶縁ロッド18およびシャフト19の移動量(接点の押し込み量)を考慮する必要がある。つまり、接点の消耗量を測定するためには、可動接点12が固定接点10に接触する位置を正確に見極める必要があり、可動接点12をゆっくり移動させて接点間をスロークローズし、接点の接触位置を微調整できることが必要となる。
つぎに、実施の形態1による接点のスロークローズ方法を用いた接点摩耗量の測定方法について図6乃至図8を参照しつつ説明する。
まず、真空バルブ7は、接点が開極状態にある。そこで、図6に示されるように、閉極検知装置としての電流センサ45をブッシング14,17間にセットする。ついで、図7に示されるように、調整ボルト22をピン21に当接するように調整する。この調整ボルト22の高さh0は、例えば台車5の上面から調整ボルト22の頭部の下面までの距離である。そして、接点の開極状態では、ピン21は常に初期位置に戻されているので、調整ボルト22の高さh0は常に一定となる。
ついで、調整ボルト22を回し、調整ボルト22を下降させる。この調整ボルト22の下降により、ピン21が押し下げられ、レバー20が、図7中シャフト19周りに反時計回りに回動する。そして、絶縁ロッド18が押し上げられ、可動接点12が固定接点10側に移動する。可動接点12が固定接点10に接触すると、回路が閉じられ、接触信号が電流センサ45に流れる。そこで、作業者は、電流センサ45の接触信号から接点の閉極時点を認識し、調整ボルト22を回すのを止める。そして、調整ボルト22の高さh2を測定する。ここで、(h0−h2)は調整ボルト22の移動量に相当する。なお、摩耗していない固定接点10および可動接点12の初期状態における閉極時の調整ボルト22の高さh1は予め測定されている。
そこで、摩耗量Δhは、Δh=(h0−h2)−(h0−h1)=(h1−h2)として算出される。
このようにして、摩耗量Δhを測定し、摩耗量Δhが規定値を超える場合に、固定接点10および可動接点12を交換することになる。
ここで、調整ボルト22の高さは、変位量測定器44により測定される。この変位量測定器44は、例えば調整ボルト22の上方に設置され、光を調整ボルト22の頭部の上面に向けて照射し、その反射光を受光して、光の照射から受光までの時間から変位量測定器44と調整ボルト22の頭部との間の距離を測定する。そこで、接点の開極状態における測定値と接点の閉極状態における測定値との差が、調整ボルト22の移動量に相当する。なお、変位量測定器は、この構成に限定されるものではなく、ブロックゲージやスケールなどの調整ボルト22の移動量を測定できるものであればよい。
なお、(h0−h2)および(h0−h1)は、接点の開極状態から閉極状態となった時点までのピン21の変位量に相当する。つまり、この実施の形態1では、ピン21の変位量を調整ボルト22の移動量として測定している。
また、接点の摩耗量測定後、調整ボルト22を逆回転させて、接点を開極状態に移行させる。つまり、調整ボルト22を逆回転させて上昇させる。そこで、レバー20が戻しばね43の蓄勢力により図8中時計回りに回動し、シャフト19が時計回りに回動する。これにより、絶縁ロッド18が下降し、可動接点12が固定接点10から離反し、図7の開極状態に戻る。そこで、操作機構部24による回路の投入・遮断動作は、調整ボルト22に干渉されることなく、実行される。
このように、この実施の形態1によれば、レバー20がシャフト19に固着され、レバー20の一端が絶縁ロッド18の下端に回動自在に連結され、ピン21がシャフト19に平行となるようにレバー20の他端に取り付けられている。また、調整ボルト22が、軸心を接点の開閉方向と平行にしてピン21の上方の位置で、台車5に固着されたナット23に螺着されている。そして、調整ボルト22をナット23に対して回して下降させてピン21を押し下げ、シャフト19を回動させて、これにより絶縁ロッド18を接点の閉極方向に移動させているので、接点間をスロークローズすることができ、接点の接触位置を微調整できる。
さらに、ブッシング14,17に接続した電流センサ45の検知信号に基づいて、接点の閉極時点を判断しているので、接点の閉極時点で、調整ボルト22を回すのを止めることにより、可動接点12を閉極位置に固定することができる。そこで、接圧ばね40による接点の押し込み量の影響が排除され、接点の摩耗量を正確に測定することができる。
また、ナット23に対する調整ボルト22の回転量により絶縁ロッド18の移動量を調整しているので、調整ボルト22の回転を止めることで、絶縁ロッド18の位置を保持できる。そこで、絶縁ロッド18の位置を固定する機構を新たに設ける必要がなく、安価な構成で、接点の摩耗量を簡易に測定することができる。
また、台車5に取り付けた調整ボルト22とナット23とにより接点間をスロークローズしているので、操作機構部24を用いることなく、かつ、真空遮断器1を密閉容器2から引き出すことなく接点の摩耗量を測定できる。
なお、上記実施の形態1では、動力受け部材としてのピン21をレバー20の他端に装着するものとしているが、調整ボルト22の受け部をレバー20の他端に一体に形成し、ピン21を省略してもよい。
また、調整手段として調整ボルト22を使用した例で説明したが、棒状の押し棒の外周部に雄ねじを形成し、雌ねじ部材に螺合できるものであればよく、調整ボルト22を包含した部材として調整ロッドと称する。
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2に係る真空遮断器における接点摩耗量の測定方法に用いられる判定ゲージを示す斜視図、図10はこの発明の実施の形態2に係る真空遮断器における接点摩耗量の測定方法を示す要部断面図であり、図10の(a)は接点摩耗量が規定値以下の場合を示し、図10の(b)は接点摩耗量が規定値を超える場合を示している。
この実施の形態2では、図9に示される所定厚tを有する直方体に作製された判定ゲージ46を用いて、接点摩耗量の測定を行うものである。ここで、判定ゲージ46の厚みtは、例えば接点摩耗量が許容限界値となった接点を開極状態から閉極状態に移行させるための調整ボルト22の移動量に設定されている。
つぎに、この実施の形態2による接点摩耗量の測定方法を説明する。
まず、上記実施の形態1と同様に、電流センサ45をブッシング14,17間にセットし、調整ボルト22をピン21に当接するように調整する。ついで、調整ボルト22を回し、調整ボルト22を下降させてピン21を押し下げる。これにより、シャフト19が回動されて絶縁ロッド18が押し上げられ、可動接点12が固定接点10側に移動する。そして、可動接点12が固定接点10に接触すると、回路が閉じられ、接触信号が電流センサ45に流れる。そこで、作業者は、電流センサ45の接触信号から接点の閉極時点を認識し、調整ボルト22を回すのを止める。
ついで、判定ゲージ46を調整ボルト22の頭部と台車5との間に挿入し、接点摩耗量を測定する。そして、図10の(a)に示されるように、判定ゲージ46が調整ボルト22の頭部と台車5との間に挿入されると、接点摩耗量がまだ許容限界値に至っていないと判定できる。また、図10の(b)に示されるように、判定ゲージ46が調整ボルト22の頭部と台車5との間に挿入されないと、接点摩耗量が許容限界値を超えていると判定できる。そこで、固定接点10および可動接点12を交換することになる。
この実施の形態2においても、台車5に取り付けた調整ボルト22とナット23とにより接点間をスロークローズしているので、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、調整ボルト22の頭部と台車5の上面との間への判定ゲージ46の挿入の可否により、接点の摩耗量が許容限界値を超えているか否かを判定しているので、調整ボルト22の頭部と台車5の上面との間隔を実測することなく、接点の摩耗量の判定を簡易に行うことができ、メンテナンス性が向上される。
実施の形態3.
図11はこの発明の実施の形態3に係る真空遮断器における接点の開極状態を示す要部断面図、図12はこの発明の実施の形態3に係る真空遮断器における接点の閉極状態を示す要部断面図である。
図11および図12において、雌ねじ部材としてのブロック47は、雌ねじ部48が貫通穴に形成され、U字状のフック部49がフック方向を貫通穴の穴方向に一致させて外壁面に形成されている。そして、ブロック47は、フック部49が下向きとなるように、ピン21に引っ掛けられ、調整ボルト22が雄ねじ部48に下方から螺合されている。この時、ピン21に装着されたブロック47は、調整ボルト22の軸心が接点の開閉方向と平行になるように構成されている。
つぎに、実施の形態3による接点のスロークローズ方法を用いた接点摩耗量の測定方法について説明する。
まず、実施の形態1と同様に、電流センサ45をブッシング14,17間にセットし、台車5の開口5aからブロック47を押さえつつ調整ボルト22を回して、調整ボルト22の先端が台車5の天井に当接するように調整する。そして、接点の開極状態では、ピン21は常に初期位置に戻されているので、ブロック47と台車5の天井との隙間d0は常に一定となる。ここで、ブロック47は一対のレバー20間に挿入されているので、調整ボルト22を回すと、ブロック47は一対のレバー20により回転が阻止される。これにより、調整ボルト22を回転運動は、ナット23により直線運動に変換される。そして、調整ボルト22が台車5の天井に当接しているので、調整ボルト22の上昇が阻止され、ブロック47が下降する。
そこで、調整ボルト22を回し、ブロック47を下降させる。このブロック47の下降により、ピン21が押し下げられ、レバー20が、図11中シャフト19周りに反時計回りに回動する。そして、図12に示されるように、絶縁ロッド18が押し上げられ、可動接点12が固定接点10側に移動する。可動接点12が固定接点10に接触すると、回路が閉じられ、接触信号が電流センサ45に流れる。そこで、作業者は、電流センサ45の接触信号から接点の閉極を認識し、調整ボルト22を回すのを止める。そして、ブロック47と台車5の天井との隙間d2を測定する。なお、固定接点10および可動接点12の初期状態における閉極時のブロック47と台車5の天井との隙間d1は予め測定されている。
そこで、摩耗量Δhは、Δh=(d2−d0)−(d1−d0)=(d2−d1)として算出される。
このようにして、摩耗量Δhを測定し、摩耗量Δhが規定値を超える場合に、固定接点10および可動接点12を交換することになる。
なお、(d2−d0)および(d1−d0)は、接点の開極状態から閉極状態となった時点までのピン21の変位量に相当する。つまり、この実施の形態1では、ピン21の変位量をブロック47の移動量として測定している。
また、接点の摩耗量測定後、調整ボルト22を逆回転させて、接点を開極状態に移行させる。つまり、調整ボルト22を逆回転させてブロック上昇させる。そこで、レバー20が戻しばね43の蓄勢力により図12中時計回りに回動し、シャフト19が時計回りに回動する。これにより、絶縁ロッド18が下降し、可動接点12が固定接点10から離反し、図11の開極状態に戻る。そこで、操作機構部24による回路の投入・遮断動作は、調整ボルト22に干渉されることなく、実行される。
従って、この実施の形態3においても、ブロック47の雌ねじ部48に螺合された調整ボルト22の回転により接点間をスロークローズしているので、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
なお、上記実施の形態3では、調整ボルト22を回し、接点の閉極時点のブロック47の下降量を実測して固定接点10および可動接点12の摩耗量を測定するものとして説明しているが、上記実施の形態2と同様に、判定ゲージを用いて、ブロック47と台車5の天井との隙間に判定ゲージが挿入できた場合に、摩耗量Δhが許容限界値を超えたと判定するようにしてもよい。
また、上記実施の形態3において、上記実施の形態1と同様に、フック部49をピン21に引っ掛けてブロック47をピン21に取り付け、ナット23を台車5の天井に固着し、調整ボルト22を台車5の上面から天井を貫通してナット23に螺着させておき、接点の摩耗量の測定時に、調整ボルト22を回してブロック47を介してピン21を下降させるようにしてもよい。
実施の形態4.
上記実施の形態1では、固定接点10および可動接点12の摩耗量を測定するものとして説明しているが、この実施の形態4では、真空バルブ7の耐電圧試験における接点間のギャップ長さの設定に適用するものである。
この実施の形態4では、上記実施の形態1と同様にして、調整ボルト22を回し、調整ボルト22を下降させ、ピン21を押し下げて、絶縁ロッド18を押し上げる。そして、接触信号が電流センサ45に流れるのを確認し、調整ボルト22を回すのを止める。そして、調整ボルト22の高さh2を測定する。
ついで、調整ボルト22を逆向きに回し、調整ボルト22を上昇させる。この時、ピン21は戻しばね43の蓄勢力により調整ボルト22の上昇に追従して上昇する。これにより、絶縁ロッド18が押し下げられ、接点が開極される。そして、調整ボルト22の高さh3を測定する。この時、(h3−h2)が接点間のギャップ長さに相当する。そこで、(h3−h2)が所定の値となるように、調整ボルト22の回転量を調整し、耐電圧試験を実施する。
ここで、特許文献1に記載された従来技術では、手動ハンドルによって真空バルブの接点投入用の電磁石装置のプランジャを動かし、このプランジャの動きに連動する開閉レバーとダンパとの間にスペーサを介装することによって接点間のギャップ長を所定の値に設定していた。しかし、従来技術では、接点の摩耗について何ら考慮していない。そこで、接点が摩耗していると、スペーサの介装によって設定された接点間のギャップ長は所定の値より大きくなってしまう。
この実施の形態4によれば、接点の閉極時点における調整ボルト22の高さh2からの調整ボルト22の移動量に基づいて接点間のギャップ長さを設定しているので、設定される接点間のギャップ長さは、接点の摩耗の影響を受けず、正確な耐電圧試験を実施することができる。
なお、上記各実施の形態では、真空バルブが接点の開閉方向を鉛直方向とし、可動接点を鉛直下方に位置するように配設されているものとしているが、真空バルブは、接点の開閉方向を鉛直方向とし、可動接点を鉛直上方に位置するように配設されてもよい。さらには、真空バルブの接点の開閉方向は鉛直方向に限定されるものではなく、任意の方向であってもよく、例えば、接点の開閉方向を水平方向とするように真空バルブを設置してもよい。そして、いずれの場合でも、シャフトはその軸心を接点の開閉方向(絶縁ロッドの軸心)と直交するように設置される。
この発明の実施の形態1に係る真空遮断器を示す一部破断側面図である。 この発明の実施の形態1に係る真空遮断器の要部を示す一部破断側面図である。 この発明の実施の形態1に係る真空遮断器を示す一部破断上面図である。 この発明の実施の形態1に係る真空遮断器における調整ボルト周りを示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る真空遮断器における操作機構部の動作を模式的に説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る真空遮断器における接点の接触位置の測定方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る真空遮断器における接点の開極状態を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態1に係る真空遮断器における接点の閉極状態を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態2に係る真空遮断器における接点摩耗量の測定方法に用いられる判定ゲージを示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る真空遮断器における接点摩耗量の測定方法を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態3に係る真空遮断器における接点の開極状態を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態3に係る真空遮断器における接点の閉極状態を示す要部断面図である。
符号の説明
1 真空遮断器、7 真空バルブ、10 固定接点、12 可動接点、18 絶縁ロッド、19 シャフト、20 レバー、21 ピン(動力受け部材)、22 調整ボルト、23 ナット(雌ねじ部材)、24 操作機構部、44 変位量測定器、45 電流センサ(閉極検知装置)、46 判定ブロック、47 ブロック(雌ねじ部材)、48 雌ねじ部、49 フック部。

Claims (6)

  1. 真空バルブ、軸心を上記真空バルブの接点の開閉方向と直交するように配設されたシャフト、上記シャフトと直交するように該シャフトに固着されたレバー、上記レバーの一端に連結され、上記シャフトの回転に連動して上記接点の開閉方向に移動し、上記真空バルブの接点を開閉する絶縁ロッド、および、回路の投入指令或いは遮断指令の受信時に、上記シャフトを回転駆動して上記真空バルブの接点を開閉する操作機構部を備えた真空遮断器であって、
    回転自在に配設された調整ロッドと、
    上記調整ロッドに螺合されて該調整ロッドの回転運動を直線運動に変換する雌ねじ部材と、
    上記雌ねじ部材により変換された上記直線運動を上記シャフトに伝達して該シャフトを回転させる動力受け部材と、を備え、
    上記調整ロッドを回転させることにより上記シャフトを回転させて、上記接点を開極状態から閉極状態に移行させるようにしたことを特徴とする真空遮断器。
  2. 上記請求項1に記載の真空遮断器において、
    上記真空バルブの接点の閉極状態を検知する閉極検知装置と、
    上記接点の開極状態から閉極状態となった時点までの上記動力受け部材の変位量を測定する変位量測定器と、を備え、
    上記変位量の初期値と上記変位量測定器により測定された上記変位量とに基づいて上記接点の摩耗量を測定できるようにしたことを特徴とする真空遮断器。
  3. 真空バルブ、軸心を上記真空バルブの接点の開閉方向と直交するように配設されたシャフト、上記シャフトと直交するように該シャフトに固着されたレバー、上記レバーの一端に連結され、上記シャフトの回転に連動して上記接点の開閉方向に移動し、上記真空バルブの接点を開閉する絶縁ロッド、および、回路の投入指令或いは遮断指令の受信時に、上記シャフトを回転駆動して上記真空バルブの接点を開閉する操作機構部を備えた真空遮断器の接点のスロークローズ方法であって、
    回転自在に配設された調整ロッドを回転し、
    上記調整ロッドに螺合された雌ねじ部材により該調整ロッドの回転運動を直線運動に変換し、
    変換された上記直線運動を上記レバーの他端に装着された動力受け部材に伝達して上記シャフトを回転させ、
    上記シャフトの回転に連動して上記絶縁ロッドを上記接点の開閉方向に移動させることによって、
    上記真空バルブの接点を開極状態から閉極状態に移行させることを特徴とする真空遮断器の接点のスロークローズ方法。
  4. 上記請求項3に記載の真空遮断器の接点間のスロークローズ方法を用いた真空遮断器の接点の摩耗量測定方法であって、
    上記接点の閉極状態を検知する閉極検知手段を開極状態の上記真空バルブにセットし、上記調整ロッドを回転して上記接点を開極状態から閉極状態に移行させ、上記閉極検知手段が上記接点の閉極状態を検知した時に、上記調整ロッドの回転を停止させる工程と、
    上記接点の開極状態から閉極状態となった時点までの上記動力受け部材の変位量を測定する工程と、
    未摩耗状態の上記接点の開極状態から閉極状態となった時点までの上記動力受け部材の初期変位量と上記測定された変位量とに基づいて上記接点の摩耗量を算出する工程と、を備えていることを特徴とする真空遮断器の接点の摩耗量測定方法。
  5. 上記請求項3に記載の上記真空遮断器の接点間のスロークローズ方法を用いた真空遮断器の接点の摩耗量測定方法であって、
    上記接点の閉極状態を検知する閉極検知手段を開極状態の上記真空バルブにセットし、上記調整ロッドを回転して上記接点を開極状態から閉極状態に移行させ、上記閉極検知手段が上記接点の閉極状態を検知した時に、上記調整ロッドの回転を停止させる工程と、
    上記動力受け部材の上記接点の開極状態から閉極状態となった時点までの変位量と所定厚みに形成された判定ブロックとの大小関係を比較して、上記接点の摩耗量を測定する工程と、を備えていることを特徴とする真空遮断器の接点の摩耗量測定方法。
  6. 上記請求項3に記載の上記真空遮断器の接点間のスロークローズ方法を用いた真空遮断器の接点間のギャップ長さ設定方法であって、
    上記接点の閉極状態を検知する閉極検知手段を開極状態の上記真空バルブにセットし、上記調整ロッドを回転して上記接点を開極状態から閉極状態に移行させ、上記閉極検知手段が上記接点の閉極状態を検知した時に、上記調整ロッドの回転を停止させる工程と、
    上記調整ロッドを逆回転して上記接点を閉極状態から開極状態側に移行させ、上記動力受け部材の上記接点の閉極状態から開極状態側への変位量が所定の値となった時点で上記調整ロッドの逆回転を停止して、上記接点間のギャップ長さを上記所定の値に設定する工程と、を備えていることを特徴とする真空遮断器の接点間のギャップ長さ設定方法。
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